JPH11304623A - センサ出力の温度補償回路及び温度補償付きセンサ装置 - Google Patents

センサ出力の温度補償回路及び温度補償付きセンサ装置

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JPH11304623A
JPH11304623A JP11707298A JP11707298A JPH11304623A JP H11304623 A JPH11304623 A JP H11304623A JP 11707298 A JP11707298 A JP 11707298A JP 11707298 A JP11707298 A JP 11707298A JP H11304623 A JPH11304623 A JP H11304623A
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temperature
sensor output
circuit
temperature compensation
output
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Keizo Yamamoto
慶三 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雰囲気温度に基づくセンサ出力の変化が、2
次関数的なものであってもより正確な温度補償を行うこ
とができるセンサ出力の温度補償回路及び温度補償を行
ったセンサ出力を得ることのできる温度補償付きセンサ
装置を提供する。 【解決手段】 温度補償信号発生手段6aが雰囲気温度
に応じて2次関数的に変化をする温度補償信号を発生す
る。キャンセル手段6bが、温度補償信号と雰囲気温度
に依存して2次関数的に変化するセンサ出力との差をと
ってセンサ出力から雰囲気温度変化に基づくセンサ出力
の変化分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセンサ出力の温度補
償回路及び温度補償付きセンサ装置に係り、特に、セン
サ出力が雰囲気温度に依存して変化するセンサ回路の出
力を補償するセンサ出力の温度補償回路、及び雰囲気温
度に依存する変化分を除去したセンサ出力を得ることの
できる温度補償付きセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のセンサ出力の温度補償回
路及び温度補償付きセンサ装置の一例として、特開昭6
1−243338号公報に記載された図3に示されたよ
うなものが知られている。
【0003】なお、出力が雰囲気温度に依存して変化す
るセンサとして、半導体の結晶に外力が作用すると、結
晶の電気抵抗が変化するというピエゾ抵抗効果を利用し
た半導体圧力センサがある。この半導体圧力センサは、
半導体基板をエッチングによって成形してダイヤフラム
を形成すると共にその上面にピエゾ抵抗を形成し、ダイ
ヤフラムに検知すべき気体や液体の圧力を作用させて変
形させるような構成となっている。例えば図4に示すよ
うに、ダイヤフラムDが下向きの応力を受けると、ダイ
ヤフラムDにはその中心部で圧縮応力が、エッジ部で引
張り応力がそれぞれ働くようになるので、図示のように
ダイヤフラム上面の中心部に配されたピエゾ抵抗1a−
2、1a−4の抵抗値は増加し、エッジ部に配されたピ
エゾ抵抗1a−1、1a−3の抵抗値は減少する。
【0004】図中、センサ回路1はこれらのピエゾ抵抗
1a−1〜1a−4をブリッジ接続して形成した半導体
圧力センサ1aを有する。上記センサ回路1は、ピエゾ
抵抗1a−1、1a−4の接続点に得られる電圧をOP
アンプ(演算増幅器)1bが増幅し、その出力を抵抗1
cを介してOPアンプ1dの−入力端に供給する。一
方、ピエゾ抵抗1a−2、1a−3の接続点に得られる
電圧をOPアンプ1eが増幅し、その出力を抵抗1f、
1gによって分圧した上でOPアンプ1dの+入力端に
供給する。OPアンプ1dは、OPアンプ1bの出力と
OPアンプ1eの出力との差を増幅するものであり、O
Pアンプ1dの出力をセンサ出力V1とする。
【0005】上述したように、ダイヤフラムDが下向き
の応力を受けたとき、ダイヤフラム上面の中心部に形成
されたピエゾ抵抗1a−2、1a−4の抵抗値は増加
し、一方、エッジ部に形成されたピエゾ抵抗1a−1、
1a−3の抵抗値は減少するので、OPアンプ1dでダ
