JPH11306210A - 回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体 - Google Patents
回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体Info
- Publication number
- JPH11306210A JPH11306210A JP10107295A JP10729598A JPH11306210A JP H11306210 A JPH11306210 A JP H11306210A JP 10107295 A JP10107295 A JP 10107295A JP 10729598 A JP10729598 A JP 10729598A JP H11306210 A JPH11306210 A JP H11306210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit diagram
- circuit
- layer
- layers
- simulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シミュレーション用の回路図を基にレイアウ
ト設計用の回路図を作成するときの人的ミスの介在を防
止する。 【解決手段】 回路図情報データベース2には、回路の
構成要素を複数のレイヤに分けた回路図が記憶されてい
る。これらのレイヤには、(1)回路の基本構成要素、
(2)電気的に理想の場合の配線、(3)配線などが有
する寄生素子、(4)回路外部に接続する信号源及び付
加回路、がある。レイヤテーブル3は、レイヤの組み合
わせを記憶する。回路図作成部1は、レイヤテーブル3
を参照して、回路図を作成し、シミュレーション用の回
路(レイヤ1+3+4)をシミュレーション部5に送
る。シミュレーション部5におけるシミュレーションの
後、レイヤテーブル3を更新する。回路図作成部1は、
レイヤテーブル3を参照して、レイアウト設計用の回路
(レイヤ1+2)をレイアウト設計部6に送る。
ト設計用の回路図を作成するときの人的ミスの介在を防
止する。 【解決手段】 回路図情報データベース2には、回路の
構成要素を複数のレイヤに分けた回路図が記憶されてい
る。これらのレイヤには、(1)回路の基本構成要素、
(2)電気的に理想の場合の配線、(3)配線などが有
する寄生素子、(4)回路外部に接続する信号源及び付
加回路、がある。レイヤテーブル3は、レイヤの組み合
わせを記憶する。回路図作成部1は、レイヤテーブル3
を参照して、回路図を作成し、シミュレーション用の回
路(レイヤ1+3+4)をシミュレーション部5に送
る。シミュレーション部5におけるシミュレーションの
後、レイヤテーブル3を更新する。回路図作成部1は、
レイヤテーブル3を参照して、レイアウト設計用の回路
(レイヤ1+2)をレイアウト設計部6に送る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路図エディタ、
回路図エディタの支援を受けて行う回路図作成方法及び
この方法を実現するためのプログラムを記録するコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
回路図エディタの支援を受けて行う回路図作成方法及び
この方法を実現するためのプログラムを記録するコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】IC(Integrated Circuit)に形成され
る回路を設計するときには、トランジスタや抵抗などの
素子によって構成される回路の回路定数をシミュレーシ
ョンによって決定し、回路定数が決定したら、シミュレ
ーション用の回路図からレイアウト設計用の回路図を作
成し、このレイアウト設計用の回路図に基づいて、チッ
プ上に設計される回路のレイアウト設計を行う。
る回路を設計するときには、トランジスタや抵抗などの
素子によって構成される回路の回路定数をシミュレーシ
ョンによって決定し、回路定数が決定したら、シミュレ
ーション用の回路図からレイアウト設計用の回路図を作
成し、このレイアウト設計用の回路図に基づいて、チッ
プ上に設計される回路のレイアウト設計を行う。
【0003】近年、CAD(Computer Assisted Desig
n)技術が殊に進歩しており、これらのシミュレーショ
ン用の回路図やレイアウト設計用の回路図の作成は、一
般に、回路図エディタを用いて行われている。
n)技術が殊に進歩しており、これらのシミュレーショ
ン用の回路図やレイアウト設計用の回路図の作成は、一
般に、回路図エディタを用いて行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】まず、回路のシミュレ
ーションを行う場合には、シミュレーション用の回路図
には、シミュレーションの精度を向上するために、IC
上の配線やボンディングパッド、IDを実装するプリン
ト板の配線等の寄生素子を考慮し、シミュレーションを
行う回路に付加して回路特性の確認を行う必要がある。
また、信号源、付加回路なども付加する必要がある。
ーションを行う場合には、シミュレーション用の回路図
には、シミュレーションの精度を向上するために、IC
上の配線やボンディングパッド、IDを実装するプリン
ト板の配線等の寄生素子を考慮し、シミュレーションを
行う回路に付加して回路特性の確認を行う必要がある。
また、信号源、付加回路なども付加する必要がある。
【0005】これに対し、レイアウト設計は、シミュレ
ーション時に付加された寄生素子等を取り除いたレイア
ウト用の回路図を基にして行う必要がある。従って、レ
イアウト設計用の回路を作成するためには、シミュレー
ション設計用の回路図から寄生素子等を取り除く必要が
あるが、従来の回路図エディタでは、オペレータがキー
ボード、マウスなどの入力装置を操作することによって
寄生素子等を削除しなければならなかった。このため、
人的ミスが介在しやすく、シミュレーション用の回路図
からレイアウト設計用の回路図を確実に行うことができ
なかった。
ーション時に付加された寄生素子等を取り除いたレイア
ウト用の回路図を基にして行う必要がある。従って、レ
イアウト設計用の回路を作成するためには、シミュレー
ション設計用の回路図から寄生素子等を取り除く必要が
あるが、従来の回路図エディタでは、オペレータがキー
