JPH11304138A - ガス・ガスヒータ - Google Patents

ガス・ガスヒータ

Info

Publication number
JPH11304138A
JPH11304138A JP10110403A JP11040398A JPH11304138A JP H11304138 A JPH11304138 A JP H11304138A JP 10110403 A JP10110403 A JP 10110403A JP 11040398 A JP11040398 A JP 11040398A JP H11304138 A JPH11304138 A JP H11304138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
heat
temperature
reheater
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10110403A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Hoshi
光明 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10110403A priority Critical patent/JPH11304138A/ja
Publication of JPH11304138A publication Critical patent/JPH11304138A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/30Technologies for a more efficient combustion or heat usage

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再加熱器の有効伝熱面積を調整可能なガス・
ガスヒータを提供することを目的とする。 【解決手段】 ボイラ35からの高温の未処理ガス36
は、熱回収器31の熱交換器1aで熱回収され、脱硫装
置41に導かれて脱硫され、クリーンな低温の処理ガス
42となって再加熱器32に導入される。処理ガス42
は、再加熱器32で、回収熱を蓄積した熱媒体37によ
り再加熱された後、大気中に放出拡散される。再加熱器
32内の熱交換器1bは、複数個のブロックに分割さ
れ、各ブロックには、熱媒体37の循環配管が分岐して
並列に配管している。各ブロックの入口部には、開閉バ
ルブV1、V2・・・Vnを配置している。再加熱器3
2の出口部には、処理ガス温度検出器3を設け、温度計
測を常時行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス・ガスヒータ
の有効伝熱面積の制御に関し、例えば発電プラントの排
煙脱硫装置における処理ガスの再加熱器等を備えるガス
・ガスヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントや化学プラント用のボ
イラでは、燃料に石炭または重油を使用しているが、最
近これに含まれる硫黄分による環境破壊が問題となって
おり、排煙脱硫装置の設置は、必須の条件となってい
る。この排煙脱硫装置は、例えばボイラで発生し、煙突
から大気中に放出するガス(未処理ガス)に所定の処理
を施して、硫黄分を取り除くためのものである。未処理
ガスを排煙脱硫装置で処理する際、脱硫効率を上げるた
めにガス温度を低くする必要がある。その一方で、処理
したガスを大気中に放出する際には、白煙防止と拡散効
率を上げるためにガス温度を高くする必要がある。
【0003】従来のガス・ガスヒータ(以下、GGHと
いう。)のシステム構成の全体構成図を図4に示す。G
GHは、脱硫前の熱を脱硫後の昇温に利用するためのも
のであり、脱硫装置41の上流側に熱回収器31を、下
流側に再加熱器32をそれぞれ配置し、両者間において
熱媒体37を強制的に循環するように構成している。両
者は、いずれも内部に熱交換器33a、33bをそれぞ
れ備えている。熱回収器31は、ボイラ35の高温の未
処理ガス36から熱を回収し、熱媒体37は、その熱を
再加熱器32に運び、再加熱器32は、脱硫装置41の
低温の処理ガス42を、その熱で所定の温度(高温)に
加熱する。
【0004】GGHは、さらにボイラ35からのスチー
ムを熱媒体加熱器45に適宜供給可能に構成している。
