JPH11304622A - 差圧測定装置 - Google Patents
差圧測定装置Info
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- JPH11304622A JPH11304622A JP11069898A JP11069898A JPH11304622A JP H11304622 A JPH11304622 A JP H11304622A JP 11069898 A JP11069898 A JP 11069898A JP 11069898 A JP11069898 A JP 11069898A JP H11304622 A JPH11304622 A JP H11304622A
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Abstract
み立てが容易で、コストダウンが図れる差圧測定装置を
実現する。 【解決手段】 ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部
が溶接固定される隔液ダイアフラムと、この隔液ダイア
フラムの他方の面の周縁部を押圧シールするカバーフラ
ンジとを具備する差圧測定装置において、前記隔液ダイ
アフラムの周縁を前記受圧部にリング状に抵抗溶接して
形成される外側抵抗溶接部と、この外側抵抗溶接部より
内側に設けられ前記隔液ダイアフラムの周縁部を前記受
圧部にリング状に抵抗溶接して形成される内側抵抗溶接
部と、この内側抵抗溶接部と前記外側抵抗溶接部との間
にリング状に前記受圧部に設けられた段部と、この段部
に対応して前記隔液ダイアフラムに設けられた深絞り部
と、前記隔液ダイアフラムの他方の面のこの深絞り部よ
り周縁側を押圧シールするカバーフランジとを具備した
ことを特徴とする差圧測定装置である。
Description
特性の変動が回避出来、組み立てが容易で、コストダウ
ンが図れる差圧測定装置に関するものである。
従来例の構成説明図で、例えば、実開昭60―1816
42号に示されている。
首部1Aと、首部1Aの端部外周縁部1Cにおいて溶接
接続されたブロック状の受圧部1Bとよりなる。首部1
Aと受圧部1Bとは、この場合は、ステンレス材よりな
る。
ジ2、低圧側カバーフランジ3が溶接等によって固定さ
れており、両カバーフランジ2,3には測定せんとする
圧力PH の高圧流体の導入口4、圧力PL の低圧流体の
導入口5が設けられている。
ており、この圧力測定室6内にセンタダイアフラム7と
シリコンダイアフラム8が設けられている。
ラム8はそれぞれ別個に圧力測定室6の壁に固定されて
おり、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8
の両者でもって圧力測定室6を2分している。
室6の壁には、バックプレ―ト6A,6Bが形成されて
いる。センタダイアフラム7は周縁部をハウジング1に
溶接されている。
シリコン基板から形成されている。シリコン基板の一方
の面にボロン等の不純物を選択拡散して4っのストレン
ゲ―ジ80を形成し、他方の面を機械加工、エッチング
し、全体が凹形のダイアフラムを形成する。
ダイアフラム8が差圧ΔPを受けてたわむ時、2つが引
張り、2つが圧縮を受けるようになっており、これらが
ホイ―トストン・ブリッジ回路に接続され、抵抗変化が
差圧ΔPの変化として検出される。
個のセンサ室81,82に分ける。支持体9の圧力測定
室6側端面に、低融点ガラス接続等の方法でシリコンダ
イアフラム8が接着固定されている。
および低圧側カバーフランジ3との間に、圧力導入室1
0,11が形成されている。この圧力導入室10,11
内に隔液ダイアフラム12,13を設け、この隔液ダイ
アフラム12,13と対向するハウジング1の壁10
A,11Aに隔液ダイアフラム12,13と類似の形状
のバックプレ―トが形成されている。
Bに、隔液リング121,131により周縁部が溶接さ
れている。この場合は、隔液ダイアフラム12,13
と、隔液リング121,131とはステンレス材よりな
る。
―ト10A,11Aとで形成される空間と、圧力測定室
6は、連通孔14,15を介して導通している。
シリコンオイル等の封入液101,102が満たされ、
この封入液が連通孔16,17を介してシリコンダイア
フラム8の上下面にまで至っている。
ラム7とシリコンダイアフラム8とによって2分されて
いるが、その量が、ほぼ均等になるように配慮されてい
る。18は、受圧部1Bとカバーフランジ2,3との間
に設けられたガスケットで、この場合は、Oリングが使
用されている。
用した場合、隔液ダイアフラム12に作用する圧力が封
入液101によってシリコンダイアフラム8に伝達され
る。一方、低圧側から圧力が作用した場合、隔液ダイア
フラム13に作用する圧力が封入液102によってシリ
コンダイアフラム8に伝達される。
じてシリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ80によって電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。
従来例の構成説明図で、測定流体が高腐蝕性流体の場合
である。
隔液ダイアフラム12,13と第1の隔液リング12
1,131とを覆って、高耐腐蝕性材、例えば、タンタ
ル、ハステロイ材からなる、第2の隔液ダイアフラム2
1,22と第2の隔液リング211,221とが使用さ
れる。
