JPH11304655A - コネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測定装置及び測定方法 - Google Patents

コネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測定装置及び測定方法

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JPH11304655A
JPH11304655A JP10947098A JP10947098A JPH11304655A JP H11304655 A JPH11304655 A JP H11304655A JP 10947098 A JP10947098 A JP 10947098A JP 10947098 A JP10947098 A JP 10947098A JP H11304655 A JPH11304655 A JP H11304655A
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JP
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optical fiber
light
connector
optical
output
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JP10947098A
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Yutaka Kotoda
裕 小藤田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバの損失を測定すると共に、線番の
対称性をチェックすることができるコネクタ付き光ファ
イバテープ心線の損失測定装置及び測定方法を提供す
る。 【解決手段】 測定光P1、P2を交互に出力する第1お
よび第2光源21、22と、測定光P1、P2を夫々分岐
し、分岐された各測定光を所定の順番に配列して出力す
る複数の分岐出力端35、36を有する光分岐モジュー
ル30と、一端は各分岐出力端35、36に接続され、
他端は測定コネクタ42が設けられた複数の光ファイバ
コード41と、測定コネクタ42と接続されたコネクタ
付き光ファイバテープ心線10の端面に近接して設けら
れると共に、光ファイバ12の配列方向Xに移動自在に
配設された受光手段50とを備えたコネクタ付き光ファ
イバテープ心線10の損失を測定する装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線番の照合を行な
うことのできるコネクタ付き光ファイバテープ心線の損
失測定装置及びその損失測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溝内に光ファイバテープ心線を積層して
収納されたテープ心線型光ケーブルは、高密度化がはか
れること、接続がテープ単位で行なえるので容易である
などの優れた特長があり、従来から一般に使用されてい
る。また、光ファイバテープ心線をコネクタ接続して用
いる場合は、予め製造工場で光ファイバテープ心線にコ
ネクタを取り付けておくと、取り付け精度や作業性の点
で優れているので光ファイバテープ心線に被測定コネク
タを設けたコネクタ付き光ファイバテープ心線の需要が
増大している。このようなコネクタ付き光ファイバテー
プ心線の試験項目は、伝送損失の他に、コネクタ端部の
配列と光ファイバの配列とが対応していること(線番に
対称性があること)であり、下記の方法で測定されてい
た。
【0003】図7は、従来の測定方法を示す図である。
4個の光源21−1〜21−4は夫々光ファイバコード
41を介して測定用のコネクタ42と接続され、測定コ
ネクタ42はコネクタ付き光ファイバテープ心線10の
被測定コネクタ13と接続される。コネクタ付き光ファ
イバテープ心線10の他端には、4個の受光素子53−
1〜53−4が融着接続される。
【0004】光源21−1〜21−4を順次切り換えて
測定光を出射すると、出射された各測定光は受光素子5
3−1〜53−4に順次入射される。ここで、被測定コ
ネクタ13と光ファイバテープ心線11とが正しい順番
に接続されていると、4個の受光素子53−1〜53−
4には所定パワーの測定光が受光されるので、挿入損失
を測定することができる。しかし、被測定コネクタ13
と光ファイバテープ心線11との接続に誤りがあると、
誤り接続に対応する受光素子には測定光が到達しないの
