JPH11305712A - 表示素子の駆動回路及び表示装置 - Google Patents

表示素子の駆動回路及び表示装置

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JPH11305712A
JPH11305712A JP10125395A JP12539598A JPH11305712A JP H11305712 A JPH11305712 A JP H11305712A JP 10125395 A JP10125395 A JP 10125395A JP 12539598 A JP12539598 A JP 12539598A JP H11305712 A JPH11305712 A JP H11305712A
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JP10125395A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nakanishi
貴之 中西
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドットマトリックス表示部とピクト表示部を
備えた表示素子のピクト表示部を、点灯と消灯、或いは
点滅の3つ表示状態に駆動する。 【解決手段】 記憶回路6はドットマトリックス表示部
1のドット表示データを記憶するドットデータ記憶部DD
RAMとピクトデータ記憶部PGRAMを備え、ピクトデータ記
憶部PGRAMは、ピクト表示部の2つの表示状態を定義す
る第1のピクト表示データと、少なくとも3つの表示状
態を定義する第2のピクト表示データのうちのいずれか
一方を記憶する。ドットデータ記憶部DDRAMから読み出
されたドット表示データと、ピクトデータ記憶部PGRAM
から読み出されたピクト表示データとは、選択手段によ
りドットマトリックス表示部1とピクト表示部2の走査
に応じて選択的に出力され、駆動手段によりドットマト
リックス表示部1とピクト表示部2に所定の電圧が供給
され、表示素子が表示駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドットマトリッ
クス表示部と、ピクト表示部とを備えた表示素子の駆動
回路、及びその表示素子と駆動回路とからなる表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画素が行方向及び列方向に複数配列され
たドットマトリックス表示部と、図形,絵,文字等の予
め定められたパターンが配列されたピクト表示部とを備
えた表示素子がPHS(パーソナル・ハンディ・ホーン)
等の表示素子として使用されている。
【0003】この表示素子は、ドットマトリックス表示
部で文字,数字等の文字情報を表示し、ピクト表示部で
受信状態,待機状態等の状態情報を絵文字等により表示
する。ドットマトリックス表示部は、各画素を点灯また
は消灯するように制御し、点灯画素の組み合わせによ
り、文字等を構成して文字情報を表示する。
【0004】PHS等の小型の携帯機器に用いられる表
示装置は、きわめて小型であることが要求されており、
表示素子の駆動回路も小型化が要求されている。このよ
うな表示素子において、ピクト表示部は各絵文字の点灯
または消灯による2つの表示状態の切り替えにより、2
つの状態情報を表示するもの、或いは点灯,消灯,或い
は点滅による3つの表示状態により、3つの状態情報を
表示するものが知られている。
【0005】ドットマトリックス表示部とピクト表示部
とを備えた表示素子の、ピクト表示部を3つの表示状態
に制御する駆動回路は、ドットマトリックス表示部に表
示するデータを記憶する表示データメモリーと、ピクト
表示部の点灯状態を定義するためのピクトデータを記憶
するピクトメモリーとを備え、それぞれのメモリーに記
憶されたデータに基づいて、それぞれの表示部の点灯状
態が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した表示素子はピ
クト表示部を2つの表示状態で駆動することが要求され
る素子と、3つの表示状態で駆動することが要求される
素子とがあるため、ピクト表示に要求される表示状態に
応じた複数の駆動回路が必要である。駆動回路は集積回
路(LSI)化して製造されるため、複数種類のLSI
を製造することとなり、生産性が悪いという欠点があ
る。
【0007】また、従来のピクト表示部を点灯,消灯,
及び点滅の3状態に制御する駆動回路は、表示データメ
モリーとピクトメモリーとを備えているため、メモリー
回路が占有する面積が大きくなり、LSIチップが大き
くなる。そのため、表示素子に接続される駆動回路ブロ
ックも大きくなり、小型化が困難であるという欠点があ
った。
【0008】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、ピクト表示部の表示形態に依存することなく、汎用
性のある表示素子の駆動回路を提供することを目的とす
る。また、この発明は、表示駆動用のメモリーを有効に
利用することにより、LSIチップの面積を小さくし、
駆動回路も小さくすると共に、小型の表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明第1の観点にかかる表示素子の駆動回路
は、ドットマトリックス表示部のドット表示データを記
憶するドットデータ記憶部と、図形,絵,文字等の予め
定められたパターンを表示するピクト表示部の2つの表
示状態を定義する第1のピクト表示データと少なくとも
3つの表示状態を定義する第2のピクト表示データのう
ちのいずれか一方を記憶するピクトデータ記憶部と、前
