JPH11305207A - プラズマアドレス型液晶表示装置 - Google Patents

プラズマアドレス型液晶表示装置

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Publication number
JPH11305207A
JPH11305207A JP10112964A JP11296498A JPH11305207A JP H11305207 A JPH11305207 A JP H11305207A JP 10112964 A JP10112964 A JP 10112964A JP 11296498 A JP11296498 A JP 11296498A JP H11305207 A JPH11305207 A JP H11305207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
liquid crystal
crystal display
display device
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10112964A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Shiromizu
進一郎 白水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力化を可能にするとともに液晶表示
装置の輝度へのプラズマ基板の透過率の影響を少なく
し、また部品点数の削減や薄厚化を可能にするプラズマ
アドレス型液晶表示装置の提供が望まれている。 【解決手段】 前面板1と、アノード電極23およびカ
ソード電極24からなる放電電極と隔壁25とを形成し
たプラズマ基板22上に、隔壁25を介して絶縁シート
9を貼着し、これらプラズマ基板22と絶縁シート9と
の間に隔壁25で仕切られてなるプラズマセル2を形成
した背面板3と、これら前面板1と背面板21との間に
設けられた液晶層4とを備えてなるプラズマアドレス型
液晶表示装置20である。背面板21には、そのプラズ
マ基板22の放電電極側面、および隔壁25の側壁面に
プラズマエネルギーによって発光する蛍光体26が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面板と、プラズ
マセルを形成した背面板と、これら前面板と背面板との
間に設けられた液晶層とを備えてなるプラズマアドレス
型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマアドレス型液晶表示装置(PA
LC;Plasma Addressed Liquid Crystal の略)は、プ
ラズマ放電によって空間電荷を発生させ、それをスイッ
チング素子として利用する方式のもので、図3に示すよ
うに前面板1と、プラズマセル2を形成する背面板3
と、これら前面板1と背面板3との間に設けられる液晶
層4とを備え、前面板1、背面板3の外面にそれぞれ偏
光板5を有し、さらに背面板3の外面に偏光板5を介し
て蛍光灯等からなるバックライト6を配して構成された
ものである。
【0003】背面板3は、透明ガラス製のプラズマ基板
7内面に多数の隔壁(リブ)8…を並列して配設し、こ
れら隔壁8…における、プラズマ基板7と反対の側を絶
縁シート9で覆うことによって構成されたもので、これ
らプラズマ基板7と絶縁シート9との間において隔壁
8、8で区画された空間を、プラズマセル2としたもの
である。絶縁シート9の外面、すなわちプラズマ基板7
と反対の側の面にはポリイミド等からなる配向膜(図示
略)が形成されている。
【0004】プラズマセル2内には、それぞれプラズマ
基板7の内面にアノード電極10とカソード電極11と
が形成されており、またこのプラズマセル2内には低圧
力の不活性ガスが充填されている。一方、前面板1に
は、その透明ガラス製のカラーフィルタ基板12の内面
にストライプ状のカラーフィルタ層13および透明電極
14がこの順に形成され、さらに透明電極14の内面に
はポリイミド等からなる配向膜(図示略)が配設されて
いる。
【0005】また、このような前面板1と背面板3とが
所定のギャップを介して互いに直交するように重ね合わ
され、前面板1の配向膜と背面板3の絶縁シート9上の
配向膜との間に液晶が充填され封止されることによって
液晶層4が形成され、これにより図4に示すようなプラ
ズマアドレス型液晶表示装置15が構成される。なお、
図4に示したプラズマアドレス型液晶表示装置15にお
いては、偏光板の図示を省略している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプラズマアドレス型液晶表示装置12におい
ては、バックライト6からの光を液晶層4でON/OF
Fしさらには階調制御するため、以下に述べる不都合が
ある。光源をバックライト6のみに頼っていることか
ら、プラズマアドレス型液晶表示装置12全体の使用パ
ワーが増大してしまい、また部品点数も多くなり、さら
にバックライト6があることにより全体が厚くなって小
型化、薄厚化が損なわれている。
【0007】また、バックライト6からの透過光のみを
利用していることから、プラズマディスプレイパネル
(PDP)に比較して、プラズマ基板7となる透明ガラ
スの光透過率が液晶表示装置12の輝度を左右してしま
う。したがって、プラズマ基板7の作製や背面板3製造
