JPH11304522A - ルート決定装置、及び記憶媒体 - Google Patents

ルート決定装置、及び記憶媒体

Info

Publication number
JPH11304522A
JPH11304522A JP11373198A JP11373198A JPH11304522A JP H11304522 A JPH11304522 A JP H11304522A JP 11373198 A JP11373198 A JP 11373198A JP 11373198 A JP11373198 A JP 11373198A JP H11304522 A JPH11304522 A JP H11304522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
district
address data
destination
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11373198A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Komuro
純一 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP11373198A priority Critical patent/JPH11304522A/ja
Publication of JPH11304522A publication Critical patent/JPH11304522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、複数の目的地のすべてを効
率的に巡回するルートを決定することを可能とし、ま
た、地域内の環境に左右されるために生ずる、非効率的
なルートの選択を排除することを可能にし、さらに、目
的地について到着時間の指定がある場合においても、そ
の時間を考慮してルートを決定することを可能とする、
ルート決定装置を提供することである。 【解決手段】 複数の目的地の住所データを地区ごとに
分類し、その分類された地区内で各目的地の中心地点を
算出して、各中心地点を最短に連結するルートを算出す
ることにより、地区を効率的に連結するルートを得るこ
とができ、更に、その分類された地区内の各目的地を最
短に巡回する地区内ルートを算出し、この地区内ルート
を地区連結ルートで定義される順に結ぶことによりルー
トが決定され、複数の目的地が存在する場合でも、この
ような階層的な構造により算出することにより、比較的
少ない計算量で効率的なルートを決定する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルート決定装置に
係り、詳細には、荷物の配達等の巡回ルートを最適化す
ることを可能にするルート決定装置、及びその記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の荷物をそれぞれの配達先に
配達する際、荷物集積所において、その荷物の各々の配
達先住所別に、配達地区を整理し、荷物を分類し、その
分類された複数の荷物を、配達者が受け取って、その
後、荷物の配達が行われる。この際、受け取った荷物
は、その配達者が担当する配達地区内のものであるが、
その配達地区内での配達先や配達ルートは、その日の荷
物の内容によって様々に変化し、従って、配達ルートの
決定や変更は、配達中に無線で通信を行ったり、また、
配達者の経験や勘に頼らざるを得ず、事前に効率的な配
達ルートを決定し、管理することが難しいという問題が
あった。
【0003】また、その荷物に時間指定がある場合等
は、巡回のルートと時間とをあわせて考えねばならず、
やはり、配達者にとっては大きな負担になりかねない。
【0004】近年、目的地への最適なルートを検索し、
誘導するシステムとして、GPS(Global Positioning
System) を利用したカー・ナビゲーションシステムが
ある。このカー・ナビゲーションシステムに代表される
ように、地図上の2点間(現在地と目的地)の最短ルー
トを見つけ出し、その最短ルートを案内するシステム
が、一般的に普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
カー・ナビゲーションシステムにおいて、目的地が複数
ヵ所ある場合、その目的地の全てを効率的に巡回するル
ートを、簡単な手法(アルゴリズム)で告知できるシス
テムは、一般的に存在していなかった。
【0006】また、数学的な計算により、複数の目的地
を経由する配達ルートの距離をすべての組み合わせにつ
いて算出し、その中から、最短のルートを見つけだそう
とすると、その目的地の数が多ければ、その計算量は膨
大なものとなり(目的地の数がNヵ所であれば、目的地
をすべて巡回するルートの組み合わせの総数は、N!個
となり、その巡回ルートについてそれぞれ、距離を計算
する必要がある。)、非常に多くの時間を要してしまう
という問題がある。そして更に、配達地区内に川や線路
がある場合、例えば、目的地の幾つかが、鉄道沿線の両
側に散らばっている場合などは、計算による解から導く
最短ルートでは、何度も鉄道を横断しなければならない
ルートを導いてしまう可能性があることが予想できる。
この例のように、単に最短ルートの解から最適な配達ル
ートを導くことは、困難である。
【0007】本発明の課題は、目的地が複数ある場合に
おいて巡回ルートを決定する際に生じる上述の問題点を
解決するために、その目的地すべてを効率的に巡回する
ルートを、出発前に決定する事を可能とし、また、地区
内の環境に左右されるために生ずる、非効率的なルート
の選択を排除することを可能にし、さらに、時間指定の
ある配達等の巡回ルートを決定する際は、時間と巡回ル
ートとをあわせて考慮し、決定あるいは変更をすること
を可能とする、ルート決定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
目的地である各住所データに対応づけて位置データを格
納する住所データ格納手段と、この住所データ格納手段
に格納された住所データを、地区単位に分類する地区分
類手段と、この地区分類手段により分類された地区単位
に分類された住所データに基づいて、各地区内に存在す
る複数の目的地の中心地を算出する中心地算出手段と、
この中心地算出手段により算出された各地区の中心地を
最短距離で連結する地区連結ルートを算出する連結ルー
ト算出手段と、この連結ルート算出手段により算出され
た地区連結ルートに基づいて、前記各地区を通る順番を
定義するとともに、その定義した順番で当該各地区内を
通る際に、該各地区内に存在する複数の目的地のうち入
口となる目的地と出口となる目的地を定義するルート定
義手段と、このルート定義手段により定義された前記入
口及び出口となる各目的地に基づいて、前記各地区内に
存在する複数の目的地を最短で通る地区内ルートを算出
する地区内ルート算出手段と、この地区内ルート算出手