記ドットデータ記憶部から読み出されたドット表示デー
タと、ピクトデータ記憶部から読み出されたピクト表示
データとを、前記ドットマトリックス表示部と前記ピク
ト表示部の走査に応じて選択的に出力する選択手段と、
前記選択手段から出力されたデータに応じて、前記ドッ
トマトリックス表示部と前記ピクト表示部に所定の電圧
を供給する駆動手段とからなることを特徴とする。
【0010】このような駆動回路によれば、一つの駆動
回路によって、2つの表示状態で駆動されるピクト表示
部を有する表示素子と、3つの表示状態で駆動されるピ
クト表示部を有する表示素子とを切り替えて表示駆動す
ることができ、一つの駆動回路を種々の表示素子に適用
することが可能になり、汎用性を持った駆動回路を提供
することができる。
【0011】この駆動回路において、前記ピクトデータ
記憶部は、ピクト表示部の各パターンを点灯または消灯
の2つの状態に表示制御する第1のピクトデータと、点
灯,消灯または点滅の3つの状態に表示制御する第2の
ピクトデータのいずれか1つを記憶し、前記選択手段
は、前記第1のピクトデータと前記第2のピクトデータ
のいずれか1つを前記ピクト表示部の走査に応じて出力
する切り替え手段を備えていることが望ましい。
【0012】そして、前記ピクトデータ記憶部に記憶さ
れた第1のピクトデータは1ビットのピクトデータから
なっており、第2のピクトデータは2ビットからなるピ
クトデータであり、いずれかのピクトデータを選択的に
1つのパターンに対応させて出力するデータ選択手段を
備えていることが望ましい。
【0013】また、前記ドットデータ記憶部と前記ピク
トデータ記憶部とは、単一の表示データ記憶手段の一部
に設けられており、さらに、表示データ記憶手段に前記
ドットデータ記憶部と前記ピクトデータ記憶部とのそれ
ぞれの領域を指定する設定手段を備えていても良い。あ
るいは、前記ピクトデータ記憶部を前記表示データ記憶
手段の前記ドットデータ記憶部と共有する領域の一部に
設けるようにしても良い。
【0014】この駆動回路によれば、ドットデータ記憶
部と前記ピクトデータ記憶部とを1つの記憶手段を用い
て、その記憶する領域を分けて使用するものであるか
ら、記憶手段を有効に使用することができ、また、前記
ピクトデータ記憶部を前記表示データ記憶手段の前記ド
ットデータ記憶部と共有する領域の一部に設けているの
で、メモリー領域の面積を小さくすることができ、駆動
回路を小型化することができる。
【0015】本発明の第二の観点による表示装置は、行
及び列方向に複数の画素が配列され、複数のドットの点
灯により文字等を表示するドットマトリックス表示部
と、図形,絵,文字等の予め定められたパターンが配列
され、該パターンを選択的に表示するピクト表示部とを
備えた表示素子と、前記ドットマトリックス表示部に表
示するデータを記憶するドットデータ記憶部と、ピクト
表示部の各パターンを点灯または消灯の2つの状態に制
御する第1のピクトデータと、点灯,消灯または点滅の
少なくとも3つの状態に制御する第2のピクトデータの
いずれか1つを記憶するピクトデータ記憶部と、前記ド
ットデータ記憶部から読み出されたドット表示データ
と、ピクトデータ記憶部から読み出された第1のピクト
データと第2のピクトデータのいずれか一方のピクトデ
ータを、前記ドットマトリックス表示部と前記ピクト表
示部の走査に応じて選択して出力する選択手段と、前記
選択手段から出力されたデータに応じて、前記ドットマ
トリックス表示部と前記ピクト表示部に所定の電圧を供
給する駆動手段とからなることを特徴とする。
【0016】このような表示装置によれば、1つの表示
素子のピクト表示部を、点灯または消灯の2つの状態
に、或いは点灯,消灯または点滅の少なくとも3つの状
態に切り替えて表示制御することができる。
【0017】この表示装置において、ドットデータ記憶
部とピクトデータ記憶部とは、単一の表示データ記憶手
段の一部に設けることが望ましい。このように、単一の
表示データ記憶手段にドットデータ記憶部とピクトデー
タ記憶部とを設けることにより、記憶手段を別個に設け
る必要がなくなり、また表示データ記憶手段のメモリー
領域を有効に利用することができるため、駆動回路を小
さくすることができ、表示装置を小型化することができ
る。
【0018】ピクト表示部を、点灯または消灯の2つの
状態に表示制御する場合は、前記ピクトデータ記憶部に
は、点灯または消灯の2つの状態を制御する第1のピク
トデータが記憶され、前記選択手段に備えられたピクト
表示選択手段は、ドットデータ記憶部から読み出された
ドット表示データと、ピクトデータ記憶部から読み出さ
れた第1のピクトデータとを、前記ドットマトリックス
表示部と前記ピクト表示部の走査に応じて選択して出力
することが望ましい。
【0019】ピクト表示部を、点灯,消灯または点滅の
少なくとも3つの状態に切り替えて表示制御する場合
は、ピクトデータ記憶部には、点灯,消灯または点滅の
3つの状態を制御する第2のピクトデータが記憶され、
選択手段に設けられたピクト表示選択手段は、前記ドッ
トデータ記憶部から読み出されたドット表示データと、
ピクトデータ記憶部から読み出された第2のピクトデー
タとを、前記ドットマトリックス表示部と前記ピクト表
示部の走査に応じて選択して出力することが望ましい。
【0020】上記第2のピクトデータは、2ビットのデ
ータからなることが望ましく、選択手段は、2ビットの
データから、点灯,消灯または点滅の少なくとも3つの
表示状態を指示するデータを出力することが望ましい。
【0021】そして、表示素子は、ドットマトリックス
表示部の画素と前記ピクト表示部の各パターンとが1つ
のマトリックスを形成するように接続された複数の走査
電極と複数の信号電極とを備えており、選択手段は、デ
