JPH11302280A - チアゾリジン誘導体、およびその誘導体を有効成分とする医薬 - Google Patents

チアゾリジン誘導体、およびその誘導体を有効成分とする医薬

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JPH11302280A
JPH11302280A JP10684198A JP10684198A JPH11302280A JP H11302280 A JPH11302280 A JP H11302280A JP 10684198 A JP10684198 A JP 10684198A JP 10684198 A JP10684198 A JP 10684198A JP H11302280 A JPH11302280 A JP H11302280A
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JP
Japan
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furan
thioxo
thiazolidinone
ylmethylene
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Application number
JP10684198A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kobayashi
馨 小林
Toshihiko Nishiyama
敏彦 西山
Shinji Nakade
眞嗣 中出
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (1)一般式(IB)(式中、A1B、A2B、A3B
はO、S;R1Bはアルキル、アルケニル、OH、アルコ
キシ等;R2BはH、アルキル、COOR5B(R5はH、
アルキル)、ハロゲン、NO2、CF3、OCF3、O
H、アルコキシ等;mBは1〜3;Cyc1Bは炭素
環、ヘテロ環)で示される化合物、その非毒性塩、それ
らの水和物、及び(2)一般式(IB)の化合物を包含する
一般(Ia)で示される化合物、その塩又はそれらの水和物
を有効成分する医薬。 【化1】 【効果】 一般式(IA)の化合物は、シアリルルイスX
合成阻害作用を有しているため、各種炎症性疾患、慢性
関節リウマチ、アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮
膚炎、虚血再灌流障害の抑制、腎炎、肝炎、多発性硬化
症、潰瘍性大腸炎、移植臓器拒絶反応の抑制、敗血症、
動脈硬化症等の治療等に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なチアゾリジ
ン誘導体、それらの非毒性塩およびそれらの水和物、そ
れらの製造方法、およびチアゾリジン誘導体、それらの
非毒性塩およびそれらの水和物を有効成分として含有す
る医薬、とりわけシアリルルイスX合成阻害剤に関す
る。さらに詳しくは、一般式(IB)
【0002】
【化7】
【0003】(式中、すべての記号は後記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物、それらの非毒性塩および
それらの水和物、それらの製造方法、および一般式(I
A)
【0004】
【化8】
【0005】(式中、すべての記号は後記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物、それらの非毒性塩および
それらの水和物を有効成分として含有する医薬、とりわ
けシアリルルイスX合成阻害剤に関する。
【0006】
【発明の背景】接着分子は細胞の生理機能発現に重要な
働きをすることが知られている。この接着分子は大きく
分けて少なくとも4つのファミリーからなり、セレクチ
ンファミリー、インテグリンファミリー、免疫グロブリ
ンスーパーファミリー、カドヘリンファミリーと呼ば
れ、接着現象に多様性を与えている。最近これら接着分
子が種々の疾患と密接に関連していることが明らかにさ
れ、接着分子の制御が疾患の治療に応用できると考えら
れてきた。中でもセレクチンファミリーに属する接着分
子は血管壁での白血球と内皮細胞との接着に関与し、炎
症反応における好中球の遊走、アレルギー反応における
リンパ球の浸潤やホーミングなどに深く関わることがセ
レクチンに対する抗体やリガンドを用いた実験から明ら
かにされた。また、セレクチンを介した細胞間接着が、
白血球と内皮細胞間の接着だけでなく、白血球同士ある
いは白血球と血小板、癌細胞と血小板、また、血管形成
における内皮細胞間同士の接着や受精時の精子と卵子と
の接着にも関与し、多彩な生理反応を引き起こし得るこ
とも分かっている。
【0007】近年このセレクチンのリガンドが糖鎖であ
ることが判明し、糖鎖合成を制御することにより、セレ
クチンを介した多彩な接着現象が制御され得るとの概念
が提唱された。このセレクチンのリガンドは翻訳後修飾
で酵素的に合成され、シアル酸転移酵素やフコース転移
酵素の働きにより、4糖構造のシアリルルイスX(以
下、sLeXと略す)を含む形になることが知られてい
る。さらに最近フコース転移酵素のノックアウト・マウ
スが作製され、白血球のsLeX合成を止めることによ
り、チオグリコレート処理による好中球の腹腔内への浸
潤が約90%抑制され、リンパ球のリンパ節へのホーミ
ングも不完全になることが報告された。組織への炎症細
胞の浸潤抑制は、病態の進行を止める効果的な処置の一
つと考えられ、sLeXの合成阻害剤はセレクチンを介
する細胞間接着を阻害し、炎症性疾患を代表とする種々
の病態に対して改善効果が期待できる。本発明は接着分
子セレクチンのリガンドであるsLeXに着目し、その
生合成あるいは発現を抑制することによる、これまでに
ないメカニズムを持った有用な治療薬を供するものであ
る。本発明の臨床応用としては、細胞の接着や浸潤が病
態の成因および増悪に関与すると考えられる様々な疾患
を対象とすることができ(The Handbook of Immunophar
macology, Adhesion Molecules, Academic Press, (199
4)、Trends in Pharmacological Sciences Vol.16, 418-
423 (1995)、Molecular Medicine Today,310-321 (199
7)、炎症 Vol.17, 459-467 (1997))、例えば各種炎症性
疾患、慢性関節リウマチ、アレルギー、気管支喘息、ア
トピー性皮膚炎、乾癬、皮膚や心筋などにおける虚血再
灌流障害の抑制、腎炎、肝炎、多発性硬化症、潰瘍性大
腸炎、移植臓器拒絶反応の抑制、敗血症、自己免疫疾
患、癌、および動脈硬化症等の治療、または避妊薬とし
ての利用が考えられる。
【0008】
【従来の技術】チアゾリジン誘導体として、例えば、チ
ェコスロバキア特許(CS145021号)明細書には、一般式
(A)
【0009】
【化9】
【0010】(式中、XAは4−NO2、3−NO2、2
−NO2、4−Cl、4−Br、4−COOH、4−C
OOC25、H、4−CH3または4−OCH3を表わ
す。)で示される化合物が記載されているが、生物活性
に関する記載はない。また、Vses. Nauchn. Konf. Khi
m. Tekhnol. Furanovykh Soedin., [Tezisy Dokl.], 3r
d (1978), 96-7には、式(B)
【0011】
【化10】
【0012】で示される化合物が記載されているが、生
物活性に関する記載はなく、分光測定法の研究に使用さ
れているだけである。また、Zb. Pr. Chemickotechnol.
Fak. SVST (1978), Volume Date 1975-197667-72に
は、式(C)
【0013】
【化11】
【0014】で示される化合物が記載されているが、生
物活性に関する記載はない。また、Khim. Geterotsikl.
Soedin. (1977), (11), 1490-4には、一般式(D)
【0015】
【化12】
【0016】で示される化合物が記載されているが、生
物活性に関する記載はなく、分光測定法の研究に使用さ
れているだけである。また、Chem. Zvesti (1973), 27
(4), 521-4には、一般式(E)
【0017】
【化13】
【0018】(表中、Bnはベンジル基を表わす。)で
示される化合物が記載されているが、生物活性に関する
記載はない。また、Zb. Pr. Chemickotechnol. Fak. SV
ST (Slov. Vys. Sk. Tech.) (1971), Volume Date 1969
-1970 55-8には、一般式(F)
【0019】
【化14】
【0020】で示される化合物が記載されているが、生
物活性に関する記載はない。また、Tetrahedron Lett.