で線番の照合が可能となる。
【0005】図8は、他の測定方法を示す図である。こ
の方法は、図7に示す受光素子53−1〜53−4の代
わりに、1つの大口径の集光レンズ54と、1つの受光
素子53に置き換えた構成である。即ち、4つの光源2
1−1〜21−4から出力された各測定光は、いずれも
集光レンズ54を介して受光素子53に受光され、損失
が測定される方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す方法は、各
光ファイバの損失を測定すると共に、線番の対称性をチ
ェックする機能を有するが、テープ心線11の心数が多
くなると光源21及び受光素子53の数が多くなり、測
定装置が高価となるので測定される心数は少ない場合に
制限される。
【0007】図8に示す方法は、受光素子が1個とな
り、また、テープ心線11と受光素子53との融着接続
が不要となるが、被測定コネクタ13とテープ心線11
との間に配列ミスがあってもチェックされないという問
題がある。
【0008】そこで本発明の目的は、かかる問題を解決
し、光ファイバの損失を測定すると共に、線番の対称性
についてチェックできるコネクタ付き光ファイバテープ
心線の損失測定装置及び測定方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるコネクタ
付き光ファイバテープ心線の測定装置は、複数の光ファ
イバを一定間隔dを設けて形成された光ファイバテープ
心線と、光ファイバテープ心線の少なくとも一端に取付
けられた被測定コネクタとを有するコネクタ付き光ファ
イバテープ心線の損失測定装置において、第1出力端と
第2出力端から夫々第1測定光あるいは第2測定光を交
互に出力する第1及び第2光源と、第1出力端及び第2
出力端と夫々接続される第1及び第2入力端を有し、第
1入力端及び第2入力端から入力される第1測定光及び
第2測定光を夫々分岐して複数の第1分岐出力端及び複
数の第2分岐出力端から出力する光分岐導波路を有する
光分岐モジュールと、一端は第1分岐出力端あるいは第
2分岐出力端と夫々接続され、第1分岐出力端と接続し
て延長された他端、及び第2分岐出力端と接続して延長
された他端は、交互に、かつ、間隔dを設けて配列され
ると共に、被測定コネクタと接続される測定コネクタが
取付けられた複数の光ファイバコードと、コネクタ付き
光ファイバテープ心線の端面に近接して配置された受光
手段とを備え、受光手段は、コネクタ付き光ファイバテ
ープ心線を形成する光ファイバの光軸と直角方向で、か
つ、光ファイバの配列方向に移動自在に配設されること
を特徴とする。
【0010】本発明の測定装置によれば、第1光源から
出力された第1測定光は分岐され、その後コネクタ付き
光ファイバテープ心線に供給されるが、供給される第1
測定光はテープ心線を形成する複数光ファイバの内、1
本おきに飛び飛びに供給される。次に、第1光源を遮断
し、第2光源から出力された第2測定光についても同様
に分岐された後、コネクタ付き光ファイバテープ心線に
供給されるが、供給される第2測定光はテープ心線を形
成する複数光ファイバの内、第1測定光が供給されなか
った飛び飛びの光ファイバに供給される。一方、コネク
タ付き光ファイバテープ心線の出力端では、受光手段に
よって最初に第1測定光が受光され、次いで、受光手段
を光ファイバの配列方向に移動させて第2測定光が受光
される。
【0011】したがって、光源の数は光ファイバテープ
心線の心線数に係わりなく2個でよい。また、テープ心
線の出力端では受光素子が各光ファイバの配列にそって
移動させて受光するので、受光素子は心線数より少なく
てよい。
【0012】本発明に係わるコネクタ付き光ファイバテ
ープ心線の測定装置において、光分岐モジュールは、第
1出力端及び第2出力端と夫々接続される第1及び第2
入力端を有し、第1入力端及び第2入力端から入力され
る第1測定光及び第2測定光を夫々分岐して複数の第1
分岐出力端及び複数の第2分岐出力端から出力する光分
岐導波路を形成すると共に、第1入力端と接続された複
数の第1分岐出力端、及び第2入力端と接続された複数
の第2分岐出力端とが交互に配列されることが好まし
い。
【0013】本発明に係わる光分岐モジュールによれ
ば、第1測定光及び第2測定光を別々の光分岐導波路に
よって分岐すると共に、複数の第1分岐出力端及び複数
の第2分岐出力端とが交互に配列される。そのため第1
及び第2測定光を分岐する別々の光分岐導波路は、図2
に示されるように導波路が部分的に交差すると共に、接
近して形成されるので小型となる。また、第1及び第2
