JPH1130261A - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JPH1130261A
JPH1130261A JP9199130A JP19913097A JPH1130261A JP H1130261 A JPH1130261 A JP H1130261A JP 9199130 A JP9199130 A JP 9199130A JP 19913097 A JP19913097 A JP 19913097A JP H1130261 A JPH1130261 A JP H1130261A
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damper
protrusion
grooves
viscous liquid
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2224/00Materials; Material properties
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向面に封入された粘性液体により回転に制
動を与えるダンパの制動力を、簡易な構造をもって、大
きく減少させないようにする。 【解決手段】 円環状をなす溝13・22と当該溝13
・22に収まる円環状をなす突部12・23とをそれぞ
れ有し、当該溝13・22に当該突部12・23を収め
て、回転可能に組み合わされる第一及び第二の部材1
0、20と、当該第一の部材10と第二の部材20との
対向面M間に封入される粘性液体30とを有する。対向
面Mの少なくとも一部を構成する前記溝13・22と前
記突部12・23の面のうち、前記溝13・22の溝底
にある面40bと前記突部12・23の先端にある面4
1bとの間の間隔yが、当該溝13・22の溝側面40
aと当該突部12・23の側面41bとの間の間隔より
も広くなるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転可能に組み
合わされた第一、第二の部材の対向面間に封入した粘性
液体により、当該回転に制動を与えるダンパの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】扉などの一方の部材と、この一方の部材
を移動可能に組み付けた前記扉により塞がれる開口を備
えた本体などの他方の部材とにおいて、かかる一方の部
材の前記移動に制動を付与するため、かかる一方の部材
側に組み付けられるなどして当該一方の部材の移動に伴
って回転又は相対的に回転される第一の部材と、かかる
他方の部材側に組み付けられるなどして前記一方の部材
の移動に伴って回転又は相対的に回転される第二の部材
とを有するダンパが用いられている。
【0003】かかるダンパにあっては、前記第一の部材
と第二の部材とに、円環状をなす突部と当該突部を収め
る円環状をなす溝とが設けてあり、かかる突部をかかる
溝に収めた状態で、前記回転がなされるようにしてあ
る。また、かかる第一の部材と第二の部材の対向面間、
特に、前記突部の外面と前記溝の内面との間の隙間に
は、粘性液体が封入してあり、この粘性液体により前記
回転に制動を与え、ダンパとして機能させている。ま
た、かかるダンパにあっては、組立作業の簡素化、軽量
化、部品点数の軽減などの要請から、近年特に、前記対
向面間に封入した粘性液体の粘性を利用して、前記突部
に前記溝を収めるように前記第一の部材と第二の部材を
組み合わせることをもってその組み立てをなすタイプの
ものが多く利用されている。
【0004】図12にかかるタイプのダンパの要部断面
を示す。同図中、符号100は第一の部材、101は第
二の部材、102は円環状をなす溝、103は円環状を
なす突部、104は粘性液体である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかるダン
パにあっては、前記第一の部材100と第二の部材10
1とは前記組み合わせにより組み立てられているに過ぎ
ないため、かかるダンパの使用に伴って前記第一の部材
100と第二の部材101とがその回転軸線方向に沿っ
て離れ出す向きに移動される場合があり、こうした場合
にダンパの制動力を大きく低下させてしまう不都合があ
った。
【0006】すなわち、この種のダンパにおける前記制
動力は一般に、前記対向面間の間隔、特に前記突部10
