JPH11308594A - 有料放送の契約更改情報の放送方法と放送送受信装置 - Google Patents

有料放送の契約更改情報の放送方法と放送送受信装置

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JPH11308594A
JPH11308594A JP10126636A JP12663698A JPH11308594A JP H11308594 A JPH11308594 A JP H11308594A JP 10126636 A JP10126636 A JP 10126636A JP 12663698 A JP12663698 A JP 12663698A JP H11308594 A JPH11308594 A JP H11308594A
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broadcasting
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Application number
JP10126636A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yamada
茂 山田
Tetsuya Inoue
哲也 井上
Hironori Murakami
弘規 村上
Tsutomu Shigesawa
務 繁沢
Yoshimasa Goto
吉正 後藤
Kazuhiro Machida
和弘 町田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料放送の新契約情報や解約情報を放送する
場合の放送帯域の無駄遣いを是正することができる放送
方法を提供する。 【解決手段】 有料放送の新契約情報や解約情報などの
契約更改情報を放送する場合に、送信側は、契約更改情
報を解約情報送出部19から繰り返し放送し、受信側は、
契約更改情報を受信すると、送信側に契約更改情報の受
信を通知する。この通知を受けた送信側の解約情報送出
制御部21は、解約情報送出部19からの契約更改情報の放
送を停止する。送信側は、受信側での契約更改情報の受
信を確認した時点で、その放送を止めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送送信装置から
受信装置に契約の更新や契約の解除に関する情報を送出
する方法と、その方法を実施する放送送受信装置に関
し、特に、これらの契約更改情報の送信に伴う放送帯域
の無駄遣いを改善するものである。
【0002】
【従来の技術】有料放送では、スクランブルを掛けた番
組が放送され、受信契約を交わしている受信装置では、
スクランブルを解除するデスクランブルが可能となり、
番組の映像音声を正常な状態で視聴することができる。
【0003】有料放送での暗号化は、3種類の鍵を用い
て行なわれる。番組の映像音声情報はスクランブル鍵
(Ks)でスクランブルされ、このKsが暗号鍵(K
w)で暗号化される。また、Kwはマスター鍵(Km)
で暗号化されて受信装置に送信される。
【0004】Ksは1秒程度の短い周期で更新される各
受信装置に共通の鍵である。また、Kwは各受信装置に
個別に割り当てられる鍵であり、受信契約が交わされる
と、このKwがKmで暗号化されて放送局から受信装置
に送信される。
【0005】Kmは、受信装置ごとに異なり、各受信装
置のセキュリティモジュールに記憶されている。このセ
キュリティモジュールは、こうした暗号解読用の鍵など
の秘密情報や個人IDなどを記憶するICカードで構成
され、放送局から送られて来たものが受信装置にセット
される。
【0006】受信装置では、契約時に送られてくる暗号
化されたKwをセキュリティモジュールに保持されたK
mで復号化して記憶する。そして、このKwを用いて、
スクランブルされた番組データとともに送られてくる暗
号化されたKsを復号し、復号したKsを用いて番組の
映像音声情報のデスクランブルを行なう。
【0007】放送送信装置は、Ksを番組情報(EC
M:Entitlement Control Message)の中に含めて放送
する。このECMには、Ksの他に、その番組の視聴が
どのサービスと契約されていれば可能になるかを示すテ
ィア情報なども含まれる。
【0008】このティア情報は、図10(a)に示すよ
うに、A〜Jの各サービス(チャンネル)に対応するビ
ット列の中で、その番組が放送されているサービスにフ
ラグ「1」を立てて、その番組の視聴に必要な契約対象
