JPH113041A - 表示パネルの取付装置 - Google Patents

表示パネルの取付装置

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JPH113041A
JPH113041A JP17280097A JP17280097A JPH113041A JP H113041 A JPH113041 A JP H113041A JP 17280097 A JP17280097 A JP 17280097A JP 17280097 A JP17280097 A JP 17280097A JP H113041 A JPH113041 A JP H113041A
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frame
mounting
display panel
panel
attaching
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JP17280097A
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Shigeji Okubo
茂治 大久保
Masaru Nozawa
勝 野澤
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
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    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルの取り付け時や温度変化により生
じる外部応力により表示パネルが破壊されることのな
い、表示パネルの取付装置を提供すること。 【解決手段】 表示パネルと、表示パネルの背面に取り
付けられるパネル取付フレームと、取付部材と、表示パ
ネルの外側に配置され表示パネルを収納する筐体を設置
するための設置金具などの周辺部材を取り付けるための
周辺部材取付フレームとを備え、取付部材により周辺部
材取付フレームをパネル取付フレームに取り付けるよう
にした表示パネルの取付装置であって、取付部材は、筒
状の弾性部材と、弾性部材に挿通される締結部材とを備
え、パネル取付フレームと周辺部材取付フレームに形成
された取付孔に締結部材を挿通してパネル取付フレーム
と周辺部材取付フレームを締結するとともに、パネル取
付フレームと周辺部材取付フレームの少なくとも一方の
取付孔に弾性部材を挿通することにより所定の弾性力で
パネル取付フレームと周辺部材取付フレームを取り付け
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示素子にPDP
(プラズマディスプレイパネル)等を使用した表示パネ
ルの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PDPは、自発光型で広視野角、高速応
答のために表示品質が良く、また製造プロセスが簡易で
大画面化に適していることから、CRT、液晶に続く表
示デバイスとして注目を集めている。特に最近のフルカ
ラー技術の進展と高輝度化によって、将来の壁掛けハイ
ビジョンテレビの最有力デバイスとして開発が本格化し
ている。周知のようにPDPは内部空間(放電空間)を
挟んで対向配置された一対のガラス基板の内側に互いに
交差する電極群を設け、各電極の交差部で放電セル(画
素)を構成し、選択的に発光するように構成されてい
る。即ち、PDPは表示素子を2枚のガラス基板で封止
した構造を有している。
【0003】図8は、従来から採用されている大型の表
示パネル(例えばPDP)を筐体に取り付ける際に用い
られる取付金具及び組立て構造を示したもので、図を用
いて表示パネルの構造及び組立て手順を簡単に説明す
る。先ず、表示パネル10は4辺がL字状に折り曲げら
れたアルミパネル11と両面テープ12で接着される。
このアルミパネル11のL字状折り曲げ部に四方から2
つのL字状アングルを組み合わせた形状のフレーム13
を複数の固定ビス17で固着した後、表示パネル10は
透明な前面パネル15を有するフロントケース16に装
着され、このフロントケース16の後面をフレーム13
に固定ビス17で固定する。その後、図示せぬリアケー
