JPH11308273A - 移動計算機装置、移動計算機管理装置、移動計算機管理方法及び通信制御方法 - Google Patents
移動計算機装置、移動計算機管理装置、移動計算機管理方法及び通信制御方法Info
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- JPH11308273A JPH11308273A JP7754998A JP7754998A JPH11308273A JP H11308273 A JPH11308273 A JP H11308273A JP 7754998 A JP7754998 A JP 7754998A JP 7754998 A JP7754998 A JP 7754998A JP H11308273 A JPH11308273 A JP H11308273A
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Abstract
れる場合にも移動IPなどを使って動作させることので
きる移動計算機装置を提供すること。 【解決手段】 相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機装置であって、
自装置がホームとするネットワーク外の移動先から、ホ
ームネットワークに設置され,自装置の移動位置情報を
管理し、自装置宛のパケットを自装置の現在位置に転送
する移動計算機管理装置宛に、現在位置の情報、ホーム
ネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていたか
否かを示す情報、自装置を特定可能な情報を含む登録メ
ッセージを送信し、この登録メッセージに応じて動的ア
ドレスの再割り当て処理を行った移動計算機管理装置か
ら返信されたメッセージ内の応答コードに応じて移動通
信の設定を行う。
Description
複数のネットワーク間を移動しながら通信を行う移動計
算機装置、移動計算機管理装置、移動計算機管理方法及
び通信制御方法に関する。
ットワーク環境の充実に伴って、計算機システムの利用
は急速にかつ種々の分野に広く拡大し、または集中型シ
ステムから分散型システムへの移行が進んでいる。特に
近年では計算機システム自体の進歩、能力向上に加え、
コンピュータ・ネットワーク技術の発達・普及により、
オフィス内のファイルやプリンタなどの資源共有のみな
らず、オフィス外、一組織外とのコミュニケーション
(電子メール、電子ニュース、ファイルの転送など)が
可能になり、これらが広く利用されはじめた。特に近年
では、世界最大のコンピュータネットワーク「インター
ネット(Internet)」の利用が普及しており、
インターネットと接続し、公開された情報、サービスを
利用したり、逆にインターネットを通してアクセスして
くる外部ユーザに対し、情報、サービスを提供すること
で、新たなコンピュータビジネスが開拓されている。ま
た、インターネット利用に関して、新たな技術開発、展
開がなされている。
い、移動通信(mobile computing)に
対する技術開発も行われている。移動通信では、携帯型
の端末、計算機を持ったユーザがネットワーク上を移動
して通信する。ときには通信を行いながらネットワーク
上の位置を変えていく場合もあり、そのような通信にお
いて変化する移動計算機のネットワーク上のアドレスを
管理し、正しく通信内容を到達させるための方式が必要
である。
所属していたネットワークに移動計算機の移動先データ
を管理するルータ(ホームエージェント)を置き、移動
計算機が移動した場合、このホームエージェントに対し
て現在位置を示す登録メッセージを送る。登録メッセー
ジが受け取られたら、移動計算機宛データの送信はその
ホームエージェントを経由して、移動計算機の元のアド
レス宛のIPパケットを移動(Mobile)IPの現
在位置アドレス宛パケット内にカプセル化することで移
動計算機に対するデータの経路制御が行われる。例え
ば、図1では、元々ホームネットワーク1aに属してい
た移動計算機2が、他のネットワーク1bに移動し、ネ
ットワーク1c内の他の計算機(CH)3との間で通信
を行う場合に、移動計算機2に対しホームエージェント
(HA)5が上記の役割を行う。この方式は、インター
ネットの標準化団体であるIETFのMobile−I
Pワーキンググループで標準化が進められている移動I
Pと呼ばれる方式である(文献:RFC2002:IP
mobility support (C.Perk
ins))。
は、移動計算機が本来所属しているネットワーク(ホー
ムネット)で付与された固定のアドレスを移動先でも使
用し続けることでIPネットワーク上の移動透過性をサ
ポートする。このアドレスをホームアドレスという。新
規の移動先に移った場合、RFC2002の規定では、
図2に示すような現在位置の登録メッセージをホームエ
ージェントに送る。ここで、Home−addrはホー
ムアドレスであり、Care−of address
は、移動先ネットワークでホームエージェントから転送
されたパケットを受け取るための一時アドレスである。
また、Care−of addressは、ホームエー
ジェントから転送される(カプセル化された)データの
外側ヘッダに付けられる宛先アドレスである。
IPにより通信するためには、 ・ホームネットワークの固定ホームアドレス ・移動先ネットワークで割り当てられたCare−of
address の2つのアドレスが必要である。
方式を考えてみると、かつては設置されたPCやワーク
ステーションに固定的にアドレスを割り当てることが普
通であったが、ポータブルPCの普及やアドレス管理の
容易化のため、DHCP(Dynamic Host
Configuration Protocol(RF
C1541と2131参照))と呼ばれる方法を用い
て、アドレスを動的に各ホストに割り当てることが行わ
れるようになった。
ス領域から、DHCPサーバが各ホストの要求に応じて
動的にIPアドレスを割り当てていく。
る移動計算機のホームサイトがこのDHCPで運用され
ているのであれば、移動先で再接続されたり、別のサブ
ネットに移動した場合に、所定のIPアドレスを再度獲
得できる保証はない。また、移動した後に別のホストが
それまで使用していたIPアドレスを使用してしまうこ
ともあり、DHCPで割り当てられるアドレスをMob
ile IPのホームアドレスとして使用することは従
来のRFC2002の規定のみでは困難である。
IP方式では、移動計算機のホームネットワークがDH
CPなどの動的アドレス割り当てにより運用されている
場合に、移動先に動いた移動計算機が再接続する際に、
ホームサイトでそれまで割り当てられていたアドレスを
そのまま使用し続けることが保証されず、運用が困難で
あった。特に、移動先でホームアドレス依存の通信処理
を行う場合には、ホームアドレスが変更になると当該通
信を行えないという不具合があった。
ので、ホームネットワークがDHCPなどの動的アドレ
ス割り当てプロトコルで運用されている場合にもMob
ile IPなどの移動通信プロトコルを使って移動計
算機を動作させることのできる移動計算機装置、移動計
算機管理装置、移動計算機管理方法及び通信制御方法を
提供することを目的とする。
相互に接続されたネットワーク間を移動して通信を行う
ことが可能な移動計算機装置であって、自装置がホーム
とするネットワーク外の移動先から、該ホームネットワ
ークに設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自装
置宛のパケットを自装置の現在位置に転送する移動計算
機管理装置宛に、現在位置の情報、ホームネットワーク
で動的なアドレス割り当てを受けていたか否かを示す情
報、および自装置を特定可能な情報を含む位置登録メッ
セージを送信する手段と、この位置登録メッセージに応
じて動的アドレスの再割り当て処理を行った前記移動計
算機管理装置から返信されたメッセージを受信し、受信
したメッセージ内の応答コードに応じて移動通信の設定
を行う手段とを備えたことを特徴とする。
は、自装置が移動前にホームネットワークで割り当てら
れていた動的アドレスであるようにしてもよい。
は、前記移動計算機管理装置が自装置を識別するための
移動計算機識別子であるようにしてもよい。
段は、前記応答コードが自装置が移動前にホームネット
ワークで割り当てられていた動的アドレスの再割り当て
が成功したことを示す場合に、通常の移動通信処理を開
始し、前記応答コードが再割り当て失敗を示し別の新た
に割り当てられた動的アドレスを呈示した場合に、この
新たに割り当てられた動的アドレスを使って通信モジュ
ールを再初期化(して移動通信処理を開始)するための
手段を含むようにしてもよい。
段は、前記応答コードが再割り当て失敗を示し別の新た
に割り当てられた動的アドレスを提示した場合、この新
たに割り当てられた動的アドレスを使った移動通信処理
を開始するか否かを判断し、開始しないと判断した場合
に、この新たに割り当てられた動的アドレスを拒否する
メッセージを前記移動計算機管理装置に送信する手段を
さらに含むようにしてもよい。
のアドレス管理サーバにより割り当てられた動的アドレ
ス(移動前ホームアドレス)について、所定の期間他の
計算機にこの動的アドレスを割り当てないように要求す
るメッセージ(例えば、通常より長い期間のLease
timeを持つDHCPREQUET)を該ホームネ
ットワークのアドレス管理サーバに送信するか、また
は、この動的アドレスが他の計算機に割り当てられない
ようにすることを要求する旨を含むメッセージを前記移
動計算機管理装置に送信してから移動するための手段を
さらに備えるようにしてもよい。
装置がホームネットワークで割り当てられた動的アドレ
ス(移動前ホームアドレスかもしれないし移動後に別に
割り当てられたアドレスかもしれない)を前記移動計算
機管理装置に確保し続けさせるために、ホームアドレス
として動的アドレスを使用している旨を含む位置登録メ
ッセージを、定期的に、該移動計算機管理装置に送信す
るための手段をさらに備えるようにしてもよい。
移動して通信を行うことが可能な移動計算機の移動位置
情報を管理し、該移動計算機宛のパケットを該移動計算
機の現在位置に転送する移動計算機管理装置であって、
前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信する手段と、受信した位置登録メ
ッセージに含まれる前記移動計算機を識別可能な情報が
示す動的アドレスの再割り当てを要求するメッセージ
を、ホームネットワークのアドレス管理サーバに送信す
る手段と、前記アドレス管理サーバからの応答を反映し
た登録応答メッセージを生成し、前記移動計算機に返信
する手段とを備えたことを特徴とする。
情報は、該移動計算機が移動前にホームネットワークで
割り当てられていた動的アドレスであるようにしてもよ
い。
情報は、移動計算機識別子であり、この移動計算機識別
子から、該移動計算機が移動前にホームネットワークで
割り当てられていた動的アドレスを含む該移動計算機の
設定情報(例えばDHCPサーバアドレスといったもの
を他に含んでもよい)を検索する手段をさらに備えるよ
うにしてもよい。
成返信を行う手段は、前記動的アドレスの再割り当てを
要求するメッセージに対し前記アドレス管理サーバから
再割り当て成功が返答された場合、再割り当て成功を示
すコードを含む登録メッセージを生成し、再割り当て失
敗が返答された場合、別の新たな動的アドレスの割り当
てを前記アドレス管理サーバに要求し、新たに割り当て
られた動的アドレスを含む登録応答メッセージを生成す
る手段を含むものであるようにしてもよい。
成返信を行う手段は、前記動的アドレスの再割り当てを
要求するメッセージに対し前記アドレス管理サーバから
再割り当て失敗が返答された場合、前記別の新たな動的
アドレスを使った移動通信処理を前記移動計算機に開始
させるか否かを判断し、開始させないと判断した場合
に、別の新たな動的アドレスの割り当てを前記アドレス
管理サーバに要求することなく、エラーコードを含む登
録応答メッセージを生成する手段をさらに含むものであ
るようにしてもよい。
計算機がホームネットワークで割り当てられた動的アド
レス(移動前のホームアドレスの場合もあれば移動後に
新たに割り当てられた別のアドレスの場合もある)が他
の計算機に割り当てられないようにすることを要求する
旨を含むメッセージを受信した場合(移動前に該メッセ
ージを受信するのでもよいし移動後に位置登録メッセー