このように構成したのは次の理由による。すなわち、熱
回収器31で熱量を回収しすぎて、大量のダストと硫黄
分を含む未処理ガス36の温度が露点以下まで下がる
と、ダストの固着化を起こし、伝熱管その他の金属を著
しく腐食させる結果となるので、再加熱器32で昇温す
るのに必要な熱量が熱回収器31において回収できない
ときには、熱媒体加熱器45によって、スチームの熱を
熱媒体37に与えるようになっている。こうして、未処
理ガス36の温度を露点以上に保ち、熱交換器33a、
33b内の管壁温度を常に一定値以上に保つことができ
る。なお、図中、34は循環ポンプ、38は未処理ガス
温度検出器、39及び40はコントロールバルブ、43
は熱媒体温度検出器、44はスチームバルブ、46はド
レン回収器、47は液面計、48はドレンポンプ、49
は熱媒体タンクである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱媒体37の
温度が下がったとき、熱媒体加熱器45にスチームを供
給すると、再加熱器32内の熱交換器33bの伝熱面積
は一定で変わらないため、再加熱器32の入口における
処理ガス42の温度(入口温度)によっては、再加熱器
32の出口における処理ガス42の温度(出口温度)
は、大幅に上昇する。すなわち、熱媒体37を所定温度
に保持すべく貴重なスチームを供給しても、処理ガス4
2を規定値以上、必要以上に加熱することになり、不経
済な運転を行うことになる。本発明は、かかる状況に鑑
みてなされたものであり、再加熱器の有効伝熱面積を調
整可能なガス・ガスヒータを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、加熱器内のガス温
度を検出するガス温度検出手段と、該加熱器内の伝熱面
積を可変する伝熱面積可変手段と、上記ガス温度検出手
段の検出結果に基づいて上記伝熱面積可変手段を制御し
て伝熱面積を調整する制御手段とを備える。また、ガス
温度検出手段を加熱器のガス出口側に設けるようにして
も良い。また、上記伝熱の熱量が、熱媒体により該加熱
器に運搬されるものであり、該熱媒体に対する熱供給の
有無を検出する熱供給検出手段を更に備え、制御手段
は、伝熱面積可変手段の制御に、上記熱供給検出手段の
検出結果も利用するようにしても良い。
【0007】すなわち、ガス・ ガスヒータにおいて、再
加熱器(加熱器)の伝熱面積を複数個のブロックに区分
けし、その各々の入口に並列して熱媒体の配管および開
閉バルブを設け、再加熱器出口にガス温度検出器を配置
し、ガス温度検出器の検出する温度により、熱媒体の開
閉バルブを開閉して有効伝熱面積を加減する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るガス・ガスヒ
ータの実施の形態について図面に基づいて説明する。図
1乃至図3は、本発明の一実施形態に係るガス・ガスヒ
ータであり、図1は、GGHのシステム構成を示す全体
構成図、図2は、図1における開閉バルブV1〜Vnお
よびスチームバルブ44の開閉に関するフローチャート
である。図3は、図1における2つのコントロールバル
ブ39、40の開閉状態を示すグラフで、縦軸はバルブ
開度(%)、横軸はガス温度である。GGHは、例えば
発電用ボイラに設けることができる。
【0009】図1に示すように、GGHは、熱回収器3
1と再加熱器32及び、両者をつなぐ管内を熱媒体37
が循環ポンプ2によって強制循環される装置により構成
している。熱回収器31および再加熱器32は、伝熱管
外周面にフィンを備えたフィンチューブを連結した熱交
換器1a、1bをそれぞれ内臓している。ボイラ35で
発生した高温の未処理ガス36は、熱回収器31に導か
れ、熱交換器1aによって熱回収され、その熱は、管内
を強制的に流れる熱媒体37に蓄積される。熱回収器3
1から出た未処理ガス36は、脱硫装置41に導かれ、
湿式法により脱硫され、クリーンな低温の処理ガス42
となって再加熱器32に導入される。そして、処理ガス
42は、再加熱器32内の熱交換器1bで再加熱され、
大気中に放出拡散される。
【0010】未処理ガス36は、大量のダストと硫黄分
を含むため、露点以下にまで冷却しすぎると、ダストの
固着化を起こし、伝熱管その他の金属を著しく腐食させ
るので、未処理ガス36の温度を露点以上に保ち、熱交
換器1a、1bを構成するフィンチューブの管壁温度を
常に一定値以上に保つ必要がある。伝熱管の管壁温度を