のサービスを特定している。図10(a)の場合、サー
ビスEについて契約されていれば、この番組の視聴は可
能になる。
【0009】また、放送送信装置は、暗号化されたKw
や契約情報を個別情報(EMM:Entitlement Manageme
nt Message)の中に含めて受信装置に送信する。
【0010】契約情報は、図9に示すように、Kwの識
別子(Kw−ID)と、その識別子で表されるKwと、
契約対象のサービスを特定するティア情報と、契約の有
効期限を表す情報とから成る。図9は、受信装置に記憶
された契約情報を示しており、ここでは複数の放送会社
と契約を交わし、複数のKwによる契約情報が保持され
ている状態を示している。
【0011】契約情報に含まれティア情報には、図10
(b)に示すように、契約されたサービスにフラグ
「1」が立っている。受信装置は、契約情報のティア情
報と、ECMに含まれるティア情報とを比較し、同一の
サービスにフラグが立っていれば、デスクランブルを実
行する。
【0012】この契約の更新は次のような方法で行なわ
れる。
【0013】第1の方法では、利用者が明示的に契約の
解約を行なわなければ、契約更新の意志があるものとし
て、送信機側は、有効期限が切れる前に、有効期限を例
えば1年間延長する新契約情報を、それぞれの受信機に
EMMを用いて放送する。この時、受信機側の電源がオ
フであると契約が更新されないため、送信機は新契約情
報を繰り返し送出する。契約が3月1日で切れる場合
に、例えば2月1日から、EMMを用いて、新たなKw
を含む新契約情報を3月1日まで放送し続ける。
【0014】また、第2の方法では、視聴者が解約手続
きを行なわない限り、送信機側は、契約が有効であると
見る。視聴者が解約手続きを行なうと、送信側は受信装
置に対して解約情報を送る。受信側では、送信側から解
約情報が送られて来ない限り、契約情報に記されている
番組の視聴は可能であり、番組を視聴した場合には課金
される。
【0015】送信側は、視聴者からの解約手続きを受け
ると、受信装置に対して解約情報を送信するが、この
時、受信機側の電源がオフであると契約が更新されない
ため、送信機は新しい解約情報を繰り返し送り続ける。
【0016】この第2の方法は、現在の放送システムで
は運用されていない。しかし、デジタル放送の受信機台
数が増えると、第2の方法への移行が不可避であると考
えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、視聴契約の更
改に際して、これらの第1の方法及び第2の方法のいず
れを取る場合でも、送信側は、新契約情報や解約情報が
受信装置で実際に受信されたかどうかが分からないた
め、繰り返し送っているこれらの情報の送出(放送)を
いつ停止したらよいか分からず、結局、受信の確率が高
まるように、これらの情報を長期間に渡って送出し続け
ることになる。その結果、放送の帯域が無駄遣いされ
る。
【0018】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、有料放送の新契約情報や解約情報を放送
する場合の放送帯域の無駄遣いを是正することができる
放送方法を提供し、また、その方法を実施する放送送受
信装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、有
料放送の新契約情報や解約情報などの契約更改情報を放
送する場合に、それを受信した受信側が、契約更改情報
の受信を送信側に通知し、通知を受けて送信側が、契約
更改情報の放送を停止するようにしている。
【0020】そのため、送信側は、受信側で契約更改情
報が受信されたことを確認して、その放送を止めること
ができ、放送帯域の無駄遣いを減らすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有料放送の新契約情報や解約情報などの契約更改情
報を放送する放送方法において、送信側は、契約更改情
報を繰り返し放送し、受信側では、自己の契約に関する
契約更改情報を受信すると、送信側に契約更改情報の受
信を通知し、この通知を受けた送信側が、該当する契約
更改情報の放送を停止するようにしたものであり、送信
側は、受信側での契約更改情報の受信を確認することが
できるため、それを確認した時点で、その放送を止める
ことができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、受信側が、上り
回線を通じて、送信側に契約更改情報の受信を通知する
