JPH11306692A - ディジタル磁気再生装置 - Google Patents

ディジタル磁気再生装置

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JPH11306692A
JPH11306692A JP10107948A JP10794898A JPH11306692A JP H11306692 A JPH11306692 A JP H11306692A JP 10107948 A JP10107948 A JP 10107948A JP 10794898 A JP10794898 A JP 10794898A JP H11306692 A JPH11306692 A JP H11306692A
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JP
Japan
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circuit
error
signal
clk
phase
Prior art date
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Withdrawn
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JP10107948A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Sato
直之 佐藤
Kazuyuki Yasaka
一行 家坂
Masanori Kimura
雅典 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLLのCLKディレイの最適調整値と積分
等化の位相の最適調整値との差異を無くし、エラーレー
トの悪化を防止可能にする。 【解決手段】 積分等化回路2は磁気テープからの再生
RF信号を積分等化する。PLL回路7は、A/D変換
回路4におけるA/D変換の基準となるCLKクロック
を再生RF信号から抽出し、CLKエラー回路5はその
CLKクロックのエラー(CLKエラー)を検出する。
C1エラー回路6は、A/D変換後のディジタル信号か
らC1エラーを検出する。マイクロコンピュータ6及び
電圧発生回路9は、CLKエラーに基づいてPLL回路
7のCLKディレイ調整を行うと共に、C1エラーに基
づいて積分等化回路5の位相調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気テープ
等の磁気記録媒体を少なくとも再生するディジタル磁気
再生装置に関し、特に磁気記録媒体から再生されたRF
信号に対するPLL(Phase-Locked Loop:位相同期ル
ープ)のクロックディレイ(CLK Delay)調整
及び積分等化回路における位相調整に関する。
【0002】
【従来の技術】図2には、例えば磁気テープ等の磁気記
録媒体に対して記録再生を行う従来のディジタル磁気記
録再生装置の概略構成(特に再生系の構成)を示す。
【0003】この図2において、再生アンプ(PB A
MP)回路21は、図示しない磁気ヘッドにより磁気記
録媒体(磁気テープ)から再生されたRF信号を増幅し
て出力する。
【0004】発振器30は、一定振幅で且つ単一周波数
の基準信号を発生するものであり、例えば10.462
5MHz、20mVP−Pの信号を発生する。なお、こ
の基準信号の周波数及び振幅は、テープ走行ムラや回転
ドラムの回転ムラ等が全く無い理想的な状態で磁気テー
プから再生されたRF信号、すなわち規格上の周波数及
び振幅に相当する。
【0005】切換スイッチ31は、再生アンプ回路21
からのRF信号が供給される被切換端子aと、発振器3
0からの基準信号が供給される被切換端子bを備え、後
述する積分等化の位相調整時には被切換端子a側に、ま
た後述するPLLのCLKディレイ調整時には被切換端
子b側に切り換えられるものである。すなわち、当該切
換スイッチ31からは、積分等化の位相調整時には再生
アンプ回路21のRF信号が出力され、PLLのCLK
ディレイ調整時には発振器30の基準信号が出力され
る。なお、通常は、PLLのCLKディレイ調整が行わ
れた後に積分等化の位相調整が行われるため、この切換
スイッチ31も最初は被切換端子b側に切り換えられ、
CLKディレイ調整が完了した後に被切換端子a側に切
り換えられる。
【0006】積分等化(EQ)回路22は、切換スイッ
チ31から出力された波形信号の積分等化を行うもので
ある。
【0007】自動利得制御(AGC)回路23は、積分
等化回路22による積分等化後の信号を所定のレベルに
調整する。すなわち、この自動利得制御回路23は、後
段のA/D(アナログ/ディジタル)変換回路24への
入力レンジに合うように、積分等化回路22による積分
等化後の信号に対するレベル調整を行う。
【0008】A/D(アナログ/ディジタル)変換回路
24は、自動利得制御回路23にてレベル調整された後
のアナログ波形信号を、ディジタル信号に変換する。
【0009】PLL(位相同期ループ)回路27は、自
動利得制御回路23の出力信号から、A/D変換回路2
4におけるA/D変換の基準クロック(CLK)を抽出
する。
【0010】電圧発生(EVR)回路29は、後述する
マイクロコンピュータ(マイコン)26の制御の元で、
PLL回路27におけるPLL制御電圧及び積分等化回
路22における積分等化制御電圧を発生する。
【0011】積分回路25は、A/D変換回路24から
のディジタル信号を積分し、その積分値をマイクロコン
ピュータ26に送る。
【0012】C1エラー回路28は、誤り訂正符号であ
るいわゆるリードソロモン符号のC1符号からエラー