ジとして受信するのでもよい)、所定のタイミングで
(1回または複数回)、所定の期間他の計算機に該動的
アドレスを割り当てないように要求するメッセージをホ
ームネットワークのアドレス管理サーバに送信する手段
をさらに備えるようにしてもよい。
トワークで割り当てられた動的アドレス(移動前のホー
ムアドレスの場合もあれば移動後に新たに割り当てられ
た別のアドレスの場合もある)を、少なくとも移動中の
該移動計算機が自装置を介した移動通信を行っていると
認識できる期間に渡って確保し続けるための処理を行う
手段をさらに備えるようにしてもよい。
トワークで割り当てられる動的アドレスが変更された場
合、計算機の名前とアドレスの対応を管理する名前管理
サーバ宛てに、該移動計算機の名前と新しいアドレスの
対応を通知するメッセージを送信するか、または、前記
アドレス管理サーバに送信させる手段をさらに備えるよ
うにしてもよい。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機装置であって、自装置のホームネットワークの
アドレス管理サーバにより割り当てられた動的アドレス
について、所定の期間他の計算機にこの動的アドレスを
割り当てないように要求するメッセージを該ホームネッ
トワークのアドレス管理サーバに送信するか、または、
該ホームネットワークに設置され、自装置の移動位置情
報を管理し、自装置宛のパケットを自装置の現在位置に
転送する移動計算機管理装置に、この動的アドレスが他
の計算機に割り当てられないようにすることを要求する
旨を含むメッセージを送信してから移動するための手段
と、前記ホームネットワーク外の移動先から、前記移動
計算機管理装置宛に、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたか否かを示
す情報、および自装置を特定可能な情報を含む位置登録
メッセージを送信する手段と、この位置登録メッセージ
に応じて前記移動計算機管理装置から返信されたメッセ
ージに従い、自装置がホームネットワークで割り当てら
れていた前記動的アドレスを使った移動通信処理を行う
手段とを備えたことを特徴とする。
を移動して通信を行うことが可能な移動計算機の移動位
置情報を管理し、該移動計算機宛のパケットを該移動計
算機の現在位置に転送する移動計算機管理装置であっ
て、前記移動計算機から所定のメッセージを受信した場
合(例えば、移動前にアドレスが他の計算機に割り当て
られないようにすることを要求する旨を含むメッセージ
を受信した場合や、移動後に後述する位置登録メッセー
ジを受信した場合等)、所定のタイミングで(1回また
は複数回)、所定の期間他の計算機に該移動計算機がそ
のホームネットワークで割り当てられていた動的アドレ
スを割り当てないように要求するメッセージを該ホーム
ネットワークのアドレス管理サーバに送信する手段と、
前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信する手段と、この位置登録メッセ
ージに応じて、前記移動計算機がホームネットワークで
割り当てられていた前記動的アドレスを使った移動通信
処理を行えるように、メッセージを返信する手段とを備
えたことを特徴とする。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機装置であって、自装置がホームとするネットワ
ーク外の移動先で、該ホームネットワークに設置され、
自装置の移動位置情報を管理し、自装置宛のパケットを
自装置の現在位置に転送する移動計算機管理装置を介し
た移動通信を行うために、該ホームネットワークで割り
当てられた動的アドレス(移動前に割り当てらていたも
のでも移動後に新たに割り当てられたものでも可)を、
送信パケットの送出元アドレスに書き込む第1の手段
と、通信相手と直接通信を行うために、前記移動先のネ
ットワークで割り当てられた動的アドレスを、送信パケ
ットの送出元アドレスに書き込む第2の手段と、これか
ら送信しようとするパケットに対し、第1の手段による
処理を施して送信するか、第2の手段による処理を施し
て送信するかを判断(例えば、送信パケットが属するア
プリケーション/サービスによって判断してもよいしユ
ーザの指定に基づいて判断してもよい)する手段とを備
えたことを特徴とする。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機と、この移動計算機がホームとするネットワー
クに設置され、該移動計算機の移動位置情報を管理し、
該移動計算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に
転送する移動計算機管理装置とを備えた通信システムに
おける移動計算機管理方法であって、前記移動計算機
は、自装置がホームとするネットワーク外の移動先か
ら、前記移動計算機管理装置宛に、現在位置の情報、ホ
ームネットワークで動的なアドレス割り当てを受けてい
たか否かを示す情報、および自装置を特定可能な情報を
含む位置登録メッセージを送信し、この位置登録メッセ
ージを受信し前記移動計算機を識別可能な情報が示す動
的アドレスの再割り当てに関する処理を行った前記移動
計算機管理装置から返信されたメッセージを受信し、受
信したメッセージの内容に応じて移動通信の設定を行う
ことを特徴とする。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機と、この移動計算機がホームとするネットワー
クに設置され、該移動計算機の移動位置情報を管理し、
該移動計算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に
転送する移動計算機管理装置とを備えた通信システムに
おける移動計算機管理方法であって、前記移動計算機管
理装置は、前記移動計算機から、現在位置の情報、ホー
ムネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた
ことを示す情報、および該移動計算機を特定可能な情報
を含む位置登録メッセージを受信した場合、その移動計
算機の代わりに、該移動計算機を識別可能な情報が示す
動的アドレスの再割り当てを要求するメッセージをホー
ムネットワークのアドレス管理サーバに送信し、前記ア
ドレス管理サーバからの応答を反映した登録応答メッセ
ージを生成し、前記移動計算機に返信することを特徴と
する。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機と、この移動計算機がホームとするネットワー
クに設置され、該移動計算機の移動位置情報を管理し、
該移動計算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に
転送する移動計算機管理装置とを備えた通信システムに
おける移動計算機管理方法であって、前記移動計算機
は、自装置のホームネットワークのアドレス管理サーバ
により割り当てられた動的アドレスについて、所定の期
間他の計算機にこの動的アドレスを割り当てないように
要求するメッセージを該ホームネットワークのアドレス
管理サーバに送信するか、または、該ホームネットワー
クに設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自装置
宛のパケットを自装置の現在位置に転送する移動計算機
管理装置に、この動的アドレスが他の計算機に割り当て
られないようにすることを要求する旨を含むメッセージ
を送信してから移動し、前記ホームネットワーク外の移
動先から、前記移動計算機管理装置宛に、現在位置の情
報、ホームネットワークで動的なアドレス割り当てを受
けていたか否かを示す情報、および自装置を特定可能な
情報を含む位置登録メッセージを送信し、この位置登録
メッセージに応じて前記移動計算機管理装置から返信さ
れたメッセージに従い、自装置がホームネットワークで
割り当てられていた前記動的アドレスを使った移動通信
処理を行うことを特徴とする。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機と、この移動計算機がホームとするネットワー
クに設置され、該移動計算機の移動位置情報を管理し、
該移動計算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に
転送する移動計算機管理装置とを備えた通信システムに
おける移動計算機管理方法であって、前記移動計算機管
理装置は、前記移動計算機から所定のメッセージを受信
した場合、所定のタイミングで、所定の期間他の計算機
に該移動計算機がそのホームネットワークで割り当てら
れていた動的アドレスを割り当てないように要求するメ
ッセージを該ホームネットワークのアドレス管理サーバ
に送信し、前記移動計算機から、現在位置の情報、ホー
ムネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた
ことを示す情報、および該移動計算機を特定可能な情報
を含む位置登録メッセージを受信し、この位置登録メッ
セージに応じて、前記移動計算機がホームネットワーク
で割り当てられていた前記動的アドレスを使った移動通
信処理を行えるように、メッセージを返信することを特
徴とする。
前記位置登録メッセージの受信とは、いずれが先になっ
てもよい。
たネットワーク間を移動して通信を行うことが可能な移
動計算機装置における通信制御方法であって、これから
送信しようとするパケットに対し、自装置がホームとす
るネットワーク外の移動先で、該ホームネットワークに
設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自装置宛の
パケットを自装置の現在位置に転送する移動計算機管理
装置を介した移動通信を行うための処理を施すか、通信
相手と直接通信を行うため処理を施すかを判断(例え
ば、送信パケットが属するアプリケーション/サービス
によって判断してもよいしユーザの指定に基づいて判断
してもよい)し、移動通信を行うための処理を施すと判
断された場合には、自装置がホームネットワークで割り
当てられた動的アドレス(移動前に割り当てらていたも
のでも移動後に新たに割り当てられたものでも可)を、
送信パケットの送出元アドレスに書き込み、通信相手と
直接通信を行うため処理を施すと判断された場合には、
前記移動先のネットワークで割り当てられた動的アドレ
スを、送信パケットの送出元アドレスに書き込むことを
特徴とする。
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
P方式では、移動ホストはホームネットワークで固定の
ホームアドレスを割り当てられている必要があり、近年
急速に普及したDHCPによる動的なIPアドレス割り
当てを行っているホームネットワークに移動ホストが所
属している場合には、移動ホスト用に特別なIPアドレ
スを保持してもらうなどの手続きが必要であり、Mob
ile IP方式のスムーズな導入の妨げになってい
た。
トワークを離れる際に、それまで使用していた動的アド
レス(例えば、DHCPアドレス)を確保することを要
求する所定のメッセージを、動的アドレスを管理するア
ドレス管理サーバ(例えば、DHCPサーバ)もしくは
移動計算機管理装置(例えば、ホームエージェント)に
送信するなどし、また移動計算機が移動先ネットワーク
に再接続し、現在位置の登録メッセージを移動計算機管
理装置(例えば、ホームエージェント)に送信する際
に、それまで使用していた動的アドレス(例えば、DH
CPアドレス)を使用することを示すフラグ情報、保持
している動的アドレス(例えば、DHCPアドレス)ま
たはこれを得ることの可能な情報などを含め、これを受
信した移動計算機管理装置(例えば、ホームエージェン
ト)がそれ以降、動的アドレスの使用を継続するための
メッセージ(例えば、DHCP要求メッセージ)を移動
計算機の代わりにアドレス管理サーバ(例えば、DHC
Pサーバ)に対して送信することにより、例えばホーム
ネットワークが動的アドレス割り当てプロトコル(例え
ば、DHCP)で運用されている場合も移動通信プロト
コル(例えば、Mobile IP)を使って移動計算
機を動作することが容易に行える。
実施の形態を説明する。
ステムの基本構成の一例を示す。
P(移動IP)により移動計算機の通信をサポートして
いるものとする。なお、RFC2002で規定されるM
obile IPプロトコルでは、移動先ネットワーク