る第2の隔液ダイアフラム21,22は、ステンレスよ
りなる受圧部1Bに溶接固定され難いので、例えば、ニ
ッケルよりなる間材リング23,24を介して溶接固定
される。
12,13と第1の隔液リング121,131と受圧部
1Bとの間、第2の隔液ダイアフラム21,22と第2
の隔液リング211,221と間材リング23,24と
の間、間材リング23,24と受圧部1Bとの間には、
溶接部Dが設けられている。、
た、第2の隔液ダイアフラム21,22と第2の隔液リ
ング211,221との間には、電子ビーム溶接Eがな
されている。
な高腐蝕性の装置においては、 (1)カバーフランジ2,3は、圧力導入室10,11
の耐圧を確保出来るようにするために、例えば、貫通ボ
ルト、ナツトを使用して隔液リング121,131を強
く押圧し締め付ける。
1,22との面が、同一面上にあるため、ダイアフラム
12,13、21,22の初期張力に影響が及び、装置
の特性がばらつく事になる。
2、第2の隔液リング21,22や間材リング23,2
4を必要とするため、溶接個所や部品点数が多くなって
しまい、大幅なコストアップとなってしまう。
ある。本発明の目的は、組み立てに基づく特性の変動が
回避出来、組み立てが容易で、コストダウンが図れる差
圧測定装置を提供するにある。
に、本発明は、 (1)ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部が溶接固
定される隔液ダイアフラムと、この隔液ダイアフラムの
他方の面の周縁部を押圧シールするカバーフランジとを
具備する差圧測定装置において、前記隔液ダイアフラム
の周縁を前記受圧部にリング状に抵抗溶接して形成され
る外側抵抗溶接部と、この外側抵抗溶接部より内側に設
けられ前記隔液ダイアフラムの周縁部を前記受圧部にリ
ング状に抵抗溶接して形成される内側抵抗溶接部と、こ
の内側抵抗溶接部と前記外側抵抗溶接部との間にリング
状に前記受圧部に設けられた段部と、この段部に対応し
て前記隔液ダイアフラムに設けられた深絞り部と、前記
隔液ダイアフラムの他方の面のこの深絞り部より周縁側
を押圧シールするカバーフランジとを具備したことを特
徴とする差圧測定装置。 (2)前記抵抗溶接としてシーム溶接が使用された事を
特徴とする請求項1記載の差圧測定装置。を構成したも
のである。
た場合、隔液ダイアフラムに作用する圧力が、封入液に
よってシリコンダイアフラムに伝達される。一方、低圧
側から圧力が作用した場合、隔液ダイアフラムに作用す
る圧力が封入液によってシリコンダイアフラムに伝達さ
れる。
て、シリコンダイアフラムが歪み、この歪み量がストレ
インゲ―ジによって電気的に取出され、差圧の測定が行
なわれる。
立てるには、隔液ダイアフラムの深絞り部を、受圧部の
段部に取付ける。次に、内側抵抗溶接部と外側抵抗溶接
部とを、シーム溶接により形成する。以下、実施例に基
づき詳細に説明する。
成説明図である。図において、図2と同一記号の構成は
同一機能を表わす。以下、図2と相違部分のみ説明す
る。
フラム33,34の周縁を、受圧部1Bにリング状にシ
ーム溶接して形成される。隔液ダイアフラム33,34
は、この場合は、タンタルやハステロイ材が使用されて
いる。
接部31,32より内側に設けられ、隔液ダイアフラム
33,34の周縁部分を、受圧部1Bにリング状にシー
ム溶接して形成される。
36と外側抵抗溶接部31,32との間にリング状に受
圧部1Bに設けられている。深絞り部39,41は、段
部37,38に対応して、隔液ダイアフラム33,34
に設けられている。
ム33,34の深絞り部39より周縁側を押圧シールす
る。
用した場合、隔液ダイアフラム33に作用する圧力が、
封入液101によって、シリコンダイアフラム8に伝達
される。一方、低圧側から圧力が作用した場合、隔液ダ
イアフラム34に作用する圧力が封入液102によって
シリコンダイアフラム8に伝達される。
て、シリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ80によって電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。
3,34を組み立てるには、隔液ダイアフラム33,3
4の深絞り部39,41を、受圧部1Bの段部37,3
8に取付ける。
抗溶接部31,32とを、シーム溶接により形成する。
の耐圧を確保出来るようにするために、隔液リング12
1,131を強く押圧し、締め付ける。
面が、同一面上にあると、ダイアフラム33,34の初
期張力に影響が及び、装置の特性がばらつく恐れがあ
る。
9,41が設けられたので、深絞り部39,41で、カ
バーフランジ2,3による押圧力が吸収され、ダイアフ
ラム33,34の初期張力に影響が及ぶことがなく、装
置の特性がばらつく恐れがない差圧測定装置が得られ
る。
アフラム33,34を受圧部1Bに直接溶接可能とな
り、図3従来例の如き、第2の隔液ダイアフラム21,
22、第2の隔液リング21,22や間材リング23,
24が必要でなくなった。
て、大幅なコストダウンが可能となり、安価な差圧測定
装置が得られる。
41を配置することにより、組み立て治具等を必要とせ
ず、溶接時の芯出し固定が容易に出来るので、溶接作業
が容易に出来、溶接加工コストの大幅な低減が可能とな
り、安価な差圧測定装置が得られる。
に、外側抵抗溶接部が形成されるので、耐食部分が広く
形成され、耐食性が向上された差圧測定装置が得られ
る。
