JPH11307898A - 回路基板接続構造 - Google Patents

回路基板接続構造

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JPH11307898A
JPH11307898A JP10116587A JP11658798A JPH11307898A JP H11307898 A JPH11307898 A JP H11307898A JP 10116587 A JP10116587 A JP 10116587A JP 11658798 A JP11658798 A JP 11658798A JP H11307898 A JPH11307898 A JP H11307898A
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circuit board
contact
fixed
terminal portion
circuit
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JP10116587A
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Masahiro Tokunaga
昌弘 徳永
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の接続作業の容易化を図ると共に、
安定した接続状態が確保でき、さらには回路基板が固定
されるハウジングの薄型化を可能とした回路基板接続構
造を提供する。 【解決手段】 第1の回路基板10側に接触用ランド1
3を備える。第2の回路基板20側に対向接点コネクタ
30を備える。対向接点コネクタ30は、電極部31と
電極部31の外周部にモールドされた樹脂外装部32と
を備える。電極部31は第2の回路基板20の回路に接
続されて第2の回路基板20の一側面側に固定される固
定端子部33と、第2の回路基板20の一側面と対向す
る樹脂外装部32の対向面側で、かつ第2の回路基板2
0の一側方で、樹脂外装部32の対向面側より第2の回
路基板20の他側面方向に出退自在に固定端子部33に
収容保持された接触端子部34と、該接触端子部34を
突出方向に弾発付勢すべく、固定端子部33に収容保持
された弾性部材44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電装品
等における電子ユニットの回路基板同士を互いに接続す
る際の回路基板接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に搭載されている電装品
等の電子ユニットにおいて機能を追加する際に、機能追
加用回路基板を増設する場合、もとの回路基板と追加さ
れる回路基板との接続は、通常、図6ないし図8に示す
ような方式で行われていた。
【0003】即ち、図6は、筺体としてのハウジング
(図示省略)内に予め固定された第1の回路基板101
の近傍に、追加される第2の回路基板102を固定し、
その後、両端にコネクタ103、104を備えた電線や
フラットケーブル等の配線材105の前記一方のコネク
タ103を第1の回路基板101側に接続し、他方のコ
ネクタ104を第2の回路基板102側に接続すること
によって、両回路基板101、102を電気的に接続す
るいわゆる配線材結合方式を示している。
【0004】また、図7は、ハウジング(図示省略)内
に予め固定された第1の回路基板101にコネクタ10
6を設け、追加される第2の回路基板102に、前記コ
ネクタ106に接続されるコネクタ107を設け、第1
の回路基板101上に第2の回路基板102を重合状に
取付け固定することによって、各コネクタ106、10
7が互いに接続されるいわゆるコネクタ直結方式を示し
ている。なお、図において、108はスペーサ、109
は第2の回路基板102を取付け固定するための固定ネ
ジである。
【0005】さらに、図8では、ハウジング(図示省
略)内に予め固定されたマザーボードである第1の回路
基板110に回路基板接続用の複数のコネクタ部111
が設けられ、追加される第2の回路基板112を所定の
コネクタ部111に接続するいわゆるマザーボード方式
を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
