JPH11306909A - シーソー動作型スイッチ - Google Patents

シーソー動作型スイッチ

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JPH11306909A
JPH11306909A JP11114098A JP11114098A JPH11306909A JP H11306909 A JPH11306909 A JP H11306909A JP 11114098 A JP11114098 A JP 11114098A JP 11114098 A JP11114098 A JP 11114098A JP H11306909 A JPH11306909 A JP H11306909A
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JP11114098A
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Yasunari Taketomi
康成 武富
Ryoji Ito
良治 伊藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でもって、固定接点に溶着した可
動接点を確実に強制開離することができる2極タイプの
シーソー動作型スイッチを提供する。 【解決手段】 ボディ1と、固定接点13aに接離する
可動接点31aを一端部に略L字型に折曲形成されたL
字型片32を他端部にそれぞれ配設するとともに、ボデ
ィ1に設けられた支持部2に支持されてシーソー動作す
る一対のシーソー片3と、各シーソー片3を押圧しなが
ら摺動する一対の摺動子5及び復帰ばね43が設けられ
たプランジャ4とを備え、プランジャ4は当接壁41を
設けその当接壁41に各L字型片32が復帰時に当接し
て各固定接点13aに溶着した各可動接点31aを強制
開離するシーソー動作型スイッチにおいて、前記各シー
ソー片3のL字型片32を時間差を設けて順次前記プラ
ンジャ4の当接壁41に当接させる当接タイミング遅延
手段が設けられた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器と接続さ
れて、その電気機器への通電をオンオフ制御する2極タ
イプのシーソー動作型スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシーソー動作型スイッチ
として、図14乃至図16に示す構成のものが存在す
る。このものは、ボディAと、固定接点A1に接離する
可動接点B1を一端部に略L字型に折曲形成されたL字
型片B2を他端部にそれぞれ配設するとともに、ボディ
Aに設けられた一対の支持部A2に支持されてシーソー
動作する一対のシーソー片Bと、各シーソー片Bを押圧
しながら摺動する一対の摺動子C1及び復帰ばねC4がそ
れぞれ設けられて可動自在に可動するプランジャCとを
備え、プランジャCは当接壁C2を設けその当接壁C2に
各L字型片B2が復帰時に当接して各固定接点A1に溶着
した各可動接点B1を強制開離する。
【0003】さらに詳しくは、このものは一対の固定接
点A1と、一方シーソー片B及び他方シーソー片Bから
なる一対のシーソー片Bと、プランジャCに設けられた
一対の摺動子C1とを備え、一極及び他極を有した2極
タイプであって、電気機器への2系統の通電をオンオフ
制御する。
【0004】このものの動作を図15及び図16に基づ
いて、他極についても同様であるので一極について説明
する。プランジャCの操作部C3が操作されてボディA
に押し込まれると、摺動子C1がシーソー片Bを押圧し
ながら摺動する。そして、図16に示すように、摺動子
C1が可動接点B1側へ支持部A2を越えると、シーソー
片Bを瞬時に反時計回り方向へ回動させて、可動接点B
1が固定接点A1に接触する。
【0005】次いで、プランジャCは操作部C3が開放
されると、操作部C3に設けられた復帰ばねC4によっ
て、操作方向の反対方向へ可動して、摺動子C1が支持
部A2を越えて他端部側へ摺動し、シーソー片Bを時計
回り方向へ回動させて、可動接点B1が固定接点A1から
開離してオフする。可動接点B1が固定接点A1に溶着し
たとき、この復帰時にプランジャCは当接壁C2がシー
ソー片BのL字型片B2に当接し、復帰ばねC4に基づく
復帰力がL字型片B2に負荷され、シーソー片Bに時計
回り方向の回転力を負荷して、固定接点A1に溶着した
可動接点B1を強制開離する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のシーソ
ー動作型スイッチでは、摺動子C1がシーソー片Bを反
時計回り方向、又は時計回り方向へ回動させて可動接点
B1を固定接点A1から接離して、2系統の負荷電流を開
閉することができる。
【0007】しかしながら、一対のシーソー片Bに配設
された両可動接点B1が両固定接点A1に溶着した場合、
