JPH11304805A - 検体検査装置における試薬容器の口部密閉装置 - Google Patents

検体検査装置における試薬容器の口部密閉装置

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JPH11304805A
JPH11304805A JP12299398A JP12299398A JPH11304805A JP H11304805 A JPH11304805 A JP H11304805A JP 12299398 A JP12299398 A JP 12299398A JP 12299398 A JP12299398 A JP 12299398A JP H11304805 A JPH11304805 A JP H11304805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試薬容器の載置姿勢が多少傾いて、口部が正
規の姿勢になくても、またこの試薬容器の口部の、公差
の範囲内である傾きにもうまく対応して、口部の密封閉
止をより効果的に発揮できるようにすること。 【解決手段】 柔軟性を備えた弾性材で形成された蓋2
2が、試薬容器18〜20の口部B2の外径よりも大き
な径を備えている閉止板48と、この閉止板48を押さ
え板51に保持させる係止取付け部49と、前記閉止板
48の中心部に位置して、この閉止板48と係止取付け
部49とを一体に接続する小径の脚部50とで形成さ
れ、この脚部50の径が前記試薬容器の口部B2の内径
よりも小さな径に寸法設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば血液など
の検体検査装置において、その試薬容器の口部を密閉す
るための蓋を備えた密閉装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種血液などの検体を検査するための
検体検査装置には、検体検査のために、多くの試薬が日
常的に使用されている。そして、この試薬を収容するた
めの試薬容器01は、図10に示されるように、その口
部02が密封用の蓋03によって閉鎖されている。この
蓋03は、図示されるように、一端側を上下揺動自在に
保持された押さえ板04に保持され、この押さえ板04
の重さも借りて試薬容器01の口部02を密封閉止する
ように構成されている。
【0003】ところで、この従来の装置では、前記蓋0
3は、試薬容器01の口部02を密封閉止するための閉
止板05と、この閉止板05の中心部に一体に設けられ
た係止取付部06とで形成されている。そして、この係
止取付部06を介して閉止板05を前記押さえ板04に
係止保持させている。また、前記係止取付け部06は、
頭部大径部07の直下に、前記前記押さえ板04の肉厚
分の上下寸法を備えた環状溝08が形成されている。そ
して、この環状溝08が前記押さえ板04に形成された
係止保持孔09に嵌合係止されることで、蓋03がこの
押さえ板04に係止保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成であると、閉止板05と押さえ板04とが密
着、つまり、閉止板05の上面全域に押さえ板04の下
面がぴたりと密着してしまう。そのために、図示される
ように、試薬容器01の設置姿勢が少し傾くと、口部0
2と閉止板05との間に隙間が発生し、口部02の密封
閉止が損なわれる問題点があった。この問題点は、試薬
容器01に対して押さえ板04が傾いている場合も同様
に発生する。すなわち、図示される構造では、結局閉止
板05は押さえ板04と一体物としてしか機能せず、折
角柔軟性のある素材で、口部02口縁に密着するように
配慮されてはいても、その配慮は、試薬容器01あるい
は押さえ板04が正しい姿勢にセットされない限り無意
味であった。また、試薬容器01の口部02の、公差の
範囲内であるはずの傾きにさえも時として対応しきれな
い状況も見られる。
【0005】本発明は、試薬容器の載置姿勢が多少傾い
て、口部が正規の姿勢になくても、またこの試薬容器の
口部の、公差の範囲内である傾きにもうまく対応して、
口部の密封閉止をより効果的に発揮できるようにするこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、血
液などの検体を検査するための装置において、試薬容器
の口部を密封するための蓋部材が、柔軟性を備えた弾性
材で形成された蓋と、この蓋を保持する押さえ板とから
なり、前記蓋部材は、試薬容器の口部の外径よりも大き
な径を備えていてこれを密封する閉止板と、この閉止板
を前記押さえ板に保持させる係止取付け部と、前記閉止
板の中心部に位置していて、この閉止板と係止取付け部