分岐出力端と被測定コネクタとの間の接続は、光分岐モ
ジュールの出力端配列と被測定コネクタの入力端配列と
は一致しているので、光分岐モジュールと被測定コネク
タの配線が簡単になる。
【0014】本発明に係わるコネクタ付き光ファイバテ
ープ心線の測定装置において、受光手段は、2nd(d
は光ファイバ間隔、nは整数)の間隔を設けてあけられ
た複数のスリットを有する遮光部材の後方で複数スリッ
トの通過光を夫々検出する受光素子であることが好まし
い。
【0015】本発明の測定装置を用いて損失を測定する
に際し、テープ心線の各光ファイバから1本間隔に複数
の測定光が同時に出力されるので、隣接する測定光が干
渉して受光される可能性が高くなる。しかし、本発明の
受光手段によれば、所定間隔を設けてあけられた複数の
スリットを介して各測定光が受光されるので、干渉を低
減することができる。
【0016】本発明に係わるコネクタ付き光ファイバテ
ープ心線の損失測定方法は、複数の光ファイバを一定間
隔dを設けて形成された光ファイバテープ心線と、光フ
ァイバテープ心線の少なくとも一端に取付けられた被測
定コネクタとを有するコネクタ付き光ファイバテープ心
線の損失測定方法において、第1出力端と第2出力端か
ら夫々第1測定光あるいは第2測定光を出力する第1及
び第2光源と、第1出力端及び第2出力端と夫々接続さ
れる第1及び第2入力端を有し、第1入力端及び第2入
力端から入力される第1測定光及び第2測定光を夫々分
岐して複数の第1分岐出力端及び複数の第2分岐出力端
から出力する光分岐導波路を有する光分岐モジュール
と、一端は第1分岐出力端あるいは第2分岐出力端と夫
々接続され、第1分岐出力端と接続して延長された他
端、及び第2分岐出力端と接続して延長された他端は、
交互に、かつ、間隔dを設けて配列されると共に、被測
定コネクタと接続される測定コネクタが取付けられた複
数の光ファイバコードと、コネクタ付き光ファイバテー
プ心線の他端に近接して配置された受光手段とを設け、
第1及び第2光源を切り替えて第1測定光及び第2測定
光を交互に出力させる第1工程と、受光手段をコネクタ
付き光ファイバテープ心線の光ファイバ光軸と直角方向
で、かつ、一つの光ファイバから隣接する他の光ファイ
バへ移動させる第2工程とを有し、受光手段を一つの光
ファイバから隣接する他の光ファイバへ移動させるタイ
ミングと、第1及び第2光源を切り換えるタイミングと
を同期させ、第1測定光及び第2測定光を交互に測定す
ることを特徴とする。
【0017】本発明の測定方法によれば、第1光源から
出射された第1測定光はコネクタ付き光ファイバテープ
心線を伝搬した後、テープ心線端面に配置された受光手
段によって受光される。次いで、第1光源を遮断して第
2光源に切り換えるとともに、受光手段を光ファイバの
配列方向に移動させて第2測定光を受光する。この時、
受光手段は光ファイバの中心軸上を通過するので、あら
ためて軸合わせをする必要がなく、測定が簡単になる。
【0018】また、被測定コネクタとテープ心線との接
続部分に配列誤りがあり、配列の順番が崩れていると、
いずれかの受光素子に測定光が入射されなくなるので、
線番の対称性が確認できる。
【0019】さらに、テープ心線の出力端から出射され
る測定光は1本間隔に飛び飛びに出力されるので、隣接
する測定光の干渉が低減する。
【0020】被測定コネクタ端面における光ファイバ間
隔は、光ファイバテープ心線の光ファイバ間隔dと一致
させているので、被測定コネクタが両端に取り付けられ
た場合も、片端に取り付けられた場合と同様の方法で測
定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明
において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。
【0022】図1は、本発明に係わる損失測定装置の一
実施形態の構成を示す図(a)と、受光部の拡大図
(b)である。図1において、損失測定装置は、第1及
び第2の測定光P1、P2を夫々交互に出力する第1及び
第2の光源21、22と、第1及び第2の測定光P1
2を夫々分岐し、分岐されたP1の測定光とP2の測定
光とを夫々出力する光分岐モジュール30と、一端は光
分岐モジュール30に接続され、他端は測定コネクタ4
2が設けられた光ファイバコード41とを有し、測定光
1、P2は光ファイバコード41を通過してコネクタ付
き光ファイバテープ心線10に供給される。ここで、測
定コネクタ42の入出力端における光ファイバコード4
1の配列は、測定光P1が通過する光ファイバコード4