ボード、マウスなどの入力装置を操作することによって
寄生素子等を削除しなければならなかった。このため、
人的ミスが介在しやすく、シミュレーション用の回路図
からレイアウト設計用の回路図を確実に行うことができ
なかった。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、例えば、シミュレーショ
ン用の回路図を基にレイアウト設計用の回路図を作成す
るときに、人的ミスの介在を防止し、回路図の作成を容
易に行うことができる回路図エディタ、回路図作成方法
及びこの方法を実現するためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目
的とする。
るためになされたものであり、例えば、シミュレーショ
ン用の回路図を基にレイアウト設計用の回路図を作成す
るときに、人的ミスの介在を防止し、回路図の作成を容
易に行うことができる回路図エディタ、回路図作成方法
及びこの方法を実現するためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる回路図エディタは、回
路の構成要素を複数のレイヤに分けた回路図を記憶する
回路図情報記憶手段と、前記回路図情報記憶手段に記憶
された回路図のレイヤから回路図を作成するためのレイ
ヤを指定する指定手段と、前記指定手段によって指定さ
れたレイヤを組み合わせて回路図を作成する回路図作成
手段と、を備えることを特徴とする。
め、本発明の第1の観点にかかる回路図エディタは、回
路の構成要素を複数のレイヤに分けた回路図を記憶する
回路図情報記憶手段と、前記回路図情報記憶手段に記憶
された回路図のレイヤから回路図を作成するためのレイ
ヤを指定する指定手段と、前記指定手段によって指定さ
れたレイヤを組み合わせて回路図を作成する回路図作成
手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】上記回路図エディタによれば、指定手段に
よるレイヤの指定を変えるだけで、回路図作成手段が作
成する回路を変えることができる。このため、ある用途
の回路図(例えば、シミュレーション用の回路図)に基
づいて他の用途の回路図(例えば、ICのレイアウト設
計用の回路図)を作成するときに、人的ミスが介在する
ことを防ぐことができ、回路図の作成を容易に行える。
よるレイヤの指定を変えるだけで、回路図作成手段が作
成する回路を変えることができる。このため、ある用途
の回路図(例えば、シミュレーション用の回路図)に基
づいて他の用途の回路図(例えば、ICのレイアウト設
計用の回路図)を作成するときに、人的ミスが介在する
ことを防ぐことができ、回路図の作成を容易に行える。
【0009】上記回路図エディタにおいて、前記回路図
情報記憶手段に記憶されている複数のレイヤは、回路の
基本構成要素からなる第1のレイヤと、電気的に理想と
した場合の回路の基本構成要素間の配線とからなる第2
のレイヤと、回路の特性のシミュレーションのために回
路の基本構成要素に付加する要素からなる第3のレイヤ
と、を含むものとすることができる。
情報記憶手段に記憶されている複数のレイヤは、回路の
基本構成要素からなる第1のレイヤと、電気的に理想と
した場合の回路の基本構成要素間の配線とからなる第2
のレイヤと、回路の特性のシミュレーションのために回
路の基本構成要素に付加する要素からなる第3のレイヤ
と、を含むものとすることができる。
【0010】このように前記回路図情報記憶手段に記憶
されている複数のレイヤが、第1から第3のレイヤを含
む場合に、前記指定手段は、前記第1のレイヤと前記第
3のレイヤとを指定し、前記回路図作成手段は、前記指
定手段による指定に従って、シミュレーション用の回路
図を作成するものとすることができる。
されている複数のレイヤが、第1から第3のレイヤを含
む場合に、前記指定手段は、前記第1のレイヤと前記第
3のレイヤとを指定し、前記回路図作成手段は、前記指
定手段による指定に従って、シミュレーション用の回路
図を作成するものとすることができる。
【0011】また、前記指定手段は、前記第1のレイヤ
と前記第2のレイヤとを指定し、前記回路図作成手段
は、前記指定手段による指定に従って、半導体集積回路
のレイアウト設計用の回路図を作成するものとすること
もできる。
と前記第2のレイヤとを指定し、前記回路図作成手段
は、前記指定手段による指定に従って、半導体集積回路
のレイアウト設計用の回路図を作成するものとすること
もできる。
【0012】これにより、例えば、第1のレイヤと第3
のレイヤとから作成したシミュレーション用の回路図で
回路特性のシミュレーションを行った後、前記指定手段
によるレイヤ指定を第1のレイヤと第2のレイヤに変え
れば、これだけで半導体集積回路のレイアウト設計用の
回路図を作成することができる。
のレイヤとから作成したシミュレーション用の回路図で
回路特性のシミュレーションを行った後、前記指定手段
によるレイヤ指定を第1のレイヤと第2のレイヤに変え
れば、これだけで半導体集積回路のレイアウト設計用の
回路図を作成することができる。
【0013】なお、前記第1〜第3のレイヤは、それぞ
れ複数の(サブ)レイヤから構成されるものとしてもよ
い。また、第1のレイヤに含まれる基本構成要素は、素
子レベルのものだけでなく、オペアンプ等の素子の組み
合わせで構成される要素を含んでもよく、このような構
成要素の回路図を、同様に複数のレイヤ構成で回路図情
報記憶手段に記憶させておいてもよい。
れ複数の(サブ)レイヤから構成されるものとしてもよ
い。また、第1のレイヤに含まれる基本構成要素は、素
子レベルのものだけでなく、オペアンプ等の素子の組み
合わせで構成される要素を含んでもよく、このような構
成要素の回路図を、同様に複数のレイヤ構成で回路図情
報記憶手段に記憶させておいてもよい。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる回路図作成方法は、回路の構成要素を複数
のレイヤに分けた回路図から、回路図を作成するための
レイヤを指定するステップと、レイヤの指定に従って、
複数のレイヤに分けた回路図を組み合わせて回路図を作
成するステップと、を含むことを特徴とする。
観点にかかる回路図作成方法は、回路の構成要素を複数
のレイヤに分けた回路図から、回路図を作成するための
レイヤを指定するステップと、レイヤの指定に従って、
複数のレイヤに分けた回路図を組み合わせて回路図を作
成するステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
回路の構成要素を複数のレイヤに分けた回路図から、回
路図を作成するためのレイヤを指定するステップと、レ
イヤの指定に従って、複数のレイヤに分けた回路図を組
み合わせて回路図を作成するステップと、を実現するプ
ログラムを記録することを特徴とする。
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
回路の構成要素を複数のレイヤに分けた回路図から、回
路図を作成するためのレイヤを指定するステップと、レ
イヤの指定に従って、複数のレイヤに分けた回路図を組
み合わせて回路図を作成するステップと、を実現するプ
ログラムを記録することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
明の実施の形態について説明する。
【0017】図1は、この実施の形態にかかる回路図エ
ディタの機能構成を示す機能ブロック図である。この回
路図エディタは、例えば、EWS(エンジニアワークス
テーション)上で実現され、回路図作成部1、回路図情
報データベース(DB)2、レイヤテーブル3、回路選
択部4、シミュレーション部5及びレイアウト設計部6
の各機能を備える。
ディタの機能構成を示す機能ブロック図である。この回
路図エディタは、例えば、EWS(エンジニアワークス
テーション)上で実現され、回路図作成部1、回路図情
報データベース(DB)2、レイヤテーブル3、回路選
択部4、シミュレーション部5及びレイアウト設計部6
の各機能を備える。
【0018】回路図作成部1は、プログラムを記憶する
メモリ及びこのプログラムを実行するCPU(中央処理
装置)によって構成され、回路図情報データベース2か
ら取り出した回路図情報の各レイヤを、レイヤテーブル
3の設定に従って重ね合わせた回路図を作成し、シミュ
レーション部5或いはレイアウト設計部6に送る。
メモリ及びこのプログラムを実行するCPU(中央処理
装置)によって構成され、回路図情報データベース2か
ら取り出した回路図情報の各レイヤを、レイヤテーブル
3の設定に従って重ね合わせた回路図を作成し、シミュ
レーション部5或いはレイアウト設計部6に送る。
【0019】回路図情報データベース2は、EWSのハ
ードディスク内に記憶されるもので、複数のレイヤに分
けた回路図に関する情報を記憶している。回路図情報デ
ータベース2に記憶される各回路図のレイヤは、(1)
回路(例えば、増幅器)の基本構成要素(トランジス
タ、抵抗などの素子)からなる回路図、(2)基本構成
要素の間の配線を電気的に理想とした場合の各配線の等
価回路図、(3)基本構成要素の間の配線の電気的な分
布定数や寄生素子を考慮した場合の各配線の等価回路
図、(4)基本構成要素の外部に接続する信号源や電
源、接地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の
回路図、とからなる。各レイヤ間の接続は、各レイヤに
配置されたコネクションドットによって可能としてい
る。
ードディスク内に記憶されるもので、複数のレイヤに分
けた回路図に関する情報を記憶している。回路図情報デ
ータベース2に記憶される各回路図のレイヤは、(1)
回路(例えば、増幅器)の基本構成要素(トランジス
タ、抵抗などの素子)からなる回路図、(2)基本構成
要素の間の配線を電気的に理想とした場合の各配線の等
価回路図、(3)基本構成要素の間の配線の電気的な分
布定数や寄生素子を考慮した場合の各配線の等価回路
図、(4)基本構成要素の外部に接続する信号源や電
源、接地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の
回路図、とからなる。各レイヤ間の接続は、各レイヤに
配置されたコネクションドットによって可能としてい
る。
【0020】レイヤテーブル3は、図2に示すように、
選択された回路図のレイヤのIDに対応付けて、各レイ
ヤを回路図作成部1が作成する回路図のレイヤとして選
択するかどうかのON/OFFフラグを記憶する。ON
/OFFフラグは、対応するレイヤを選択するときに
「1」、選択しないときに「0」に設定される。レイヤ
テーブル3は、また、各レイヤの構成要素(例えば、オ
ペアンプ)にサブサーキット(素子レベルでの回路)が
ある時には、サブサーキットに関する情報も記憶する。
サブサーキットは、回路図情報データベース1に記憶さ
れている他の回路図のレイヤによって指定される。な
お、図3において、サブサーキットの記憶欄が各レイヤ
に対して2つあるが、これらはそれぞれ、シミュレーシ
ョン用のサブサーキットとレイアウト設計用のサブサー
キットとを示している。
選択された回路図のレイヤのIDに対応付けて、各レイ
ヤを回路図作成部1が作成する回路図のレイヤとして選
択するかどうかのON/OFFフラグを記憶する。ON
/OFFフラグは、対応するレイヤを選択するときに
「1」、選択しないときに「0」に設定される。レイヤ
テーブル3は、また、各レイヤの構成要素(例えば、オ
ペアンプ)にサブサーキット(素子レベルでの回路)が
ある時には、サブサーキットに関する情報も記憶する。
サブサーキットは、回路図情報データベース1に記憶さ
れている他の回路図のレイヤによって指定される。な
お、図3において、サブサーキットの記憶欄が各レイヤ
に対して2つあるが、これらはそれぞれ、シミュレーシ
ョン用のサブサーキットとレイアウト設計用のサブサー
キットとを示している。
【0021】回路選択部4は、マウスやキーボードなど
によって構成され、ユーザの入力に従って回路情報デー
タベース2に記憶されている回路図を選択する。回路選
択部4は、また、選択した回路図のレイヤの組み合わせ
をシミュレーション用のものとするかレイアウト設計用
のものとするかの指定も行い、この指定に従ってレイヤ
テーブル3のON/OFFフラグがセット/リセットさ
れる。
によって構成され、ユーザの入力に従って回路情報デー
タベース2に記憶されている回路図を選択する。回路選
択部4は、また、選択した回路図のレイヤの組み合わせ
をシミュレーション用のものとするかレイアウト設計用
のものとするかの指定も行い、この指定に従ってレイヤ
テーブル3のON/OFFフラグがセット/リセットさ
れる。
【0022】シミュレーション部5は、プログラムを記
憶するメモリ及びこのプログラムを実行するCPUによ