ータ切り替え手段を備えており、前記ドットマトリック
ス表示部の各画素の走査信号に同期させてドット表示デ
ータを出力し、前記ピクト表示部の各パターンの走査信
号に同期させて前記ピクトデータを切り替えて出力す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる表示素子の駆動回路及びその駆動回路を備えた表示
装置を、液晶表示素子に適用した例として説明する。
【0023】図1は、この発明の駆動回路を、液晶表示
素子の駆動回路に適用した実施の形態を示しており、ド
ットマトリックス表示部1とピクト表示部2とを備えた
液晶表示素子LCDと、この液晶表示素子LCDを駆動する駆
動回路とにより液晶表示装置を構成している。
【0024】図1において、液晶表示素子LCDは、行方
向に延びる複数のコモン電極3と、列方向に延びる複数
の信号電極4と、これらの電極間に挟持された図示しな
い液晶と備え、これらのコモン電極3と信号電極4とが
交差する部分で画素が形成されている。
【0025】前記複数の画素は、行及び列方向に複数配
列されたドットマトリックス表示部1を形成している。
また液晶表示素子LCDは、図形,絵,記号または文字等
の予め定められた形状の複数のピクト表示電極4aと、こ
れに対向する複数のピクトコモン電極3aが形成され、上
述した絵文字等を表示するピクト表示部2を形成してい
る。
【0026】ピクト表示部2に形成された複数のピクト
表示電極4aは、それぞれ前記ドットマトリックス表示部
1に配列された信号電極4に接続されている。ピクト表
示部2の複数のピクトコモン電極3aは、共通接続され
て、前記ドットマトリックス表示部1のコモン電極3に
沿って配列されている。
【0027】つまり、ドットマトリックス表示部1のコ
モン電極3とピクトコモン電極3aとが一連の走査電極を
構成し、ドットマトリックス表示部1の各画素とピクト
表示部2の各ピクトは、1つのマトリックスを構成して
おり、各画素と各ピクトがマトリックス駆動される。
【0028】液晶表示素子LCDを駆動する駆動回路は、
液晶表示素子LCDに表示すべき表示データIDが供給さ
れ、ドットマトリックス表示部1に表示するドットデー
タDDとピクト表示部2に表示するピクトデータPG等を出
力するインターフェース5と、これらのデータを記憶す
る記憶回路6と、記憶されたデータを液晶表示素子LCD
の液晶に印加する電圧に変換して走査電極と信号電極に
供給するための回路からなっている。
【0029】記憶回路6は、インターフェイス5から出
力されたドットデータDDと、ピクトデータPGを記憶す
る。ドットデータDDを記憶する領域がドットデータ記憶
部DDRAMを形成し、ピクトデータPGを記憶する領域がピ
クトデータ記憶部PGRAMを形成している。
【0030】ドットデータ記憶部DDRAMとピクトデータ
記憶部PGRAMには、それぞれアドレスカウンター7から
アドレスデータADが供給され、アドレスカウンター7
は、インターフェイス5から供給されたアドレスデータ
ADDをカウントし、記憶回路6のアドレスを指定する。
【0031】また、インターフェイス5から供給される
点滅選択信号BEDを受け、点滅命令信号BEを発生する命
令デコーダー8が設けられている。命令デコーダー8か
らの点滅命令信号BEは点滅を制御する点滅制御回路9に
供給され、この点滅制御回路9には記憶回路6からパラ
レルに読み出されたデータが供給される。
【0032】点滅制御回路9は、記憶回路6から供給さ
れるドットデータを出力すると共に、点滅命令信号BEに
よりピクト表示部2の表示状態を点灯,消灯の2つの表
示状態に設定するための信号と、点灯,消灯及び点滅の
3つの表示状態に設定するための信号とを選択して出力
する。
【0033】点滅制御回路9から出力される1ライン分
のデータは、ラッチ回路10に入力され、コモン信号に
同期してセグメントドライバー11に出力される。セグ
メントドライバー11は、ラッチ回路10から供給され
る1ライン分のデータを液晶に印加する電圧に変換し
て、液晶表示素子LCDの各信号電極4に供給する。
【0034】一方、液晶表示素子LCDの走査電極3,3aに
は、コモンドライバー12から出力されたコモンデータ
に応じた電圧波形のコモン信号を発生するコモン信号発
生回路13が接続され、コモン信号が供給される。
【0035】コモンドライバー12は、発振回路14で
発振された信号に基づいて、タイミング発生回路15に
より形成された複数のタイミング信号TCからコモンデー
タを形成する。
【0036】またタイミング発生回路15で形成された
複数のタイミング信号TCにより記憶回路6,点滅制御回
路9,ラッチ回路10等の動作が制御されている。
【0037】前述した点滅制御回路9は、図2に示すよ
うに、記憶回路6の2ビットの出力毎に1つずつ配置さ
れた複数の選択回路Sが設けられ、各選択回路Sから2
つの出力線Q1,Q2が出力されている。それぞれの出
力線Q1,Q2はラッチ回路10のそれぞれ1ビットに
接続されている。
【0038】点滅制御回路9には、タイミング発生回路
15により形成したピクトの点滅周期を指定する点滅用
クロックBKDと、走査信号のピクトコモン電極3aを走査
するタイミングを指定するピクト走査タイミングクロッ
クPRAMEと、ピクト表示部2を2つの表示状態での表
示、或いは3つの表示状態での表示とを予め設定した命
令に応じて命令デコーダ8によりデコードされた点滅命
令信号BEとが入力されている。
【0039】そして、点滅制御回路9は、点滅用クロッ
クBKDと、ピクト走査タイミングクロックPRAMEと、点滅
命令信号BEとにより記憶回路6から読み出されたデータ
の、ラッチ回路10への出力を制御する。