スを被せることで表示パネル装置が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示パネル
の大型化が進み、例えば37インチを越えるような大画
面の表示パネルを固定する場合、アルミパネル11の平
面度やフレーム13の寸法精度、或いはフロントケース
16との嵌合上の余裕度等が表示パネル10を取り付け
る際に大きな問題が生じる。即ち、表示パネル10の背
面に接着されたアルミパネル11にフレーム14を固定
する際に生じる応力、或いは表示パネル10をフロント
ケース16に固定する際に生じる応力がフレーム13及
びアルミパネル11を介して表示パネル10に伝わり、
表示パネル10の一部に割れや破損が生じ易いと言う問
題があるため組立て時の作業が困難であった。
【0005】また、組立て時に表示パネル10の割れ、
破損の問題が生じない場合でも、表示パネル装置を使用
中に温度変化が生じると、表示パネル10とアルミパネ
ル11の線膨脹係数の違いから新たに応力が発生し、使
用中に表示パネル10に割れが発生する場合があり表示
パネル装置としての信頼性に問題が生じていた。本発明
は、上述した問題点に鑑みて成されたものであり、PD
P等の表示パネルの取り付け時や温度変化により生じる
外部応力により表示パネルが破壊されることのない、表
示パネルの取付装置を提供することにある。また、表示
パネル装置を壁や金具などに固定することにより表示パ
ネル装置本体に加わる外力にも対処できるようにした表
示パネルの取付装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示パネル
と、表示パネルの背面に取り付けられるパネル取付フレ
ームと、取付部材と、表示パネルの外側に配置され表示
パネルを収納する筐体を設置するための設置金具などの
周辺部材を取り付けるための周辺部材取付フレームとを
備え、取付部材により周辺部材取付フレームをパネル取
付フレームに取り付けるようにした表示パネルの取付装
置であって、取付部材は、筒状の弾性部材と、弾性部材
に挿通される締結部材とを備え、パネル取付フレームと
周辺部材取付フレームに形成された取付孔に締結部材を
挿通してパネル取付フレームと周辺部材取付フレームを
締結するとともに、パネル取付フレームと周辺部材取付
フレームの少なくとも一方の取付孔に弾性部材を挿通す
ることにより所定の弾性力でパネル取付フレームと周辺
部材取付フレームを取り付けるように構成した。
【0007】また、表示パネルと、前記表示パネルの背
面に取り付けられるパネル取付フレームを備えた表示パ
ネルの取付装置であって、前記パネル取付フレームは、
前記表示パネルの背面に所定間隔で配設され該表示パネ
ルの背面に固着される複数の第1フレームよりなる第1
フレーム群と、取付部材と、前記第1フレーム群の配設
方向と略直交する方向に所定間隔で配設され前記取付部
材により前記第1フレームに取り付けられる複数の第2
フレームよりなる第2フレーム群を備え、前記第1、2
フレームにはそれぞれ取付孔が形成され、前記取付部材
を該取付孔に挿通して前記第2フレームを第1フレーム
に取り付けるとともに、前記第2フレームの取付孔は、
それぞれ該第2フレームの長手方向に延びる長孔形状に
形成され、前記取付部材は第2フレームを前記長孔に沿
って摺動自在に取り付けるように構成した。
【0008】また、請求項2記載の表示パネルの取付装
置において、長孔形状の取付孔は水平方向に延びている
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】従って、本発明の表示パネルの取付装置におい
て、表示パネルを取り付けるために用いられる取付部材
は、筒状の弾性部材と、弾性部材に挿通される締結部材
とを備え、パネル取付フレームと周辺部材取付フレーム
に形成された取付孔に締結部材を挿通してパネル取付フ
レームと周辺部材取付フレームを締結するとともに、パ
ネル取付フレームと周辺部材取付フレームの少なくとも
一方の取付孔に弾性部材を挿通することにより所定の弾
性力でパネル取付フレームと周辺部材取付フレームを取
り付けるようにした。また、複数の第1フレームと第2
フレームに形成された取付孔に取付部材を挿通して第2
フレームを第1フレームに取り付ける。このとき、第2