段により算出された各地区内ルートを、前記ルート定義
手段により定義された前記各地区を通る順番に基づいて
連結して、ルートを決定するルート決定手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、目的地
である各住所データに対応づけて位置データを住所デー
タ格納手段に格納し、この住所データ格納手段に格納さ
れた住所データを、地区単位に分類し、この地区単位に
分類された住所データに基づいて、各地区内に存在する
複数の目的地の中心地を算出し、この算出された各地区
の中心地を最短距離で連結する地区連結ルートを算出
し、さらに、この算出された地区連結ルートに基づい
て、前記各地区を通る順番を定義するとともに、その定
義した順番で当該各地区内を通る際に、該各地区内に存
在する複数の目的地のうち入口となる目的地と出口とな
る目的地をルート定義手段により定義し、このルート定
義手段により定義された前記入口及び出口となる各目的
地に基づいて、前記各地区内に存在する複数の目的地を
最短で通る地区内ルートを算出し、この算出された各地
区内ルートを、前記ルート定義手段により定義された前
記各地区を通る順番に基づいて連結して、ルートを決定
する。
【0010】従って、複数の目的地がある場合に巡回ル
ートを決定する際、入力された配達目的地の住所データ
を地区単位に分類し、その地区をつなぐ最短のルートを
算出する階層と、地区内に存在する目的地をつなぐ最短
のルートを算出する階層というように、階層的に各ルー
トを算出し、その階層ごとの最適なルートを連結した結
果として、ルートを決定するので、目的地が複数ある場
合でも、比較的少数の目的地の組み合わせで各階層のル
ートを算出でき、ルートの決定に要する計算時間を短縮
する事ができる。また、予め効率的なルートを決定でき
るため、例えば複数の荷物を配達する場合、配達者が配
達中に配達ルートを考えるという負担を低減することが
可能であり、更に、地域内の環境によって生ずる非効率
なルートを選択する可能性も、地区の分類の仕方によっ
てなくすことが可能である。
【0011】請求項2記載の発明は、目的地である各住
所データに対応づけて位置データと到着時間を指定する
時間指定データとを格納する住所データ格納手段と、こ
の住所データ格納手段に格納された住所データの中か
ら、時間指定情報を有する住所データを抽出し、この抽
出した時間指定情報を有する住所データを、時間帯で分
類する時間帯分類手段と、この時間帯分類手段により時
間帯で分類された住所データを、更に地区単位に分類す
る第1の地区分類手段と、この第1の地区分類手段によ
り地区単位に分類された住所データに基づいて、各地区
内に存在する複数の目的地の中心地を算出する中心地算
出手段と、この中心地算出手段により算出された各地区
の中心地を最短距離で連結する地区連結ルートを算出す
る連結ルート算出手段と、この連結ルート算出手段によ
り算出された地区連結ルートに基づいて、前記各地区を
通る順番を定義するルート定義手段と、前記住所データ
格納手段に格納された住所データの中から、時間指定情
報を有しない住所データを抽出し、この抽出した時間指
定情報を有しない住所データを、前記地区単位に分類す
る、第2の地区分類手段と、この第2の地区分類手段に
より分類された住所データを、前記ルート定義手段によ
り定義された前記各地区を通る順番に基づいて、前記連
結ルート算出手段により算出された地区連結ルートに配
分して、ルートを決定するルート決定手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0012】この請求項2記載の発明によれば、目的地
である各住所データに対応づけて位置データと到着時間
を指定する時間指定データとを住所データ格納手段に格
納し、この住所データ格納手段に格納された住所データ
の中から、時間指定情報を有する住所データを抽出し、
この抽出した時間指定情報を有する住所データを、時間
帯で分類し、この時間帯で分類された住所データを、更
に地区単位に分類し、この地区単位に分類された住所デ
ータに基づいて、各地区内に存在する複数の目的地の中
心地を算出し、この算出された各地区の中心地を最短距
離で連結する地区連結ルートを算出し、この算出された
地区連結ルートに基づいて、前記各地区を通る順番をル
ート定義手段により定義し、また、前記住所データ格納
手段に格納された住所データの中から、時間指定情報を
有しない住所データを抽出し、この抽出した時間指定情
報を有しない住所データを、前記地区単位に分類し、こ
の分類された時間指定情報を有しない住所データを、前
記ルート定義手段により定義された前記各地区を通る順
番に基づいて、地区連結ルートに配分して、ルートを決
定する。
【0013】従って、目的地の住所データが時間指定情
報を有する場合、時間帯ごとに最適な地区連結ルートを
決定することが可能であり、時間指定情報を有しない目
的地についても、地区に分類して、地区連結ルートに配
分することによりルートを決定するため、例えば、複数
の荷物を配達する場合、配達者は、予め、配達する時間
帯と配達ルートとを知ることができ、配達中に配達時間
と配達ルートとを同時に考える必要がなくなるので、配
達者の負担が減り、また、不在票に対する再配達の時間
指定に対しても、時間指定のある配達目的地の抽出と、
地区連結ルートとを階層的に決定する構造をとるので、
管理が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明に係るルート決定装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0015】[第1の実施の形態]図1〜図9は、本発明
を適用した第1の実施の形態における荷物の配達ルート
検索用コンピュータシステムを示す図である。
【0016】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態の配達ルート検索用コンピュータシステム1における
内部の要部構成を示すブロック図である。この図1にお
いて、配達ルート検索用コンピュータシステム1は、C
PU2、入力装置3、表示装置4、RAM5、記憶装置
6、記憶媒体7、カーナビゲーション装置8、配達ルー
ト決定情報格納ファイル9、住所データベース10、I
/F部11により構成されており、記憶媒体7を除く各
部はバス12に接続されている。
【0017】CPU(Central Processing Unit)2
は、記憶装置6に格納されているシステムプログラム及
び当該システムに対応する各種アプリケーションプログ
ラムの中から指定されたアプリケーションプログラムを
RAM5内の図示しないプログラム格納領域に展開し、
入力装置3から入力される各種指示あるいはデータをR
AM5内に一時的に格納し、この入力指示及び入力デー
タに応じて記憶装置6内に格納されたアプリケーション
プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を
RAM5内に格納するとともに、表示装置4に表示す