【0040】点滅制御回路9の各選択回路Sは、図3に
示すように、記憶回路6のそれぞれ1ビットの出力線
A,Bは、アンド回路91,92にそれぞれ入力され、
アンド回路91,92の出力Q1,Q2は、それぞれラ
ッチ回路10に接続されている。
【0041】点滅命令信号BEと、ピクト走査タイミング
クロックPRAMEとはオア回路93に入力され、その出力
はアンド回路92の他方の入力端に入力され、さらにオ
ア回路94を介してアンド回路91の他方端に入力され
ている。点滅用クロックBKDは、オア回路94に入力さ
れ、また記憶回路6の出力線Bはインバータ95を介し
てオア回路94に入力されている。
【0042】この選択回路Sは、オア回路93の出力端
をαとし、記憶回路6の出力線A,Bとし、アンド回路
91,92の出力をそれぞれQ1,Q2とすると、それ
ぞれの入力と出力とは以下の表1に示すとおりになる。
【0043】
【表1】
【0044】即ち、点滅命令信号BEが“1”のときは、
記憶回路6の各ビットの出力端A,Bから読み出された
データが、点滅制御回路9の出力端Q1,Q2にそのま
ま出力される。そして、点滅命令信号BEが“0”のとき
は、出力端Q2は常に非点灯を指示するデータ“0”に
固定され、出力端Q1は記憶回路6の各ビットの出力端
A,Bからなる2ビットのデータに基づいて、非点灯を
指示するデータ“0”,点灯を指示するデータ“1”,
及び点滅を指示する点滅信号“BKD”が出力される。
【0045】つまり、点滅命令信号BEが“1”の場合
は、記憶回路6から読み出された各ビットのデータがそ
のままラッチ回路10に供給されて、ラッチ回路10の
各データに応じた点灯データ“1”と消灯データ“0”
とをセグメントドライバー11に供給する。
【0046】点滅命令信号BEが“0”の場合、ピクト走
査タイミングクロックPRAMEが“1”のときは、上述し
た点滅命令信号BEが“1”の場合と同様に記憶回路6か
ら読み出された各ビットのデータがラッチ回路10に供
給される。
【0047】ピクト走査タイミングクロックPRAMEが
“0”のときは、点滅制御回路9の偶数番の出力を消灯
データ“0”に固定し、記憶回路6の2つのビットのデ
ータに基づいて点灯データ“1”,消灯データ“0”,
及び点滅させるデータ“BKD”をラッチ回路10の奇数
番目のビットにラッチさせ、このラッチされたデータに
よりセグメントドライバー11が信号電圧を発生し、液
晶表示素子LCDの信号電極4へ印加する。
【0048】上述したように、この実施形態の液晶表示
素子LCDの駆動回路は、ピクト表示部2を点灯と消灯の
2つの表示状態に表示制御する時は、記憶回路6からパ
ラレル出力されるビット数と同数のピクトを表示制御す
ることができる。
【0049】この場合、液晶表示素子LCDに記憶回路6
からパラレル出力される数と同数のピクトを設け、且つ
予め2状態表示を選択する命令をインターフェイス5か
ら入力する。これによって、命令デコーダ8によりデコ
ードされて点滅命令信号BEが“1”にセットされて点滅
制御回路9に印加される。よって、記憶回路6のピクト
データ記憶部PGRAMに記憶されたピクトデータにしたが
って、それぞれ対応するピクトを点灯または消灯するよ
うに制御することができる。
【0050】また、この実施形態の液晶表示素子の駆動
回路は、ピクト表示部2を点灯,消灯,及び点滅の3つ
の表示状態に表示制御する時は、記憶回路6からパラレ
ル出力される数の1/2のピクトを表示制御することが
できる。
【0051】この場合、液晶表示素子LCDに記憶回路6
からパラレル出力されるビットの奇数番目のビットに対
応させてピクトを設け、且つ予め3状態表示を選択する
命令をインターフェイス5から入力する。
【0052】これによって、命令デコーダ8によりデコ
ードされて点滅命令信号BEが“0”にセットされて点滅
制御回路9に印加される。よって、記憶回路6のピクト
データ記憶部PGRAMに記憶された偶数番目と隣接する奇
数番目の2ビットからなるデータにしたがって、奇数番
目のビットにそれぞれ対応するピクトを点灯,消灯,ま
たは点滅するように制御することができる。
【0053】次に、この実施形態の液晶表示素子の駆動
回路における動作を図4乃至図6を参照して説明する。
【0054】図4は、ピクト表示部2を点灯と消灯の2
つの表示状態に制御する場合の液晶表示素子LCDの構成
と、液晶表示素子LCDの各信号電極に信号電圧を印加す
ためのセグメントドライバー11,ラッチ回路10,点
滅制御回路9,及び記憶回路6から読み出されたデータ
の構成を示している。
【0055】液晶表示素子LCDは、ドットマトリックス
表示部1のマトリックスを形成する列方向に配列された
複数の信号電極4それぞれに、ピクト表示部2の1つの
絵文字等を形成する1つのピクト電極が接続されてお
り、このピクト表示部2もドットマトリックスの1つの
画素として駆動される。
【0056】記憶回路6のドットデータ記憶部DDRAMに
は、ドットマトリックス表示部の各画素に対応させて点
灯または消灯せるための1ビットのデータが記憶され、
またピクトデータ記憶部PGRAMにも、それぞれのピクト
に対応させて点灯または消灯させるための1ビットのデ
ータが記憶されている。
【0057】点滅制御回路9には、命令デコーダ8から
2つの表示状態を選択する点滅命令信号BE“1”が常に
供給されている。したがって、図3に示す点滅制御回路
9の各選択回路Sは、表1に示されるように、オア回路
93の出力端αが常に“1”となり、各選択回路Sの出
力端Q1,Q2からは、入力端A,Bから入力されたデ
ータがそのまま出力される。
【0058】液晶表示素子LCDに表示させるデータはイ
ンターフェイス5を介してドットデータ記憶部DDRAMと