1(実線)と、測定光P2が通過する光ファイバコード
41(点線)とが交互に、かつ、一定間隔dに配列して
取り付けられる。したがって、測定コネクタ42を介し
てコネクタ付き光ファイバテープ心線10に送り込まれ
る測定光P1、P2は、テープ心線10を形成する複数光
ファイバ12の実線で示した光ファイバ12にはP1
点線で示した光ファイバ12にはP2が夫々1本おきに
交互に供給される。
【0023】被測定用のコネクタ付き光ファイバテープ
心線10は、複数の光ファイバ12を一定間隔dを設け
て形成された光ファイバテープ心線11と、光ファイバ
テープ心線11の一端に取り付けられた被測定コネクタ
13とで形成され、被測定コネクタ13は上記測定コネ
クタ42と接続される。コネクタ付き光ファイバテープ
心線10の他端は、上記測定光P1、P2を受光する受光
手段50がテープ心線10の端面と近接するように配設
され、受光手段50は、光ファイバ12の光軸と直角方
向で、かつ、光ファイバ12の配列方向Xに移動自在に
配置される。
【0024】次に、上述の測定装置を構成する各部材に
ついて説明する。
【0025】第1及び第2光源21、22は、同一波
長、同一パワーの第1及び第2測定光P1、P2を出力す
る半導体レーザであり、第1及び第2測定光P1、P2
CPUを有する駆動装置23によって切り換えられ、夫
々第1及び第2出力端24、25から交互に出力され
る。
【0026】光分岐モジュール30は、第1入力端33
及び第2入力端34から入力される第1測定光P1及び
第2測定光P2を夫々実線で示した光分岐導波路31
と、点線で示した光分岐導波路32によって分岐し、分
岐された各測定光を複数の第1及び第2分岐出力端3
5、36から出力する。図1に示される光分岐モジュー
ルは構成が簡単であり、安価となる。
【0027】図2は、他の構成の光分岐モジュールを示
す図である。図2に示す光分岐モジュール30は、第1
出力端24及び第2出力端25と夫々接続される第1及
び第2入力端33、34を有し、第1入力端33及び第
2入力端34から入力される第1測定光P1及び第2測
定光P2を夫々光分岐導波路31、32によって分岐
し、分岐された各測定光を複数の分岐出力端35、36
から出力する。各分岐出力端35、36は、第1入力端
33又は第2入力端34のいずれかと光分岐導波路3
1、32を介して接続され、実線で示すように第1入力
端33と接続された第1分岐出力端35と、点線で示す
ように第2入力端34と接続された第2分岐出力端36
とは交互に配列される。実線で示す導波路と点線で示す
導波路とは、混線を防ぐため段差を設けて基板上に立体
的に配置され、分岐出力端35、36は、光ファイバテ
ープ心線11の心数と一致するように形成される。図2
に示す光分岐モジュールは2つの光分岐導波路31、3
2を接近して配置すると共に、立体的に形成するので小
型となる。
【0028】図3は、コネクタ付き光ファイバテープ心
線の一実施形態の構成を示す斜視図である。コネクタ付
き光ファイバテープ心線10は、一定間隔dを設けて配
列された複数の光ファイバ12からなる光ファイバテー
プ心線11と、その一端に光ファイバ12の間隔dを保
持しながら貫通して取り付けられた被測定コネクタ13
とで形成される。被覆が除去された光ファイバ12a
は、被測定コネクタ13の先端部に間隔dで貫通してあ
けられた孔14内に導入して固定され、光ファイバテー
プ心線10の被覆部は、被測定コネクタ13の後部に孔
14と連通するように設けられた空間部15内に固定さ
れる。光ファイバテープ心線11の心数は、2心、4
心、8心、12心が一般的である。光ファイバテープ心
線11の典型的構成は、光ファイバ12の外径が125
μm、その間隔dは250μmであり、全体が紫外線硬
化樹脂で被覆されている。
【0029】図4は、受光手段の構成を示す図である。
受光手段50は、測定光P1、P2を通過させる複数のス
リット51が設けられた遮光部材52と、各スリット5
1の後方に取り付けられた複数の受光素子53とで形成
される。遮光部材52は、金属薄板に幅200μm程度
のスリット51をあけて形成され、薄板表面には光吸収
膜を設けて表面反射を抑制している。スリット51は、
光ファイバテープ心線11の心線間隔dの偶数倍2n
(nは整数)の間隔にあけられる。
【0030】上記のように本発明の測定装置は、2個の
光源から出力された測定光を所望数に分岐すると共に、
光源を切り換えながら交互に出力して測定するので、測
定される光ファイバテープ心線11の心数に係わりな
く、光源は2個である。また、本発明の測定装置は、複
数のスリット51があけられた遮光部材52と受光素子