とを一体に接続する小径の脚部とで形成され、この脚部
の径が前記試薬容器の口部の内径よりも小さな径に寸法
設定されている。
【0007】この手段によれば、係止取付け部と閉止板
との間は、脚部を介して距離が保たれ、図10に示され
る従来構造のように、閉止板と押さえ板とが密着するこ
となく、離間している。そして、この脚部は、試薬容器
の口部の内径よりも小さな径に寸法設定されているか
ら、この脚部によって閉止板は、言わばピンポイント状
態で接続される形がとられる。その結果、閉止板全域の
撓み性能が格段に向上する。すなわち、試薬容器の口部
を閉止すべく、この口部縁に閉止板が接当した際に、押
さえ板の重みも加味されて、前記口部縁に対するこの閉
止板の中央、前記脚部との接続部分がより下方に撓みや
すくなる。その結果、口部縁とこの閉止板との密着接当
の度合いが高くなる。
【0008】したがって、この発明は次の効果を有す
る。試薬容器が正規の載置姿勢より少し傾いていて、口
部の縁と蓋部材の相対姿勢の平行度が損なわれている事
態が生じても、閉止板全域の撓み性能を格段に向上でき
るから、口部に接当される閉止板は、図1に示されるよ
うに、その中央をやや口部の内方側に凹ませながら全域
が、下方に凸の状態で撓んだ姿勢で閉止できる。その結
果、口部の密封閉止をより効果的に発揮できるようにな
った。また、閉止板は、その弾性復元力によっても、試
薬容器の口部縁に密着するので、口部の密封閉止はより
効果的に達成される。
【0009】必然的に、試薬容器の口部の、公差の範囲
内である傾きにもうまく対応して、口部の密封閉止をよ
り効果的に発揮できるようになった。
【0010】この発明において、脚部は、閉止板に対し
て屈撓可能に構成されることが望ましい。このように、
脚部が閉止板に対して自在に撓むものでは、両者が剛の
接合状態にある場合に比べて、図3に示されるように、
閉止板の姿勢の変化に、より多様性を備えさせることが
できるからである。したがって、試薬容器あるいは押さ
え板のどちらの姿勢のいかんにかかわらず、より多様な
不具合にも柔軟に対応でき、口部の密封閉止が一層効果
的に発揮できるようになる。
【0011】また、前記押さえ板は、その一端が支軸に
上下揺動自在に支持され、駆動装置によって上下揺動さ
れるように構成されていることが望ましい。蓋部材の開
閉が、自動制御のシステムに馴染み易く、したがって、
装置の全自動化に適合させ易いからである。
【0012】前記押さえ板の下動限界位置が、前記試薬
容器が正規の載置姿勢にあるときのこの試薬容器の口部
の存在位置よりも更に少し下側に設定されることが望ま
しい。 前記押さえ板の荷重が前記閉止板に十分に負荷
されるものでは、密封閉止作用がより高度に発揮される
からである。
【0013】前記押さえ板には複数個の蓋部材が係止保
持されていて、複数個の試薬容器の口部を一度に開閉で
きるように構成されていることが望ましい。前記蓋部材
を上下動するのに要する部品、即ち強制的な上下駆動装
置やその連動部品などを一つで賄え、構造並びに作動の
簡素化を格段に向上でき、併せて装置を廉価に製造、か
つ、提供できるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を、図面の記載
を参照にしながら説明する。図1〜図9は、この発明の
一つの実施の形態を示すもので、本発明に係る検体検査
装置における試薬容器の口部密閉装置を全血血球免疫測
定装置に採用した例に基づいて説明する。
【0015】まず、図4は、この発明の全血血球免疫測
定装置の一例を、側面パネルを取り外した状態で示す斜
視図である。図5は、この全血血球免疫測定装置の全体
の構成を概略的に示す図である。これらの図において、
1は装置ケースで、その前面部2側には、検体セット部
3が内方に凹んだ状態で形成されている。この検体セッ
ト部3には、検体としての全血4を収容した検体容器5
をセットするための、検体容器ホルダー6が収容され
る。
【0016】この検体容器ホルダー6は、図6にも示さ
れるように、検体容器5を保持するための、径の異なる
複数個の挿入穴6a(図例では4個)が備わっている。
検体容器5の大きさに応じて、適宜に挿入穴6aを選択
できるようにするためである。また、この検体容器ホル
ダー6は、図9に示すように、その底の中心を通る縦軸
線Pを中心に回転自在に保持されている。更に、水平な
軸線(図外)中心に揺動自在に保持されている。前記検
体容器ホルダー6を、検体セット部5内方から手前側に
傾斜させて引出し、更に、これを前記縦軸線Pを中心に
回転させることによって、必要とする挿入穴6aを手前
側に位置させる。検体容器5を前記挿入穴6aに挿抜し
やすくするためである。
【0017】そして、図4ないし図7に示されるよう
に、装置ケース1の側面部7の下方には、前面部2に近