ようにしたものであり、契約更改情報の受信が、受信側
の装置による処理として送信側に通知される。
【0023】請求項3に記載の発明は、受信側が、上り
回線として、電話回線を用いるようにしたものであり、
契約更改情報の受信が、電話回線を通じて受信側の装置
から送信側に通知される。
【0024】請求項4に記載の発明は、受信側が、契約
更改情報を表示し、視聴者の許諾を得た上で、送信側に
契約更改情報の受信を通知するようにしたものであり、
例えば表示された解約情報に対して視聴者がノーを選択
した場合には、解約情報がキャンセルされる。
【0025】請求項5に記載の発明は、受信側が、契約
更改情報を表示し、この表示を見た視聴者により、送信
側への契約更改情報の受信が通知されるようにしたもの
であり、送信側では、視聴者からの通知が届いた時点で
契約更改情報の放送を停止する。
【0026】請求項6に記載の発明は、視聴者が郵便ま
たはファクシミリで契約更改情報の全部または一部を送
信側に通知するようにしたものであり、送信側は、この
コードにより、契約更改情報が受信側で受信されたこと
を確認することができる。
【0027】請求項7に記載の発明は、有料放送の新契
約情報や解約情報などの契約更改情報を放送する送信装
置において、契約更改情報を生成する契約更改情報生成
手段と、生成された契約更改情報を送出する契約更改情
報送出手段と、受信側から上り回線を通じて送られて来
る契約更改情報受信通知を受信する受信手段と、契約更
改情報受信通知の受信に基づいて契約更改情報送出手段
の送出を停止させる契約更改情報送出制御手段とを設け
たものであり、受信側からの応答に基づいて、契約更改
情報の放送を停止することにより、放送帯域の無駄遣い
を減らすことができる。
【0028】請求項8に記載の発明は、有料放送の新契
約情報や解約情報などの契約更改情報を放送する送信装
置において、契約更改情報を生成する契約更改情報生成
手段と、生成された契約更改情報を送出する契約更改情
報送出手段と、契約更改情報送出手段の送出を停止させ
る契約更改情報送出制御手段とを設けたものであり、請
求項6の方法に対応して契約更改情報の放送を停止す
る。
【0029】請求項9に記載の発明は、有料放送の新契
約情報や解約情報などの契約更改情報が放送される放送
システムの受信装置において、契約更改情報を受信する
契約更改情報受信手段と、受信した契約更改情報に基づ
いて、保持している契約情報の変更処理を行なう契約処
理手段と、契約更改情報の受信を送信側に通知する契約
更改情報受信通知手段とを設けたものであり、契約更改
情報を受信したことを送信側に伝えることができる。
【0030】請求項10に記載の発明は、受信した契約
更改情報の可否選択用の画面を表示する表示手段を設
け、視聴者の選択に基づいて契約処理手段が契約情報の
変更処理を行ない、契約更改情報受信通知手段が契約更
改情報の受信を送信側に通知するようにしたものであ
り、視聴者が許諾した場合にのみ、契約更改情報に基づ
く契約の更改が行なわれる。
【0031】請求項11に記載の発明は、有料放送の新
契約情報や解約情報などの契約更改情報が放送される放
送システムの受信装置において、契約更改情報を受信す
る契約更改情報受信手段と、受信した契約更改情報に基
づいて、保持している契約情報の変更処理を行なう契約
処理手段と、受信した契約更改情報を表示する表示手段
とを設けたものであり、表示手段に表示された契約更改
情報に基づいて、視聴者が契約更改情報の受信を送信側
に通知する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0033】(第1の実施形態)第1の実施形態では、
送信側から受信装置に解約情報を送信する場合について
説明する。
【0034】この放送システムの送信装置は、図1に示
すように、番組の映像や音声の番組データを生成し出力
する番組管理部11と、スクランブル鍵Ksやティア情報
を含むECMを生成し出力する番組情報管理部12と、暗
号鍵Kwや契約情報を含むEMMを生成し出力する個別
情報管理部13と、マスタ鍵Kmを管理するマスタ鍵管理
部14と、番組データをKsでスクランブルするスクラン
ブル部15と、Kwを使ってECMを暗号化する番組情報
暗号部16と、電話回線を通じて受信装置から送られて来
る情報を受信する通信受信部22と、受信装置からの受信
情報に基づいて解約情報の生成・送出を制御する解約情
報送出制御部21と、解約情報を生成・管理する解約情報
生成管理部20と、生成された解約情報をEMMに含めて
送出する解約情報送出部19と、Kmを使ってEMMを暗