イヤフラム上面の中心部に形成されたピエゾ抵抗の変化
分に応じたOPアンプ1bの出力とエッジ部に形成され
たピエゾ抵抗の変化分に応じたOPアンプ1eの出力と
の差をとればセンサ出力V1は抵抗値変化分の絶対値を
加算した値となり、検知圧力に応じた大きさとなる。こ
のようにセンサ出力V1はピエゾ抵抗の抵抗値変化に依
存する値である。
【0006】しかし、ピエゾ抵抗の抵抗値は外力だけで
なく雰囲気温度にも依存して変化するため、この抵抗値
変化によるセンサ出力V1の変化分をキャンセルする温
度補償を必要とする。また、同図において、半導体圧力
センサ1aに定電流を供給する定電流回路2は、基準電
圧Vr1が+入力端に印加されているOPアンプ2b
と、抵抗2c、2dと、トランジスタ2eとから構成さ
れている。
【0007】上述したセンサ回路1をもったセンサ装置
は、温度補償を行うために温度補償信号発生回路3aと
キャンセル回路3bとをもった温度補償回路3を有す
る。また、温度補償発生信号回路3aはカソードに基準
電圧Vr2が直接に、アノードに基準電圧Vr3が可変
抵抗3a−2を介してそれぞれ印加された感温素子とし
て使用されているダイオード3a−1と、可変抵抗3a
−2の摺動子に得られる電圧を出力するボルテージ・フ
ォロワとして構成されているOPアンプ3a−3とを有
し、OPアンプ3a−3の出力を温度補償信号V2とし
て出力する。キャンセル回路3bはセンサ出力V1が抵
抗3b−3を介して−入力端に、温度補償信号が+入力
端に供給されているOPアンプ3b−1と可変抵抗3b
−2とを有し、OPアンプ3b−1の出力を雰囲気温度
による変化分を除去したセンサ出力VOUTとする。
【0008】上述した、温度補償回路3の動作を以下説
明する。温度補償信号発生回路3a中のダイオード3a
−1は負の温度係数をもった抵抗を呈するので、OPア
ンプ3a−3の出力には雰囲気温度の上昇により低下す
る電圧からなる温度補償信号V2が得られる。よって、
負の温度係数を持ったセンサ出力V1と温度補償信号V
2との差をとることにより、雰囲気温度による変化分を
除去するので、OPアンプ3b−1の出力には雰囲気温
度による変化分を除去したセンサ出力VOUTが得られ
る。
【0009】しかし、センサ出力V1中の雰囲気温度に
よる変化の割合と温度補償信号V2の雰囲気温度による
変化の割合が一致していない場合は、OPアンプ3b−
1の−入力端及び出力端子間に介挿された可変抵抗3b
−2を操作し、雰囲気温度に依存して変化する温度補償
信号V2と雰囲気温度に依存して変化するセンサ出力V
1との両方を調節することにより、センサ出力V1中の
温度変化分が最小となるようにし、雰囲気温度により変
化しないセンサ出力VOUTを得るようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
温度補償回路では、半導体圧力センサ1aを構成してい
るピエゾ抵抗は温度の上昇により抵抗値が2次関数的に
減少し、それに伴ってセンサ出力V1も2次関数的に減
少するのに対し、雰囲気温度に基づき直線的に変化する
感温素子(ダイオード)を使用して補償しているため、
補償は近似的で、十分に正確に行えなかった。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、雰囲気温度に基づくセンサ出力の
変化が2次関数的なものであっても、より正確な温度補
償を行うことができるセンサ出力の温度補償回路、及び
雰囲気温度に依存する変化分を十分に除去した真のセン
サ出力を得ることのできる温度補償付きセンサ装置を提
供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためになされた請求項1に記載の本発明は、雰囲気温度
に依存して2次関数的に変化するセンサ回路の出力を補
償するセンサ出力の温度補償回路であって、雰囲気温度
に応じて指数関数的に変化する信号を発生する第1の感
温素子と直線的に変化する信号を発生する第2の感温素
子とを有し、これらの素子の発生する信号を組み合わせ
て、雰囲気温度に応じて2次関数的に変化をする温度補
償信号を発生する温度補償信号発生手段と、前記センサ
出力と前記温度補償信号の差をとって前記センサ出力か
ら雰囲気温度変化に基づく変化分を除去するキャンセル
手段とを備えることを特徴とするセンサ出力の温度補償
回路に存するものである。
【0013】請求項1記載の発明によれば、温度補償発
生手段が雰囲気温度に応じて2次関数的に変化をする温
