JPH11307768A - 炭化珪素半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置及びその製造方法

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JPH11307768A
JPH11307768A JP11102998A JP11102998A JPH11307768A JP H11307768 A JPH11307768 A JP H11307768A JP 11102998 A JP11102998 A JP 11102998A JP 11102998 A JP11102998 A JP 11102998A JP H11307768 A JPH11307768 A JP H11307768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル領域を囲む外周部領域に電界緩和用の低
濃度の薄膜半導体層を形成する場合において、ソース電
極と素子分離領域とのコンタクト部分におけるソース電
極と薄膜半導体層の間の耐圧の低下を防止する。 【解決手段】 素子分離層21上に形成されたn--型薄
膜半導体層22は、素子分離層21のうち、セル領域か
ら最も離れる側に位置する終端部分の上に形成されてい
る。そして、少なくとも、この素子分離層21の上に位
置するn--型薄膜半導体層22の上には、ゲート絶縁膜
6を介してソース電極10又はゲート電極7と電気的に
接触する電極層25が配置されている。これにより、素
子分離層21の上に位置するn--型薄膜半導体層22を
ゲート絶縁膜6側から伸びる空乏層と素子分離層21側
から伸びる空乏層によってピンチオフすることができ
る。これにより、ソース電極10との接触部における耐
圧低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化珪素半導体装
置及びその製造方法に関し、特に絶縁ゲート型電界効果
トランジスタ(以下、パワーMOSFETという)等、
とりわけ縦型パワーMOSFETに適用して好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、半導体装置のチップ外周
領域における耐圧向上を図るべく特願平10−6019
0号を出願している。そして、この特願平10−601
90号において、ガードリング構造を採用した半導体装
置の耐圧向上を図れる構造を提案している。この構造を
図5に示す。
【0003】図5に示すように、半導体装置は、セル領
域と、セル領域の外周を囲むように形成された外周部領
域とを有して構成されている。セル領域は、プレーナ型
パワーMOSFETで構成されており、ゲート電極10
1に所定の電圧を印加することによって、ベース領域1
02の上部に位置しており、ソース領域103とn-
エピタキシャル層104を繋ぐように形成された表面チ
ャネル層105にチャネルを蓄積し、ソース電極106
とドレイン電極107との間にドレイン電流を流すよう
になっている。
【0004】セル領域の外周部領域には、セル領域を囲
むように、ブレークダウン防止用の素子分離層を構成す
るp型領域110と、ガードリングを構成する所定幅の
p型領域111とが備えられている。p型領域110及
びp型領域111は、n- 型炭化珪素半導体層104の
表層部に形成されている。p型領域111は複数個形成
されており、p型領域110からセル領域の外側に向か
って所定間隔おきに配置されている。
【0005】そして、p型領域111のうち、最もセル
領域から離れた位置にあるものは、フィールドプレート
を構成する電極112に電気的に接続されている。さら
に、ガードリング構造を構成する複数のp型領域111
のそれぞれの間、p型領域111とp型領域110との
間、及びp型領域111のうち最外周に位置するものか
らさらにセル領域の外側(セル領域から離れる側)にお
いて、n-型炭化珪素半導体層104の上部には、n-
型エピタキシャル層104よりも不純物濃度が低いn--
型薄膜層113が備えられている。具体的には、n--
薄膜層113は不純物濃度が1×1016cm-3、膜厚が
0.3μmで構成されている。つまり、n--型薄膜層1
13はn- 型炭化珪素半導体層104よりも低濃度とな
っている。
【0006】このように構成されたプレーナ型MOSF
ETのドレインに高電圧が印加された場合に示される等
電位線を図5中に示す。この等電位線に示されるよう
に、n --型薄膜層113がn- 型炭化珪素半導体層10
4よりも低濃度で形成されているため、空乏層の横方向
への伸びを大きくすることができる。このようにするこ
