JPH11308822A - 回転電機のコア積み装置 - Google Patents

回転電機のコア積み装置

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JPH11308822A
JPH11308822A JP11685098A JP11685098A JPH11308822A JP H11308822 A JPH11308822 A JP H11308822A JP 11685098 A JP11685098 A JP 11685098A JP 11685098 A JP11685098 A JP 11685098A JP H11308822 A JPH11308822 A JP H11308822A
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duct
core
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plate
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昌也 本橋
Yoshio Kasuga
芳夫 春日
Kazuo Kimura
和夫 木村
Koichi Kimoto
弘一 木許
Tetsuya Nishitsu
徹哉 西津
Yoshiaki Morita
芳秋 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に効率よくコア板を積むことができ、
さらに回転軸が一致するように、また、各スロットの位
置をも一致するように、正確に位置決めして積むことが
できる回転電機のコア積み装置を得る。 【解決手段】 コア板11の積載方向に伸びるガイド軸
52は、リング状のコア板11の中空部に挿入され、積
載方向に伸びるガイドキーとコア板挿入側端部に設けた
テーパ部を有する。ガイドキー55はコア板11の内周
側の切欠いたキー溝と嵌合しコア板11の回転方向の位
置決めを行なう。ガイド軸52の外周側で積載されるコ
ア板11を保持する保持台51を昇降機構56,57,
58で昇降し、ガイド軸52に対するコア板11の積載
位置を所定の位置に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインダクシ
ョンモータやACジェネレータ等に使用される大型の回
転電機の製造装置において、回転子コアまたは固定子コ
アのコア積み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は回転子コア板の一例を示す平面
図であり、材質は鉄であることが多い。また、大型回転
電機の場合、回転子コア板11の形状はリング状で外径
が例えば500mm以上、内径が例えば200mm〜6
00mm程度、厚さが0.5mm程度の鉄板であり、こ
の回転子コア板11を高さが例えば500mm〜150
0mm程度になるように積載する。即ち、1000〜3
000枚くらい積載しなければならない。12はスロッ
トであり、回転子コア板11の外周から内側に複数設け
た切込みである。従来、このような回転子コアまたは固
定子コアのコア積み装置として、ロボット等によって自
動的にコア板を積む装置はあったが、厳密な位置合せも
せずに単に下から上に積み重ねていくものであったた
め、正確に積むことができるものではなかった。このた
め、コア板の不揃いが発生して修正作業が必要になった
り、コア板の落下やフレームへの挿入ミスなどが発生す
ることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機のコア
積み装置は、上記のように、自動で能率よく正確にコア
を積むことができるものではなかった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、自動的に効率よくコアを
積むことができ、さらに回転軸が一致するように、ま
た、各スロットの位置をも一致するように、正確に位置
決めして積むことができる回転電機のコア積み装置を得
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成に係
る回転電機のコア積み装置は、リング状の回転子コア板
及びダクトコア板を複数枚積載する回転電機のコア積み
装置において、回転子コア板及びダクトコア板の内周側
に切欠いたキー溝を備えると共に、回転子コア板及びダ
クトコア板の積載方向に伸び、回転子コア板及びダクト
コア板の中空部に挿入され、回転子コア板及びダクトコ
ア板の挿入側端部に設けたテーパ部と回転子コア板及び
ダクトコア板のキー溝と嵌合するガイドキーを有するガ
イド軸、このガイド軸の外周側で積載される回転子コア
板及びダクトコア板を保持する保持台、並びに保持台を
昇降させる昇降機構を備え、回転子コア板及びダクトコ
ア板を積載するにつれて保持台を昇降させてガイド軸に