で移動計算機に対するパケット配送を行うフォーリンエ
ージェント(FA)というルータの存在を仮定するモー
ドと、フォーリンエージェントを設けない(移動計算機
自身がフォーリンエージェントを兼ねる)Co−loc
ated Care−of addressモードがあ
るが、本実施形態では、後者を採用するものとして説明
する。
の他部署ネットワーク1b、第2の他部署ネットワーク
1cがインターネット6を介して相互に接続されてお
り、移動計算機(MN)2、移動計算機の通信相手(C
H)3は、これらネットワーク内に接続され、または外
部ノードとしてインターネット6に接続される。
をホームポジションとする移動計算機2が他部署ネット
ワーク1bに移動した場合について説明する。
e IPをサポートするために、移動計算機の移動先の
現在位置の情報を管理するホームエージェント(HA)
5が設けられる。管理対象とする移動計算機の台数は任
意である。前述したように、移動中の移動計算機2宛に
転送されてきたIPパケットは、そのホームエージェン
ト5を経由し、移動計算機2の元のアドレス(ホームネ
ットワーク1aにおけるアドレス)宛のIPパケットを
移動IPの現在位置アドレス宛パケット内にカプセル化
することで、移動計算機2に対するデータの経路制御を
行うことができる。
ーク外に移動した場合には、移動先のネットワーク(こ
こでは1b)において、例えばDHCPやPPPなどの
プロトコルにより移動先ネットワークで使用するCar
e−of addressというアドレスを獲得する。
Care−of addressを獲得したら、移動計
算機2は、ホームネットワーク1aのホームエージェン
ト5に現在位置の情報を含む登録メッセージを送信す
る。
移動計算機2からホームエージェント5に送信される登
録メッセージの形式を示す。
ード(カプセル化の方法など)を示す。
示す。移動計算機2は、有効期限を越えた場合、再度、
登録メッセージをホームエージェント5に送信し、再登
録を行わなくてはいけない。
ホーム位置(本実施形態では、動的アドレス)を、Ca
re−of Addressは移動計算機の現在位置
(本実施形態では、移動先で獲得したアドレス)を、H
ome Agentはホームエージェント5のアドレス
を示す。なお、詳しくは後述するが、Home Add
ressに、ホーム・アドレスを記述する代わりに、当
該移動計算機もしくはそのホーム・アドレスを特定可能
な情報(例えば、移動計算機識別子)を記述することを
可能にした例も示す。
対するIDでリプレイ攻撃を防止するために付加され
る。
動計算機2〜ホームエージェント5間の認証情報が含ま
れる。
5が受信し、正しく登録処理が行われると、図3に示す
登録応答メッセージが移動計算機2に返される。cod
eには登録成功を示す応答コード0または1が記述され
る。
式の登録応答メッセージが移動計算機2に返される。こ
の場合には、種々の登録失敗の理由を示す応答コードが
記述される。
es)の一覧を示す。左側の数字がコードであり、右側
の説明がそのコードの示す意味内容である。 <成功(success)のケース> 0:登録受諾(registration accep
ted) 1:登録受諾だが、同時移動バインドはサポートしない
(registration accepted,bu
t simultaneous mobility b
indings unsupported) <フォーリンエージェントのための失敗(failur
e for Foreign agent)のケース> 64:理由不明(reason unspecifie
d) 65:管理上の理由で禁止(administrati
vely prohibited) 66:リソースが不十分(insufficient
resources) 67:移動ノードの認証失敗(mobile node
failed authentication) 68:ホームエージェントが認証に失敗(home a
gent filedauthentidation) 69:要求されたLifeitmeが長すぎる(req
uested Lifetime too long) 70:要求の形式が正しくない(poorly for
med Request) 71:応答の形式が正しくない(poorly for
med Reply) 72:要求のカプセル化が使用できない(reques
ted encapsulation unavail
able) 73:要求のVan Jacobson圧縮が使用でき
ない(requested Van Jacobson
compression unavailable) 80:ホームネットワークが到達不能(ICMPエラー
を受信)(homenetwork unreacha
ble(ICMP error received)) 81:ホームエージェント・ホストが到達不能(ICM
Pエラーを受信)(home agent host
unreachable(ICMP error re
ceived)) 82:ホームエージェント・ポートが到達不能(ICM
Pエラーを受信)(home agent port
unreachable(ICMP error re
ceived)) 88:ホームエージェントが到達不能(他のICMPエ
ラーを受信)(home agent unreach
able(ICMP error receive
d)) <ホームエージェントのための失敗(failure
for Home agent)のケース> 128:理由不明(reason unspecifi
ed) 129:管理上の理由で禁止(administrat
ively prohibited) 130:リソースが不十分(insufficient
resources) 131:移動ノードの認証失敗(mobile nod
e fialed authentication) 132:フォーリンエージェントが認証に失敗(for
eign agentfailed authente
cation) 133:登録識別子がマッチしない(registra
tion Identfication mismat
ch) 134:要求の形式が正しくない(poorly fo
rmed Request) 135:同時移動バインド数が多すぎる(too ma
ny simultaneous mobility
bindings) 136:未知のホームエージェント・アドレス(unk
nown homeagent addoress) さて、以下では、移動計算機2の所属するホームネット
ワークが動的なIPアドレス割り当てにより管理されて
いる場合(本実施形態で対象とする移動計算機はDHC
Pによる動的IPアドレス割り当てを受けるが、別の計
算機もしくは移動計算機は別の方式でIPアドレス割り
当てを受ける場合も含む)の通信システムに本発明を適
用した実施形態について説明する。ここでは、RFC1
541と2131で規定されたDHCPによりIPアド
レスが割り当てられる場合を例にとって説明するが、本
発明は、DHCP以外の任意のアドレス割り当て方式に
も適用可能である。
ットワークがDHCPによる動的IPアドレス割り当て
を行う場合の通信システムの構成例を示す。
ームネットワーク1aにDHCPサーバ7が設置され、
DHCPサーバ7は所定のIPアドレス範囲から各クラ
イアントのアドレス要求に応じてIPアドレスの貸し出
しを行う。
スAをDHCPサーバ7から割り当てられていたものと
する。すなわち、移動計算機2の通信モジュールはIP
アドレスAを付与されて設定されている。
よびホームエージェント5の移動IP通信に関する基本
的な処理について説明する。
ドレスであるDHCPアドレス(本例ではアドレスA)
の確保をDHCPサーバまたはホームエージェント5に
要求するための処理を行う(この処理を行わない実施の
仕方もある)。なお、詳しくは後述するが、本実施形態
では、ある移動計算機2がある動的アドレスの確保を要
求したが、その移動計算機2が移動先のネットワークに
接続されて移動IPの登録処理を成功させるまでにその
動的アドレスが他の計算機に割り当てられてしまうこと
がある場合を想定している。
下の例では1bとする)に移動し接続された場合に、移
動検知処理/Care−of address獲得処理
(実施の仕方によっていずれかが先になる)、Mobi
le IP(移動IP)の登録処理/Mobile I
P(移動IP)の再登録処理を行う。また、Mobil
e IPの登録処理において、移動前に割り当てられて
いたDHCPアドレスが移動の間に他の計算機に割り当
てられてしまった場合に対応する処理を行う。
な説明と併せて示す(図6、図7、図14、図17参
照)。
例を示す。ホームエージェント5は、移動(Mobl
e)IP処理部100と代理DHCP処理部101を有
する。管理表102、判断処理部103、アドレス変更
処理部104は、それぞれまたは任意の組み合わせで必
要に応じて設ける(または設けない)ことができる。各
構成要素の詳細については後述する。
動計算機2からの要求を契機として、所定の処理を行
う。
を要求された場合、当該DHCPアドレスを確保する
(確保しようとする)ための処理を行う(この機能を設
けない実施の仕方もある)。
bile IPの登録メッセージを受信した場合、固定
アドレスを持つ移動計算機に対する通常のMobile
IPの登録処理に加えて、当該移動計算機2が現在持
つ動的アドレスであるDHCPアドレス(ホームアドレ
ス)の再割り当て処理や、このDHCPアドレスがすで
に他の計算機に割り当てられている場合に対応する処理
を行う。
登録メッセージを受信した場合、固定アドレスを持つ移
動計算機に対する通常のMobile IPの再登録処
理に加えて、少なくともMobile IPの有効期限
を超過することなく再登録メッセージを受信している間
は、当該移動計算機2が現在持つ動的アドレスであるD
HCPアドレス(ホームアドレス)の割り当てを確保し
続けるための処理を行う(なお、この確保し続けるため
の処理を最初の登録メッセージの受信時に済ませる方法
もある)。
する。
動的アドレスの確保処理について説明する。
けているので、ネットワーク間を移動している間に今ま
で使っていたDHCPアドレスが他の計算機に割り当て
られてしまう可能性がある。したがって、例えば移動計
算機がTCPのように接続型通信を行っている最中で移
動する場合や第三者からの呼び出しに答える手順を取る
ような固定アドレスの使用を前提とした対話ソフトウェ
アのようなサービスの使用を想定した場合などにおい
て、移動計算機を正常に動作させるためには、アドレス
動的割り当て機構の利便性との調和を考慮した上で、M
obile IP通信を行おうとする移動計算機に割り
当てられた動的アドレスの不変性を高めるようにするこ
とが好ましい。
ホームネット1aを離れて他部署ネットワークなどに移
動する場合(特に移動先の他部署ネットワークにてMo
bile IPによる通信を行おうとする場合)、その
移動に先だって、DHCPサーバ7から移動計算機2に
貸与されたDHCPアドレスが移動計算機2の移動の間
に他の計算機に割り当てられないようにする(割り当て
られない確率を高くする)ための処理を行う。
す。
ムネット1aを離れて移動する場合、その移動前に移動
計算機2が自らDHCPサーバ7に、指定する動的アド
レス(本例ではアドレスA)を所定の期間他の計算機に
割り当てないように要求する所定のメッセージを送信す
る(図8参照)。
2がホームエージェント5に、自装置に割り当てられた
動的アドレスが他の計算機に割り当てられないようにす
ることを要求する所定のメッセージ(DHCP確保要求
メッセージと呼ぶ)を送信し、これを受けたホームエー
ジェント5が移動計算機2を代行してDHCPサーバ7
に、指定する動的アドレスを所定の期間他の計算機に割
り当てないように要求する所定のメッセージを送信する
(図5では代理DHCP処理部101)(図9参照)。
ーバ7に送信する所定のメッセージは、DHCPのDH
CPREQUESTメッセージに適当なリースタイム
(通常よりも長い期間とする)を設定して送信すること
で実現できる。
(a)DHCPサーバ7からホームエージェント5にD
HCPACKが返されたならば、ホームエージェント5
から移動計算機2に要求受付メッセージを返すものと
し、移動計算機2はホームエージェント5から要求受付
メッセージを受信した後に移動するようにしてもよい
し、(b)移動計算機2からDHCP確保要求メッセー
ジを受けたホームエージェント5は、直ちに要求受付メ
ッセージを移動計算機2に返し、その後にDHCPサー
バ7との間でやり取りを行い、移動計算機2はホームエ