におけるサンドブラスト等の加工工程でのキズ、さらに
はフィルム貼付の際の気泡や欠陥による反射等でこの透
明ガラスの透過率が落ちることにより、液晶表示装置1
2の輝度が低下してしまい、さらにアノード電極10、
カソード電極11の形成の際のスパッタリングによる蒸
着によっても透明ガラスの透過率が落ち、液晶表示装置
12の輝度が低下してしまう。
【0008】また、プラズマ基板7上にアノード電極1
0、カソード電極11を形成することから結果として開
口率が下がり、輝度が落ちるため、高精細化が阻まれて
しまう。本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、低消費電力化を可能にするとと
もに液晶表示装置の輝度へのプラズマ基板の透過率の影
響を少なくし、また部品点数の削減や薄厚化を可能にす
るプラズマアドレス型液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマアドレ
ス型液晶表示装置では、前面板と、アノード電極および
カソード電極からなる放電電極と隔壁とを形成したプラ
ズマ基板上に、前記隔壁を介して絶縁シートを貼着し、
これらプラズマ基板と絶縁シートとの間に前記隔壁で仕
切られてなるプラズマセルを形成した背面板と、これら
前面板と背面板との間に設けられた液晶層とを備えてな
り、前記背面板に、そのプラズマ基板の放電電極側面、
および隔壁の側壁面にプラズマエネルギーによって発光
する蛍光体を設けたことを前記課題の解決手段とした。
【0010】このプラズマアドレス型液晶表示装置によ
れば、背面板におけるプラズマ基板の放電電極側面、お
よび隔壁の側壁面にプラズマエネルギーによって発光す
る蛍光体を設けたので、従来のバックライトからの透過
光にプラズマエネルギーによる蛍光体の発光が加えら
れ、これにより高輝度化が可能になる。
【0011】また、前記プラズマ基板における放電電極
を形成した側の面の、放電電極間にもプラズマエネルギ
ーによって発光する蛍光体を設ければ、バックライトを
用いることなく表示を行うことが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマアドレス
型液晶表示装置を詳しく説明する。図1は本発明のプラ
ズマアドレス型液晶表示装置の第1実施形態例を示す図
であり、図1において符号20はプラズマアドレス型液
晶表示装置(以下、液晶表示装置と略称する)である。
この液晶表示装置20が図4に示したプラズマアドレス
型液晶表示装置15と異なるところは、背面板21の構
成にある。
【0013】すなわち、液晶表示装置20においてその
背面板21には、プラズマ基板22上に形成されたアノ
ード電極23、カソード電極24からなる放電電極の側
面、および隔壁25の側壁面、さらに放電電極間(アノ
ード電極23とカソード電極24との間)にプラズマエ
ネルギーによって発光する蛍光体26が設けられてい
る。
【0014】この蛍光体26は、白色蛍光体または白色
を発するように適宜に混合された蛍光体からなるもの
で、スクリーン印刷法や感光性ペースト法等で塗布され
たことにより形成されたものである。そして、このよう
な構成により液晶表示装置20は、アノード電極23と
カソード電極24との間の放電によるプラズマエネルギ
ーによって蛍光体26が発光することで生じた白色光
が、液晶層4を通ってカラーフィルタ層13を透過する
ことにより、フルカラー表示が可能なものとなってい
る。
【0015】したがって、この液晶表示装置20にあっ
ては、従来のプラズマアドレス型液晶表示装置において
発光に利用されていなかった主に紫外光からなるプラズ
マエネルギーを、蛍光体26を設けたことによって有効
に利用し、発光をなすので、従来のごとくバックライト
を用いることなく表示を行うことができる。よって、バ
ックライトを用いないことから低消費電力化を図ること
ができ、また部品点数の削減や液晶表示装置20自体の
薄厚化をも図ることができる。さらに、バックライトを
用いないことからプラズマ基板22の透過率の影響を受
けることがなく、したがってこのプラズマ基板22の透
過率に起因する輝度の低下をなくすことができる。
【0016】また、アノード電極23、カソード電極2
4からなる放電電極の側面、および隔壁25の側壁面に
蛍光体26を設けているので、これらアノード電極2
3、カソード電極24や隔壁25によるマスキング効
果、すなわち斜めから表示装置20を見た場合に、アノ
ード電極23、カソード電極24や隔壁25により光が
遮断されることによって輝度が急激に落ちる現象を防止
することができ、これにより視野角が狭くなってしまう
のを防ぐことがきる。
【0017】図2は本発明のプラズマアドレス型液晶表
示装置の第2実施形態例を示す図であり、図2において
符号30はプラズマアドレス型液晶表示装置である。こ
の液晶表示装置30が図1に示した液晶表示装置20と
主に異なるところは、蛍光体26の形成位置にある。
【0018】すなわち、液晶表示装置30においてその
背面板21のプラズマ基板22上には、図1に示した液
晶表示装置20と同様にアノード電極23、カソード電
極24からなる放電電極の側面、および隔壁25の側壁
面に蛍光体26が設けられているものの、放電電極間
(アノード電極23とカソード電極24との間)におけ
るプラズマ基板22表面には、これを全て覆う状態に蛍
光体26が設けられておらず、単に放電電極の側面に設