フレームの取付孔は、それぞれ第2フレームの長手方向
に延びる長方形状に形成されており、取付部材は第2フ
レームをこの長孔に沿って摺動自在に取り付ける。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態におけ
る表示パネルの取付装置の構造図である。また、図2に
表示パネルを取り付ける際に用いられる弾性部材及び取
付フレームを示した。図1と図2を用いて表示パネルの
取付装置の組立て方法を説明する。先ず、図1(a)に
示すように、表示パネル(例えばPDP)10の背面に
取り付けられるパネル取付フレーム30は、等間隔で縦
方向に複数配設された第1フレーム20と、これと略直
交する横方向に等間隔で複数配設される2種類の第2フ
レーム21(21a、21b)とで構成されている。第
1フレーム20の断面形状は、コ字部と該コ字部の両方
向に延びるフランジ部とで形成され、第1フレーム20
のフランジ部には縦方向に亘って複数の取付孔22が形
成されている。
【0011】また、第2フレーム21は、断面形状が平
坦部と該平坦部の中央部から起立した起立部とで形成さ
れるサイドフレーム21aと、第1フレーム20と略同
一断面形状に形成された内部フレーム21bの2種類を
有し、サイドフレーム21aは表示パネル10の上下両
サイドに配置され、2本のサイドフレーム21aの間
に、例えば3本の内部フレーム21bを等間隔に配置
し、第2フレーム21を構成している。複数の第1フレ
ーム20のフランジ部と2本のサイドフレーム21aの
平坦部及び3本の内部フレーム21bのフランジ部は互
いに対向配置される。サイドフレーム21a及び内部フ
レーム21bには第1フレーム20の取付孔22に対応
する位置に、図1(b)に示すようにフレーム21a、
21bの長手方向(すなわち、水平方向)に延びる長取
付孔23が形成されている。
【0012】第1フレーム20に第2フレーム21を取
り付ける場合は、第2フレーム21の長取付孔23側か
ら第1フレーム20の取付孔22に対して取付部材であ
る段付ネジ24を挿通する。ここで用いられる段付ネジ
24は、図1(c)に示すように円状平坦部24aと、
これより小径の円柱部24bと螺合部24cからなり、
円柱部24bの高さは略第2フレーム21の板厚に等し
い。第2フレーム21の長取付孔23の長手方向の長さ
は円柱部24bの径より長く、長取付孔23の幅は円柱
部24bの径よりも若干長い形状をしている。また、円
状平坦部24aの径は第2フレーム21の長取付孔23
の幅よりも大きい形状を有している。尚、段付ネジ24
に代えてリベットなどの他の取付部材を用いてもよい。
【0013】従って、第1フレーム20の取付孔22に
対して段付ネジ24を挿入し、螺合部24cを螺合する
ことにより円柱部24bが第2フレーム21の長取付孔
23に位置する。第2フレーム21の長取付孔23の幅
は段付ネジ24の円柱部24bの径より若干大きく形成
しているので、第1フレーム20を第2フレーム21に
取り付ける際に、第2フレーム21は水平方向(長取付
孔23の長手方向)に自在に摺動するので、第1フレー
ム20に対して水平方向の応力を与えない。図1(d)
は、上記方法で取り付けたパネル取付フレーム30に表
示パネル10を取り付けた状態の部分断面図を示した。
表示パネル10は、第1フレーム20のコ字部の平坦面
に両面テープ25等の接着部材を用いて接着される。こ
の表示パネル10と第1フレーム20を接着するときに
は、第2フレーム21と第1フレーム20が適正な位置
にあり、両フレームに適当なガタが生じているように、
治具などで位置出しを行った後接着する。
【0014】次に、このようにして表示パネル10が取
り付けられたパネル取付フレーム30を収納するフロン
トケースや表示パネル装置を設置するための金具等の周
辺部材を取り付ける際に用いられる周辺部材取付フレー
ムの構成を図2を用いて説明する。パネル取付フレーム
30の上下両サイドに用いられるサイドフレーム21a
の起立部には、所定の間隔で取付孔が形成されている。
このサイドフレーム21aの取付孔に、図2(a)に示
すフランジ部26cと筒部26bを有する筒状弾性体2
6が、フランジ部26cを上下両外周側に向けて貫通装
着されている。筒状弾性体26には、ナット26aがフ
ランジ部26cの反対側に嵌着されている。筒状弾性体