ージェント5から要求受付メッセージを受信した後に移
動するようにしてもよい。
ジに設定するリースタイムについては、例えばDHCP
サーバ7の管理するアドレス数や接続される計算機数を
考慮してシステム管理者が規定することが望ましい(ア
ドレスが非常に少ない場合、長時間移動計算機のために
アドレスを予約することが必ずしも得策ではないの
で)。
HCPアドレスに余裕があると管理者が判断した場合
(またはホームネットワーク1aに他のDHCPサーバ
もしくは他のアドレス割り当て機構が存在する場合に当
該他のDHCPサーバなどが管理しているアドレスも考
慮してDHCPアドレスに余裕があると管理者が判断し
た場合)などにあっては、上記のDHCPREQUES
Tメッセージのリースタイムを無限大(を示すコード)
にすることで、該移動計算機に割り当てられるDHCP
アドレスが固定値となり、該移動計算機上で実行する応
用ソフトウェアがアドレス依存のものであっても、問題
なく使用することができるようになる。
のリースタイムを許すとDHCPによるアドレスの再利
用という利便性が低下することがあるので、無限大のリ
ースタイムの使用については何らかの制限を設けるのが
好ましい。例えば、上記の(2)の場合、ホームエージ
ェントもしくはDHCPサーバにおいて、(a)当該処
理において同時に無限大のリースタイムを設定できるア
ドレス数の上限を定め、この上限を越えない範囲で無限
大のリースタイムを設定する方法、(b)予め定められ
た特定の移動計算機についてのみ無限大のリースタイム
を設定する方法、(c)移動時に一定の条件(例えば、
ホームアドレス不変を必須とするアプリケーションを搭
載している条件)を満足している移動計算機についての
み無限大のリースタイムを設定する方法、(d)これら
の組み合わせなどが考えられる。上記の(1)の場合に
は、例えば、移動計算機自身が、上記の(b)や(c)
などの基準に従って自装置が無限大のリースタイムを設
定できるか否かを判断するようにしてもよい。無限大の
リースタイムの設定が許可されなかったものについて
は、有限のリースタイムの設定がなされる。
2がホームエージェント5に、自装置に割り当てられた
動的アドレスが他の計算機に割り当てられないようにす
ることを要求するメッセージすなわちDHCP確保要求
メッセージを送信し、これを受けたホームエージェント
5が、(移動計算機2に要求受付メッセージを返した後
に、)DHCPサーバ7との間の継続的なやり取りを通
じて、移動計算機2の動的アドレス(本例ではアドレス
A)を確保するための処理を行う(図5では代理DHC
P処理部101)。移動計算機2は、ホームエージェン
ト5から要求受付メッセージを受信した後に移動する。
しては、次のようなものが考えられる。
り当てを確保する例 ホームエージェント5が、当該移動計算機に割り当てら
れているDHCPアドレスについて、リースタイムをx
時間とするDHCPREQUESTメッセージをxと同
程度以上の所定のy時間ごとに送信する。例えば、リー
スタイムを30分とするDHCPREQUESTメッセ
ージを1時間ごとに送信する(作為的にリースタイムを
超過させる)。この処理は、アドレスが確保できている
うちは、例えば、当該移動計算機2から移動IP通信の
ための位置登録メッセージを受信するまで行う。これに
よって、DHCPによるアドレスの再利用という利便性
との調和を図った上で、移動計算機2のDHCPアドレ
スを不完全ではあるが従来よりも高い確実で維持するこ
とができる。
る例 ホームエージェント5が、当該移動計算機に割り当てら
れているDHCPアドレスについて、リースタイムを超
過することのないようにDHCPREQUESTメッセ
ージをDHCPサーバ宛てに送り続ける。例えば、リー
スタイムをx時間とするDHCPREQUESTメッセ
ージをxより小さいy時間ごとに送信する。この処理
は、例えば、当該移動計算機2から移動IP通信のため
の位置登録メッセージを受信するまで行う。これによっ
て、移動計算機2によるDHCPアドレスの確実な割り
当て維持が実現できる。
とするDHCPREQUESTメッセージを送信するこ
とと同じであるので、例えば前述したような方法で、完
全なるアドレスの確保に対する制限を設けるのが好まし
い。
HCPアドレスが変更になっても構わないことが予め分
かっている場合には、当該移動計算機2から上記した所
定のメッセージを送信せず、アドレスを確保しないよう
にしてもよい。
移動計算機2内における所定のイベント発生を契機とし
て自動的に行う場合と、ユーザが契機を与える場合とが
考えられる。
ことも任意に組み合わせて実施することも可能である。
確保を要求する場合、上記したように所定のメッセージ
をDHCPサーバもしくはホームエージェントに送信す
ると、移動可能となる。移動計算機2の電源を切った状
態で移動する場合、電源を切る前にそれまで使用してい
たアドレスAをDHCPアドレス(ホームアドレス)記
憶領域に保存しておく。
について説明する。
ための移動計算機の構成例を示す。
より行われる。
続され、当該移動計算機2が再起動されると、移動検知
処理が行われる(ホームネットワークに接続され再起動
された場合も含む)。
す。
通して移動検知する方法 初期化のDHCPDISCOVERメッセージを発信
し、もしくはさらにDHCPREQUESTメッセージ
を発信し(図6ではDHCP処理部13)、DHCPD
ISCOVERメッセージに対して返されたDHCPO
FFERメッセージにて提示されたDHCPアドレス、
もしくはDHCPREQUESTメッセージに対して返
されたDHCPACKによって獲得したDHCPアドレ
スと、自装置内に保存しておいたホームアドレスとして
のDHCPアドレス(本例ではアドレスA)とを比較
し、(i)ネットワークアドレスが同じであれば、移動
計算機2は移動していないと判定し、(ii)ネットワー
クアドレスが異なっていれば、移動計算機2は移動した
と判定する。
スとは別に自装置のホームネットワークのアドレス情報
(ネットワークアドレス)が記憶されている場合には、
これと上記の提示されたまたは獲得したDHCPアドレ
スのネットワークアドレスとを比較するようにしてもよ
い。
Pサーバが存在する場合に移動検知可能となる。
から提示されたまたは獲得したアドレスで移動を検知す
る方法 上記の(1)と基本的には同様で、接続されたネットワ
ークのDHCP以外のアドレス管理サーバから所定の手
順を経て提示されたもしくは獲得したアドレスと、自装
置内に保存しておいたDHCPアドレスもしくはホーム
ネットワークのネットワークアドレスとを比較して、上
記のように移動を検知する。
知する方法 接続されたネットワーク内に存在するルータやエージェ
ント(ホームエージェント、フォーリンエージェント)
から当該ネットワーク上に放送(マルチキャスト)され
るアドバタイズメントを聞き(受信し)、このアドバタ
イズメント内に記述されているアドレス情報(当該ネッ
トワークのネットワークアドレス)と、自装置内に保存
しておいたDHCPアドレスもしくはホームネットワー
クのネットワークアドレスとを比較して、上記のように
移動を検知する。
たアドレスを参照することで移動を検知する方法 移動計算機に何らかの方法(例えば、DHCP手順、手
動)でTCP/IPモジュール(図6では11)に設定
されたIPアドレス(移動先ネットワークで獲得したも
のである場合にはCare−of addressに該
当)(図6では111)と、自装置内に保存しておいた
DHCPアドレスもしくはホームネットワークのネット
ワークアドレスとを比較して、上記のように移動を検知
する。
いるのか、あるいはホームネットワーク外に移動して他
部署ネットワークに接続されているのかを指示する情報
を、ユーザが移動計算機2に入力し、移動計算機2はこ
の入力された指示に従ってその後の処理を行う。
法 上記の(1)〜(5)はネットワーク層で移動を検知す
るものであったが、データリンク層(図6ではデータリ
ンクモジュール10)から得られる情報を聞くことによ
って移動を検知するようにしてもよい。このデータリン
ク層における移動の検知としては、IPサブネットでの
移動を検知する必要はなく、例えば、IPサブネットと
は異なる概念に係る移動を検知したときに(例えば、デ
ータリンク層のレベルで移動したことは検知したがIP
サブネットのレベルで移動したか否かは判断がつかない
状況)、上記の(1)〜(5)のいずれかにより、IP
サブネットでの移動を検知するようにしてもよい。
実施することも、任意に組み合わせて実施することも可
能である。また、組み合わせて実施する場合、動作させ
る順番を決めておくなどの方法がある。
るいはアドバタイズメントの受信待ち状態への遷移等
は、移動計算機内における所定のイベント発生を契機と
して自動的に行う場合と、ユーザが契機を与える場合と
が考えられる。
レス獲得処理について説明する。
らば、次に移動先ネットワークにおいてアドレス(Ca
re−of address)を獲得するための処理を
行う(ただし、アドレスを獲得してから移動を検出する
順番になる場合もある)。
は、基本的には、移動先におけるアドレス管理機構に従
う。また、大きく分けると、移動計算機2がアドレス管
理サーバとの間で規定された手続きを行って自動的に獲
得する方法と、システム管理者から割り当てられたアド
レスをユーザもしくはシステム管理者などが移動計算機
2にマニュアルで設定する方法とがある。
サーバからアドレスの割り当てを受ける場合には、移動
計算機2は、初期化のDHCPDISCOVERメッセ
ージを発信し、もしくはさらにDHCPREQUEST
メッセージを送信し、これに対するDHCPサーバから
のDHCPOFFERメッセージを受信し、さらにDH
CPDISCOVERメッセージを送信し、これに対す
るDHCPサーバからのDHCPACKを受信すること
によって、DHCPアドレスの獲得が完了する。
ク内に存在することが検知された場合や、ホームネット
ワーク外であっても移動IP通信の必要がない場合に
は、新たに獲得したアドレスを用いて、通常のIP通信
を行うことになる。また、移動検出においてホームネッ
トワーク内に存在することが検知された場合、その時点
で自装置が割り当てられているDHCPアドレスについ
て、DHCPREQUESTメッセージを送信し、DH
CPNAKが返送された場合に、新たなDHCPアドレ
スの割り当てを受けるようにしてもよい。
ーションと、これらアドレス獲得処理のバリエーション
とは、適宜組み合わせて実施することができる。また、
その組み合わせによっては、移動検出とアドレス獲得を
ほぼ一連の手続きで実行できるもの(DHCPDISC
OVERにより移動を検知し、続けて行うDHCPRE
QUESTによりアドレスを獲得するケース)や、先に
アドレスが獲得された後に移動検出が行われるもの(マ
ニュアル操作によりアドレスを設定し、このアドレスと
自装置内に保存しておいたDHCPアドレスもしくはホ
ームネットワークのネットワークアドレスとを比較して
移動を検知するケース)などがある。また、フォーリン
エージェントを用いるMobile IPのモードを採
用する場合には、フォーリンエージェントからのアドバ
タイズメントを受信するだけで、移動検知とアドレス獲
得を行うことができる。
得処理の具体例を幾つか示す。
アドレス獲得処理の第1の例 移動先で移動計算機2が再起動されると、初期化のDH
CP要求を発信し、これによって獲得したDHCPアド
レスと上記の保存しておいたDHCPアドレスとを比較
し、(i)ネットワークアドレスが同じであれば、移動
計算機2は移動していないと判定し、(ii)ネットワー
クアドレスが異なっていれば、移動計算機2は移動した
と判定する。
CPアドレスは、移動計算機2のTCP/IPに設定せ
ず、直ちに解放し、電源を切断する前に割り当てられた
アドレスAを通信モジュールに貸与して初期化するため
に使用する(ただし、この場合、アドレスAが使用可能
であることをDHCPサーバに確認する必要がある)。
もしくは、アドレスAを破棄して、新たに獲得したDH
CPアドレスをホームアドレスとして用いる。
CPアドレスは、移動計算機のTCP/IPに設定せ
ず、直ちに解放し、電源を切断する移動前に割り当てら
れたアドレスAを通信モジュールに貸与して初期化する
ために使用するとともに、あらためてCare−of
addressとして用いるアドレスをDHCPにて獲
得する。もしくは、電源を切断する前と同様にアドレス
Aをホームアドレスとして用い、新たに獲得したDHC
PアドレスをCare−of addressとして用