3の外面と前記溝102の内面間の間隔が広がるほど小
さくなることが認められるところ、前記第一の部材10
0と第二の部材101とが前記のように離れ出されると
前記突部103の側面103aと前記溝102の溝側面
102aとの間の間隔は変化しないが、当該突部103
の先端面103bと当該溝102の溝底面102bとの
間の間隔が広がり、この結果、かかる先端面103bと
溝底面102bとによって得られていた制動力が喪失さ
れ、ダンパ全体の制動力の低下を生じさせる。(図1
3)
【0007】もちろん、前記第一の部材100と第二の
部材101とを、前記離れ出す向きへの移動を生じさせ
ないように格別の手段により組み付ければかかる不都合
は生じないが、構造の複雑化に伴う成形などの困難性
や、組立手間の増加、部品点数の増大などを招くことか
ら、こうした格別の手段を要することなく前記不都合を
防止する手法が望まれるところであった。
【0008】そこでこの発明は、この種のダンパの制動
力を、簡易な構造をもって、大きく減少させないように
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明ではダンパが、以下の(1)〜(4)の構
成を備えたものとした。 (1)円環状をなす溝と当該溝に収まる円環状をなす突
部とをそれぞれ有し、当該溝に当該突部を収めて、回転
可能に組み合わされる第一及び第二の部材と、(2)当
該第一の部材と第二の部材との対向面間に封入される粘
性液体とを有し、(3)前記第一の部材の第二の部材に
対する回転又は相対的な回転に当該粘性液体による制動
を与えるダンパであって、(4)前記対向面の少なくと
も一部を構成する前記溝と前記突部の面のうち、前記溝
の溝底にある面と前記突部の先端にある面との間の間隔
が、当該溝の溝側面と当該突部の側面との間の間隔より
も広くなるように構成してある。
【0010】かかる構成によれば、前記第一部材と第二
の部材とを、前記溝に前記凹部が収まるように、前記粘
性液体を前記対向面に塗付などした状態で当該第一の部
材と第二の部材を単純に組み合わせることにより、前記
円環状をなす溝ないしは突部の当該円の円心を通る線分
を回転軸線として、前記第一の部材の第二の部材に対す
る回転又は相対的な回転に前記粘性液体による制動を付
与できるようにすることができる。
【0011】かかる制動をなす制動力は、前記第一の部
材の前記対向面と前記第二の部材の対向面との間の間隔
が狭くなればなるほど大きくなり、かかる間隔が広くな
ればなるほど小さくなることが認められる。
【0012】したがって、前記(4)の構成を採用する
ことにより、ダンパにおける前記制動力を、前記溝の溝
側面と前記突部の側面との間で主として発生させ、当該
溝の溝底にある面と当該突部の先端にある面との間での
かかる制動力の発生を少なくさせることができる。
【0013】この結果、この発明にかかるダンパによれ
ば、このダンパの使用にあたって、前記第一の部材と第
二の部材とが、前記回転の回転軸線方向に沿った向きに
互いに離れ出すように移動され、前記溝の溝底にある面
と前記突部の先端にある面との間の間隔が広がっても、
当初よりこの間隔が広げられた面間のでの制動力がダン
パ全体の制動力に占める割合を少なくしていることか
ら、ダンパ全体の制動力が大きく低下することがなく、
このような移動が生じてもダンパの制動力を要求される
大きさに近い状態に維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図11に示され
るこの発明の典型的な実施の形態の一つについて、説明
する。
【0015】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かるダンパの組み立て前の構成を理解し易いように、連
結片50により一体に連結された第一の部材10と第二
の部材20とを斜視の状態として示している。また、図
2ないし図4は、図1の状態からダンパを組み立てる過
程を理解し易いように、前記第一の部材10と第二の部
材20および前記連結片50を、それぞれ斜視の状態と
して示している。
【0016】また、図5は、図1の状態にあるダンパの
構成体を、一面側から見た状態で、また、図6は、一部
を断面にして側方から見た状態で、また、図7は、第一
の部材10を縦断面の状態として、それぞれ示してい
る。
【0017】また、図8は、組み立てられたダンパの構
成を理解し易いように、当該ダンパを縦断面の状態とし