両シーソー片BのL字型片B2がプランジャCの当接壁
C2に同時に当接するので、復帰ばねC4に基づく復帰力
が略半分に分散された状態で各L字型片B2に負荷され
る。したがって、各可動接点B1を強制開離するときの
強制開離力が一極の場合と比較して半分になって、耐溶
着性が劣化するという問題があった。この問題を解決す
るために、スナップアクション機構を設け、両シーソー
片Bにスナップアクション性を付加する場合があるが、
構成が複雑になって組立困難で、かつコスト高の要因と
なっていた。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成でもって、固
定接点に溶着した可動接点を確実に強制開離することが
できる2極タイプのシーソー動作型スイッチを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、ボディと、固定接点に
接離する可動接点を一端部に略L字型に折曲形成された
L字型片を他端部にそれぞれ配設するとともに、ボディ
に設けられた一対の支持部に支持されてシーソー動作す
る一対のシーソー片と、各シーソー片を押圧しながら摺
動する一対の摺動子及び復帰ばねがそれぞれ設けられて
可動自在に可動するプランジャとを備え、プランジャは
当接壁を設けその当接壁に各L字型片が復帰時に当接し
て各固定接点に溶着した各可動接点を強制開離するシー
ソー動作型スイッチにおいて、前記各シーソー片のL字
型片を時間差を設けて順次前記プランジャの当接壁に当
接させる当接タイミング遅延手段が、設けられた構成に
してある。
【0010】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記当接タイミング遅延手段は、前記一対
のシーソー片のL字型片における各折曲角度の角度変位
でもって形成された構成にしてある。
【0011】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記当接タイミング遅延手段は、前記一対
のシーソー片のL字型片における各折曲位置の前記可動
接点に対する位置変位でもって形成された構成にしてあ
る。
【0012】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記当接タイミング遅延手段は、一方の前
記シーソー片のL字型片に設けられて前記可動接点側へ
突出したタイミング突起でもって形成された構成にして
ある。
【0013】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、記一対のシーソー片は前記支持部に支持さ
れるヒンジ部を設けたものであって、前記当接タイミン
グ遅延手段は、前記一対のシーソー片における各ヒンジ
部位置の前記可動接点に対する位置変位でもって形成さ
れた構成にしてある。
【0014】請求項6記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記プランジャは一方の前記シーソー片の
L字型片が当接する当接位置における当接壁に突壁を設
け、前記当接タイミング遅延手段はその突壁でもって形
成された構成にしてある。
【0015】請求項7記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記当接タイミング遅延手段は、前記一対
の支持部が前記一対のシーソー片を支持する各支持位置
の前記プランジャの当接壁に対する位置変位でもって形
成された構成にしてある。
【0016】請求項8記載のものは、請求項7記載のも
のにおいて、前記支持部は前記ボディに固着される固着
片と、固着片の一端部から略直交方向へ延設された延設
片と、延設片から略L字型に折曲形成されて前記シーソ
ー片を支持する支持片とを設けた一対で形成されるとと
もに、一方の固着片及び他方の固着片は延設片が延設方
向を前記固定接点側へ、及び前記固定接点の反対側へ向
かってそれぞれ前記ボディに固着された構成にしてあ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて以下に説明する。
【0018】1はボディで、合成樹脂の絶縁材料によ
り、底部11及び一方側壁1aを有した略有底箱形に形
成され、底部11側の反対側へ開口した箱形内部12
と、底部11に複数の挿通孔とが設けられる。そして、
銀合金からなる固定接点13aを固着した一対の固定接
点端子13が、挿通孔に挿通されて底部11から導出し
た状態で、その底部11に固定される。
【0019】2は支持部で、銅合金により、長尺板状に
形成され、コモン端子を形成し、一方支持部2a及び他
方支持部2b(図示せず)からなる一対で構成されて、
ボディ1の底部11に並設される。各支持部2は、一端
部が後述するシーソー片3を支持するとともに、他端部
側がボディ1の挿通孔に挿通されてボディ1の底部11
から導出した状態で、その底部に固定される。
