JPH11308964A - 蒸葉の撹拌露取り装置 - Google Patents

蒸葉の撹拌露取り装置

Info

Publication number
JPH11308964A
JPH11308964A JP11740998A JP11740998A JPH11308964A JP H11308964 A JPH11308964 A JP H11308964A JP 11740998 A JP11740998 A JP 11740998A JP 11740998 A JP11740998 A JP 11740998A JP H11308964 A JPH11308964 A JP H11308964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steamed
leaves
air
hood
steamed leaves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11740998A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Matoba
茂 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11740998A priority Critical patent/JPH11308964A/ja
Publication of JPH11308964A publication Critical patent/JPH11308964A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造によって蒸葉の蒸し露を効率よく
取り除くことを可能にする。 【解決手段】 蒸葉を移送する通気性コンベヤ30の上
方にフード37を設けるとともに、前記通気性コンベヤ
の下方に前記フードに対応するようにして空気吹き出し
部40を設け、この空気吹き出し部から吹き出される空
気によって通気性コンベヤ上の蒸葉をフード部内で撹拌
し乍ら反転させ、前記蒸葉に付着している露を取り除く
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸葉の撹拌装置、詳
しくは通気性コンベヤ上の蒸葉をフード部内で撹拌し乍
ら反転させ、前記蒸葉に付着している露を取り除くよう
にした蒸葉の撹拌露取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸機により蒸した蒸葉の蒸し露を取り除
く方法としては、蒸葉を流動させる回転胴が外側から加
熱される鉄板部と熱風を流通させる網部とで構成された
加熱処理機や、蒸葉を平均に受けて移動する金網のコン
ベヤと送風機とで構成された冷却機などが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前者の加熱
処理機は、回転胴を蒸機の蒸胴に接続して使用するた
め、設置には相当のスペースを要して、このスペースが
得られないため設置できない場合が多く、且つ独立した
機械であるため高価で、専用の加熱器や熱風発生装置を
使用するため燃料費もかかり、コストが高くつき過ぎる
問題点があり、また、後者の冷却機は、コンベヤ上に受
けている蒸葉の下側のものに対し、上側のもののほうが
蒸し露の取り除かれる割合が低く、平均的に蒸し露を取
り除くことができない問題点があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決し、特に、簡単
な構造によって蒸葉の蒸し露を効率よく取り除くことが
できる蒸葉の撹拌露取り装置を提案することをその課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る蒸葉の撹拌露取り装置は、
蒸葉を移送する通気性コンベヤの上方にフードを設ける
とともに、前記通気性コンベヤの下方に前記フードに対
応する空気吹き出し部を設け、この空気吹き出し部から
吹き出される空気によって通気性コンベヤ上の蒸葉をフ
ード部内で撹拌し乍ら反転させ、前記蒸葉に付着してい
る露を取り除くようにしたことを特徴とする。
【0006】前記フードと空気吹き出し部とが通気性コ
ンベヤに沿って往復動するように設けられたものであっ
てもよい。
【0007】前記フードが側面視略三角状の箱形に形成
され、且つその側面には通気口が設けられたものであっ
てもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態の一例について説明する。
【0009】図1において、符号Aは本発明に係る蒸葉
の撹拌露取り装置が適用された加熱熱風併用の蒸葉処理