回路基板の接続構造によれば、次のような問題点が生じ
る。即ち、前記配線材直結方式では、配線するための配
線材105やコネクタ103、104が必要であり、ま
た、第2の回路基板102をハウジングに取付ける作業
と、両回路基板101、102の回路を配線材105の
コネクタ103、104で互いに接続させる作業との2
段階の作業が必要であった。
【0007】これに対し、コネクタ直結方式では、上記
配線材105は不要となり、第1の回路基板101上に
第2の回路基板102を重合状に取付け固定することに
よって、両回路基板101、102の回路の電気的接続
が得られるため、取付ける作業だけの1段階の作業で行
うことができる利点がある。
【0008】しかしながら、取付け作業に際して、互い
に接続されるコネクタ106、107の接続位置を管理
する必要があり、予め固定された第1の回路基板101
に対する第2の回路基板102の取付け位置精度を高め
る必要があった。また、実装されている電子ユニットの
振動等により各回路基板101、102が振動した場
合、コネクタ106、107の相互の接点が、微摺動摩
耗等を生じ、接触不良等の発生によって信頼性を損なう
可能性があった。
【0009】さらに、マザーボード方式では、コネクタ
直結方式と同様、振動による相互の接点の微摺動摩耗の
可能性があり、また、マザーボードが必要とされるた
め、コスト高になっていた。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、回路
基板の接続作業の容易化を図ると共に、安定した接続状
態が確保でき、さらには回路基板が固定されるハウジン
グの薄型化を可能とした回路基板接続構造を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段は、ハウジングに固定された第1の回路基
板の回路と、前記ハウジングに固定される第2の回路基
板の回路とを接続する回路基板接続構造において、前記
第1の回路基板もしくは第2の回路基板のいずれか一方
側に接触用ランドが設けられると共に、他方側に前記第
2の回路基板が固定された際、前記接触用ランドに弾接
される接触端子部を有する対向接点コネクタが設けら
れ、前記対向接点コネクタは、電極部と該電極部の外周
部にモールドされた樹脂外装部とを備え、前記電極部
は、前記回路基板の回路に接続されて回路基板の一側面
側に固定される固定端子部と、回路基板の前記一側面と
対向する前記樹脂外装部の対向面側で、かつ前記回路基
板の一側方で、前記樹脂外装部の対向面側より前記回路
基板の他側面方向に出退自在に前記固定端子部に収容保
持された前記接触端子部と、該接触端子部を突出方向に
弾発付勢すべく、前記固定端子部に収容保持された弾性
部材とを備えてなる点にある。
【0012】また、前記第1の回路基板がナビゲーショ
ンシステム用の電子ユニット基板とされ、前記第2の回
路基板がVICS用の電子ユニット基板とされた構造と
してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1ないし図3において、
10は筐体等のハウジングに固定される矩形の第1の回
路基板を示しており、その各回路11の所定位置に所定
の電子部品等が適宜、実装されている。また、第1の回
路基板10の四隅コーナー部にはハウジングに対する取
付け固定用のネジ挿通孔12がそれぞれ形成されてい
る。さらに、第1の回路基板10の上面側の一側縁に沿
った一側縁部には、その一側縁に沿った方向に所定間隔
を有して前記各回路11にそれぞれ接続された複数の円
形の接触用ランド13が形成されている。
【0014】20は前記第1の回路基板10の一側に位
置して、同一平面上に取り付け固定される所定の大きさ
を有する矩形の第2の回路基板を示しており、その各回
路の所定位置に所定の電子部品等が適宜、実装されてい
る。また、第2の回路基板20の四隅コーナー部にもハ
ウジングに対する取付け固定用のネジ挿通孔22がそれ
ぞれ形成されている。
【0015】さらに、第1の回路基板10の各接触用ラ
ンド13位置側と対応する第2の回路基板20の一側縁
部側には対向接点コネクタ30が装着されている。
【0016】対向接点コネクタ30は、図1および図3
