JPH11308162A - 侵入者検出機能を有する無線終端装置、侵入者検出機能を有する無線基地局装置、および、無線応用セキュリティシステム - Google Patents

侵入者検出機能を有する無線終端装置、侵入者検出機能を有する無線基地局装置、および、無線応用セキュリティシステム

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JPH11308162A
JPH11308162A JP10107784A JP10778498A JPH11308162A JP H11308162 A JPH11308162 A JP H11308162A JP 10107784 A JP10107784 A JP 10107784A JP 10778498 A JP10778498 A JP 10778498A JP H11308162 A JPH11308162 A JP H11308162A
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JP
Japan
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electric field
wireless
intruder
wireless terminal
terminal device
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JP10107784A
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English (en)
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Takahiro Ogusu
高弘 小楠
Fumihiko Shimazaki
文彦 島崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線基地局装置から送出されている電波の受信
電界強度を測定している無線終端装置を用いて、無線基
地局装置と無線終端装置との間の距離に影響されない侵
入者検出機能を実現する。 【解決手段】無線基地局装置(104)から送出されて
いる電波の受信電界強度を測定している無線終端装置
(105)は、侵入者検出動作を行う際には、まず、測
定した予め定めた回数分の受信電界強度の統計を取り、
統計値を基準受信電界強度として記憶しておく。その
後、測定した受信電界強度と基準受信電界強度との差
が、予め定めた変動許容量を超えた旨を検出した回数
が、予め定めた期間内に、予め定めた回数を超えた場合
に、無線基地局装置が存在する位置と自身が存在する位
置との間に侵入者が存在すると判断し、終端装置(10
3)や保守管理センタ(101)にその旨を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に用いら
れる無線基地局装置から送出されている電波の受信電界
強度を測定している無線終端装置を用いて、侵入者の存
在を検出する機能を実現することを可能とした技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のセキュリティシステムにおいて
は、光センサ等の検知装置と、検知装置の検知結果を通
知する通信装置とが個々に必要となっている。特に、光
によるセンサは方向性が重要であり、光センサが検知で
きる距離および範囲は限られたものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のセキュリティシステムにおいては、光センサ等の検知
装置と、検知装置の検知結果を通知する通信装置とが個
々に必要となっていることに加え、特に、光センサを用
いた場合には、光の直進性により検知できる範囲が限定
されるという課題がある。
【0004】ところで、PHS(パーソナルハンディホ
ンシステム)における無線終端装置においては、無線管
理および移動管理のために、1dB単位で、無線基地局
装置から送出されている電波の受信電界強度を測定して
いる。詳しくは、無線終端装置は、無線基地局装置との
接続を選択したり、ハンドオーバの起動を行う判断のた
めに、測定した受信電界強度が、予め定めた閾値を超え
るか否かを定期的に検出するようになっている。
【0005】無線終端装置が測定する受信電界強度への
影響は、無線基地局装置および無線終端装置の周囲の人
や壁・柱等の什器による透過損失,反射,回折が主な要
因となってくる。さらに、これらの人や什器が移動した
場合には、電波伝搬に影響を与え、受信電界強度が変動
することになる。言い換えれば、受信電界強度が変動し
た場合に、侵入者が存在する可能性があると判断するこ
とが可能となる。
【0006】そこで、本発明の目的は、受信電界強度を
測定している無線終端装置を用いて、侵入者の存在を検
出する機能を実現することを可能とすることにある。
【0007】ただし、従来、無線終端装置が測定してい
る受信電界強度は、予め定めた閾値を超えるか否かの判
定に用いられることから、その絶対値のみが測定されて
おり、無線終端装置は、受信電界強度の変動の度合いに
ついては特に測定していない。無線基地局装置との間の
距離は個々の無線終端装置ごとに異なるので、受信電界
強度の定常状態は個々の無線終端装置ごとに異なること
となり、受信電界強度の絶対値のみの測定では、受信電
界強度が変動したのか否かを判断しにくいという課題が
ある。本発明では、このような課題も同時に解決するよ
うにしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の態様として、 無線通信に用いられる無線基地局装置から送出されてい
る電波の受信電界強度を、予め定めた周期で測定する測
定手段と、 上記測定手段が測定した予め定めた回数分の受信電界強
度について、統計値を算出する算出手段と、 上記算出手段が算出した基準受信電界強度を、基準受信
電界強度として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信
電界強度と、上記測定手段が測定した受信電界強度との
差が、予め定めた変動許容量を超えた場合に、その旨を
検出する検出手段と、 上記検出手段の検出回数が、予め定めた期間内に、予め
定めた回数を超えた場合に、上記無線基地局装置が存在
する位置と自身が存在する位置との間に侵入者が存在す
ると判断する判断手段とを備えたことを特徴とした、侵
入者検出機能を有する無線終端装置を提供している。
【0009】第1の態様によれば、例えば、夜間や休日
の事業所または留守宅等の、移動する人や什器等が存在
しない間には、受信電界強度が大きく変動することは考
え難いことを活かして、まず、基準受信電界強度を定常
状態として算出し、続いて、この定常状態に対して、予