とで、基板表面に形成された熱酸化膜114の界面にお
ける電界強度を低減することによって、熱酸化膜114
の絶縁破壊を防止でき、半導体装置の耐圧向上を図れる
ようになっている。
【0007】そして、本発明者らは、さらに、上記構成
を有する半導体装置を炭化珪素で形成する場合には、炭
化珪素に深くイオン注入することが困難であることか
ら、p型領域110及びp型領域111を浅いイオン注
入で形成できるようにするために、p型領域110及び
p型領域111をn--型薄膜層113よりも先に形成し
ておくことを提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、浅い
イオン注入によってp型領域110及びp型領域111
を形成した場合、図6に示すような構造を有する炭化珪
素半導体装置が完成する。しかしながら、このように先
にp型領域110及びp型領域111を形成しておき、
後でn--型薄膜層113を形成するようにすると、p型
領域110をソース電極106(又はゲート電極10
1)と電気的に接触させるためのコンタクト部分におい
てn--型薄膜層113がソース電極106と接触するよ
うに形成されてしまう。
【0009】このため、高抵抗なn--型薄膜層113と
ソース電極106とが接触するショットキー接触とな
り、この接触部分における耐圧を低下させるという問題
を発生させることが判った。本発明は上記問題に鑑みて
なされ、セル領域を囲む外周部領域に電界緩和用の低濃
度の薄膜半導体層を形成する場合において、ソース電極
と素子分離層とのコンタクト部分における耐圧の低下を
防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1乃至4に記
載の発明においては、素子分離層(21)上に形成され
た半導体薄膜層(22)は、素子分離層のうち、セル領
域から最も離れる側に位置する終端部分の上に形成され
ており、少なくとも該素子分離層の上に位置する半導体
薄膜層の上には第2の絶縁膜を介してソース電極(1
0)又はゲート電極(7)と電気的に接触する電極層が
配置されていることを特徴としている。
【0011】このように、少なくとも素子分離層の上に
位置する半導体薄膜層の上に、第2の絶縁膜を介してソ
ース電極又はゲート電極と電気的に接触する電極層を形
成しておけば、トランジスタのオフ時に、素子分離層の
上に位置する半導体薄膜層を、電極層と炭化珪素の仕事
関数差により絶縁膜側から伸びる空乏層と、半導体薄膜
層と素子分離層の静電ポテンシャル差を利用して素子分
離層側から伸びる空乏層によってピンチオフすることが
できる。
【0012】このため、このピンチオフ部分にドレイン
電圧が印加され吸収されるため、薄膜半導体層とソース
電極が接触する部分にかかる電圧はドレイン電圧に比べ
て十分低い電圧となる。従って、高抵抗な薄膜半導体層
とソース電極とのショットキー接触によっても耐圧低下
を防止することができる。請求項2に記載の発明におい
ては、さらに薄膜半導体層よりもユニットセル領域側に
おいて、素子分離層上には、該素子分離層内で終端する
ように薄膜半導体層よりも低抵抗な第1導電型の半導体
領域(23)が備えられており、半導体領域を貫通する
ように形成された貫通孔(23a)を介して、ソース電
極は半導体領域及び素子分離層と電気的に接触している
ことを特徴としている。
【0013】このように、ソース電極との接触部分を低
抵抗な半導体領域とすることによって、この接触部分を
オーミック接触とすることができ、この部分における耐
圧低下を防止することができる。なお、電極層をゲート
電極と電気的に接触させれば、ユニットセル領域におい
てドレイン電流を流す際に、半導体領域を通じてドレイ
ン電流を流すこともできる。
【0014】請求項4に示すように、ユニットセル領域
におけるソース領域と半導体領域とが同じ不純物濃度で
形成されていることを特徴としている。このように、ソ
ース領域と半導体領域とを同じ不純物濃度とすることに
より、半導体領域とソース電極との接触部分における耐
圧をユニットセル領域における耐圧と同様にすることが
できるため、耐圧設計を容易にすることができる。
【0015】請求項5に記載の発明においては、素子分
離層(21)のうちセル領域から最も離れる側に位置す
る部分の上の薄膜半導体層(22)の上に絶縁膜(6)
を介してゲート電極(7)又はソース電極(10)と電
気的に接する電極層(25)を形成する工程を備えてい
ることを特徴としている。このように、素子分離層のう
ちセル領域から最も離れる側に位置する部分の上の薄膜
半導体層の上にゲート電極又はソース電極と電気的に接