い側から順に、免疫測定を行う免疫測定部8、血球測定
を行う血球計数測定部9が、前面側から見て一直線状に
配置されている。この血球計数測定部9の下方には、複
数の電磁弁10aからなる電磁弁部10が設けられてい
る。また、側面部7の上方には、検体セット部5と血球
計数測定部9との間を直線的に移動する、プローブユニ
ット部11が設けられている。
【0018】また、図5において、12は定注器、13
は希釈液容器、14は溶血試薬容器、15はポンプであ
り、これら13〜15はいずれも電磁弁部10に接続さ
れている。更に、16はポンプ15に接続された廃液容
器である。
【0019】前記免疫測定部8は、この実施の形態にお
いては、CRP(急性期蛋白であるC−反応性蛋白)を
測定するように構成されている。すなわち、図5に示さ
れるように、CRPを測定するために形成される試薬受
容セル17と、光照射部17a及び光検出部17bを備
えるとともに、前記試薬受容セル17にフロー測光セル
流路17cを介して一連に連なって設けられたフロー測
光セル17Aとから形成されている。そして、この試薬
受容セル17の内部に収容される液を適宜攪拌できるよ
うに構成されている。18,19,20はCRP測定に
用いられる試薬を収容した試薬容器で、それぞれ、溶血
試薬(以下、R1試薬という)、緩衝液(以下、R2試
薬という)、抗ヒトCRP感作ラテックス免疫試薬(以
下、R3試薬という)が収容されている。
【0020】そして、前記試薬受容セル17及び試薬容
器18〜20は、図4〜図7に示されるように、検体セ
ット部5における検体容器5のセット位置に対して、一
直線状に配置されている。また、これら試薬受容セル1
7及び試薬容器18〜20は、ソレノイド21の作動
で、上下方向に揺動する蓋22によって、一括して開閉
されるように構成されている。23は例えばペルチェ素
子よりなる電子冷却器24を備えた、試薬容器ホルダー
の一例としてのクーラーボックスで、図例では試薬R
2,R3が収容されている。
【0021】次に、前記血球計数測定部9は、この実施
の形態においては、電気抵抗法により、WBC(白血球
数)、RBC(赤血球数)、PLT(血小板数)、MC
V(赤血球容積)、Hct(ヘマトクリット値)を、ま
た、シアンメトヘモグロビン法における吸光光度法によ
りHgb(ヘモグロビン濃度)などをそれぞれ測定する
ように構成されている。すなわち、図5において、25
はWBC/Hgb血球計数測定セル(以下、単にWBC
セルという)で、WBCを測定するための測定電極25
a,25b及びHgbを測定するための光照射部25
c、受光部25dを備えている。26はRBC/PLT
血球計数測定セル(以下、単にRBCセルという)で、
RBC及びPLT測定するための測定電極26a,26
bを備えている。これらのセル25,26は、CRP測
定部8における試薬受容セル17及び試薬容器18〜2
0と一直線になるように配置されている。また、WBC
セル25は、ノズル33(後述する)洗浄のための廃液
チャンバを兼ねている。
【0022】更に、プローブユニット部11は、例えば
次のように構成されている。すなわち、図4ないし図8
において、27はノズルユニットで、このノズルユニッ
ト27は、垂直に立設されたベース部材28に沿うよう
にして、水平方向に設けられたタイミングベルト29に
よって、水平方向に往復移動できるように構成されてい
る。30は、タイミングベルト29を駆動するためのモ
ータ、31は、ノズルユニット27に設けられた被ガイ
ド部材32をガイドする一対のガイド部材で、これらは
ベース部材28に適宜の部材を介して取り付けられてい
る。
【0023】33は、サンプリングノズルで、図4,図
5、図7ないし図9に示されるように、ノズルユニット
27内をタイミングベルト34によって上下方向に移動
する、ノズル保持体35に取り付けられている。このサ
ンプリングノズル33の先端側(下端側)は、ノズルユ
ニット27内に設けられたノズル洗浄器36を挿通し、
先端部外周が洗浄されるように構成されている。37は
タイミングベルト34を駆動するためのモータである。
38はサンプリングノズル33がホームポジション位置
(定位置)にあるか否かを検出するセンサである。
【0024】そして、図5において、39は、装置の各
部を総合的に制御し、併せてCRP測定部8及び血球計
数測定部9からの出力を用いて各種の演算を行う、制御
・演算装置としてのマイクロコンピュータ(MPU)で
ある。40は、MPU39からの指令に基づいて電磁弁
部10、プローブユニット部11のモータ30,37な
どに駆動信号を送るドライバである。41は、CRP測
定部8及び血球計数測定部9からの出力信号を処理して
MPU39に送る信号処理部である。また、前記MPU