め定めた変動許容量を超える受信電界強度を測定した場
合に、無線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間に
電波伝搬に影響を及ぼす侵入者の存在を検出するように
することができる。
【0010】このように、受信電界強度の変動によって
侵入者検出機能を実現することで、直接波以外に、反
射,回折,透過等により様々な方向から到達してくる電
波伝搬の特徴を活かし、感知の範囲を、無線基地局装置
と無線終端装置との間の閉空間のほぼ全体とすることが
可能となる。また、基準受信電界強度を判定に用いるこ
とで、受信電界強度の変動を、相対的な面から判定する
ことができるので、無線基地局装置と無線終端装置との
間の距離に影響されずに、侵入者検出機能を実現するこ
とが可能となる。
【0011】ここで、第1の態様の無線終端装置は、無
線通信で用いられる無線電話端末とすることができる。
すなわち、無線電話端末に、上述した手段を備えるよう
にすることができる。このようにすれば、無線基地局装
置と無線終端装置(無線電話端末)とを備えた無線通信
システムを活用し、無線通信システムとセキュリティシ
ステムとを兼用することが可能となる。
【0012】なお、第1の態様において、手動による切
替スイッチが予め設定された位置に切り替えられた場合
に、侵入者検出機能を実現するよう制御する第1の制御
手段と、予め定めた入力操作が行われた場合に、侵入者
検出機能を実現するよう制御する第2の制御手段と、上
記無線基地局装置を介した自身への着信があった場合
に、侵入者検出機能を実現するよう制御する第3の制御
手段と、予め定めた時間帯に、侵入者検出機能を実現す
るよう制御する第4の制御手段との、いずれか1つまた
は複数をさらに備えるようにすることができる。
【0013】また、第1の態様において、上記判断手段
が侵入者が存在すると判断した場合に、予め定めた通知
先に発信し、侵入者が存在する可能性がある旨を該通知
先に通知する通知手段をさらに備えるようにすることが
できる。
【0014】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、侵入者が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることが可能となる。
【0015】さらに、このようにする場合に、音声およ
び画像の少なくとも一方を取り込む入力手段をさらに備
え、上記通知手段は、上記入力手段が取り込んだ内容を
上記通知先に送信するようにすることができる。
【0016】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、無線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間の様
子を、視覚的または聴覚的に知ることが可能となる。
【0017】ここで、第1の態様の無線終端装置を無線
電話端末とするようにした場合は、無線電話端末は、無
線通信のために、音声を取り込む手段を備えているの
で、これを利用するようにすることができる。
【0018】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第2の態様として、自身が送出している電波の受信
電界強度を測定している1つ以上の無線終端装置から、
該無線終端装置が測定した受信電界強度を、予め定めた
周期で収集する収集手段と、上記収集手段が収集した予
め定めた回数分の受信電界強度について、上記無線終端
装置ごとの統計値を算出する算出手段と、上記算出手段
が算出した基準受信電界強度を、基準受信電界強度とし
て、対応する無線終端装置ごとに記憶する記憶手段と、
上記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信
電界強度と、対応する無線終端装置から上記収集手段が
収集した受信電界強度との差が、予め定めた変動許容量
を超えた場合に、その旨を検出する検出手段と、いずれ
かの無線終端装置についての上記検出手段の検出回数
が、予め定めた期間内に、予め定めた回数を超えた場合
に、該無線終端装置が存在する位置と自身が存在する位
置との間に侵入者が存在すると判断する判断手段とを備
えたことを特徴とした、侵入者検出機能を有する無線基
地局装置を提供している。
【0019】第2の態様は、第1の態様の無線終端装置
が実現している侵入者検出機能を、無線基地局装置で実
現するようにしたものであり、その効果は、第1の態様
と同様である。
【0020】なお、第2の態様において、上記判断手段
が侵入者が存在すると判断した場合に、予め定めた通知
先に発信し、侵入者が存在する可能性がある旨を該通知
先に通知する通知手段をさらに備えるようにすることが
できる。
【0021】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、侵入者が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることが可能となる。
【0022】さらに、このようにする場合に、音声およ
び画像の少なくとも一方を取り込む入力手段をさらに備
え、上記通知手段は、上記入力手段が取り込んだ内容を
上記通知先に送信するようにすることができる。
【0023】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、無線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間の様
子を、視覚的または聴覚的に知ることが可能となる。
【0024】また、上記目的を達成するために、本発明
は、第3の態様として、無線通信に用いられる無線基地
局装置から送出されている電波の受信電界強度を測定し
ている無線終端装置と、該無線終端装置に接続されるデ
ータ処理装置とからなり、上記データ処理装置は、上記
無線終端装置が測定した受信電界強度を、予め定めた周
期で収集する収集手段と、上記収集手段が収集した予め
定めた回数分の受信電界強度について、統計値を算出す
る算出手段と、上記算出手段が算出した基準受信電界強
度を、基準受信電界強度として記憶する記憶手段と、上
記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信電
界強度と、上記収集手段が収集した受信電界強度との差
が、予め定めた変動許容量を超えた場合に、その旨を検
出する検出手段と、上記検出手段の検出回数が、予め定
めた期間内に、予め定めた回数を超えた場合に、上記無
線基地局装置が存在する位置と上記無線終端装置が存在
する位置との間に侵入者が存在すると判断する判断手段
とを備えたことを特徴とした無線応用セキュリティシス
テムを提供している。
【0025】第3の態様は、第1の態様の無線終端装置