いる。
構成例を図7に示す。
処理部23がDHCPサーバにアドレス要求メッセージ
を送出し、アドレスを獲得する。獲得されたアドレス
は、DHCPアドレス格納部231に格納される。
ュール21内のホームアドレス格納部211に格納され
ているホームアドレスと比較する。
ば、同一ネットワーク内にいるので、Mobile I
Pを使用する必要はなく、例えば獲得したアドレスをT
CP/IPモジュール21にセットして、計算機を初期
化する通常と同じ動作を行えばよい。
には、ホームネットワークから移動したと判断する。こ
の場合、例えば獲得したアドレスをそのままMobil
eIPのCare−of addressとして、Ca
re−ofアドレス格納部221に格納し、移動IP処
理部(Mobile IP処理部)22による後述する
ようなIP処理(登録メッセージの生成、送出等)へと
移る。
Pアドレス格納部231にアドレスが存在しない場合に
は、例えば、自装置はホームネットワークに接続されて
いるとみなし、上記の獲得したDHCPアドレスをホー
ムアドレスとして通信モジュールを初期化するなどの処
理を行う。
アドレス獲得処理の第2の例 移動先で移動計算機2が再起動されると、初期化のDH
CPDISCOVERメッセージを発信し、これに対し
てDHCPサーバから返されたDHCPOFFERメッ
セージにて提示されたDHCPアドレスと、自装置内に
記憶されているDHCPアドレスもしくはホームネット
ワークのネットワークアドレスとを比較して、上記と同
様に移動の判断を行う。
合、電源を切断する前に割り当てられたDHCPアドレ
スについてのDHCPREQUESTメッセージもしく
は上記の提示されたDHCPアドレスについてのDHC
PREQUESTメッセージをDHCPサーバに送信
し、これに対するDHCPACKを受信すれば、ホーム
アドレスの獲得が完了する。
断された場合、上記の提示されたDHCPアドレスにつ
いてのDHCPREQUESTメッセージをDHCPサ
ーバに送信し、これに対するDHCPACKを受信すれ
ば、Care−of addressの獲得が完了す
る。
Mobile IPのモードを採用する場合の移動検知
とアドレス獲得について説明する。
le IPのモードを採用する場合には、フォーリンエ
ージェント(フォーリンエージェントがホームエージェ
ントと同一サーバである場合もある)からのアドバタイ
ズメントを受信するだけで、移動検知と移動先でのアド
レスの獲得を行うことができる。
起動されると、移動計算機2は、フォーリンエージェン
ト(もしくはフォーリンエージェントとホームエージェ
ントを兼ねたサーバ)からのアドバタイズメントを待つ
(聞く)状態になる。そして、フォーリンエージェント
からのアドバタイズメントを受信したならば、その中に
含まれているフォーリンエージェントのアドレスもしく
は割り当てアドレスと、自装置内に記憶されているDH
CPアドレスもしくはホームネットワークのネットワー
クアドレスとを比較して、上記と同様に移動の判断を行
う。
合、電源を切断する前に割り当てられたDHCPアドレ
スについてのDHCPREQUESTメッセージをDH
CPサーバに送信し、これに対するDHCPACKを受
信すれば、ホームアドレスの獲得が完了する。
断された場合、上記のフォーリンエージェントからのア
ドバタイズメントの中に含まれている割り当てアドレス
をCare−of addressとして使用する。
て移動計算機2を稼働させたまま移動可能とすることも
できる。このような場合には、以上の初期動作を行う必
要はないが、あるネットワークから別のネットワークへ
移動したときに、移動先のネットワークからCare−
of addressを獲得し、移動元のネットワーク
もしくは特定のネットワークをホームネットワークとし
て後述するMobile IPの処理を開始することが
できる。
動先ネットワークにおいてCare−of addre
sの獲得まで完了すると、移動IP通信のための登録処
理を行うことができるようになる。
いて説明する。
ク(1bとする)に再接続される場合における、移動計
算機2とホームエージェント5の動作シーケンスの一例
について説明する。
作の場合(移動前に移動計算機2がDHCP獲得したア
ドレスが移動先で使用可能となる場合)のシーケンスに
ついて説明する。
前にDHCPサーバ7に所定のメッセージを転送し(図
8参照)、あるいはホームエージェント5(図9参照)
に所定のメッセージを転送するなどして、自装置が保持
しているアドレスAを他の計算機に割り当てられないよ
うにする。
移動計算機2は、通信モジュール(図6や図7ではTC
P/IPモジュール)がアドレスAを獲得した状態にな
っている。
述のような手順を経て、Care−of addres
sを獲得し、アドレスAをホームアドレスとするMob
ile IPの処理を開始する(図7や後に示す図14
では移動(Mobile)IP処理部)。
ッセージを送信する。この位置登録メッセージは、RF
C2002で規定された図2に示すメッセージを拡張し
たもので、例えば図10に例示する形式になる。
P獲得されたアドレスを使用するか否か(自装置がホー
ムネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた
か否か)を示すフラグで、DHCP−home−add
ressはその獲得していたDHCPアドレスを示す。
この場合、例えば、Qビットをonに、DHCP−ho
me−addressをアドレスAに設定する。
装置がホームネットワークで動的なアドレス割り当てを
受けていたのではない旨を示す状態にした場合、移動計
算機においてもホームエージェントにおいても、固定的
に割り当てられたホームアドレスによる通常の移動IP
通信の登録のための処理が行われることになる。
ち自装置がホームネットワークで動的なアドレス割り当
てを受けていた旨を示す状態にした場合、ホームエージ
ェント5は、通常の移動IP通信の登録のための処理の
他に、その動的アドレスの再割り当て処理や、すでにそ
の動的アドレスが他の計算機に割り当てられていて使用
できないものとなっていた場合に対応する処理などを行
うことになる(図5では、移動(Mobile)IP処
理部100、代理DHCP処理部101)。
P登録のための最初の位置登録メッセージおよび/また
はライフタイムを更新するための再登録のための再度の
位置登録メッセージは、Mobile IPで使用する
動的アドレスを他の計算機に割り当てないようにホーム
エージェントに要求する旨を内在することになる。つま
り、Qビットがonである位置登録メッセージを受けた
ホームエージェント5は、少なくとも当該移動計算機に
ついて移動IP通信が行われていると認識できる間は当
該動的アドレスを確保し続けるための処理を行うことに
なる(図5では、移動(Mobile)IP処理部10
0、代理DHCP処理部101)。
ホームエージェント5は、移動計算機2の代理で、DH
CPREQUESTメッセージに、上記のDHCP−h
ome−addressに記述されていたDHCPアド
レスを付加し、これをホームネットワーク1aに放送し
てDHCPサーバ7に送る。ここでは、DHCPサーバ
7からDHCPACKが返されたとする。
ちアドレスA)をホームアドレスとしてMobile
IPを行うことができる。すなわち、所定の移動計算機
2〜ホームエージェント5間の認証処理を行い、正しく
登録できれば、図3に示す登録成功の応答メッセージを
返答する。それ以降は、Mobile IPのシーケン
スに従って移動計算機2宛のメッセージの転送が行われ
る。なお、先に認証処理を行い、認証に成功した場合
に、上記のDHCPアドレスに関する処理を行うように
してもよい。
HCPアドレスの有効期限(リースタイム)が切れてH
CPNAKメッセージが送信されてきたら、ホームエー
ジェント5は移動計算機2の代理でDHCPREQUE
STメッセージを再送し、DHCPアドレスの確保を続
ける。
イム)を超過しないタイミングで繰り返し位置登録メッ
セージをホームエージェント5に送信し、再登録を行
う。すなわち、ホームエージェント5は、移動計算機2
から再登録のためのメッセージを有効期限(ライフタイ
ム)内に受信している限りDHCPアドレスの確保を続
ける。
の方が移動計算機2の登録の有効期間よりも長いと想定
されるので、このような場合には、ホームエージェント
5は、移動計算機2から再登録メッセージを受信したこ
とを契機にDHCPサーバ7に対してDHCPREQU
ESTメッセージを再送するようにしてもよい。
登録メッセージを受けたかまたは移動計算機のライフタ
イムが切れた場合には、DHCP7へのDHCPREQ
UESTメッセージの送信を取り止めるようにしてもよ
いし、リースタイムを通常よりはある程度長い値とした
DHCPREQUESTメッセージを1回だけ送信する
ようにしてもよい。
DHCP−home−addressのフィールドに、
その移動計算機がホームネットワークで割り当てられて
いた動的アドレスを記述する例を示したが、動的アドレ
スを明示的に記述するのではなく、ホームエージェント
が移動計算機を特定可能な情報、例えば、各移動計算機
に固有に割り当てた移動計算機識別子を記述するような
構成にしてもよい。
ェント5は、図11に例示するような移動計算機識別子
およびDHCPアドレスを含む管理表(図5では10
2)を管理するものとする。図11において、移動計算
機識別子およびDHCPアドレス以外の情報は、適宜省
いても構わないし、他の情報をさらに管理表に登録する
ようにしてもよい。
ホームエージェント5は、位置登録メッセージ内に格納
されている移動計算機の識別子をキーに、図11に例示
する管理表から当該移動計算機が過去使用したDHCP
アドレスやDHCPサーバの識別子、リースタイムを含
む移動計算機毎の設定を得ることができる。なお、この
場合、ホームエージェントは、図11の管理表のDHC
Pサーバ識別子からDHCPREQUESTを送信すべ
き相手のDHCPサーバを知ることができるので、DH
CPDISCOVERメッセージとDHCPOFFER
メッセージのやり取りを省略することができる。
ome−addressのフィールドに、動的アドレス
を記述するか、移動計算機識別子等を記述するかによっ
て、次のようなバリエーションが考えられる。
度の位置登録メッセージすべてにおいて、動的アドレス
を記述する。
度の位置登録メッセージすべてにおいて移動計算機識別
子等を記述する。
計算機識別子等を記述し、以降の再度の位置登録メッセ
ージでは動的アドレスを記述する。
とを適宜使い分ける。この場合、動的アドレスであるか
移動計算機識別子等であるかの区別は、それらの値が取
り得る範囲を予め排他的に定めることによる方法と、登
録メッセージ中にDHCP−home−address
に記述されているものが動的アドレスであるか移動計算
機識別子等であるかを区別するフラグを設ける方法など
が考えられる。
のホームアドレスである動的アドレスを確保する手順の
バリエーションとして、上述したものとは別の手順も考
えられる。
の次の再登録のための登録メッセージを受信した場合
に、ホームエージェント5はDHCP7にリースタイム
を無限大とするDHCPREQUESTメッセージを送
信するようにしてもよい。
最初の登録メッセージもしくはその次の再登録のための
登録メッセージを受信した際に、DHCP7にリースタ
イムを無限大とするDHCPREQUESTメッセージ
を送信し、移動計算機からライフタイムが0の登録メッ
セージを受けたかまたは移動計算機のライフタイムが切
れた際に、DHCP7にリースタイムを通常の値もしく
は通常よりはある程度長い値としたDHCPREQUE
STメッセージを送信するようにしてもよい。次に、図
12を参照しながら、新規アドレスで再設定を行う場合
(移動前にDHCP獲得したアドレスが使用不可となっ
た場合)のシーケンスの一例について説明する。
たアドレスが使用不可となった場合に、移動IP通信を
行うか、取り止めるかの判断を、ホームエージェント側
で決着させる例について説明する。
前にDHCPサーバ7、あるいはホームエージェント5
に所定のメッセージを転送するなどして、自装置が保持
しているアドレスAを他の計算機に割り当てられないよ
うにする。
計算機2は、通信モジュール(図7ではTCP/IPモ
ジュール21)がアドレスAを獲得した状態になってい
る。
述のような手順を経て、Care−of addres
sを獲得し、アドレスAをホームアドレスとするMob
ile IPの処理を開始する。