る。そして、RAM5に格納した処理結果を入力装置3
から入力指示される記憶装置6内の保存先に保存する。
【0018】図2は、図1の配達ルート決定情報格納フ
ァイル9に設定された各種配達ルート決定情報を格納す
る領域の構成を示す図である。
【0019】CPU2は、配達ルートの決定に関わる処
理として、記憶媒体に格納された配達ルート決定処理プ
ログラムにしたがって配達ルート決定処理を実行する。
【0020】この配達ルート決定処理において、CPU
2は、入力装置3から入力された処理対象となる目的地
の住所をソートし、地区ごとに分類し、また、住所デー
タベースからその住所の東経、北緯といった位置データ
を追加して、「住所データ」を生成し、配達ルート決定
情報格納ファイル9内の住所データ格納領域91に格納
する。図3は、表示装置4に表示された、配達先のリス
トを示す図である。この図中の表41は、目的地(配達
先)の「氏名」と「住所」が入力された表を示してお
り、また、表42は、表41が「住所」をキーにソート
された図を示している。図4は、住所データベース10
から位置データが追加された表43を示す図である。
【0021】また、CPU2は、住所データ格納領域9
1に格納された住所データに追加された位置データを参
照して、各地区内における各目的地の中心地点を算出
し、その中心地点を巡回するルートの組み合わせの中か
ら、最短に巡回するルートを決定する。このルートか
ら、各地区を巡回する順番が定義される。CPU2は、
この定義された順番を「順番データ」として配達ルート
決定情報格納ファイル9内の地区連結ルートデータ格納
領域92に格納する。更に、CPU2は、この中心地点
を最短に巡回するルートに基づいて、各地区に入る地点
と、その地区から出る地点として「入口」と「出口」を
設定する。即ち、中心地点を最短に巡回するルートがど
の方角から入って、どの方角に出て行くかを調べ、その
方角に最も近い目的地をそれぞれ「入口」、「出口」と
して設定し、それぞれ「入口データ」、「出口データ」
とする。以上の処理で定義された、地区を巡回する順番
を示す「順番データ」と、「入口」、「出口」のデータ
は、配達ルート決定情報格納ファイル9内の、地区連結
ルートデータ格納領域92に格納される。
【0022】その後、CPU2は、入口を出発地点、出
口を最終目的地として、地区内において各目的地を巡回
するルートの組み合わせの中から最短となるルートを決
定する。即ち、CPU2は、地区内の「入口データ」、
「住所データ」、「出口データ」を取得して、これらを
連結するルートをすべての組み合わせについて計算し、
その中で最短となるルートを、各地区内における配達ル
ートを示す、「地区内ルートデータ」として地区内ルー
トデータ格納領域93に格納する。そして、CPU2
は、「地区内ルートデータ」を地区連結ルートにより定
義された「順番データ」を参照して、次の地区の「地区
内ルートデータ」と順に連結していき、すべての地区を
連結したルートを「配達ルートデータ」として配達ルー
トデータ格納領域94に格納する。
【0023】CPU2は、以上の配達ルート決定処理を
終了すると、その結果をRAM5に格納するとともに、
表示装置4に表示させる。即ち、CPU2は、記憶装置
6に格納された地図情報を取得し、また、後述するカー
・ナビゲーション装置8で検出された自車位置のデータ
を取得し、これらのデータを組み合わせ、自車の現在地
を表示装置4に表示された地図上に表すことにより、配
達ルートを案内表示する。
【0024】入力装置3は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボード及びマウスを
含み、押下されたキーの押下信号やマウスの位置信号を
CPU2に出力する。
【0025】表示装置4は、液晶ディスプレイ等により
構成され、CPU2から入力される表示データを表示す
る。
【0026】RAM(Random Access Memory)5は、
CPU2が上記アプリケーションプログラムを実行する
際に各種データを展開するメモリ領域を形成するととも
に、配達ルート決定処理の結果を格納する。
【0027】記憶装置6は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体7を有しており、この記憶媒
体7は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモ
リで構成されている。この記憶媒体7は記憶装置6に固
定的に設けたもの、若しくは、着脱自在に装着するもの
であり、この記憶媒体7には上記システムプログラム、
各種アプリケーションプログラム、カー・ナビゲーショ
ンシステムに関わる地図ソフト、配達ルート決定に関わ
る処理プログラム、及び各処理プログラムで処理された
データ等を記憶する。
【0028】また、この記憶媒体7に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体7
を備えた記憶装置6を設け、この記憶媒体7に記憶され
ているプログラム、データを、通信回線を介して使用す
る構成にしてもよい。
【0029】カー・ナビゲーション装置8は、GPS電
波を受信するGPS受信機や、基準局から送信される自
車位置の補正信号を受信するためのFM多重放送受信機
などにより構成されており、本発明を適用した配達ルー
ト検索用コンピュータシステム1において、GPS(自
車位置検出)を行い、検出した自車位置を、CPU2に
出力する。
【0030】配達ルート決定情報格納ファイル9は、上
記CPU2により実行される配達ルート決定に関わる各
種処理に際して利用される配達ルート決定情報を格納す
る領域として住所データ格納領域91、地区連結ルート
データ格納領域92、地区内ルートデータ格納領域9
3、配達ルートデータ格納領域94を有する(図2参
照)。
【0031】住所データ格納領域91には、処理対象と
なる入力された目的地の住所データと位置データが格納
される。入力された住所データは1レコードに「氏
名」、「住所」のデータを有し、CPU2により、「住
所」をキーにソートされる。また、ソート済みの各レコ
ードに「位置データ(東経と北緯のデータ)」が、住所
データベース10から追加され、第1地区、第2地区、…
といった各地区ごとのレコード群に分類される(図4参
照)。この分類された各地区の「住所データ」を用い
て、CPU2により、それぞれの地区の中心地点が算出
され(図5参照)、また、各目的地を巡回するルートを
決定する際に参照され、この位置データを目的地として
すべての目的地を巡回するルートが生成される。
【0032】地区連結ルートデータ格納領域92には、
全ての地区をどのような順に巡回するかを定義する「順
番データ」、及び、地区を最短に連結するルートが、各
地区についてどこから入り、どこから出るかという情報
である「入口データ」「出口データ」が格納される。即
ち、住所データ格納領域に格納された「位置データ」に
基づきCPU2により算出された各地区の中心地点を、
最短に結ぶルートを組み合わせから算出し、この最短の