39には、図示しないが、ここにおいて処理されて得ら
れる結果などを表示する装置で、例えばカラーディスプ
レイ、そして出力装置としてのプリンタなどが接続され
ている。
【0025】なお、図5において、点線は、検体4や各
種の試薬などの流れを示す。また、やや太い一点鎖線
は、制御信号を示す。更に、細い一点鎖線は、測定によ
って得られる信号の流れを示している。
【0026】また、図9に示されるように、前記フロー
測光セル17Aの出口側流路17dには、液移動用の定
注器17eが三方切替弁(電磁弁)10bを介して連通
連結されている。この出口側流路17dの端末は、図4
に示されるように、前記ポンプ15を介して前記廃液容
器16に接続される。
【0027】更に、前記検体容器5、希釈液容器13、
溶血試薬容器14、試薬受容セル17、フロー測光セル
17A、フロー測光セル流路17c、出口側流路17
d、試薬容器18〜20、サンプリングノズル33等
は、ガラスまたは四フッ化エチレン樹脂、あるいはステ
ンレス鋼など、少なくとも耐化学薬品性に優れた素材が
採用される。また、耐熱性を備えた素材であれば、なお
望ましい。
【0028】図例では、前記R1試薬を収容する試薬容
器18の試薬容器ホルダー42と、R2試薬を収容する
試薬容器19、そしてR3試薬を収容する試薬容器20
の試薬容器ホルダー、つまり前記電子冷却器24を備え
たクーラーボックス23とには、それぞれ前記試薬容器
18〜20を保持するための、断面円形の挿入穴43が
形成されている。
【0029】この挿入穴43は、図1に示されるよう
に、その軸線Oがその上方側ほど、前記装置ケース1の
側面部7手前側に位置するようにして、傾斜した形で形
成されている。また、試薬容器の載置面としての底面4
4は、この軸線Oに直行する方向に沿って偏平な面に形
成されている。
【0030】したがって、この挿入穴43に挿入保持さ
れる各試薬容器18〜20は、図示されるように、底B
1よりも上方の口部B2がより前記装置ケース1の側面
部7手前側に位置する傾斜姿勢を保って保持されること
になる。
【0031】更に、図7に示されるように、前記試薬受
容セル17も前記試薬容器18〜20と同様に、傾斜姿
勢に設定されている。この試薬受容セル17は、図9に
示されるように、セル体45に試薬受容のための上方開
放の孔46が穿たれている。そして、その軸線が、前記
各試薬容器18〜20の挿入穴43の軸線Oと同じ傾斜
角度(図例では8度)に設定され、上方側ほど、前記装
置ケース1の側面部7手前側に位置するようにして、傾
斜した形で形成されている。また、その挿入穴46に連
なるセル体45の上面47も、前記装置ケース1の側面
部7手前側ほど下位になるような傾斜面に形成されてい
る。
【0032】上記のように構成された全血血球免疫測定
装置において、前記試薬受容セル17並びに各試薬容器
18〜20の口部密閉装置は、以下のように構成されて
いる。
【0033】この口部密閉装置は、図1ないし図3に示
されるように、大きく分けて、三つの構成要素からな
る。一つは、円板状の閉止板48、この閉止板48と一
体の係止取付け部49、閉止板48とこの係止取付け部
49とを一体に繋ぐ脚部50とからなる、前記試薬受容
セル17並びに試薬容器18〜20それぞれに対する蓋
22と、これらの蓋22を纏めて保持する、金属製、具
体的にはステンレスを素材にした、押さえ板51とから
構成される蓋部材52である。前記押さえ板51は、前
記各閉止板48に押圧負荷がかかるに足る自重を備えて
設計される。そして、もう一つは、この蓋部材52を前
記試薬受容セル17並びに試薬容器18〜20の口部B
2に接当させたり、これから離間させるために機能する
前記ソレノイド21である。そして、最後の三つは、前
記ソレノイド21の出退作動を前記押さえ板51の上下
揺動作動に連携させる連動部材53である。
【0034】前記閉止板48と係止取付け部49、そし
て脚部50は、柔軟性、耐薬品性を備えた弾性材、具体
的にはシリコンゴムで一体に成形されている。図示され
るように、前記脚部50は、この閉止板48の中央から
上方に一体に立ち上げられている。そしてこの脚部50
の上端には、この脚部よりも大径の前記係止取付け部4
5が一体に形成されている。なお、弾性材としては、シ
リコンゴムの他にも、柔軟性、耐薬品性が備わっている
ものであれば、いかなる種類のものでも採用できる。ま
た、耐熱性が加われば更に好ましい。
【0035】前記閉止板48の肉厚は、本実施例では、
0.5〜0.9mmの範囲で設定されている。図例で
は、好適な約0.6mmである場合を示している。この
数値は、試薬受容セル17並びに試薬容器18〜20の
口部B2の径、約15mmに対する好ましい寸法設定値
である。この閉止板48の肉厚は、試薬容器17〜20