号化する個別情報暗号部17と、スクランブルされた番組
データ、Kwで暗号化されたECM及びKmで暗号化さ
れたEMMを多重化して送信する多重化部18とを備えて
いる。
【0035】一方、受信装置は、図2に示すように、選
択されたチャンネルの受信データからKsでスクランブ
ルされている番組データとKwで暗号化されているEC
Mとを分離し、また、Kmで暗号化されたEMMが含ま
れる場合にそれを分離する分離部31と、スクランブルさ
れている番組データを、復号されたKsを用いてデスク
ランブルするデスクランブル部32と、デスクランブルさ
れた番組の映像音声を表示する表示部33と、Kmを保持
するKm管理部39と、暗号化されているEMMをKmを
用いて復号する個別情報復号部37と、復号されたEMM
を管理する個別情報管理部38と、この個別情報管理部38
の中でEMMに含まれる解約情報に基づく処理を行なう
解約情報処理部40と、Kwを用いてECMを復号する番
組情報復号部35と、ECMに含まれるティア情報と契約
情報とを比較して視聴権を有する番組であるかどうかを
判定する視聴権判定部41と、視聴権を有する番組である
場合に復号されたKsをデスクランブル部32に出力する
Ks出力制御部36と、解約情報の受信を通知する解約情
報受信通知部42と、送信装置との電話回線による通信を
制御する通信制御部43とを備えている。この内、Km管
理部39、個別情報復号部37、個別情報管理部38、番組情
報復号部35、視聴権判定部41、及びKs出力制御部36
は、セキュリティーモジュール34に設けられている。
【0036】この放送システムの動作について説明す
る。
【0037】送信装置の番組管理部11で生成された番組
データは、スクランブル部15で、番組情報管理部12が生
成したECM中のKsを用いてスクランブルされ、スク
ランブル化された番組データが多重化部18に出力され
る。また、このKsを含むECMは、番組情報暗号部16
で、個別情報管理部13が生成したEMM中のKwを用い
て暗号化され、多重化部18に出力される。
【0038】このKwを含むEMMは、個別情報管理部
13で生成管理され、必要な送出時期に、個別情報暗号部
17で、マスタ鍵管理部14が管理するKmを用いて暗号化
され、多重化部18に出力される。
【0039】また、通信受信部22には、受信装置から解
約情報の受信を知らせる解約情報受信通知が送られてく
る。解約情報送出制御部21は、受信装置から解約の申込
みを受けたときには、解約情報生成管理部20に対して、
その申込みに基づくサービスの解約情報を生成させ、解
約情報送出部19に対して、生成された解約情報の送出を
指令する。
【0040】これを受けて、解約情報生成管理部20は、
解約の申込みに基づいて、解約するサービスごとの解約
情報を生成する。この解約情報は、図8に示すように、
Kwの識別子と、解約対象のサービスを特定するティア
情報と、解約対象のサービス名と、この解約処理を表す
解約コードとから構成されている。解約コードは、解約
の申込み1件ごとに放送局が割り当てる識別コードであ
り、例えば、シリアル番号や乱数のような数字から成
る。
【0041】解約情報送出部19は、生成された解約情報
をEMMに含めて送出する。この送出は、解約情報送出
制御部21から送出停止の指示を受けるまで、繰り返し行
なわれる。
【0042】解約情報を含むEMMは、同じように、個
別情報暗号部17でKmを用いて暗号化され、多重化部18
に出力される。
【0043】多重化部18は、入力するスクランブルされ
た番組データ、暗号化されたECM、及び暗号化された
EMMを多重化する。多重化された情報は受信装置に送
信される。
【0044】一方、受信装置では、分離部31が、受信デ
ータから、スクランブルされた番組データと暗号化され
たECMと暗号化されたEMMとを分離し、スクランブ
ルされた番組データをデスクランブル部32に、暗号化さ
れたECMを番組情報復号部35に、また、暗号化された
EMMが含まれている場合には、それを個別情報復号部
37に、それぞれ出力する。
【0045】個別情報復号部37は、暗号化されたEMM
を、Km管理部39で管理されているKmを用いて復号
し、復号したEMMを個別情報管理部38に出力する。個
別情報管理部38はEMMに含まれるKwと契約情報とを
保持管理する。
【0046】番組情報復号部35は、暗号化されているE
CMを、個別情報管理部38で管理されているKwを用い
て復号し、ECMに含まれるKsをKs出力制御部36
に、また、ECMに含まれるティア情報を視聴権判定部
