JPH11302547A - 竹炭混入組成物およびそれを用いたシート - Google Patents

竹炭混入組成物およびそれを用いたシート

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JPH11302547A
JPH11302547A JP10109883A JP10988398A JPH11302547A JP H11302547 A JPH11302547 A JP H11302547A JP 10109883 A JP10109883 A JP 10109883A JP 10988398 A JP10988398 A JP 10988398A JP H11302547 A JPH11302547 A JP H11302547A
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JP
Japan
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powder
sheet
bamboo charcoal
bamboo
composition
Prior art date
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JP10109883A
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English (en)
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Hiroaki Tatsumi
博昭 辰巳
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Dorikamu KK
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Dorikamu KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 竹炭に比べて吸着力が優れており、特にアン
モニアガスの吸着力に優れている竹炭混入組成物、およ
びこれを用いたシートを提供する。 【解決手段】 竹炭を粉体にした竹炭粉8と、トルマリ
ン鉱石を粉体にしたトルマリン粉10と、青竹薫煙粉1
2とが海藻を原料とする水溶性糊剤たるアルギン酸ソー
ダ(バインダー)14に混合分散されて竹炭混入組成物
6が形成される。そして、この竹炭混入組成物6が不織
布やパルプ繊維などのシート部材4上に印刷された後、
乾燥される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹炭の吸着力を利
用した竹炭混入組成物およびそれを用いたシートの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、竹炭が優れた吸着力を有して
いることはよく知られている。このように竹炭が優れた
吸着力を有しているのは、竹炭は多孔質であり、その表
面積は1gあたり約200〜300m2もあるためであ
る。例えば、BET法とよばれている分析方法で木炭の
代表格である備長炭の吸着率を調べると、約2〜5m2
程度であるのに対し、竹炭の吸着率は50〜60m2
も達し、備長炭の約10倍になる。このような竹炭の優
れた吸着力を利用したシート状の消臭製品、鮮度保持製
品、建築製品、寝具や健康製品などが数多く提案される
とともに、商品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製品はいずれも竹炭の吸着力に依存する製品であり、消
臭効果や鮮度保持効果にも一定の限度があり、より優れ
た吸着力を備えた製品が望まれている。
【0004】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、竹炭に比べて吸着力が優れており、
特にアンモニアガスの吸着力に優れている竹炭混入組成
物、およびこれを用いたシートを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、少なくとも竹炭粉とトルマリン粉
と青竹薫煙粉とをバインダーに混合分散させて竹炭混入
組成物を構成している。
【0006】この発明では、竹炭粉とトルマリン粉とを
混合されているが、その理由は以下の通りである。
【0007】まず、竹炭はすでに述べたように、その単
体自体でも優れた吸着力を有している。
【0008】また、トルマリンはケイ酸塩鉱物であり、
熱すると電気を帯びるピロ電気性を有しており、重金属
のイオンを吸着固定する効果、トルマリンの電極が匂い
のもととなる粒子を吸着する効果などが従来より知れら
れていたが、本願発明者が種々の実験を行った処、竹炭
とトルマリンを混合させることで、吸着力を相乗的に高
めることが確認された。
【0009】さらに、青竹薫煙粉は、青竹を粉状にした
後、この青竹粉体を煎ったり、竹を燃やした際に発生す
る煙でこの青竹粉体を燻したりすることで得られるもの
であるが、この青竹薫煙粉の性質を調べた処、アンモニ
アガスの吸着力に優れていることがわかった。
【0010】そこで、これら3成分(竹炭粉、トルマリ
ン粉および青竹薫煙粉)をバインダーに混合分散させる
ことで、竹炭に比べて吸着力が優れており、特にアンモ
ニアガスの吸着力に優れている竹炭混入組成物が得られ
た。
【0011】また、請求項2の発明は、少なくとも竹炭
粉とトルマリン粉と青竹薫煙粉とをバインダーに混合分
散させた竹炭混入組成物を、シート部材に固定させてい
る。
【0012】この発明では、上記した特筆すべき特性を
有する竹炭混入組成物をシート部材に固定することでシ
ートが形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる竹炭混
入組成物を用いたシートの一の実施形態を示す図であ
り、図2は部分拡大図である。この実施形態では、当該
シートは食品の鮮度保持シートとして機能している。
【0014】このシート2は、不織布やパルプ繊維など