機を示し、この蒸葉処理機Aは、箱型の茶葉収容胴1を
図1乃至図3に示すようにフレーム2に支持させて、そ
の下側の底3の部分は、二つの半円溝3a、3aが図3
に鎖線で示す延長面3b、3bを収容胴1の中央部にお
いて重複するように並べた構成とする。
【0010】半円溝3a、3aは、鋼板により形成して
その表面へテフロン加工した鉄板、ステンレス板、その
他の表層材4で胴長を複数に区分した長さのものを図4
に示すようにビス5で取り外し可能に取り付ける。
【0011】茶葉収容胴1の長さはその始端から終端へ
茶葉が流動する間に適切な蒸葉処理が行われるよに設定
して、収容胴1の始端の上側には蒸葉の投入ホッパー6
を、終端の下側には処理蒸葉の排出口7を設ける。ま
た、茶葉収容胴1は内部に始端から終端へ向かう茶の流
動を生じさせるため、図1に示す通り投入ホッパー6側
よりも排出口7側が低くなるフレーム2を傾けて設置す
るか、フレーム2は水平にしてこれに収容胴1を傾けて
支持させるかする。
【0012】なお、前記収容胴1は、茶葉の排出口7と
は反対側の壁面に送風孔8を設け、この送風孔8から送
風装置9により排出口7へ向かう送風を行って収容胴1
内の葉かす等を排出口7へ排出させるとともに、収容胴
1の前後の側壁1aは耐熱透明張りのサッシ構造とし
て、収容胴1内の茶葉の処理状況が透視できて、しか
も、この側壁1aを簡単に取外して内部の点検や掃除等
が簡単にできるようにする。
【0013】茶葉収容胴1の半円溝3a、3aは、これ
を加熱してその熱で蒸葉の焙乾を行うから、収容胴1の
下側に加熱室10を設け、その中央部、すなわち、二つ
の半円溝3a、3aが接合されて図3、図4に示すよう
に胴1内へ隆起する部分の下側にバーナー等の加熱器1
1を図1のように所要数並設する。こうすると、前記隆
起の下側に火熱がこもるため、従来の回転胴型の蒸葉加
熱処理機の半分程度の消費燃料により同等の加熱効果を
得ることができる。
【0014】茶葉収容胴1内においては、蒸葉の拡散と
混合とを行う必要がある。そこで、前記収容胴1内の二
つの半円溝3a、3aの中心位置にそれぞれ回転軸1
2、12を貫設して、これら回転軸12、12を図1に
示すモータ13により茶葉の拡散混合に適した速度で図
3に矢印で示すように収容胴1の中央部を上昇して外壁
側を降下する回転を行わせるようにし、両回転軸12、
12には半円溝3a、3aから蒸葉を渫上げる棒状の渫
上げ部材14を円周方向及び長手方向の位置を図1、図
3に示すように順次に変化させて多数取付け、これら渫
上げ部材14が一連のスパイラルを構成して蒸葉の移送
を補助するようにしてある。
【0015】茶葉の渫上げ部材14は、図7(a)のよ
うに真っ直か、図7(b)のように屈曲形か、図7
(c)のように湾曲形などのものを適当に選択して、そ
の2〜8本を人の指先の広がり程度の間隔で回転軸12
へ取付けたものを一組とする。そして、渫上げ部材14
の回転軸12への取り付けは、基板15へ図5に示す通
り寸法sだけ位置をずらして複数の取付座16を取り付
け、これら取付座16へ渫上げ部材14の基部をねじこ
んでロックナット17により止めた後、前記基板15を
回転軸12へボルト18締めして行う。こうすれば、前
記ロックナット17を緩めると、渫上げ部材14を図8
に実線で示す状態から鎖線で示す状態に回動させて相互
の間隔を変更したりするのに便利である。
【0016】さらに、渫上げ部材14の先端には、図5
に示すようにゴム、プラスチック等のチューブ19を嵌
着してダブルナット20により固定し、渫上げ部材14
の露出部はテフロン加工するか、ゴム、プラスチック等
のチューブで被覆14aを施すようにする。
【0017】なお、この渫上げ部材14は必要に応じて
その先端に渫上げ効果を上げる掻板21を図9に示すよ
うに取り付けることがあるもので、この掻板21はアル
ミ等の非鉄金属のものか、図9(a)に示すように鉄板
21aの表面へゴム、プラスチック等の当板21bを添
えたもの、保持体21cに刷毛121を支持させたもの
等を選択使用する。そして、渫上げ部材14への取り付
けは、その取付部22を渫上げ部材14の先端に嵌合
し、上下にダブルナット23を螺合させて収容胴1との
間隔を任意に加減できるようにする。
【0018】蒸葉の渫上げ部材14は、蒸葉の投入当初
においてはこれへ蒸葉が付着し易いから、付着した蒸葉
を離脱する必要がある。そこで、図1、図3、図6に示
すように前記回転軸12に対応させてその上側に支軸2
4を設け、この支軸24に先端が前記渫上げ部材14の
間へ入り込むように掻落し部材25を取付ける。この掻
落し部材25は、固定状態にすると渫上げ部材14に付
着した茶葉へ当るとき強い衝撃を受けるので、この衝撃