が実現している侵入者検出機能を、無線終端装置に接続
されるデータ処理装置で実現するようにしたものであ
り、その効果は、第1の態様と同様である。
【0026】なお、第3の態様において、上記データ処
理装置は、上記判断手段が侵入者が存在すると判断した
場合に、侵入者が存在する可能性がある旨を予め定めた
通知先に通知するよう、上記無線終端装置に指示する通
知指示手段をさらに備え、上記無線終端装置は、上記デ
ータ処理装置からの指示に従って、上記通知先に発信
し、侵入者が存在する可能性がある旨を該通知先に通知
する通知手段をさらに備えるようにすることができる。
【0027】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、侵入者が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることが可能となる。
【0028】さらに、このようにする場合に、上記無線
終端装置は、音声および画像の少なくとも一方を取り込
む入力手段をさらに備え、上記通知手段は、上記入力手
段が取り込んだ内容を上記通知先に送信するようにする
ことができる。
【0029】これにより、通知先(着信先)のユーザ
は、無線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間の様
子を、視覚的または聴覚的に知ることが可能となる。
【0030】また、第3の態様において、上記データ処
理装置は、遠隔地に設置された保守管理センタと、デー
タ回線を介して接続されており、上記判断手段が侵入者
が存在すると判断した場合に、上記データ回線を介し
て、侵入者が存在する可能性がある旨を上記保守管理セ
ンタに通知する通知手段をさらに備えるようにすること
ができる。
【0031】これにより、保守管理センタの保守管理者
は、侵入者が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることが可能となる。
【0032】さらに、このようにする場合に、上記デー
タ処理装置は、音声および画像の少なくとも一方を取り
込む入力手段をさらに備え、上記通知手段は、上記入力
手段が取り込んだ内容を上記保守管理センタに送信する
ようにすることができる。
【0033】これにより、保守管理センタの保守管理者
は、無線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間の様
子を、視覚的または聴覚的に知ることが可能となる。
【0034】なお、本明細書において、「侵入者」と
は、人物に限らず、他の生物や物体を含むものとする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0036】(第1実施形態)まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。
【0037】図1は、第1の実施形態に係るセキュリテ
ィシステムのシステム構成図である。
【0038】図中、101は保守管理センタ、102は
通信網、103は終端装置、104は無線基地局装置、
105は無線終端装置、106は侵入者、107は音声
・画像入力装置である。
【0039】図1に示すように、セキュリティシステム
の保守管理センタ(101)は、自営または公衆の通信
網(102)と接続されている。また、通信網(10
2)には、終端装置(103)および無線基地局装置
(104)が接続されており、無線基地局装置(10
4)は、無線管理および移動管理のために、予め定めた
強度の電波を送出している。
【0040】なお、第1の実施形態では、無線終端装置
(105)が、無線通信で用いられる無線電話端末であ
るものとする。すなわち、第1の実施形態では、後述す
る侵入者検出動作を無線終端装置(105)に行わせる
ようにすることで、無線基地局装置(104)と無線終
端装置(105)とを備えた無線通信システムと、第1
の実施形態に係るセキュリティシステムとを兼用するこ
とを可能としている。
【0041】図2は、無線終端装置(105)の内部構
成図である。
【0042】図中、201は送受信部、202は受信電
界強度測定部、203はスイッチ、204は処理部、2
05はタイマ、206はメモリである。
【0043】なお、第1の実施形態では、無線終端装置
(105)が、無線通信で用いられる無線電話端末であ
るものとしているので、ハードウェア的には、スイッチ
(203)以外の構成要素は、元々無線電話端末に備え
られているものである。
【0044】無線終端装置(105)において、無線基
地局装置(104)から送出された電波は、送受信部
(201)によって受信され、送受信部(201)と連
動した受信電界強度測定部(202)によって受信電界
強度が測定される。受信電界強度測定部(202)によ
って測定された受信電界強度は、処理部(204)に出
力される。
【0045】スイッチ(203)は、後述する侵入者検
出動作を稼動させるためのものであり、スイッチ(20
3)が、侵入者検出動作を稼動させる旨に切り替えられ
ている場合には、処理部(204)は、まず、タイマ
(205)と連動して、予め定めた周期および回数の受
信電界強度について統計を取り、定常状態の数値(基準
受信電界強度)を定め、メモリ(206)に記憶する。
なお、統計を取るということは、対象とする受信電界強
度を標本の実現値として、定常状態の数値を推測するこ
とであり、任意の推定法を採用することができる。
【0046】その後、無線基地局装置(104)と無線
終端装置(105)との間の閉空間に侵入者(106)
が存在するようになったときには、該閉空間の電波伝搬
に影響が及ぼされ、受信電界強度測定部(202)によ
って測定された受信電界強度が、メモリ(206)に記
憶されている基準受信電界強度とズレた値となる。
【0047】そこで、処理部(204)は、メモリ(2
06)に記憶されている基準受信電界強度と、受信電界
強度測定部(202)によって測定された受信電界強度
との差が、予め定めた変動許容量を超えた場合に、その
旨を検出し、さらに、検出回数が、予め定めた期間内
に、予め定めた回数を超えた場合に、無線基地局装置
(104)と無線終端装置(105)との間の閉空間に
侵入者(106)が存在すると判断するようにしてい
る。
【0048】そして、処理部(204)は、侵入者(1
06)が存在すると判断すると、送受信部(201)と
連動して、予め定めた通知先に発信し、侵入者(10
6)が存在する可能性がある旨を、該通知先に一方的に
通知するようにする。ここで、通知先としては、例え
ば、終端装置(113)であってもよいし、保守管理セ
ンタ(101)であってもよい。また、図1では示して
いないが、別の無線電話端末を通知先とするようにして
もよい。
【0049】ここで、通知先への通知例を図3に示す。
