JPH11303916A - ゴム積層体 - Google Patents
ゴム積層体Info
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- JPH11303916A JPH11303916A JP10459598A JP10459598A JPH11303916A JP H11303916 A JPH11303916 A JP H11303916A JP 10459598 A JP10459598 A JP 10459598A JP 10459598 A JP10459598 A JP 10459598A JP H11303916 A JPH11303916 A JP H11303916A
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Abstract
断弾性率が低下せず、各種の振動エネルギー吸収装置、
特に免震装置として好適なゴム積層体の提供。 【解決手段】ゴム層と硬質板とを交互に積層したゴム積
層体であって、前記ゴム層が、破断強度と破断伸びの積
の1/2の値に対する、破断エネルギーの比が0.4以
上であり、オートグラフによる100%繰り返し変形引
張試験での5回目のモジュラスと、静的剪断弾性率Gs
の比が1.4以上であるゴム組成物よりなるゴム積層
体。
Description
し、詳しくは、ゴム積層体の水平方向の剛性(剪断弾性
率)が、ゴム積層体のうける面圧に対し依存性が低く、
高面圧下でも剪断弾性率が低下せず、各種の振動エネル
ギー吸収装置、特に免震装置として好適なゴム積層体に
関する。
震装置が急速に普及しつつあり、その一形態として、鋼
板とゴム層を交互に積層したゴム積層体が挙げられる。
ゴム積層体は、建築物と基礎の間、主に基礎部分の柱の
基部に設置され、地震等の地動に共振する建築物の振動
周期を長周期に変え、建築物に入る地動を減少させる働
きをする。最近のゴム積層体は、従来品に比べ、工事作
業性、外観等を考慮してコンパクト化が進んでおり、ゴ
ム積層体1個の断面積が、従来品よりも減少する傾向に
ある。ゴム積層体にかかる建築物の荷重が同じなまま、
ゴム積層体の断面積が減少すると、ゴム積層体の断面積
当たりにかかる荷重、すなわち面圧は、断面積が大きい
ゴム積層体にかかる面圧よりも大きなものとなる。例え
ば、従来の建築物に用いられてきたゴム積層体では、面
圧がせいぜい80kg/cm2 であったが、最近のゴム
積層体のコンパクト化により、コンパクト化したゴム積
層体にかかる面圧は、2倍強の200kg/cm2 にも
達するものもある。図1に、面圧が150kg/cm2
の場合の、従来の免震装置に用いられているゴム組成物
を用いたゴム積層体の水平荷重と水平変位の関係を表す
グラフを示す。図1に示す、水平荷重と水平変位の曲線
(S−Sカーブ)から分かるように、面圧が150kg
/cm2 と比較的小さい場合、荷重と変位の関係は、ほ
ぼ線型である。すなわち、面圧が比較的小さい場合はゴ
ムの水平剛性(剪断弾性率)は、バネ弾性のような線型
性を示す。この場合、ゴム積層体が水平(剪断)方向に
力を受けると、ゴム積層体は剪断方向に変形し、剪断方
向の変位に対応したゴムの応力が生じることにより、ゴ
ム積層体は変形前の位置に戻ろうとする。なお、ゴム積
層体に水平荷重をかけ、破断に至らしめた場合の水平荷
重は破断強度と同義であり、水平変位は破断伸びと同義
である。また、水平荷重と水平変位の曲線であるS−S
カーブを示すグラフの横軸と、S−Sカーブの端点から
横軸に下ろした垂線と、S−Sカーブに囲まれた面積
は、ゴム積層体が破断に至るまでの破断エネルギーを表
す(後述の図3参照)。図2に、面圧が300kg/c
m2 の場合の、上述のゴム積層体の水平荷重と水平変位
の関係を表すグラフを示す。図2に示す、水平荷重と水
平変位のS−Sカーブから分かるように、図1の場合の
面圧150kg/cm2 の2倍である300kg/cm
2 という極めて大きな面圧がかかると、ゴム積層体は剪
断方向に力を受けても、水平方向への変形に対応したゴ
ムの応力が生じることなくゴムの水平剛性(剪断弾性
率)が低下する。その結果、ゴム積層体は、従来のゴム
積層体にかかっていたような比較的小さな面圧下であれ
ば、十分に元の位置に戻ることのできたゴム積層体の剪
断方向の変形(傾き)から、面圧が増大した場合は、戻
ることができず、元の位置を回復することができなくな