の口部B2の径の大小によって適宜に選択されることは
言うまでもないが、相対比は1:35〜50の範囲が好
ましい。
【0036】前記脚部50の径は、前記試薬受容セル1
7並びに試薬容器18〜20の口部B2の内径の10〜
50%の範囲に寸法設定されている。図例では、脚部の
直径が5.5mm、口部B2の内径が14mmの場合を
示している。前記閉止板48を、いわゆるピンポイント
状態で保持し、この閉止板48の上下方向の撓み性能を
高めるためである。脚部の直径が口部B2の内径に対し
て10%未満の寸法であると、脚部50が腰折れしてし
まう傾向にあり、閉止板48を前記試薬受容セル17並
びに試薬容器18〜20の口部B2の上縁にうまく密着
接当できない。逆に50%越えると、閉止板48と脚部
50との相対的な屈撓性が全く無くなる上に、閉止板4
8そのものの撓み性能が阻害される傾向が見られ、特に
試薬容器の公差に対応できなくなるので、好ましくな
い。理想的には、40%前後の範囲である。
【0037】前記係止取付け部49は、図2に示される
ように、その上下中間位置に、上下方向の寸法が、前記
押さえ板51の肉厚と同等あるいはやや大きめの幅を備
えた、環状の溝54が形成されている。また、前記押さ
え板51には、この環状の溝54に係止されるに足る挿
通孔55が穿設されている。そして、この挿通孔55に
前記係止取付け部49の環状の溝54が嵌合係止される
ことによって、前記蓋22が係止保持される。
【0038】したがって、この閉止板48と前記押さえ
板51とは、図10に示される従来のように密着するお
それがなくなり、図1,図3に示されるように、少なく
とも前記係止取付け部49の下半分の長さと脚部50の
上下長さとが合算された長さ分の間隔を開けて配置され
ている。前記所謂ピンポイント状態の保持の機能を有効
に作用させるためで、この閉止板48の上下方向の撓み
性能をうまく達成させるためである。
【0039】前記連動部材53は、リンク57とこれを
上下揺動自在に支持する支軸59とから構成される。前
記ソレノイド21は、図外通電スイッチのON,OFF
操作によって出退するロッド56を備えている。このロ
ッド56の先端にリンク57が枢支連結されている。こ
のリンク57は、中間部分が機枠58に設けられた支軸
59に揺動自在に枢支されていて、遊端が前記押さえ板
51の下面に接当されている。そして、前記ロッド56
の突出作動によって、このリンク57は前記支軸59を
中心にして、その前記遊端側が下方に揺動され、前記押
さえ板51をその支軸52を中心にして下動させる。こ
の動作によって、閉止板48を介して蓋22が試薬受容
セル17並びに試薬容器18〜20の口部B2を密封閉
止する。逆に、ロッド56の引退動作によつて、このリ
ンク57は前記遊端が上方に揺動され、前記押さえ板5
1をその支軸52を中心にして上動させる。この動作に
よって、閉止板48を介して蓋22が試薬受容セル17
並びに試薬容器18〜20の口部B2から上方に離間し
て、この口部B2を開放する。
【0040】また、前記押さえ板51の下動限界位置
は、前記試薬受容セル17並びに試薬容器18〜20が
正規の載置姿勢にあるときの、この試薬受容セル17並
びに試薬容器18〜20の口部B2の存在位置よりも更
に少し下側であることが望ましい。前記押さえ板51の
荷重が前記閉止板48に十分に負荷されるようにするた
めである。
【0041】更に、前記リンク57の遊端は、図例で
は、押さえ板51に対して、単に接当するだけの構成に
して、押さえ板51を上動させるときにのみ、積極的に
前記ソレノイド21の動きが伝達されるように構成され
ている。しかし、この構造に代えて、この遊端を押さえ
板51に回動自在に支持させて、ソレノイド21の出、
退いずれの動作も伝達できるようにし、押さえ板51の
上動も下動も、共に強制的に行う構成を採用できる。
【0042】前記押さえ板51は、必然的に、この試薬
容器18〜20、そして試薬受容セル17の傾斜に合致
させて、図1,図5,図7あるいは図8に示されるよう
な傾斜姿勢で配置される。すなわち、これら試薬受容セ
ル17並びに試薬容器18〜20の傾斜した口部B2の
上縁上にある傾斜仮想平面と平行な姿勢で、前記各閉止
板48が口部B2を密封閉止するように位置設定されて
いる。
【0043】なお、図1中60は、前記押さえ板51の
上動限界位置を規制するためのストッパーで、この押さ
え板51との接触位置に、ショックアブソーバー61が
取り付けられている。
【0044】次に上記全血血球免疫測定装置の動作につ
いて説明する。
【0045】まず、図4に示される測定キーS(前記検
体セット部3の開閉扉がスイッチ機能を備え、これを閉
止することで、ON作動され、逆に開くことでOFF作
動される。)をオンすると、定位置にあるサンプリング