【0020】3はシーソー片で、銅合金により、長尺板
状に形成され、一方シーソー片3a及び他方シーソー片
3bからなる一対で構成されて、その一対がボディ1の
箱形内部12に並設される。各シーソー片3は、一端部
及び他端部を有した一片31と、その一片31の他端部
から延設されて略L字型に折曲形成されたL字型片32
を設け、銀合金からなる可動接点31aが一片31の一
端部に設けられ、略中央部が支持部2に支持されて、ボ
ディ1の箱形内部12でシーソー動作し可動接点31a
が固定接点13aに接離する。
【0021】ここで当接タイミング遅延手段が設けられ
て、一対のL字型片32,32における各折曲角度の角
度変位でもって形成される。すなわち、一片31とL字
型片32との成す内角である折曲角度αは、一方シーソ
ー片3aが略直角に、他方シーソー片3bが略直角から
角度変位した鈍角に形成される。このものについては詳
しく後述する。
【0022】4はプランジャで、合成樹脂の絶縁材料に
より、基端部及び先端部を有した略角棒状に形成され、
端部をアール状に形成した当接壁41が略中央部に、及
び断面矩形状に形成された操作部42と切り欠き部とが
基端部にそれぞれ設けられる。さらに、復帰ばね43が
操作部42とボディ1の一方側壁1aとの間に設けられ
るとともに、断面円形状に形成された一対の有底孔44
が、長手方向に対する直交方向へ沿って先端部に配設さ
れて当接壁41に隣接する。
【0023】そして、切り欠き部をボディ1の一方側壁
1aに係合することによって操作部42がボディ1から
導出され、有底孔44がボディ1の箱形内部12に位置
する。そして、操作部42が操作されるとボディ1に押
し込まれるとともに、操作を解除されると復帰ばね43
によって元の状態に復帰するよう可動自在に可動する。
【0024】5は摺動子で、合成樹脂の絶縁材料によ
り、断面円形棒状に形成されて、一対で構成される。各
摺動子5はプランジャ4の有底孔44に収容されて、基
端部が同様にその有底孔44に収容された押圧ばね51
に当接するとともに、球状に形成された先端部がシーソ
ー片3に当接した状態で、プランジャ4の操作部42を
操作すると、シーソー片3を押圧しながら摺動する。ケ
ース6は、金属板により、ボディ1に覆設されて、その
ボディ1の開口部をカバーする。
【0025】このものの動作を説明する。プランジャ4
は操作部42が操作されてボディ1に押し込まれると、
摺動子5がシーソー片3を押圧しながら可動接点31a
側へ摺動する。摺動子5が支持部2を越えて可動接点3
1a側における支持部2の近傍に位置したとき、シーソ
ー片3を反時計回り方向へシーソー動作させて、可動接
点31aが固定接点13aに接触してオンする。
【0026】次いで、プランジャ4は操作部42が開放
されると、プランジャ4の基端部に設けられた復帰ばね
43によって、操作方向の反対方向へ可動して、摺動子
5が支持部2を越えて操作部42側へ摺動し、シーソー
片3を時計回り方向へシーソー動作させて、可動接点3
1aが固定接点13aから開離してオフする。
【0027】このとき、一対のL字型片32,32にお
ける各折曲角度が角度変位しているので、先ず略直角の
折曲角度を有した一方シーソー片3aのL字型片32
が、次いで略直角から角度変位して鈍角の折曲角度を有
した他方シーソー片3bのL字型片32が、当接タイミ
ングに時間差を設けて順次プランジャ4の当接壁41に
当接する。
【0028】したがって、一方シーソー片3a及び他方
シーソー片3bのそれぞれに配設された両可動接点31
a,31aが、両固定接点13a,13aに溶着した場
合、復帰ばね43に基づく復帰力が一方シーソー片3
a、次いで他方シーソー片3bに2分されることなく集
中的に負荷されて、固定接点13aに溶着した可動接点
31aを順次時間差を設けて強制開離する。
【0029】かかる第1実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、当接タイミング遅延
手段が設けられて、各シーソー片3のL字型片32を当
接タイミングに時間差を設けて順次プランジャ4の当接
壁41に当接させるから、一対のシーソー片3,3に配
設された両可動接点31a,31aが両固定接点13
a,13aにそれぞれ溶着しても、復帰ばね43に基づ
く復帰力がどちらかのL字型片32に集中的に負荷され
て、各固定接点13aに溶着した各可動接点31aを確
実に順次強制開離して、耐溶着性を向上させることがで
きる。
【0030】また、当接タイミング遅延手段が一対のL
字型片32,32における各折曲角度の角度変位でもっ
て形成されたから、先ず折曲角度の小さい一方シーソー
片3aのL字型片32が、次いで折曲角度の大きい他方
シーソー片3bのL字型片32が順次プランジャ4の当
接壁41に当接して、折曲角度変更のみの簡単な構成で
もって、各可動接点31aの強制開離を容易に実現する
ことができる。