ピクトデータ記憶部PGRAMに送られ、アドレスカウンタ
ー7からのアドレス信号ADにより指定されたアドレスの
ドットデータ記憶部DDRAMとピクトデータ記憶部PGRAMに
記憶される。
【0059】記憶されたデータは、タイミング発生回路
15からのタイミング信号TCにより形成される走査信号
に同期して1走査電極に対応する各ドット分ずつ読み出
され、点滅制御回路9に出力される。
【0060】この液晶表示装置では、まずドットマトリ
ックス表示部1の各走査電極3に対応するドットマトリ
ックスのデータがドットデータ記憶部DDRAMから読み出
され、続いてピクトデータ記憶部PGRAMから走査電極3a
に対応するピクトデータが読み出されて点滅制御回路9
に出力される。この動作により1フレーム目のデータ読
み出しが行われ、同様に2フレーム目のデータが読み出
される。
【0061】点滅制御回路9は、前述したようにドット
データ記憶部DDRAMとピクトデータ記憶部PGRAMとから順
次読み出されたデータをそのまま通過させてラッチ回路
に供給する。ラッチ回路10は供給されたデータを走査
電極3、3aの走査タイミングに合わせてセグメントドラ
イバー11に供給し、セグメントドライバー11は、供
給されたデータに応じた電圧を持ったデータ電圧に変換
して、各信号電極4、4aに印加する。
【0062】走査信号とデータ電圧が印加された液晶表
示素子LCDは、走査電極3,3aと信号電極4,4aとが交
差する画素に所定の電圧が印加され、点灯または消灯す
る。
【0063】上述したように、ピクト表示部2を点灯と
消灯の2つの表示状態に制御する場合、点滅制御回路9
は記憶回路6から読み出されたデータをそのまま通過さ
せてラッチ回路10に供給する。よって、ドットデータ
記憶部DDRAMとピクトデータ記憶部PGRAMに記憶されたそ
れぞれ1ビットのデータにより、各画素とピクトの表示
を制御することができる。
【0064】そして、1つの記憶回路6にドットデータ
とピクトデータを記憶させて、それぞれドットデータ記
憶部DDRAMとピクトデータ記憶部PGRAMとを形成すること
により、記憶回路を無駄なく有効に利用して液晶表示素
子LCDのドットマトリックス表示と、ピクト表示を行う
ことができる。
【0065】図5は、ピクト表示部を点灯と消灯及び点
滅の3つの表示状態に制御する場合の液晶表示素子の構
成と、液晶表示素子の各信号電極に信号電圧を印加する
ためのセグメントドライバー11,ラッチ回路10,点
滅制御回路9,及び記憶回路6から読み出されたデータ
の構成を示している。
【0066】液晶表示素子LCDは、ドットマトリックス
表示部1と、そのマトリックスを形成する列方向に配列
された複数の信号電極4の1つおき(奇数番目)に、そ
れぞれピクト表示部2の1つの絵文字等を形成する1つ
のピクト表示電極4aが接続されており、これらのピクト
表示部2もドットマトリックスの1つおきに配置された
画素として駆動される。
【0067】記憶回路6のドットデータ記憶部DDRAM
は、ドットマトリックス表示部1の各画素に対応させて
点灯または消灯せるための1ビットのデータを記憶し、
またピクトデータ記憶部PGRAMには、1つおきに接続され
た各ピクトに対応させて、各ピクトを点灯,消灯または
点滅させるための奇数番目と隣接する偶数番目の2ビッ
トからなるデータが記憶される。即ち、ピクト表示部を
3つの表示状態で駆動する場合は、1つのピクトに対し
て2ビットのデータがピクトデータ記憶部PGRAMに記憶
される。
【0068】点滅制御回路9には、命令デコーダ8から
3つの表示状態を選択する信号“0”が常に供給され
て、また図6に示すピクトの走査電極3aを走査するタイ
ミングで“0”となるピクト走査タイミング信号PRAME
が印加されている。したがって、図3に示す点滅制御回
路9の各選択回路Sは、表1に示されるように、ピクト
走査タイミング信号PRAMEが“1”のときはオア回路9
3の出力端αが“1”となり、各選択回路Sの出力端Q
1,Q2からは、入力端A,Bから入力されたデータが
そのまま出力される。
【0069】そして、ピクト走査タイミング信号PRAME
が“0”のときは、各選択回路Sの出力Q2が“0”と
なり、各選択回路Sの入力端A,Bのデータに応じて表
1に示したように“0”,“1”及び“BKD”のうちの
いずれかのデータをラッチ回路10に供給する。
【0070】即ち、ピクト走査タイミング信号PRAMEが
“1”のときは記憶回路6から読み出されたデータをそ
のまま通過させ、ピクト走査タイミング信号PRAMEが
“0”のときは記憶回路6に記憶された走査電極3aに対
応するピクトのデータを記憶する複数のビットのうち、
奇数番目のビットと隣接する偶数番目のビットとによる
2ビットのデータにより1つのピクトの3つの表示状態
が制御される。
【0071】液晶表示素子LCDに表示させるデータはイ
ンターフェイス5を介してドットデータ記憶部DDRAMと
ピクトデータ記憶部PGRAMに送られる。ドットデータは
アドレスカウンター7からのアドレス信号により指定さ
れたアドレスに1つのドットに1ビットが対応する1ビ
ットのデータとしてドットデータ記憶部DDRAMに記憶さ
れる。
【0072】ピクトデータは、点滅命令にしたがってア
ドレスカウンター7から出力されるアドレス信号により
指定されたアドレスに1つのピクトに2ビットが対応す
る2ビットのデータとしてピクトデータ記憶部PGRAMに
記憶される。
【0073】記憶されたデータは、タイミング発生回路
15からのタイミング信号TCにより形成される走査信号
に同期して1走査電極に対応する各ドット分ずつ読み出
され、点滅制御回路9に出力される。
【0074】この液晶表示装置では、まずドットマトリ
ックス表示部1の各走査電極に対応するドットデータが