対する回転子コア板及びダクトコア板を積載する軸方向
の位置を保つように構成したものである。
【0006】また、本発明の第2の構成に係る回転電機
のコア積み装置は、リング状の内周側に複数のスロット
を有する固定子コア板及びダクトコア板を複数枚積載す
る回転電機のコア積み装置において、固定子コア板及び
ダクトコア板の積載方向に伸び、固定子コア板及びダク
トコア板の中空部に挿入され、固定子コア板及びダクト
コア板の挿入側端部に設けたテーパ部と固定子コア板及
びダクトコア板のスロットの少なくとも1つと嵌合する
ガイドキーを有するガイド軸、このガイド軸の外周側で
積載される固定子コア板及びダクトコア板を保持する保
持台、並びに保持台を昇降させる昇降機構を備え、固定
子コア板及びダクトコア板を積載するにつれて保持台を
昇降させてガイド軸に対する固定子コア板及びダクトコ
ア板を積載する軸方向の位置を保つように構成したもの
である。
【0007】また、本発明の第3の構成に係る回転電機
のコア積み装置は、第1または第2の構成において、積
載するコア板の回転方向及び回転軸の位置を予め仮位置
決めする位置決め部を備え、この仮位置決めされたコア
板をガイド軸に挿入するように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1による回転電機のコア積み装置を示す構成
図である。図において、1はロボット、2はロボット1
のロボットアームで、本実施の形態では1つのロボット
アーム2を備えており、2a,2b,2cはそれぞれ異
なる作業位置にロボットアーム2を配置した様子を示し
ている。3は回転子コア板11を格納しているコアスト
ッカ、4はコア位置決め部、5はコア積み部、11は、
リング状で外周から内側に複数のスロットが切込んで配
設されている回転子コア板である。
【0009】以下、本実施の形態によるコア積み装置の
動作について説明する。コアストッカ3には積載すべき
回転子コア板11が置かれており、ロボット1はロボッ
トアーム2を作業位置2aに配置させ、回転子コア板1
1を1枚掴む。そして、ロボットアーム2を作業位置2
bに移動させる。
【0010】図2,図3は、回転子コア板11を実際に
積載する前に、その1枚の回転方向および回転軸の位置
を予め仮位置決めするコア位置決め部4の構成を詳細に
示すものであり、図2は斜視図、図3は平面図である。
図において、41はローラ42を矢印A方向に回転させ
るモータ、43,44は第1,第2位置決め具、45は
位置決め具43、44用のモータ、46は第1,第2位
置決め具43,44に設けられたコア保持爪、47は第
2位置決め具44に設けられた位置決め用爪である。本
実施の形態では、2つの第1位置決め具43と1つの第
2位置決め具44を有し、回転子コア板11の回転軸に
対してほぼ120度の角度の3方向から回転子コア板1
1の仮位置決めを行なっている。
【0011】ロボット1のロボットアーム2が作業位置
2bに移動して回転子コア板11を位置決め部の上に放
す。第1位置決め具43に設けられたコア保持爪46
と、第2位置決め具44に設けられたコア保持爪46,
位置決め用爪47とは、モータ45によって中心軸の方
に位置しているので、コア保持爪46と位置決め用爪4
7は回転子コア板11の中空部に入る状態となり、回転
子コア板11の内周面に引っ掛かるような状態になる。
図2の点線のように回転子コア板11が位置すると、モ
ータ41によるローラ42の回転によって回転子コア板
11は回転する。コア保持爪46と位置決め用爪47の
先端にもローラ等により回転可能に構成しているので、
回転子コア板11は滑らかに回転する。
【0012】コア保持爪46はモータ45によって同期
をとり、次第にB方向に移動する。3方向からコア保持
爪46で回転子コア板11の内周側が位置決めされるの
で、回転子コア板11の径方向の仮位置決めが行なわ
れ、回転軸が位置決めされる。
【0013】図4は回転子コア板11を示す平面図で、
外周側に複数のスロット12が設けられている。さらに
本実施の形態における回転子コア板11には、内周側に
切欠いた凹状のキー溝13が設けられており、これを用
いて回転方向の位置決めを行なっている。図2,図3に
おける第2位置決め具44の位置決め用爪47は、例え
ばバネなどによって所定の力でC方向に引っ張られてい
る。そして、キー溝13の位置に位置決め用爪47が来
た時、C方向の引っ張り力によって、キー溝13に入り
込み、回転子コア板11の回転は停止する。これによ
り、回転子コア板11の回転方向の仮位置決めが行われ
る。
【0014】次に、ロボット1はロボットアーム2を作
業位置2bに配置させ、仮位置決めした回転子コア板1
1を1枚掴む。そして、ロボットアーム2を作業位置2
cに移動させる。
【0015】図5はコア積み部5の構成を詳細に示す斜
視図であり、構成が解りやすいように一部切欠いて示し