する電極層を形成することにより、素子分離層上の薄膜
半導体層をピンチオフさせることができる。これによ
り、薄膜半導体層とソース電極とのショットキー接触に
よっても耐圧低下を防止できる炭化珪素半導体装置を製
造できる。
【0016】なお、請求項6に示すように、ベース領域
(3)、素子分離用の素子分離層(21)及びこの素子
分離層の周囲に所定間隔おきに配置された電界緩和用の
リング層を同時に形成し、ゲート電極と電極層を同時に
形成することにより、請求項5と同様の効果が得られる
と共に、製造工程の簡略化を図ることができる。請求項
7に記載の発明においては、素子分離層内に終端するよ
うに、薄膜半導体層よりもセル形成予定領域側に位置す
る第1導電型の半導体領域(23)を形成する工程を有
し、該半導体領域を形成する工程は、ソース領域(5)
を形成する工程における該ソース領域を形成する際に同
時に形成することを特徴とする。
【0017】このように、ソース領域と同時に形成する
ことにより、ソース領域と同濃度で半導体領域を形成す
ることができるため、半導体領域とソース電極との接触
部分における耐圧をユニットセル領域と同様にでき、耐
圧設計の容易化を図ることができる。また、半導体領域
をソース領域と同時に形成することにより工程を簡略化
できる。
【0018】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本発明の一実施形態を適用した炭化
珪素半導体装置の断面図を図1に示す。以下、図1に基
づいて本実施形態における炭化珪素半導体装置の構造に
ついて説明する。
【0020】図1に示すように、半導体装置は、セル領
域と、セル領域の外周を囲むように形成された外周部領
域とを有して構成されている。セル領域は、プレーナ型
パワーMOSFETで構成されている。プレーナ型パワ
ーMOSFETは、n+ 型炭化珪素半導体基板1とn-
型エピタキシャル層2とを基板とし、n- 型エピタキシ
ャル層2の表層部に形成された複数のp型ベース領域3
と基板表面に平行な表面チャネル層4とを備えている。
この表面チャネル層4は、不純物濃度が1×1016cm
-3、膜厚が0.3μmで構成されている。
【0021】また、p型ベース領域3の中央部には表面
チャネル層4と接するように、n+型ソース領域5が形
成されている。そして、表面チャネル層4の上にはゲー
ト絶縁膜6を介してゲート電極7が形成されている。こ
のゲート電極7は絶縁膜8で覆われている。さらに、絶
縁膜8上にはソース電極10が形成されており、このソ
ース電極10はn+ 型ソース領域5に形成された貫通孔
を通じてp型ベース領域3と電気的に接されている。ま
た、n+ 型炭化珪素半導体基板1の裏面にはドレイン電
極11が形成されている。
【0022】このように、本実施形態では蓄積型チャネ
ルを形成するプレーナ型パワーMOSFETを複数個形
成してセル領域としている。このプレーナ型パワーMO
SFETはノーマリオフ型となっている。つまり、表面
チャネル層4の厚み(膜厚)は、ゲート電極6に電圧を
印加していない時におけるp型ベース領域3から表面チ
ャネル層4に広がる空乏層の伸び量と、ゲート絶縁膜6
から表面チャネル層4に広がる空乏層の伸び量との和よ
りも小さくなるようになっている。
【0023】具体的には、p型ベース領域3から表面チ
ャネル層4に広がる空乏層の伸び量は、表面チャネル層
4とp型ベース領域3とのPN接合のビルトイン電圧に
よって決定され、ゲート絶縁膜6から表面チャネル層4
に広がる空乏層の伸び量は、ゲート絶縁膜6の電荷及び
ゲート電極7(金属)と表面チャネル層4(半導体)と
の仕事関数差によって決定されるため、これらに基づい
て表面チャネル層4の膜厚を設定している。
【0024】このようなノーマリオフ型のプレーナ型パ
ワーMOSFETは、故障などによってゲート電極7に
電圧が印加できないような状態となっても、電流が流れ
ないようにすることができるため、ノーマリオン型のも
のと比べて安全性を確保することができる。このように
構成されたプレーナ型パワーMOSFETは、ゲート電
極7に正電圧が印加されると、ゲート絶縁膜6から表面
チャネル層4に広がる空乏層の伸び量が縮まり、表面チ
ャネル層4をチャネル領域として、ソース電極10とド
レイン電極11との間にドレイン電流を流す。
【0025】なお、図1に示すように、p型ベース領域
3は、ソース電極10と接触していて接地状態となって
いる。このため、表面チャネル層4とp型ベース領域3
とのPN接合のビルトイン電圧を利用して表面チャネル
層4をピンチオフすることができる。例えば、p型ベー
ス領域3が接地されてなくてフローティング状態となっ
ている場合には、ビルトイン電圧を利用してp型ベース