ルートが各地区をどのような順に巡回するかを「順番デ
ータ」として定義し、また、上述の各地区の中心地点を
最短に結ぶルートが、地区のどの方角から入り、どの方
角から出るかを調べ、入る方角に最も近い目的地を「入
口」、出る方角に最も近い目的地を「出口」として設定
する。「入口」及び「出口」は各地区内にそれぞれ設定
される。この例では、地区連結ルートが、「第3地区:
入口」→「第3地区:中心地点」→「第3地区:出口」
→「第2地区:入口」→「第2地区:中心地点」→「第
2地区:出口」→「第1地区:入口」→「第1地区:中
心地点」→「第1地区:出口」→「第4地区:入口」→
「第4地区:中心地点」→「第4地区:出口」の順に経
由することが定義されている(図6、7参照)。
【0033】「順番データ」は、CPU2が、各地区内
の各目的地を巡回するルートである「地区内ルート」を
決定した後、この地区内ルートを、順番データで定義さ
れる順につなぎ、地区全体としての配達ルートを決定す
る際に、参照される。また、「入口データ」、「出口デ
ータ」は、CPU2が地区内ルートを求める際に参照さ
れる。
【0034】地区内ルートデータ格納領域93には、各
地区内において目的地をどのように巡回するかを指定す
る「地区内ルートデータ」が格納される。即ち、地区連
結ルートデータ格納領域92に格納された「入口デー
タ」、「出口データ」及び、住所データ格納領域91に
格納された「住所データ」がCPU2により参照され、
それぞれの地区内の入口、各目的地、出口を巡回するル
ートの組み合わせのうち、最短となるルートが算出され
る。このようにして算出された最短のルートが、たとえ
ば、第1地区の地区内ルート、第2地区の地区内ルー
ト、…というように各地区について生成され、「地区内
ルートデータ」とされる。
【0035】そして、CPU2により、各地区の地区内
ルートが、地区連結ルートデータ格納領域92に格納さ
れた順番データで定義された順につながれ、各地区の各
目的地を最短に、かつ、地区同士も最短に巡回するルー
トである配達ルートが決定される。
【0036】配達ルートデータ格納領域94には、上述
の配達ルートを表す「配達ルートデータ」が格納され
る。この「配達ルートデータ」は、本第1の実施の形態
において、CPU2が実行する配達ルート決定処理の最
終的な処理結果であり、この「配達ルートデータ」に定
義される配達ルートが、表示装置4に表示される地図に
反映され、配達ルートとして案内表示される。
【0037】I/F部11は、外部の図示しないマスタ
コンピュータ等と所定のケーブルを介して接続され、例
えば、マスタコンピュータから新規の地図情報をダウン
ロードする際に、CPU2の制御により必要なデータを
授受する機能を有する。
【0038】次に本第1の実施の形態における動作を説
明する。図5〜図8は、配達ルート決定処理中の詳細な
動きを示す図である。
【0039】配達ルートの決定に関わる各種処理として
実行される配達ルート決定処理について図9に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0040】図9においてCPU2は、まず入力された
目的地のデータを「住所」をキーにソートする(ステッ
プS1)。次に、ソート済みの各レコードに、「東
経」、「北緯」といった位置データを住所データベース
10から追加し(ステップS2)、位置データの追加さ
れた住所データを配達ルート決定情報格納ファイル9内
の住所データ格納領域91に格納する。
【0041】次にCPU2は、前記住所データを、町な
どの単位で分類し、地区ごとのレコード群を生成し、こ
のレコード群を図5に示すように、「第1地区」、「第
2地区」、「第3地区」、「第4地区」とする。そし
て、住所データに追加された位置データから、各地区内
の各目的地の中心地点を地区ごとに算出する。図5にお
いて、○は目的地を示し、×は、中心地点を示す(ステ
ップS3)。
【0042】次いでCPU2は、算出された中心地点を
参照し、各地区の中心地点を最短で巡回するルートを表
す、地区連結ルートを算出する。即ち、各地区の中心地
点を結ぶ組み合わせの中から、最短のルートを決定し、
この最短のルートを地区連結ルートとして(ステップS
4)、この地区連結ルートがどのような順番で各地区を
巡回するのかを定義する「順番データ」を生成する。図
6は、地区連結ルートを示す図である。この例において
は、第3地区→第2地区→第1地区→第4地区の順に巡
回するルートが地区連結ルートとして設定されたことを
示している。
【0043】そして、CPU2は、地区連結ルートか
ら、各地区の入口となる目的地と出口となる目的地とを
決定する。即ち、CPU2は、ステップS4で決定した
地区連結ルートがどの方角から入ってどの方角から出る
かを調べ、住所データ格納領域91に格納された各目的
地の位置データと比較して、入る方角に最も近い目的地
を「入口」とし、出る方角に最も近い目的地を「出口」
とする。この「入口」、「出口」のデータを、各地区に
ついてそれぞれ設定し、「入口データ」、「出口デー
タ」とする(ステップS5)。図7は、「入口」と「出
口」となる目的地を設定した図を示している。◇は、
「入口」となる目的地を示し、◆は、「出口」となる目
的地を示す。
【0044】更に、CPU2は、各地区内の目的地を最
短で巡回するルートを算出する。即ち、各地区について
「住所データ」、「入口データ」、「出口データ」を参
照して、入口→各目的地→出口の順になるようなルート
の組み合わせの中から、最短の距離となるルートを算出
する。そしてこの最短のルートを、各地区内の配達ルー
トを表す「地区内ルートデータ」として、配達ルート決
定情報格納ファイル9内の地区内ルートデータ格納領域
93に格納する(ステップS6)。そして、この地区内
ルートを、「順番データ」で定義される順に連結し、こ
れを配達ルートとして配達ルート決定情報格納ファイル
9の配達ルート格納領域94に格納し、配達ルート決定
処理が終了する。
【0045】図8は、決定した配達ルートを示す図であ
り、破線で示すルートが、各目的地を巡回する、配達ル
ートを表している。
【0046】配達ルート決定処理が終了すると、CPU
2は、配達ルート決定処理の結果をRAM5に格納し、
同時に、記憶装置6内に格納された地図情報を取得し、
また、カー・ナビゲーション装置8により取得した自車
の現在位置を取得して、これらのデータに基づいて、表
示装置4に地図を表示し、決定した配達ルートを案内表
示する。
【0047】以上説明したように、本第1の実施の形態
における配達ルート検索用コンピュータシステム1で
は、配達ルート決定処理に関する情報を格納する配達ル
ート決定情報格納ファイル9を備え、入力された複数の
配達目的地の住所データに対応する位置データを追加し
て住所データ格納領域91に格納し、また、地区単位に
分類した住所データに基づいて算出された各地区の中心
地点を最短に連結するルートを求め、その地区連結ルー
トが各地区を通る順番、及び各地区において入口または
出口となる目的地を定義して地区連結ルートデータ格納