図3では、別の無線電話端末(301)を通知先とした
場合の通知例を示している。
【0050】図3に示すように、別の無線電話端末(3
01)においては、スピーカ(302)から、侵入者
(106)が存在する可能性がある旨を示す音声や、侵
入者(106)が存在する可能性がある旨を示す警告音
またはメロディー音が発せられるようになっている。ま
た、図3に示すように、別の無線電話端末(301)に
おいては、ディスプレイ(303)に、侵入者(10
6)が存在する可能性がある旨が表示されるようになっ
ている。
【0051】なお、図3に示した通知例のほかにも、例
えば、通知先において、予め定めたランプを点灯/点滅
させるようにすることができる。
【0052】これにより、通知先のユーザは、侵入者
(106)が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることができる。
【0053】また、第1の実施形態では、無線終端装置
(105)が、無線通信で用いられる無線電話端末であ
るものとしているので、図2には示していないが、無線
終端装置(105)が、無線通信で送信される音声を取
り込むためのマイクが備えている。そこで、処理部(2
04)は、送受信部(201)と連動して、通知先と双
方向通信を行い、マイクが取り込んだ音声を該通知先に
送信するようにしてもよい。
【0054】これにより、通知先のユーザは、無線基地
局装置(104)と無線終端装置(105)との間の閉
空間の様子を、聴覚的に知ることができる。
【0055】さらに、図1に示すように、音声および画
像を取り込むビデオカメラ等の音声・画像入力装置(1
07)を、無線終端装置(105)に接続するように
し、処理部(204)が、送受信部(201)と連動し
て、通知先と双方向通信を行い、音声・画像入力装置
(107)が取り込んだ音声および画像を該通知先に送
信するようにすることもできる。なお、図1では、音声
および画像を取り込む音声・画像入力装置(107)を
接続するようにしているが、音声および画像のいずれか
一方を取り込む装置を接続するようにしてもよい。
【0056】これにより、通知先のユーザは、無線基地
局装置(104)と無線終端装置(105)との間の閉
空間の様子を、視覚的および聴覚的に知ることができ
る。
【0057】以上が、無線終端装置(105)が行う侵
入者検出動作の動作内容であり、そのフローチャートを
図4に示す。
【0058】図4に示すように、無線終端装置(10
5)のスイッチ(203)が、侵入者検出動作を稼動さ
せる旨に切り替えられると(ステップ401)、無線終
端装置(105)は、基準受信電界強度を算出する(ス
テップ402)。
【0059】その後、無線終端装置(105)は、受信
電界強度の変動を観測し(ステップ403)、変動がな
ければ、そのまま観測を継続するが、変動があった場合
には、その変動が、変動許容量の範囲内であるか否かを
判定する(ステップ404)。そして、変動許容量の範
囲内であれば、ステップ403に戻って受信電界強度の
観測を行うが、変動許容量を超えた場合には、そのよう
な場合を検出した回数をカウントする(ステップ40
5)。
【0060】続いて、無線終端装置(105)は、カウ
ントした結果の回数が、予め定めた閾値を超えたか否か
を判定し(ステップ406)、超えないならば、ステッ
プ403に戻って受信電界強度の観測を行うが、超えた
場合には、侵入者(106)が存在する可能性がある旨
を通知先に通知する(ステップ407)。なお、ステッ
プ406で判定に用いる閾値は、「1」以上の任意の自
然数である。
【0061】以上説明したように、第1の実施形態に係
るセキュリティシステムによれば、受信電界強度を測定
している無線終端装置(105)を用いて、侵入者(1
06)の存在を検出するようにすることができる。詳し
くは、第1の実施形態に係るセキュリティシステムによ
れば、例えば、夜間や休日の事業者または留守宅等の、
移動する人や什器等が存在しない間には、受信電界強度
が大きく変動することは考え難いことを活かして、ま
ず、基準受信電界強度を定常状態として算出し、続い
て、この定常状態に対して、予め定めた変動許容量を超
える受信電界強度を測定した場合に、無線基地局装置
(104)と無線終端装置(105)との間の閉空間に
電波伝搬に影響を及ぼす侵入者(106)の存在を検出
するようにすることができる。
【0062】このように、受信電界強度の変動によって
侵入者を検出するようにすることで、直接波以外に、反
射,回折,透過等により様々な方向から到達してくる電
波伝搬の特徴を活かし、感知の範囲を、無線基地局装置
(104)と無線終端装置(105)との間の閉空間の
ほぼ全体とすることが可能となる。また、基準受信電界
強度を判定に用いることで、受信電界強度の変動を、相
対的な面から判定することができるので、無線基地局装
置(104)と無線終端装置(105)との間の距離に
影響されずに、侵入者(106)の存在を検出すること
が可能となる。
【0063】なお、第1の実施形態においては、保守管
理センタ(101)および無線基地局装置(104)
が、通信網(102)と接続されるようにしているの
で、保守管理センタ(101)を通知先とする場合に、
無線終端装置(105)が、無線基地局装置(104)
および通信網(102)を介して、侵入者(106)が
存在する可能性がある旨を保守管理センタ(101)に
通知することとしているが、例えば、図5に示すよう
に、保守管理センタ(101)および無線終端装置(1
05)が、LAN等のデータ網(108)に接続される
ようにすることもでき、このようにすれば、無線終端装
置(105)は、データ網(108)を介して、侵入者
(106)が存在する可能性がある旨を保守管理センタ
(101)に通知するようにすることができる。
【0064】また、第1の実施形態においては、無線終
端装置(105)が侵入者検出動作を稼動させるか否か
を、スイッチ(203)を切り替えることによって指示
することができるようにしているが、キーパッド等から
予め定めた入力操作を行うことによって指示することが
できるようにしてもよい。また、無線終端装置(10
5)は、無線基地局装置(104)を介した自身への着
信があった場合に、侵入者検出動作を稼動させるように
したり、タイマ(205)と連動して、予め定めた時間
帯に、自動的に、侵入者検出動作を稼動させるようにし
たりしてもよい。
【0065】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
【0066】第1の実施形態は、無線終端装置(10
5)に侵入者検出動作を行わせるようにしたものであっ
たが、無線終端装置(105)にパーソナルコンピュー
タ等のデータ処理装置を接続するようにし、このデータ
処理装置に侵入者検出動作を行わせるようにすることも