て、また、図9ないし図11は、前記第一の部材10と
第二の部材20とにそれぞれ設けられ、かつ、個別に収
まり合う突部12・23と溝13・22とにおける突部
12・23の先端にある面41bと溝13・22の溝底
にある面40bとの間の間隔を広く構成した各例を、そ
れぞれ理解し易いように、ダンパの要部を断面にして示
している。(かかる図9ないし図11においては、第二
の部材20におけるギア状突部25の一部を省略して、
かかる第二の部材20を示している。)
【0018】この実施の形態にかかるダンパは、軸突部
11を一面側略中心から、当該面に対し直交する向きに
突き出させた円盤状をなす第一の部材10と、この軸突
部11の収まるめくら穴状をなす軸穴21を一面側から
有する円盤状をなす第二の部材20とを主体に構成して
ある。かかる第一の部材10の軸突部11の先端には、
等間隔に、四つの突起11a、11a…が形成してあ
る。
【0019】そして、かかる第一の部材10は、前記軸
突部11を前記第二の部材20の軸穴21に回転可能に
収め入れた状態で第二の部材20に組み合わされる。し
たがって、かかる第一の部材10は、当該軸突部11の
軸線を回転中心xとして、第二の部材20に対して回転
又は相対的に回転可能とされる。
【0020】また、第一の部材10における前記軸突部
11が設けられている側には、前記回転中心xを円心と
する円環状をなす三つの突部12、12…が、隣り合う
突部12との間に略等しい間隔を開けるように設けてあ
る。すなわち、この実施の形態にあっては、各突部1
2、12…は、前記回転中心xからの半径を異ならせる
同心円の円弧にそれぞれ沿って設けてある。また、かか
る各突部12、12…のうち、もっとも内側に位置され
る突部12と前記軸突部11との間にも、前記各突部1
2、12…間の間隔とほぼ等しい間隔が設けてある。こ
の結果、この実施の形態にあっては、前記軸突部11と
もっとも内側に位置される突部12との間、および隣り
合う前記突部12の間に、円環状をなす溝13がそれぞ
れ形成されている。
【0021】また、第二の部材20における前記軸穴2
1が設けられている側には、前記回転中心xを円心とす
る円環状をなす二つの溝22、22が、間隔を開けて設
けてある。すなわち、この実施の形態にあっては、かか
る二つの溝22、22は、前記回転中心xからの半径を
異ならせる同心円の円弧にそれぞれ沿って設けてある。
また、かかる二つの溝22、22のうち、内側に位置さ
れる溝22と前記軸穴21との間にも、前記二つの溝2
2、22間の間隔とほぼ等しい間隔が設けてある。この
結果、この実施の形態にあっては、前記軸穴21と内側
に位置される溝22との間、および、前記二つの溝2
2、22の間に、円環状をなす突部23がそれぞれ形成
されている。
【0022】そして、この実施の形態にあっては、前記
第一の部材10に設けられた突部12および第二の部材
20に設けられた突部23の肉厚よりも、当該第一の部
材10に設けられた溝13および第二の部材20に設け
られた溝22の溝幅がやや大きくなるように構成してあ
る。
【0023】また、前記第一の部材10の軸突部11を
前記第二の部材20の軸穴21に収め入れた組み合わせ
状態において、より詳細には、当該軸穴21の穴底に当
該軸突部11の先端部を突き当てる位置まで当該軸穴2
1に当該軸突部11を差し入れた状態において、かかる
第一の部材10の各突部12間にある溝13にそれぞ
れ、かかる第二の部材20に設けられた各突部23が個
別に収まり、また、かかる第一の部材10の各突部12
のうち、もっとも外側にある突部12を除く突部12が
それぞれ、かかる第二の部材20に設けられた二つの溝
22、22に個別に収まる構成としてある。
【0024】そして、この実施の形態においては、この
ように組み合わされる第一の部材10と第二の部材20
における対向面M、すなわち、前記軸突部11の外面と
前記軸穴21の内面および前記各突部12・23の外面
と前記各溝13・22の内面との間に形成される隙間y
に、粘性オイルなどの粘性液体30が封入される構成と
してある。
【0025】より詳細には、かかる粘性液体30は、前
記第一の部材10と第二の部材20を前記のように組み
合わせるに先立って、当該両部材10、20の一方又は
双方の前記組み合わせ側に塗付しておくことにより、前
記隙間yに入り込まされる。この実施の形態にあって
は、前記組み合わせ状態において、前記第一の部材10
の各突部12のうちもっとも外側にある突部12の内側