【0031】本発明の第2実施形態を図2に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
【0032】第2実施形態では、シーソー片3の一片3
1から折曲形成されたL字型片32の折曲位置は、一方
シーソー片3aが他方シーソー片3bと比較して可動接
点31a側へ位置変位させてある。すなわち、当接タイ
ミング遅延手段が、一対のL字型片32,32における
各折曲位置の可動接点31aに対する位置変位でもって
形成される。
【0033】かかる第2実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、当接タイミング遅延
手段が一対のL字型片32,32における各折曲位置の
可動接点31aに対する位置変位でもって形成されたか
ら、一方シーソー片3aにおけるL字型片32の折曲位
置を、他方シーソー片3bと比較して可動接点31a側
へ位置変位させて、折曲角度の微調整を不要とし製造し
易い折曲位置の変更のみで、各可動接点31aの強制開
離を容易に実現することができる。
【0034】本発明の第3実施形態を図3及び図4に基
づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第1実
施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施
形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0035】第3実施形態では、当接タイミング遅延手
段が一方シーソー片3aのL字型片32に設けられて、
可動接点31a側へ突出したタイミング突起3a1でも
って形成される。
【0036】かかる第3実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、当接タイミング遅延
手段が一方シーソー片3aのL字型片32に設けられ
て、可動接点31a側へ突出したタイミング突起3a1
でもって形成されたから、先ず一方シーソー片3aのL
字型片32に設けられた突起が、次いで他方シーソー片
3bのL字型片32がプランジャ4の当接壁41に順次
当接し、タイミング突起3a1の突出量を金型で精度よ
く管理して、各可動接点31aの強制開離を高精度で実
現することができる。
【0037】本発明の第4実施形態を図5乃至図9に基
づいて以下に説明する。なお、第4実施形態では第1実
施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施
形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0038】第4実施形態では、一対のシーソー片3,
3が支持部2に支持されるヒンジ部33を幅両側を切り
欠いて設け、そのヒンジ部33の位置は、他方シーソー
片3bが一方シーソー片3aと比較して可動接点31a
側へ位置変位させてある。すなわち、当接タイミング遅
延手段が一対のシーソー片3,3における各ヒンジ部3
3の位置変位でもって形成される。
【0039】かかる第4実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、当接タイミング遅延
手段が一対のシーソー片3,3における各ヒンジ部33
の可動接点31aに対する位置変位でもって形成された
から、他方シーソー片3bのヒンジ部33位置を一方シ
ーソー片3aと比較して可動接点31a側へ位置変位さ
せて、折曲角度の微調整を不要とし製造し易いヒンジ部
33の位置変更のみで、各固定接点13aに溶着した各
可動接点31aを確実に強制開離することができる。
【0040】なお、第4実施形態では、一対のシーソー
片3,3に異なる位置にて各ヒンジ部33をそれぞれ設
け、各シーソー片3を別個の部品としたが、図9に示す
ように、互いに位置変位した両ヒンジ部33,33をシ
ーソー片3に設け、一方シーソー片3a及び他方シーソ
ー片3bを共通部品としてもよい。
【0041】本発明の第5実施形態を図10に基づいて
以下に説明する。なお、第5実施形態では第1実施形態
と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と
実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を
付して説明を省略する。
【0042】第5実施形態では、プランジャ4は一方シ
ーソー片3aのL字型片32が当接する当接位置におけ
る当接壁41に突壁45を設け、当接タイミング遅延手
段はその突壁45でもって形成される。
【0043】かかる第5実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、プランジャ4が一方
シーソー片3aのL字型片32が当接する当接位置にお
ける当接壁41に突壁45を設け、当接タイミング遅延
手段がその突壁45でもって形成されたから、先ず一方