でき、以下、このようにした場合を、第2の実施形態と
して、第1の実施形態と異なる点について説明する。
【0067】図6は、第2の実施形態に係るセキュリテ
ィシステムのシステム構成図である。
【0068】図中、101は保守管理センタ、102は
通信網、103は終端装置、104は無線基地局装置、
105は無線終端装置、106は侵入者、107は音声
・画像入力装置、109はデータ処理装置である。
【0069】図6に示すように、セキュリティシステム
の保守管理センタ(101)は、図1と同様に、自営ま
たは公衆の通信網(102)と接続されている。また、
通信網(102)には、図1と同様に、終端装置(10
3)および無線基地局装置(104)が接続されてお
り、無線基地局装置(104)は、無線管理および移動
管理のために、予め定めた強度の電波を送出している。
【0070】なお、第2の実施形態においては、無線終
端装置(105)は、無線通信で用いられる無線電話端
末であり、ハードウェア的には、図2におけるスイッチ
(203)以外の構成要素を備えている。そこで、第2
の実施形態においては、無線終端装置(105)が、受
信電界強度測定部(202)によって受信電界強度を測
定しているので、データ処理装置(109)は、無線終
端装置(105)が測定している受信電界強度を利用し
て、侵入者検出動作を行うものとする。すなわち、デー
タ処理装置(109)は、無線終端装置(105)が測
定した受信電界強度を、定期的に収集するようにしてい
る。
【0071】受信電界強度の収集の仕方としては、例え
ば、データ処理装置(109)が、受信電界強度の出力
を定期的に要求し、無線終端装置(105)が、この要
求を受ける度に、受信電界強度測定部(202)によっ
て測定した受信電界強度をデータ処理装置(109)に
出力する方法や、データ処理装置(109)が、受信電
界強度の出力を1度だけ要求し、無線終端装置(10
5)が、この要求を受けると、タイマ(205)と連動
して、受信電界強度測定部(202)によって測定した
受信電界強度を定期的にデータ処理装置(109)に出
力する方法が考えられる。
【0072】また、第2の実施形態においては、データ
処理装置(109)が侵入者検出動作を稼動させるか否
かを、データ処理装置(109)が備えたスイッチを切
り替えることによって指示することができるようにする
ものとする。
【0073】さて、データ処理装置(109)は、自身
が備えたスイッチが、侵入者検出動作を稼動させる旨に
切り替えられている場合には、受信電界強度の収集を開
始すると共に、第1の実施形態における処理部(20
4)と同様に、まず、内部のタイマと連動して、予め定
めた周期および回数の受信電界強度について統計を取
り、定常状態の数値(基準受信電界強度)を定め、内部
のメモリに記憶する。
【0074】その後、データ処理装置(109)は、内
部のメモリに記憶されている基準受信電界強度と、収集
した受信電界強度との差が、予め定めた変動許容量を超
えた場合に、その旨を検出し、さらに、検出回数が、予
め定めた期間内に、予め定めた回数を超えた場合に、無
線基地局装置(104)と無線終端装置(105)との
間の閉空間に侵入者(106)が存在すると判断する。
【0075】そして、データ処理装置(109)は、侵
入者(106)が存在すると判断すると、侵入者(10
6)が存在する可能性がある旨を予め定めた通知先に通
知するよう、無線終端装置(105)に指示し、無線終
端装置(105)においては、データ処理装置(10
9)からの指示を受けると、処理部(204)が、送受
信部(201)と連動して、予め定めた通知先に発信
し、侵入者(106)が存在する可能性がある旨を、該
通知先に一方的に通知するようにする。ここで、通知先
としては、第1の実施形態と同様に、例えば、終端装置
(113)であってもよいし、保守管理センタ(10
1)であってもよい。また、図6では示していないが、
別の無線電話端末を通知先とするようにしてもよい。
【0076】これにより、通知先のユーザは、侵入者
(106)が存在する可能性がある旨を、視覚的または
聴覚的に知ることができる。
【0077】また、第2の実施形態では、無線終端装置
(105)は、無線通信で用いられる無線電話端末であ
るので、無線通信で送信される音声を取り込むためのマ
イクを備えている。そこで、無線終端装置(105)に
おいて、データ処理装置(109)からの指示を受ける
と、処理部(204)が、送受信部(201)と連動し
て、通知先と双方向通信を行い、マイクが取り込んだ音
声を該通知先に送信するようにしてもよい。
【0078】これにより、通知先のユーザは、無線基地
局装置(104)と無線終端装置(105)との間の閉
空間の様子を、聴覚的に知ることができる。
【0079】さらに、図6に示すように、音声および画
像を取り込むビデオカメラ等の音声・画像入力装置(1
07)を、無線終端装置(105)に接続するように
し、無線終端装置(105)において、データ処理装置
(109)からの指示を受けると、処理部(204)
が、送受信部(201)と連動して、通知先と双方向通
信を行い、音声・画像入力装置(107)が取り込んだ
音声および画像を該通知先に送信するようにすることも
できる。なお、図6では、音声および画像を取り込む音
声・画像入力装置(107)を接続するようにしている
が、音声および画像のいずれか一方を取り込む装置を接
続するようにしてもよい。
【0080】これにより、通知先のユーザは、無線基地
局装置(104)と無線終端装置(105)との間の閉
空間の様子を、視覚的および聴覚的に知ることができ
る。
【0081】以上が、データ処理装置(109)が行う
侵入者検出動作の動作内容である。なお、データ処理装
置(109)は、内部のメモリに格納されているソフト
ウェアを実行することで、侵入者検出動作を実現するこ
とができる。
【0082】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、無線終端装置(105)に接続されたデータ処理
装置(109)に侵入者検出動作を行わせることで、第
1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0083】なお、第2の実施形態においては、保守管
理センタ(101)および無線基地局装置(104)
が、通信網(102)と接続されるようにしているの
で、保守管理センタ(101)を通知先とする場合に、
無線終端装置(105)が、データ処理装置(109)
からの指示に従って、無線基地局装置(104)および
通信網(102)を介して、侵入者(106)が存在す
る可能性がある旨を保守管理センタ(101)に通知す
ることとしているが、例えば、図7に示すように、保守
管理センタ(101)およびデータ処理装置(109)