面が、前記第二の部材20のもっとも外側にある突部2
3の外側面に向き合い、かつ、かかるもっとも外側にあ
る第一の部材10の突部12の先端面に第二の部材20
の側縁部24が向き合うようにしてあることから、前記
隙間yに入れ込まれた粘性液体30は当該隙間yから漏
れ出し難く、かかる隙間yに当該粘性液体30は実質的
に封入された状態となる。
【0026】この結果、この実施の形態によれば、前記
回転中心xを中心として第二の部材20に対し回転又は
相対的に回転される第一の部材10の当該回転に、前記
粘性液体30による制動を付与させることができ、ダン
パとして機能させることができる。すなわち、相互に移
動可能に組み付けられる二つの部材の一方に、前記第一
の部材10を組み付けるなどし、かつ、かかる二つの部
材の他方に前記第二の部材20を組み付けるなどするこ
とにより、かかる二つの部材の移動にこの実施の形態に
かかるダンパの前記制動を付与することができる。
【0027】この実施の形態にあっては特に、前記第一
の部材10の向き合った一対の側部に、ネジなどの取付
穴14aを有し、かつ、外方に張り出した取付板部14
を設けると共に、前記第二の部材20における前記軸穴
21が設けられている側と反対の側に、前記回転中心x
とギアの中心を略同じくするギア状突部25を設けてお
り、前記取付板部14により一方の部材に第一の部材1
0を取り付け、かつ、他方の部材に設けたラックなどを
前記第二の部材20のギア状突部25に噛み合わせるこ
とにより、これらの部材の前記移動に対し前記制動を付
与できるようにしてある。
【0028】この実施の形態にあってはまた、前記粘性
液体30の封入される隙間yを構成する前記対向面Mの
うち、前記溝13・22の溝底にある面40bと前記突
部12・23の先端にある面41bとの間の間隔が、当
該溝13・22の溝側面40aと当該突部12・23の
側面41aとの間の間隔よりも広くなるように構成して
ある。
【0029】この結果、この実施の形態にあっては、ダ
ンパにおける前記制動をする制動力を、前記溝13・2
2の溝側面40aと前記突部12・23の側面41aと
の間で主として発生させ、当該溝13・22の溝底にあ
る面40bと当該突部12・23の先端にある面41b
との間でのかかる制動力の発生を少なくさせることがで
きる。
【0030】かかる構成により、この実施の形態にかか
るダンパにあっては、このダンパの使用にあたって、前
記第一の部材10と第二の部材20とが、前記軸突部1
1の軸線方向x’に沿った向きに互いに離れ出すように
移動され、前記溝13・22の溝底にある面40bと前
記突部12・23の先端にある面41bとの間の間隔が
広がっても、当初よりこの間隔が広げられた面間のでの
制動力がダンパ全体の制動力に占める割合を少なくして
いることから、ダンパ全体の制動力が大きく低下するこ
とがなく、このような移動が生じてもダンパの制動力を
要求される大きさに近い状態に維持することができる。
【0031】また、前記溝13・22の溝底にある面4
0bと前記突部12・23の先端にある面41bとの間
をもって、前記第一の部材10の回転又は相対的な回転
に伴って当該溝13・22の溝側面40aと当該突部1
2・23の側面41aとの間で圧縮される粘性液体30
の逃げ出しを許容することができ、この逃げ出しの許容
により、かかる粘性液体30が、かかる回転に伴って前
記第一の部材10と第二の部材20との間から、より具
体的には前記第一の部材10のもっとも外側にある突部
12と第二の部材20の外側の突部23との間から、漏
れ出す事態が生じ難いものとされ、この結果、経時的に
当該粘性液体30の量が不足してダンパにおける前記制
動力が低下してしまうことが少ないものとされる。
【0032】前記溝13・22の溝底にある面40bと
前記突部12・23の先端にある面41bとの間の間隔
yを、当該溝13・22の溝側面40aと当該突部12
・23の側面41aとの間の間隔より広くすることは、
前記軸突部11の先端部が前記軸穴21の底面に突き当
たった組み合わせ位置において、かかる間隔を広くする
ように、前記突部12・23の突き出し寸法および前記
溝13・22の深さを設定しておくことにより確保する
ことができる。
【0033】また、前記間隔yを広くすることは、図1
ないし図9に示されるように、かかる突部12・23の
先端にある面41bに円環状をなす当該突部12・23
に沿った円環状をなす凹部42を形成することにより確