ノズル33は、R2試薬(試薬容器19)の位置に移動
し、R2試薬を吸引する。この試薬吸引の後、サンプリ
ングノズル33は、WBCセル25位置に移動し、サン
プリングノズル洗浄器36に洗浄液としての希釈液が供
給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄され
る。その後、サンプリングノズル33はR2試薬の位置
に復帰する。
【0046】次いで、サンプリングノズル33は、R1
試薬(試薬容器18)の位置に移動し、R1試薬を吸引
する。この試薬吸引の後、サンプリングノズル33はW
BCセル25位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器
36に希釈液が供給されて、サンプリングノズル33の
外面が洗浄される。その後、サンプリングノズル33は
R1試薬の位置に復帰する。
【0047】そして、サンプリングノズル33は、検体
セット位置(検体容器5)に移動し、検体容器5内の検
体(全血)3をCRP測定のために吸引する。この検体
吸引の後、サンプリングノズル33はWBCセル25位
置に移動し、サンプリングノズル洗浄器35に希釈液が
供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄され
る。その後、サンプリングノズル33は検体の位置に復
帰する。
【0048】そして、サンプリングノズル33は、試薬
受容セル17位置に移動し、検体4、R1試薬、R2試
薬を試薬受容セル17内に吐出する。
【0049】次いで、前記吐出を終わったサンプリング
ノズル33は、WBCセル25位置に移動し、内部に残
留している検体4などをWBCセル25内に吐出した
後、その内外を希釈液で洗浄される。
【0050】前記洗浄が終わったサンプリングノズル3
3は、検体セット位置(検体容器5)に移動し、検体容
器5内の検体4をCBC測定のために吸引する。この検
体吸引の後、サンプリングノズル33はWBCセル25
位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器36に希釈液
が供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄さ
れる。
【0051】前記洗浄が終わったサンプリングノズル3
3は、WBCセル25内に検体4を吐出する一方、希釈
液容器13内の希釈液が、電磁弁部10を介してWBC
セル25内に所定量注入され、CBC検体の一次希釈が
行われる。
【0052】WBCセル25位置にあるサンプリングノ
ズル33は、前記一次希釈されたCBC検体を所定量吸
引する。引き続き、RBCセル26に移動し、前記吸引
した一次希釈されたCBC検体を、このセル26に吐出
する。時を同じくして、希釈液容器13内の希釈液が、
電磁弁部10を介して、RBCセル26内に所定量注入
され、CBC検体の二次希釈が行われる。
【0053】上記一次希釈、二次希釈を終わった後、溶
血剤容器14内の溶血剤が、電磁弁部10を介して、W
BCセル25内に所定量注入され、WBCとHgbの測
定が行われる。一方、RBCセル26では、RBCとP
LTの測定が行われ、そのときのデータは信号処理部4
1を経て、MPU39に取り込まれる。
【0054】前記測定が終わると、WBCセル25とR
BCセル26は希釈液で洗浄される。
【0055】上述したように、血球計数測定部9におい
てCBC測定が行われている期間中(約60秒間)は、
試薬受容セル17内において、検体4、R1試薬、R2
試薬の間で溶血反応が進行し、併せて妨害物質が除去さ
れる。
【0056】CBC測定が終わると、RBCセル26の
位置にいたサンプリングノズル33がR3試薬(試薬容
器20)の位置に移動し、R3試薬を吸引する。この試
薬吸引の後、サンプリングノズル33は、試薬受容セル
17位置に移動し、R3試薬を試薬受容セル17内に吐
出する。これによって、R3試薬が、前記検体4、R1
試薬、R2試薬の反応液内に混入される。
【0057】そして、試薬受容セル17において前記液
が十分に攪拌され、免疫反応が生じてCRP測定が行わ
れ、そのときのデータは、信号処理部41を経てMPU
39に取り込まれる。前記測定が終わると、試薬受容セ
ル17は希釈液で洗浄され、すべての測定が終わる。
【0058】前記R3試薬、検体4、R1試薬、R2試
薬の攪拌は、以下のようにして行われる。図5,図9に
示されるように、前記三方切替弁(電磁弁)10bを、
前記定注器17eと前記フロー測光セル17Aとが連な
るように、切り替えておき、定注器17eを作動させ
る。
【0059】この定注器17eの作動によって、この定
注器17e内の空気が、前記出口側流路17dに出たり