(ランダムエラー)を検出し、そのC1エラーをマイク
ロコンピュータ26に送る。
【0013】マイクロコンピュータ26は、切換スイッ
チ31が被切換端子b側に切り換えられてPLLのCL
Kディレイ調整を行うときに、積分回路25からの積分
値に基づいて電圧発生回路29を制御することにより、
PLL回路27のCLKディレイ調整を行う。一方、マ
イクロコンピュータ26は、切換スイッチ31が被切換
端子a側に切り換えられて積分等化の位相調整を行うと
き、C1エラー回路28からのC1エラーレートの変化
を監視し、そのエラーレートの変化に基づいて電圧発生
回路29を制御することにより、エラーレートが最低に
なるように積分等化回路22の位相調整を行う。なお、
通常は、PLLのCLKディレイ調整が行われた後に積
分等化の位相調整が行われるため、マイクロコンピュー
タ26は、先ず積分回路25からの積分値に基づいてC
LKディレイの調整を行い、当該CLKディレイ調整が
完了した後にC1エラーのエラーレートの変化に基づい
て積分等化の位相調整を行う。
【0014】上述したように、図2に示した従来のディ
ジタル磁気記録再生装置では、A/D変換時のPLL回
路27のCLKディレイ調整の際に、振幅を一定に設定
した単一周波数の基準信号を入力し、その基準信号をA
/D変換した後のディジタル波形信号を積分し、その積
分値を見てマイクロコンピュータ26がCLKディレイ
の調整を行っている。
【0015】また、積分等化回路22の位相調整の際に
は、通常のように磁気記録媒体(例えば磁気テープ)を
再生して得たRF信号をA/D変換し、そのA/D変換
により得られたディジタル信号のエラーレート(積分等
化回路22における位相の変化に伴うエラーレート)を
マイクロコンピュータ26が監視し、そのエラーレート
が最低になるように積分等化回路22の位相を調整して
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のディジタル磁気記録再生装置においては、A/D変換
時のPLL回路27のCLKディレイ調整の際に、上記
発振器30から発生された一定振幅で且つ単一周波数の
基準信号を用い、一方で、積分等化回路22の位相調整
の際に、上記RF信号に基づいて位相調整を行うように
している。しかし、前述したように、RF信号は、テー
プ走行ムラや回転ドラムの回転ムラ等により、周波数や
振幅が微妙に変動しており、したがって上記一定振幅及
び単一周波数の基準信号とは異なっている。言い換えれ
ば、PLLのCLKディレイ調整と積分等化の位相調整
は、別々の周波数の信号を用いて行われていることにな
るため、PLLのCLKディレイの最適調整値と積分等
化の位相の最適調整値とに差異が生じ、その結果、エラ
ーレートが悪化してしまっている。
【0017】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、PLLのCLKディレイの最適調
整値と積分等化の位相の最適調整値との差異を無くし、
エラーレートの悪化を防止可能にするディジタル磁気再
生装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル磁気
再生装置は、磁気記録媒体を少なくとも再生可能なもの
であり、磁気記録媒体から再生された再生RF信号を積
分等化し、再生RF信号をアナログ/ディジタル変換
し、位相ロックループにより再生RF信号からアナログ
/ディジタル変換の基準クロックを抽出し、アナログ/
ディジタル変換後のディジタル信号から位相ロックルー
プの基準クロックのエラーを検出し、アナログ/ディジ
タル変換後のディジタル信号から誤り訂正符号のエラー
を検出し、クロックエラーに基づいて基準クロック遅延
調整を行うと共に、符号エラーに基づいて積分等化の位
相調整を行うことにより、上述した課題を解決する。
【0019】すなわち本発明によれば、互いに相関性が
強い位相ロックループの基準クロック遅延調整と積分等
化の位相調整とを同時且つ相互に行い、積分等化の位相
に対して最適な位相ロックループの基準クロック遅延調
整を行うことで、最適な基準クロック遅延調整と位相調
整が可能となっている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0021】本発明のディジタル磁気再生装置が適用さ
れる一実施の形態として、磁気テープ等の磁気記録媒体
に対して記録再生を行うディジタル磁気記録再生装置の
概略構成(特に再生系の構成)を図1に示す。なお、本
実施の形態では、記録及び再生が可能なディジタル磁気
記録再生装置を例に挙げているが、再生のみ行うディジ
タル磁気再生装置であってもよい。
【0022】この図1において、再生アンプ(PB A
MP)回路1には図示しない磁気ヘッドによって磁気記
録媒体から再生されたRF信号が供給され、この再生R
F信号を増幅して出力する。
【0023】積分等化(EQ)回路2は、再生アンプ回
路1から出力されたRF信号の積分等化を行うものであ
る。
【0024】自動利得制御(AGC)回路3は、積分等
化回路2による積分等化後のRF信号を所定のレベルに
調整する。すなわち、この自動利得制御回路3は、後段
のA/D(アナログ/ディジタル)変換回路4への入力
レンジに合うように、積分等化回路2による積分等化後
のRF信号に対するレベル調整を行う。
【0025】A/D(アナログ/ディジタル)変換回路
4は、自動利得制御回路3にてレベル調整された後のア
ナログ波形であるRF信号を、ディジタル信号に変換す
る。
【0026】PLL(位相同期ループ)回路7は、自動
利得制御回路3からのRF信号より、A/D変換回路4
におけるA/D変換の基準クロック(CLK)を抽出す
る。
【0027】電圧発生(EVR)回路9は、後述するマ