26にフランジ部26cから締結ビス43が挿通され
る。
【0015】また、内部フレーム21bのコ字部平坦面
の所定の位置にサイドフレーム21aと同径の取付孔が
形成され、この取付孔に筒状弾性体26が、フランジ部
26cを外側に向けて貫通装着されている。図1(a)
は、サイドフレーム21a及び内部フレーム21bに筒
状弾性体26が貫通装着された状態を示している。次
に、周辺部材取付フレームは、図2(b)、(c)に示
すサイド取付フレーム27と横取付フレーム28が用い
られる。サイド取付フレーム27は、ケース取付面27
aとこの面から起立したサイドフレーム取付面27bと
この面から略直角に屈曲したケース・金具取付面27c
を有する板状のフレームであり、サイド取付フレーム2
7の各面には複数の取付孔が設けられている。
【0016】サイド取付フレーム27のケース取付面2
7aに設けられた取付孔は、後述するフロントケースに
形成された取付孔の位置に対応し、サイドフレーム取付
面27bの取付孔はサイドフレーム21aの起立部に設
けられた取付孔の位置に対応している。また、ケース・
金具取付面27cの取付孔は、後述するリアケース及び
金具に形成された取付孔の位置に対応して設けられてい
る。また、横取付フレーム28には、サイド取付フレー
ム27と同様にケース取付面28aとこの面から起立し
た起立面28bとこの面から略直角に屈曲したケース・
金具取付面28cを有する板状のフレームであり、横取
付フレーム28のケース取付面28aとケース・金具取
付面28cには複数の取付孔が設けられている。
【0017】横取付フレーム28のケース取付面28a
に設けられた取付孔は、フロントケースに形成された取
付孔の位置および3つの内部フレーム21bに設けられ
た取付孔の位置に対応し、ケース・金具取付面28cの
取付孔はリアケースと金具に形成された取付孔の位置に
対応して設けられている。
【0018】図3及び図4は、本発明の実施形態におけ
る表示パネルの取付手順を示したものであり、図3及び
図4を用いて取付手順を説明する。図3(a)は、表示
パネル10が取り付けられたパネル取付フレーム30の
サイドフレーム21aを筒状弾性体26を介在させてサ
イド取付フレーム27を取り付けた状態を示している。
筒状弾性体26が装着されたサイドフレーム21aとサ
イド取付フレーム27を締結部材である締結ビス43を
挿通し、締結ビス43の螺合部をナット26aに螺合す
ることで、筒状弾性体26の筒部26bが圧縮、固定さ
れる。次に、上記のユニット(パネル取付フレーム30
にサイド取付フレーム27を取り付けたもの)を図3
(b)に示すフロントケース40に装着する。
【0019】フロントケース40の前面には、透明なア
クリル基板41が設けられ、外周縁部の所定の位置に取
付孔42が形成されている。図3(c)は、ユニットを
フロントケース40に装着した状態を示している。次い
で、図4(a)はリアケース44を装着したときの断面
図である。リアケース44に設けられた取付孔45に固
定ビス46を挿入し、リアケース44、サイド取付フレ
ーム27及びフロントケース40を一緒に固着する。サ
イド取付フレーム27のサイドフレーム取付面27bと
サイドフレーム21aの起立部との間に筒状弾性体26
のフランジ部26cが圧縮、固着されているので、サイ
ド取付フレーム27をフロントケース40に固着する際
に、サイド取付フレーム27側に応力が加わったとして
も筒状弾性体26を介してパネル取付フレーム30や表
示パネル10に応力が加わることがない。
【0020】次に、リアケース44の背面に表示パネル
装置を後述する吊り下げ金具に固定するための金具47
を止めビス48を用いて固定する(図4(b))。リア
ケース44をフロントケース40に装着した際に、サイ
ド取付フレーム27のケース・金具取付面27cはリア
ケース44の内部壁面に密着する。このとき、リアケー
ス44の取付孔は、サイド取付フレーム27のケース・
金具取付面27cに設けられた取付孔と整合するので、
金具47を介在させて止めビス48で固着することによ
り、金具47がリアケース44を挟んでサイド取付フレ
ーム27に固着される。
【0021】図4(c)は、内部フレーム21bに横取
付フレーム28を取り付けたときの断面図を示した。サ
イド取付フレーム27の場合と同様に、横取付フレーム