領域3から空乏層を延ばすということができないため、
p型ベース領域3をソース電極10と接触させること
は、表面チャネル層4をピンチオフするのに有効な構造
であるといえる。なお、ベース領域3を高濃度にするこ
とにより、より効果的にベース領域3を利用することが
可能である。
【0026】一方、セル領域の外周部領域には、セル領
域を囲むように、ブレークダウン防止用の素子分離層と
してのp型領域21と、ガードリングを構成する所定幅
のp型領域22とが備えられている。これらp型領域2
1及びp型領域22は、n-型炭化珪素半導体層2の表
層部に形成されている。p型領域22は複数個形成され
ており、p型領域21からセル領域の外側に向かって所
定間隔おきに配置されている。
【0027】p型領域21の上には、n+ 型ソース領域
5と同等の高濃度で構成されたn+型領域23が形成さ
れている。このn+ 型領域23は、p型領域21の上部
で終端するように形成されている。このn+ 型領域23
にはコンタクト用の貫通孔23aが設けられており、こ
の貫通孔23aを通じてソース電極とp型領域21とが
電気的に接続されている。つまり、ソース電極10とn
+ 型領域23とが接触するようになっている。
【0028】また、n+ 型領域23よりもセル領域から
離れる側において、p型領域21及びp型領域22の上
には、n--型薄膜半導体層24が延設されている。この
--型薄膜半導体層24のうち、p型領域21の上に位
置する部分におけるセル領域を中心とした周方向の幅
は、セル領域におけるベース領域3の上に形成された表
面チャネル層の幅よりも広くなるように設定されてい
る。
【0029】このn--型薄膜層408は表面チャネル層
4と同時に形成されており、不純物濃度が1×1016
-3、膜厚が0.3μmとなっている。そして、少なく
ともp型領域21の上に位置するn--型薄膜半導体層2
4の上には、ゲート絶縁膜6を介してソース電極10と
電気的に接続された電極層25が形成されている。な
お、電極層25は、p型領域21の上に位置するn+
薄膜半導体層24の上において、n+ 型薄膜半導体層2
4に最も近づき、セル領域から離れるにつれてn+ 型薄
膜半導体層24から離れるようになっており、フィール
ドプレートとしての役割を果たすようになっている。
【0030】また、p型領域22のうち、最もセル領域
から離れた位置にあるものは、n--型薄膜半導体層24
に形成されたコンタクトホールを介して、フィールドプ
レートを構成する電極26に電気的に接続されている。
このように構成されたプレーナ型MOSFETのドレイ
ン電極11に高電圧が印加された場合、n--型薄膜半導
体層24がn- 型炭化珪素半導体層2よりも低濃度で形
成されているため、空乏層の横方向への伸びを大きくす
ることができる。
【0031】このように、ゲート絶縁膜6及び絶縁膜8
からなる絶縁膜と基板表面との界面における電界強度を
低減することによって、絶縁膜の絶縁破壊を防止でき、
炭化珪素半導体装置の耐圧向上を図ることができる。こ
こで、上述したように、本実施形態では、少なくともp
型領域21の上に位置するn--型薄膜半導体層24の上
に、ゲート酸化膜6を介してソース電極310と電気的
に接続された電極層25を形成している。
【0032】このため、n--型薄膜半導体層24内に
は、表面チャネル層4と同様に、ゲート絶縁膜6側から
伸びる空乏層と、p型領域21側から伸びる空乏層によ
ってピンチオフされる。従って、n+ 型炭化珪素半導体
層1とn- 型エピタキシャル層2及びn--型薄膜半導体
層24を通じて、ドレイン電流が流れないようにでき
る。これにより、仮に、ソース電極10との接触部分が
ショットキー接触であっても、ピンチオフ部分にドレイ
ン電圧が印加され吸収されるため、n--型薄膜半導体層
24とソース電極10が接触する部分にかかる電圧はド
レイン電圧に比べ十分近い電圧となる。従って、その接
触における耐圧低下を防止することができる。
【0033】また、p型領域21の上におけるn--型薄
膜半導体層24の幅をベース領域3の上に形成された表
面チャネル層の幅よりも広くなるようにしているため、
セル領域の耐圧構造よりも高い耐圧構造とすることがで
きる。さらに、n--型薄膜半導体層24ではなく、高濃
度で構成されたn+ 型領域23がソース電極10と接触
するようにしているため、これらの接触がオーミック接
触となり、ソース電極10と接触する部分における耐圧
を向上させることができる。
【0034】そして、n+ 型領域23をn+ 型ソース領
域5とを同等の不純物濃度で形成しているため、n+
領域23とソース電極10との接触部における耐圧と、