53とを移動させて測定するので、受光素子53の数は
光ファイバの心数より少なくすることができる。
【0031】次に、上述の装置を用いたコネクタ付き光
ファイバテープ心線10の損失測定方法について説明す
る。
【0032】[ 第1の測定 ]第1の測定は、測定コネ
クタ42から送出される第1及び第2測定光P1、P2
パワーレベルを測定する工程である。図5は、受光手段
50を測定コネクタ42の端面に近接して配置した状態
を示す図である。図5(a)は、測定コネクタ42に固
定された光ファイバコード41のうち、実線で示した光
ファイバコードが遮光部材52にあけられたの2個のス
リット51a、51bと一致するように配置された状態
を示し、図5(b)は、点線で示した光ファイバコード
が2個のスリット51a、51bと一致するように配置
された状態を示めす。
【0033】最初、光源21を駆動して第1測定光P1
のみを出力させる。図5(a)において、2本の実線で
示した光ファイバコードのうち、図面の上側の光ファイ
バコード41から送出された測定光P1はスリット51
aを通過して受光素子53aに、また、下側の光ファイ
バコード41から送出された測定光P1はスリット51
bを通過して受光素子53bに夫々受光される。
【0034】次に、光源21を遮断し、光源22を駆動
して測定光P2のみを出力させる。同時に、図5(b)
に示すように受光手段50を光ファイバコード41の配
列方向Xに移動して、2本の点線で示した光ファイバコ
ードのうち、図面の上側の光ファイバコード41から送
出された測定光P2はスリット51aを通過して受光素
子53a、また、下側の光ファイバコード41から送出
された測定光P2はスリット51bを通過して受光素子
53bに夫々受光される。
【0035】上述の測定は、光ファイバ間隔dの2倍の
間隔にあけられた2つのスリットを用いた場合について
説明したが、測定される光ファイバの心数によって、ス
リット間隔を2nd(nは整数)に広げたり、スリット
の個数を増加して測定することができる。
【0036】[ 第2の測定 ]第2の測定は、コネクタ
付き光ファイバテープ心線10の被測定コネクタ13を
測定コネクタ42に接続し、光ファイバテープ心線11
の端面から送出される第1及び第2測定光P1、P2のパ
ワーレベルを測定する工程である。図6(a)は、光フ
ァイバ心線11のうち、実線で示した光ファイバ12が
2個のスリット51a、51bと一致するように配置さ
れた状態を示し、図6(b)は、2個のスリット51
a、51bの両方が点線で示した光ファイバ12と一致
するように配置された状態を示している。
【0037】最初、光源21を駆動して測定光P1のみ
を出力させる。図6(a)において、2本の実線で示し
た光ファイバ12のうち、図面の上側の光ファイバ12
から送出された測定光P1はスリット51aを通過して
受光素子53aに、また、下側の光ファイバ12から送
出された測定光P1はスリット51bを通過して受光素
子53bに夫々受光される。
【0038】次に、光源21を遮断し、光源22を駆動
して測定光P2のみを出力させる。同時に、図6(b)
に示すように受光手段50を光ファイバ12の配列方向
Xに移動して、2本の点線で示した光ファイバのうち、
図面の上側の光ファイバ12から送出された測定光P2
はスリット51aを通過して受光素子53aに、また、
下側の光ファイバ12から送出された測定光P2はスリ
ット51bを通過して受光素子53bに夫々受光され
る。
【0039】第2の測定において、光ファイバテ−プ心
線11と被測定コネクタ13との接続に関して配列誤り
があると、受光素子53a、又は53bのいずれかは測
定光P2を受光するような接続状態になる。しかし、測
定光P2を発振する光源22は遮断されているので、受
光されないことになる。
【0040】第1及び第2の測定において、受光手段5
0を一つの光ファイバ端面から隣接する他の光ファイバ
端面へ移動させる(第2工程)タイミングは、第1光源
と第2光源との切り換える(第1工程)タイミングとを
同期させる。受光部50を固定し、コネクタ付き光ファ
イバテ−プ心線10を移動させても良い。
【0041】これまでは、片端に被測定コネクタ13が
設けられたコネクタ付き光ファイバテ−プ心線10につ
いて説明したが、両端に被測定コネクタ13が取り付け
られた場合も光ファイバ間隔dが保持されているので同
様に測定することができる。
【0042】上記の測定結果から、 (1)第1測定の測定値と第2測定の測定値との差か
ら、コネクタ付き光ファイバテープ心線10の損失が求
められる。