(1994), 35 (23), 3849-52には式(G)
【0021】
【化15】
【0022】で示される化合物が記載されているが、生
物活性に関する記載はない。また、表1(1)〜
(3)、表2および表3に示す化合物は試薬として販売
されている。なお、各表中、Meはメチル基を表わし、
MeOはメトキシ基を表わし、Bnはベンジル基を表わ
し、EtOはエトキシ基を表わす。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】このように多くの置換チアゾリジン誘導体
が公知であるが、それらが何らかの薬理作用を有してい
ることは全く知られていない。
【0029】
【発明の目的】本発明者らは、シアリルルイスX合成阻
害作用を有する化合物を見出すべく鋭意研究を行なった
結果、一般式(IA)および一般式(IB)で示される本発
明化合物が目的を達成することを見出し、本発明を完成
した。
【0030】
【発明の開示】本発明は、 (1) 一般式(IA)
【0031】
【化16】
【0032】(式中、A1A、A2AおよびA3Aはそれぞれ
独立して、酸素原子または硫黄原子を表わし、R1Aは 1)C1〜4アルキル基、 2)C2〜4アルケニル基、 3)水酸基、 4)C1〜4アルコキシ基、 5)−(C1〜4アルキル)−フェニル基、 6)NR3A4A基(基中、R3AおよびR4Aはそれぞれ独
立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わ
す。)、 7)−(C1〜4アルキル)−OH基、 8)−(C1〜4アルキル)−ヘテロ環基、または 9)−(C1〜4アルキル)−O−(C1〜4アルキ
ル)基を表わし、
【0033】R2Aは 1)水素原子、 2)C1〜4アルキル基、 3)COOR5A基(基中、R5Aは水素原子またはC1〜
4アルキル基を表わす。)、 4)ハロゲン原子、 5)ニトロ基、 6)トリフルオロメチル基、 7)トリフルオロメトキシ基、 8)水酸基、 9)C1〜4アルコキシ基、 10)CONR6A7A基(基中、R6AおよびR7Aはそれ
ぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表
わす。)、または 11)SO2NR8A9A基(基中、R8AおよびR9Aはそ
れぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を
表わす。)を表わし、mAは1〜3を表わし、mAが2
または3のとき複数個のR2Aは同一でも異なってもよ
く、
【0034】
【化17】 は炭素環またはヘテロ環を表わし、
【化18】 は一重結合または二重結合を表わす。)で示されるチア
ゾリジン誘導体、それらの非毒性塩およびそれらの水和
物を有効成分として含有する医薬、
【0035】(2) 一般式(IB)
【化19】
【0036】(式中、A1B、A2BおよびA3Bはそれぞれ
独立して、酸素原子または硫黄原子を表わし、R1Bは 1)C1〜4アルキル基、 2)C2〜4アルケニル基、 3)水酸基、 4)C1〜4アルコキシ基、 5)−(C1〜4アルキル)−フェニル基、 6)NR3B4B基(基中、R3BおよびR4Bはそれぞれ独
立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わ
す。)、 7)−(C1〜4アルキル)−OH基、 8)−(C1〜4アルキル)−ヘテロ環基、または 9)−(C1〜4アルキル)−O−(C1〜4アルキ
ル)基を表わし、
【0037】R2Bは 1)水素原子、 2)C1〜4アルキル基、 3)COOR5B基(基中、R5Bは水素原子またはC1〜
4アルキル基を表わす。)、 4)ハロゲン原子、 5)ニトロ基、 6)トリフルオロメチル基、 7)トリフルオロメトキシ基、 8)水酸基、 9)C1〜4アルコキシ基、 10)CONR6B7B基(基中、R6BおよびR7Bはそれ
ぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表
わす。)、または 11)SO2NR8B9B基(基中、R8BおよびR9Bはそ
れぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を
表わす。)を表わし、mBは1〜3を表わし、mBが2
または3のとき複数個のR2Bは同一でも異なってもよ
く、
【0038】
【化20】 は炭素環、またはヘテロ環を表わし、
【0039】
【化21】
【0040】は一重結合、または二重結合を表わす。た
だし、(1)3−メチル−5−(5−(4−ニトロフェ
ニル)チオフェン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(2)3−メチル−5−(5−
フェニルフラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
4−チアゾリジノン、(3)3−メチル−5−(5−
(3−カルボキシフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(4)3−
メチル−5−(5−(4−カルボキシフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン、(5)3−メチル−5−(5−(4−スルファモ
イルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオ
キソ−4−チアゾリジノン、(6)3−メチル−5−
(5−(2−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(7)3−
メチル−5−(5−(3−ニトロフェニル)フラン−2
−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(8)3−メチル−5−(5−(4−ニトロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(9)3−メチル−5−(5−(2−
メチル−5−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(10)3−
メチル−5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−2
−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(11)3−メチル−5−(5−(4−クロロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(12)3−メチル−5−(5−(2,
3−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(13)3−メチル
−5−(5−(3,4−ジクロロフェニル)フラン−2
−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(14)3−メチル−5−(5−(2,4−ジクロロ
フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(15)3−メチル−5−(5−
(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(16)3−
メチル−5−(5−(2−クロロ−4−ニトロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(17)3−メチル−5−(5−(3−
クロロ−4−メトキシフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(18)3
−メチル−5−(5−(3−ブロモフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(19)3−メチル−5−(5−(4−ブロモフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(20)3−メチル−5−(5−(4−
フルオロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン、(21)3−メチル−5
−(5−(4−ヨードフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(22)3
−メチル−5−(5−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(23)3−アリル−5−(5−(4−
カルボキシフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2
−チオキソ−4−チアゾリジノン、(24)3−アリル−
5−(5−(3−カルボキシフェニル)フラン−2−イ
ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(25)3−アリル−5−(5−(2−ニトロフェニル)
フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チア
ゾリジノン、(26)3−アリル−5−(5−(3−ニト
ロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
ソ−4−チアゾリジノン、(27)3−アリル−5−(5
−(4−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)
−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(28)3−アリ
ル−5−(5−(2−メチル−5−ニトロフェニル)フ
ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン、(29)3−アリル−5−(5−(3−トリフ
ルオロメチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(30)3−アリル
−5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−2−イル
メチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(3
1)3−アリル−5−(5−(3−クロロフェニル)フ
ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン、(32)3−アリル−5−(5−(4−クロロ
フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(33)3−アリル−5−(5−
(2,3−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(34)3−
アリル−5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン、(35)3−アリル−5−(5−(3,4−ジク
ロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオ
キソ−4−チアゾリジノン、(36)3−アリル−5−
(5−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)フラン−2
−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(37)3−アリル−5−(5−(3−クロロ−4−
メトキシフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン、(38)3−アリル−5
−(5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(39)3−アリル−5−(5−(3−ブロモフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(40)3−アリル−5−(5−(4−
ブロモフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チ
オキソ−4−チアゾリジノン、(41)3−アリル−5−
(5−(4−フルオロフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(42)3
−アリル−5−(5−(4−ヨードフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(43)3−ベンジル−5−(5−フェニルフラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(44)3−ベンジル−5−(5−(4−メチルフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン、(45)3−ベンジル−5−(5−
(2−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(46)3−ベンジ
ル−5−(5−(3−ニトロフェニル)フラン−2−イ
ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(47)3−ベンジル−5−(5−(4−ニトロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(48)3−ベンジル−5−(5−(4
−スルファモイルフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(49)3−
ベンジル−5−(5−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(50)3−ベンジル−5−(5−(4
−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン、(51)3−ベンジル−
5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン−2−
イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(52)3−ベンジル−5−(5−(2,5−ジクロロフ
ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
4−チアゾリジノン、(53)3−ベンジル−5−(5−
(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)フラ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン、(54)3−ベンジル−5−(5−(4−ヨード
フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(55)3−フェネチル−5−
(5−(2−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(56)3−
フェネチル−5−(5−(3−ニトロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン、(57)3−フェネチル−5−(5−(4−ニトロ
フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(58)3−フェネチル−5−
(5−(4−スルファモイルフェニル)フラン−2−イ
ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(59)3−フェネチル−5−(5−(3−トリフルオロ
メチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チ
オキソ−4−チアゾリジノン、(60)3−フェネチル−
5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメ
チレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(61)
3−フェネチル−5−(5−(4−クロロフェニル)フ
ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン、(62)3−フェネチル−5−(5−(2,4
−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2
−チオキソ−4−チアゾリジノン、(63)3−フェネチ
ル−5−(5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(64)3−フェネチル−5−(5−(4−ブロモフ
ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
4−チアゾリジノン、(65)3−エトキシ−5−(5−
(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(66)3−
ベンジル−5−(5−(4−ニトロフェニル)チオフェ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン、(67)3−エチル−5−(5−(ピロリジン−
1−イル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン、(68)3−(フラン−2−イル
メチル)−5−(5−(2−ニトロフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(69)3−(フラン−2−イルメチル)−5−(5
−(3−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)
−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(70)3−(フ
ラン−2−イルメチル)−5−(5−(4−ニトロフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン、(71)3−(フラン−2−イルメチ
ル)−5−(5−(4−ブロモフェニル)フラン−2−
イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(72)3−(フラン−2−イルメチル)−5−(5−
(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(73)3−(フラ
ン−2−イルメチル)−5−(5−(4−クロロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(74)3−(フラン−2−イルメチ
ル)−5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン、(75)3−(フラン−2−イルメチル)−5−
(5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イル
メチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(7
6)3−(フラン−2−イルメチル)−5−(5−(3
−トリフルオロメチルフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(77)3
−(フラン−2−イルメチル)−5−(5−(4−スル
ファモイルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2
−チオキソ−4−チアゾリジノン、(78)3−(テトラ
ヒドロフラン−2−イルメチル)−5−(5−(2−ニ
トロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオ
キソ−4−チアゾリジノン、(79)3−(テトラヒドロ
フラン−2−イルメチル)−5−(5−(3−ニトロフ
ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
4−チアゾリジノン、(80)3−(テトラヒドロフラン
−2−イルメチル)−5−(5−(4−ニトロフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン、(81)3−(テトラヒドロフラン−2
−イルメチル)−5−(5−(4−ブロモフェニル)フ
ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン、(82)3−(テトラヒドロフラン−2−イル
メチル)−5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−
2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
ン、(83)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチ
ル)−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−
イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(84)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−
5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン−2−
イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
(85)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−
5−(5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−
イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノンを
除く。)で示されるチアゾリジン誘導体、それらの非毒
性塩およびそれらの水和物、および (3)一般式(IB)で示される化合物の製造方法に関
する。
【0041】本発明においては、特に指示しない限り異
性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基、ア
ルケニル基およびアルコキシ基には直鎖のもの、分岐鎖
のものが含まれる。アルケニル基中の二重結合、および
一般式(IA)および一般式(IB)中のチアゾリジン環の
5位の二重結合はE、ZおよびEZ混合物であるものを
含む。また、分岐鎖のアルキル基が存在する場合等の不
斉炭素原子の存在により生ずる異性体基(光学異性体)
も含まれる。
【0042】一般式(IA)および一般式(IB)中、
1A、R2A、R3A、R4A、R5A、R6A、R7A、R8A、R
9A、R1B、R2B、R3B、R4B、R5B、R6B、R7B
8B、R9Bによって表わされるC1〜4アルキル基と
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル基およびこれら
の異性体基である。一般式(IA)および一般式(IB)
中、R1A、R1Bによって表わされる−(C1〜4アルキ
ル)−フェニル基、−(C1〜4アルキル)−OH基、
および−(C1〜4アルキル)−O−(C1〜4アルキ
ル)基中のC1〜4アルキル基とは、メチル、エチル、
プロピル、ブチル基およびこれらの異性体基である。
【0043】一般式(IA)および一般式(IB)中、
1A、R1Bによって表わされるC2〜4アルケニル基と
は、エテニル、プロペニル、ブテニル基およびこれらの
異性体基である。一般式(IA)および一般式(IB)中、
1A、R1Bによって表わされるC1〜4アルコキシ基と
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ基およ
びこれらの異性体基である。一般式(IA)および一般式
(IB)中、R2A、R2Bによって表わされるハロゲン原子
とは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素原子である。
【0044】一般式(IA)および一般式(IB)中、
【化22】 および
【化23】
【0045】によって表わされる炭素環とは、5〜7員
の不飽和の炭素環を表わし、具体的には、シクロペンタ
ジエン、ベンゼン、シクロヘプタトリエン等が挙げられ
る。
【0046】一般式(IA)および一般式(IB)中、
【化24】 および
【化25】
【0047】によって表わされるヘテロ環およびR1A
1Bによって表わされる−(C1〜4アルキル)−ヘテ
ロ環基中のヘテロ環とは、酸素原子、硫黄原子および/
または窒素原子から選択される1〜2個のヘテロ原子を
含む5〜7員の飽和、不飽和または一部飽和のヘテロ環
を表わす。例えば、酸素原子、硫黄原子および/または
窒素原子から選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5
〜7員の飽和、不飽和または一部飽和のヘテロ環として
は、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリ
ジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラ
ジン、テトラヒドロピリミジン、ヘキサヒドロピリミジ
ン、テトラヒドロピリダジン、ヘキサヒドロピリダジ
ン、ヘキサヒドロアゼピン、ジヒドロフラン、テトラヒ
ドロフラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジ
ヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロ
チアイン、テトラヒドロチアイン、ジヒドロオキサゾー
ル、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾ
ール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾ
ール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾー
ル、テトラヒドロイソチアゾール、モルホリン、チオモ
ルホリン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリ
ジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、アゼピン、
ジアゼピン、フラン、ピラン、オキセピン、オキサゼピ
ン、チオフェン、チアイン(チオピラン)、チエピン、
オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチ
アゾール、オキサジン、チアジン、チアアゼピン等が挙
げられる。
【0048】一般式(IA)および一般式(IB)で示され
る本発明化合物のうち、R1Aとして好ましくは、C1〜
4アルキル、NR3A4A基および−(C1〜4アルキ
ル)−ヘテロ環基であり、R1Bとして好ましくは、C1
〜4アルキル、NR3B4B基および−(C1〜4アルキ
ル)−ヘテロ環基である。R1Aとして、さらに好ましく
は、メチル基、アミノ基および−(C1〜4アルキル)
−(モルホリン−4−イル)基であり、R1Bとして、さ
らに好ましくは、メチル基、アミノ基および−(C1〜
4アルキル)−(モルホリン−4−イル)基である。R
2Aとして好ましくは、塩素原子、ニトロ基、トリフルオ
ロメチル基およびSO2NR8A9A基(基中、すべての
記号は前記と同じ意味を表わす。)であり、R2Bとして
好ましくは、塩素原子、ニトロ基、トリフルオロメチル
基およびSO2NR8B9B基(基中、すべての記号は前
記と同じ意味を表わす。)である。A1AおよびA1Bとし
て好ましくは、酸素原子である。A2AおよびA2Bとして
好ましくは、硫黄原子である。A3AおよびA3Bとして好
ましくは、酸素原子である。
【0049】
【化26】 として好ましくは、二重結合である。
【化27】 および
【化28】 として好ましくは、ベンゼン、ピリジンおよびピリミジ
ンである。
【0050】一般式(IA)および一般式(IB)で示され
る化合物のうち、好ましい化合物としては、一般式(I
a)
【化29】
【0051】(式中、R2はR2AまたはR2Bと同じ意味
を表わし、mはmAまたはmBと同じ意味を表わし、C
yc1はCyc1AまたはCyc1Bと同じ意味を表わ
す。)で示される化合物、一般式(Ib)