を緩和するため図10に示すようにコイルスプリングを
用いる。そして、その基部を2個のナット26で支軸2
4へ固定した軸杆27へ嵌合固定し、渫上げ部材14の
間を通る部分にはゴム、プラスチック等のチューブ被覆
25aを嵌合し、軸杆27にゴム、プラスチック等のチ
ューブ被覆27aを嵌合してある。
【0019】茶葉収容胴1は、その内部へ熱風を供給す
る必要がある。そこで、図3に示すように収容胴1の蒸
葉が渫上げられる中央部の上側に熱風供給手段のダクト
28を収容胴1の全長にわたって設け、このダクト28
から渫い上げられる蒸葉に対して熱風が向い合って流れ
る向流供給が行われるようにする。
【0020】前記のように熱風供給手段のダクト28か
ら収容胴1へ供給された熱風は、その排気を収容胴1の
外へ排出する必要がある。そこで、収容胴1の上部両側
には前記ダクト28を挟むように全長にわたって排気窓
29、29を設け、この排気窓29、29から排気を排
出させる。従って、この排気窓29、29の上側には排
気を透過させる通気性のコンベヤ30、30を互いに反
対方向へ回転するように配設して、これらコンベヤ3
0、30を図3に示すように中継コンベヤ31により接
続する。こうすれば、取入側の通気性コンベヤ30の始
端へ蒸機(図面省略)に蒸された蒸葉を供給コンベヤ3
2により供給すると、蒸葉は2つの通気製コンベヤ3
0、30により排気窓29、29上を移送されて、この
間に排気により後蒸しを施され取出側の通気性コンベヤ
30の終端から投入ホッパー6を経て収容胴1へ送り込
まれるものである。
【0021】取入側の通気性コンベヤ30の上部に、図
11に示すように撹拌露取り装置35が設けられてい
る。この撹拌露取り装置35は案内レール36に案内さ
れて左右方向に移動可能なフード37と空気吹き出し部
40とによって形成されている。そして、前記フード3
7は側面視略三角状の箱形に形成され、且つその側面に
は通気口38が設けられている。さらに、前記通気性コ
ンベヤ30の下方には前記フード37に対応するように
して空気吹き出し部40を設け、この空気吹き出し部4
0から吹き出される空気によって通気性コンベヤ30上
の蒸葉はフード部37内で撹拌し乍ら反転させ、前記蒸
葉に付着している露を平均に取り除くようにする。な
お、フード37の両側面の下部にローラを設け案内レー
ル36上の移動を滑らかにするようにしてもよい。
【0022】空気吹き出し部40から吹き出される空気
の一部は通気口38から外部に排出され、この作用によ
って蒸葉はフード部37内で空気の活発な動きが得ら
れ、通気性コンベヤ30上の蒸葉は撹拌し乍ら反転され
る。また、空気吹き出し部40はホース41aを介して
モータを駆動源とするファン41に接続されている。そ
して、このファン41は空気取り入れ口42の蓋43の
開閉を調整することで送る空気の量を変えることが可能
である。
【0023】なお、撹拌露取り装置35はこれに限定さ
れるものではなく、例えば図12に示すようにフード3
7と空気吹き出し部40とが案内レール36上を連動す
るように設けてもよい。すなわち、前記フード37と空
気吹き出し部40とを連結した連結杆44の先端をスラ
イダー45に固定し、このスライダー45が取付けられ
ているスライダー軸46をモータ47を介して正逆転さ
せ、前記案内レール36上を往復動させるようにしても
よい。このように構成することによって通気性コンベヤ
30上の蒸葉はフード部37内で撹拌し乍ら反転し、前
記蒸葉に付着している露は平均に取り除かれる。
【0024】また、スライダー45とスライダー軸46
とに変えてチェーンに連結杆44を連結し、前記チェー
ンをモータを駆動源とする歯車機構を介して往復動させ
フード37と空気吹き出し部40とを動作させるように
してもよい。
【0025】前記実施形態は、収容胴1の底3を加熱器
11により例えば、約100℃に加熱し、熱風の供給ダ
クト28から収容胴1へ約100℃の熱風を毎分120
3で供給しながら、渫上げ部材14を収容胴1の中央
部を上昇して外壁側を降下するように約20rpmの速
度で回転させる。そして、通気性コンベヤ30、30と
中継コンベヤ31とを回転させて、通気性コンベヤ30
の取入側へ蒸機で蒸された蒸葉を供給すれば、蒸葉は通
気性コンベヤ30、30により排気窓29、29上を移
送されて、この間に排気の透過により加熱されて蒸し不
足や蒸しむらを是正する後蒸しを施されるとともに、付
着する水分の除去をも行われると通気性コンベヤ30の
取出側の終端に達して、投入ホッパー6を経て収容胴1
へ供給される。
【0026】したがって、蒸葉は二つの半円溝3a、3
aからその接合部が隆起する収容胴1の中央部を上方へ
渫上げられて収容胴1の外側へ飛ばされてこの部分を半