28と内部フレーム21bの間に筒状弾性体26が圧
縮、固定されている。リアケース44の背面に設けられ
た金具47は、表示パネル装置60をビルの天井等に固
定する際に用いるものであり、以下吊り金具との取付方
法を図5及び図6を用いて説明する。
【0022】図5は1台の表示パネル装置60を天井に
吊り下げる時の実施例を示した。先ず、表示パネル装置
60の背面に設けられた金具47(図4(b)、(c)
参照)に左右2枚のL金具61を取付ビスで固定する。
天井には予め、吊り下げ金具70が4本の設置ボルトで
設置されている。吊り下げ金具70は、設置ボルト用の
4つの設置孔を設けた固定板64に支柱63が固定さ
れ、その先端に回転自在にハンガ部62を設けたもので
ある。表示パネル装置60の背面の左右に取り付けられ
たL金具61をハンガ部62に2本の取付ビスで固定す
る。このL金具61の一方の面には、三日月形状の孔が
形成され、これに取付ビスが挿通されたハンガ62に取
り付けられているので、L金具61をハンガ部62に固
定した状態で、表示パネル装置60の仰角を調整するこ
とができる。
【0023】また、ハンガ部62は支柱63に対して回
転自在に固着されているので、表示パネル装置60の方
向を変えることができる。即ち、図5(a)に示す吊り
下げ金具70は、ホールの中央や壁から離れた位置に表
示パネル装置60を配置するときに用いられる。また、
表示パネル装置60を壁に近い位置に配置する場合は、
ハンガ部62が回転する必要がないことから、図5
(b)に示すように、L字固定板66と角支柱65でハ
ンガ部62を固定した構成の吊り下げ金具70を用いて
も良い。
【0024】図6は2台の表示パネル装置60を天井に
吊り下げる時の実施例を示した。図5に示した構成と異
なる点は、L金具61に代えてコ字形状をしたコ字金具
67を用いた点である。2台の表示パネル装置60のリ
アケース44側を互いに対向させ、リアケース44に設
けられた金具47にコ字金具67で連結し、その後、ハ
ンガ部62に2本の取付ビスで固定する。また、コ字金
具67には三日月孔を設けてないので、表示パネル装置
60に仰角を設けたい場合は、コ字金具67を仰角に対
応した形状で構成する。
【0025】上述したように、本発明の実施形態におけ
る表示パネルの取付装置において、表示パネル10が接
着された第1フレーム20と第2フレーム21を取り付
ける場合、第2フレーム21側に水平方向に長い長取付
孔23を設けたので、第2フレーム21を取り付ける際
に生じる応力が第1フレーム20を介して表示パネル1
0に影響を与えない。また、表示パネル10が接着され
たパネル取付フレーム30と、該パネル取付フレーム3
0をフロントケース等に取り付ける際に用いられるサイ
ド取付フレーム27及び横取付フレーム28との間に、
筒状弾性体26を介在させるようにしたので、フロント
ケース等に取り付ける際に生じる応力が筒状弾性体26
で吸収されることから、表示パネル10に応力の影響を
与えない。
【0026】更に、表示パネル装置60を天井等に吊り
下げる時に用いられる金具47はリアケース44を挟ん
でサイド取付フレーム27及び横取付フレーム28に固
着されるので、表示パネル装置60を天井等に吊り下げ
るときに応力が生じても、表示パネル装置60のフロン
トケース40やリアケース44に応力の影響を与えるこ
とがなく、また、サイド取付フレーム27や横取付フレ
ーム28を介してる表示パネル10に応力の影響を与え
ない。尚、リアケース44、サイド取付フレーム27及
びフロントケース40を一緒に固着する方法で説明した
が、フロントケース40にサイド取付フレーム27を固
定ビス46で固着し、このサイド取付フレーム27にリ
アケース44を固着する構造でも良い。また、本表示パ
ネル装置60を金具などを用いて壁面などに取り付ける
場合にも有効である。
【0027】また、本発明の実施形態における表示パネ
ルの取付装置に用いられる筒状弾性体は、図2(a)に
示す形状に限定されることはなく、図7(a)に示すよ
うに、凸状断面を有する筒状弾性体26にボルト80を
挿通させ、ナット81で螺合するようにしても良い。ま
た、図7(b)に示すように筒状弾性体26にボルト挿
入方向に対して2つの環状溝26d、26eを形成し、
この環状溝26d、26eにサイド取付フレーム27
(または横取付フレーム28)とサイドフレーム21a