【0052】
【化30】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、一般式(Ic)
【0053】
【化31】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、一般式(Id)
【0054】
【化32】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、一般式(Ie)
【0055】
【化33】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、一般式(If)
【0056】
【化34】 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物、それらの非毒性塩、またはそれらの水
和物が挙げられる。具体的な化合物としては、以下の表
4〜表21に記載した化合物、それらの非毒性塩、それ
らの水和物および実施例に記載した化合物が挙げられ
る。
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】
【表9】
【0061】
【表10】
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】
【表13】
【0065】
【表14】
【0066】
【表15】
【0067】
【表16】
【0068】
【表17】
【0069】
【表18】
【0070】
【表19】
【0071】
【表20】
【0072】
【表21】
【0073】
【表22】
【0074】
【表23】
【0075】
【塩】本発明においてはすべての非毒性塩を包含する。
例えば、一般式(IA)および一般式(IB)で示される本
発明化合物は、公知の方法で相当する塩に変換される。
塩は毒性のない、水溶性のものが好ましい。適当な塩と
しては、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム等)の
塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)
の塩、アンモニウム塩、薬学的に許容される有機アミン
(テトラメチルアンモニウム、トリエチルアミン、メチ
ルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ジ
シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、フェネチルア
ミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミン、リジ
ン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩
が挙げられる。
【0076】一般式(IA)および一般式(IB)で示され
る本発明化合物は、公知の方法で相当する酸付加塩に変
換される。酸付加塩は毒性のない、水溶性のものが好ま
しい。適当な酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような無機酸塩、また
は酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シ
ュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、安
息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、
ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチ
オン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩のような有機
酸塩が挙げられる。
【0077】また、一般式(IA)および一般式(IB)で
示される本発明化合物またはその塩は、公知の方法によ
り、水和物に変換することもできる。
【0078】
【本発明化合物の製造方法】(a) 一般式(IB)で示
される本発明化合物のうち、
【化35】 が二重結合を表わす化合物、すなわち一般式(IB-1)
【0079】
【化36】
【0080】(式中、すべての記号は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物は、一般式(II)
【0081】
【化37】
【0082】(式中、すべての記号は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物と、一般式(III)
【0083】
【化38】
【0084】(式中、すべての記号は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物を反応させることにより製
造することができる。この反応は公知であり、例えば、
有機溶媒(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド等)中、塩基(酢酸ナトリウム、ピペ
リジン、酢酸ピペリジニウム等)を用いて、還流温度で
30分〜12時間反応させることにより行なうことがで
きる。
【0085】(b) 一般式(IB)で示される本発明化
合物のうち、
【化39】 が一重結合を表わす化合物、すなわち、一般式(IB-2)
【0086】
【化40】
【0087】(式中、すべての記号は前記と同じ意味を
表わす。)で示される本発明化合物は、一般式(IB-1)
で示される化合物を還元反応に付すことにより製造する
ことができる。
【0088】上記の反応は公知であり、例えば、有機溶
媒(ベンゼン,トルエン等)中、還元剤(3,5−ジカ
ルボエトキシ−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピ
リジン(Hantzschエステル)等)および活性化したシリ
カゲルを用いて、還流温度で10〜22時間反応させる
ことにより行なうことができる。
【0089】一般式(II)および一般式(III)で示さ
れる化合物はそれ自体公知であるか、または公知の方法
により製造することができる。例えば、一般式(II)で
示される化合物は、Tetrahedron Lett. (1993), 34 (1
5), 2437-40記載の方法に準じて製造することができ
る。また、本発明における他の出発物質および各試薬
は、それ自体公知であるかまたは公知の方法により製造
することができる。
【0090】
【薬理活性】ヒト白血病細胞株であるHL−60細胞を
10%牛胎仔血清を含むRPMI-1640培地を用いて継代培
養し、2.5×104個/mlの密度に調整した。この細胞
懸濁液に最終濃度1mMとなるようにベンジル−2−ア
セトアミド−2−デオキシ−α−ガラクトピラノシド
(Bzl-GalNAc,Sigma社)を加え、37℃、60時間、
5% CO2下で培養した。この処理でHL−60細胞上
のsLeX糖鎖の大半は消失した。次に、細胞を回収
し、Bzl−GalNAcを除去する為に10%牛胎仔
血清を含むRPMI-1640培地で洗浄し、再び細胞を4.0×1
4個/mlの密度に懸濁した。この細胞懸濁液に本発
明化合物またはコントロールとしてのDMSOをそれぞ
れ最終濃度で0.3μM,1.0μM,3.0μMまたは1%に
なるように加え、さらに12時間培養した。この細胞を
回収し、洗浄した後フローサイトメーターにより細胞表
面に発現されているsLeX量を測定した。sLeXに対
する一次抗体は市販のCSLEX-1(Becton Dickinson)を
用い、また、二次抗体としてはFITC-goat affinity pur
ified 抗マウス IgM抗体(Cappel社)を用いた。B
zl−GalNAcを除去したことによりコントロール
群では12時間後に再びsLeX糖鎖の発現が観られる
が、種々の本発明化合物を処理した群ではsLeXの発
現は阻害されていた。例えば、実施例1で製造された化
合物は3μMの濃度で100%の阻害を示し、前記表4
中、No.41で表わされる化合物(公知化合物、CAS RN 69
512-99-8)
【0091】
【化41】
【0092】は、3μMの濃度で58%の阻害を示し、
前記表4中、No.38で表わされる化合物(市販化合物,C
ontact社,カタログ番号1499-0857)
【0093】
【化42】 は3μMの濃度で100%の阻害を示した。
【0094】
【毒性】本発明化合物の毒性は非常に低いものであり、
医薬として使用するために十分安全であると考えられ
る。
【0095】
【効果】一般式(IA)および一般式(IB)で示される本
発明化合物、それらの非毒性塩およびそれらの水和物は
シアリルルイスX合成阻害作用を有しているため、各種
炎症性疾患、慢性関節リウマチ、アレルギー、気管支喘
息、アトピー性皮膚炎、乾癬、皮膚や心筋などにおける
虚血再灌流障害の抑制、腎炎、肝炎、多発性硬化症、潰
瘍性大腸炎、移植臓器拒絶反応の抑制、敗血症、自己免
疫疾患、癌、および動脈硬化症等の治療、または避妊薬
として有用であると考えられる。
【0096】
【医薬品への適用】一般式(IA)および一般式(IB)で
示される本発明化合物、その非毒性の塩、またはその水
和物を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局
所的に、経口または非経口の形で投与される。投与量
は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間
等により異なるが、通常、成人一人あたり、1回につ
き、1mgから1000mgの範囲で、1日1回から数回経
口投与されるか、または成人一人あたり、1回につき、
0.1mgから100mgの範囲で、1日1回から数回非
経口投与(好ましくは、静脈内投与)されるか、または
1日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与され
る。もちろん前記したように、投与量は、種々の条件に
よって変動するので、上記投与量より少ない量で十分な
場合もあるし、また範囲を越えて必要な場合もある。
【0097】本発明化合物を投与する際には、経口投与
のための内服用固形剤、内服用液剤、および非経口投与
のための注射剤、外用剤、坐剤等として用いられる。経
口投与のための内服用固形剤には、錠剤、丸剤、カプセ
ル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。カプセル剤には、ハ
ードカプセルおよびソフトカプセルが含まれる。
【0098】このような内服用固形剤においては、ひと
つまたはそれ以上の活性物質はそのままか、または賦形
剤(ラクトース、マンニトール、グルコース、微結晶セ
ルロース、デンプン等)、結合剤(ヒドロキシプロピル
セルロース、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム等)、崩壊剤(繊維素グリコール酸カ
ルシウム等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム
等)、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギ
ン酸等)等と混合され、常法に従って製剤化して用いら
れる。また、必要によりコーティング剤(白糖、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースフタレート等)で被覆していてもよ
いし、また2以上の層で被覆していてもよい。さらにゼ
ラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含され
る。
【0099】経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に
許容される水剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシ
ル剤等を含む。このような液剤においては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる希釈剤
(精製水、エタノールまたはそれらの混液等)に溶解、
懸濁または乳化される。さらにこの液剤は、湿潤剤、懸
濁化剤、乳化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、保存剤、緩
衝剤等を含有していてもよい。
【0100】非経口投与のための注射剤としては、溶
液、懸濁液、乳濁液および用時溶剤に溶解または懸濁し
て用いる固形の注射剤を包含する。注射剤は、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、懸濁または乳化
させて用いられる。溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、エタノールのようなアルコール類
等およびそれらの組み合わせが用いられる。さらにこの
注射剤は、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパ
ラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁
化剤、乳化剤、無痛化剤、緩衝剤、保存剤等を含んでい
てもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操
作法によって製造、調製される。また無菌の固形剤、例
えば凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無
菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用するこ
ともできる。
【0101】非経口投与のためのその他の製剤として
は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、常法によ
り処方される外用液剤、軟膏剤、塗布剤、吸入剤、スプ
レー剤、坐剤および膣内投与のためのペッサリー等が含
まれる。スプレー剤は、一般的に用いられる希釈剤以外
に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤と等張性を与え
るような緩衝剤、例えば塩化ナトリウム、クエン酸ナト