規定値以上に保つために、熱媒体温度検出器43により
常に熱媒体37の温度を計測し、その温度が熱媒体温度
検出器43の設定温度T2より下がるときは、ボイラ3
5から配管されているスチームバルブ44を開き、熱媒
体加熱器45にスチームを供給し、熱媒体37を加熱昇
温する。なお、熱媒体タンク49は、熱媒体37の供給
とその圧力を一定に保つためのものである。熱媒体37
の加熱に使用するスチームは、ドレン回収器46で回収
され、液面計47の作用により、ドレンポンプ48を作
動させてボイラ35に再び回収される(戻される)か、
またはボイラ35に回収されずに、系外に排出される。
なお、ボイラに戻された場合は、ボイラ内の熱交換器
(図示省略)により、熱を与えられて蒸気となって、循
環する。
【0011】熱回収器31の出口には、未処理ガス36
の未処理ガス温度検出器38を配置しており、未処理ガ
ス温度を常時計測し、その温度が未処理ガス温度検出器
38の適当な設定温度T1に保つように熱交換器1a内
の熱媒体37の流量をコントロールバルブ39にて、ま
たはコントロールバルブ40の連動によって制御してい
る。コントロールバルブ39とコントロールバルブ40
の開閉は、図3に示すように、逆の関係になっており、
コントロールバルブ39が全閉のときは、コントロール
バルブ40は全開となり、また、コントロールバルブ3
9が全開のときは、コントロールバルブ40は全閉とな
る。すなわち、熱回収器31の出口において、未処理ガ
ス36の温度が設定温度T1より低いとき、コントロー
ルバルブ39は絞られて、これに伴いコントロールバル
ブ40は開けられ、熱媒体37のバイパス量が増加す
る。その結果、熱交換器1a内を流れる熱媒体37の流
量が減り、熱回収量が減少して、熱回収器31の出口の
未処理ガス36の温度が上昇する。逆に、熱回収器31
の出口の未処理ガス36の温度が設定温度T1より高い
ときは、コントロールバルブ39、40は逆に作用す
る。未処理ガス36からの回収熱量が増加し、その結
果、未処理ガス36の温度は低下する。
【0012】熱回収器31から出た未処理ガス36は、
次いで脱硫装置41に入り、ここで脱硫され、クリーン
なガスとなる。脱硫装置41は湿式で処理されるため、
例えば摂氏45乃至50度(℃)の低温で、かつ飽和含
水率の処理ガス42となって、再加熱器32に入る。処
理ガス42は、再加熱器32内の熱交換器1bによっ
て、規定の設定温度T3まで再加熱された後、煙突から
大気中に放出される。
【0013】再加熱器32内の熱交換器1bは、複数個
のブロックに分割され、それぞれのブロックには、熱媒
体37の循環配管が分岐して並列に配管されている。ま
た、それぞれのブロックの入口部には、ON-OFF制御の開
閉バルブV1、V2、V3・・・Vnが配置されてい
る。再加熱器32の出口部には、処理ガス温度検出器3
を設け、温度計測を常時行うシステム構成になってい
る。
【0014】次に、図2に基づいて、システムの作用を
説明する。図2は、図1における開閉バルブV1〜Vn
及びスチームバルブ44の開閉に関するフローチャート
であり、その作用は、あらかじめ入力されているプログ
ラムにより、自動的に行う。処理ガス温度検出器3で検
出した処理ガス42の出口温度t3がその設定温度T3
より高い場合(t3>T3)には、まずスチームバルブ
44が開か閉かをチェックする。もし、スチームバルブ
44が閉ならば、スチームの消費なしに処理ガス42の
出口温度が高いこと、すなわち、処理ガス42の出口温
度が高いのは、スチームの消費によるものではなく、熱
回収器31における回収熱量が大であることを示してお
り、このまま温度監視を続ける。もし、スチームバルブ
44が開ならば、開閉バルブV1が開か閉かをチェック
する。もし開閉バルブV1が閉ならば、開閉バルブV2
をチェックし、もし開閉バルブV2も閉ならば、開閉バ
ルブV3の開閉チェックというように順次行う。もし最
後の開閉バルブVnまでも閉(すべての開閉バルブV1
〜Vnが閉)であれば、熱交換器1b内を熱媒体37が
全く流れないで処理ガス42の出口温度が高いことを意
味し、明らかに異常な状態であるので、警報を出してオ
ペレータに知らせる。
【0015】もし、スチームバルブ44が開で、かつ開
閉バルブV1が開であれば、スチームを消費して処理ガ
ス42を必要以上に加熱していることを示しており、開
閉バルブV2を開にするとともに、開閉バルブV1を閉
める。すなわち、再加熱器32内の熱交換器1bの伝熱