円溝3a、3aへ降下する動作を繰り返し、胴1の傾斜
と渫上げ部材14の移送作用とにより排出口7側へ順次
に移送される。そして、この間に蒸葉は、半円溝3a、
3a上において表面硬化を生じない温度で焙乾され心部
の水分を表面へ引き出されると、渫上げ部材14により
胴1の中央へ渫上げられて両側を降下する間に熱風によ
り風乾される操作を反復し、その温度が上がって、むれ
や表面硬化、上乾きを生じない理想的な状態で蒸露を除
去されると処理葉として排出口7から送り出されるもの
で、蒸葉に対する蒸露の付着は、前記通常の蒸しに対し
て浅蒸しの場合は減少し、ぬれ葉を蒸したものや深蒸し
の場合は増加するから、浅蒸しにおいては熱風の温度と
風量を抑えて風乾効果を弱め、濡葉を蒸したものや深蒸
しの場合は熱風の温度と風量を増して風乾の効果を高め
るようにすれば、蒸露の付着する量には関係なく一定し
た条件の蒸露除去を行うことが可能である。従って、こ
の蒸葉処理と以後の加工工程を経て完成した製茶は後蒸
しの効果によりその味と香りが特に優れたものとなる。
【0027】図13、図14は、本発明の蒸葉の撹拌露
取り装置が適用された茶葉粗揉機A’である。この茶葉
粗揉機A’は、箱型の茶葉収容胴1をフレーム2に支持
させて、その下側の底3の部分は図14に示すような半
円形として内面に公知の通りダク3aを張った構成とす
る。そして、この収容胴1の長さは始端から終端へ蒸葉
が流動する間に適当な揉乾が行われるように設定して、
収容胴1始端の上側には茶葉の投入ホッパー6を設け、
終端の下側には処理茶葉の排出口7を設けて、収容胴1
の内部には始端から終端へ茶葉を流動させるもので、茶
葉は後記する揉具により揉圧を加えられるため、収容胴
1を水平に設置しても茶葉の適切な速度での流動が行わ
れる。
【0028】前記茶葉収容胴1内においては、茶葉を熱
風中に拡散するとともに半円形の底3へ後記揉具で押え
付けて揉み込みを行う必要がある。そこで、収容胴1の
中心位置には回転軸12を貫設して、この回転軸12に
図13、図14に示すような配列で葉渫33と揉具34
とを多数取り付ける。(これら葉渫33と揉具34の構
成並びに配列は一般の粗揉機と変わらないので、詳しい
図解並びに説明は省略する) また、前記茶葉収容胴1は、その内部へ熱風を供給する
必要がある。このため、収容胴1の背部上側には図14
に示すように全長にわたる熱風供給手段のダクト28を
設け、その吹出口28aを収容胴1の背面に開口させて
ここから収容胴1内へ熱風を吹き込み、茶葉に作用させ
てその加熱乾燥を行わせる。
【0029】茶葉収容胴1内へ前記の通り熱風を供給す
れば、その排気を外部へ排出させる必要がある。そこ
で、収容胴1の上側前部には全長にわたって排気窓29
を開口させて排気の排出を行わせる。従って、この排気
窓29の上側に排気を通過させる通気性コンベヤ30を
配設して、その始端へ蒸機により蒸された蒸葉を供給コ
ンベヤ32により供給し、終端から収容胴1の茶葉投入
ホッパー6を経て収容胴1へ茶葉の投入を行うようにす
れば、通気性コンベヤ30により蒸葉を取り入れながら
これに排気で後蒸しを施して収容胴1へ取り入れること
ができる。
【0030】前記実施形態は、収容胴1へ熱風の供給ダ
クト28から例えば、約100℃の熱風を毎分約120
3 で供給しながら、葉渫33と揉具34とを約36r
pmの速度で回転させる。そして、通気性コンベヤ30
を回転させて、このコンベヤ30の取入側に蒸機により
蒸された蒸葉を供給コンベヤ32により供給すれば、蒸
葉は通気性コンベヤ30により排気窓29の上を移送さ
れ、この間に排気の透過により加熱されて蒸し不足や蒸
しむらを是正される後蒸しを施されるとともに、付着す
る水分の除去をも行われるとコンベヤ30の終端から投
入ホッパー6を経て収容胴1へ供給される。
【0031】なお、前記過程において通気性コンベヤ3
0の下方には前記フード37に対応する空気吹き出し部
40を設け、この空気吹き出し部40から吹き出される
空気によって通気性コンベヤ30上の蒸葉はこの通気性
コンベヤ30の上部に設けたフード部37内で撹拌し乍
ら反転し、前記蒸葉に付着している露は平均に取り除か
れる。従って、後蒸しされた蒸葉は、葉渫33による拡
散と、揉具34により揉み込みとを施されながら収容胴
1内を流動し、終端に達するまでに適切な粗揉処理を完
了し、排出口7から外部へ排出されるため、この粗揉と
以後の加工を経て完成した製茶は後蒸しの効果によりそ
の味と香りに特に優れたものとなる。
【0032】
【発明の効果】前記構成のように、請求項1の発明によ
れば、蒸葉を移送する通気性コンベヤの上方にフードを
設けるとともに、前記通気性コンベヤの下方に前記フー