度補償信号を発生し、キャンセル手段がこの温度補償信
号と、雰囲気温度に依存して2次関数的に変化するセン
サ出力との差をとってセンサ出力から雰囲気温度変化に
基づく前記センサ出力の変化分を除去することができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
温度補償回路において、前記温度補償信号を調節して雰
囲気温度による変化の割合をセンサ出力の雰囲気温度に
よる変化の割合に対して近づけ、雰囲気温度に依存する
センサ出力の変化を最小にするための第1の調整手段を
備えることを特徴とする請求項1記載のセンサ出力の温
度補償回路に存するものである。
【0015】請求項2記載の発明によれば、第1の調整
手段の調節により温度補償信号を調整して雰囲気温度に
よる変化の割合をセンサ出力の雰囲気温度による変化の
割合に対して近づけ、雰囲気温度に依存するセンサ出力
の変化を最小にすることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、センサ出力が雰
囲気温度に依存して2次関数的に変化するセンサ回路
と、請求項1又は請求項2記載のセンサ出力の温度補償
回路とを備える温度補償付きセンサ装置に存する。
【0017】請求項3記載の発明によれば、温度補償回
路が雰囲気温度に依存して2次関数的に変化するセンサ
出力から温度変化分を過不足なく取り除いているので、
真のセンサ出力を得ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、センサ出力が雰
囲気温度に依存して2次関数的に変化するセンサ回路と
請求項2記載のセンサ出力の温度補償回路とを備え、前
記第1の調整手段の調整により変化するキャンセル手段
の出力レベルを元に戻すための第2の調整手段を備える
ことを特徴とする温度補償付きセンサ装置に存する。
【0019】請求項4記載の発明によれば、キャンセル
手段の出力レベルが第1の調整手段の調整により変化す
ることがあっても、第2の調整手段がセンサ回路の出力
レベルを調節して出力レベルを元に戻しているので、真
のセンサ出力を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明による温度補償回
路を組み込んだセンサ装置の一実施の形態を示す回路図
である。同図において、図3について上述した従来の回
路と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を
省略する。
【0021】図1において、センサ回路4はピエゾ抵抗
1a−1〜1a−4をブリッジ接続して形成した半導体
圧力センサ1aを有する。上記センサ回路4は、ピエゾ
抵抗1a−1とピエゾ抵抗1a−4の接続点に得られる
電圧を半導体圧力センサ出力V5として抵抗4bを介し
てOPアンプ4cの−入力端に印加し、ピエゾ抵抗1a
−2とピエゾ抵抗1a−3の接続点に得られる電圧を半
導体圧力センサ出力V6として抵抗4dと抵抗4eによ
り分圧された上でOPアンプ4cの+入力端に印加す
る。OPアンプ4cは半導体圧力センサ出力V5と半導
体圧力センサ出力V6との差を出力し、OPアンプ4c
の出力をセンサ出力V7とする。センサ出力V7は温度
補償回路6に供給される。
【0022】また、同図において半導体圧力センサ1a
に定電流を供給する定電流回路5は、基準電圧Vr4を
抵抗5aと抵抗5bで分圧した電圧が+入力端に印加さ
れているOPアンプ5cと抵抗5dとトランジスタ5e
から構成され、ピエゾ抵抗1a−1とピエゾ抵抗1a−
2に挿介されている可変抵抗4fの摺動子とピエゾ抵抗
1a−3とピエゾ抵抗1a−4の接続点に接続されてい
る。
【0023】上述した温度補償回路6は温度補償信号を
発生する温度補償信号発生手段としての温度補償信号発
生回路6aとキャンセル回路6bとを有する。温度補償
信号発生回路6aは、雰囲気温度に依存して指数関数的
に抵抗値が変化する第1の感温素子としてのサーミスタ
6a−1と雰囲気温度に依存して直線的に抵抗値が変化
する第2の感温素子としてのダイオード6a−2とを有
する。サーミスタ6a−1はその一端が抵抗6a−3を
介して基準電圧Vr5に、他端がアースにそれぞれ接続
され、サーミスタ6a−1と抵抗6a−3との接続点
に、基準電圧Vr5をサーミスタ6a−1と抵抗6a−
3で分圧した出力V8を発生する。ダイオード6a−2
はアノードが抵抗6a−4を介して基準電圧Vr6に、