面積を1ブロック分減らして、交換熱量を抑制する。こ
の状態で一定時間経過した後も、処理ガス42の出口温
度t3が設定温度T3より高い(t3>T3)場合は、
開閉バルブV3を開にするとともに、開閉バルブV2を
閉にすることにより、さらに1ブロック分の伝熱面積を
減じる。以上の動作を繰り返して行い、処理ガス42の
出口温度t3が設定値T3にバランスするまで段階的に
伝熱面積を減少させる。
【0016】一方、処理ガス42の再加熱器32の出口
温度t3が設定値T3より低い(t3<T3)の場合
は、図2の右側ブロックに示すように、まず開閉バルブ
V1が開か閉かをチェックする。もし開閉バルブV1が
開ならば、伝熱面積はすべて活かされてなお出口温度t
3が低いことを示しており、この場合は、スチームバル
ブ44を開にして、スチームを補給し、熱媒体37を加
熱する。もし、開閉バルブV1が閉であれば、開閉バル
ブV2の開閉状態をチェックし、もし開閉バルブV2が
開ならば開閉バルブV1を開にし、開閉バルブV2を閉
とする。もし、開閉バルブV2も閉のときは、開閉バル
ブV3の開閉状態をチェックする。この操作を繰り返し
て行い、現在開いている開閉バルブを検出し、これより
も伝熱面積を1ブロック分増やすように開閉バルブを切
替える。
【0017】この状態で一定時間、再過熱器32の出口
に設けてある処理ガス温度検出器3による温度t3の推
移をみて、次の操作を繰り返し、常に適正な有効伝熱面
積を選定して出口温度t3を設定値T3に整合するよう
に制御する。有効伝熱面積の選定は、開閉バルブV1〜
Vnのうち、いずれか1つを開とすることにより行うこ
とができる。図1のような開閉バルブ配置の場合におい
て、開とする開閉バルブをV1の方にしていくと、再加
熱器に供給する熱量が増えていき、逆に、Vnの方にし
ていくと、供給熱量が減っていく。以上、述べたような
システム構成により、スチームを浪費しながら処理ガス
42を規定値T3以上に加熱してしまうという無駄を回
避することができる。
【0018】なお、本実施形態では、開閉バルブの開閉
状態を、開閉バルブV1の方からVnの方へと順にチェ
ックしているが、開閉バルブVnの方からV1の方へと
順にチェックするようにしても良く、その順序は問わな
い。また、開閉バルブ、スチームバルブおよびコントロ
ールバルブの開閉制御、各種温度検出器等の検出結果の
受入れと情報処理等、GGHの全体にわたった制御は、
制御手段(図示省略)によりなされる。 また、本実施
形態では、処理ガス温度検出器3は、再加熱器32の出
口側に配置しているが、例えば再加熱器32の入口側に
配置するように構成しても良い。この場合には、入口側
で処理ガス42のガス温度を検出し、この温度から出口
側のガス温度を予測することにより、熱交換器1bを制
御すれば良い。
【0019】本発明に係るガス・ガスヒータは、このよ
うな作用を奏するので、発電用ボイラのように、季節や
昼夜の別などによって運転負荷が大きく変動する場合に
は、特に有用である。発電プラントの運転負荷に対する
排出未処理ガス36の排出流量と温度および処理ガス4
2の排出流量と温度の例として、次の表を示す。この数
値は、燃料の種類、性状、外気温度条件および過剰空気
率等の運転条件でも異なるが、一般的な石炭を燃料とし
た場合の例である。
【表1】
【0020】この表には、運転負荷100%のときの未
処理ガス流量を100とし、各運転負荷時の流量比とガ
ス温度を示している。GGHの設備計画は、運転負荷1
00%を基準として行われる。すなわち、運転負荷10
0%のときに、熱回収器31と再加熱器32の熱量バラ
ンスが良く、経済性が最も良くなるように、計画され
る。運転負荷が100%の場合は、熱回収器31におけ
る回収熱量と再加熱器32における処理ガス42の加熱
熱量とがほぼバランスし、スチームの補給なしに運転が
続けられる。
【0021】例えば、運転負荷が25%にまで低下した
場合、上記した表によると、ガス流量は熱回収器31
側、再加熱器32側ともに、約50%に減少するもの
の、上述したダスト付着と腐食の対策上、未処理ガス温
度検出器38の設定温度T1および熱媒体温度検出器4
3の設定温度T2を下げることはできない。 例えば1
00%負荷の場合と25%負荷の場合とでは、熱回収器
31の入口、出口の温度差の比(96−T1)/(13
1−T1)が著しく小さくなるのに対し、再加熱器32
出入り口のそれは、(T3−45)/(T3−52)と
なり、あまり変わらない。したがって、この状態で、運