して、シーム溶接が使用されれば、溶接部外表面に、隔
液ダイアフラムの高耐食材以外の、被溶接部の材料が溶
出する恐れがなく、且つ、連続した溶接であるので、溶
接部31,32,35,36のシールの信頼性が高く確
実な差圧測定装置が得られる。
31,32,35,36として、シーム溶接31,3
2,35,36が使用されている、と説明したが、これ
に限ることはなく、例えば、スポット溶接でも良い。
ラムの高耐食材以外の、被溶接部の材料が溶出する恐れ
がなければ良い。
によれば、 (1)カバーフランジは、圧力導入室の耐圧を確保出来
るようにするために、隔液リングを強く押圧し、締め付
ける。
面上にあると、ダイアフラムの初期張力に影響が及び、
装置の特性がばらつく恐れがある。
けられたので、深絞り部で、カバーフランジによる押圧
力が吸収され、ダイアフラムの初期張力に影響が及ぶこ
とがなく、装置の特性がばらつく恐れがない差圧測定装
置が得られる。
アフラムを受圧部に直接溶接可能となり、従来例の如
き、第2の隔液ダイアフラム、第2の隔液リングや間材
リングが必要でなくなった。
て、大幅なコストダウンが可能となり、安価な差圧測定
装置が得られる。
より、組み立て治具等を必要とせず、溶接時の芯出し固
定が容易に出来るので、溶接作業が容易に出来、溶接加
工コストの大幅な低減が可能となり、安価な差圧測定装
置が得られる。
抗溶接部が形成されるので、耐食部分が広く形成され、
耐食性が向上された差圧測定装置が得られる。
て、シーム溶接が使用されたので、溶接部外表面に、隔
液ダイアフラムの高耐食材以外の、被溶接部の材料が溶
出する恐れがなく、且つ、連続した溶接であるので、溶
接部のシールの信頼性が高く確実な差圧測定装置が得ら
れる。
く特性の変動が回避出来、組み立てが容易で、コストダ
ウンが図れる差圧測定装置を実現することが出来る。
明図である。
成説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部が
溶接固定される隔液ダイアフラムと、 この隔液ダイアフラムの他方の面の周縁部を押圧シール
するカバーフランジとを具備する差圧測定装置におい
て、 前記隔液ダイアフラムの周縁を前記受圧部にリング状に
抵抗溶接して形成される外側抵抗溶接部と、 この外側抵抗溶接部より内側に設けられ前記隔液ダイア
フラムの周縁部を前記受圧部にリング状に抵抗溶接して
形成される内側抵抗溶接部と、 この内側抵抗溶接部と前記外側抵抗溶接部との間にリン
グ状に前記受圧部に設けられた段部と、 この段部に対応して前記隔液ダイアフラムに設けられた
深絞り部と、 前記隔液ダイアフラムの他方の面のこの深絞り部より周
縁側を押圧シールするカバーフランジとを具備したこと
を特徴とする差圧測定装置。 - 【請求項2】前記抵抗溶接としてシーム溶接が使用され
た事を特徴とする請求項1記載の差圧測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069898A JP3521322B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 差圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069898A JP3521322B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 差圧測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304622A true JPH11304622A (ja) | 1999-11-05 |
JP3521322B2 JP3521322B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=14542194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069898A Expired - Lifetime JP3521322B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 差圧測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3521322B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503179A (ja) * | 2008-09-17 | 2012-02-02 | ピー・アイ・コンポーネンツ・コーポレーション | ダイヤフラム構造およびダイヤフラム構造を製造する方法 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11069898A patent/JP3521322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503179A (ja) * | 2008-09-17 | 2012-02-02 | ピー・アイ・コンポーネンツ・コーポレーション | ダイヤフラム構造およびダイヤフラム構造を製造する方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3521322B2 (ja) | 2004-04-19 |
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