けられた蛍光体26が結果的にプラズマ基板22表面に
位置しているだけとなっている。
【0019】したがって、この液晶表示装置30におい
ては、図1に示した液晶表示装置20と異なりバックラ
イト6を必要としているものの、放電電極の側面、およ
び隔壁25の側壁面に設けられた蛍光体26が設けられ
ているので、バックライト6からの透過光にプラズマエ
ネルギーによる蛍光体26の発光が加えられ、これによ
り従来に比べ大幅な輝度向上を図ることができる。
【0020】また、この液晶表示装置30にあっても、
アノード電極23、カソード電極24からなる放電電極
の側面、および隔壁25の側壁面に蛍光体26を設けて
いるので、図1に示した液晶表示装置20と同様に、ア
ノード電極23、カソード電極24や隔壁25によるマ
スキング効果を防止することができ、これにより視野角
が狭くなってしまうのを防ぐことがきる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラズマア
ドレス型液晶表示装置は、背面板におけるプラズマ基板
の放電電極側面、および隔壁の側壁面にプラズマエネル
ギーによって発光する蛍光体を設けたものであるから、
従来のバックライトからの透過光にプラズマエネルギー
による蛍光体の発光を加えることができ、これにより高
輝度化を可能にすることができる。また、蛍光体を設け
たことによって放電電極や隔壁によるマスキング効果を
防止することができ、これにより視野角が狭くなってし
まうのを防ぐことがきる。
【0022】また、前記プラズマ基板における放電電極
を形成した側の面の、放電電極間にもプラズマエネルギ
ーによって発光する蛍光体を設ければ、バックライトを
用いることなく表示を行うことができ、したがって低消
費電力化を図ることができ、また部品点数の削減や液晶
表示装置自体の薄厚化をも図ることができる。さらに、
バックライトを用いないことからプラズマ基板の透過率
の影響を受けることがなく、したがってこのプラズマ基
板の透過率に起因する輝度の低下をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマアドレス型液晶表示装置の第
1実施形態例の、概略構成を示す要部側断面図である。
【図2】本発明のプラズマアドレス型液晶表示装置の第
2実施形態例の、概略構成を示す要部側断面図である。
【図3】従来のプラズマアドレス型液晶表示装置の一例
の、概略構成を示す分解斜視図である。
【図4】従来のプラズマアドレス型液晶表示装置の一例
の、概略構成を示す要部側断面図である。
【符号の説明】
1…前面板、2…プラズマセル、4…液晶層、9…絶縁
シート、20,30…プラズマアドレス型液晶表示装
置、21…背面板、22…プラズマ基板、23…アノー
ド電極、24…カソード電極、25…隔壁、26…蛍光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板と、アノード電極およびカソード
    電極からなる放電電極と隔壁とを形成したプラズマ基板
    上に、前記隔壁を介して絶縁シートを貼着し、これらプ
    ラズマ基板と絶縁シートとの間に前記隔壁で仕切られて
    なるプラズマセルを形成した背面板と、これら前面板と
    背面板との間に設けられた液晶層とを備えてなり、 前記背面板には、そのプラズマ基板の放電電極側面、お
    よび隔壁の側壁面にプラズマエネルギーによって発光す
    る蛍光体が設けられたことを特徴とするプラズマアドレ
    ス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記背面板のプラズマ基板には、放電電
    極を形成した側の面の、放電電極間にもプラズマエネル
    ギーによって発光する蛍光体が設けられたことを特徴と
    する請求項1記載のプラズマアドレス型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光体は白色に発光するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のプラズマアドレス型液
    晶表示装置。
JP10112964A 1998-04-23 1998-04-23 プラズマアドレス型液晶表示装置 Pending JPH11305207A (ja)

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JPH11305207A true JPH11305207A (ja) 1999-11-05

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JP (1) JPH11305207A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987631B1 (ko) 2008-04-11 2010-10-13 광운대학교 산학협력단 대향전극 방전 셀로 구성된 투명 플라즈마 디스플레이 패널

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987631B1 (ko) 2008-04-11 2010-10-13 광운대학교 산학협력단 대향전극 방전 셀로 구성된 투명 플라즈마 디스플레이 패널

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