転をそのまま続けると、熱媒体37の温度が次第に低下
してしまう。そこで、熱媒体温度検出器43の作用によ
りスチームバルブ44が開き、熱媒体加熱器45にスチ
ームを供給し、熱媒体37の温度を設定値T2に保持す
る。そして、図2を用いて説明したシステムの作用によ
り、有効伝熱面積を最適なものにすることにより、経済
的な運転を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、加熱器内のガス温度を
検出するガス温度検出手段と、該加熱器内の伝熱面積を
可変する伝熱面積可変手段と、上記ガス温度検出手段の
検出結果に基づいて上記伝熱面積可変手段を制御して伝
熱面積を調整する制御手段とを備えるので、加熱器の有
効伝熱面積を最適に調整することができ、経済的な運転
を行うことができる。
【0023】また、ガス温度検出手段を加熱器のガス出
口側に設けると、加熱されたガス温度を直接検出するこ
とができ、制御の精度を向上させることができる。
【0024】また、上記伝熱の熱量が、熱媒体により該
加熱器に運搬されるものであり、該熱媒体に対する熱供
給の有無を検出する熱供給検出手段を更に備え、制御手
段は、伝熱面積可変手段の制御に、上記熱供給検出手段
の検出結果も利用すると、伝熱面積の制御を、ガス温度
と熱媒体への熱供給の有無との関係で制御でき、制御を
より一層細かく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガス・ガスヒータの
システム構成を示す全体構成図である。
【図2】図1における開閉バルブ及びスチームバルブの
開閉に関するフローチャートである。
【図3】図1におけるコントロールバルブ39、40の
開閉動作を示すグラフで、縦軸はバルブ開度(%)、横
軸はガス温度である。
【図4】従来のガス・ガスヒータのシステム構成を示す
全体構成図である。
【符号の説明】
1a、1b 熱交換器 2 循環ポンプ 3 処理ガス温度検出器 31 熱回収器 32 再加熱器 33 熱交換器 34 循環ポンプ 35 ボイラ 36 未処理ガス 37 熱媒体 38 未処理ガス温度検出器 39、40 コントロールバルブ 41 脱硫装置 42 処理ガス 43 熱媒体温度検出器 44 スチームバルブ 45 熱媒体加熱器 46 ドレン回収器 47 液面計 48 ドレンポンプ 49 熱媒体タンク V1〜Vn 開閉バルブ T1 未処理ガス温度検出器の設定温度 T2 熱媒体温度検出器の設定温度 T3 処理ガス温度検出器の設定温度 t3 処理ガス温度検出器で検出した処理ガスの出口温

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱器内のガス温度を検出するガス温度
    検出手段と、該加熱器内の伝熱面積を可変する伝熱面積
    可変手段と、上記ガス温度検出手段の検出結果に基づい
    て上記伝熱面積可変手段を制御して伝熱面積を調整する
    制御手段とを備えることを特徴とするガス・ガスヒー
    タ。
  2. 【請求項2】 ガス温度検出手段を加熱器のガス出口側
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のガス・ガス
    ヒータ。
  3. 【請求項3】 上記伝熱の熱量が、熱媒体により該加熱
    器に運搬されるものであり、該熱媒体に対する熱供給の
    有無を検出する熱供給検出手段を更に備え、制御手段
    は、伝熱面積可変手段の制御に、上記熱供給検出手段の
    検出結果も利用することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のガス・ガスヒータ。
JP10110403A 1998-04-21 1998-04-21 ガス・ガスヒータ Withdrawn JPH11304138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10110403A JPH11304138A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 ガス・ガスヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10110403A JPH11304138A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 