領域92に格納し、また、各地区内の目的地を最短に巡
回する地区内ルートを算出して地区内ルートデータ格納
領域93に格納し、各地区内ルートを定義された順番に
連結することにより配達ルートを決定する。
【0048】従って、複数の配達目的地がある場合に配
達ルートを決定する際、入力された配達目的地の住所デ
ータを地区単位に分類し、その地区をつなぐ最短のルー
トを算出する階層と、地区内に存在する配達目的地をつ
なぐ最短のルートを算出する階層というように、階層的
に各ルートを算出し、その階層ごとの最適なルートを連
結した結果として、配達ルートを決定するので、目的地
が複数ある場合でも、比較的少数の目的地の組み合わせ
で各階層のルートを算出でき、配達ルートの決定に要す
る計算時間を短縮する事ができる。また、予め効率的な
配達ルートを決定できるため、配達者が配達中に配達ル
ートを考えるという負担を低減することが可能であり、
更に、配達地域内の環境によって生ずる非効率な配達ル
ートを選択する可能性も、地区の分類の仕方によってな
くすことが可能である。
【0049】なお、上記配達ルート決定処理において、
地区の分類の方法は、町や市といった単位で分類するほ
かに、その配達地域の環境により、川や鉄道を境界にす
る方法でもよく、このような方法で地区を分類すれば、
配達中に何度も鉄道を横断するというような非効率を避
けることが可能である。
【0050】また、上記第1の実施の形態では、地区単
位でルートを決定し、次に最終目的地のルートを決定す
るといった、2段階のステップをとったが、市、町、丁
目というように階層を増やし、複数階層で各々ルートを
決定して連結させ、配達ルートを決定することも可能で
ある。
【0051】[第2の実施の形態]図10及び図11は、
本発明を適用した第2の実施の形態におけるコンピュー
タシステム1を示す図である。本第2の実施の形態にお
ける配達ルート検索用コンピュータシステム1の要部構
成は、上記第1の実施の形態において図1に示したもの
と同一であるため、その図示および構成説明は省略す
る。
【0052】本第2の実施の形態では、CPU2が実行
する配達ルート決定処理において、送り主が配達時間を
指定した場合や、不在票に対する受取人からの配達時間
指定がある場合を考慮した上で、配達ルートを決定する
処理を行う。即ち、CPU2は、目的地の各々の指定時
間を取得して、その指定時間ごとに目的地の住所データ
を分類し、その分類した時間帯の中で、さらに地区ごと
に目的地の住所データを分類して、地区間を最短に巡回
するルートを決定する。
【0053】時間指定は、例えば、9時から12時、1
2時から15時、15時から18時の3つの時間帯に分
けて設定する。
【0054】図10は、本第2の実施の形態において、
配達ルートを決定する処理の対象となる目的地の「住
所」、「氏名」、「指定時間」が入力され、表示装置4
に表示された表を示す図である。この図において、指定
時間が「0」の場合、9時から12時の時間帯に時間指
定があり、「1」の場合は、12時から15時の時間帯
に時間指定があり、「2」の場合は、15時から18時
の時間帯に時間指定があることを示している。
【0055】配達ルート決定情報格納ファイル9内の住
所データ格納領域91には、各目的地の「氏名」、「住所」の
ほかに、時間指定のある荷物に対しては、その指定時間帯
のデータも格納され、この「指定時間」のデータは、目
的地を指定時間ごとに分類する際、CPU2により参照
される。
【0056】以下、図11を参照して、本発明を適用し
た第2の実施の形態における配達ルート決定処理の流れ
を説明する。
【0057】まず、CPU2は、配達ルート決定処理の
対象となる、入力された住所データを取得する(ステッ
プS21)。この際、入力されているデータとして、
「氏名」、「住所」、「指定時間」がある。次に、取得
した住所データの中から、時間指定のある荷物を抽出し
(ステップS22)、時間帯のデータを参照して、時間
帯ごとに分類する。時間帯で分類された荷物を、更に住
所をキーにソートして、町などの単位で地区を分類し
(ステップS23)、各目的地の「位置データ(東経、
北緯)」を住所データベース10から住所データの各レ
コードに追加して、配達ルート決定情報格納ファイル9
内の住所データ格納領域91に格納する。
【0058】次にCPU2は、住所データ格納領域91
に格納された「位置データ」から、各地区の目的地の中
心地点をそれぞれ算出し、この中心地点を連結するルー
トの組み合わせの中から、最短に連結するルートを決定
する(ステップS24)。ここで決定された、中心地点
を最短に連結するルートに基づいて、各地区をどのよう
な順番で通るかということを定義する「順番データ」を
生成し、この「順番データ」は、配達ルート決定情報格
納ファイル9内の地区連結ルートデータ格納領域92に
格納される。
【0059】その後、CPU2は、「住所データ」を参
照して、時間指定のない荷物を抽出し、住所をキーにソ
ートして、ステップS23で分類した地区と同一の単位
で地区ごとに分類する(ステップS25)。そして、こ
の時間指定のない荷物は、分類された地区ごとに、ステ
ップS24で生成された「順番データ」に従って、中心
地点を最短に連結するルートに配分され(ステップS2
6)、この処理結果は、配達ルート決定情報格納ファイ
ル9内の配達ルートデータ格納領域94に格納される。
以上で時間指定のある目的地について配達ルートを決定
する処理が終了する。
【0060】CPU2は以上の処理の結果を、RAM5
内に格納し、また、CPU2は、記憶装置6内に格納さ
れた地図情報を取得し、また、カー・ナビゲーション装
置8により取得した自車の現在位置を取得して、これら
のデータに基づいて、表示装置4に地図を表示し、決定
した配達ルートを案内表示する。
【0061】以上説明したように、本発明を適用した第
2の実施の形態において、CPU2は、入力された目的
地のデータから時間指定のある荷物を抽出して、時間帯
を分類する処理を行うことが可能であり、また、その時
間帯ごとに分類された目的地について更に、目的地を地
区別に分類し、この分類された地区を最短に連結するル
ートを決定する事ができる。また、時間指定のない荷物
については、地区ごとに分類され、地区を最短に連結す
るルートに配分されることにより、配達ルートが決定さ
れる。
【0062】従って、配達目的地の住所データが時間指
定情報を有する場合、時間帯ごとに最適な地区連結ルー
トを決定することが可能であり、時間指定情報を有しな
い配達目的地についても、地区に分類されて、地区連結
ルートに配分することにより配達ルートを決定するた
め、配達者は、予め、配達する時間帯と配達ルートとを
知ることができ、配達中に配達時間と配達ルートとを同
時に考える必要がなくなるので、配達者の負担が減り、
また、不在票に対する再配達の時間指定に対しても、時
間指定のある配達目的地の抽出と、地区連結ルートとを
階層的に決定する構造をとるので、管理が容易になる。
なお、上記は荷物の配達で説明したが、荷物の収集や、