る。このように、従来のゴム積層体では、水平方向の剛
性は面圧に大きく依存している。水平剛性の面圧依存性
が大きいため、上述のように、面圧が大きい場合に、面
圧が小さい場合であれば十分元の位置に戻れる範囲のゴ
ム積層体の傾きから、ゴム積層体が戻れなくなり、すな
わち、ゴム積層体が建築物の受けた地動による傾きを支
えきれないという問題が生じた。
は、水平剛性(剪断弾性率)の面圧依存性が低く、高面
圧下でも剪断弾性率が低下せず、各種の振動エネルギー
吸収装置、特に免震装置として好適なゴム積層体を提供
することである。
の技術における問題を解消すべく鋭意研究した結果、ゴ
ム積層体のゴム層を形成するゴム組成物として、破断強
度と破断伸びの関係がより線型に比例する破断特性を有
するゴム組成物を使用することで、ゴム積層体の水平剛
性の面圧依存性が低減でき、かかるゴム積層体の特性を
ゴム組成物の配合により獲得することができることを見
出し、この知見に基づいて、本発明を完成するに至っ
た。
交互に積層したゴム積層体であって、前記ゴム層が、破
断強度と破断伸びの積の1/2の値に対する、破断エネ
ルギーの比が0.4以上であり、さらに、オートグラフ
による100%繰り返し変形引張試験での5回目のモジ
ュラスと、静的剪断弾性率Gsの比が1.4以上である
ゴム組成物よりなるゴム積層体を提供する。
ラックを7%超含有するのが好ましい。
面積が35〔m2 /g〕以下であり、24M4−DBP
吸油量が70〔cm3 /100g〕以下であるのが好ま
しい。
本発明は、ゴム積層体のゴム層を形成するゴム組成物の
破断強度と破断伸びの積の1/2の値に対する、破断エ
ネルギーの比、および、100%繰り返し引張り変形時
の5回目のモジュラスと静的剪断弾性率Gsの比が特定
値以上であるという破断特性を、ゴム組成物の配合を特
定なものとすることで獲得することにより、ゴム積層体
の水平剛性の面圧依存性を低減化して改善するものであ
る。
ゴム組成物に、破断強度と破断伸びの積の1/2の値に
対する、破断エネルギーの比が0.4以上であり、さら
に、オートグラフによる100%繰り返し変形引張試験
での5回目のモジュラスと、静的剪断弾性率Gsの比が
1.4以上であるゴム組成物を用いることにより、ゴム
積層体の水平剛性(剪断弾性率)の面圧依存性を低減化
する。図3にゴムの破断強度と破断伸びを、それぞれ縦
軸と横軸にとった場合の破断強度と破断伸びの関係を示
すS−Sカーブ(図3では、ゴムが途中で破断に至って
いる場合を表すため、S−Sカーブの全体ではなくその
一部を示すにすぎない)を概念図として示す。図中、A
は伸びがA、強度が0の点を、Bは伸びが0、強度がB
の点を、Cは破断伸びA、破断強度Bの点を、Oは原点
を表す。破断強度と破断伸び積の1/2の値は、図3で
は、直線OAと直線ACと直線OCで囲まれた三角形の
面積により表される。破断強度と破断伸びの関係を示す
S−Sカーブより得られる破断エネルギーは、斜線で示
した部分により表される。破断強度と破断伸びの積の1
/2の値に対する、破断エネルギーの比を、以下、破断
エネルギー比と記す。また、オートグラフによる100
%繰り返し変形引張試験での5回目のモジュラスと、静
的剪断弾性率Gsの比を、以下、弾性比と記す。
水平剛性保持率により表わすことができる。ここで水平
剛性保持率とは、異なる2つの面圧下において、その内
の小さな面圧下に対する大きな面圧下における水平剛性
の比である。例えば、高面圧下でも剪断弾性率が低下せ
ず、面圧依存性が小さいとは、水平剛性保持率が大きい
ということである。ゴム組成物の破断エネルギー比、弾
性比と、そのゴム組成物をゴム層としたゴム積層体の水
平剛性保持率の関係をみてみると、以下に示す結果が得
られた。水平剛性保持率は、面圧300kg下での水平
剛性と150kg下での水平剛性の比をとった。 得られた結果より、破断エネルギー比、弾性比と、水平
剛性保持率が正に相関し、破断エネルギー比、および、
弾性比が大きければ水平剛性保持率が大きく、即ち面圧
依存性が小さく、この比が小さければ水平剛性保持率が
小さく、即ち面圧依存性が大きいことがわかった。つま
り、破断エネルギー比、および、弾性比が大きくなるに
従って、ゴム積層体の面圧依存性が改善されることがわ
かった。ここで、破断エネルギー比が大きくなるとは、
図3でいうと、曲線OCが、直線OCに近づくことをい
い、破断に至るまで、より線型に近い変形をするゴムで
あると言える。また、弾性比が大きくなるということに