がホームネットワークで動的なアドレス割り当てを受け
ていた旨を示す(Qビットをonにした)位置登録メッ
セージをホームエージェント5に送信する。
ント5は、移動計算機2の代理で、DHCPREQUE
STメッセージに、上記のDHCP−home−add
ressに記述されていた、もしくは上記のDHCP−
home−addressに記述されていた計算機識別
子等をもとに管理テーブルを参照して得た、DHCPア
ドレスを付加し、これをホームネットワーク1aに送
る。
したDHCPREQUESTメッセージに対し、そのア
ドレスAが、(移動計算機2の移動の間に既に他の計算
機に使用されているなどして)使えない旨のDHCPN
AKメッセージが返信されたとする。
および/またはホームエージェント)は、 (i)Mobile IPでの通信を中止する。 (ii)代わりのDHCPアドレスをホームアドレスとし
て再設定し、これを使ったMobile IP通信を新
たに開始する。 のいずれかを選択することができる。
で割り当てられた動的アドレスを使用できない場合に、
上記の(i)と(ii)のいずれを行うかについては、例
えば、移動計算機2が予め判断するかまたはユーザが設
定するなどしておいてその指示を登録メッセージ内の所
定のフラグを設定することにより、ホームエージェント
5に所望の制御を要求することができる。なお、詳しく
は後述するが、上記の(i)と(ii)のいずれを行うか
については、ホームエージェントが独自に判断する方
法、ホームエージェントは判断をせず、別のDHCPア
ドレスを獲得し、これを移動計算機に提示した上で、移
動計算機側ではじめて判断する方法、ホームエージェン
トが最初に何らかの判断をし、上記の(1)と判断しな
かった場合に、別のDHCPアドレスを獲得し、これを
移動計算機に提示した上で、さらに移動計算機側で何ら
かの判断をする方法などのバリエーションが考えられ
る。
の結果を出してしまうものとすると(図5では判断処理
部103)、上記の(i)の場合、図13(a)に例示
するような新たに定義したエラーコード257を付加し
た応答メッセージをホームエージェント5から移動計算
機2に返送し、プロセスを終了する。
ェント5は、新規アドレスを獲得するためのDHCP要
求シーケンスを実行し、新たなアドレス(アドレスBと
する)を獲得する。DHCP要求シーケンスは、例え
ば、図12に示すように、DHCPDISCOVERメ
ッセージの送信、DHCPOFFERの受信、DHCP
REQUESTの送信、DHCPACKの受信の手順で
行う。そして、図13(b)に例示するような、新規の
ホームアドレスすなわちアドレスBとエラーコード25
8を付加した応答メッセージを移動計算機2に返送す
る。
2は、新規アドレスBで通信モジュールを再初期化し、
これをホームアドレスとするMobile IP通信を
開始する。
ットワークからでも、DHCPサーバ7に対し貸与され
たアドレスAを他の計算機に割り当てられないようにホ
ームエージェント5もしくはホームネットワーク1aの
DHCPサーバ7に要求することを可能としてもよい。
例えば、移動計算機2が移動先から所定のメッセージを
ホームエージェント5に送信し、これに応じてホームエ
ージェント5が移動計算機2の代行でDHCPサーバ7
に適当なリースタイムを設定したDHCPREQUES
Tメッセージを送信する。
ムアドレスを維持して再度の移動あるいはMobile
IP通信の中止/再開等を行うことができる。
めの登録の手順において、移動前に移動計算機2がホー
ムネットワークのDHCPサーバ7から獲得していたD
HCPアドレス(本例ではアドレスA)がホームエージ
ェント5による代理DHCP処理において使用不可であ
ることが判明した場合において、新たにホームネットワ
ークのDHCPサーバ7から割り当てられるDHCPア
ドレス(本例ではアドレスB)を用いて移動IP通信を
行うか、移動IP通信を中止するかの判断に関する点を
中心に本実施形態について説明する。
例について説明する。
計算機2の構成例を示す。
HCPアドレスの確保のための所定のメッセージを送信
して移動し、移動先のネットワークで起動した移動計算
機2は、例えばホームアドレス(図14では112)と
移動先のネットワークで得たそのネットワークアドレス
の情報とを比較するなどして移動を検出し、またCar
e−of addressを獲得して、アドレスAをホ
ームアドレスとするMobile IPの処理を開始す
る。
レス割り当てを受けていた旨を示す(Qビットをonに
した)位置登録メッセージをホームエージェント5に送
信すると、このメッセージを受信したホームエージェン
ト5は、DHCPREQUESTメッセージにアドレス
Aを付加して送信する。
対し、DHCPACKメッセージが返信された場合、ホ
ームエージェント5は、図3に示す登録成功の応答メッ
セージを返答するが、DHCPNAKメッセージが返信
された場合、ホームエージェント5は、上記の判断をす
ることなく、新規アドレスを獲得するためのDHCP要
求シーケンスを実行し、新たなアドレス(アドレスBと
する)を獲得する。そして、図13(b)に例示するよ
うな、新規のホームアドレスすなわちアドレスBとエラ
ーコード258を付加した応答メッセージを移動計算機
2に返送する。
2は、移動(Mobile)IP処理部12の中にある
ホームアドレス判断部121にて、ホームエージェント
5から受信した応答メッセージ中のホームアドレス情報
が、自装置の期待するアドレスがどうかについて判断す
る。
レス(TCP/IPモジュール内に格納されたホームア
ドレスと同じ)かどうかを調べる。期待しているアドレ
スであれば、Mobile IPの登録が成功したこと
になる。
ば、これが受け入れ可能かどうか(Mobile IP
のホームアドレスが変更されても構わないかどうか)を
判断する。この判断は、ユーザやアプリケーションから
の指示に基づいて行う。期待していないアドレスであっ
て、かつ、受け入れ不可と判断した場合、Mobile
IPを中止することを決定する。期待していないアド
レスであっても、受け入れ可能と判断した場合、代わり
のDHCPアドレスBを用いて移動IP通信を行うこと
を決定する。
詳しく説明する。
するアプリケーションの形態や、移動計算機の使用形態
に基づく。
た場合、次の2つの場合がある。 (i)ホームアドレスが変化すると困る場合 (ii)ホームアドレスが変化しても構わない場合 上記の(i)は、第三者の計算機によるサービスが、ホ
ームアドレスの変化に影響されずに固定のアドレス宛に
パケットを送信してくれる場合や、移動計算機がそのア
ドレスから発信されたパケットしか受け取られないサー
ビスを使用する場合である。具体的には、チャットプロ
グラムやプッシュ型情報配送サービス、セキュリティー
のためのアクセス制限に該当するものがある。また、通
信接続中に移動する場合も、ホームアドレスが変更され
ると通信不能になるため、ホームアドレスが変化しては
ならない。上記の(ii)は、ホームネットワークで提供
されている、ホームネットワークからのアクセスだけに
制限されているサービスを使用する場合である。具体的
には、基本的には部外秘の情報を扱うサービスに該当す
るものがある。
のパケットを送信する再に、移動計算機の名前からアド
レスを検索する方式を取ること(図16参照)を前提と
すれば、上記の(ii)に分類したチャットやプッシュ型
情報配送サービスでも、ホームアドレスの変化に対応で
きる。これは通常、DNSを使用してアドレス解決を行
う方法としてよく知られている。移動計算機のホームア
ドレスが変更される場合、ホームネットワークの計算機
の名前とアドレスの対応を管理している名前アドレス対
応管理サーバの、移動計算機の登録情報を、変更後のホ
ームアドレスであるアドレスBにする。これにより、移
動計算機宛のパケットを送出する計算機は、変更前のア
ドレスAではなく、アドレスB宛でパケット送出可能と
なり、問題は解消される。なお、この名前管理サーバの
機能については後述する。
の使用法では、ホームアドレスが変更された場合に対応
できない。 (a)第三者計算機からの通信を待ち受けるサービスを
使用する(ただし、第三者計算機は、名前によるアドレ
ス解決を行わない、または移動計算機を管理している名
前アドレス対応管理サーバが対応していない場合)。 (b)移動計算機が送信するパケットが、固定のホーム
アドレスを送信元とする必要がある。 (c)通信接続中に移動する。
関する情報を保持しておき、この移動計算機2に割り当
てられたDHCPアドレスがアドレスA以外に変更にな
った場合、上記の保持しておいた情報を参照して、自装
置の使用法の性質が(a)〜(c)の条件に該当するか
どうかを判断し、この判断結果に従って、移動IP通信
を行うか否かを決定する。
レスBを含む応答メッセージを受信した移動計算機2
は、新規アドレスBで動作可能かの判断を、予めしてお
いた設定や、現在稼働中のサービスから得られる自装置
の使用法の情報を(a)〜(c)に比較し、通信モジュ
ールをアドレスBで初期化してMobile IPを行
うか、Mobile IPを中止するかどうかを判断す
る。移動計算機2が、アドレスBで再設定する場合のシ
ーケンスは図12のようになる。一方、Mobile
IPを中止する場合には、例えば、図15に示すよう
に、Lifetimeを0とする位置登録メッセージを
ホームエージェント5宛に送信する。
らの応答メッセージを受信した時点で移動計算機2が上
記の判断を行ったが、予め移動計算機2がアドレス変更
になった場合を想定して上記の判断を行い、その結果を
示す指示情報を登録メッセージに付加して送信し、これ
を受けたホームエージェント5側で該指示情報に従って
上記の判断を行う(移動計算機側では判断を行わない)
ようにしてもよい。
ネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた旨
を示す(Qビットをonにした)とともに、上記の指示
情報を含む位置登録メッセージを受信すると、ホームエ
ージェント5は、DHCPREQUESTメッセージに
アドレスAを付加して送信する。
対し、DHCPACKメッセージが返信された場合、ホ
ームエージェント5は、図3に示す登録成功の応答メッ
セージを返答するが、DHCPNAKメッセージが返信
された場合、ホームエージェント5は、上記の指示情報
が「期待するDHCPアドレスが使用できないならば、
代わりのDHCPアドレスにより移動IP通信を行う」
旨を指示する場合に、新規アドレスを獲得するためのD
HCP要求シーケンスを実行し、新たなアドレス(アド
レスBとする)を獲得する。そして、図3に示す登録成
功の応答メッセージ(もしくは、図13(b)に例示す
るような新規のホームアドレスすなわちアドレスBとエ
ラーコード258を付加した応答メッセージ)を移動計
算機2に返送する。指示情報が「代わりのDHCPアド
レスでは移動IP通信不可」を示すならば、DHCP要
求シーケンスは実行せず、登録失敗の応答メッセージを
返送することになる。
動計算機ごとに、その移動計算機がホームアドレスとし
て使用できることを期待しているDHCPアドレスと、
その移動計算機の使用法の性質とを対応付けて保持して
おき、この情報に従って上記と同様の判断を行う(移動
計算機側では判断を行わない)ようにしてもよい。
ネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた旨
を示す(Qビットをonにした)位置登録メッセージを
受信すると、ホームエージェント5は、DHCPREQ
UESTメッセージにアドレスAを付加して送信する。
対し、DHCPACKメッセージが返信された場合、ホ
ームエージェント5は、図3に示す登録成功の応答メッ
セージを返答するが、DHCPNAKメッセージが返信
された場合、ホームエージェント5は、当該移動計算機
2に対応して記憶した上記のような情報に基づいて、
「期待するDHCPアドレスが使用できないならば、代
わりのDHCPアドレスにより移動IP通信を行う」も
のと判断した場合に、新規アドレスを獲得するためのD
HCP要求シーケンスを実行し、新たなアドレス(アド
レスBとする)を獲得する。そして、図3に示す登録成
功の応答メッセージ(もしくは、図13(b)に例示す
るような新規のホームアドレスすなわちアドレスBとエ
ラーコード258を付加した応答メッセージ)を移動計
算機2に返送する。
移動計算機対応に記憶した上記情報に基づいて判断する
構成と前述の移動計算機が応答メッセージを受信してか
ら判断する構成とを組み合わせて、該判断をホームエー
