JPH11303924A - バンプストッパ - Google Patents

バンプストッパ

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Publication number
JPH11303924A
JPH11303924A JP12174198A JP12174198A JPH11303924A JP H11303924 A JPH11303924 A JP H11303924A JP 12174198 A JP12174198 A JP 12174198A JP 12174198 A JP12174198 A JP 12174198A JP H11303924 A JPH11303924 A JP H11303924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
main body
stopper main
bellows
contraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12174198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Fujimoto
和彦 藤本
Yasunori Kitada
廉則 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP12174198A priority Critical patent/JPH11303924A/ja
Publication of JPH11303924A publication Critical patent/JPH11303924A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇腹形状で弾性伸縮するストッパ本体が特に
中実構造となっているバンプストッパにおいて、衝撃力
を受けて弾性伸縮を繰り返すことにより生じる内部発熱
を有効に放熱し、経時使用により熱劣化して損傷するの
を防止する。 【解決手段】 蛇腹形状の伸縮部の上端部が固定され、
他端部が自由端12となっているストッパ本体11を有
し、ストッパ本体の11自由端12から受ける衝撃外力
で伸縮部が弾性伸縮することにより、衝撃外力を吸収し
て緩衝するに際し、ストッパ本体11の谷部14の最も
有効とする個所の伸縮部を貫通して直交する2本の放熱
孔15,16を設けることにより、自由端12から衝撃
外力を受けて伸縮部が伸縮動作を繰り返す際に、内部に
発生した熱をストッパ本体11の外部に逃がして放出
し、ストッパ本体11の熱劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用サスペンシ
ョン機構における緩衝用のバンプストッパに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般、車両用サスペンション機構に用い
られるバンプストッパは、ゴム等による中空の蛇腹形状
のストッパ本体にストラッドロッドを挿通させ、これを
通して伝わる路面からの衝撃を緩衝するようにした構造
を有している。この場合、ストラッドロッドの周上にダ
ンパが設けてあって、車両走行中に路面の凹凸によるス
トラッドロッドの移動でそのダンパをストッパ本体の蛇
腹自由端側から当接させ、蛇腹の伸縮によって路面から
の衝撃に対して車体を緩衝する。
【0003】このストラッドロッド挿通構造のバンプス
トッパに対して、ストラッドロッドが挿通しない中実の
蛇腹形状としたバンプストッパも知られている。図2
は、この中実蛇腹形状のバンプストッパの一例を示す断
面図である。ストッパ本体1はゴム等の弾性材料で中実
の蛇腹形状に形成され、図の上下方向でいうストッパ本
体1の蛇腹上部はアッパシート2が焼付成形された固定
端となっている。アッパシート2には植込ボルト3が設
けてあり、この植込ボルト3により結合してストッパ本
体1が車体4に固定される。また、ストッパ本体1の蛇
腹下部は自由端となっていて、ここに揺動アーム5が揺
動して当接する。すなわち、揺動アーム5の当接による
荷重を受けてストッパ本体1が蛇腹作用で伸縮動作を繰
り返すことで、衝撃を吸収して緩衝する構造である。
【0004】ところで、この図2に示す従来の中実蛇腹
形状のバンプストッパ1の場合、揺動アーム5から受け
る衝撃荷重で伸縮動作を繰り返すことにより、ストッパ
本体1の内部に熱応力が生じる。ストッパ本体1の材質
が主に発泡ウレタンゴム等の場合、その伸縮のストロー
クは本体長さの70%にも及ぶこともあり、かなり高温
の内部発熱を生じることになる。発熱温度は伸縮ストロ
ークの頻度、つまり伸縮回数の増大に応じて高温とな
り、例えば周期1Hzを越えると150℃以上にも達す
る場合がある。そうした使用条件下では、熱劣化を誘発
し、破断や破損に至る不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、蛇腹
形状で弾性伸縮するストッパ本体が特に中実体となって
いるバンプストッパにおいて、衝撃力を受けて弾性伸縮
を繰り返すことにより生じる内部発熱を有効に放熱し、
また経時使用により熱劣化して損傷するのを防止し、耐
久性を高めたバンプストッパを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンプストッパ
は、蛇腹形状の伸縮部の一端部が固定されかつ他端部が
自由端となっているストッパ本体を有し、このストッパ
本体の自由端から受ける衝撃外力で伸縮部が弾性伸縮す
ることにより、衝撃外力を吸収して緩衝するに際して、
ストッパ本体にその伸縮部を貫通する少なくとも1つの
放熱孔を設けて構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明によるバンプストッパの実
施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1(a),(b)に示すようには、本実
施形態によるバンプストッパ10の本体11は、発泡ウ
レタンゴム等のゴム材料によって蛇腹状の中実体に成形
されている。ストッパ本体11の図の上下方向でいう上
部端にはアッパシート20が焼付成形等により結合され
ている。アッパシート20には植込ボルト21が突設し
てあり、この植込ボルト21によってストッパ本体11