ついては、ゴムは一般に50%を越えたあたりから弾性
率が低下する傾向にあるが、この低下が少ないというこ
とであり、実際の積層体において重要な変形領域である
100%変形程度まで、より線型に近い変形をするゴム
であるといえる。この結果より、ゴム組成物の破断エネ
ルギー比を大きくし、破断伸びと破断強度がより線型に
比例、つまり破断エネルギー比を1に近づけ、かつ弾性
比を大きくして、実際の積層体の変形領域で、より線型
に変形するようにすれば、このゴム組成物をゴム層に用
いたゴム積層体の面圧依存性を低減化できることがわか
った。逆に、ゴム組成物の破断伸びと破断強度が線型に
比例せず、また、100%変形時のモジュラスがGsに
対して低かったりすると、剪断弾性率が低下した状態と
なり、このゴム組成物を用いたゴム積層体の面圧依存性
が大きくなる。特に、破断エネルギー比が0.4以上、
弾性比が1.4以上であるゴム組成物で形成したゴム層
を有するゴム積層体では、水平剛性保持率は0.5を越
え非常に好ましいが、破断エネルギー比が0.4未満、
弾性比が1.4未満では水平剛性保持率が0.5を越え
ないので好ましくない。好ましくは、破断エネルギー比
が0.4〜1.0、弾性比が1.4〜4.0である。
ム組成物としては、破断エネルギー比が0.4以上、弾
性比が1.4以上となるゴム組成物であれば、特に限定
されない。このようなゴム組成物としては、ゴムの他
に、充填剤、加硫剤、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止
剤、可塑剤、加工助剤、軟化剤、顔料等を含有すること
ができる。本発明のゴム積層体のゴム層を形成するゴム
組成物に含有されるゴムとしては、例えば、天然ゴム
系、イソプレンゴム系、スチレン・ブタジエン共重合ゴ
ム系、天然ゴム/スチレン・ブタジエン共重合ゴム系、
天然ゴム/ブタジエンゴム系、天然ゴム/アクリロニト
リルブタジエンゴム系等が好適に例示される。これらの
ゴムは、1種単独でも、2種以上を併用してもよい。こ
れらのゴムの中でも、天然ゴムを主成分とするのが好ま
しい。天然ゴムは、加硫後のゴム物性のバランスに優れ
るからである。
AB吸着比表面積が35〔m2 /g〕以下であり、24
M4−DBP吸油量が70〔cm3 /100g〕以下で
あるカーボンブラックを、体積分率で7%超配合するの
が好ましい。ここで、体積分率とは、カーボンブラック
を含む組成物全体積に対する原料カーボンブラック重量
をその真比重で除した値を%で表したものをいう。この
ようなコロイダル特性のカーボンブラックを、体積分率
で7%超配合すると、本発明のゴム積層体の水平剛性保
持率が0.5を越えるので好ましい。体積分率で7〜2
5%であるのがより好ましい。
ブロミド)吸着比表面積(以下、CTABと記す)と
は、カーボンブラックがゴム分子との吸着に利用できる
表面積をセチルトリメチルアンモニウムブロミドの吸着
によって測定した値である。24M4−DBP(ジブチ
ルフタレート)吸油量(以下、24M4−DBPと記
す)とは、カーボンブラックの製造時にカーボンブラッ
クが融着して形成されるパールネックレス状のストラク
チャーの粒子の凝集状態の目安を示し、ストラクチャー
が発達しているほど、24M4−DBPが大きくなり、
ストラクチャーが発達しているほど、ゴム組成物製造時
の加工性(特に分散性、押出性)が改善され、加硫ゴム
の耐磨耗性が向上し、硬さ、引張応力が高くなる。ゴム
組成物に、CTABが35〔m2 /g〕以下であり、2
4M4−DBPが70〔cm3 /100g〕以下である
カーボンブラックを、上述の好ましい量、配合すると、
上述のように、本発明のゴム積層体の水平剛性保持率が
0.5を越えるので好ましい。CTABが35〔m2 /
g〕超であると、得られるゴム組成物のヒステリシスロ
スが大きくなり、破断強度と破断伸びの曲線の線型性が
低減するので好ましくない。24M4−DBPが70
〔cm3 /100g〕超であると、カーボンブラックを
7%以上配合した際のモジュラスの増加が大きく、目的
の剪断弾性率が得られないとの理由から好ましくない。
CTABが20〜35〔m2 /g〕であり、24M4−
DBPが30〜70〔cm3 /100g〕であるのがよ
り好ましい。カーボンブラックとしては、好ましくは上
述の条件を満たすものを用い、その種類は、SRF、H
AF−LS、GPF等を用いることができる。