あるいは人の送迎等に応用してもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明のルート決定装置、
及び請求項3記載の記憶媒体によれば、複数の目的地が
ある場合にルートを決定する際、入力された目的地の住
所データを地区単位に分類し、その地区をつなぐ最短の
ルートを算出する階層と、地区内に存在する目的地をつ
なぐ最短のルートを算出する階層というように、階層的
に各ルートを算出し、その階層ごとの最適なルートを連
結した結果として、ルートを決定するので、目的地が複
数ある場合でも、比較的少数の目的地の組み合わせで各
階層のルートを算出でき、ルートの決定に要する計算時
間を短縮する事ができる。また、予め効率的なルートを
決定できるため、例えば複数の荷物を配達する場合など
において、配達者が配達中に配達ルートを考えるという
負担を低減することが可能であり、更に、地域内の環境
によって生ずる非効率なルートを選択する可能性も、地
区の分類の仕方によってなくすことが可能である。
【0064】請求項2記載の発明のルート決定装置、及
び請求項4記載の記憶媒体によれば、目的地の住所デー
タが時間指定情報を有する場合、時間帯ごとに最適な地
区連結ルートを決定することが可能であり、時間指定情
報を有しない目的地についても、地区に分類して、地区
連結ルートに配分することによりルートを決定するた
め、例えば、複数の荷物を配達する場合等において、配
達者は予め配達する時間帯と配達ルートとを知ることが
でき、配達中に配達時間と配達ルートとを同時に考える
必要がなくなるので、配達者の負担が減り、また、不在
票に対する再配達の時間指定に対しても、時間指定のあ
る配達目的地の抽出と、地区連結ルートとを階層的に決
定する構造をとるので、管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した各実施の形態における配達ル
ート検索用コンピュータシステム1の要部構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の配達ルート決定情報格納ファイル9内に
設定された各種配達ルート決定処理情報を格納する領域
の構成を示す図である。
【図3】本第1の実施の形態において処理される住所デ
ータの一例を示す図である。
【図4】本第1の実施の形態において、位置データを追
加された図1に示す住所データの一例を示す図である。
【図5】本第1の実施の形態において、分類された配達
地区と、目的地と、配達ルート決定処理中に算出された
中心地点を地図上に模式的に示した図である。
【図6】本第1の実施の形態において、中心地点を連結
した地区連結ルートを模式的に示す図である。
【図7】本第1の実施の形態において、各地区の「入
口」と「出口」となる目的地を模式的に示した図であ
る。
【図8】本第1の実施の形態において実行された、配達
ルート決定処理の結果を模式的に示す図である。
【図9】本第1の実施の形態において実行される配達ル
ート決定処理の流れを示す図である。
【図10】本第2の実施の形態において処理される、時
間指定情報を有する住所データの一例を示す図である。
【図11】本第2の実施の形態において実行される配達
ルート決定処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 配達ルート検索用コンピュータシステム 2 CPU 3 入力装置 4 表示装置 5 RAM 6 記憶装置 7 記憶媒体 8 カー・ナビゲーション装置 9 配達ルート決定情報格納ファイル 91 住所データ格納領域 92 地区連結ルートデータ格納領域 93 地区内ルートデータ格納領域 94 配達ルートデータ格納領域 10 住所データベース 11 I/F部 12 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目的地である各住所データに対応づけて位
    置データを格納する住所データ格納手段と、 この住所データ格納手段に格納された住所データを、地
    区単位に分類する地区分類手段と、 この地区分類手段により分類された地区単位に分類され
    た住所データに基づいて、各地区内に存在する複数の目
    的地の中心地を算出する中心地算出手段と、 この中心地算出手段により算出された各地区の中心地を
    最短距離で連結する地区連結ルートを算出する連結ルー
    ト算出手段と、 この連結ルート算出手段により算出された地区連結ルー
    トに基づいて、前記各地区を通る順番を定義するととも
    に、その定義した順番で当該各地区内を通る際に、該各
    地区内に存在する複数の目的地のうち入口となる目的地
    と出口となる目的地を定義するルート定義手段と、 このルート定義手段により定義された前記入口及び出口
    となる各目的地に基づいて、前記各地区内に存在する複
    数の目的地を最短で通る地区内ルートを算出する地区内
    ルート算出手段と、 この地区内ルート算出手段により算出された各地区内ル
    ートを、前記ルート定義手段により定義された前記各地
    区を通る順番に基づいて連結して、ルートを決定するル
    ート決定手段と、 を備えたことを特徴とするルート決定装置。
  2. 【請求項2】目的地である各住所データに対応づけて位
    置データと到着時間を指定する時間指定データとを格納
    する住所データ格納手段と、 この住所データ格納手段に格納された住所データの中か
    ら、時間指定情報を有する住所データを抽出し、この抽
    出した時間指定情報を有する住所データを、時間帯で分
    類する時間帯分類手段と、 この時間帯分類手段により分類された住所データを、更
    に地区単位に分類する第1の地区分類手段と、 この第1の地区分類手段により地区単位に分類された住
    所データに基づいて、各地区内に存在する複数の目的地
    の中心地を算出する中心地算出手段と、 この中心地算出手段により算出された各地区の中心地を
    最短距離で連結する地区連結ルートを算出する連結ルー
    ト算出手段と、 この連結ルート算出手段により算出された地区連結ルー
    トに基づいて、前記各地区を通る順番を定義するルート
    定義手段と、 前記住所データ格納手段に格納された住所データの中か
    ら、時間指定情報を有しない住所データを抽出し、この
    抽出した時間指定情報を有しない住所データを、前記地
    区単位に分類する、第2の地区分類手段と、 この第2の地区分類手段により分類された住所データ
    を、前記ルート定義手段により定義された前記各地区を
    通る順番に基づいて、前記連結ルート算出手段により算
    出された地区連結ルートに配分して、ルートを決定する
    ルート決定手段と、 を備えたことを特徴とするルート決定装置。
  3. 【請求項3】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 目的地である各住所データに対応づけて位置データを住