+型ソース領域5とソース電極10との接触部におけ
る耐圧とを同じ耐圧にすることができ、耐圧設計が容易
に行えるようにすることができる。次に、図1に示す炭
化珪素半導体装置の製造方法について、図2〜図4に基
づいて説明する。
【0035】〔図2(a)に示す工程〕低抵抗のn+
炭化珪素半導体基板1を用意し、このn+ 型炭化珪素半
導体基板1上に高抵抗のn- 型炭化珪素半導体層2をエ
ピタキシャル成長させる。 〔図2(b)に示す工程〕n- 型炭化珪素半導体層2の
表層部のうち、ユニットセル形成予定領域に高濃度のp
型ベース層3を形成する。
【0036】〔図2(c)に示す工程〕次に、p型不純
物をイオン注入し、ブレークダウン防止用のp型領域2
1を形成すると共に、このp型領域21からユニットセ
ル領域の外側に向けてガードリンクとなるp型領域22
を複数個形成する。なお、本実施形態ではビルトイン電
圧の効果的な利用を図るべく、高濃度でp型ベース領域
3を形成しているため、ベース領域3とp型領域21及
びp型領域22とを別工程で形成しているが、p型ベー
ス領域3を高濃度にしない場合には、これらを同一工程
で形成することもできる。これにより、1つのマスクを
用いてベース領域3とp型領域21及びp型領域22を
形成できるため、これらを正確な位置関係で形成するこ
とができる。
【0037】〔図3(a)に示す工程〕p型ベース層3
上を含むn- 型炭化珪素半導体層2上にエピタキシャル
成長法によってn--型薄膜層30を形成する。このn--
型薄膜層30がチャネル形成用の表面チャネル層4を構
成すると共に、熱酸化膜9の界面における電界強度を低
減する役割を果たすn--型薄膜半導体層24を構成す
る。
【0038】〔図3(b)に示す工程〕n型不純物をイ
オン注入し、p型ベース層3上の所定領域にn+ 型ソー
ス領域5を形成すると共に、p型領域21内で終端する
+ 型領域23を形成する。これにより、n+ 型ソース
領域5とn+ 型領域23とが同等の不純物濃度で形成さ
れる。
【0039】また、このとき、外周部領域の所定領域に
おいて、同電位リング(EQR)として働く部分とのコ
ンタクト用のn+ 型層27も形成する。 〔図4(a)に示す工程〕フォトリソグラフィ工程を経
て、p型領域21上に所定膜厚の酸化膜(SiO 2 )3
1を形成すると共に、p型領域21よりもセル領域の外
周に位置する部分に酸化膜32を形成する。
【0040】〔図4(b)に示す工程〕熱酸化によって
ウェハ全面にゲート酸化膜6を形成する。そして、ポリ
シリコン等を堆積したのち、ポリシリコンをパターニン
グし、セル領域におけるゲート電極6と、p型領域上に
形成されたn--型薄膜半導体層24の上に形成される電
極層25とを形成する。
【0041】〔図4(c)に示す工程〕ゲート絶縁膜上
を含むウェハ上に層間絶縁膜8を形成する。この後、図
示しないが、層間絶縁膜8及びゲート絶縁膜6にコンタ
クトホールを形成し、さらに、n--型薄膜半導体層24
を貫通してp型ベース層3に達する貫通孔3aと、n--
型薄膜半導体層24やn+ 型領域23を貫通してp型領
域21に達する貫通孔23a及びn--型薄膜半導体層2
4を貫通して最外周に位置するp型領域22に達する貫
通孔を形成する。
【0042】そして、アルミ配線をパターニングし、ゲ
ート電極7、ソース電極10、及びフィールドプレート
を構成する電極26を形成する。そして、ゲート電極
7、ソース電極10、及び電極26上にパッシベーショ
ン膜13を形成し、さらにn+型炭化珪素半導体基板1
の裏面にドレイン電極11を形成して、図1に示すプレ
ーナ型パワーMOSFETが完成する。
【0043】(他の実施形態)上記実施形態では、p型
領域3、21、22にコンタクトする電極を形成するた
めに、貫通穴を形成する方法を示したが、これらp型領
域3、21、22上のn--型薄膜半導体層24をイオン
注入により反転させてもよく、この場合には、図3
(b)に示す工程の後に、p型不純物をイオン注入する
工程を設ければよい。
【0044】上記実施形態では、電極層25をソース電
極10と電気的に接触させるようにしているが、ソース
電極19ではなくゲート電極7に接触させるようにして
もよい。このように電極層25をゲート電極7と接触さ
せるようにした場合には、p型領域21上のn--型薄膜
半導体層24をチャネルとしてドレイン電流を流すよう
にできる。
【0045】なお、このような場合には、n+ 型領域2
3とn+ 型ソース領域5とを同時に形成し耐圧設計が容
易に行えるようにすることがより有効となる。上記実施
形態では、ガードリング層としてのp型領域22やフィ
ールドプレートとしての電極26を有するガードリング