【0043】(2)光ファイバテープ心線11と被測定
コネクタ13との接続に配列ミスがあると、いずれかの
受光素子の測定値が零となる。したがって、線番の対称
性がチェックできる。
【0044】
【発明の効果】本発明の測定装置は、2つの光源から出
力される第1測定光と第2測定光とを夫々所定数に分岐
するとともに、2つの光源を切り換えながらコネクタ付
き光ファイバテープ心線の損失を測定するので、テープ
心線の心数に係わりなく、光源は2個である。また、本
発明の測定装置は、受光素子を移動させながらパワーレ
ベルを測定する構成であるので、受光素子は光ファイバ
テープ心線の心数より少なくてよい。
【0045】本発明の測定方法は、受光素子を移動させ
てコネクタ付き光ファイバテープ心線から出射されるパ
ワーレベルを測定するので、個々の光ファイバと受光素
子との軸合わせが不要となる。このときコネクタ付き光
ファイバテープ心線から出力される測定光は、配列され
た各光ファイバについて一本間隔となるので、隣接する
測定光の干渉が低減される。さらに、被測定コネクタと
光ファイバテープ心線の接続に配列ミスがあると、いず
れかの受光素子の測定値が零となるので、線番をチェッ
クすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ付き光ファイバテープ心線に
係わる損失測定装置の一実施形態の構成を示す図(図1
(a))であり、受光手段近傍の拡大図(図1(b))
である。
【図2】光分岐モジュールの構成を示す図である。
【図3】被測定コネクタの構成を示す斜視図である。
【図4】受光手段の構成を示す斜視図である。
【図5】測定コネクタの端面に受光手段を配置した状態
を示す図(図4(a))と、受光手段を移動させた状態
を示す図(図4(b))である。
【図6】コネクタ付き光ファイバテープ心線の端面に受
光手段を配置した状態を示す図(図5(a))と、受光
手段を移動させた状態を示す図(図5(b))である。
【図7】従来の損失測定装置の構成を示す図である。
【図8】従来の損失測定装置の他の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10・・・コネクタ付き光ファイバテープ心線、11・・・光
ファイバテープ心線、12・・・光ファイバ、13・・・被測
定コネクタ、14・・・孔、15・・・空間部、21・・・第1
光源、22・・・第2光源、23・・・駆動装置、24・・・第
1出力端、25・・・第2出力端、30・・・光分岐モジュー
ル、31、32・・・光分岐導波路、33・・・第1入力端、
34・・・第2入力端、35・・・第1分岐出力端、36・・・
第2分岐出力端、41・・・光ファイバコード、42・・・測
定コネクタ、50・・・受光手段、51・・・スリット、52
・・・遮光部材、53・・・受光素子、54・・・レンズ、d・・・
光ファイバの間隔、P1・・・第1測定光、P2・・・第2測定
光、X・・・移動方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバを一定間隔dを設けて
    形成された光ファイバテープ心線と、前記光ファイバテ
    ープ心線の少なくとも一端に取付けられた被測定コネク
    タとを有するコネクタ付き光ファイバテープ心線の損失
    測定装置において、 第1出力端と第2出力端から夫々第1測定光あるいは第
    2測定光を交互に出力する第1及び第2光源と、 前記第1出力端及び前記第2出力端と夫々接続される第
    1及び第2入力端を有し、前記第1入力端及び前記第2
    入力端から入力される前記第1測定光及び前記第2測定
    光を夫々分岐して複数の第1分岐出力端及び複数の第2
    分岐出力端から出力する光分岐導波路を有する光分岐モ
    ジュールと、 一端は前記第1分岐出力端あるいは前記第2分岐出力端
    と夫々接続され、前記第1分岐出力端と接続して延長さ
    れた他端、及び前記第2分岐出力端と接続して延長され
    た他端は、交互に、かつ、前記間隔dを設けて配列され
    ると共に、前記被測定コネクタと接続される測定コネク
    タが取付けられた複数の光ファイバコードと、 前記コネクタ付き光ファイバテープ心線の端面に近接し
    て配置された受光手段とを備え、 前記受光手段は、前記コネクタ付き光ファイバテープ心
    線を形成する光ファイバの光軸と直角方向で、かつ、前
    記光ファイバの配列方向に移動自在に配設されることを
    特徴とするコネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測