41に出力する。
【0047】視聴権判定部41は、個別情報管理部38で管
理されている契約情報を参照し、契約情報に含まれるテ
ィア情報(図10(b))と番組情報復号部35から入力
したティア情報(図10(a))とを比較する。そし
て、番組情報復号部35から入力したティア情報のフラグ
が立つ位置に、契約情報に含まれるティア情報でも同じ
ようにフラグが立っていれば、視聴権を有するものと見
て、その旨をKs出力制御部36に伝える。Ks出力制御
部36は、これを受けて、番組情報復号部35から入力した
Ksをデスクランブル部32に出力する。一方、視聴権判
定部41が視聴権を有しないと判定した場合には、Ks出
力制御部36はKsを出力しない。
【0048】デスクランブル部32は、Ks出力制御部36
から出力されたKsを用いて番組データのスクランブル
を解き、デスクランブルされた番組の映像音声は表示部
33に表示される。
【0049】復号されたEMM中に解約情報が含まれて
いる場合には、個別情報管理部38は、解約情報を解約情
報処理部40へ送り、解約情報処理部40は、解約情報で指
示されたサービスの解約処理を実行する。この処理は、
契約情報に含まれるティア情報を変更する処理であり、
例えば、契約情報のティア情報が図10(b)の状態で
あるとき、サービスEの解約を伝える解約情報に基づい
て、このティア情報を図10(c)の状態に変更する。
【0050】また、解約情報処理部40は、この処理と並
行して、解約情報受信通知部42に対して、Kmで暗号化
した解約コードを出力し、解約情報受信通知の送出を指
示する。解約情報受信通知部42は、解約情報処理部40か
らの指示を受けると、通信制御部43を通じて、送信装置
に解約情報受信通知を送出する。
【0051】送信装置の解約情報送出制御部21は、通信
受信部22を通じて解約情報受信通知を受信すると、Km
で復号化した解約コードが、既に送信した解約コードで
あるかどうかを解約情報生成管理部20に確認し、既に送
信した解約コードであれば、確かに解約コードを受けた
と判断して、解約情報送出部19に対して、解約情報の送
出の停止を指示する。
【0052】これを受けて、解約情報送出部19は、繰り
返していた解約情報の送出を停止する。
【0053】図3には、この放送システムの下で、解約
の際に送信装置と受信装置との間で交わされる情報の送
信手順を示している。受信装置が解約の申込みを行なう
と、送信装置は、解約情報の送出を開始し、繰り返しこ
の解約情報を送出する。受信装置は、解約情報を受信す
ると、解約情報受信通知を送信装置に出力する。送信装
置は、解約情報受信通知を受信すると、解約情報の送出
を停止する。
【0054】従来のシステムでは、解約情報が受信装置
で受信されたことを送信側で知ることができなかったた
め、送信装置は、解約情報を長期間送出し続けなければ
ならなかったが、この実施形態のシステムの送信装置
は、受信装置から解約情報受信通知を受信した時点で解
約情報の送出を止めることができ、放送帯域の無駄使い
を減らすことができる。
【0055】なお、契約の更改時に、送信装置から受信
装置に新契約情報が送信される方式の場合には、契約が
切れる所定期間前に新契約情報が個別情報管理部13で作
成され、この新契約情報が受信装置に繰り返し送出され
る。受信装置の個別情報管理部38は、新契約情報を受信
すると、それを保持・管理するとともに、新契約情報の
受信を知らせる新契約情報受信通知を、解約情報受信通
知部42、通信制御部43を介して、送信装置に送信する。
この通知を通信受信部22を介して受信した解約情報送出
制御部21は、その旨を個別情報管理部13に伝え、個別情
報管理部13は、新契約情報の送出を停止する。
【0056】こうすることによって、同様に、新契約情
報の送信に伴う放送帯域の無駄遣いを減らすことができ
る。
【0057】(第2の実施形態)第2の実施形態のシス
テムでは、解約情報受信通知が視聴者のチェックを受け
た後、送信装置に送信される。このシステムの受信装置
は、図4に示すように、解約の可否を問う画面を表示制
御する表示制御部44と、視聴者が解約の可否を選択操作
するユーザインタフェース部45とを備えている。その他
の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0058】この受信装置の個別情報管理部38は、EM
M中に解約情報が含まれている場合に、解約情報を解約
情報処理部40に送るとともに、解約情報に含まれるサー
ビス名を表示制御部44に送る。表示制御部44は、放送受