    所データ格納手段に格納させるためのコンピュータが実
    行可能なプログラムコードと、 この住所データ格納手段に格納された住所データを、地
    区単位に分類させるためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 この地区単位に分類された住所データに基づいて、各地
    区内に存在する複数の目的地の中心地を算出し、この算
    出された各地区の中心地を最短距離で連結する地区連結
    ルートを算出させるためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 この算出された地区連結ルートに基づいて、前記各地区
    を通る順番を定義するとともに、その定義した順番で当
    該各地区内を通る際に、該各地区内に存在する複数の目
    的地のうち入口となる目的地と出口となる目的地をルー
    ト定義手段に定義させるためのコンピュータが実行可能
    なプログラムコードと、 このルート定義手段により定義された前記入口及び出口
    となる各目的地に基づいて、前記各地区内に存在する複
    数の目的地を最短で通る地区内ルートを算出し、この算
    出された各地区内ルートを、前期ルート定義手段に定義
    された前記各地区を通る順番に基づいて連結して、ルー
    トを決定させるためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  4. 【請求項4】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 目的地である各住所データに対応づけて位置データと到
    着時間を指定する時間指定データとを住所データ格納手
    段に格納させるためのコンピュータが実行可能なプログ
    ラムコードと、 この住所データ格納手段に格納された住所データの中か
    ら、時間指定情報を有する住所データを抽出し、この抽
    出した時間指定情報を有する住所データを、時間帯で分
    類させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコ
    ードと、 時間帯で分類された住所データを、更に地区単位に分類
    させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドと、 この地区単位に分類された住所データに基づいて、各地
    区内に存在する複数の目的地の中心地を算出し、この算
    出された各地区の中心地を最短距離で連結する地区連結
    ルートを算出させるためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 この算出された地区連結ルートに基づいて、前記各地区
    を通る順番をルート定義手段に定義させるためのコンピ
    ュータが実行可能なプログラムコードと、 前記住所データ格納手段に格納された住所データの中か
    ら、時間指定情報を有しない住所データを抽出し、この
    抽出した時間指定情報を有しない住所データを、前記地
    区単位に分類させるためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 この前記地区単位に分類された時間指定情報を有しない
    住所データを、前記ルート定義手段により定義された前
    記各地区を通る順番に基づいて、前記地区連結ルートに
    配分して、ルートを決定させるためのコンピュータが実
    行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
JP11373198A 1998-04-23 1998-04-23 ルート決定装置、及び記憶媒体 Pending JPH11304522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11373198A JPH11304522A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 ルート決定装置、及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11373198A JPH11304522A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 ルート決定装置、及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11304522A true JPH11304522A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14619717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11373198A Pending JPH11304522A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 ルート決定装置、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11304522A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160815A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Nec Software Chubu Ltd 商品配送ルート作成システム,方法,および記録媒体
JP2003083757A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェア
JP2004245630A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナビゲーションシステム
US7925524B2 (en) 2000-07-14 2011-04-12 United Parcel Service Of America, Inc. Method and system of delivering items using overlapping delivery windows
JP2011118758A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Fujitsu Ltd 業務支援装置および業務支援プログラム
JP2011163777A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Denso Corp 行程計画装置、その方法、およびそのプログラム
JP2012232841A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Nippon Gas Co Ltd 携帯配送システム