に示される如く、前記各接触用ランド13と対応して、
一側縁に沿った方向に所定の間隔を有して配設された複
数の電極部31と、該各電極部31の外周部に渡ってプ
ラスチック系樹脂(ポリブチレンテレフタレートを入れ
た樹脂等)によりモールドされた樹脂外装部32とから
構成されており、樹脂外装部32は各電極部31間を絶
縁している。
【0017】前記各電極部31は、固定端子部33と接
触端子部34とをそれぞれ備え、固定端子部33は黄銅
により形成され、接触端子部34を出退自在に収容保持
する端子主体部36と、該端子主体部36の一端側の端
部より一側方に延設された延設部37と、該延設部37
の延設端部より端子主体部36と同方向に延設されて第
2の回路基板20の回路に半田付け等により接続される
接続固定部38とからなり、これら端子主体部36、延
設部37、接続固定部38によりいわゆるコ字状に構成
されている。
【0018】前記端子主体部36は、円柱状に形成され
ており、延設部37を有しない側の軸芯方向の端面に
は、その中心より軸芯方向に沿って円形の端子保持孔4
0が形成され、該端子保持孔40の開放端側の内周面に
は、径方向に対向して前記軸芯方向に沿ったガイド溝4
1が一対形成されている。
【0019】そして、端子主体部36の表面には、ニッ
ケル等の下地メッキを施した後、金等の金属でメッキさ
れ、防錆および接触安定化を図っている。なお、接続固
定部38には、第2の回路基板20側に対する半田付け
を容易とするために錫メッキ等が施されている。
【0020】前記接触端子部34は、黄銅により円柱状
に形成されると共に、前記端子保持孔40内に出退自在
に摺動可能に収容保持されるべく、細径のピン状に構成
されている。また、接触端子部34の長さ方向一方側寄
りに位置して、径方向より周面突出状に抜止め規制ピン
43が貫通装着されている。なお、接触端子部34も端
子主体部36と同様、表面にニッケル等の下地メッキが
施された後、金等でメッキされている。
【0021】そして、図1に示される如く、接触端子部
34の一部を下向き突出状として残りの部分が端子主体
部36の端子保持孔40内に収容されると共に、抜止め
規制ピン43がガイド溝41に位置して配置されてお
り、抜止め規制ピン43のガイド溝41に沿った軸芯方
向の案内下、接触端子部34は端子主体部36の端子保
持孔40より出退自在に収容保持されている。
【0022】また、端子保持孔40の底部40aと接触
端子部34の挿入端面との相互間には、鋼材により形成
されたコイルバネ等からなる弾性部材44が圧縮状に収
容保持されており、接触端子部34を突出方向に常時、
弾発付勢している。この際、図1に示される如く、抜止
め規制ピン43がガイド溝41の下端面に当接され、こ
こに、接触端子部34は固定端子部33に抜止状に収容
保持される。そして、樹脂外装部32の同一面側から接
触端子部34および接続固定部38が突出する構造とさ
れている。
【0023】なお、抜止め規制ピン43部分のガイド溝
41位置への配置は、例えば、図1におけるガイド溝4
1の下方側を解放状とした状態で抜止め規制ピン43部
分を挿入した後、開放端側をカシメる方式や、前記挿入
した後、開放端側に蓋体を装着する方法等がある。
【0024】また、図1に示される如く、各電極部31
下部の各接続固定部38が第2の回路基板20の一側面
の一側縁部における各回路に半田付けされた回路接続状
態においては、各接触端子部34は第2の回路基板20
の一側方で、第2の回路基板20の他側面方向に出退自
在に突出されている。
【0025】そして、この半田付けにより対向接点コネ
クタ30が第2の回路基板20の上面側に固定される構
造とされている。また、各電極部31の接触端子部34
は、第2の回路基板20の上面側と対向する樹脂外装部
32の下面側より下方に出退自在に突出されると共に、
端子主体部36の下端面は樹脂外装部32の下面より僅
かに上方に位置した構造とされている。さらにまた、樹
脂外装部32の下面側には各電極部31に対応してそれ
ぞれ矩形の凹部32aが形成されている。
【0026】なお、図1に示される如く、接触端子部3
4の端面の面積に対し、接触用ランド13の面積は十分
大きく構成され、また、接触用ランド13の面積より凹
部32aの開口面積がより大きく構成されている。
【0027】本実施形態は以上のように構成されてお