ドに対応するようにして空気吹き出し部を設け、この空
気吹き出し部から吹き出される空気によって通気性コン
ベヤ上の蒸葉をフード部内で撹拌し乍ら反転させるよう
にしたので、前記空気吹き出し部から吹き出される空気
によって通気性コンベヤ上の蒸葉をフード部内で撹拌し
乍ら反転させることができ、これによって、前記蒸葉に
付着している露を平均に取り除くことができる。
【0033】また、請求項2の発明によれば、フードと
空気吹き出し部とが通気性コンベヤに沿って往復動する
ように設けられているので、通気性コンベヤ上の蒸葉を
フード部内で撹拌し乍ら反転させる範囲を大きく取るこ
とができ、且つ蒸葉に付着している露を平均に取り除く
ことができる。
【0034】さらに、請求項3の発明によれば、フード
が側面視略三角状の箱形に形成され、且つその側面には
通気口が設けられているので、空気吹き出し部から吹き
出される空気の一部は通気口から外部に排出され、この
作用によって蒸葉はフード部内で空気の活発な動きが得
られるため、通気性コンベヤ上の蒸葉を確実に撹拌し乍
ら反転させることができ、これによって、蒸葉に付着し
ている露を平均に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸葉の撹拌露取り装置が適用され
た加熱熱風併用の蒸葉処理装置を図3のX−Xで縦断し
た正面図
【図2】前記蒸葉処理装置の平面図
【図3】前記蒸葉処理装置の図1のY−Y線で縦断した
側面図
【図4】前記蒸葉処理装置の茶葉収容胴の底の構造を示
す一部分の斜視図
【図5】前記蒸葉処理装置の蒸葉渫上げ部材の構造を示
す一部分の拡大側面図
【図6】前記蒸葉処理装置の蒸葉の掻落し部材と蒸葉渫
上げ部材との関係を示す拡大側面図
【図7】(a)(b)(c)前記蒸葉処理装置の茶葉渫
上げ部材の変形例を示す側面図
【図8】前記蒸葉処理装置の茶葉渫上げ部材の一部を回
動させて相互間隔を変化させた状態を示す説明図
【図9】(a)(b)前記蒸葉処理装置の茶葉渫上げ部
材の掻板を設けた例を示す側面図
【図10】前記における蒸葉の掻落し部材の構造を拡大
して示す縦断側面図
【図11】本発明に係る蒸葉の撹拌露取り装置の斜視図
【図12】前記撹拌露取り装置の他の例を示す斜視図
【図13】本発明に係る蒸葉の撹拌露取り装置が適用さ
れた茶葉粗揉機の中央縦断正面図
【図14】前記茶葉粗揉機の中央縦断側面図
【符号の説明】
1 茶葉収容胴 14 渫上げ部材 28 熱風供給手段 29 排気窓 30 通気性コンベヤ 35 撹拌露取り装置 37 フード37 40 空気吹き出し部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸葉を移送する通気性コンベヤの上方に
    フードを設けるとともに、前記通気性コンベヤの下方に
    前記フードに対応するようにして空気吹き出し部を設
    け、この空気吹き出し部から吹き出される空気によって
    通気性コンベヤ上の蒸葉をフード部内で撹拌し乍ら反転
    させ、前記蒸葉に付着している露を取り除くようにした
    ことを特徴とする蒸葉の撹拌露取り装置。
  2. 【請求項2】 前記フードと空気吹き出し部とが通気性
    コンベヤに沿って往復動するように設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の蒸葉の撹拌露取り装置。
  3. 【請求項3】 前記フードが側面視略三角状の箱形に形
    成され、且つその側面には通気口が設けられたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の蒸葉の撹拌露取り装置。
JP11740998A 1998-04-27 1998-04-27 蒸葉の撹拌露取り装置 Pending JPH11308964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11740998A JPH11308964A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 蒸葉の撹拌露取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11740998A JPH11308964A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 蒸葉の撹拌露取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11308964A true