リウムあるいはクエン酸のような等張剤を含有していて
もよい。スプレー剤の製造方法は、例えば米国特許第2,
868,691号および同第3,095,355号に詳しく記載されてい
る。
【0102】
【実施例】以下、参考例および実施例によって本発明を
詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。クロマトグラフィーによる分離の箇所およびTLC
に示されるカッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒または
展開溶媒を示し、割合は体積比を表わす。NMRの箇所
に示されているカッコ内の溶媒は、測定に使用した溶媒
を示している。なお、以下に記載する本発明化合物のう
ち、チアゾリジン環の5位に二重結合が存在する化合物
に関しては、単一物ではあるが、E、Zの決定は行なっ
ていない。
【0103】実施例1 3−アミノ−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化43】
【0104】3−アミノロダニン(222mg)および
5−(4−クロロフェニル)フルフラール(309m
g)のエタノール(15ml)溶液に、酢酸ナトリウム
(5mg)を加え、80℃で1時間撹拌した。反応混合
溶液を室温まで冷却後、ろ過した。ろ過物をエタノール
および水で順次洗浄後、乾燥し、下記物性値を有する本
発明化合物(442mg)を得た。 TLC:Rf 0.16(クロロホルム); NMR(d6-DMSO):δ 7.86(d,J=8.8Hz,2H), 7.72(s,1
H), 7.64(d,J=8.8Hz,2H), 7.38(s,2H), 5.95(brs,2H)。
【0105】実施例1(1)〜実施例1(30) 実施例1において、3−アミノロダニンまたはそれに相
当する誘導体、および5−(4−クロロフェニル)フル
フラールまたはそれに相当する誘導体を実施例1と同様
の操作に付すことにより、以下Zの本発明化合物を得
た。
【0106】実施例1(1) 3−メチル−5−(5−(4−メトキシカルボニルフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン
【化44】
【0107】 TLC:Rf 0.60(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1); NMR(CDCl3):δ 8.15(d,J=8Hz,2H), 7.84(d,J=8H
z,2H), 7.52(s,1H), 6.98(m.2H), 3.96(s,3H), 3.54(s,
3H)。
【0108】実施例1(2) 3−エチル−5−(5−(4−ブロモフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化45】
【0109】 TLC:Rf 0.46(ヘキサン:酢酸エチル=3:
1); NMR(CDCl3):δ 7.72-7.52(m,4H), 7.46(s,1H),
6.93(d,J=3.7Hz,1H), 6.85(d,J=3.7Hz,1H), 4.20(q,J=7
Hz,2H), 1.30(t,J=7Hz,3H)。
【0110】実施例1(3) 3−エチル−5−(5−(4−ニトロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化46】
【0111】TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1); NMR(CDCl3):δ 8.35(d,J=8.8Hz,2H), 7.92(d,J=
8.8Hz,2H), 7.51(s,1H), 7.07(d,J=4Hz,1H), 7.00(d,J=
4Hz,1H), 4.22(q,J=7.4Hz,2H), 1.31(t,J=7.4Hz,3H)。
【0112】実施例1(4) 3−メチル−5−(5−(3−クロロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化47】
【0113】TLC:Rf 0.51(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:3); NMR(CDCl3):δ 7.73-7.66(m,2H), 7.52-7.32(m,3
H), 6.96(d,J=3.8Hz,1H), 6.88(d,J=3.8Hz,1H), 3.54
(s,3H)。
【0114】実施例1(5) 3−メチル−5−(5−(2−クロロ−5−トリフルオ
ロメチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン
【化48】
【0115】TLC:Rf 0.55(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:2); NMR(CDCl3):δ 8.24(m,1H), 7.64(dm,J=8.4Hz,1
H), 7.54(s,1H), 7.53(dm,J=8.4Hz,1H), 7.40(d,J=4Hz,
1H), 6.99(d,J=4Hz,1H), 3.54(s,3H)。
【0116】実施例1(6) 3−メチル−5−(5−(4−メトキシフェニル)チオ
フェン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チア
ゾリジノン
【化49】
【0117】TLC:Rf 0.48(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:2); NMR(CDCl3):δ 7.87(s,1H), 7.60(d,J=8.8Hz,2
H), 7.38(d,J=4Hz,1H),7.29(d,J=4Hz,1H), 6.95(d,J=8.
8Hz,2H), 3.86(s,3H), 3.52(s,3H)。
【0118】実施例1(7) 3−メチル−5−(5−(2−トリフルオロメチルフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン
【化50】 TLC:Rf 0.54(ヘキサン:クロロホルム=1:
2); NMR(CDCl3):δ 7.94(d,J=8Hz,1H), 7.81(d,J=8H
z,1H), 7.72(t,J=8Hz,1H), 7.53(t,J=8Hz,1H), 7.52(s,
1H), 6.96(s,2H), 3.53(s,3H)。
【0119】実施例1(8) 3−メチル−5−(5−(2,6−ジクロロ−4−トリ
フルオロメチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)
−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化51】
【0120】TLC:Rf 0.57(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:2); NMR(CDCl3):δ 7.71(s,2H), 7.54(s,1H), 6.99
(d,J=3.6Hz,1H), 6.89(d,J=3.6Hz,1H), 3.51(s,3H)。
【0121】実施例1(9) 3−メチル−5−(5−(2−トリフルオロメトキシフ
ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
4−チアゾリジノン
【化52】
【0122】TLC:Rf 0.60(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:2); NMR(CDCl3):δ 8.05(dd,J=7.6,1.8Hz,1H), 7.52
(s,1H), 7.54-7.32(m,3H), 7.10(d,J=4Hz,1H), 6.99(d,
J=4Hz,1H), 3.54(s,3H)。
【0123】実施例1(10) 3−メチル−5−(5−(4−メトキシフェニル)フラ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン
【化53】 TLC:Rf 0.50(ヘキサン:クロロホルム=1:
2); NMR(CDCl3):δ 7.74(d,J=9Hz,2H), 7.49(s,1H),
7.01(d,J=9Hz,2H), 6.95(d,J=4Hz,1H), 6.74(d,J=4Hz,1
H), 3.88(s,3H), 3.53(s,3H)。
【0124】実施例1(11) 3−メチル−5−(5−(4−ニトロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2,4−チアゾリジンジオン
【化54】
【0125】TLC:Rf 0.27(クロロホルム); NMR(CDCl3):δ 8.36-8.31(m,2H), 7.91-7.86(m,2
H), 7.69(s,1H), 7.06(d,J=2.4Hz,1H), 6.95(d,J=2.4H
z,1H), 3.27(s,3H)。
【0126】実施例1(12) 3−メチル−5−(5−(3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン
【化55】
【0127】TLC:Rf 0.40(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:2); NMR(CDCl3):δ 8.16(s,2H), 7.85(s,1H), 7.53
(s,1H), 7.05(d,J=3.8Hz,1H), 6.98(d,J=3.8Hz,1H), 3.
54(s,3H)。
【0128】実施例1(13) 3−メチル−5−(5−(4−メチルフェニル)チオフ
ェン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン
【化56】
【0129】TLC:Rf 0.43(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:3); NMR(CDCl3):δ 7.88(s,1H), 7.55(d,J=8.4Hz,2
H), 7.39(d,J=4Hz,1H),7.37(d,J=4Hz,1H), 7.23(d,J=8.
4Hz,2H), 3.52(s,3H), 2.39(s,3H)。
【0130】実施例1(14) 3−メチル−5−(5−(4−クロロフェニル)チオフ
ェン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
リジノン
【化57】
【0131】TLC:Rf 0.44(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:3); NMR(CDCl3):δ 7.87(s,1H), 7.58(d,J=8.8Hz,2
H), 7.44-7.35(m,4H), 3.52(s,3H)。
【0132】実施例1(15) 3−メチル−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン
−2−イルメチレン)−2,4−チアゾリジンジオン
【化58】
【0133】TLC:Rf 0.50(クロロホルム); NMR(CDCl3):δ 7.72-7.64(m,3H), 7.47-7.39(m,2
H), 6.89(d,J=3.8Hz,1H), 6.83(d,J=3.8Hz,1H), 3.26
(s,3H)。
【0134】実施例1(16) 3−メチル−5−(5−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン
【化59】
【0135】TLC:Rf 0.37(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:3); NMR(CDCl3):δ 7.88(d,J=8.6Hz,2H), 7.73(d,J=
8.6Hz,2H), 7.52(s,1H), 6.97(s,2H), 3.54(s,3H)。
【0136】実施例1(17) 3−メチル−5−(4−フェニルフラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化60】
【0137】TLC:Rf 0.42(ヘキサン:クロロホ
ルム=1:3); NMR(CDCl3):δ 7.97(s,1H), 7.54-7.28(m,6H),
7.10(s,1H), 3.52(s,3H)。
【0138】実施例1(18) 3−メチル−5−(5−(ピリジン−3−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化61】
【0139】TLC:Rf 0.61(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 9.03(dd,J=2Hz,1Hz,1H), 8.61(d
d,J=5Hz,1.5Hz,1H), 8.08(ddd,J=8Hz,2Hz,1.5Hz,1H),
7.51(s,1H), 7.44(ddd,J=8Hz,5Hz,1Hz,1H), 6.98(d,J=
3.8Hz,1H), 6.96(d,J=3.8Hz,1H), 3.54(s,3H)。
【0140】実施例1(19) 3−メチル−5−(5−(ピリジン−4−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化62】
【0141】TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 8.73(dd,J=4.8,1.5Hz,2H), 7.62
(dd,J=4.8,1.5Hz,2H),7.07(d,J=3.6Hz,1H), 7.52(s,1
H), 6.98(d,J=3.6Hz,1H), .54(s,3H)。
【0142】実施例1(20) 3−アミノ−5−(5−(3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
チオキソ−4−チアゾリジノン
【化63】
【0143】TLC:Rf 0.72(クロロホルム:メタ
ノール=30:1); NMR(CDCl3):δ 8.16(s,1H), 7.87(s,1H), 7.60
(s,1H), 7.06(d,J=3.6Hz,1H), 7.02(d,J=3.6Hz,1H), 5.