り、ネジ挿通孔12を利用して予めハウジング(図示省
略)にネジ締結された第1の回路基板10に、さらに第
2の回路基板20を追加する場合には、第2の回路基板
20の各接触端子部34を第1の回路基板10の各接触
用ランド13上面側にそれぞれ当接させた状態で、第2
の回路基板20を第1の回路基板10の一側部に配置
し、第2の回路基板20の各ネジ挿通孔22を利用して
ハウジング側にネジ締結することによって、第2の回路
基板20が取付け固定され、ここに、第1の回路基板1
0と第2の回路基板20とは同一平面上に取付け固定さ
れる。
【0028】このネジ締結に際し、当初、対向接点コネ
クタ30の各接触端子部34が各接触用ランド13に当
接しており、ネジの螺合に伴って各接触端子部34が弾
性部材44の弾発付勢力に抗して端子保持孔40内に押
し込まれていく。そして、ネジ締結状態にあっては、前
記押し込みによって蓄勢された弾性部材44の弾発付勢
力により各接触端子部34がそれぞれ突出方向に弾発付
勢され、ここに、各接触端子部34が各接触用ランド1
3にそれぞれ弾接された状態が得られる。そして、この
弾接によって各接触用ランド13、各接触端子部34、
各弾性部材44、各固定端子部33を通じて第1の回路
基板10の各回路11と第2の回路基板20の各回路と
が互いに電気的に接続された状態が得られる。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、追加
される第2の回路基板20をハウジングの所定位置に取
付け固定することによって、同時に各接触用ランド13
と各電極部31とを介して互いに電気的に接続でき、従
来の配線材直結方式のように2段階の作業を行う必要が
なく、回路基板10、20の接続作業の容易化を図るこ
とができ、また、配線材105も不要であり、コスト低
減も図れる。
【0030】また、面積の十分大きな接触用ランド13
に接触端子部34の端面を弾接させる方式であり、取付
け位置精度の融通性が大であり、従来のコネクタ直結方
式のように、コネクタ106、107を互いに嵌合させ
るべく、取り付け位置精度を厳しく管理する必要がな
く、生産性に優れる。
【0031】さらに、各接触端子部34は各接触用ラン
ド13に常時、弾接されているため、各回路基板10、
20に振動等が生じた場合であっても、安定した接続状
態を確保することができ、信頼性の向上が図れる。
【0032】また、第1の回路基板10と第2の回路基
板20とを概ね同一平面上に構成でき、各回路基板1
0、20を収容するハウジングの高さを極力抑えること
ができ、薄型化が可能となる利点もある。
【0033】なお、上記実施形態において、接触端子部
34に抜止め規制ピン43を設け、ガイド溝41と抜止
め規制ピン43との相互作用により、抜止め規制する構
造を示しているが、接触端子部34の周面に径方向外方
に張り出す円形のフランジ部を形成し、端子保持孔40
側にそのフランジ部が端子保持孔40の軸芯方向に摺動
案内される大径ガイド溝を形成する構造であってもよ
い。
【0034】図4は第2の実施形態を示しており、第1
の回路基板10の四辺部位置に対応して樹脂成型品等よ
りなるハウジング50の底板部50aより上向きに、取
付け固定用の可撓性を有する取付け部50bが一体に突
設されている。また、各取付け部50bの一側部には、
第2の回路基板20の四辺部位置に対応して、同様に取
付け部50cが一体に突設されている。
【0035】さらに、前記各取付け部50b、50cの
突出端部における対向面側には、各回路基板10、20
が嵌合される嵌合溝51、52がそれぞれ形成されると
共に、各取付け部50b、50cの突出端面に、各回路
基板10、20を取付け固定する際に、各回路基板1
0、20を各嵌合溝51、52へそれぞれ案内する傾斜
状の案内面53、54がそれぞれ形成されている。
【0036】本実施形態は以上のように構成されてお
り、予めハウジング50の各取付け部50bに固定され
ている第1の回路基板10の一側部に、追加される第2
の回路基板20を各案内面54を利用して押し下げてい
けば、各取付け部50cの嵌合溝52に嵌合された取付
け状態が得られ、第1の実施形態と同様、接触用ランド
13(図示省略)に接触端子部34が弾接された状態が
得られる。従って、この場合も第1の実施形態と同様の