カソードがアースにそれぞれ接続され、ダイオード6a
−2のアノードと抵抗6a−4との接続点に、基準電圧
Vr6を抵抗6a−4とダイオード6a−2で分圧した
出力V9を発する。
【0024】この出力V8及びV9はそれぞれ抵抗6a
−51及び6a−52を介してOPアンプ6a−53の
+入力端に供給され、OPアンプ6a−53は、出力V
8とV9とを加算した大きさを温度補償信号V10とし
て出力する。ここで、抵抗6a−51、6a−52、6
a−54、6a−55とOPアンプ6a−53は電圧加
算回路6a−5を構成する。
【0025】上述した構成の温度補償信号発生回路の動
作を以下説明する。温度補償信号発生回路6a中のサー
ミスタはその抵抗値が低温領域では温度の上昇により急
激に減少し、高温になるに従って温度の上昇により緩や
かに減少するので、これに伴って、出力V8も低温領域
では急激に減少し、高温になるに従って緩やかに減少す
るような電圧変化を起こす。また、ダイオードの順方向
電圧は負の温度係数を持ち温度の上昇により直線的に抵
抗値が減少するので、これに伴って、出力V9も直線的
に減少するような電圧変化を起こす。これらの出力V8
及びV9はOPアンプ6a−53に加算されて合成され
る。OPアンプ6a−53はその出力が雰囲気温度によ
り図2のような2次関数的な温度特性となり、温度補償
信号V10が得られる。
【0026】また、温度補償信号V10は抵抗6cと可
変抵抗6dによって分圧した上で抵抗6b−4を介して
キャンセル回路6bを構成するOPアンプ6b−3の−
入力端子に供給されるが、OPアンプ6b−3の+入力
端には雰囲気温度の上昇により2次関数的に減少するセ
ンサ出力V7を抵抗6b−1と6b−2で分圧されて印
加されている。よって、センサ出力V7と温度補償信号
V10とはキャンセル回路6bを構成するOPアンプ6
b−3において差がとられ、キャンセル回路6bの出力
には、雰囲気温度による変化分を除去した後のセンサ出
力V11が得られる。
【0027】センサ出力V7中の周囲温度による変化の
割合と温度補償信号V10の雰囲気温度による変化の割
合が一致しない場合は、温度補償回路6中の可変抵抗6
dを操作して温度補償信号V10の雰囲気温度による変
化の割合を、センサ出力V7の雰囲気温度による変化の
割合に対して近づけ、センサ出力V7中の温度変化分が
最小となるような調節作業を行う。この調整作業によ
り、雰囲気温度による変化分を除去した後のセンサ出力
V11が得られる。このように、上記実施の形態におい
ては雰囲気温度に基づき2次関数的に出力の変化する温
度補償信号V10を調節することによって温度補償を行
う。
【0028】なお、可変抵抗6dの抵抗値が増加するよ
うな調節を行った場合、それに伴って温度補償信号も増
加するので、雰囲気温度による変化分を除去したセンサ
出力V11の出力レベルは調整前の出力レベルに比べ下
がってしまう、一方、可変抵抗6dの抵抗値が減少する
ような調整を行った場合、それに伴って温度補償信号も
減少するので、雰囲気温度による変化分を除去した後の
センサ出力V11の出力レベルは調整前の出力レベルに
比べて上がってしまう。そこで、半導体圧力センサ1a
に挿入した可変抵抗4fの摺動子によって、半導体圧力
センサ出力V5と半導体圧力センサ出力V6の電圧を調
整することにより雰囲気温度による変化分を除去した後
のセンサ出力V11の出力レベルを元に戻すことができ
る。
【0029】増幅回路7は可変抵抗7bの調節によりそ
の増幅度を調整し、雰囲気温度による変化分を除去した
後のセンサ出力V11のスパン電圧を調整する回路であ
る。雰囲気温度による変化分を除去した後のセンサ出力
V11のスパン電圧がOPアンプの出力できる電圧より
も小さい場合には、増幅回路の増幅度を増加させるよう
に可変抵抗7bを調節し、大きい場合は、増幅回路の増
幅度を減少させる容易可変抵抗7bを調節する。増幅回
路7の出力を最終センサ出力VOUT′とする。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、2次関数的に変化をする温度補償信号と2
次関数的に変化するセンサ出力との差をとってセンサ出
力から雰囲気温度変化に基づく変化分を除去することが
できるので、より正確な温度補償を行うことができる温
度補償回路が得られる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、温度補償信
号を調節して雰囲気温度による変化の割合をセンサ出力