ドットデータ記憶部DDRAMから読み出され、続いてピク
トデータ記憶部PGRAMから1走査電極に対応するピクト
データが読み出されて点滅制御回路9に出力される。こ
の動作により1フレーム目のデータ読み出しが行われ、
同様に2フレーム目のデータが読み出される。
【0075】ドットデータが記憶回路6から読み出され
ている間は、図6に示したようにピクト走査タイミング
信号PRAMEが“1”であるので、点滅制御回路9は、前
述したようにドットデータ記憶部DDRAMから順次読み出
されたデータをそのまま通過させてラッチ回路10に供
給する。ラッチ回路10は供給されたデータを走査電極
3の走査タイミングに合わせてセグメントドライバー1
1に供給し、セグメントドライバー11は、供給された
データに応じた電圧を持ったデータ電圧に変換して、各
信号電極4に印加する。
【0076】走査信号とデータ電圧が印加された液晶表
示素子LCDは、走査電極3と信号電極4とが交差する画
素の液晶に所定の電圧が印加され、その画素を点灯また
は消灯させ、ドットマトリックス表示部1に供給された
表示データに応じた文字,数字等を表示する。
【0077】記憶回路6のドットデータ記憶部DDRAMか
らドットデータの読み出しが終了し、ピクトデータ記憶
部PGRAMからピクトデータが読み出されるタイミング
で、図6に示したようにピクト走査タイミング信号PRAM
Eが“0”となり、点滅制御回路9の偶数番目の出力Q2
は“0”に固定され、奇数番目の出力Q1からはピクト
データ記憶部PGRAMに記憶された2ビットのデータによ
って定義されるピクトデータが出力される。
【0078】表1に示すように、記憶回路6の奇数番目
の出力線Aに出力されるデータと偶数番目の出力線Bに
出力されるデータとの組み合わせが“0,0”,“0,
1”のときはいずれも消灯を指示する“0”を、出力線
A,Bに出力されるデータが“1,0”のときは点灯を
指示する“1”を、出力線A,Bに出力されるデータが
“1,1”のときは点滅用クロックBKDのデータをその
まま通過させ、点滅を指示する“BKD”をそれぞれ出力
Q1に出力する。ここで、“BKD”は、図6に示すよう
な複数のフレーム周期で“1”と“0”とが交互に印加
される信号であり、この“1”と“0”との繰り返しに
より、点滅状態に制御される。
【0079】点滅制御回路9から奇数番目の出力線Q1
に出力されたピクトデータは、ラッチ回路10に一旦保
持され、セグメントドライバー11により電圧変換され
てピクト表示部2の走査電極3が選択されるタイミング
に同期して信号電極4に印加される。したがって、ピク
ト表示部2は、ピクトデータ記憶部PGRAMに2ビットデ
ータとして記憶されたピクトデータに応じて、点灯,消
灯,点滅の3つの表示状態で制御することができる。
【0080】図6は、上述した各信号のタイミングチャ
ートを示しており、図6(a)は点滅信号となる点滅用
クロックBKDと、ピクト走査タイミング信号PRAMEを表
し、図6(b)は第1行乃至第3行目に印加される走査
信号C1,C2,C3と、ピクト表示部2の走査電極3に印加
される走査信号Cpと、1つの信号電極4に印加されるデ
ータ信号S1とをそれぞれ表している。
【0081】図6(a)に示すように、点滅用クロック
BKDは複数のフレーム1fを1周期として“0”,“1”
繰り返す信号であり、ラッチ回路10に“0”がラッチ
されると消灯が定義され、“1”がラッチされると点灯
が定義される。したがって、点滅制御回路9から点滅を
指示するデータ“BKD”が出力されると、そのビットに
対応するピクトが複数フレームを周期に点灯と消灯が繰
り返えされ、点滅表示が行われる。
【0082】ピクト走査タイミング信号PRAMEは、1フ
レーム1fのデータが各走査電極3,3aに対応する1ライン
ごとに読み出される期間の最後の、ピクトデータが読み
出される期間に同期して“0”となり、点滅制御回路9
の動作を切り替える。
【0083】図6(b)に示すように、ドットマトリッ
クス表示部1の走査電極3、3aには選択期間をずらした
走査信号C1,C2,C3が順次印され、1つの信号電極4は
各走査電極3、3aと対向する部分の画素に対応するデー
タが順に出力されている。
【0084】図に示したデータ信号は、ドットマトリッ
クス表示部1の信号電極4に沿った複数の画素が2つ点
灯と消灯を繰り返すデータが読み出された場合を表して
おり、ピクト表示部2は点滅表示が選択され、このピク
トは最初の3フレームまで消灯し、後の3フレームで点
灯する。
【0085】上述したように、ピクト表示部2を点灯と
消灯及び点滅の3つの表示状態に制御する場合、点滅制
御回路9はドットマトリックス表示部1のデータが読み
出されている期間は、記憶回路6から読み出されたデー
タをそのまま通過させてラッチ回路10に供給する。そ
してピクトデータが読み出される期間には、点滅制御回
路9が、読み出された2ビットのデータに基づいて3つ
の表示状態を指示するデータを出力するように動作す
る。
【0086】よって、ドットデータ記憶部DDRAMに記憶
された1ビットのデータとピクトデータ記憶部PGRAMに
記憶された2ビットのデータにより、各画素の点灯或い
は消灯と、ピクトの3つの表示状態を制御することがで
きる。そして、1つの記憶回路6に1ビットのドットデ
ータと2ビットのピクトデータを記憶させて、それぞれ
ドットデータ記憶部DDRAMとピクトデータ記憶部PGRAMと
が形成されているので、記憶回路6を無駄なく有効に利
用して液晶表示素子LCDのドットマトリックス表示と、
3つの表示状態のピクト表示を行うことができる。
【0087】そして、上述したように、ピクト表示を点
灯,消灯の2つの表示状態で駆動する場合も、また点