シーソー片3aのL字型片32が突壁45に、次いで他
方シーソー片3bのL字型片32が当接壁41に順次当
接して、各可動接点31aの強制開離を容易に実現する
ことができる。
【0044】本発明の第6実施形態を図11及び図12
に基づいて以下に説明する。なお、第6実施形態では第
1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1
実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、
同一符号を付して説明を省略する。
【0045】第6実施形態では、一方シーソー片3aを
支持する一方支持部2a、及び他方シーソー片3bを支
持する他方支持部2bのそれぞれの支持位置2a1,2
b1は、プランジャ4の当接壁41に対して位置変位さ
せてある。すなわち、当接タイミング遅延手段は、一対
の支持部2a,2bが一対のシーソー片3a,3bを支
持する各支持位置2a1,2b1のプランジャ4の当接壁
41に対する位置変位でもって形成される。
【0046】かかる第6実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、当接タイミング遅延
手段は、一対の支持部2a,2bが一対のシーソー片3
a,3bを支持する各支持位置2a1,2b1のプランジ
ャ4の当接壁41に対する位置変位でもって形成された
から、先ず一方の支持位置2a1で支持された一方シー
ソー片3aのL字型片32が、次いで他方の支持位置2
bで支持された他方シーソー片3bのL字型片32が順
次プランジャ4の当接壁41に当接して、各支持位置2
a1,2b1の位置変位でもって、各可動接点31aの強
制開離を容易に実現することができる。
【0047】本発明の第7実施形態を図13に基づいて
以下に説明する。なお、第7実施形態では第6実施形態
と異なる機能について述べることとし、第6実施形態と
実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を
付して説明を省略する。
【0048】第7実施形態では、支持部2がボディ1に
固着される固着片21と、固着片21の一端部から略直
交方向へ延設された延設片22と、延設片22から略L
字型に折曲形成されてシーソー片3を支持する支持片2
3とを設けた一対で形成される。そして、一方支持部2
aが延設片22の延設方向を固定接点13a側へ、及び
他方支持部2bが延設片22の延設方向を固定接点13
aの反対側へ向かって、それぞれボディ1に固着され
る。
【0049】かかる第7実施形態のシーソー動作型スイ
ッチにあっては、上記したように、支持部2がボディ1
に固着される固着片21と、固着片21の一端部から略
直交方向へ延設された延設片22と、延設片22から略
L字型に折曲形成されてシーソー片3を支持する支持片
23とを設けた一対で形成されるるとともに、一方支持
部2aが延設片22の延設方向を固定接点13a側へ、
他方支持部2bが固定接点13aの反対側へ向かってそ
れぞれボディ1に固着されたから、固着片21がボディ
1に対する固着位置を位置変更することなく固着され
て、各支持位置2a1,2b1をプランジャ4の当接壁4
1に対して容易に位置変位させることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載のものは、当接タイミング
遅延手段が設けられて、各シーソー片のL字型片を当接
タイミングに時間差を設けて順次プランジャの当接壁に
当接させるから、一対のシーソー片に配設された両可動
接点が両固定接点に溶着しても、復帰ばねに基づく復帰
力がどちらかのL字型片に集中的に負荷されて、各固定
接点に溶着した各可動接点を確実に順次強制開離して、
耐溶着性を向上させることができる。
【0051】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、当接タイミング遅延手段が一対のL
字型片における各折曲角度の角度変位でもって形成され
たから、先ず折曲角度の小さい一方シーソー片のL字型
片が、次いで折曲角度の大きい他方シーソー片のL字型
片が順次プランジャの当接壁に当接して、折曲角度変更
のみの簡単な構成でもって、各可動接点の強制開離を容
易に実現することができる。
【0052】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、当接タイミング遅延手段が一対のL
字型片における各折曲位置の可動接点に対する位置変位
でもって形成されたから、一方シーソー片におけるL字
型片の折曲位置を他方シーソー片と比較して可動接点側
へ位置変位させて、折曲角度の微調整を不要とし製造し
易い折曲位置の変更のみで、各可動接点の強制開離を容
易に実現することができる。
【0053】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、当接タイミング遅延手段が、一方シ