信装置の電源がオンにされた時や、受信した解約情報に
対応する番組を視聴しようとした時、図5に示す選択画
面を表示する。視聴者がユーザインタフェース部45より
「1.はい」を選択した場合には、解約情報処理部40
は、解約情報で指示されたサービスの解約処理を実行
し、また、解約情報受信通知を、解約情報受信通知部42
及び通信制御部43を介して、送信装置に送出する。
【0059】また、視聴者が「2.いいえ」を選択した
場合には、解約情報処理部40は、サービスの解約は行な
わず、解約情報受信通知部42及び通信制御部43を介し
て、送信装置に解約を取りやめたことを通知する。
【0060】このように、この実施形態のシステムで
は、解約情報を受信すると視聴者に解約情報の受信を通
知して視聴者からの応答を求め、視聴者が解約を許諾し
た場合に、サービスの解約が行なわれる。
【0061】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
解約情報の受信を葉書等で送信側に通知する。このシス
テムの受信装置は、図6に示すように、第2の実施形態
の受信装置(図4)から解約情報受信通知部42、通信制
御部43及びユーザインタフェース部45を除いた構成に相
当している。
【0062】この受信装置の個別情報管理部38は、EM
M中に解約情報が含まれている場合に、解約情報を解約
情報処理部40に送るとともに、解約情報に含まれるサー
ビス名を表示制御部44に送る。解約情報処理部40は、こ
れを受けて解約情報で指示されたサービスの解約処理を
実行する。
【0063】表示制御部44は、放送受信装置の電源がオ
ンにされた時や、受信した解約情報に対応する番組を視
聴しようとした時、図7に示すように、解約サービスの
解約コードを画面に表示し、視聴者は解約コードを記述
した葉書を送信側に郵送する。なお、この解約コードの
画面表示のタイミングは利用者が明示的に指示するよう
にしてもよい。
【0064】図11は、この方法に対応する送信装置の
構成を示しており、解約コードを記述した葉書を受け取
ると、解約情報入力部23から解約コードが入力され、解
約情報の送出が停止される。
【0065】このように、受信側が解約情報や新契約情
報の受信を送信側に伝え、これを受けて、送信側が解約
情報や新契約情報の送信を止めることにより、放送帯域
の無駄遣いが是正される。
【0066】なお、第1、第2の実施形態において、受
信側から送信側への通信手段は、電話回線だけでなく、
インターネットなどの上り回線を使うことも可能であ
る。また、第3の実施形態では、郵送だけでなく、ファ
クシミリなどで解約コードを送信側に伝えることも可能
である。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の放送方法では、有料放送の契約更改時に、新契約情報
や解約情報を放送する際の放送帯域の無駄遣いを減らす
ことができる。また、本発明の放送送信装置や受信装置
は、そうした放送方法の実施を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における送信装置の構
成を示すブロック図、
【図2】第1の実施形態における受信装置の構成を示す
ブロック図、
【図3】第1の実施形態の放送方法における解約のシー
ケンス、
【図4】第2の実施形態における受信装置の構成を示す
ブロック図、
【図5】第2の実施形態における受信装置での表示画
面、
【図6】第3の実施形態における受信装置の構成を示す
ブロック図、
【図7】第3の実施形態における受信装置での表示画
面、
【図8】解約情報の説明図、
【図9】契約情報の説明図、
【図10】ティア情報の説明図、
【図11】第3の実施形態における送信装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11 番組管理部 12 番組情報管理部 13 個別情報管理部 14 マスタ鍵管理部 15 スクランブル部 16 番組情報暗号部 17 個別情報暗号部 18 多重化部 19 解約情報送出部 20 解約情報生成管理部 21 解約情報送出制御部 22 通信受信部 23 解約情報入力部 31 分離部 32 デスクランブル部 33 表示部 34 セキュリティーモジュール 35 番組情報復号部 36 Ks出力制御部 37 個別情報復号部 38 個別情報管理部 39 Km管理部 40 解約情報処理部 41 視聴権判定部 42 解約情報受信通知部 43 通信制御部 44 表示制御部 45 ユーザインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 繁沢 務 大阪府門真市大字門真1006番地 松下情報 システム株式会社内 (72)発明者 後藤 吉正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 町田 和弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料放送の新契約情報や解約情報などの