構造について述べたが、これらを無くしてもよい。この
場合には、ソース電極10あるいはゲート電極7と接触
する電極25のみで構成されるフィールドプレート構造
となる。
【0046】また、上記実施形態ではノーマリオフ型の
プレーナ型パワーMOSFETを例に挙げて説明した
が、上述したように、ゲート電極7と電極層25とを電
気的に接触させるようにすることにより、セル領域のオ
ン・オフと同時にp型領域の上におけるn--型薄膜半導
体層24を流れる電流のオン・オフも行うことができる
ため、ノーマリオン型のものを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるガードリング構造を備えた炭
化珪素半導体装置の断面図である。
【図2】図1に示す炭化珪素半導体装置の製造工程を示
す図である。
【図3】図2に続く炭化珪素半導体装置の製造工程を示
す図である。
【図4】図3に示す炭化珪素半導体装置の製造工程を示
す図である。
【図5】本発明者らが先に出願した炭化珪素半導体装置
を説明するための図である。
【図6】本発明者らが先に出願した炭化珪素半導体装置
を基に行った検討結果を説明するための図である。
【符号の説明】
1…n+ 型炭化珪素半導体基板、2…n- 型エピタキシ
ャル層、3…p型ベース領域、4…表面チャネル層、5
…n+ 型ソース領域、6…ゲート絶縁膜、7…ゲート電
極、8…層間絶縁膜、10…ソース電極、11…ドレイ
ン電極、21…素子分離層としてのp型領域、22…ガ
ードリングとしてのp型領域、23…n+ 型領域、24
…n--型薄膜半導体層、25…電極層、26…フィール
ドプレート。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板(1)と、 この半導体基板の表面側に形成され、該半導体基板より
    も高抵抗な第1導電型の半導体層(2)と、 前記半導体層の所定領域に形成され、ゲート電極(7)
    への印加電圧を制御することにより、前記半導体層の表
    面側のソース電極(10)と前記半導体基板の裏面側の
    ドレイン電極(11)との間の電流を制御するユニット
    セルと、 前記ユニットセルが形成されたセル領域の周囲に設けら
    れ、前記半導体層の表層部において該セル領域から離れ
    る方向へ延設されると共に、前記ソース電極と電気的に
    接続された素子分離用の第2導電型の素子分離層(2
    1)と、 前記素子分離層の上に形成され、前記半導体層よりも高
    抵抗の第1導電型の半導体薄膜層(24)とを備え、 前記素子分離層上に形成された前記半導体薄膜層は、前
    記素子分離層のうち、前記セル領域から最も離れる側に
    位置する終端部分の上に形成されており、少なくとも該
    素子分離層の上に位置する前記半導体薄膜層の上には第
    2の絶縁膜(6)を介して前記ソース電極又はゲート電
    極と電気的に接触する電極層(25)が備えられている
    ことを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記素子分離層上には、該素子分離層内
    で終端するように前記半導体薄膜層よりも低抵抗な第1
    導電型の半導体領域(23)が備えられており、 前記半導体領域を貫通するように形成された貫通孔(2
    3a)を介して、前記ソース電極は前記半導体領域及び
    前記素子分離層と電気的に接触していることを特徴とす
    る請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ユニットセル領域は、 前記半導体層の表層部の所定領域に形成され、所定深さ
    を有する第2導電型のベース領域(3)と、 前記ベース領域の表層部の所定領域に形成され、該ベー
    ス領域の深さよりも浅い第1導電型のソース領域(5)
    と、 前記ベース領域の上部において前記ソース領域と前半導
    体層とを繋ぐように配置され、炭化珪素よりなる第1導
    電型の表面チャネル層(4)と、 前記ゲート電極と前記表面チャネル層の間に配置された
    ゲート絶縁膜(6)と、を備えていると共に、 前記ソース電極が前記ベース領域及びソース領域に接触
    するように構成されており、 前記表面チャネル層と前記薄膜半導体層は、同じ不純物
    濃度で形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の炭化珪素半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体領域は、前記ソース領域と同