31(s,2H)。
【0144】実施例1(21) 3−アミノ−5−(5−(4−スルファモイルフェニ
ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
チアゾリジノン
【化64】
【0145】TLC:Rf 0.28(クロロホルム:メタ
ノール=10:1); NMR(DMSO-d6):δ 8.01(d,J=8.7Hz,2H), 7.96(d,J=
8.7Hz,2H), 7.74(s,1H), 7.48(d,J=3.6Hz,1H), 7.47(br
s,2H), 7.40(d,J=3.6Hz,2H), 5.95(s,2H)。
【0146】実施例1(22) 3−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン
【化65】
【0147】TLC:Rf 0.76(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 8.65(m,1H), 7.83-7.92(m,2H),
7.54(s,1H), 7.30(d,J=4Hz,1H), 7.28(m,1H), 7.01(d,J
=4Hz,1H), 3.54(s,3H)。
【0148】実施例1(23) 3−(2−ヒドロキシエチル)−5−(5−(4−クロ
ロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
ソ−4−チアゾリジノン
【化66】
【0149】TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 7.71(d,J=8.4Hz,2H), 7.50(s,1
H), 7.46(d,J=8.4Hz,2H), 6.97(d,J=3.6Hz,1H), 6.86
(d,J=3.6Hz,1H), 4.40(t,J=5.5Hz,2H), 3.97(q,J=5.5H
z,2H), 1.88(t,J=5.5Hz,1H)。
【0150】実施例1(24) 3−(2−(モルホリン−4−イル)エチル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化67】
【0151】TLC:Rf 0.63(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 7.71(d,J=9Hz,2H), 7.47(s,1H),
7.45(d,J=9Hz,2H), 6.95(d,J=4Hz,1H), 6.85(d,J=4Hz,1
H), 4.28(t,J=6.8Hz,2H), 3.66(t,J=4.5Hz,4H), 2.70
(t,J= 6.8Hz,2H), 2.55(t,J=4.5Hz,4H)。
【0152】実施例1(25) 3−メチル−5−(5−(ピリミジン−5−イル)フラ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン
【化68】 TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(CDCl3):δ 9.22(s,1H), 9.14(s,2H), 7.52
(s,1H), 7.05(d,J=3.9Hz,1H), 6.99(d,J=3.9Hz,1H), 3.
54(s,3H)。
【0153】実施例1(26) 3−(3−(モルホリン−4−イル)プロピル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化69】 TLC:Rf 0.42(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(CDCl3):δ 7.71(d,J=8.4Hz,2H), 7.46(s,1
H), 7.46(d,J=8.4Hz,2H), 6.95(d,J=3.6Hz,1H), 6.85
(d,J=3.6Hz,1H), 4.24(t,J=7Hz,2H), 3.66(t,J=4.5Hz,4
H), 2.46(t,J=7Hz,2H), 2.40( brs,4H), 1.93(tt,J=7H
z,7Hz,2H)。
【0154】実施例1(27) 3−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化70】 TLC:Rf 0.46(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(CDCl3):δ 7.71(d,J=8.7Hz,2H), 7.46(s,1
H), 7.45(d,J=8.7Hz,2H), 6.94(d,J=3.6Hz,1H), 6.85
(d,J=3.6Hz,1H), 4.28(t,J=7.2Hz,2H), 2.64(t,J=7.2H
z,2H), 2.50(brt,J=5Hz,4H), 1. 54(brt,J=5Hz,4H), 1.
48-1.36(m,2H)。
【0155】実施例1(28) 3−メチル−5−(5−(ピリミジン−2−イル)フラ
ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
ジノン
【化71】
【0156】TLC:Rf 0.65(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(CDCl3):δ 8.84(d,J=6.0Hz,2H), 7.58(s,1
H), 7.47(d,J=3.6Hz,1H), 7.23(t,J=6.0Hz,1H), 6.97
(d,J=3.6Hz,1H), 3.54(s,3H)。
【0157】実施例1(29) 3−(3−(イミダゾール−1−イル)プロピル)−5
−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン
【化72】
【0158】TLC:Rf 0.55(クロロホルム:メタ
ノール=10:1); NMR(CDCl3):δ 7.71(d,J=9Hz,2H), 7.54(s,1H),
7.48(s,1H), 7.46(d,J=9Hz,2H), 7.08(s,1H), 6.98(s,1
H), 6.97(d,J=4Hz,1H), 6.86(d,J=4Hz,1H), 4.18(t,J=7
Hz,2H), 4.05(t,J=7Hz,2H), 2.27(tt,J=7,7Hz,2H)。
【0159】実施例1(30) 3−(2−メトキシエチル)−5−(5−(4−クロロ
フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
−4−チアゾリジノン
【0160】
【化73】 TLC:Rf 0.30(クロロホルム:ヘキサン=3:
1); NMR(CDCl3):δ 7.70(d,J=9Hz,2H), 7.48(s,1H),
7.46(d,J=9Hz,2H), 6.95(d,J=3.9Hz,1H), 6.85(d,J=3.9
Hz,1H), 4.37(t,J=6.6Hz,2H), 3.72(t,J=6.6Hz,2H), 3.
37(s,3H)。
【0161】実施例2 3−メチル−5−(5−(4−ニトロフェニル)フラン
−2−イルメチル)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
【化74】
【0162】3−メチル−5−(5−(4−ニトロフェ
ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
−チアゾリジノン(346mg,CAS RN 69512-99-8)
のトルエン(15ml)懸濁液にジエチル1,4−ジヒ
ドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボキ
シラート(330mg)と活性化したシリカゲル(1
g)を加えて、110℃で5時間30分撹拌した。反応
混合溶液を60℃まで冷却後、不溶物をろ去して酢酸エ
チルで洗浄し、ろ液を濃縮した。残留物をクロロホルム
に溶解し、1N−塩酸で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム)で精製した。得られた固体
をトルエンに溶解し、エタノールで結晶化、洗浄した
後、乾燥し、下記物性値を有する本発明化合物(260
mg)を得た。 TLC:Rf 0.52(クロロホルム); NMR(d6-DMSO):δ 8.32-8.24m,2H), 7.87-7.79(m,
2H), 7.22(d,J=3.4Hz,1H), 6.47(d,J=3.4Hz,1H), 5.02
(dd,J=5.2,7.2Hz,1H), 3.59(dd,J=5.2,15.8Hz,1H), 3.4
9(dd,J=7.2,15.8Hz,1H), 3.29(s,3H)。
【0163】実施例3 3−メチル−5−(5−(ピリジン−4−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン・塩酸塩
【化75】
【0164】実施例1(19)で製造した化合物(25
7mg)のクロロホルム(25ml)溶液に、4N−塩
化水素/酢酸エチル(0.5ml)を加え、室温で30分
間撹拌した。反応混合溶液を濃縮した。残留物をエーテ
ルで洗浄後、乾燥し、下記物性値を有する本発明化合物
(282mg)を得た。 TLC:Rf 0.58(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 8.90(dd,J=5.4,1.2Hz,2H), 8.12
(dd,J=5.4,1.2Hz,2H),7.91(d,J=3.9Hz,1H), 7.76(s,1
H), 7.46(d,J=3.9Hz,1H), 3.40(s,3H)。
【0165】実施例3(1)〜実施例3(6) 実施例1(18)、実施例1(22)、実施例1(2
4)、実施例1(26)、実施例1(27)および実施
例1(29)で製造した化合物を実施例3と同様の操作
に付すことにより、次の本発明化合物を得た。
【0166】実施例3(1) 3−メチル−5−(5−(ピリジン−3−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン・塩酸塩
【化76】 TLC:Rf 0.61(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 9.14(d,J=2Hz,1H), 8.67(dd,J=5
Hz,1Hz,1H), 8.35(dm,J=8Hz,1H), 7.74(ddm,J=8Hz,5Hz,
1H), 7.72(s,1H), 7.54(d,J=3.9Hz,1H), 7.40(d,J=3.9H
z,1H), 3.40(s,3H)。
【0167】実施例3(2) 3−メチル−5−(5−(ピリジン−2−イル)フラン
−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
ノン・塩酸塩
【化77】 TLC:Rf 0.76(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 8.68(d,J=4Hz,1H), 8.04(t,J=8H
z,1H), 7.86(d,J=8Hz,1H), 7.72(s,1H), 7.37-7.47(m,3
H), 3.40(s,3H)。
【0168】実施例3(3) 3−(2−(モルホリン−4−イル)エチル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン・塩酸塩
【化78】
【0169】TLC:Rf 0.55(クロロホルム:メタ
ノール=20:1); NMR(DMSO-d6):δ 11.07(brs,1H), 7.86(d,J=8.5H
z,2H), 7.71(s,1H), 7.65(d,J=8.5Hz,2H), 7.40(s,2H),
4.41(brt,2H), 4.05-3.90(m,2H), 3.82-3.66(m,2H),
3.65-3.37(m,4H), 3.30-3.02(m,2H)。
【0170】実施例3(4) 3−(3−(モルホリン−4−イル)プロピル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン・塩酸塩
【化79】 TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 10.80(brs,1H), 7.86(d,J=9Hz,2
H), 7.70(s,1H), 7.65(d,J=9Hz,2H), 7.39(s,2H), 4.09
(t,J=6.6Hz,2H), 3.98-3.86(m,2H), 3.80-3.65(m,2H),
3.48-3.26(m,2H), 3.22-3.10(m,2H), 3 .09-2.92(m,2
H), 2.20-2.04(m,2H)。
【0171】実施例3(5) 3−(2−(ピペリジン−1−イル)エチル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン・塩酸塩
【化80】 TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 9.28(s,1H), 7.87(d,J=8.7Hz,2
H), 7.74(s,1H), 7.66(d,J=8.7Hz,2H), 7.41(s,2H), 4.