ーソー片のL字型片に設けられて、可動接点側へ突出し
たタイミング突起でもって形成されたから、先ず一方シ
ーソー片のL字型片に設けられた突起が、次いで他方シ
ーソー片のL字型片がプランジャの当接壁に順次当接
し、タイミング突起の突出量を金型で精度よく管理し
て、各可動接点の強制開離を高精度で実現することがで
きる。
【0054】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、一対のシーソー片が支持部に支持さ
れるヒンジ部を設けたものであれば、当接タイミング遅
延手段が一対のシーソー片における各ヒンジ部の可動接
点に対する位置変位でもって形成されたから、他方シー
ソー片のヒンジ部位置を一方シーソー片と比較して可動
接点側へ位置変位させて、折曲角度の微調整を不要とし
製造し易いヒンジ部の位置変更のみで、各固定接点に溶
着した各可動接点を確実に強制開離することができる。
【0055】請求項6記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、一方シーソー片のL字型片が当接す
る当接位置におけるプランジャの当接壁に突壁を設け、
当接タイミング遅延手段はその突壁でもって形成された
から、先ず一方シーソー片のL字型片が突壁に、次いで
他方シーソー片のL字型片が当接壁に順次当接して、各
可動接点の強制開離を容易に実現することができる。
【0056】請求項7記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、当接タイミング遅延手段を一対の支
持部が一対のシーソー片を支持する各支持位置のプラン
ジャの当接壁に対する位置変位でもって形成したから、
先ず一方の支持位置に支持された一方シーソー片のL字
型片が、次いで他方の支持位置に支持された他方シーソ
ー片のL字型片が順次プランジャの当接壁に当接して、
各支持位置の位置変位でもって、各可動接点の強制開離
を容易に実現することができる。
【0057】請求項8記載のものは、請求項7記載のも
のの効果に加えて、支持部がボディに固着される固着片
と、固着片の一端部から略直交方向へ延設された延設片
と、延設片から略L字型に折曲形成されてシーソー片を
支持する支持片とを設けた一対で形成されるるととも
に、一方支持部が延設片の延設方向を固定接点側へ、他
方支持部が固定接点の反対側へ向かってそれぞれボディ
に固着されたから、固着片がボディに対する固着位置を
位置変更することなく固着されて、各支持位置をプラン
ジャの当接壁に対して容易に位置変位させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す一対のシーソー片
の正面図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す一方シーソー片の
正面図である。
【図4】同上の他方シーソー片の正面図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示す一方シーソー片の
正面図である。
【図6】同上の一方シーソー片の平面図である。
【図7】同上の他方シーソー片の正面図である。
【図8】同上の他方シーソー片の平面図である。
【図9】同上の別の実施例を示すシーソー片の平面図で
ある。
【図10】本発明の第5実施形態を示す正面図である。
【図11】本発明の第6実施形態を示す正面図である。
【図12】同上の平面図である。
【図13】本発明の第7実施形態を示す正面図である。
【図14】従来例を示す正面図である。
【図15】同上の摺動子が支持部に対して固定接点の反
対側へ位置したときの部分断面図である。
【図16】同上の摺動子が支持部を越えて可動接点側に
おける支持部の近傍に位置したときの部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディ 13a 固定接点 2 支持部 21 固着片 22 延設片 2a 一方支持部 2a1 一方支持部の支持位置 2b 他方支持部 2b1 他方支持部の支持位置 23 支持片 3 シーソー片 31a 可動接点 32 L字型片 33 ヒンジ部 3a 一方シーソー片 3a1 タイミング突起(当接タイミング遅延手段) 3b 他方シーソー片 α 折曲角度 4 プランジャ 41 当接壁 45 突壁(当接タイミング遅延手段) 5 摺動子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、固定接点に接離する可動接点
    を一端部に略L字型に折曲形成されたL字型片を他端部
    にそれぞれ配設するとともに、ボディに設けられた一対
    の支持部に支持されてシーソー動作する一対のシーソー
    片と、各シーソー片を押圧しながら摺動する一対の摺動
    子及び復帰ばねがそれぞれ設けられて可動自在に可動す
    るプランジャとを備え、プランジャは当接壁を設けその