ジェントおよび移動計算機の両方で行うようにしてもよ
い。
機の両方で「期待するDHCPアドレスが使用できない
ならば、代わりのDHCPアドレスにより移動IP通信
を行うか否か」の判断を行う場合に、ホームエージェン
トは移動計算機とは異なる基準の判断を行うようにして
もよい。
に例示するように名前管理サーバの働きを利用して第三
者の計算機から移動計算機宛のパケットを送信する再に
移動計算機の名前からアドレスを検索することが行われ
るか否かの相違によって、第三者計算機からの通信を待
ち受けるサービスを使用する場合の判断結果が異なるも
のとなった。
ワーク1a上の移動計算機2宛に送信する際に、名前管
理サーバ8を利用したホスト名からアドレスへの変換を
行う(移動計算機2にセッションを張る際には該移動計
算機2の識別子からホームアドレスへの変換を行い、セ
ッションを張る手順をとる)場合には、第三者計算機か
らの通信を待ち受けるサービスを使用する場合において
も、移動計算機2がネットワーク1bで代わりのDHC
Pアドレスによる移動IP通信を行うことが可能となる
ものであった。
いて説明する。
ーとする問い合わせに対してアドレスを返答する機能、
アドレスをキーとする問い合わせに対して名前を返答す
る機能、名前とアドレスの情報の変更機能が必要であ
る。名前アドレス対応管理サーバにDNSを用いる場
合、ホームエージェントの要求により、名前とアドレス
の情報を変更する機能を拡張することで実現可能であ
る。また、第三者の計算機が、アドレス解決手段として
ディレクトリサーバを使用することに対応しているなら
ば、名前アドレス対応管理サーバを用いることも可能で
ある。
ムネットワークに設置する場合においては、ホームエー
ジェント5では、移動計算機のホームネットワークで割
り当てられる動的アドレスが変更された場合、当該移動
計算機の名前とアドレスとの対応を管理する名前管理サ
ーバ宛てに、該移動計算機の名前と新しいアドレスとの
対応を通知するホームアドレス変更要求メッセージを送
信するか、またはアドレス管理サーバに送信させる(図
5ではアドレス変更処理部104)。
の割り当てを受けて稼働する移動計算機が移動IP通信
を行う場合の様々なバリエーションについて説明してき
た。
クにおいて移動IP通信を行う場合に、移動IP通信で
はなく通常のIP通信(例えば移動先ネットワークを直
接用いてそのネットワークで資源やサービスを利用する
など)をも併用したいことがある。
計算機について説明する。
クから通信を行うだけの目的では、特にMobile
IPの機能は必要ない。Mobile IP機能が必要
な場合は、次の通りである。 (a)通信接続中に移動する場合 (b)ホームアドレス宛に送られるパケットを受信する
場合 (c)セキュリティー上の制限などによって、ホームア
ドレスからしかアクセスできないサービスを使用する場
合 上記の条件に該当しない場合には、Mobile IP
は必要ない。
スできないサービスを使用する場合は、Mobile
IPを使用するのは適切ではない。
クションまたはTCP接続のようにコネクション型の通
信の場合、移動して移動計算機のアドレスが変わってし
まうと接続性が失われる場合である。(b)は、チャッ
ト型のアプリケーションやプッシュ型のサービス配送に
おいて、移動計算機のホームアドレス宛に固定的なアド
レスを使用する場合である。(c)は、ホームネットワ
ーク内からのアクセスだけに制限されたサービスの使用
の場合である。これら(a)〜(c)に該当する場合、
移動IP機能を使用すべきと判断した方がよい。
合とは、ホームアドレスを使用する通信が不要の場合で
あり、移動先でのセキュリティーにかかわらない自発的
な通信(例えば、World Wide Webのペー
ジをブラウザで閲覧する場合)では、移動登録は必要な
い。さらに、移動先ネットワークに設置されている装置
(例えば、プリンタ)を使用する場合、該移動先ネット
ワークの設定によっては、該移動計算機のホームアドレ
スからの操作要求は受け付けない場合が考えられる。こ
の場合、パケットのネットワークIDと、該移動計算機
に割り当てらたCare−of addressのネッ
トワークIDが同一の場合、該移動計算機が送り出すパ
ケットの送り元アドレスとしてCare−of add
ressを使用すると、上記の機器が使用できる。ま
た、該移動計算機宛のパケットが直接送られてくるの
で、通信のオーバーヘッドが小さい。
判断は、次の情報に基づいて行う。 (i)アプリケーションソフトウェアの種類 (ii)アプリケーションソフトウェアが通信相手として
対象にしている計算機のアドレス 上記の(i)は、アプリケーションの種類によってMo
bile IPの使用を動的に判断し、送出パケットの
送信元アドレスを決定する。上記の(ii)は、移動計算
機が送出するパケットの宛先アドレスによって、Mob
ile IPの使用を動的に判断し、送出パケットの送
信元アドレスを決定する。上記の(i),(ii)の情報
は、ともに、あらかじめ設定しておく場合と、その都度
ユーザが指定する場合がある。
構成例を示す。
たはMobile IP無使用の通信相手からのパケッ
ト(Care−of address宛)を受信する
と、受信用の移動(Mobile)IP使用判断部16
によって、ホームエージェント5からのパケットかどう
かを調べる。
の場合は、Mobile IP処理が必要となるため、
移動(Mobile)IP処理部12を通り、ホームア
ドレス宛のパケットを取り出し、アプリケーションへ転
送する。ホームエージェント5以外が送信したパケット
の場合は、移動計算機2がMobile IP無使用で
通信している相手からのパケットであるため、直接アプ
リケーションへ転送する。
用してパケットを送信する場合は、アプリケーションが
送信用の移動(Mobile)IP使用判断部15へ出
力し、この移動IP使用判断部15が、ユーザやアプリ
ケーションからの指示に基づいて、Mobile IP
を使用する通信は、ホームアドレスを送信元のアドレス
としてパケットを送出し、Mobile IPを使用し
ない通信は、Care−of addressを送信元
のアドレスとしてパケットを送出する。
と通常のIPを使い分ける構成は、独立実施可能であ
り、本実施形態で説明したような機能を持たないホーム
アドレスを動的に割り当てられる移動計算機や、ホーム
アドレスを固定に割り当てられる移動計算機にも適用可
能である。
は、移動ホストはホームネットワークで固定のホームア
ドレスを割り当てられている必要があり、近年急速に普
及したDHCPによる動的なIPアドレス割り当てを行
っているホームネットワークに移動ホストが所属してい
る場合には、移動ホスト用に特別なIPアドレスを保持
してもらうなどの手続きが必要であり、Mobile
IP方式のスムーズな導入の妨げになっていた。
ネットワークを離れる際に、それまで使用していたDH
CPアドレスを保持するためのメッセージをDHCPサ
ーバ等に送信するなどし、また移動計算機が移動先ネッ
トワークに再接続し、現在位置の登録メッセージをホー
ムエージェントに送信する際に、それまで使用していた
DHCPアドレスを使用することを示すフラグ情報、保
持しているDHCPアドレスなどを含め、これを受信し
たホームエージェントがそれ以降、DHCP要求メッセ
ージを移動計算機の代わりにDHCPサーバに対して送
信することにより、例えばホームネットワークがDHC
Pで運用されている場合もMobileIPを使って移
動計算機を動作することが容易に行える。
ed Care−of addressモードによる通
信システムについて説明したが、本発明は、フォーリン
エージェントの存在を仮定した移動通信システムにも適
用可能である。
トワークおよび/または移動先ネットワークが、DHC
P以外の任意のアドレス割り当て方式でもしくは複数の
アドレス割り当て方式が混在して運用されている場合、
あるいはDHCPとDHCP以外の1または複数のアド
レス割り当て方式が混在して運用されている場合にも適
用可能である。
るMobile IPだけでなく、現在種々提案されて
いる移動通信プロトコルに対しても適用可能である。
ても実現可能である。
の手順を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施する
こともできる。
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
ら移動計算機管理装置に送信する現在位置の登録メッセ
ージに、ホームネットワークで動的なアドレス割り当て
を受けていたことを示す情報や自装置を特定可能な情報
(割り当てられていた動的アドレスでもよい)を含め、
また移動計算機管理装置が移動計算機を代行して動的ア
ドレス管理サーバとのやり取りを行うことにより、ホー
ムネットワークで動的アドレスの割り当てを受けている
移動計算機についても移動先で移動通信プロトコルを使
って動作させることができる。
構成例を示す図
図
を示す図
アドレス獲得に関係する部分の構成例を示す図
す図
一例を示す図
他の例を示す図
メッセージの形式の一例を示す図
の一例を示す図
形式の一例を示す図
ス判断処理に関係する部分の構成例を示す図
のさらに他の例を示す図
を示す図
示す図
Claims (23)
- 【請求項1】相互に接続されたネットワーク間を移動し
て通信を行うことが可能な移動計算機装置であって、 自装置がホームとするネットワーク外の移動先から、該
ホームネットワークに設置され、自装置の移動位置情報
を管理し、自装置宛のパケットを自装置の現在位置に転
送する移動計算機管理装置宛に、現在位置の情報、ホー
ムネットワークで動的なアドレス割り当てを受けていた
か否かを示す情報、および自装置を特定可能な情報を含
む位置登録メッセージを送信する手段と、 この位置登録メッセージに応じて動的アドレスの再割り
当て処理を行った前記移動計算機管理装置から返信され
たメッセージを受信し、受信したメッセージ内の応答コ
ードに応じて移動通信の設定を行う手段とを備えたこと
を特徴とする移動計算機装置。 - 【請求項2】前記自装置を特定可能な情報は、自装置が
移動前にホームネットワークで割り当てられていた動的
アドレスであることを特徴とする請求項1に記載の移動
計算機装置。 - 【請求項3】前記自装置を特定可能な情報は、前記移動
計算機管理装置が自装置を識別するための移動計算機識
別子であることを特徴とする請求項1に記載の移動計算
機装置。 - 【請求項4】前記移動通信の設定を行う手段は、前記応
答コードが自装置が移動前にホームネットワークで割り
当てられていた動的アドレスの再割り当てが成功したこ
とを示す場合に、通常の移動通信処理を開始し、前記応
答コードが再割り当て失敗を示し別の新たに割り当てら
れた動的アドレスを呈示した場合に、この新たに割り当
てられた動的アドレスを使って通信モジュールを再初期
化するための手段を含むことを特徴とする請求項1に記
載の移動計算機装置。 - 【請求項5】前記移動通信の設定を行う手段は、前記応
答コードが再割り当て失敗を示し別の新たに割り当てら
れた動的アドレスを提示した場合、この新たに割り当て
られた動的アドレスを使った移動通信処理を開始するか
否かを判断し、開始しないと判断した場合に、この新た
に割り当てられた動的アドレスを拒否するメッセージを
前記移動計算機管理装置に送信する手段をさらに含むこ
とを特徴とする請求項4に記載の移動計算機装置。 - 【請求項6】自装置のホームネットワークのアドレス管
理サーバにより割り当てられた動的アドレスについて、
所定の期間他の計算機にこの動的アドレスを割り当てな
いように要求するメッセージを該ホームネットワークの
アドレス管理サーバに送信するか、または、この動的ア
ドレスが他の計算機に割り当てられないようにすること
を要求する旨を含むメッセージを前記移動計算機管理装
置に送信してから移動するための手段をさらに備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載の移動計算機装置。 - 【請求項7】移動通信を開始した後に、自装置がホーム
ネットワークで割り当てられた動的アドレスを前記移動
計算機管理装置に確保し続けさせるために、ホームアド
レスとして動的アドレスを使用している旨を含む位置登
録メッセージを、定期的に、該移動計算機管理装置に送
信するための手段をさらに備えたことを特徴とする請求
項1に記載の移動計算機装置。 - 【請求項8】ネットワーク間を移動して通信を行うこと
が可能な移動計算機の移動位置情報を管理し、該移動計