のシート部材4上に直径が約3mmの円形模様の竹炭混入
組成物6を分散印刷した後に乾燥させたものである。こ
の竹炭混入組成物6は、800゜C以上の高温で焼き上
げた竹炭を粉体にした竹炭粉8と、トルマリン鉱石を粉
体にしたトルマリン粉10と、青竹薫煙粉12とを、海
藻を原料とする水溶性糊剤たるアルギン酸ソーダ(バイ
ンダー)14に混合分散させたものであり、その厚みは
約20μm程度である。ここで、青竹薫煙粉は、青竹を
粉状にした後、この青竹粉体を煎ったり、竹を燃やした
際に発生する煙でこの青竹粉体を燻したりすることで得
られるものである。
【0015】なお、シート部材4上に竹炭混入組成物6
を印刷する方法としては、スクリーン捺染法、手捺染
法、ロール捺染法、グラビア捺染法などを用いることが
でき、シート部材4への印刷模様についても、実施形態
の如く円形に限定されるものではなく、三角や四角など
の幾何学模様、動物などのキャラクタ模様などの任意の
形状に印刷することができる。
【0016】このように構成された食品の鮮度保持シー
ト2によれば、竹炭粉8とトルマリン粉10を混合使用
しているため、両者の相乗効果によって優れた吸着力が
得られ、食品の鮮度劣化の主要因となるエチレンガスを
吸着することができる。このため、当該シート2上に食
品を置いておくと、シート2を使用しない場合に比べ
て、食品を長期間新鮮に保つことができる。また、竹炭
粉8とトルマリン粉10に加えて、青竹薫煙粉12を使
用しているため、消臭効果の点、特に悪臭の原因となる
アンモニアガスを効果的に吸着して優れた消臭効果を有
している。さらに、このシート2は、防かび効果や抗菌
効果も有している。
【0017】なお、この実施形態にかかる食品の鮮度保
持シート2では、バインダーとしてアルギン酸ソーダ1
4を用いているが、これ以外のものを使用することがで
きるが、食品にバインダーが直接接触する可能性がある
ため、アルギン酸ソーダ14や他の天然糊剤(例えばデ
ンプンなど)を用いるのが望ましい。
【0018】また、上記実施形態では、不織布やパルプ
繊維などのシート部材4上に竹炭混入組成物6を分散印
刷した後に乾燥させることで、シート部材4に竹炭混入
組成物6を固定しているが、食品を保管する容器内部に
竹炭混入組成物6を直接、あるいは適当に包装した状態
で置いてもシート2上に食品を置いた場合と同様の効果
が得られる。すなわち、竹炭混入組成物6単体でも、シ
ート2と同様の効果を奏する。
【0019】また、上記実施形態では、竹炭混入組成物
6を不織布やパルプ繊維などのシート部材4上に固定し
て食品の鮮度保持シート2を形成しているが、竹炭混入
組成物6の利用形態は、これに限定されるものではな
く、不織布、パルプ繊維あるいは合成樹脂などのシート
部材に竹炭混入組成物6を固定し、このシートをトイレ
の床材や便座カバーなどに使用可能な消臭シートとして
もよく、このような用途においてはアンモニアガスが特
に問題となるが、上記したように竹炭粉8とトルマリン
粉10に加えて青竹薫煙粉12を含有しているため、ア
ンモニアガスを効果的に吸着し、これらの用途に対して
効果的である。また、別の用途として、天井・壁紙に竹
炭混入組成物6を適当な模様で印刷したり、シート板材
に竹炭混入組成物6を印刷、あるいは埋め込んだりする
ことで建材シートを形成することもできる。また、布団
やマットなどの寝具シートに竹炭混入組成物6を固定し
て抗菌・消臭効果を高めるようにしてもよい。さらに、
綿や絹などの布シートに竹炭混入組成物6を固定してマ
スクを形成したり、不織布に青竹薫煙粉12に竹炭混入
組成物6を固定してマスクを形成したりして抗菌・消臭
効果を有する健康製品を製造することもできる。なお、
これらの用途においても、食品の鮮度保持の場合と同様
に、竹炭混入組成物6を直接、あるいは適当に包装した
状態で置いても同様の効果を奏する。
【0020】さらに、上記したように竹炭混入組成物は
バインダーに3つの粉体(竹炭粉、トルマリン粉、青竹
薫煙粉)を混合分散させたものであるため、精油やサポ
ニンなどをバインダーにさらに添加し、混合分散させる
ことも可能であり、この場合、精油やサポニンなどの添
加によって殺ダニ効果が飛躍的に向上し、このように精
油やサポニンなどを添加した竹炭混入組成物を建材に適
用すると、より効果的で、しかも実用性に優れている。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、少な
くとも竹炭粉、トルマリン粉および青竹薫煙粉をバイン
ダーに混合分散させることで竹炭混入組成物を形成して
いるので、竹炭に比べて吸着力が優れており、特にアン
モニアガスの吸着力に優れている竹炭混入組成物、およ
びこれを用いたシートが得られる。より具体的な効果と
して、食品の鮮度保持効果や消臭・抗菌効果などが顕著
に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる竹炭混入組成物を用いたシー
トの一の実施形態を示す図である。
【図2】図1のシートの部分拡大模式図である。
【符号の説明】
2…(食品の鮮度保持)シート 4…シート部材 6…竹炭混入組成物 8…竹炭粉 10…トルマリン粉 12…青竹薫煙粉 14…アルギン酸ソーダ(バインダー)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも竹炭粉とトルマリン粉と青竹
    薫煙粉とをバインダーに混合分散させたことを特徴とす
    る竹炭混入組成物。
  2. 【請求項2】 少なくとも竹炭粉とトルマリン粉と青竹
    薫煙粉とをバインダーに混合分散させた竹炭混入組成物
    を、シート部材に固定させたことを特徴とする竹炭混入
    組成物を用いたシート。
JP10109883A 1998-04-20 1998-04-20 竹炭混入組成物およびそれを用いたシート Withdrawn JPH11302547A (ja)

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