ダル特性を持つカーボンブラックの他に、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー等の充填剤を含有することができ
る。加硫剤としては、硫黄、塩化硫黄、亜鉛華や、TM
TD等の有機含硫黄化合物、ジクミルペルオキシド等の
有機過酸化物等が挙げられる。加硫促進剤としては、N
−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド(CBS)等のスルフェンアミド類、メルカプトベ
ンゾチアゾール等のチアゾール類、テトラメチルチウラ
ムモノスルフィド等のチウラム等が挙げられる。老化防
止剤としては、TMDQ等のケトン・アミン縮合物、D
NPD等のアミン類、スチレン化フェノール等のモノフ
ェノール類等が挙げられる。可塑剤としては、DBP、
DOP等のフタール酸誘導体、DBS等のセバシン酸誘
導体、といったモノエステル類が挙げられる。軟化剤と
しては、アロマオイル等が挙げられる。
ム組成物の製造方法は、加硫剤、加硫促進剤以外の各成
分を、先ずバンバリーミキサー等で混練する。ついで、
混練ロール機等にて硫黄等の加硫剤、加硫促進剤を混練
し、加熱加硫することにより加硫ゴムシートとすること
ができる。このとき、加硫剤の量、加硫温度と加熱時間
による加硫の程度を、得られるゴム組成物の破断エネル
ギー比が0.4以上となるよう、カーボンブラックの配
合量とともに調整する。具体的な配合例を例示すると、
加硫剤として硫黄を用いる場合、例えば、上述のカーボ
ンブラックを体積分率で7%超、硫黄0.9〜1.9重
量部をゴム100重量部に配合し、150℃程度の加熱
下で10分、加硫を行うことで、破断エネルギー比が
0.4以上のゴム組成物を得ることができる。
とを交互に積層した積層体であって、橋梁の支承やビル
の基礎免震等に用いられる構造体である。硬質板には鉄
板、鋼板等が用いられ、ゴム層には、上述のゴム組成物
が好適に用いられる。本発明のゴム積層体の製造方法の
一例について説明する。鋼板は、予め機械的処理、化学
的処理、機械的加工等による表面処理をしてもよく、さ
らに表面を脱脂し、接着剤を塗布する。この際、プライ
マーを塗布してもよい。一方、未加硫状態のゴム組成物
を所定の厚さに圧延し、所定の形状に打ち抜いて、ゴム
シートとする。鋼板に塗布した接着剤が乾燥した後、ゴ
ムシートを積層し、ついで、鋼板とゴムシートを一体と
して加熱加硫して、ゴム積層体を得る。
り、破断エネルギー比が0.4以上であり、また、弾性
比が1.4以上とすれば、水平剛性保持率が0.5超と
なり、水平剛性の面圧依存性が小さい。また、特定量の
体積分率で、特定のコロイダル特性を持つカーボンブラ
ックを含有するゴム組成物よりなるゴム層を有する本発
明のゴム積層体では、ゴム組成物の組成を上述のごとく
選択することにより、水平剛性保持率を0.5超とする
ことができ、水平剛性の面圧依存性が小さい。そのた
め、本発明のゴム組成物は、建築物の基礎等に設置され
る各種の振動エネルギー吸収装置、免震装置として好適
に用いることができる。
る。 (実施例1〜2、比較例1〜2)下記表1に示すゴム組
成物を調整し、150℃で30分間、プレス加硫を行い
加硫ゴムを得た。用いたカーボンブラックのCTAB、
および、24M4−DBPを表1に示す。CTAB、2
4M4−DBPは、ASTM D3765−80に準拠
して測定した。得られた加硫ゴムについて、表1記載の
引張り試験による各物性値、静的剪断弾性率(Gs)、
破断エネルギーを測定し、破断エネルギー比、弾性比を
算出した。また、得られたゴム組成物より加硫ゴムシー
トを作成し、これを用いて後述する方法によりゴム積層
体を作成して、水平剛性保持率を測定、算出した。結果
を表1に示す。
(M100 )〔%〕、300%モジュラス(M300 )
〔%〕、破断強度(TB )〔kgf/cm2 〕、破断伸
び(EB )〔%〕を測定した。 (2)破断エネルギー 破断伸びと破断強度の積分値より算出した。 (3)静的剪断弾性率Gs〔kgf/cm2 〕 JIS K 6254に準拠して測定した。 (4)破断エネルギー比 上述の方法により得られた破断強度と破断伸びより、破
断強度×破断伸び×1/2を算出して、破断エネルギー
比として。 (5)弾性比 オートグラフによる100%繰り返し変形引張試験での
5回目のモジュラスと、静的剪断弾性率Gsの測定値か
ら、繰り返し100%モジュラス/静的剪断弾性率を算
出し、弾性比とした。 (6)水平剛性保持率 実施例、比較例で得られた未加硫ゴムシート(厚さ2.