灯,消灯,と点滅の3表示状態で駆動する場合も、同じ
駆動回路を用いることができ、点滅命令と記憶回路6の
アドレスを指定するアドレスカウンタ7の設定を変更す
るだけで、ピクト表示部2の異なる表示駆動を行うこと
ができる。
【0088】よって、ピクト表示部2の表示形態によっ
て異なる駆動回路を使用する必要がなくなり、汎用の高
い駆動回路が得られる。また、ドットデータ記憶回路と
ピクトデータ記録回路を別個に設けることなく、1つの
記憶回路を設けるだけで良いので、駆動回路が小型にな
り、この駆動回路を使用した液晶表示装置も小型にな
る。
【0089】尚、上述した記憶回路は、ドットデータを
記憶する領域とピクトデータを記憶する領域とを予め設
定するようにしても良く、或いは記憶回路の全領域をド
ットデータの記憶領域とし、その一部にピクトデータの
記憶領域を設定しても良い。この場合には、ピクトデー
タが記憶される領域以外の領域がドットデータの記憶領
域に使用できるので、記憶回路を最も有効に利用するこ
とができる。
【0090】また、上述した表示素子は、ドットマトリ
ックス表示部の下部に一行分のピクトを配列したピクト
表示部を設けた例について説明たが、本発明はこれに限
ることなく、ピクトを2行分或いはそれ以上に配列した
ピクト表示部を設けても良く、さらに2行分のピクト
を、ドットマトリックス表示部の上下に分けて配列する
ようにしても良い。
【0091】この場合、ドットマトリックス表示部の上
部と下部それぞれに配置されたピクト表示部の各ピクト
電極をそれぞれ信号電極に接続し、且つ各ピクトコモン
電極とをドットマトリックス表示部のコモン電極とで走
査電極を形成するように構成し、各信号電極とによりマ
トリックス駆動する。そして上述したピクト走査タイミ
ング信号PRAMEは、各フレームのデータ読み出し期間の
最初と最後に“0”となるように形成される。
【0092】上述した実施の形態では、表示素子として
液晶表示素子を用いた例について説明したが、液晶表示
素子としてはTFT等のアクティブ素子を用いたアクテ
ィブマトリックス型、或いは単純マトリックス型でも良
い。さらに、表示素子としては液晶表示素子に限ること
なく、EL素子等も用いることができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ドットデータ記憶部DDRAMと前記ピクトデータ記憶
部PGRAMとを1つの記憶手段を用いて、その記憶する領
域を分けて使用するものであるから、記憶手段を有効に
使用することができ、駆動回路を小型化することができ
る。
【0094】またこの発明によれば、ドットマトリック
ス表示部とピクト表示部とを備えた液晶表示素子を、そ
のピクト表示部を2つの表示状態と3つの表示状態に選
択的に駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかる液晶表示
装置を示すブロック図である。
【図2】図1に示した液晶表示装置の点滅制御回路の部
分を示すブロック図である。
【図3】図2の点滅制御回路の具体例を示す回路図であ
る。
【図4】液晶表示装置の点滅制御回路の動作を説明する
ための図である。
【図5】液晶表示装置の点滅制御回路の他の動作を説明
するための図である。
【図6】液晶表示装置の駆動回路各部の信号波形を示
し、図6(a)は、駆動回路の点滅制御回路に供給され
る信号波形を表わす電圧波形図であり、図6(b)は液
晶表示素子の走査電極及び信号電極に印加される走査信
号とデータ信号の波形を表す電圧波形図である。
【符号の説明】
LCD・・・液晶表示素子、1・・・ドットマトリック
ス表示部、2・・・ピクト表示部、3・・・コモン電
極、3a・・・ピクトコモン電極 、 4・・・信号電
極、4a・・・ピクト表示電極、5・・・インターフェー
ス、6・・・記憶回路、7 ・・・アドレスカウンタ
ー、8・・・命令デコーダー、9・・・点滅制御回路、
10・・・ラッチ回路、11・・・セグメントドライバ
ー、12・・・コモンドライバー、13・・・コモン信
号発生回路、14・・・発振回路、15・・・タイミン
グ信号発生回路、S・・・選択回路、DD・・・ドットデ
ータ、PG・・・ビクトデータ、DDRAM・・ドットデータ
記憶部、PGRAM・・・ビクトデータ記憶部、BED・・・点
滅選択信号、BE・・・点滅命令信号、BKD・・・点滅用
クロック、PRAME・・・ピクト走査タイミングクロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 1/02 H04N 5/66 B H04N 5/66 H04B 7/26 109T

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドットマトリックス表示部のドット表示デ
    ータを記憶するドットデータ記憶部と、 図形,絵,文字等の予め定められたパターンを表示する
    ピクト表示部の2つの表示状態を定義する第1のピクト
    表示データと少なくとも3つの表示状態を定義する第2
    のピクト表示データのうちのいずれか一方を記憶するピ
    クトデータ記憶部と、 前記ドットデータ記憶部から読み出されたドット表示デ
    ータと、ピクトデータ記憶部から読み出されたピクト表
    示データとを、前記ドットマトリックス表示部と前記ピ
    クト表示部の走査に応じて選択的に出力する選択手段
    と、 前記選択手段から出力されたデータに応じて、前記ドッ
    トマトリックス表示部と前記ピクト表示部に所定の電圧
    を供給する駆動手段と、 からなることを特徴とする表示素子の駆動回路。
  2. 【請求項2】前記ピクトデータ記憶部は、ピクト表示部
    の各パターンを点灯または消灯の2つの状態に表示制御