って構成され、回路図作成部1で作成したシミュレーシ
ョン用の回路を構成する各素子の回路定数を与え、シミ
ュレーションを行う。各素子の回路定数は、プログラム
の実行によって自動設定しても、ユーザがキーボードや
マウスを操作することによって与えてもよい。
憶するメモリ及びこのプログラムを実行するCPUによ
って構成され、回路図作成部1で作成したシミュレーシ
ョン用の回路を構成する各素子の回路定数を与え、シミ
ュレーションを行う。各素子の回路定数は、プログラム
の実行によって自動設定しても、ユーザがキーボードや
マウスを操作することによって与えてもよい。
【0023】レイアウト設計部6は、プログラムを記憶
するメモリ及びこのプログラムを実行するCPUによっ
て構成され、回路図作成部1で作成したレイアウト設計
用の回路から半導体集積回路としてチップ上に形成する
回路のレイアウトを設計する。
するメモリ及びこのプログラムを実行するCPUによっ
て構成され、回路図作成部1で作成したレイアウト設計
用の回路から半導体集積回路としてチップ上に形成する
回路のレイアウトを設計する。
【0024】以下、この実施の形態にかかる回路図エデ
ィタによる回路設計の方法について、2つの具体例を基
にして説明する。
ィタによる回路設計の方法について、2つの具体例を基
にして説明する。
【0025】(回路設計例1)この例では、回路選択部
4からの入力によって、回路図情報データベース2に記
憶されている回路図のうち、図3(a)〜(d)に示す
4つのレイヤからなる回路図が選択されている。そし
て、レイヤテーブル3に各レイヤのID(レイヤ1〜レ
イヤ4)が記憶される。
4からの入力によって、回路図情報データベース2に記
憶されている回路図のうち、図3(a)〜(d)に示す
4つのレイヤからなる回路図が選択されている。そし
て、レイヤテーブル3に各レイヤのID(レイヤ1〜レ
イヤ4)が記憶される。
【0026】ここで、図3(a)に示すレイヤ1は、増
幅器を構成する素子及び素子間の配線のうちの寄生容量
等を無視できる配線とからなる。図3(b)に示すレイ
ヤ2は、素子間の配線を電気的に理想とした場合の配線
の等価回路図からなる。図3(c)に示すレイヤ3は、
素子間の配線の電気的な分布定数や寄生素子等を考慮し
た場合の配線の等価回路図からなる。図3(d)に示す
レイヤ4は、レイヤ1の回路の外部に接続する信号源や
電源、接地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子
の回路図からなる。レイヤ1〜レイヤ4の回路図中に
は、コネクションドットA1、A2、B1、B2、C
1、C2、D1、D2、E1、E2、F1、F2があ
り、コネクションドットが同一のもの同士で接続され
る。
幅器を構成する素子及び素子間の配線のうちの寄生容量
等を無視できる配線とからなる。図3(b)に示すレイ
ヤ2は、素子間の配線を電気的に理想とした場合の配線
の等価回路図からなる。図3(c)に示すレイヤ3は、
素子間の配線の電気的な分布定数や寄生素子等を考慮し
た場合の配線の等価回路図からなる。図3(d)に示す
レイヤ4は、レイヤ1の回路の外部に接続する信号源や
電源、接地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子
の回路図からなる。レイヤ1〜レイヤ4の回路図中に
は、コネクションドットA1、A2、B1、B2、C
1、C2、D1、D2、E1、E2、F1、F2があ
り、コネクションドットが同一のもの同士で接続され
る。
【0027】回路設計のためには、まず、回路の回路定
数を決めるために、シミュレーションを行う。シミュレ
ーションを行う場合には、ユーザが回路選択部4から所
定の入力を行って、レイヤ1とレイヤ3とレイヤ4とを
選択する。これにより、レイヤテーブル3中のレイヤ
1、レイヤ3及びレイヤ4に対応するON/OFFフラ
グが「1」に、レイヤ2に対応するON/OFFフラグ
が「0」に設定される。
数を決めるために、シミュレーションを行う。シミュレ
ーションを行う場合には、ユーザが回路選択部4から所
定の入力を行って、レイヤ1とレイヤ3とレイヤ4とを
選択する。これにより、レイヤテーブル3中のレイヤ
1、レイヤ3及びレイヤ4に対応するON/OFFフラ
グが「1」に、レイヤ2に対応するON/OFFフラグ
が「0」に設定される。
【0028】次に、回路図作成部1は、レイヤテーブル
3を参照して、レイヤ1、レイヤ3及びレイヤ4のそれ
ぞれの回路図を回路図情報データベース2から読み出
す。回路図作成部1は、コネクションドットに従って、
図4(a)に示すようなレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4の各回路を接続したシミュレーション用の回路図を作
成し、作成した回路図をシミュレーション部5に送る。
3を参照して、レイヤ1、レイヤ3及びレイヤ4のそれ
ぞれの回路図を回路図情報データベース2から読み出
す。回路図作成部1は、コネクションドットに従って、
図4(a)に示すようなレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4の各回路を接続したシミュレーション用の回路図を作
成し、作成した回路図をシミュレーション部5に送る。
【0029】シミュレーション部5は、例えば、プログ
ラムの実行により回路図作成部1から渡されたシミュレ
ーション用の回路図中の各素子に回路定数を与え、与え
られた回路定数に従って回路の動作をシミュレーション
する。シミュレーション部5によって良好なシミュレー
ション結果が得られた場合には、その値に各素子の回路
定数を決定し、回路のシミュレーションを終了する。
ラムの実行により回路図作成部1から渡されたシミュレ
ーション用の回路図中の各素子に回路定数を与え、与え
られた回路定数に従って回路の動作をシミュレーション
する。シミュレーション部5によって良好なシミュレー
ション結果が得られた場合には、その値に各素子の回路
定数を決定し、回路のシミュレーションを終了する。
【0030】シミュレーション部5による回路のシミュ
レーションが終了し、各素子の回路定数が決定される
と、シミュレーションに用いた回路図に基づいて、レイ
アウト設計用の回路図を作成する。この場合、ユーザ
は、回路選択部4から所定の入力を行って、レイヤ1と
レイヤ2とを選択する。これにより、レイヤテーブル3
中のレイヤ1及びレイヤ2に対応するON/OFFフラ