    契約更改情報を放送する放送方法において、 送信側は、契約更改情報を繰り返し放送し、受信側で
    は、自己の契約に関する契約更改情報を受信すると、送
    信側に前記契約更改情報の受信を通知し、この通知を受
    けた送信側が、該当する契約更改情報の放送を停止する
    ことを特徴とする契約更改情報の放送方法。
  2. 【請求項2】 受信側が、上り回線を通じて、送信側に
    前記契約更改情報の受信を通知することを特徴とする請
    求項1に記載の契約更改情報の放送方法。
  3. 【請求項3】 受信側が、前記上り回線として、電話回
    線を用いることを特徴とする請求項2に記載の契約更改
    情報の放送方法。
  4. 【請求項4】 受信側が、前記契約更改情報を表示し、
    視聴者の許諾を得た上で、送信側に前記契約更改情報の
    受信を通知することを特徴とする請求項2または3に記
    載の契約更改情報の放送方法。
  5. 【請求項5】 受信側が、前記契約更改情報を表示し、
    この表示を見た視聴者により、送信側への前記契約更改
    情報の受信が通知されることを特徴とする請求項1に記
    載の契約更改情報の放送方法。
  6. 【請求項6】 視聴者が郵便またはファクシミリで前記
    契約更改情報の全部または一部を送信側に通知すること
    を特徴とする請求項5に記載の契約更改情報の放送方
    法。
  7. 【請求項7】 有料放送の新契約情報や解約情報などの
    契約更改情報を放送する送信装置において、 契約更改情報を生成する契約更改情報生成手段と、 生成された契約更改情報を送出する契約更改情報送出手
    段と、 受信側から上り回線を通じて送られて来る契約更改情報
    受信通知を受信する受信手段と、 前記契約更改情報受信通知の受信に基づいて前記契約更
    改情報送出手段の送出を停止させる契約更改情報送出制
    御手段とを備えることを特徴とする送信装置。
  8. 【請求項8】 有料放送の新契約情報や解約情報などの
    契約更改情報を放送する送信装置において、 契約更改情報を生成する契約更改情報生成手段と、 生成された契約更改情報を送出する契約更改情報送出手
    段と、 前記契約更改情報送出手段の送出を停止させる契約更改
    情報送出制御手段とを備えることを特徴とする送信装
    置。
  9. 【請求項9】 有料放送の新契約情報や解約情報などの
    契約更改情報が放送される放送システムの受信装置にお
    いて、 契約更改情報を受信する契約更改情報受信手段と、 受信した前記契約更改情報に基づいて、保持している契
    約情報の変更処理を行なう契約処理手段と、 前記契約更改情報の受信を送信側に通知する契約更改情
    報受信通知手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  10. 【請求項10】 受信した前記契約更改情報の可否選択
    用の画面を表示する表示手段を設け、視聴者の選択に基
    づいて前記契約処理手段が契約情報の変更処理を行な
    い、前記契約更改情報受信通知手段が契約更改情報の受
    信を送信側に通知することを特徴とする請求項9に記載
    の受信装置。
  11. 【請求項11】 有料放送の新契約情報や解約情報など
    の契約更改情報が放送される放送システムの受信装置に
    おいて、 契約更改情報を受信する契約更改情報受信手段と、 受信した前記契約更改情報に基づいて、保持している契
    約情報の変更処理を行なう契約処理手段と、 受信した前記契約更改情報を表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とする受信装置。
JP10126636A 1998-04-22 1998-04-22 有料放送の契約更改情報の放送方法と放送送受信装置 Pending JPH11308594A (ja)

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