39(t,J=5.5Hz,2H), 3.68-3.54(m,2H), 3.43-3.35(m,2
H), 3.06-2.85(m,2H), 1.90-1.30(m,6H)。
【0172】実施例3(6) 3−(3−(イミダゾール−1−イル)プロピル)−5
−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチ
レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン・塩酸塩
【0173】
【化81】 TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=1
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 9.08(s,1H), 7.86(d,J=8.7Hz,2
H), 7.78(s,1H), 7.69(s,1H), 7.67(s,1H), 7.65(d,J=
8.7Hz,2H), 7.40(s,2H), 4.27(t,J=7Hz,2H), 4.05(t,J=
7Hz,2H), 2.23(tt,J=7,7Hz,2H)。
【0174】実施例4 3−(3−(モルホリン−4−イル)プロピル)−5−
(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン・メタンスル
ホン酸塩
【0175】
【化82】 実施例1(26)で製造した化合物(96mg)のクロ
ロホルム(10ml)溶液に、メタンスルホン酸(13.5
μl)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合溶液を
濃縮した。残留物をエーテルで洗浄後、乾燥し、下記物
性値を有する本発明化合物(102mg)を得た。 TLC:Rf 0.37(クロロホルム:メタノール=2
0:1); NMR(DMSO-d6):δ 9.53(brs,1H), 7.86(d,J=8.7Hz,
2H), 7.71(s,1H), 7.65(d,J=8.7Hz,2H), 7.40(s,2H),
4.09(t,J=6.6Hz,2H), 4.02-3.88(brd,2H), 3.67-3.53(b
rt,2H), 3.46-3.26(br,2H), 3.26-3.12(br,2H), 3.12-
2.96(br,2H), 2.29(s,3H), 2.15-2.02(br,2H)。
【0176】
【製剤例】製剤例1 以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中
に100mgの活性成分を含有する錠剤100錠を得
た。 ・3−アミノ−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン) −2−チオキソ−4−チアゾリジノン ・・・・・・10.0g ・線維素グリコール酸カルシウム(崩壊剤) ・・・・・・ 0.2g ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) ・・・・・・ 0.1g ・微結晶セルロース ・・・・・・ 9.7g
【0177】製剤例2 以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法によ
り滅菌し、5mlずつ、アンプルに充填し、常法により
凍結乾燥し、1アンプル中、20mgの活性成分を含有
するアンプル100本を得た。 ・3−アミノ−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン) −2−チオキソ−4−チアゾリジノン ・・・・・・2g ・マンニット ・・・・・・5g ・蒸留水 ・・・・1000ml
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/425 ACL A61K 31/425 ACL ACS ACS ACV ACV ADA ADA ADZ ADZ AED AED 31/44 ABG 31/44 ABG 31/445 ACD 31/445 ACD 31/505 ABF 31/505 ABF 31/535 ABE 31/535 ABE C07D 417/14 213 C07D 417/14 213 239 239

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(IA) 【化1】 (式中、A1A、A2AおよびA3Aはそれぞれ独立して、酸
    素原子または硫黄原子を表わし、R1Aは 1)C1〜4アルキル基、 2)C2〜4アルケニル基、 3)水酸基、 4)C1〜4アルコキシ基、 5)−(C1〜4アルキル)−フェニル基、 6)NR3A4A基(基中、R3AおよびR4Aはそれぞれ独
    立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わ
    す。)、 7)−(C1〜4アルキル)−OH基、 8)−(C1〜4アルキル)−ヘテロ環基、または 9)−(C1〜4アルキル)−O−(C1〜4アルキ
    ル)基を表わし、R2Aは 1)水素原子、 2)C1〜4アルキル基、 3)COOR5A基(基中、R5Aは水素原子またはC1〜
    4アルキル基を表わす。)、 4)ハロゲン原子、 5)ニトロ基、 6)トリフルオロメチル基、 7)トリフルオロメトキシ基、 8)水酸基、 9)C1〜4アルコキシ基、 10)CONR6A7A基(基中、R6AおよびR7Aはそれ
    ぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表
    わす。)、または 11)SO2NR8A9A基(基中、R8AおよびR9Aはそ
    れぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を
    表わす。)を表わし、mAは1〜3を表わし、mAが2
    または3のとき複数個のR2Aは同一でも異なってもよ
    く、 【化2】 は炭素環またはヘテロ環を表わし、 【化3】 は一重結合または二重結合を表わす。)で示されるチア
    ゾリジン誘導体、それらの非毒性塩およびそれらの水和
    物を有効成分として含有する医薬。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(IA)で示される
    チアゾリジン誘導体、それらの非毒性塩およびそれらの
    水和物を有効成分として含有するシアリルルイスX合成
    阻害剤。
  3. 【請求項3】 一般式(IB) 【化4】 (式中、A1B、A2BおよびA3Bはそれぞれ独立して、酸
    素原子または硫黄原子を表わし、R1Bは 1)C1〜4アルキル基、 2)C2〜4アルケニル基、 3)水酸基、 4)C1〜4アルコキシ基、 5)−(C1〜4アルキル)−フェニル基、 6)NR3B4B基(基中、R3BおよびR4Bはそれぞれ独
    立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わ
    す。)、 7)−(C1〜4アルキル)−OH基、 8)−(C1〜4アルキル)−ヘテロ環基、または 9)−(C1〜4アルキル)−O−(C1〜4アルキ
    ル)基を表わし、R2Bは 1)水素原子、 2)C1〜4アルキル基、 3)COOR5B基(基中、R5Bは水素原子またはC1〜
    4アルキル基を表わす。)、 4)ハロゲン原子、 5)ニトロ基、 6)トリフルオロメチル基、 7)トリフルオロメトキシ基、 8)水酸基、 9)C1〜4アルコキシ基、 10)CONR6BR7B基(基中、R6BおよびR7Bはそれ
    ぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表
    わす。)、または 11)SO2NR8B9B基(基中、R8BおよびR9Bはそ
    れぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を
    表わす。)を表わし、mBは1〜3を表わし、mBが2
    または3のとき複数個のR2Bは同一でも異なってもよ
    く、 【化5】 は炭素環またはヘテロ環を表わし、 【化6】 は一重結合または二重結合を表わす。ただし、(1)3
    −メチル−5−(5−(4−ニトロフェニル)チオフェ
    ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
    ジノン、(2)3−メチル−5−(5−フェニルフラン
    −2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
    ノン、(3)3−メチル−5−(5−(3−カルボキシ
    フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(4)3−メチル−5−(5−
    (4−カルボキシフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(5)3−
    メチル−5−(5−(4−スルファモイルフェニル)フ
    ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
    リジノン、(6)3−メチル−5−(5−(2−ニトロ
    フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(7)3−メチル−5−(5−
    (3−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
    2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(8)3−メチル
    −5−(5−(4−ニトロフェニル)フラン−2−イル
    メチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (9)3−メチル−5−(5−(2−メチル−5−ニト
    ロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
    ソ−4−チアゾリジノン、(10)3−メチル−5−(5
    −(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)
    −2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(11)3−メチ
    ル−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−イ
    ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (12)3−メチル−5−(5−(2,3−ジクロロフェ
    ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
    −チアゾリジノン、(13)3−メチル−5−(5−
    (3,4−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(14)3−
    メチル−5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラ
    ン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリ
    ジノン、(15)3−メチル−5−(5−(2,5−ジク
    ロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオ
    キソ−4−チアゾリジノン、(16)3−メチル−5−
    (5−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(17)3−メチル−5−(5−(3−クロロ−4−
    メトキシフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
    チオキソ−4−チアゾリジノン、(18)3−メチル−5
    −(5−(3−ブロモフェニル)フラン−2−イルメチ
    レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(19)3
    −メチル−5−(5−(4−ブロモフェニル)フラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(20)3−メチル−5−(5−(4−フルオロフェ
    ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
    −チアゾリジノン、(21)3−メチル−5−(5−(4
    −ヨードフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
    チオキソ−4−チアゾリジノン、(22)3−メチル−5
    −(5−(3−トリフルオロメチルフェニル)フラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(23)3−アリル−5−(5−(4−カルボキシフ
    ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
    4−チアゾリジノン、(24)3−アリル−5−(5−
    (3−カルボキシフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(25)3−
    アリル−5−(5−(2−ニトロフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(26)3−アリル−5−(5−(3−ニトロフェニ
    ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
    チアゾリジノン、(27)3−アリル−5−(5−(4−
    ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チ
    オキソ−4−チアゾリジノン、(28)3−アリル−5−
    (5−(2−メチル−5−ニトロフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(29)3−アリル−5−(5−(3−トリフルオロ
    メチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チ
    オキソ−4−チアゾリジノン、(30)3−アリル−5−
    (5−(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(31)3−
    アリル−5−(5−(3−クロロフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(32)3−アリル−5−(5−(4−クロロフェニ
    ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
    チアゾリジノン、(33)3−アリル−5−(5−(2,
    3−ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
    2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(34)3−アリル
    −5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(35)3−アリル−5−(5−(3,4−ジクロロ
    フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(36)3−アリル−5−(5−
    (2−クロロ−4−ニトロフェニル)フラン−2−イル
    メチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(3
    7)3−アリル−5−(5−(3−クロロ−4−メトキ
    シフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
    ソ−4−チアゾリジノン、(38)3−アリル−5−(5
    −(5−クロロ−2−メチルフェニル)フラン−2−イ
    ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (39)3−アリル−5−(5−(3−ブロモフェニル)
    フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チア
    ゾリジノン、(40)3−アリル−5−(5−(4−ブロ
    モフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
    ソ−4−チアゾリジノン、(41)3−アリル−5−(5
    −(4−フルオロフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(42)3−
    アリル−5−(5−(4−ヨードフェニル)フラン−2
    −イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(43)3−ベンジル−5−(5−フェニルフラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(44)3−ベンジル−5−(5−(4−メチルフェ
    ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
    −チアゾリジノン、(45)3−ベンジル−5−(5−
    (2−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−
    2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(46)3−ベンジ
    ル−5−(5−(3−ニトロフェニル)フラン−2−イ
    ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (47)3−ベンジル−5−(5−(4−ニトロフェニ
    ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
    チアゾリジノン、(48)3−ベンジル−5−(5−(4
    −スルファモイルフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(49)3−
    ベンジル−5−(5−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
    チアゾリジノン、(50)3−ベンジル−5−(5−(4
    −クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−
    チオキソ−4−チアゾリジノン、(51)3−ベンジル−
    5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン−2−
    イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (52)3−ベンジル−5−(5−(2,5−ジクロロフ
    ェニル)フラン−2−(イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(53)3−ベンジル−5−(5
    −(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)フ
    ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
    リジノン、(54)3−ベンジル−5−(5−(4−ヨー
    ドフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
    ソ−4−チアゾリジノン、(55)3−フェネチル−5−
    (5−(2−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(56)3−
    フェネチル−5−(5−(3−ニトロフェニル)フラン
    −2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
    ノン、(57)3−フェネチル−5−(5−(4−ニトロ
    フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(58)3−フェネチル−5−
    (5−(4−スルファモイルフェニル)フラン−2−イ
    ルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (59)3−フェネチル−5−(5−(3−トリフルオロ
    メチルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チ
    オキソ−4−チアゾリジノン、(60)3−フェネチル−
    5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメ
    チレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(61)
    3−フェネチル−5−(5−(4−クロロフェニル)フ
    ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
    リジノン、(62)3−フェネチル−5−(5−(2,4
    −ジクロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2
    −チオキソ−4−チアゾリジノン、(63)3−フェネチ
    ル−5−(5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(64)3−フェネチル−5−(5−(4−ブロモフ
    ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
    4−チアゾリジノン、(65)3−エトキシ−5−(5−
    (2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−(イルメチ
    レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(66)3
    −ベンジル−5−(5−(4−ニトロフェニル)チオフ
    ェン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
    リジノン、(67)3−エチル−5−(5−(ピロリジン
    −1−イル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキ
    ソ−4−チアゾリジノン、(68)3−(フラン−2−イ
    ルメチル)−5−(5−(2−ニトロフェニル)フラン
    −2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
    ノン、(69)3−(フラン−2−イルメチル)−5−
    (5−(3−ニトロフェニル)フラン−2−イルメチレ
    ン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(70)3−
    (フラン−2−イルメチル)−5−(5−(4−ニトロ
    フェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ
    −4−チアゾリジノン、(71)3−(フラン−2−イル
    メチル)−5−(5−(4−ブロモフェニル)フラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(72)3−(フラン−2−イルメチル)−5−(5
    −(2−クロロフェニル)フラン−2−イルメチレン)
    −2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(73)3−(フ
    ラン−2−イルメチル)−5−(5−(4−クロロフェ
    ニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4
    −チアゾリジノン、(74)3−(フラン−2−イルメチ
    ル)−5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン
    −2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジ
    ノン、(75)3−(フラン−2−イルメチル)−5−
    (5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−イル
    メチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(7
    6)3−(フラン−2−イルメチル)−5−(5−(3
    −トリフルオロメチルフェニル)フラン−2−イルメチ
    レン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、(77)3
    −(フラン−2−イルメチル)−5−(5−(4−スル
    ファモイルフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2
    −チオキソ−4−チアゾリジノン、(78)3−(テトラ
    ヒドロフラン−2−イルメチル)−5−(5−(2−ニ
    トロフェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオ
    キソ−4−チアゾリジノン、(79)3−(テトラヒドロ
    フラン−2−イルメチル)−5−(5−(3−ニトロフ
    ェニル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−
    4−チアゾリジノン、(80)3−(テトラヒドロフラン
    −2−イルメチル)−5−(5−(4−ニトロフェニ
    ル)フラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−
    チアゾリジノン、(81)3−(テトラヒドロフラン−2
    −イルメチル)−5−(5−(4−ブロモフェニル)フ
    ラン−2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾ
    リジノン、(82)3−(テトラヒドロフラン−2−イル
    メチル)−5−(5−(2−クロロフェニル)フラン−
    2−イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノ
    ン、(83)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチ
    ル)−5−(5−(4−クロロフェニル)フラン−2−
    イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (84)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−
    5−(5−(2,4−ジクロロフェニル)フラン−2−
    イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノン、
    (85)3−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−
    5−(5−(2,5−ジクロロフェニル)フラン−2−
    イルメチレン)−2−チオキソ−4−チアゾリジノンを
    除く。)で示されるチアゾリジン誘導体、それらの非毒
    性塩およびそれらの水和物。
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