グが「1」に、レイヤ3及びレイヤ4に対応するON/
OFFフラグが「0」に設定される。
レーションが終了し、各素子の回路定数が決定される
と、シミュレーションに用いた回路図に基づいて、レイ
アウト設計用の回路図を作成する。この場合、ユーザ
は、回路選択部4から所定の入力を行って、レイヤ1と
レイヤ2とを選択する。これにより、レイヤテーブル3
中のレイヤ1及びレイヤ2に対応するON/OFFフラ
グが「1」に、レイヤ3及びレイヤ4に対応するON/
OFFフラグが「0」に設定される。
【0031】次に、回路図作成部1は、レイヤテーブル
3を参照して、レイヤ1及びレイヤ2のそれぞれの回路
図を回路図情報データベース2から読み出す。回路図作
成部1は、コネクションドットに従って、図4(b)に
示すようなレイヤ1及びレイヤ2の各回路を接続したレ
イアウト設計用の回路図を作成し、作成した回路図をレ
イアウト設計部6に送る。なお、このとき、シミュレー
ションで得られた各素子の回路定数も一緒にレイアウト
設計部6に送られる。
3を参照して、レイヤ1及びレイヤ2のそれぞれの回路
図を回路図情報データベース2から読み出す。回路図作
成部1は、コネクションドットに従って、図4(b)に
示すようなレイヤ1及びレイヤ2の各回路を接続したレ
イアウト設計用の回路図を作成し、作成した回路図をレ
イアウト設計部6に送る。なお、このとき、シミュレー
ションで得られた各素子の回路定数も一緒にレイアウト
設計部6に送られる。
【0032】レイアウト設計部6は、回路図作成部1か
らレイアウト設計用の回路図が渡されると、プログラム
に従ってこの回路図からICの回路レイアウトを行う。
らレイアウト設計用の回路図が渡されると、プログラム
に従ってこの回路図からICの回路レイアウトを行う。
【0033】(回路設計例2)この例では、回路選択部
4からの入力によって、回路図情報データベース2に記
憶されている回路図のうち、図5(a)〜(d)に示す
4つのレイヤからなる回路図が選択されている。そし
て、レイヤテーブル3に各レイヤのID(レイヤ11〜
レイヤ14)が記憶される。なお、レイヤ11には、後
述するようにサブサーキットがある。
4からの入力によって、回路図情報データベース2に記
憶されている回路図のうち、図5(a)〜(d)に示す
4つのレイヤからなる回路図が選択されている。そし
て、レイヤテーブル3に各レイヤのID(レイヤ11〜
レイヤ14)が記憶される。なお、レイヤ11には、後
述するようにサブサーキットがある。
【0034】ここで、図5(a)に示すレイヤ11は、
2つの増幅器(AMP1)からなる。図5(b)に示す
レイヤ12は、2つのAMP1間の配線を電気的に理想
とした場合の配線の等価回路図からなる。図5(c)に
示すレイヤ13は、2つの増幅器AMP1間の配線の電
気的な分布定数や寄生素子等を考慮した場合の配線の等
価回路図からなる。図5(d)に示すレイヤ14は、レ
イヤ1の回路の外部に接続する信号源や電源、接地回
路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の回路図から
なる。これらのレイヤ11〜14もコネクションドット
が同一のもの同士で接続される。
2つの増幅器(AMP1)からなる。図5(b)に示す
レイヤ12は、2つのAMP1間の配線を電気的に理想
とした場合の配線の等価回路図からなる。図5(c)に
示すレイヤ13は、2つの増幅器AMP1間の配線の電
気的な分布定数や寄生素子等を考慮した場合の配線の等
価回路図からなる。図5(d)に示すレイヤ14は、レ
イヤ1の回路の外部に接続する信号源や電源、接地回
路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の回路図から
なる。これらのレイヤ11〜14もコネクションドット
が同一のもの同士で接続される。
【0035】レイヤ11のAMP1には、サブサーキッ
トが設定されている。AMP1のサブサーキットのう
ち、シミュレーション用のものを図6(a)に、レイア
ウト設計用のものを図6(b)に示す。これらはそれぞ
れ、回路設計例1で説明した、レイヤ(1+3)、レイ
ヤ(1+2)で構成される。また、この例では、レイヤ
テーブル3のレイヤ1に対応するサブサーキットの欄に
は、「1,3」と「1,2」とがそれぞれ記憶される。
トが設定されている。AMP1のサブサーキットのう
ち、シミュレーション用のものを図6(a)に、レイア
ウト設計用のものを図6(b)に示す。これらはそれぞ
れ、回路設計例1で説明した、レイヤ(1+3)、レイ
ヤ(1+2)で構成される。また、この例では、レイヤ
テーブル3のレイヤ1に対応するサブサーキットの欄に
は、「1,3」と「1,2」とがそれぞれ記憶される。
【0036】次に、この例におけるシミュレーション用
の回路の作成方法について、説明する。この例でも、回
路設計例1と同様にして、回路図作成部1は、図7
(a)に示すようなレイヤ11、レイヤ13及びレイヤ
14の各回路を接続した回路を設計する。ここで、レイ
アウトテーブル3には、AMP1のシミュレーション用
のサブサーキットとしてレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4が設定されている。
の回路の作成方法について、説明する。この例でも、回
路設計例1と同様にして、回路図作成部1は、図7
(a)に示すようなレイヤ11、レイヤ13及びレイヤ
14の各回路を接続した回路を設計する。ここで、レイ
アウトテーブル3には、AMP1のシミュレーション用
のサブサーキットとしてレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4が設定されている。
【0037】そこで、回路図作成部1は、さらに回路図
情報データベース2からレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4の回路図を読み出し、各レイヤの回路を接続した図6
(a)に示すサブサーキットを作成する。さらに、図8
(a)に示すようなAMP1をサブサーキットに変換し
たシミュレーション用の回路図を作成し、シミュレーシ
ョン部5に送る。そして、シミュレーション部5では、
渡された回路図に従って回路設計例1と同様のシミュレ
ーションを行う。なお、回路定数は、サブサーキットに
置換前のAMP1に設定してもよい。この場合、AMP
1に設定した回路定数に従って、各素子の回路定数が自