効果が得られる。なお、この場合、回路基板10、20
の取付け固定は、ネジ締結に比較して容易に行える利点
がある。
【0037】図5は第3の実施形態を示しており、第1
の回路基板10はナビゲーションシステム用の電子ユニ
ット基板とされ、第1の回路基板10の所定位置にGP
Sアンテナ部60と、高周波処理部61と、データ信号
処理部62と、DCパワー処理部63と、パワー信号分
離部64とが適宜、実装され、これらが、第1の回路基
板10上にプリント印刷されたプリント配線回路66に
より互いに接続されている。また、パワー信号分離部6
4には外部接続用の同軸線65が接続されている。そし
て、第1の回路基板10の上面側の一側縁部には、一側
縁に沿った方向に所定間隔を有して複数の接触用ランド
67が設けられている。
【0038】第2の回路基板20はVICS(道路交通
情報通信システム)用の電子ユニット基板とされてお
り、この第2の回路基板20は、第1の回路基板10に
対してオプション的に機能追加される構造とされてい
る。第2の回路基板20の所定位置には、光ビーコン信
号を受信するVICS光ビーコン送受光部70と、電源
部71とが適宜、実装されている。そして、これらが第
2の回路基板20上にプリント印刷されたプリント配線
回路72に接続されている。そして、第2の回路基板2
0の上面側の一側縁部には、対向接点コネクタ73が設
けられている。
【0039】なお、第1の回路基板10の接触用ランド
67は、第1の実施形態や第2の実施形態で説明した接
触用ランド13と同様に構成され、また、第2の回路基
板20の対向接点コネクタ73は、第1の実施形態や第
2の実施形態で説明した対向接点コネクタ30と同様に
構成されている。
【0040】そして、第1の回路基板10側のナビゲー
ションシステムにおいては、GPSアンテナ部60でG
PS電波信号を受信し、高周波処理部61で必要な周波
数成分が抽出される。さらに、抽出された周波数はパワ
ー信号分離部64を経て、同軸線65へ送られ、自動車
の現在位置、進行経路および他の交通情報等が適宜得ら
れる。
【0041】また、第2の回路基板20側のVICSに
おいては、VICS光ビーコン送受光部70で光ビーコ
ン信号を受信し、光ビーコン信号はVICS信号に変換
される。そして、第1の回路基板10の接触用ランド6
7と対向接点コネクタ73との接続により、VICS信
号はデータ信号処理部62へ送られ、所定の形式に変換
される。変換された信号はパワー信号分離部64を経
て、同軸線65へ送られ、車の渋滞情報等が得られる。
【0042】本実施形態においても、両回路基板10、
20を同一平面上に配置固定すれば、各接触用ランド6
7と対向接点コネクタ73の各接触端子部34との弾接
状態が得られ、第1の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0043】なお、近年のカーエレクトロニクスの著し
い進歩・発展に、カーナビゲーションシステムやVIC
S等の情報系の電装機器が多岐に渡って搭載されるよう
になってきており、これに伴い、電子ユニットの機能の
追加設置が要求される場合がある。しかし、一般に、ナ
ビゲーションシステムを搭載する自動車は、地域等の条
件によってVICS情報サービスを受け得る場合とそう
でない場合とがある。従って、VICS情報受信機能を
予め自動車に搭載することは不経済となる場合がある。
【0044】そこで、前述の様に、ナビゲーションシス
テム用の第1の回路基板10を標準機能として予め取り
付けておき、必要に応じてVICS用の第2の回路基板
20をオプションとして追加設置する場合に便利であ
る。そして、この場合における第2の回路基板20の追
加設置作業が容易に行える利点がある。
【0045】また、第1の回路基板10側の回路66と
第2の回路基板20側の回路72とを接触用ランド67
と対向接点コネクタ73で互いに接続することによっ
て、第1の回路基板10側に接続された同軸線65を兼
用することができ、追加された第2の回路基板20に対
する配線の手間を省くことができる利点もある。
【0046】なお、上記各実施形態において、第1の回
路基板10に接触用ランド13を設け、第2の回路基板
20に対向接点コネクタ30を設けた構造を示している
が、第1の回路基板10に対向接点コネクタ30を設