ガス・ガスヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11304138A true JPH11304138A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14534924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10110403A Withdrawn JPH11304138A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 ガス・ガスヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11304138A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117620A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 三菱重工業株式会社 熱交換器の漏洩検査方法
WO2012132587A1 (ja) 2011-03-31 2012-10-04 三菱重工業株式会社 熱交換器及び熱交換器の余寿命推定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117620A1 (ja) 2011-02-28 2012-09-07 三菱重工業株式会社 熱交換器の漏洩検査方法
JP2012181069A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器の漏洩検査方法
US9714882B2 (en) 2011-02-28 2017-07-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Leakage inspection method of heat exchanger
WO2012132587A1 (ja) 2011-03-31 2012-10-04 三菱重工業株式会社 熱交換器及び熱交換器の余寿命推定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2660516B1 (en) Heat recovery and utilization system
CA2498263A1 (en) Exhaust smoke-processing system
JP2014009877A (ja) 排煙処理装置と方法
CN108194939A (zh) 一种用于火电厂余热梯级利用和消白烟的装置及方法
CN201028791Y (zh) 防腐节能型锅炉烟气余热利用装置
CN2417388Y (zh) 无低温腐蚀空气预热器
JPH11304138A (ja) ガス・ガスヒータ
JP6701577B2 (ja) 廃棄物焼却システム
CN106769814A (zh) 一种低温腐蚀检测系统及其检测方法
CN210319981U (zh) 利用火电厂锅炉连排热能对电除尘本体进行加热的系统
JP3661068B2 (ja) 排ガス処理システム
US6626237B2 (en) Heat recovery apparatus and method of minimizing fouling in a heat recovery apparatus
CN107388223A (zh) 一种锅炉排污水综合利用装置及其使用方法
JPS5928838B2 (ja) 硫黄酸化物による腐蝕を防止する廃熱回収方法
JP3783122B2 (ja) 排煙処理装置
JPH1199317A (ja) 排煙処理装置とその運転方法
KR100654582B1 (ko) 열병합시스템의 보일러 습식보관을 위한 장치 및 방법
CN206897100U (zh) 一种脱硫烟气的水蒸气回收系统
CN211625304U (zh) 一种媒介式烟气脱白装置
JPH10246402A (ja) ボイラ及びその運転方法
CN114001348B (zh) 一种热力系统
JPS6316008B2 (ja)
JPS599834B2 (ja) 硫黄酸化物による腐蝕を防止する廃熱回収装置
JPH11347332A (ja) 排煙処理システム
KR101924618B1 (ko) 집진 장치 및 집진 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050902