動的に設定される。
情報データベース2からレイヤ1、レイヤ3及びレイヤ
4の回路図を読み出し、各レイヤの回路を接続した図6
(a)に示すサブサーキットを作成する。さらに、図8
(a)に示すようなAMP1をサブサーキットに変換し
たシミュレーション用の回路図を作成し、シミュレーシ
ョン部5に送る。そして、シミュレーション部5では、
渡された回路図に従って回路設計例1と同様のシミュレ
ーションを行う。なお、回路定数は、サブサーキットに
置換前のAMP1に設定してもよい。この場合、AMP
1に設定した回路定数に従って、各素子の回路定数が自
動的に設定される。
【0038】次に、この例におけるレイアウト設計用の
回路の作成方法について、説明する。この例でも、回路
設計例1と同様にして、回路図作成部1は、図7(b)
に示すようなレイヤ11及びレイヤ12の各回路を接続
した回路を設計する。ここで、レイアウトテーブル3に
は、AMP1のシミュレーション用のサブサーキットと
してレイヤ1及びレイヤ2が設定されている。
回路の作成方法について、説明する。この例でも、回路
設計例1と同様にして、回路図作成部1は、図7(b)
に示すようなレイヤ11及びレイヤ12の各回路を接続
した回路を設計する。ここで、レイアウトテーブル3に
は、AMP1のシミュレーション用のサブサーキットと
してレイヤ1及びレイヤ2が設定されている。
【0039】そこで、回路図作成部1は、さらに回路図
情報データベース2からレイヤ1及びレイヤ42回路図
を読み出し、各レイヤの回路を接続した図6(b)に示
すサブサーキットを作成する。さらに、図8(b)に示
すようなAMP1をサブサーキットに変換したレイアウ
ト設計用の回路図を作成し、レイアウト設計部6に送
る。そして、レイアウト設計部6では、渡された回路図
に従って回路設計例1と同様にICの回路レイアウトを
行う。
情報データベース2からレイヤ1及びレイヤ42回路図
を読み出し、各レイヤの回路を接続した図6(b)に示
すサブサーキットを作成する。さらに、図8(b)に示
すようなAMP1をサブサーキットに変換したレイアウ
ト設計用の回路図を作成し、レイアウト設計部6に送
る。そして、レイアウト設計部6では、渡された回路図
に従って回路設計例1と同様にICの回路レイアウトを
行う。
【0040】以上説明したように、この実施の形態にか
かる回路図エディタでは、シミュレーションの終了した
シミュレーション用の回路図からレイアウト設計用の回
路図を作成するときに、回路選択部4によってレイヤの
選択を変えて、レイヤテーブル3に登録するだけでよ
い。このため、レイアウト設計用の回路図を作成すると
きの人的ミスの混入を防ぐことができ、しかも、レイア
ウト設計用の回路図の作成が容易にできる。
かる回路図エディタでは、シミュレーションの終了した
シミュレーション用の回路図からレイアウト設計用の回
路図を作成するときに、回路選択部4によってレイヤの
選択を変えて、レイヤテーブル3に登録するだけでよ
い。このため、レイアウト設計用の回路図を作成すると
きの人的ミスの混入を防ぐことができ、しかも、レイア
ウト設計用の回路図の作成が容易にできる。
【0041】また、回路設計例2で示したように、レイ
ヤ内に素子レベルでない構成要素を含んでも、これをサ
ブサーキットに置換可能としているので、シミュレーシ
ョン用の回路図からレイアウト設計用の回路図を作成す
ることができる。
ヤ内に素子レベルでない構成要素を含んでも、これをサ
ブサーキットに置換可能としているので、シミュレーシ
ョン用の回路図からレイアウト設計用の回路図を作成す
ることができる。
【0042】上記の実施の形態では、回路図情報データ
ベース2に記憶される各回路図のレイヤは、(1)回路
の基本構成要素からなる回路図、(2)基本構成要素の
間の配線を電気的に理想とした場合の各配線の等価回路
図、(3)基本構成要素の間の配線の電気的な分布定数
や寄生素子を考慮した場合の各配線の等価回路図、
(4)基本構成要素の外部に接続する信号源や電源、接
地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の回路図
の4つとしていた。しかしながら、レイヤの構成はこれ
に限らない。例えば、上記の(3)及び(4)は、いず
れもシミュレーション用の回路図の作成時に用いられる
ので、これらを1つのレイヤにまとめてもよい。
ベース2に記憶される各回路図のレイヤは、(1)回路
の基本構成要素からなる回路図、(2)基本構成要素の
間の配線を電気的に理想とした場合の各配線の等価回路
図、(3)基本構成要素の間の配線の電気的な分布定数
や寄生素子を考慮した場合の各配線の等価回路図、
(4)基本構成要素の外部に接続する信号源や電源、接
地回路、負荷回路及びそれに付随する寄生素子の回路図
の4つとしていた。しかしながら、レイヤの構成はこれ
に限らない。例えば、上記の(3)及び(4)は、いず
れもシミュレーション用の回路図の作成時に用いられる
ので、これらを1つのレイヤにまとめてもよい。
【0043】上記の実施の形態では、シミュレーション
及びレイアウト設計を行う回路の例として、アナログ回
路である増幅器を挙げた。しかしながら、本発明は、増
幅器以外の回路(例えば、変復調回路)や、さらにはゲ
ート回路やフリップフロップの組み合わせで構成される
デジタル回路のシミュレーション及びレイアウト設計に
も適用することができる。
及びレイアウト設計を行う回路の例として、アナログ回
路である増幅器を挙げた。しかしながら、本発明は、増
幅器以外の回路(例えば、変復調回路)や、さらにはゲ
ート回路やフリップフロップの組み合わせで構成される
デジタル回路のシミュレーション及びレイアウト設計に
も適用することができる。
【0044】上記の実施の形態では、本発明を単一のコ
ンピュータ(上記の例では、EWS)によって実現した
場合について説明した。しかしながら、本発明は、LA
N(Local Area Network)或いはWAN(Wide Area Ne
twork)を介して接続されたクライアントサーバシステ
ムで実現してもよい。この場合、クライアントマシンに
回路選択部を設け、選択した回路に関する情報をパラメ
ータとしてサーバマシンに処理を依頼し、サーバマシン
で処理した結果をクライアントマシンに返せばよい。
ンピュータ(上記の例では、EWS)によって実現した
場合について説明した。しかしながら、本発明は、LA
N(Local Area Network)或いはWAN(Wide Area Ne