イクロコンピュータ(マイコン)6の制御の元で、PL
L回路7におけるPLL制御電圧及び積分等化回路2に
おける積分等化制御電圧を発生する。
【0028】CLKエラー回路5は、A/D変換回路4
からのディジタル信号より、PLL回路27のCLKデ
ィレイの変化に伴うCLKエラーを検出し、そのCLK
エラーをマイクロコンピュータ6に送る。
【0029】C1エラー回路8は、A/D変換回路4か
らのディジタル信号より、誤り訂正符号であるいわゆる
リードソロモン符号のC1符号からエラー(ランダムエ
ラー)を検出し、そのC1エラーをマイクロコンピュー
タ6に送る。
【0030】マイクロコンピュータ6は、先ず最初はP
LL回路7のCLKディレイ調整を行うために、CLK
エラー回路5からのCLKエラーに基づいて電圧発生回
路9を制御することにより、PLL回路7のCLKディ
レイ調整を行う。
【0031】ここで、本実施の形態の場合、上述のよう
にPLL回路7のCLKディレイを調整した後、マイク
ロコンピュータ6は、C1エラー回路8からのC1エラ
ーに基づいて電圧発生回路9を制御することにより、積
分等化回路2の位相をずらすような位相調整を行うと共
に、そのときのC1エラーを記憶する。当該積分等化回
路2の位相をずらす位相調整を行った後、マイクロコン
ピュータ6は、再びCLKエラー回路5からのCLKエ
ラーに基づいてPLL回路7のCLKディレイ調整を行
い、さらにC1エラー回路8からのC1エラーに基づい
て積分等化回路2の位相をずらすような調整とそのC1
エラーの記憶を繰り返す。
【0032】すなわち、マイクロコンピュータ6では、
CLKエラーに基づくPLL回路7のCLKディレイ調
整と、C1エラーに基づく積分等化回路2の位相調整及
びそのときのC1エラーの記憶とを繰り返し、C1エラ
ーが最低になるようにPLL回路7のCLKディレイと
積分等化回路2の位相を調整する。
【0033】上述したように、本発明実施の形態のディ
ジタル記録再生装置においては、PLL回路7のCLK
ディレイ調整と積分等化回路2の位相調整の両方を、再
生RF信号から生成したディジタル信号に基づいて行う
と共に、PLL回路7のCLKディレイ調整と積分等化
回路2の位相調整を同時且つ相互に行うようにしている
ため、PLL回路7のCLKディレイの調整値と積分等
化回路2の位相の調整値とに差異が生ずることはなく、
最適なPLL回路7のCLKディレイ調整と積分等化回
路2の位相調整が可能となり、その結果、良好なエラー
レートが得られることになる。
【0034】
【発明の効果】本発明のディジタル磁気再生装置におい
ては、磁気記録媒体から再生された再生RF信号を積分
等化し、再生RF信号をアナログ/ディジタル変換し、
位相ロックループにより再生RF信号からアナログ/デ
ィジタル変換の基準クロックを抽出し、ディジタル信号
から位相ロックループの基準クロックのエラーを検出
し、ディジタル信号から誤り訂正符号のエラーを検出
し、クロックエラーに基づいて基準クロック遅延調整を
行うと共に符号エラーに基づいて積分等化の位相調整を
行うことにより、位相ロックループの基準クロック遅延
の最適調整値と積分等化の位相の最適調整値との差異が
無くなり、エラーレートの悪化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のディジタル磁気記録再生装
置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】従来のディジタル磁気記録再生装置の概略構成
を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 再生アンプ回路、 2 積分等化回路、 3 自動
利得制御回路、 4A/D変換回路、 5 CLKエラ
ー回路、 6 マイクロコンピュータ、 7PLL回
路、 8 C1エラー回路、 9 電圧発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572G H04N 5/93 H04N 5/93 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体を少なくとも再生可能なデ
    ィジタル磁気再生装置において、 上記磁気記録媒体から再生された再生RF信号を積分等
    化する積分等化手段と、 上記再生RF信号をアナログ/ディジタル変換するアナ
    ログ/ディジタル変換手段と、 上記再生RF信号から上記アナログ/ディジタル変換の
    基準クロックを抽出する位相ロックループ手段と、 上記アナログ/ディジタル変換後のディジタル信号から
    上記位相ロックループ手段の基準クロックのエラーを検
    出するクロックエラー検出手段と、 上記アナログ/ディジタル変換後のディジタル信号から
    誤り訂正符号のエラーを検出する符号エラー検出手段
    と、 上記クロックエラー検出手段からのクロックエラーに基
    づいて上記位相ロックループ手段の基準クロック遅延調
    整を行うと共に、上記符号エラー検出手段からの符号エ
    ラーに基づいて上記積分等化手段の位相調整を行う調整
    手段と、を有することを特徴とするディジタル磁気再生
    装置。
  2. 【請求項2】 上記調整手段は、上記符号エラーが最低
    になるように、上記基準クロック遅延調整と上記位相調
    整とを相互に繰り返すことを特徴とする請求項1記載の
    ディジタル磁気再生装置。
JP10107948A 1998-04-17 1998-04-17 ディジタル磁気再生装置 Withdrawn JPH11306692A (ja)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705