保することができる。このように構成した場合、かかる
突部12・23の突き出し寸法および溝13・22の深
さを変えることなく、しかも、ダンパの回転軸線方向
x’の寸法を必要以上に増加させずに、かかる間隔yを
広くすることができる。
【0034】また、前記間隔yを広くすることは、図1
0に示されるように、前記溝13・22の溝底にある面
40bに円環状をなす当該溝13・22に沿った凹部4
2を形成することにより確保することができる。
【0035】また、前記間隔yを広くすることは、図1
1に示されるように、前記突部12・23の先端にある
面41bと前記溝13・22の溝底にある面40bの双
方に前記円環状をなす凹部42を形成することにより確
保することができる。
【0036】なお、この実施の形態にあっては、前記第
一の部材10の取付板部14と前記第二の部材20の側
部とを薄肉の連結片50をもって連結させた状態で、プ
ラスチック材料をもって両部材を同時にかつ一体に成形
できるようにしてある。(図1、図5、図6)このよう
に一体に成形された第一の部材10と第二の部材20と
は、第一の部材10の軸突部11が設けられている側と
第二の部材20の軸穴21が設けられている側とが同じ
側を向くように構成され、(図1、図6)前記連結片5
0の一端部との連接部51を折り曲げ、かつ、この折り
曲げ位置を中心に第一の部材10又は第二の部材20を
他方の部材に近付ける向きに回動させることにより、前
記軸突部11の側と軸穴21の側とを向かい合わせるこ
とができ、(図2)この軸穴21への軸突部11の収め
入れによる前記第一の部材10と第二の部材20との組
み合わせをスムースになすことができるようにしてあ
る。(図3)このように組み合わせる過程において前記
連結片50の一端部との連接部51を破断させると共に
粘性液体30を前記のように塗布し、かつ、組み合わせ
後に当該連結片50の他端部との連接部51を破断させ
ることにより、かかる連結片50を取り除いて、ダンパ
の組み立てが完了される。(図3、図4)
【0037】
【発明の効果】この発明にかかるダンパによれば、この
ダンパの使用にあたって、回転可能に組み合わされる前
記第一の部材と第二の部材とが、当該回転の回転軸線方
向に沿った向きに互いに離れ出すように移動され、前記
溝の溝底にある面と前記突部の先端にある面との間の間
隔が広がっても、当初よりこの間隔が広げられた面間の
での制動力がダンパ全体の制動力に占める割合を少なく
していることから、ダンパ全体の制動力が大きく低下す
ることがなく、簡易な構造をもってこのような移動が生
じてもダンパの制動力を要求される大きさに近い状態に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組み立て前のダンパ構成体を示す斜視図
【図2】ダンパ組み立ての過程を示す斜視図
【図3】ダンパ組み立ての過程を示す斜視図
【図4】ダンパ組み立ての過程を示す斜視図
【図5】組み立て前のダンパ構成体を示す平面図
【図6】組み立て前のダンパ構成体を示す要部破断側面
【図7】図5におけるA−A線断面図
【図8】ダンパの断面図
【図9】ダンパの要部断面図
【図10】ダンパの要部断面図
【図11】ダンパの要部断面図
【図12】従来例を示す断面図
【図13】従来例を示す断面図
【符号の説明】
10 第一の部材 12 突部 13 溝 20 第二の部材 22 溝 23 突部 30 粘性液体 M 対向面 S 隙間 40a 溝側面 40b 溝底にある面 41a 突部の側面 41b 突部の先端にある面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状をなす溝と当該溝に収まる円環状
    をなす突部とをそれぞれ有し、当該溝に当該突部を収め
    て、回転可能に組み合わされる第一及び第二の部材と、
    当該第一の部材と第二の部材との対向面間に封入される
    粘性液体とを有し、前記第一の部材の第二の部材に対す
    る回転又は相対的な回転に当該粘性液体による制動を与
    えるダンパであって、 前記対向面の少なくとも一部を構成する前記溝と前記突
    部の面のうち、前記溝の溝底にある面と前記突部の先端
    にある面との間の間隔が、当該溝の溝側面と当該突部の
    側面との間の間隔よりも広くなるように構成してあるこ
    とを特徴とするダンパ。
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