    当接壁に各L字型片が復帰時に当接して各固定接点に溶
    着した各可動接点を強制開離するシーソー動作型スイッ
    チにおいて、 前記各シーソー片のL字型片を時間差を設けて順次前記
    プランジャの当接壁に当接させる当接タイミング遅延手
    段が、設けられたことを特徴とするシーソー動作型スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 前記当接タイミング遅延手段は、前記一
    対のシーソー片のL字型片における各折曲角度の角度変
    位でもって形成されたことを特徴とする請求項1記載の
    シーソー動作型スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記当接タイミング遅延手段は、前記一
    対のシーソー片のL字型片における各折曲位置の前記可
    動接点に対する位置変位でもって形成されたことを特徴
    とする請求項1記載のシーソー動作型スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記当接タイミング遅延手段は、一方の
    前記シーソー片のL字型片に設けられて前記可動接点側
    へ突出したタイミング突起でもって形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のシーソー動作型スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記一対のシーソー片は前記支持部に支
    持されるヒンジ部を設けたものであって、前記当接タイ
    ミング遅延手段は、前記一対のシーソー片における各ヒ
    ンジ部位置の前記可動接点に対する位置変位でもって形
    成されたことを特徴とする請求項1記載のシーソー動作
    型スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記プランジャは一方の前記シーソー片
    のL字型片が当接する当接位置における当接壁に突壁を
    設け、前記当接タイミング遅延手段はその突壁でもって
    形成されたことを特徴とする請求項1記載のシーソー動
    作型スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記当接タイミング遅延手段は、前記一
    対の支持部が前記一対のシーソー片を支持する各支持位
    置の前記プランジャの当接壁に対する位置変位でもって
    形成されたことを特徴とする請求項1記載のシーソー動
    作型スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記支持部は前記ボディに固着される固
    着片と、固着片の一端部から略直交方向へ延設された延
    設片と、延設片から略L字型に折曲形成されて前記シー
    ソー片を支持する支持片とを設けた一対で形成されると
    ともに、一方の固着片及び他方の固着片は延設片が延設
    方向を前記固定接点側へ、及び前記固定接点の反対側へ
    向かってそれぞれ前記ボディに固着されたことを特徴と
    する請求項7記載のシーソー動作型スイッチ。
JP11114098A 1998-02-24 1998-04-21 シーソー動作型スイッチ Pending JPH11306909A (ja)

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JP11114098A JPH11306909A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 シーソー動作型スイッチ
US09/251,469 US6166345A (en) 1998-02-24 1999-02-17 See-saw switch
TW088102496A TW421810B (en) 1998-02-24 1999-02-20 See-saw switch
CN99100832.4A CN1130742C (zh) 1998-02-24 1999-02-24 交互转换开关

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100319214B1 (ko) * 1999-07-15 2002-01-05 이철환 스위치
JP2010040310A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Omron Corp スイッチ
WO2013039466A1 (en) * 2011-09-08 2013-03-21 Honeywell International Inc. Plunger switch

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