が、LAN等のデータ網(108)に接続されるように
することもでき、このようにすれば、データ処理装置
(109)は、データ網(108)を介して、侵入者
(106)が存在する可能性がある旨を保守管理センタ
(101)に通知するようにすることができる。さら
に、このとき、図7に示すように、音声および画像を取
り込むビデオカメラ等の音声・画像入力装置(107)
を、データ処理装置(109)に接続するようにすれ
ば、データ処理装置(109)は、音声・画像入力装置
(107)が取り込んだ音声および画像を保守管理セン
タ(101)に送信するようにすることができる。
【0084】また、第2の実施形態においては、データ
処理装置(109)が侵入者検出動作を稼動させるか否
かを、データ処理装置(109)が備えたスイッチを切
り替えることによって指示することができるようにして
いるが、キーボード等から予め定めた入力操作を行うこ
とによって指示することができるようにしてもよい。ま
た、データ処理装置(109)は、内部のタイマと連動
して、予め定めた時間帯に、自動的に、侵入者検出動作
を稼動させるようにしてもよい。
【0085】また、第2の実施形態において、受信電界
強度の収集の仕方として、上述した方法のほかに、無線
終端装置(105)が、自発的に、データ処理装置(1
09)に受信電界強度を定期的に出力するようにするこ
とができる。このようにする場合、無線終端装置(10
5)は、第1の実施形態と同様に、スイッチ(203)
等の、侵入者検出動作を稼動させるための構成要素を備
えるようにし、侵入者検出動作を稼動させる状態にこの
構成要素がなっているときに、処理部(204)が、タ
イマ(205)と連動して、受信電界強度測定部(20
2)が測定した受信電界強度をデータ処理装置(10
9)に出力するようにする。
【0086】また、第2の実施形態において、データ処
理装置(109)が、パーソナルコンピュータ等の情報
処理装置ではなく、タイマやメモリを内蔵していない場
合には、無線終端装置(105)が備えたタイマ(20
5)やメモリ(206)を利用するようにすることがで
きる。
【0087】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。
【0088】第1の実施形態は、無線終端装置(10
5)に侵入者検出動作を行わせるようにしたものであっ
たが、無線基地局装置(104)に侵入者検出動作を行
わせるようにすることもでき、以下、このようにした場
合を、第3の実施形態として、第1の実施形態と異なる
点について説明する。
【0089】図8は、第3の実施形態に係るセキュリテ
ィシステムのシステム構成図である。
【0090】図中、101は保守管理センタ、102は
通信網、103は終端装置、104は無線基地局装置、
105は無線終端装置、106は侵入者、107は音声
・画像入力装置である。
【0091】図8に示すように、セキュリティシステム
の保守管理センタ(101)は、図1と同様に、自営ま
たは公衆の通信網(102)と接続されている。また、
通信網(102)には、図1と同様に、終端装置(10
3)および無線基地局装置(104)が接続されてお
り、無線基地局装置(104)は、無線管理および移動
管理のために、予め定めた強度の電波を送出している。
【0092】なお、第3の実施形態においては、無線終
端装置(105)は、無線通信で用いられる無線電話端
末であり、ハードウェア的には、図2におけるスイッチ
(203)以外の構成要素を備えている。そこで、第3
の実施形態においては、無線終端装置(105)が、受
信電界強度測定部(202)によって受信電界強度を測
定しているので、無線基地局装置(104)は、無線終
端装置(105)が測定している受信電界強度を利用し
て、侵入者検出動作を行うものとする。すなわち、無線
基地局装置(104)は、無線終端装置(105)が測
定した受信電界強度を、定期的に収集するようにしてい
る。
【0093】受信電界強度の収集の仕方としては、例え
ば、無線基地局装置(104)が、受信電界強度の出力
を定期的に要求し、無線終端装置(105)が、この要
求を受ける度に、受信電界強度測定部(202)によっ
て測定した受信電界強度を無線基地局装置(104)に
出力する方法や、無線基地局装置(104)が、受信電
界強度の出力を1度だけ要求し、無線終端装置(10
5)が、この要求を受けると、タイマ(205)と連動
して、受信電界強度測定部(202)によって測定した
受信電界強度を定期的に無線基地局装置(104)に出
力する方法が考えられる。
【0094】また、第3の実施形態においては、無線基
地局装置(104)が侵入者検出動作を稼動させるか否
かを、無線基地局装置(104)が備えたスイッチを切
り替えることによって指示することができるようにする
ものとする。
【0095】さて、無線基地局装置(104)は、自身
が備えたスイッチが、侵入者検出動作を稼動させる旨に
切り替えられている場合には、受信電界強度の収集を開
始すると共に、第1の実施形態における処理部(20
4)と同様に、まず、内部のタイマと連動して、予め定
めた周期および回数の受信電界強度について統計を取
り、定常状態の数値(基準受信電界強度)を定め、内部
のメモリに記憶する。
【0096】その後、無線基地局装置(104)は、内
部のメモリに記憶されている基準受信電界強度と、収集
した受信電界強度との差が、予め定めた変動許容量を超
えた場合に、その旨を検出し、さらに、検出回数が、予
め定めた期間内に、予め定めた回数を超えた場合に、無
線基地局装置(104)と無線終端装置(105)との
間の閉空間に侵入者(106)が存在すると判断する。
【0097】そして、無線基地局装置(104)は、侵
入者(106)が存在すると判断すると、予め定めた通
知先に発信し、侵入者(106)が存在する可能性があ
る旨を、該通知先に一方的に通知するようにする。ここ
で、通知先としては、第1の実施形態と同様に、例え
ば、終端装置(113)であってもよいし、保守管理セ
ンタ(101)であってもよい。また、図8では示して
いないが、別の無線電話端末を通知先とするようにして
もよい。
【0098】さらに、図8に示すように、音声および画
像を取り込むビデオカメラ等の音声・画像入力装置(1
07)を、無線基地局装置(104)に接続するように
し、無線基地局装置(104)が、通知先と双方向通信
を行い、音声・画像入力装置(107)が取り込んだ音
声および画像を該通知先に送信するようにすることもで
きる。なお、図8では、音声および画像を取り込む音声
・画像入力装置(107)を接続するようにしている
が、音声および画像のいずれか一方を取り込む装置を接
続するようにしてもよい。
【0099】これにより、通知先のユーザは、無線基地
局装置(104)と無線終端装置(105)との間の閉
空間の様子を、視覚的および聴覚的に知ることができ