入ったりする。その結果、前記試薬受容セル17内に充
填されているR3試薬、検体4、R1試薬、R2試薬
は、試薬受容セル17、フロ−測光セル17A、そして
両者を繋ぐフロー測光セル流路17cの間をゆききす
る。この作動を数回繰り返すことによって、前記の液の
十分な攪拌が行われるのである。
【0060】前記MPU39では、血球計数測定部9で
行われたCBC測定によって得られたデータに基づい
て、RBC(赤血球数)、赤血球容積(MCV)、など
の測定値が得られる。また、MPU39では、CRP測
定部8で行われたCRP測定によって得られたデータに
基づいて、所定時間当たりの吸光度変化を、あらかじめ
既知濃度の血清(又は血漿)より求めておいた検量線か
ら、全血中のCRP濃度が得られる。
【0061】この場合、CRP測定については、CBC
測定と同様に、検体4として抗凝固剤添加の全血を用い
ているため、この全血を用いることによって生ずる、血
漿成分容積誤差を補正する必要がある。そこで、この全
血血球免疫測定装置では、CBC測定によって得られる
RBC(赤血球数)と赤血球容積(MCV)とからヘマ
トクリット値(Hct)を求め、このヘマトクリット値
を用いて、CRP測定によって得られる全血中のCRP
濃度を、下記の補正式によって補正し、血漿中のCRP
濃度を求めるのである。
【0062】すなわち、全血中のCRP濃度をAとし、
ヘマトクリット値をBとすると、血漿中のCRP濃度C
は、 C=A×100/(100−B) なる式によって求められる。
【0063】前記MPU39によって得られた各測定値
は、例えばMPU39に内蔵されたメモリに記憶される
一方、図外表示装置に項目別に表示されたり、図外プリ
ンタによって出力される。
【0064】そして、上述したように、この全血血球免
疫測定装置においては、CRP測定部8において、溶血
及び妨害物質除去反応を起こさせている間に、CBC測
定部9において、血球測定を行うようにしている。した
がって、CRP測定及びCBC測定のトータル時間を短
縮できる。併せて前述したCRP測定によって得られる
結果を、CBC測定によって得られる結果によって行う
補正をスムーズに行える。
【0065】また、前記全血血球免疫測定装置の前記試
薬受容セル17並びに試薬容器18〜20に対する前記
蓋部材52は、その閉止板48と押さえ板51とが、図
1、図3、図8に示されるように、密着することなく、
離間している。そして、前記脚部50は、前記試薬受容
セル17並びに試薬容器18〜20の口部B2のそれぞ
れの内径よりも小さな径に寸法設定されているから、こ
の脚部50によって閉止板48は、言わばピンポイント
状態で接続される形がとられる。その結果、閉止板48
全域の撓み性能が格段に向上する。すなわち、前記試薬
受容セル17並びに試薬容器18〜20の口部B2を閉
止すべく、この口部B2の上縁に閉止板48が接当した
際に、押さえ板51の重みも加味されて、この閉止板4
8の中央、前記脚部50との接続部分が最も下位にある
姿勢で全域が下方に撓みやすく、口部B2の上縁とこの
閉止板48との密着接当の度合いが高くなる。
【0066】このように、閉止板48全域の撓み性能を
格段に向上できる構成は、以下の事態に極めて有効に作
用する。つまり、前記試薬受容セル17並びに試薬容器
18〜20あるいは押さえ板51が正規の載置、設置姿
勢より少し傾いていて、口部B2の上縁と閉止板48の
相対姿勢の平行度が損なわれている事態が生じる場合が
ある。しかし、口部B2に接当される閉止板48は、図
1に示されるように、その中央をやや口部B2の内方側
に凹ませながら全域が、下方に凸の状態で撓んだ姿勢で
閉止できるから、口部B2の密封閉止をより効果的に発
揮できるようになった。また、閉止板48は、その弾性
復元力によっても、前記試薬受容器17並びに試薬容器
18〜20の口部B2の上縁に密着するので、口部B2
の密封閉止はより効果的に達成される。
【0067】また、 必然的に、前記試薬受容セル17
並びに試薬容器18〜20の口部B2の、公差の範囲内
である傾きにもうまく対応して、口部B2の密封閉止を
より効果的に発揮できるようになった。
【0068】更に、脚部50が、閉止板48に屈撓可能
に構成されていることによって、以下の効果が期待でき
る。つまり、脚部50が閉止板48に対して剛の接合状
態にある場合に比べて、両者が自在に撓むようにしたも
のでは、図3に示されるように、閉止板48の姿勢の変
化に、より多様性を備えさせることができる。したがっ
て、前記試薬受容セル17並びに試薬容器18〜20あ
るいは押さえ板51のどちらの姿勢のいかんにかかわら
ず、より多様な不具合にも柔軟に対応でき、口部B2の
密封閉止が一層効果的に発揮できるようになる。
【0069】実施の形態に示されたように、試薬受容セ