JP2016181043A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 パイオニア株式会社 通信装置、通信方法及び通信プログラム
JP6341492B1 (ja) * 2017-03-27 2018-06-13 株式会社トレイル 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
JP2018132958A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社Nttドコモ 無人移動装置の経路決定処理装置及び経路決定方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8195494B2 (en) 2000-07-14 2012-06-05 United Parcel Service Of America, Inc. Method and system of delivering items using overlapping delivery windows
US7925524B2 (en) 2000-07-14 2011-04-12 United Parcel Service Of America, Inc. Method and system of delivering items using overlapping delivery windows
JP2002160815A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Nec Software Chubu Ltd 商品配送ルート作成システム,方法,および記録媒体
JP2003083757A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェア
JP2004245630A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd ナビゲーションシステム
JP4648614B2 (ja) * 2003-02-12 2011-03-09 パナソニック株式会社 ナビゲーションシステム
JP2011118758A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Fujitsu Ltd 業務支援装置および業務支援プログラム
JP2011163777A (ja) * 2010-02-04 2011-08-25 Denso Corp 行程計画装置、その方法、およびそのプログラム
US8855913B2 (en) 2010-02-04 2014-10-07 Denso Corporation Apparatus for planning trips combination, method for the same, and program for the same
JP2012232841A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Nippon Gas Co Ltd 携帯配送システム
JP2016181043A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 パイオニア株式会社 通信装置、通信方法及び通信プログラム
JP2018132958A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社Nttドコモ 無人移動装置の経路決定処理装置及び経路決定方法
JP6341492B1 (ja) * 2017-03-27 2018-06-13 株式会社トレイル 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
JP2018163593A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社トレイル 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1589511B1 (en) Apparatus and method for processing traffic information
EP2385348B1 (en) Road link string conversion method, road information providing device and road information providing system
CN110008413B (zh) 一种交通出行问题查询方法和装置
CN101936739B (zh) 导航装置、路径搜索服务器和路径搜索系统
US7355528B2 (en) Traffic information providing system and car navigation system
US20010051851A1 (en) Map database
JP2007040721A (ja) ナビゲーションシステム、poi探索方法、情報配信サーバおよび携帯端末
US9057612B1 (en) Systems and methods for unified directions
US20110133959A1 (en) Unoccupied parking area notification system and method for notifying information on unoccupied parking area
CN1965212A (zh) 地图更新系统
JP2004061503A (ja) Poi情報表示方法およびナビゲーションシステム
CN109859505B (zh) 高速站点的预警处理方法、装置、服务器和介质
JPH11304522A (ja) ルート決定装置、及び記憶媒体
JP2006162323A (ja) ナビゲーション装置の交通情報表示方法
CN113177046B (zh) 路网拓扑图的生成方法、装置、设备及存储介质
JP5007152B2 (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび経路探索方法ならびに端末装置
EP3376164B1 (en) Method of displaying a traveling route, information processing apparatus and program
JP4725181B2 (ja) ナビゲーションシステム及びキャッシュ管理方法
JP5132694B2 (ja) データ生成装置、データ生成方法及び経路探索装置
JP4677119B2 (ja) 配車計画システム
JP2009036720A (ja) 情報配信システム、情報配信サーバ、携帯端末装置、及び情報配信方法
JPH11161157A (ja) 地図データ処理装置
KR101307242B1 (ko) 순서표의 항목 순서를 식별자로 이용하는 방법 및 장치
JP4281351B2 (ja) ナビゲーションシステム及びプログラム
JP5156473B2 (ja) 情報集約配信方法