を車体22に結合固定している。
【0009】ストッパ本体11の下部端は自由端12と
なっており、ここに図2の従来例で示された揺動アーム
5等からの揺動によって衝撃負荷を受けるようになって
いる。また、アッパシート20が結合されたストッパ本
体11の上部端と下部自由端12との間の部分は、山部
13と谷部14が波形状に交互に連なる伸縮部として形
成されている。
【0010】ストッパ本体11には、伸縮動作の繰り返
しにより内部熱応力が最も発生し易い個所、つまり内部
発熱が最も生じ易いと経験的に判別できる個所に、適宜
数の放熱孔15,16が貫通して穿孔されている。本実
施形態では、伸縮部を形成する谷部14の1つにおい
て、2本の放熱孔14,15が本体縦軸線に垂直な平面
内で十字形に直交して穿孔されている。
【0011】車体22への実機装着後、走行中の車体は
路面の凹凸により衝撃を受ける。この衝撃外力によりス
トッパ本体11は伸縮部において弾性により伸縮動作を
繰り返し、車体を緩衝する。伸縮動作の繰り返しによ
り、ストッパ本体11の内部に熱応力が発生して内部発
熱する。この発生熱は2本の放熱孔15,16からスト
ッパ本体11の外部に放出される。こうした放熱によっ
て、ストッパ本体11の熱劣化は免れ、経時使用に伴う
破断や損傷を防ぐことができる。
【0012】実際に、直交する2本の放熱孔15,16
を設けた本実施形態のサンプルと、このような放熱孔を
設けない従来品に対して放熱の有効性を試験した。本実
施形態のサンプルおよび従来品のストッパ本体11の自
由端12に、圧縮荷重1200kgfによる負荷を伸縮
ストローク回数1.5Hzで5000回かけた後、それ
らの内部温度を測定したところ、本実施形態のサンプル
の場合は110℃であったのに対して、従来品は160
℃であり、そこに約50℃の温度差がみられ、本発明の
有効性を確認することができた。
【0013】また、上記のように伸縮ストローク回数5
000回の負荷をかけて温度測定後、更に45000回
の負荷をかけて継続試験を行った。その結果、本実施形
態のバンプストッパ10には外観上、特に異常を見い出
せなかった。外観検査後、その試験品を裁断した断面を
検査すると、内部組織的に材料の発熱の形跡は認められ
たものの、それが熱劣化に至っていないことを確認でき
た。これに対して、放熱孔15,16を設けない従来品
の場合、その実験品を同様に裁断して断面を検査する
と、明らかに内部組織が熱劣化しており、部分的に空洞
化による事実上の破壊を認めた。
【0014】以上の事実から本実施形態のバンプストッ
パ10は放熱に対して有効であることが明確となった
が、放熱孔の各孔径や設置数としては実施形態のように
直交する2本の放熱孔15、16としたものに限定され
ないが、実機装着時の衝撃外力による負荷を受けて伸縮
動作を繰り返す際、設けた放熱孔15,16から応力集
中を生じるような設置部位や形状であってはならないこ
とは勿論である。
【0015】また、本実施形態のバンプストッパ10に
おいては、蛇腹形状のストッパ本体11を中実構造のも
ので説明したが、中空の蛇腹筒体に形成されたストッパ
本体にストラッドロッドが挿通する構造の場合にも、本
発明の放熱構造を適用することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のバンプストッパは、衝撃外力等
による負荷を受けて弾性伸縮する部分のストッパ本体に
貫通して少なくとも1つの放熱孔を設けたことにより、
伸縮動作の繰り返しによりストッパ本体内に発生した熱
をストッパ本体に逃がして放出でき、それによってスト
ッパ本体の熱劣化を防止し、破断や損傷に対する耐久性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態のバンプストッパを示
す組立縦断面図(a)と平面図(b)である。
【図2】従来例のバンプストッパを示す組立縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 バンプストッパ 11 ストッパ本体 13,14 伸縮部の山部と谷部 15,16 放熱孔 22 車体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇腹形状の伸縮部の一端部が固定されか
    つ他端部が自由端となっているストッパ本体を有し、こ
    のストッパ本体の自由端から受ける衝撃外力で伸縮部が
    弾性伸縮することにより、衝撃外力を吸収して緩衝する
    バンプストッパにおいて、ストッパ本体にその伸縮部を
    貫通する少なくとも1本の放熱孔を設けたことを特徴と
    するバンプストッパ。
  2. 【請求項2】 ストッパ本体の縦軸線に垂直な平面内で
    2本の放熱孔が直交して設けられている請求項1記載の
    バンプストッパ。
  3. 【請求項3】 ストッパ本体が蛇腹形状の中実体である
    請求項1または2記載のバンプストッパ。
  4. 【請求項4】 ストッパ本体が蛇腹形状の中空体であっ
    て、その内部に車両用サスペンション機構のストラッド
    ロッドが挿通させている請求項1または2記載のバンプ
    ストッパ。
JP12174198A 1998-04-15 1998-04-15 バンプストッパ Pending JPH11303924A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293119A (ja) * 2001-04-03 2002-10-09 Isuzu Motors Ltd エアスプリングの取付構造
JP2008057716A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Nok Corp 防振マウント
JP2013504017A (ja) * 2009-09-01 2013-02-04 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 装置を固定するための保持部材
CN103216558A (zh) * 2013-04-12 2013-07-24 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种破碎机用隔振垫

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