JPH11308964A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14710942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11740998A Pending JPH11308964A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 蒸葉の撹拌露取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11308964A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8227268B2 (en) 2001-05-30 2012-07-24 Cree, Inc. Methods of fabricating group III nitride based light emitting diode structures with a quantum well and superlattice, group III nitride based quantum well structures and group III nitride based superlattice structures
CN110810556A (zh) * 2019-12-10 2020-02-21 汪涌泉 一种茶叶贮青装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8227268B2 (en) 2001-05-30 2012-07-24 Cree, Inc. Methods of fabricating group III nitride based light emitting diode structures with a quantum well and superlattice, group III nitride based quantum well structures and group III nitride based superlattice structures
US9112083B2 (en) 2001-05-30 2015-08-18 Cree, Inc. Group III nitride based light emitting diode structures with a quantum well and superlattice, group III nitride based quantum well structures and group III nitride based superlattice structures
CN110810556A (zh) * 2019-12-10 2020-02-21 汪涌泉 一种茶叶贮青装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100329012B1 (ko) 곡물 자동 발아장치 및 그 장치를 이용한 발아방법
JP2004166713A (ja) 食品を処理するための方法及びその装置
CN111921970B (zh) 鸭毛处理装置
CN205878850U (zh) 一种受热均匀的饲料烘干装置
JP3841731B2 (ja) 殺青装置
JPH11308964A (ja) 蒸葉の撹拌露取り装置
KR101455384B1 (ko) 자동 덖음기
JP2006204183A (ja) 撹拌型加熱処理装置と製茶方法
US2451206A (en) Method and device for drying woven fabric material
CN206771915U (zh) 一种物料烘干装置的振动机构
US1720537A (en) Clothes-drying machine
JP2011223934A (ja) 穀物の害虫駆除方法
KR100767066B1 (ko) 버섯 재배용 살균 발효 배지의 제조장치
JPH0149454B2 (ja)
JP3488605B2 (ja) 排気利用の茶葉後蒸し装置
JP2000093143A (ja) 茶葉加熱加工装置およびその方法
JP2002291410A (ja) 熱風の加湿装置、及び茶葉蒸機
JP3809109B2 (ja) 茶葉の蒸熱処理装置
JP3488582B2 (ja) 加熱熱風併用の蒸葉処理装置
US585759A (en) hysore
US1317898A (en) Fbtjtt-pbocessiwg machine
US1890642A (en) Coffee roaster
CN109329465A (zh) 一种茶叶烘干机
JP2003061579A (ja) 生茶葉用蒸機
CN109357521A (zh) 一种利用空气能对物料烘干的设备