け、第2の回路基板20に接触用ランド13を設けた構
造であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の回路基板接続構
造によれば、第1の回路基板もしくは第2の回路基板の
いずれか一方側に接触用ランドが設けられると共に、他
方側に第2の回路基板が固定された際、前記接触用ラン
ドに弾接される接触端子部を有する対向接点コネクタが
設けられ、対向接点コネクタは、電極部と該電極部の外
周部にモールドされた樹脂外装部とを備え、前記電極部
は、前記回路基板の回路に接続されて回路基板の一側面
側に固定される固定端子部と、回路基板の前記一側面と
対向する前記樹脂外装部の対向面側で、かつ前記回路基
板の一側方で、前記樹脂外装部の対向面側より前記回路
基板の他側面方向に出退自在に前記固定端子部に収容保
持された前記接触端子部と、該接触端子部を突出方向に
弾発付勢すべく、前記固定端子部に収容保持された弾性
部材とを備えてなるものであり、第2の回路基板の固定
作業と同時に接触用ランドと接触端子部とを介して両回
路基板間で電気的な接続が得られ、回路基板の接続作業
の容易化を図ることができる。また、位置精度を厳しく
管理する必要もなく、接触用ランドに接触端子部が弾接
される接続方式であり、自動車の走行中等のように振動
等が生じても、安定した接続状態が確保できるという利
点がある。
【0048】また、第1の回路基板と第2の回路基板と
を同一平面上に配置した構造とすることができるため、
各回路基板が収容されるハウジングの高さを有効に抑え
ることができ、薄型化が図れる利点がある。
【0049】さらに、第1の回路基板がナビゲーション
システム用の電子ユニット基板とされ、第2の回路基板
がVICS用の電子ユニット基板とされた構造とすれ
ば、第2の回路基板を追加固定することにより、第1の
回路基板に対してオプション的に第2の回路基板の機能
を容易に追加することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】同組付説明図である。
【図3】対向接点コネクタ部分の斜視図である。
【図4】第2の実施形態を示す断面図である。
【図5】第3の実施形態における概略平面図である。
【図6】従来例を示す概略斜視図である。
【図7】従来例を示す概略側面図である。
【図8】従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 第1の回路基板 20 第2の回路基板 13、67 接触用ランド 30、73 対向接点コネクタ 31 電極部 32 樹脂外装部 33 固定端子部 34 接触端子部 44 弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに固定された第1の回路基板
    の回路と、前記ハウジングに固定される第2の回路基板
    の回路とを接続する回路基板接続構造において、 前記第1の回路基板もしくは第2の回路基板のいずれか
    一方側に接触用ランドが設けられると共に、他方側に前
    記第2の回路基板が固定された際、前記接触用ランドに
    弾接される接触端子部を有する対向接点コネクタが設け
    られ、 前記対向接点コネクタは、電極部と該電極部の外周部に
    モールドされた樹脂外装部とを備え、 前記電極部は、前記回路基板の回路に接続されて回路基
    板の一側面側に固定される固定端子部と、回路基板の前
    記一側面と対向する前記樹脂外装部の対向面側で、かつ
    前記回路基板の一側方で、前記樹脂外装部の対向面側よ
    り前記回路基板の他側面方向に出退自在に前記固定端子
    部に収容保持された前記接触端子部と、該接触端子部を
    突出方向に弾発付勢すべく、前記固定端子部に収容保持
    された弾性部材とを備えてなることを特徴とする回路基
    板接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路基板がナビゲーションシ
    ステム用の電子ユニット基板とされ、前記第2の回路基
    板がVICS用の電子ユニット基板とされたことを特徴
    とする請求項1記載の回路基板接続構造。
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