    する第1のピクトデータと、点灯,消灯または点滅の3
    つの状態に表示制御する第2のピクトデータのいずれか
    1つを記憶し、 前記選択手段は、前記第1のピクトデータと前記第2の
    ピクトデータのいずれか1つを前記ピクト表示部の走査
    に応じて出力する切り替え手段を備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】前記選択手段は、前記ピクトデータ記憶部
    に記憶された1ビットからなる第1のピクトデータと、
    前記ピクトデータ記憶部に記憶された2ビットからなる
    第2のピクトデータとを選択的に1つのパターンに対応
    させて出力するデータ選択手段を備えていることを特徴
    とする請求項2に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】前記ドットデータ記憶部と前記ピクトデー
    タ記憶部とは、単一の表示データ記憶手段の一部に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の駆動回
    路。
  5. 【請求項5】表示データ記憶手段に、前記ドットデータ
    記憶部と前記ピクトデータ記憶部とのそれぞれの領域を
    指定する設定手段をさらに備えていることを特徴とする
    請求項4に記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】前記ピクトデータ記憶部は、前記表示デー
    タ記憶手段の前記ドットデータ記憶部と共有する領域の
    一部に設けられていることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の駆動回路。
  7. 【請求項7】行及び列方向に複数の画素が配列され、複
    数のドットの点灯により文字等を表示するドットマトリ
    ックス表示部と、図形,絵,文字等の予め定められたパ
    ターンが配列され、該パターンを選択的に表示するピク
    ト表示部とを備えた表示素子と、 前記ドットマトリックス表示部に表示するデータを記憶
    するドットデータ記憶部と、 ピクト表示部の各パターンを点灯または消灯の2つの状
    態に制御する第1のピクトデータと、点灯,消灯または
    点滅の少なくとも3つの状態に制御する第2のピクトデ
    ータのいずれか1つを記憶するピクトデータ記憶部と、 前記ドットデータ記憶部から読み出されたドット表示デ
    ータと、ピクトデータ記憶部から読み出された第1のピ
    クトデータと第2のピクトデータのいずれか一方とを、
    前記ドットマトリックス表示部と前記ピクト表示部の走
    査に応じて選択して出力する選択手段と、 前記選択手段から出力されたデータに応じて、前記ドッ
    トマトリックス表示部と前記ピクト表示部に所定の電圧
    を供給する駆動手段と、 からなることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】前記ドットデータ記憶部と前記ピクトデー
    タ記憶部とは、単一の表示データ記憶手段の一部に設け
    られていることを特徴とする請求項7に記載の表示装
    置。
  9. 【請求項9】前記ピクトデータ記憶部は、点灯または消
    灯の2つの状態を制御する第1のピクトデータを記憶
    し、 前記選択手段は、前記ドットデータ記憶部から読み出さ
    れたドット表示データと、ピクトデータ記憶部から読み
    出された第1のピクトデータとを、前記ドットマトリッ
    クス表示部と前記ピクト表示部の走査に応じて選択して
    出力するピクト表示選択手段を備えている、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記ピクトデータ記憶部は、点灯,消灯
    または点滅の3つの状態を制御する第2のピクトデータ
    を記憶し、 前記選択手段は、前記ドットデータ記憶部から読み出さ
    れたドット表示データと、ピクトデータ記憶部から読み
    出された第2のピクトデータとを、前記ドットマトリッ
    クス表示部と前記ピクト表示部の走査に応じて選択して
    出力するピクト表示選択手段を備えている、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】前記第2のピクトデータは、2ビットの
    データからなり、 前記選択手段は、2ビットのデータから、点灯,消灯ま
    たは点滅の少なくとも3つの表示状態を指示するデータ
    を出力する、 ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】前記表示素子は、ドットマトリックス表
    示部の画素と前記ピクト表示部の各パターンとが1つの
    マトリックスを形成するように接続された複数の走査電
    極と複数の信号電極とを備えており、 前記選択手段は、前記ドットマトリックス表示部の各画
    素の走査信号に同期させてドット表示データを出力し、
    前記ピクト表示部の各パターンの走査信号に同期させて
    ピクトデータを出力するデータ切り替え手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
JP10125395A 1998-04-21 1998-04-21 表示素子の駆動回路及び表示装置 Pending JPH11305712A (ja)

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