    等の不純物濃度で形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の炭化珪素半導体装置。
  5. 【請求項5】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、該半導体基板よりも低いドーパ
    ント濃度を有する第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に、所定深さを有する
    複数個の第2導電型のベース領域(3)を形成する工程
    と、 前記ベース領域の周囲に配置される素子分離用の素子分
    離層(21)を形成する工程と、 前記素子分離層を含む半導体層の上に、該半導体層より
    も低濃度の第1導電型の薄膜層(30)を成膜すること
    により、前記ベース領域に接続される表面チャネル層
    (4)と、前記セル形成予定領域の周囲における薄膜半
    導体層(24)を形成する工程と、 前記ベース領域内の表層部の所定領域に、該ベース領域
    の深さよりも接合深さが浅い第1導電型のソース領域
    (5)を形成する工程と、 前記表面チャネル層及び前記素子分離層の表面に絶縁膜
    (6)を形成する工程と少なくも前記表面チャネル層の
    上における前記絶縁膜上にゲート電極(7)を形成する
    工程と、 前記ベース領域、前記素子分離層及び前記ソース領域に
    接触するソース電極(10)を形成する工程と、 前記ゲート電極を形成する工程では、さらに前記素子分
    離層のうち前記セル領域から最も離れる側に位置する部
    分の上の前記薄膜半導体層の上に前記絶縁膜を介して前
    記ゲート電極又は前記ソース電極と電気的に接する電極
    層(25)を形成する工程を含んでいることを特徴とす
    る炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 炭化珪素よりなる第1導電型の半導体基
    板(1)の主表面上に、該半導体基板よりも低いドーパ
    ント濃度を有する第1導電型の半導体層(2)を形成す
    る工程と、 前記半導体層の表層部の所定領域に、所定深さを有する
    複数個の第2導電型のベース領域(3)を形成すると同
    時に、該ベース領域の周囲に配置される素子分離用の素
    子分離層(21)及びこの素子分離層の周囲に所定間隔
    おきに配置された複数の電界緩和用のリング層(22)
    を形成する工程と、 前記素子分離層及びリング層を含む半導体層の上に、該
    半導体層よりも低濃度の第1導電型の薄膜層(30)を
    成膜することにより、前記ベース領域に接続される表面
    チャネル層(4)と、前記セル形成予定領域の周囲にお
    ける薄膜半導体層(24)を形成する工程と、 前記ベース領域内の表層部の所定領域に、該ベース領域
    の深さよりも接合深さが浅い第1導電型のソース領域
    (5)を形成する工程と、 前記表面チャネル層及び前記素子分離層の表面に絶縁膜
    (6)を形成する工程と少なくも前記表面チャネル層の
    上における前記絶縁膜上にゲート電極(7)を形成する
    工程と、 前記ベース領域、前記素子分離層及び前記ソース領域に
    接触するソース電極(10)を形成する工程と、 前記リング層のうち最も外周側に位置するものから前記
    セル形成予定領域の外側に張り出すように、前記絶縁膜
    を介して該リング層と電気的に接続されるフィールドプ
    レート(26)を形成する工程とを備え、 前記ゲート電極を形成する工程では、さらに前記素子分
    離層のうち前記セル領域から最も離れる側に位置する部
    分の上の前記薄膜半導体層の上に前記絶縁膜を介して前
    記ゲート電極又は前記ソース電極と電気的に接する電極
    層(25)を形成する工程を含んでいることを特徴とす
    る炭化珪素半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記素子分離層内に終端するように、前
    記薄膜半導体層よりも前記セル形成予定領域側に位置す
    る第1導電型の半導体領域(23)を形成する工程を有
    し、 該半導体領域を形成する工程は、前記ソース領域を形成
    する工程における該ソース領域を形成する際に同時に形
    成することを特徴とする請求項5又は6に記載の炭化珪
    素半導体装置の製造方法。
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