算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に転送する
移動計算機管理装置であって、 前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信する手段と、 受信した位置登録メッセージに含まれる前記移動計算機
を識別可能な情報が示す動的アドレスの再割り当てを要
求するメッセージを、ホームネットワークのアドレス管
理サーバに送信する手段と、 前記アドレス管理サーバからの応答を反映した登録応答
メッセージを生成し、前記移動計算機に返信する手段と
を備えたことを特徴とする移動計算機管理装置。 - 【請求項9】前記移動計算機を特定可能な情報は、該移
動計算機が移動前にホームネットワークで割り当てられ
ていた動的アドレスであることを特徴とする請求項8に
記載の移動計算機管理装置。 - 【請求項10】前記移動計算機を特定可能な情報は、移
動計算機識別子であり、 この移動計算機識別子から、該移動計算機が移動前にホ
ームネットワークで割り当てられていた動的アドレスを
含む該移動計算機の設定情報を検索する手段をさらに備
えたことを特徴とする請求項8に記載の移動計算機管理
装置。 - 【請求項11】前記登録応答メッセージの生成返信を行
う手段は、前記動的アドレスの再割り当てを要求するメ
ッセージに対し前記アドレス管理サーバから再割り当て
成功が返答された場合、再割り当て成功を示すコードを
含む登録メッセージを生成し、再割り当て失敗が返答さ
れた場合、別の新たな動的アドレスの割り当てを前記ア
ドレス管理サーバに要求し、新たに割り当てられた動的
アドレスを含む登録応答メッセージを生成する手段を含
むものであることを特徴とする請求項8に記載の移動計
算機管理装置。 - 【請求項12】前記登録応答メッセージの生成返信を行
う手段は、前記動的アドレスの再割り当てを要求するメ
ッセージに対し前記アドレス管理サーバから再割り当て
失敗が返答された場合、前記別の新たな動的アドレスを
使った移動通信処理を前記移動計算機に開始させるか否
かを判断し、開始させないと判断した場合に、別の新た
な動的アドレスの割り当てを前記アドレス管理サーバに
要求することなく、エラーコードを含む登録応答メッセ
ージを生成する手段をさらに含むものであることを特徴
とする請求項11に記載の移動計算機管理装置。 - 【請求項13】前記移動計算機から、該移動計算機がホ
ームネットワークで割り当てられた動的アドレスが他の
計算機に割り当てられないようにすることを要求する旨
を含むメッセージを受信した場合、所定のタイミング
で、所定の期間他の計算機に該動的アドレスを割り当て
ないように要求するメッセージをホームネットワークの
アドレス管理サーバに送信する手段をさらに備えたこと
を特徴とする請求項5に記載の移動計算機管理装置。 - 【請求項14】前記移動計算機がホームネットワークで
割り当てられた動的アドレスを、少なくとも移動中の該
移動計算機が自装置を介した移動通信を行っていると認
識できる期間に渡って確保し続けるための処理を行う手
段をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の移
動計算機管理装置。 - 【請求項15】前記移動計算機のホームネットワークで
割り当てられる動的アドレスが変更された場合、計算機
の名前とアドレスの対応を管理する名前管理サーバ宛て
に、該移動計算機の名前と新しいアドレスの対応を通知
するメッセージを送信するか、または、前記アドレス管
理サーバに送信させる手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項8に記載の移動計算機管理装置。 - 【請求項16】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機装置であって、 自装置のホームネットワークのアドレス管理サーバによ
り割り当てられた動的アドレスについて、所定の期間他
の計算機にこの動的アドレスを割り当てないように要求
するメッセージを該ホームネットワークのアドレス管理
サーバに送信するか、または、該ホームネットワークに
設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自装置宛の
パケットを自装置の現在位置に転送する移動計算機管理
装置に、この動的アドレスが他の計算機に割り当てられ
ないようにすることを要求する旨を含むメッセージを送
信してから移動するための手段と、 前記ホームネットワーク外の移動先から、前記移動計算
機管理装置宛に、現在位置の情報、ホームネットワーク
で動的なアドレス割り当てを受けていたか否かを示す情
報、および自装置を特定可能な情報を含む位置登録メッ
セージを送信する手段と、 この位置登録メッセージに応じて前記移動計算機管理装
置から返信されたメッセージに従い、自装置がホームネ
ットワークで割り当てられていた前記動的アドレスを使
った移動通信処理を行う手段とを備えたことを特徴とす
る移動計算機装置。 - 【請求項17】ネットワーク間を移動して通信を行うこ
とが可能な移動計算機の移動位置情報を管理し、該移動
計算機宛のパケットを該移動計算機の現在位置に転送す
る移動計算機管理装置であって、 前記移動計算機から所定のメッセージを受信した場合、
所定のタイミングで、所定の期間他の計算機に該移動計
算機がそのホームネットワークで割り当てられていた動
的アドレスを割り当てないように要求するメッセージを
該ホームネットワークのアドレス管理サーバに送信する
手段と、 前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信する手段と、 この位置登録メッセージに応じて、前記移動計算機がホ
ームネットワークで割り当てられていた前記動的アドレ
スを使った移動通信処理を行えるように、メッセージを
返信する手段とを備えたことを特徴とする移動計算機管
理装置。 - 【請求項18】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機装置であって、 自装置がホームとするネットワーク外の移動先で、該ホ
ームネットワークに設置され、自装置の移動位置情報を
管理し、自装置宛のパケットを自装置の現在位置に転送
する移動計算機管理装置を介した移動通信を行うため
に、該ホームネットワークで割り当てられた動的アドレ
スを、送信パケットの送出元アドレスに書き込む第1の
手段と、 通信相手と直接通信を行うために、前記移動先のネット
ワークで割り当てられた動的アドレスを、送信パケット
の送出元アドレスに書き込む第2の手段と、 これから送信しようとするパケットに対し、第1の手段
による処理を施して送信するか、第2の手段による処理
を施して送信するかを判断する手段とを備えたことを特
徴とする移動計算機装置。 - 【請求項19】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機と、この移動計
算機がホームとするネットワークに設置され、該移動計
算機の移動位置情報を管理し、該移動計算機宛のパケッ
トを該移動計算機の現在位置に転送する移動計算機管理
装置とを備えた通信システムにおける移動計算機管理方
法であって、 前記移動計算機は、 自装置がホームとするネットワーク外の移動先から、前
記移動計算機管理装置宛に、現在位置の情報、ホームネ
ットワークで動的なアドレス割り当てを受けていたか否
かを示す情報、および自装置を特定可能な情報を含む位
置登録メッセージを送信し、 この位置登録メッセージを受信し前記移動計算機を識別
可能な情報が示す動的アドレスの再割り当てに関する処
理を行った前記移動計算機管理装置から返信されたメッ
セージを受信し、 受信したメッセージの内容に応じて移動通信の設定を行
うことを特徴とする移動計算機管理方法。 - 【請求項20】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機と、この移動計
算機がホームとするネットワークに設置され、該移動計
算機の移動位置情報を管理し、該移動計算機宛のパケッ
トを該移動計算機の現在位置に転送する移動計算機管理
装置とを備えた通信システムにおける移動計算機管理方
法であって、 前記移動計算機管理装置は、 前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信した場合、その移動計算機の代わ
りに、該移動計算機を識別可能な情報が示す動的アドレ
スの再割り当てを要求するメッセージをホームネットワ
ークのアドレス管理サーバに送信し、 前記アドレス管理サーバからの応答を反映した登録応答
メッセージを生成し、前記移動計算機に返信することを
特徴とする移動計算機管理方法。 - 【請求項21】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機と、この移動計
算機がホームとするネットワークに設置され、該移動計
算機の移動位置情報を管理し、該移動計算機宛のパケッ
トを該移動計算機の現在位置に転送する移動計算機管理
装置とを備えた通信システムにおける移動計算機管理方
法であって、 前記移動計算機は、 自装置のホームネットワークのアドレス管理サーバによ
り割り当てられた動的アドレスについて、所定の期間他
の計算機にこの動的アドレスを割り当てないように要求
するメッセージを該ホームネットワークのアドレス管理
サーバに送信するか、または、該ホームネットワークに
設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自装置宛の
パケットを自装置の現在位置に転送する移動計算機管理
装置に、この動的アドレスが他の計算機に割り当てられ
ないようにすることを要求する旨を含むメッセージを送
信してから移動し、 前記ホームネットワーク外の移動先から、前記移動計算
機管理装置宛に、現在位置の情報、ホームネットワーク
で動的なアドレス割り当てを受けていたか否かを示す情
報、および自装置を特定可能な情報を含む位置登録メッ
セージを送信し、 この位置登録メッセージに応じて前記移動計算機管理装
置から返信されたメッセージに従い、自装置がホームネ
ットワークで割り当てられていた前記動的アドレスを使
った移動通信処理を行うことを特徴とする移動計算機管
理方法。 - 【請求項22】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機と、この移動計
算機がホームとするネットワークに設置され、該移動計
算機の移動位置情報を管理し、該移動計算機宛のパケッ
トを該移動計算機の現在位置に転送する移動計算機管理
装置とを備えた通信システムにおける移動計算機管理方
法であって、 前記移動計算機管理装置は、 前記移動計算機から所定のメッセージを受信した場合、
所定のタイミングで、所定の期間他の計算機に該移動計
算機がそのホームネットワークで割り当てられていた動
的アドレスを割り当てないように要求するメッセージを
該ホームネットワークのアドレス管理サーバに送信し、 前記移動計算機から、現在位置の情報、ホームネットワ
ークで動的なアドレス割り当てを受けていたことを示す
情報、および該移動計算機を特定可能な情報を含む位置
登録メッセージを受信し、 この位置登録メッセージに応じて、前記移動計算機がホ
ームネットワークで割り当てられていた前記動的アドレ
スを使った移動通信処理を行えるように、メッセージを
返信することを特徴とする移動計算機管理方法。 - 【請求項23】相互に接続されたネットワーク間を移動
して通信を行うことが可能な移動計算機装置における通
信制御方法であって、 これから送信しようとするパケットに対し、自装置がホ
ームとするネットワーク外の移動先で、該ホームネット
ワークに設置され、自装置の移動位置情報を管理し、自
装置宛のパケットを自装置の現在位置に転送する移動計
算機管理装置を介した移動通信を行うための処理を施す
か、通信相手と直接通信を行うため処理を施すかを判断
し、 移動通信を行うための処理を施すと判断された場合に
は、自装置がホームネットワークで割り当てられた動的
アドレスを、送信パケットの送出元アドレスに書き込
み、 通信相手と直接通信を行うため処理を施すと判断された
場合には、前記移動先のネットワークで割り当てられた
動的アドレスを、送信パケットの送出元アドレスに書き
込むことを特徴とする通信制御方法。
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