の雰囲気温度による変化の割合に対して近づけ、雰囲気
温度に依存するセンサ出力の変化を最小にすることがで
きるので、センサ出力中の雰囲気温度による変化と温度
補償信号の雰囲気温度による変化との割合が一致してい
なくても簡単な調整で、より正確な温度補償を行うこと
のできる温度補償回路が得られる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、雰囲気温度
に依存して2次関数的に変化するセンサ出力から温度変
化分を過不足なく取り除いた真のセンサ出力を得ること
のできる温度補償付きセンサ装置が得られる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、より正確な
温度補償を行うため行った調整により、温度補償後のセ
ンサ出力が変化することがあっても、真のセンサ出力を
得ることのできる温度補償付きセンサ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンサ出力の温度補償回路を組み
込んだセンサ装置の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の温度補償付きセンサ装置を構成する温度
補償信号発生回路の出力する温度補償信号の温度特性を
示すグラフである。
【図3】従来の温度補償付きセンサ装置の一例を示す回
路図である。
【図4】半導体圧力センサの構成例を示す図である。
【符号の説明】
4 センサ回路 6 温度補償回路 6a 温度補償信号発生手段(温度補償信号発生回
路) 6a−1 第1の感温素子(サーミスタ) 6a−2 第2の感温素子(ダイオード) 6b キャンセル手段(キャンセル回路) 4f 第1の調整手段(可変抵抗) 6d 第2の調整手段(可変抵抗)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雰囲気温度に依存して2次関数的に変化
    するセンサ回路の出力を補償するセンサ出力の温度補償
    回路であって、 雰囲気温度に応じて指数関数的に変化する信号を発生す
    る第1の感温素子と直線的に変化する信号を発生する第
    2の感温素子とを有し、これらの素子の発生する信号を
    組み合わせて、雰囲気温度に応じて2次関数的に変化を
    する温度補償信号を発生する温度補償信号発生手段と、 前記センサ出力と前記温度補償信号との差をとって前記
    センサ出力から雰囲気温度変化に基づく変化分を除去す
    るキャンセル手段とを備えることを特徴とするセンサ出
    力の温度補償回路。
  2. 【請求項2】 前記温度補償信号を調節して雰囲気温度
    による変化の割合をセンサ出力の雰囲気温度による変化
    の割合に対して近づけ、雰囲気温度に依存するセンサ出
    力の変化を最小にするための第1の調整手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のセンサ出力の温度補償回
    路。
  3. 【請求項3】 センサ出力が雰囲気温度に依存して2次
    関数的に変化するセンサ回路と、 請求項1又は請求項2記載のセンサ出力の温度補償回路
    とを備える温度補償付きセンサ装置。
  4. 【請求項4】 センサ出力が雰囲気温度に依存して2次
    関数的に変化するセンサ回路と請求項2記載のセンサ出
    力の温度補償回路とを備え、 前記センサ回路が、前記第1の調整手段の調整により変
    化するキャンセル手段の出力レベルを元に戻すための第
    2の調整手段を有することを特徴とする温度補償付きセ
    ンサ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333430A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 温度補償回路および温度補償方法
JP2009121934A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 温度補正装置及び温度補正方法
JP2012247349A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Denso Corp センサ装置

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