    定装置。
  2. 【請求項2】 前記光分岐モジュールは、前記第1出力
    端及び前記第2出力端と夫々接続される第1及び第2入
    力端を有し、前記第1入力端及び前記第2入力端から入
    力される前記第1測定光及び前記第2測定光を夫々分岐
    して複数の第1分岐出力端及び複数の第2分岐出力端か
    ら出力する光分岐導波路を形成すると共に、前記第1入
    力端と接続された複数の前記第1分岐出力端、及び前記
    第2入力端と接続された複数の前記第2分岐出力端とが
    交互に配列されたことを特徴とする請求項1に記載のコ
    ネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測定装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、2nd(dは光ファイ
    バ間隔、nは整数)の間隔を設けてあけられた複数のス
    リットを有する遮光部材の後方で前記複数スリットの通
    過光を夫々検出する受光素子であることを特徴とする請
    求項1に記載のコネクタ付き光ファイバテープ心線の損
    失測定装置。
  4. 【請求項4】 複数の光ファイバを一定間隔dを設けて
    形成された光ファイバテープ心線と、前記光ファイバテ
    ープ心線の少なくとも一端に取付けられた被測定コネク
    タとを有するコネクタ付き光ファイバテープ心線の損失
    測定方法において、 第1出力端と第2出力端から夫々第1測定光あるいは第
    2測定光を出力する第1及び第2光源と、前記第1出力
    端及び前記第2出力端と夫々接続される第1及び第2入
    力端を有し、前記第1入力端及び前記第2入力端から入
    力される前記第1測定光及び前記第2測定光を夫々分岐
    して複数の第1分岐出力端及び複数の第2分岐出力端か
    ら出力する光分岐導波路を有する光分岐モジュールと、
    一端は前記第1分岐出力端あるいは前記第2分岐出力端
    と夫々接続され、前記第1分岐出力端と接続して延長さ
    れた他端、及び前記第2分岐出力端と接続して延長され
    た他端は、交互に、かつ、前記間隔dを設けて配列され
    ると共に、前記被測定コネクタと接続される測定コネク
    タが取付けられた複数の光ファイバコードと、前記コネ
    クタ付き光ファイバテープ心線の端面に近接して配置さ
    れた受光手段とを備え、 前記第1及び第2光源を切り替えて前記第1測定光及び
    前記第2測定光を交互に出力させる第1工程と、 前記受光手段を前記コネクタ付き光ファイバテープ心線
    の光ファイバ光軸と直角方向で、かつ、前記一つの光フ
    ァイバから隣接する前記他の光ファイバへ移動させる第
    2工程とを有し、 前記受光手段を前記一つの光ファイバから隣接する前記
    他の光ファイバへ移動させるタイミングと、前記第1及
    び第2光源を切り換えるタイミングとを同期させ、前記
    第1測定光及び前記第2測定光を交互に測定することを
    特徴とするコネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測
    定方法。
JP10947098A 1998-04-20 1998-04-20 コネクタ付き光ファイバテープ心線の損失測定装置及び測定方法 Pending JPH11304655A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10157092A1 (de) * 2001-11-21 2003-06-18 Ccs Technology Inc Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung der Position der Faserkerne von optischen Fasern eines Faserarrays
JP2008545948A (ja) * 2005-03-16 2008-12-18 アダマンド工業株式会社 ルーティングを確認するとともに多心光ファイバアセンブリの挿入損失を測定するためのシステム及び機器
JP2015152431A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 住友電気工業株式会社 光ファイバ測定装置及び光ファイバ測定方法

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