ル17も傾斜して設けられると、次の効果を有する。す
なわち、前記試薬容器18〜20と、この試薬受容セル
17とを、まとめて一挙に開閉でき、そのための前記蓋
部材52並びにソレノイド21を一つで賄える。したが
って、構造並びに作動の簡素化を格段に向上でき、併せ
て装置を廉価に製造、かつ、提供できる利点がある。
【0070】そして、ソレノイド21のような電気的
な、また、図示しないが、流体圧、主として空気圧を利
用したシリンダーなどの強制的な上下揺動手段を採用す
るのが望ましい。蓋部材52の開閉が、自動制御のシス
テムに馴染みやすく、したがって、装置の全自動化に適
合させやすくなるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る検体検査装置における試薬容器
の口部密閉装置を採用した全血血球免疫測定装置の実施
の形態の一例を示し、要部の一部切欠き拡大縦断面図で
ある。
【図2】この発明に係る検体検査装置における試薬容器
の口部密閉装置を採用した全血血球免疫測定装置の実施
の形態の一例を示し、要部の拡大分解説明図である。
【図3】この発明に係る検体検査装置における試薬容器
の口部密閉装置を採用した全血血球免疫測定装置の実施
の形態の一例を示し、要部の作用の説明図である。
【図4】前記全血血球免疫測定装置を、側面パネルを取
り外した状態で示す概観図である。
【図5】前記全血血球免疫測定装置の全体の構成を概略
的に示す説明図である。
【図6】前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、
検体セット部、免疫測定部、血球測定部の配置関係を説
明する概略平面図である。
【図7】前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、
検体セット部、免疫測定部、血球測定部とサンプリング
ノズルとの配置関係を説明する概略側面図である。
【図8】前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、
図7中A−A線縦断面図である。
【図9】前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、
検体セット部、免疫測定部、血球測定部とサンプリング
ノズルとの配置関係を説明する概略説明図である。
【図10】従来の構成を示す要部の拡大縦断説明図であ
る。
【符号の説明】
17…試薬受容セル、18,19,20…試薬容器、2
1…ソレノイド、22…蓋、48…閉止板、49…係止
取付け部、50…脚部、51…押さえ板、52…蓋部
材、53…連動部材、54…環状の溝、55…挿通孔、
B2…口部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液などの検体を検査するための装置に
    おいて、試薬容器の口部を密封するための蓋部材が、柔
    軟性を備えた弾性材で形成された蓋と、この蓋を保持す
    る押さえ板とからなり、前記蓋部材は、試薬容器の口部
    の外径よりも大きな径を備えていてこれを密封する閉止
    板と、この閉止板を前記押さえ板に保持させる係止取付
    け部と、前記閉止板の中心部に位置していて、この閉止
    板と係止取付け部とを一体に接続する小径の脚部とで形
    成され、この脚部の径が前記試薬容器の口部の内径より
    も小さな径に寸法設定されていることを特徴とする検体
    検査装置における試薬容器の口部密閉装置。
  2. 【請求項2】 前記脚部は、閉止板に対して屈撓可能に
    構成されている請求項1記載の検体検査装置における試
    薬容器の口部密閉装置。
  3. 【請求項3】 前記押さえ板は、その一端が支軸に上下
    揺動自在に支持され、駆動装置によって上下揺動される
    ように構成されている請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載の検体検査装置における試薬容器の口部密閉装
    置。
  4. 【請求項4】 前記押さえ板の下動限界位置は、前記試
    薬容器が正規の載置姿勢にあるときのこの試薬容器の口
    部の存在位置よりも更に少し下側に設定されている請求
    項3記載の検体検査装置における試薬容器の口部密閉装
    置。
  5. 【請求項5】 前記押さえ板には複数個の蓋部材が係止
    保持されていて、複数個の試薬容器の口部を一度に開閉
    できるように構成されている請求項1ないし請求項4の
    いずれかに記載の検体検査装置における試薬容器の口部
    密閉装置。
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