(または内部フレーム21b)を嵌着させ、ボルト80
とナット81により両フレームを取り付けるようにして
もよい。また、図7(c)に示すように、図7(b)の
構成において、環状溝26d、26eの少なくとも一方
のフレームに接触する面に波状の凹凸部26fを形成
し、弾性特性をより向上させるようにしても良い。尚、
上記実施例における各フレームは例えばアルミニューム
により構成される。また、弾性体26は筒状に限らず、
他の形状であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表示パ
ネルに伝わる外部からの応力や衝撃あるいは温度変化に
よる応力を軽減し、表示パネルの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における表示パネルの取付装
置の構造図。
【図2】本発明の実施形態における表示パネルの取付装
置に用いられる弾性部材及び取付フレームの構造図。
【図3】本発明の実施形態における表示パネルの取付手
順を示す図。
【図4】本発明の実施形態における表示パネルの取付手
順を示す図。
【図5】1台の表示パネル装置を天井に吊り下げる事例
を示した図。
【図6】2台の表示パネル装置を天井に吊り下げる事例
を示した図。
【図7】種々の構造の筒状弾性体を示した図。
【図8】従来例における、表示パネルの取付装置の構造
図。
【符号の説明】
10・・表示パネル 20・・第1フレーム 21a・・サイドフレーム 21b・・内部フレーム 22、42・・取付孔 23・・長取付孔 24・・段付ネジ 25・・両面テープ 26・・筒状弾性体 27・・サイド取付フレーム 28・・横取付フレーム 30・・パネル取付フレーム 40・・フロントケース 44・・リアケース 47・・金具 60・・表示パネル装置 70・・吊り下げ金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルと、 前記表示パネルの背面に取り付けられるパネル取付フレ
    ームと、 取付部材と、 前記表示パネルの外側に配置され前記表示パネルを収納
    する筐体を設置するための設置金具などの周辺部材を取
    り付けるための周辺部材取付フレームとを備え、 前記取付部材により前記周辺部材取付フレームを前記パ
    ネル取付フレームに取り付けるようにした表示パネルの
    取付装置であって、 前記取付部材は、 弾性部材と、 前記弾性部材に挿通される締結部材とを備え、 前記パネル取付フレームと周辺部材取付フレームに形成
    された取付孔に前記締結部材を挿通してパネル取付フレ
    ームと周辺部材取付フレームを締結するとともに、前記
    パネル取付フレームと周辺部材取付フレームの少なくと
    も一方の取付孔に前記弾性部材を挿通することにより所
    定の弾性力でパネル取付フレームと周辺部材取付フレー
    ムを取り付けるようにしたことを特徴とする表示パネル
    の取り付け装置。
  2. 【請求項2】 表示パネルと、 前記表示パネルの背面に取り付けられるパネル取付フレ
    ームを備えた表示パネルの取付装置であって、 前記パネル取付フレームは、 前記表示パネルの背面に所定間隔で配設され該表示パネ
    ルの背面に固着される複数の第1フレームよりなる第1
    フレーム群と、 取付部材と、 前記第1フレーム群の配設方向と略直交する方向に所定
    間隔で配設され前記取付部材により前記第1フレームに
    取り付けられる複数の第2フレームよりなる第2フレー
    ム群を備え、 前記第1、2フレームにはそれぞれ取付孔が形成され、
    前記取付部材を該取付孔に挿通して前記第2フレームを
    第1フレームに取り付けるとともに、 前記第2フレームの取付孔は、それぞれ該第2フレーム
    の長手方向に延びる長孔形状に形成され、前記取付部材
    は第2フレームを前記長孔に沿って摺動自在に取り付け
    るようにしたことを特徴とする表示パネルの取付装置。
  3. 【請求項3】 前記長孔形状の取付孔は水平方向に延び
    ていることを特徴とする請求項2記載の表示パネルの取
    付装置。
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