2mm)26枚と、鋼板(直径300mm×厚さ2.0
mm)27枚とを交互に積層し、130℃で300分加
熱加硫接着し、ゴム積層体を作成した。作成したゴム積
層体を用いて、面圧300kg、150kgにて静的剪
断弾性率を測定し、面圧300kg下における静的剪断
弾性率の、面圧150kg下における静的剪断弾性率に
対する比をとった。合格範囲は、0.5超とした。
依存性が低い。従って、防振装置、除振装置、免震装置
等の振動エネルギーの吸収を目的とする積層体として好
適に用いることができる。
下での水平荷重と水平変位の相関を示すグラフである。
下での水平荷重と水平変位の相関を示すグラフである。
すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】ゴム層と硬質板とを交互に積層したゴム積
層体であって、前記ゴム層が、破断強度と破断伸びの積
の1/2の値に対する破断エネルギーの比が0.4以上
であるゴム組成物よりなるゴム積層体。 - 【請求項2】前記ゴム組成物が、さらに、オートグラフ
による100%繰り返し変形引張試験での5回目のモジ
ュラスと、静的剪断弾性率Gsの比が1.4以上である
請求項1に記載のゴム積層体。 - 【請求項3】前記ゴム組成物が、体積分率でカーボンブ
ラックを7%超含有する請求項1または2に記載のゴム
積層体。 - 【請求項4】前記カーボンブラックのCTAB吸着比表
面積が35〔m2 /g〕以下であり、24M4−DBP
吸油量が70〔cm3 /100g〕以下である請求項3
に記載のゴム積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10459598A JPH11303916A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | ゴム積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10459598A JPH11303916A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | ゴム積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11303916A true JPH11303916A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14384791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10459598A Pending JPH11303916A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | ゴム積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11303916A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008050616A (ja) * | 1998-04-15 | 2008-03-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム免震積層体用ゴム組成物の評価方法および調製方法 |
CN102401084A (zh) * | 2010-09-15 | 2012-04-04 | 溧阳市振大铁路设备有限公司 | 城市轨道列车转向架的轴箱弹簧 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10459598A patent/JPH11303916A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008050616A (ja) * | 1998-04-15 | 2008-03-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム免震積層体用ゴム組成物の評価方法および調製方法 |
CN102401084A (zh) * | 2010-09-15 | 2012-04-04 | 溧阳市振大铁路设备有限公司 | 城市轨道列车转向架的轴箱弹簧 |
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