る。
【0100】以上が、無線基地局装置(104)が行う
侵入者検出動作の動作内容である。
【0101】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、無線基地局装置(104)に侵入者検出動作を行
わせることで、第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。特に、第3の実施形態においては、1つの無
線基地局装置8104)が、複数の無線終端装置(10
5)の各々との間の閉空間について、侵入者の存在を検
出することができるようになる。
【0102】なお、第3の実施形態においては、保守管
理センタ(101)および無線基地局装置(104)
が、通信網(102)と接続されるようにしているの
で、保守管理センタ(101)を通知先とする場合に、
無線基地局装置(104)が、通信網(102)を介し
て、侵入者(106)が存在する可能性がある旨を保守
管理センタ(101)に通知することとしているが、例
えば、図9に示すように、保守管理センタ(101)お
よび無線基地局装置(104)が、LAN等のデータ網
(108)に接続されるようにすることもでき、このよ
うにすれば、無線基地局装置(104)は、データ網
(108)を介して、侵入者(106)が存在する可能
性がある旨を保守管理センタ(101)に通知するよう
にすることができる。
【0103】また、第3の実施形態においては、無線基
地局装置(104)が通知先への通知を行うようにして
いるが、無線終端装置(105)が、無線基地局装置
(104)からの指示に従って、通知先への通知を行う
ようにしてもよい。すなわち、例えば、保守管理センタ
(101)を通知先とする場合に、無線基地局装置(1
04)が、侵入者(106)が存在すると判断すると、
侵入者(106)が存在する可能性がある旨を予め定め
た通知先に通知するよう、無線終端装置(105)に指
示し、無線終端装置(105)においては、無線基地局
装置(104)からの指示を受けると、処理部(20
4)が、送受信部(201)と連動して、保守管理セン
タ(101)に発信し、無線基地局装置(104)およ
び通信網(102)を介して、無線侵入者(106)が
存在する可能性がある旨を保守管理センタ(101)に
通知するようにしてもよい。さらに、このとき、無線終
端装置(105)は、無線通信で用いられる無線電話端
末であることから、無線通信で送信される音声を取り込
むためのマイクを備えているので、無線終端装置(10
5)において、無線基地局装置(104)からの指示を
受けると、処理部(204)が、送受信部(201)と
連動して、保守管理センタ(101)と双方向通信を行
い、マイクが取り込んだ音声を保守管理センタ(10
1)に送信するようにすることができる。また、さら
に、このとき、音声および画像を取り込むビデオカメラ
等の音声・画像入力装置(107)を、無線終端装置
(105)に接続するようにすれば、無線終端装置(1
05)は、音声・画像入力装置(107)が取り込んだ
音声および画像を保守管理センタ(101)に送信する
ようにすることができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信電界強度を測定している無線終端装置を用いて、侵
入者の存在を検出する機能を実現することが可能とな
る。
【0105】特に、本発明によれば、受信電界強度の変
動によって侵入者検出機能を実現するようにしているの
で、直接波以外に、反射,回折,透過等により様々な方
向から到達してくる電波伝搬の特徴を活かし、感知の範
囲を、光センサ等のように限定された範囲ではなく、無
線基地局装置と無線終端装置との間の閉空間のほぼ全体
という、より広い範囲とすることが可能となる。また、
基準受信電界強度を判定に用いるようにしているので、
受信電界強度の変動を、相対的な面から判定することが
でき、無線基地局装置と無線終端装置との間の距離に影
響されずに、侵入者検出機能を実現することが可能とな
る。
【0106】さらに、本発明によれば、無線終端装置
を、無線通信で用いられる無線電話端末とすることで、
無線基地局装置と無線終端装置(無線電話端末)とを備
えた無線通信システムを活用し、無線通信システムとセ
キュリティシステムとを兼用することができ、有効なシ
ステム運用を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るセキュリティシステムの
システム構成図。
【図2】第1の実施形態における無線終端装置の内部構
成図。
【図3】第1の実施形態における通知先への通知例を示
す説明図。
【図4】第1の実施形態における侵入者検出動作のフロ
ーチャート。
【図5】第1の実施形態に係るセキュリティシステムの
別のシステム構成図。
【図6】第2の実施形態に係るセキュリティシステムの
システム構成図。
【図7】第2の実施形態に係るセキュリティシステムの
別のシステム構成図。
【図8】第3の実施形態に係るセキュリティシステムの
システム構成図。
【図9】第3の実施形態に係るセキュリティシステムの
別のシステム構成図。
【符号の説明】
101…保守管理センタ、102…通信網、103…終
端装置、104…無線基地局装置、105…無線終端装
置、106…侵入者、107…音声・画像入力装置、1
08…データ網、109…データ処理装置、201…送
受信部、202…受信電界強度測定部、203…スイッ
チ、204…処理部、205…タイマ、206…メモ
リ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信に用いられる無線基地局装置から
    送出されている電波の受信電界強度を、予め定めた周期
    で測定する測定手段と、 上記測定手段が測定した予め定めた回数分の受信電界強
    度について、統計値を算出する算出手段と、 上記算出手段が算出した基準受信電界強度を、基準受信
    電界強度として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信
    電界強度と、上記測定手段が測定した受信電界強度との
    差が、予め定めた変動許容量を超えた場合に、その旨を
    検出する検出手段と、 上記検出手段の検出回数が、予め定めた期間内に、予め
    定めた回数を超えた場合に、上記無線基地局装置が存在
    する位置と自身が存在する位置との間に侵入者が存在す
    ると判断する判断手段とを備えたことを特徴とする、侵
    入者検出機能を有する無線終端装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線終端装置において、 手動による切替スイッチが予め設定された位置に切り替
    えられた場合に、侵入者検出機能を実現するよう制御す