twork)を介して接続されたクライアントサーバシステ
ムで実現してもよい。この場合、クライアントマシンに
回路選択部を設け、選択した回路に関する情報をパラメ
ータとしてサーバマシンに処理を依頼し、サーバマシン
で処理した結果をクライアントマシンに返せばよい。
【0045】上記の実施の形態では、回路図作成部1、
シミュレーション部5及びレイアウト設計部6を実現す
るためのプログラムは、EWS内のメモリに記憶されて
いるものとしていた。しかしながら、これらのプログラ
ムの一部またはすべては、CD−ROMやフロッピーデ
ィスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格
納して配布してもよい。また、このようなプログラムを
記録する記録媒体を、さらに回路図情報データベース2
を記憶するための媒体として用いてもよい。
シミュレーション部5及びレイアウト設計部6を実現す
るためのプログラムは、EWS内のメモリに記憶されて
いるものとしていた。しかしながら、これらのプログラ
ムの一部またはすべては、CD−ROMやフロッピーデ
ィスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格
納して配布してもよい。また、このようなプログラムを
記録する記録媒体を、さらに回路図情報データベース2
を記憶するための媒体として用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、シミュレーション用の回路図からレイアウト設
計用の回路図を作成する場合に、レイヤの選択を変える
だけでよいので、人的ミスの介在を防ぐことが可能とな
り、レイアウト設計用の回路図の作成が容易に行える。
例えば、シミュレーション用の回路図からレイアウト設
計用の回路図を作成する場合に、レイヤの選択を変える
だけでよいので、人的ミスの介在を防ぐことが可能とな
り、レイアウト設計用の回路図の作成が容易に行える。
【図1】本発明の実施の形態にかかる回路図エディタの
機能構成を示す機能ブロック図である。
機能構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1のレイヤテーブルの例を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は、回路設計の第1の例におけ
る各レイヤを示す図である。
る各レイヤを示す図である。
【図4】(a)はシミュレーション用として使用される
図3のレイヤ(1+3+4)の回路図、(b)はレイア
ウト設計用として使用される図3のレイヤ(1+2)の
回路図である。
図3のレイヤ(1+3+4)の回路図、(b)はレイア
ウト設計用として使用される図3のレイヤ(1+2)の
回路図である。
【図5】(a)〜(d)は、回路設計の第2の例におけ
る各レイヤを示す図である。
る各レイヤを示す図である。
【図6】図5(a)のアンプを構成するサブサーキット
を示す図であり、(a)はシミュレーション用、(b)
はレイアウト設計用のものを示す。
を示す図であり、(a)はシミュレーション用、(b)
はレイアウト設計用のものを示す。
【図7】(a)は図5のレイヤ(11+13+14)の
回路図、(b)は図5のレイヤ(11+12)の回路図
である。
回路図、(b)は図5のレイヤ(11+12)の回路図
である。
【図8】図7のアンプをサブサーキットに展開した回路
図であり、(a)はシミュレーション用、(b)はレイ
アウト設計用のものを示す。
図であり、(a)はシミュレーション用、(b)はレイ
アウト設計用のものを示す。
1 回路図作成部 2 回路図情報データベース(DB) 3 レイヤテーブル 4 回路選択部 5 シミュレーション部 6 レイアウト設計部
Claims (6)
- 【請求項1】回路の構成要素を複数のレイヤに分けた回
路図を記憶する回路図情報記憶手段と、 前記回路図情報記憶手段に記憶された回路図のレイヤか
ら回路図を作成するためのレイヤを指定する指定手段
と、 前記指定手段によって指定されたレイヤを組み合わせて
回路図を作成する回路図作成手段と、を備えることを特
徴とする回路図エディタ。 - 【請求項2】前記回路図情報記憶手段に記憶されている
複数のレイヤは、回路の基本構成要素からなる第1のレ
イヤと、電気的に理想とした場合の回路の基本構成要素
間の配線とからなる第2のレイヤと、回路の特性のシミ
ュレーションのために回路の基本構成要素に付加する要
素からなる第3のレイヤと、を含むことを特徴とする請
求項1に記載の回路図エディタ。 - 【請求項3】前記指定手段は、前記第1のレイヤと前記
第3のレイヤとを指定し、 前記回路図作成手段は、前記指定手段による指定に従っ
て、シミュレーション用の回路図を作成することを特徴
とする請求項2に記載の回路図エディタ。 - 【請求項4】前記指定手段は、前記第1のレイヤと前記
第2のレイヤとを指定し、 前記回路図作成手段は、前記指定手段による指定に従っ
て、半導体集積回路のレイアウト設計用の回路図を作成
することを特徴とする請求項2または3に記載の回路図
エディタ。 - 【請求項5】回路の構成要素を複数のレイヤに分けた回
路図から、回路図を作成するためのレイヤを指定するス
テップと、 レイヤの指定に従って、複数のレイヤに分けた回路図を
組み合わせて回路図を作成するステップと、を含むこと
を特徴とする回路図作成方法。 - 【請求項6】回路の構成要素を複数のレイヤに分けた回
路図から、回路図を作成するためのレイヤを指定するス
テップと、 レイヤの指定に従って、複数のレイヤに分けた回路図を
組み合わせて回路図を作成するステップと、を実現する
プログラムを記録することを特徴とするコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10107295A JP3139451B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10107295A JP3139451B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306210A true JPH11306210A (ja) | 1999-11-05 |