ている。図において、51は積載される回転子コア板1
1を保持する保持台で、例えば下降式コア受け台、52
は積載方向に伸びるガイド軸で、53は主ガイド軸、5
4は内周保持板、55はガイドキーである。また、56
はボールねじ、57はモータ、58は昇降用ガイド軸で
ある。図5に示すように、中心が積載する回転子コア板
11の中心軸と一致させた主ガイド軸53に、3方向に
内周保持板54を設けている。ガイド軸52が回転子コ
ア板11の中空部に挿入された状態で回転子コア板11
を積載し、3つの内周保持板54で構成される外円は、
積載される回転子コア板11の内周と同じである。そし
て、回転子コア板11の挿入側の端部において、内周保
持板54で構成される外円の半径をある程度小さくし、
下方に向かうにつれて徐々に大きくして回転子コア板1
1の内周と同じになるまでテーパ状に構成している。ま
た、1つの内周保持板54の先端には、回転子コア板1
1のキー溝13と嵌合するガイドキー55が積載方向に
沿って設けられている。回転子コア板11はガイド軸5
2の外周側に積載されていくので、下降式コア受け台5
1はガイド軸52の外周側で回転子コア板11を保持す
る。
【0016】ロボット1のロボットアーム2が作業位置
2cに移動して回転子コア板11をコア積み部の上に放
す。仮位置決めされた回転子コア板11はテーパ部から
ほぼ正確にガイド軸52の外円にはまり込み、さらに、
回転子コア板11のキー溝13の位置もほぼ正確である
ため、キー溝13とガイドキー55とは嵌合し、複数の
回転子コア板11を積載すると、所定の精度で整列され
た状態に積まれていく。
【0017】このガイド軸52のコア板挿入側端部を図
6に拡大して示す。テーパ部の傾斜角度θは、例えば4
5度以下とし、テーパ部に続く垂直部において、テーパ
部の端からの距離xが所定である位置を回転子コア板の
積載位置11cとしている。このときの距離xは、ガイ
ド軸52の上部で回転子コア板11がテーパ部をすぎて
スムーズに落下できる程度のものであり、本実施の形態
では、例えばテーパ部から5〜10mm程度にしてい
る。
【0018】このようにガイド軸52のコア板挿入側端
部をテーパ状に傾斜を持たせると、ガイド軸52の上方
に放された回転子コア板11aがガイド軸52に挿入さ
れやすくなる。さらに、放された回転子コア板11aの
回転軸の位置が回転子コア板11bのように横にずれて
いても、そのずれが距離yの範囲以内ならテーパ部で修
正される。そして、回転子コア板11bは回転軸が位置
合せされて垂直部に挿入され、所定の積載位置である垂
直部挿入側端から距離xの位置で回転子コア板11cの
ように積載される。ガイド軸52に設けたテーパ部は、
上記のように積載する回転子コア板11の回転軸の横ず
れを修正する働きをするのであるが、その角度θを45
度以上にすると、ガイド軸52と回転子コア板11との
摩擦が大きくなり、垂直部へスムーズに落下しにくくな
るので、45度程度以下にするのが望ましい。また、こ
の角度θをあまり小さくすると、距離yが短くなって回
転軸の横ずれの修正範囲が狭くなったり、テーパ部の長
さを長くしなければならず、実用的ではない。
【0019】次に、ガイド軸52に対する回転子コア板
11を積載する軸方向の位置、以下回転子コア板11の
積載位置と記すが、この回転子コア板11の積載位置を
垂直部から所定の位置、即ち距離xの位置に保つ機構に
ついて説明する。図7は本実施の形態に係る下降式コア
受け台51を積載方向に昇降させる昇降機構を説明する
ための断面構成図である。複数の回転子コア板11を積
載しながら、モータ57でボールねじ56(図5参照)
を回転させ、回転子コア板11が積載されるにつれて、
下降式コア受け台51を昇降用ガイド軸58に沿って徐
々に下降させる。これによって、回転子コア板11の積
載する位置を、常にガイド軸52のテーパ部から垂直部
へ距離xだけ下がった位置として保っている。この距離
xが長すぎると回転子コア板11が落下するまでに時間
がかかり効率が悪くなるとともに、落下中にガイド軸5
2の外円と引っ掛かったりして積載誤差を生じる可能性
もあるので、短かい距離で常に同じ位置になるようにし
た。このため、安定して積載され、コア積み時における
回転子コア板11の内周とガイド軸52の外円との引っ
掛かりを防止できる。
【0020】なお、図示していないが、コア積みの途中
で図8に示すダクトコアを挿入し、最後に端板を積み、
プレスしてネジ締めを行なえば、ロータコアが完成す
る。
【0021】以上の様に構成すれば、コア積み装置の自
動化が可能となり、作業時間の短縮及び重量物運搬作業
が廃止できると共に、手作業時の治工具費用の削減もで
き、効率よくコア板を積むことができる。また、ガイド
軸52に設けたテーパ部の作用によって、積載した回転
子コア板11で回転軸が一致し、さらに回転子コア板1
1に正確にキー溝13を備えることによりガイド軸52
のガイドキー55との嵌合によって各スロットの位置を
も一致するように、正確に位置決めして積むことができ
る。
【0022】また、本実施の形態ではコア位置決め部4
を設けた構成としたが、予め整列されたコア板が供給さ
れて仮位置決めする必要がない場合には、必ずしもコア
位置決め部4を備える必要はなく、コアストッカ3から
直接コア積み部5で積載する構成としてもよい。
【0023】このコア積み装置は、図4に示したような
回転子コア板のみではなく、図8に示すようなダクトコ
ア板を積載する場合にも適用できる。ダクトコア板14
もリング状で複数のダクトピースが配設されており、そ
の外周側に複数のスロット15を有する。このダクトコ
ア板14の中空部にキー溝16を備え、ガイド軸52の
ガイドキー55と嵌合させて積載してもよい。
【0024】また、本実施の形態では1つのロボットア
ームとコア位置決め部とコア積み部を備えたコア積み装
置としたが、適宜、コア板を搬送するロボットの数を増
やせば、もっと効率のよい装置となる。
【0025】実施の形態2.さらに、このコア積み装置
は、図4に示したような回転子コア板のみではなく、図
9に示すような固定子コア板を積載する場合にも適用で
きる。固定子コア板17もリング状であり、その内周側
に複数のスロット18を有する。この固定子コア板17
のスロット18の少なくともいずれか1つをキー溝と
し、コア積み部5のガイドキー55と嵌合させて積載し
てもよい。
【0026】本実施の形態の場合には、固定子コア板1
7に別にキー溝を設けずに、スロット18の凹部を利用
して回転方向の位置決めを行なうことができる。
【0027】また、実施の形態1,2では、コア位置決
め部5のガイド軸52はコア板の中空部へ挿入されて積
載していくものを示したが、コア板の外周を位置決めす
るガイド軸を、コア板を包囲するように設けてもよい。
ガイド軸52に設けられるガイドキー55は、コア板の
積載位置の外周から内側に突出するように構成する。コ
ア板が回転子コア板やダクトコア板の場合にはキー溝と
してとしてスロットの1つを設定できる。コア板が固定
子コア板の場合には、外周の一部にキー溝となる切欠き
を設け、これを基準に積載するようにしてもよい。
【0028】また、実施の形態1,2では、コア位置決
め部5における下降式コア受け台51をボールねじによ
って昇降させることにより、ガイド軸52に対するコア
板を積載する軸方向の位置を常に同じ位置としたが、逆
にガイド軸52を上昇させてコア積み位置との相対位置
を保つようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の構成によ
れば、リング状の回転子コア板及びダクトコア板を複数
枚積載する回転電機のコア積み装置において、回転子コ
ア板及びダクトコア板の内周側に切欠いたキー溝を備え
ると共に、回転子コア板及びダクトコア板の積載方向に
伸び、回転子コア板及びダクトコア板の中空部に挿入さ
れ、回転子コア板及びダクトコア板の挿入側端部に設け
たテーパ部と回転子コア板及びダクトコア板のキー溝と
嵌合するガイドキーを有するガイド軸、このガイド軸の
外周側で積載される回転子コア板及びダクトコア板を保
持する保持台、並びに保持台を昇降させる昇降機構を備
え、回転子コア板及びダクトコア板を積載するにつれて
保持台を昇降させてガイド軸に対する回転子コア板及び
ダクトコア板を積載する軸方向の位置を保つように構成
したので、自動的に回転子コア板及びダクトコア板を積
載して組立作業時間の短縮が可能になり、さらに精度よ
く回転子コア板及びダクトコア板を積載できる回転電機
のコア積み装置を得ることができる。
【0030】また、本発明の第2の構成によれば、リン
グ状の内周側に複数のスロットを有する固定子コア板及
びダクトコア板を複数枚積載する回転電機のコア積み装
置において、固定子コア板及びダクトコア板の積載方向
に伸び、固定子コア板及びダクトコア板の中空部に挿入
され、固定子コア板及びダクトコア板の挿入側端部に設
けたテーパ部と固定子コア板及びダクトコア板のスロッ
トの少なくとも1つと嵌合するガイドキーを有するガイ
ド軸、このガイド軸の外周側で積載される固定子コア板
及びダクトコア板を保持する保持台、並びに保持台を昇
降させる昇降機構を備え、固定子コア板及びダクトコア
板を積載するにつれて保持台を昇降させてガイド軸に対
する固定子コア板及びダクトコア板を積載する軸方向の
位置を保つように構成したので、固定子コア板及びダク
トコア板の形状を変更することなく、自動的に積載して
組立作業時間の短縮が可能となり、さらに精度よく固定
子コア板及びダクトコア板を積載できる回転電機のコア
積み装置を得ることができる。
【0031】また、本発明の第3の構成によれば、第1
または第2の構成において、積載するコア板の回転方向
及び回転軸の位置を予め仮位置決めする位置決め部を備
え、この仮位置決めされたコア板をガイド軸に挿入する
ように構成したので、第1、第2の構成による効果に加
え、更に精度よくコア板を積載でき、効率のよい回転電
機のコア積み装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による回転電機のコア
積み装置を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1に係わるコア位置決め部を示す
斜視図である。
【図3】 実施の形態1に係わるコア位置決め部を示す
平面図である。
【図4】 実施の形態1に係わる回転子コア板を示す平
面図である。
【図5】 実施の形態1に係わるコア積み部を示す斜視
図である。
【図6】 実施の形態1に係わるコア積み部を拡大して
示す説明図である。
【図7】 実施の形態1に係わるコア積み部を示す断面
構成図である。
【図8】 実施の形態1に係わるダクトコア板を示す平
面図である。
【図9】 本発明の実施の形態2に係わる固定子コア板
を示す平面図である。
【図10】 従来の回転子コア板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ロボット、2、2a,2b,2c ロボットアー
ム、3 コアストッカ、4 コア位置決め部、5 コア
積み部、11 回転子コア板、12 スロット、13
キー溝、14 ダクトコア板、15 スロット、16
キー溝、17 固定子コア板、18 スロット、42
ローラ、43 第1位置決め具、44 第2位置決め
部、46 コア保持爪、47 位置決め用爪、51 下
降式コア受け台、52 ガイド軸、53 主ガイド軸、
54 内周保持板、55 ガイドキー、56 ボールね
じ、58 昇降用ガイド軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木許 弘一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西津 徹哉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森田 芳秋 長崎県長崎市丸尾町4番4号 長崎菱電テ クニカ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状の回転子コア板及びダクトコア
    板を複数枚積載する回転電機のコア積み装置において、
    上記回転子コア板及びダクトコア板の内周側に切欠いた
    キー溝を備えると共に、上記回転子コア板及びダクトコ
    ア板の積載方向に伸び、上記回転子コア板及びダクトコ
    ア板の中空部に挿入され、上記回転子コア板及びダクト
    コア板の挿入側端部に設けたテーパ部と上記回転子コア
    板及びダクトコア板のキー溝と嵌合するガイドキーを有
    するガイド軸、このガイド軸の外周側で上記積載される
    回転子コア板及びダクトコア板を保持する保持台、並び
    に上記保持台を昇降させる昇降機構を備え、上記回転子
    コア板及びダクトコア板を積載するにつれて上記保持台
    を昇降させて上記ガイド軸に対する上記回転子コア板及
    びダクトコア板を積載する軸方向の位置を保つように構
    成した回転電機のコア積み装置。
  2. 【請求項2】 リング状の内周側に複数のスロットを有
    する固定子コア板及びダクトコア板を複数枚積載する回
    転電機のコア積み装置において、上記固定子コア板及び
    ダクトコア板の積載方向に伸び、上記固定子コア板及び
    ダクトコア板の中空部に挿入され、上記固定子コア板及
    びダクトコア板の挿入側端部に設けたテーパ部と上記固
    定子コア板及びダクトコア板のスロットの少なくとも1
    つと嵌合するガイドキーを有するガイド軸、このガイド
    軸の外周側で上記積載される固定子コア板及びダクトコ
    ア板を保持する保持台、並びに上記保持台を昇降させる
    昇降機構を備え、上記固定子コア板及びダクトコア板を
    積載するにつれて上記保持台を昇降させて上記ガイド軸
    に対する上記固定子コア板及びダクトコア板を積載する
    軸方向の位置を保つように構成した回転電機のコア積み
    装置。
  3. 【請求項3】 積載する上記コア板の回転方向及び回転
    軸の位置を予め仮位置決めする位置決め部を備え、この
    仮位置決めされた上記コア板を上記ガイド軸に挿入する
    ように構成したことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の回転電機のコア積み装置。
JP11685098A 1998-04-27 1998-04-27 回転電機のコア積み装置 Expired - Lifetime JP3903589B2 (ja)

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