    る第1の制御手段と、 予め定めた入力操作が行われた場合に、侵入者検出機能
    を実現するよう制御する第2の制御手段と、 上記無線基地局装置を介した自身への着信があった場合
    に、侵入者検出機能を実現するよう制御する第3の制御
    手段と、 予め定めた時間帯に、侵入者検出機能を実現するよう制
    御する第4の制御手段との、いずれか1つまたは複数を
    さらに備えたことを特徴とする、侵入者検出機能を有す
    る無線終端装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の無線終端装置にお
    いて、 上記判断手段が侵入者が存在すると判断した場合に、予
    め定めた通知先に発信し、侵入者が存在する可能性があ
    る旨を該通知先に通知する通知手段をさらに備えたこと
    を特徴とする、侵入者検出機能を有する無線終端装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の無線終端装置において、 音声および画像の少なくとも一方を取り込む入力手段を
    さらに備え、 上記通知手段は、 上記入力手段が取り込んだ内容を上記通知先に送信する
    ことを特徴とする、侵入者検出機を有する無線終端装
    置。
  5. 【請求項5】自身が送出している電波の受信電界強度を
    測定している1つ以上の無線終端装置から、該無線終端
    装置が測定した受信電界強度を、予め定めた周期で収集
    する収集手段と、 上記収集手段が収集した予め定めた回数分の受信電界強
    度について、上記無線終端装置ごとの統計値を算出する
    算出手段と、 上記算出手段が算出した基準受信電界強度を、基準受信
    電界強度として、対応する無線終端装置ごとに記憶する
    記憶手段と、 上記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信
    電界強度と、対応する無線終端装置から上記収集手段が
    収集した受信電界強度との差が、予め定めた変動許容量
    を超えた場合に、その旨を検出する検出手段と、 いずれかの無線終端装置についての上記検出手段の検出
    回数が、予め定めた期間内に、予め定めた回数を超えた
    場合に、該無線終端装置が存在する位置と自身が存在す
    る位置との間に侵入者が存在すると判断する判断手段と
    を備えたことを特徴とする、侵入者検出機能を有する無
    線基地局装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の無線基地局装置において、 上記判断手段が侵入者が存在すると判断した場合に、予
    め定めた通知先に発信し、侵入者が存在する可能性があ
    る旨を該通知先に通知する通知手段をさらに備えたこと
    を特徴とする、侵入者検出機能を有する無線基地局装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の無線基地局装置において、 音声および画像の少なくとも一方を取り込む入力手段を
    さらに備え、 上記通知手段は、 上記入力手段が取り込んだ内容を上記通知先に送信する
    ことを特徴とする、侵入者検出機能を有する無線基地局
    装置。
  8. 【請求項8】無線通信に用いられる無線基地局装置から
    送出されている電波の受信電界強度を測定している無線
    終端装置と、該無線終端装置に接続されるデータ処理装
    置とからなり、 上記データ処理装置は、 上記無線終端装置が測定した受信電界強度を、予め定め
    た周期で収集する収集手段と、 上記収集手段が収集した予め定めた回数分の受信電界強
    度について、統計値を算出する算出手段と、 上記算出手段が算出した基準受信電界強度を、基準受信
    電界強度として記憶する記憶手段と、 上記記憶手段が基準受信電界強度を記憶後、該基準受信
    電界強度と、上記収集手段が収集した受信電界強度との
    差が、予め定めた変動許容量を超えた場合に、その旨を
    検出する検出手段と、 上記検出手段の検出回数が、予め定めた期間内に、予め
    定めた回数を超えた場合に、上記無線基地局装置が存在
    する位置と上記無線終端装置が存在する位置との間に侵
    入者が存在すると判断する判断手段とを備えたことを特
    徴とする無線応用セキュリティシステム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の無線応用セキュリティシス
    テムにおいて、 上記データ処理装置は、 上記判断手段が侵入者が存在すると判断した場合に、侵
    入者が存在する可能性がある旨を予め定めた通知先に通
    知するよう、上記無線終端装置に指示する通知指示手段
    をさらに備え、 上記無線終端装置は、 上記データ処理装置からの指示に従って、上記通知先に
    発信し、侵入者が存在する可能性がある旨を該通知先に
    通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする無線
    応用セキュリティシステム。
  10. 【請求項10】請求項8記載の無線応用セキュリティシ
    ステムにおいて、 上記無線終端装置は、 音声および画像の少なくとも一方を取り込む入力手段を
    さらに備え、 上記通知手段は、 上記入力手段が取り込んだ内容を上記通知先に送信する
    ことを特徴とする無線応用セキュリティシステム。
  11. 【請求項11】請求項8記載の無線応用セキュリティシ
    ステムにおいて、 上記データ処理装置は、 遠隔地に設置された保守管理センタと、データ回線を介
    して接続されており、上記判断手段が侵入者が存在する
    と判断した場合に、上記データ回線を介して、侵入者が
    存在する可能性がある旨を上記保守管理センタに通知す
    る通知手段をさらに備えたことを特徴とする無線応用セ
    キュリティシステム。
  12. 【請求項12】請求項10記載の無線応用セキュリティ
    システムにおいて、 上記データ処理装置は、 音声および画像の少なくとも一方を取り込む入力手段を
    さらに備え、 上記通知手段は、 上記入力手段が取り込んだ内容を上記保守管理センタに
    送信することを特徴とする無線応用セキュリティシステ
    ム。
JP10107784A 1998-04-17 1998-04-17 侵入者検出機能を有する無線終端装置、侵入者検出機能を有する無線基地局装置、および、無線応用セキュリティシステム Pending JPH11308162A (ja)

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