JP3139451B2 JP3139451B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=14455491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10107295A Expired - Fee Related JP3139451B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139451B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100413701B1 (ko) * | 2000-07-04 | 2003-12-31 | 야자키 소교 가부시키가이샤 | 전기 배선 시뮬레이션 디바이스 및 전기 배선 시뮬레이션디바이스용 기록매체를 기록한 시뮬레이션 프로그램 |
JP2008140302A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Fujitsu Ltd | Cad装置およびcadプログラム |
JP2008140303A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Fujitsu Ltd | Cad装置およびcadプログラム |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10107295A patent/JP3139451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100413701B1 (ko) * | 2000-07-04 | 2003-12-31 | 야자키 소교 가부시키가이샤 | 전기 배선 시뮬레이션 디바이스 및 전기 배선 시뮬레이션디바이스용 기록매체를 기록한 시뮬레이션 프로그램 |
JP2008140302A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Fujitsu Ltd | Cad装置およびcadプログラム |
JP2008140303A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Fujitsu Ltd | Cad装置およびcadプログラム |
US8140988B2 (en) | 2006-12-05 | 2012-03-20 | Fujitsu Limited | CAD apparatus, method of editing graphic data, and computer product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3139451B2 (ja) | 2001-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9589091B2 (en) | Scalable meta-data objects | |
US6678874B1 (en) | Computer-aided design (CAD) tool | |
US7051311B2 (en) | Semiconductor circuit designing method, semiconductor circuit designing apparatus, program, and semiconductor device | |
JP3139451B2 (ja) | 回路図エディタ、回路図作成方法及び記録媒体 | |
US7370303B2 (en) | Method for determining the arrangement of contact areas on the active top side of a semiconductor chip | |
JP2007219930A (ja) | シミュレーション方法およびプログラム | |
JP4668974B2 (ja) | 半導体装置の設計方法、半導体装置設計システム及びコンピュータプログラム | |
Billoint et al. | Merging PDKs to build a design environment for 3D circuits: methodology, challenges and limitations | |
JP2005235804A (ja) | 半導体装置の設計方法及びプログラム | |
US6862722B2 (en) | Extendable method for revising patterned microelectronic conductor layer layouts | |
JP3140869B2 (ja) | プリント配線板設計支援システム | |
JP2004178501A (ja) | 半導体集積回路装置の設計方法及び設計装置 | |
JP2521041B2 (ja) | 集積回路における配線方法 | |
JP2910734B2 (ja) | レイアウト方法 | |
US7761835B2 (en) | Semiconductor device design method, semiconductor device design system, and computer program for extracting parasitic parameters | |
JP2009252134A (ja) | 配置検証装置 | |
JP3502311B2 (ja) | 集積回路レイアウトシステム、レイアウト方法及び記録媒体 | |
JP3090120B2 (ja) | 集積回路の端子配置装置 | |
JP2594689B2 (ja) | シミュレーション装置およびその方法 | |
JPS6126243A (ja) | Lsiア−トワ−クデ−タの回路接続照合出力装置 | |
JP2821419B2 (ja) | 論理シミュレータ | |
JP2000090139A (ja) | 基板配線パターンの結線情報生成方法 | |
JPH07262233A (ja) | アナログlsiにおける素子の形状決定方法及びその形状決定装置 | |
JP2940124B2 (ja) | 基板cad装置 | |
JP3145778B2 (ja) | Lsi設計部品データの生成管理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001114 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |