JPH11302025A - 合成石英ガラス光学部材およびその製造方法 - Google Patents
合成石英ガラス光学部材およびその製造方法Info
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Abstract
のない合成石英ガラス光学部材を得る。 【解決手段】ガラス形成原料を火炎加水分解させて形成
される多孔質石英ガラス体を、フッ素化合物ガスおよび
酸素ガスおよび不活性ガスの雰囲気中で800〜130
0℃にて加熱処理した後、酸素ガスおよび不活性ガス雰
囲気中で1400℃以上に加熱して透明ガラス化する。
Description
下の紫外線レーザ、特にはKrFもしくはArFエキシ
マレーザを光源とする装置の光学部材およびその製造方
法に関し、特にレンズ、窓部材、ミラー、プリズム、フ
ィルタその他の紫外線レーザを照射して用いる合成石英
ガラス光学部材およびその製造方法に関する。
域にわたる広範囲の波長域にわたって透明な材料である
こと、熱膨張係数が極めて小さく寸法安定性に優れてい
ること、また、金属不純物をほとんど含有しておらず高
純度であることなどの特徴を有しているため、従来のg
線、i線を光源として用いた光学装置の光学部材には合
成石英ガラスが主に用いられてきた。
に集積回路パターンを描画する光リソグラフィ技術にお
いて、より線幅の短い微細な描画技術が要求されてお
り、これに対応するために露光光源の短波長化が進めら
れてきている。すなわち、例えばリソグラフィ用ステッ
パの光源は、従来のg線(436nm)、i線(365
nm)から進んで、KrFエキシマレーザ(248n
m)、もしくはArFエキシマレーザ(193nm)が
用いられようとしており、前記ステッパに用いられる光
学部材には、190nm程度の短波長域までの光透過
性、安定性、耐久性が要求される。
たとえばKrF(波長248nm)やArF(波長19
3nm)などのエキシマレーザの高エネルギー光を照射
すると、紫外線領域に新たな吸収帯を生じ、前記エキシ
マレーザを光源とした光学系を構築する際の光学部材と
しては問題があった。すなわち、前記レーザが長時間照
射されると、いわゆるE’センターと呼ばれる略215
nmの吸収バンドとNBOHC(非架橋酸素ラジカル)
と呼ばれる略260nmの吸収バンドが生成され、透過
率の低下、絶対屈折率の上昇、屈折率分布の変動、蛍光
の発生の原因になる。
解明されていないが、一つは≡Si−Si≡で表される
酸素欠乏型欠陥や≡Si−O−O−Si≡で表される酸
素過剰型欠陥による固有欠陥からレーザ照射により式
(1)および式(2)に示すような光反応が生じ、常磁
性欠陥を生成することに起因するのではないかと考えら
れる。 ≡Si−Si≡+hν→2≡Si・ 式(1) ≡Si−O−O−Si≡+hν→2≡Si−O・ 式(2)
石英結晶と比較して構造的に不安定な三員環および四員
環のガラス組織を多く含み、レーザ照射により式(3)
に示すようにこれらの不安定な珪素と酸素との間の結合
が切断され、前記常磁性欠陥を生成することに起因する
のではないかとも考えられている。 ≡Si−O−Si≡+hν→≡Si−O・+≡Si・ 式(3) これら常磁性欠陥の問題を解決するための方法として、
種々の方法が検討されており、石英ガラス中にフッ素や
水素分子を含有させることが提案されている。
−Fとして導入され、前記欠陥の前駆帯である不安定な
三員環や四員環構造を低減することが知られている(H.
Imaiet.al. Physics Chem. Glasses, 29(2), pp.54 〜5
8 1988 )。さらに≡Si−F結合は≡Si−O結合と
同程度の強い結合力を有しており、KrFエキシマレー
ザやArFエキシマレーザなどの高エネルギー光、γ線
などの放射線を照射しても、≡Si―F+hν→≡Si
・+Fの反応は生じないため、≡Si−FからE’セン
ターが生成することもなく透過率低下はない。
ては、例えば特開昭60−36343のように、ガラス
形成原料を火炎加水分解させて形成される多孔質石英ガ
ラス体をフッ素化合物ガスおよび不活性ガス雰囲気下で
1400℃以上に加熱し透明ガラス化する方法がある。
(5)に示すように、レーザ照射により酸素欠乏型欠陥
や酸素過剰型欠陥が開裂し生じた≡Si・や≡Si−O
・などの常磁性欠陥を修復するはたらきがあると考えら
れている。 2≡Si・+H2 →2≡Si−H 式(4) 2≡Si−O・+H2 →2≡Si−OH基 式(5) たとえば特開平3−88742では、合成石英ガラス中
に水素分子を5×1016分子/cm3 以上含有しかつO
H基を100ppm以上含有させることにより、耐紫外
線レーザ性を高める方法が開示されている。
者らがフッ素の添加方法についてさらに詳細な検討を行
った結果、特開昭60−36343の実施例の条件によ
りフッ素を添加しても必ずしも十分なレーザ耐性を有す
る合成石英ガラスを得られないことが判明した。すなわ
ち前記公知例の条件範囲内であるSF6 およびHe雰囲
気下で1450℃の条件にて多孔質母材を加熱処理する
ことによりフッ素を含有させた石英ガラスの場合、酸素
欠乏型欠陥≡Si−Si≡の生成が真空紫外分光法の測
定によって確認でき、さらにKrFエキシマレーザを照
射すると215nmに大きな吸収ピークが見られた。こ
の215nmにおける強い吸収ピークは180〜250
nmの広い波長域にわたって裾野をひき、ArFレーザ
やKrFレーザを光源とした光学装置の光学部材に用い
る場合に問題となる。
内で作製した合成石英ガラスに水素を含有させた場合、
≡Si−Si≡から生成した常磁性欠陥≡Si・をすべ
て水素分子が修復することはできないため、水素を含有
させることにより耐レーザ性は若干向上するものの、十
分ではなくレーザ照射することにより透過率は低下す
る。
題を解決するため鋭意研究を行った結果、耐レーザ性の
向上のためには、酸素欠乏型欠陥を生成させずにフッ素
を添加することが必要であり、そのためにはフッ素を添
加する際の雰囲気が重要であることを知見した。すなわ
ち、多孔質石英ガラス体をフッ素化合物および不活性ガ
ス雰囲気下で熱処理すると、得られた石英ガラス中の不
安定な三員環構造および四員環構造は確かに低減される
ものの、フッ素化合物により石英ガラスが還元され、酸
素が欠乏した酸素欠乏型欠陥≡Si−Si≡が新たに生
成される。
照射して使用される合成石英ガラス光学部材の製造方法
であって、ガラス形成原料を火炎加水分解させて形成さ
れる多孔質石英ガラス体を、フッ素化合物ガス、酸素ガ
スおよび不活性ガスの雰囲気中で800〜1300℃に
て加熱処理した後、酸素ガスおよび不活性ガス雰囲気中
で1400℃以上に加熱して透明ガラス化して石英ガラ
ス材を得る工程を含むことを特徴とする合成石英ガラス
光学部材の製造方法である。
らに水素ガス雰囲気下にて加熱処理する工程を含むこと
を特徴とする合成石英ガラス光学部材の製造方法であ
る。さらに本発明は、紫外線波長域のレーザを照射して
使用される合成石英ガラス光学部材であって、合成石英
ガラス光学部材に含有されるフッ素の含有量が400重
量ppm(以下、単にppmという)以上、酸素の含有
量が真空中1000℃昇温時における酸素分子放出量換
算で、2×1018分子/m2 以下である合成石英ガラス
光学部材である。
に含有せず、不安定な三員環構造や四員環構造も少ない
合成石英ガラスを製造することができ、レーザ照射時に
吸収帯となる欠陥前駆体が少ないために、透過率低下の
少ない耐レーザ性に優れた光学部材が得られる。さらに
石英ガラス中の酸素含有量を前記範囲とすれば、石英ガ
ラス中に実質的に前記酸素過剰型欠陥が存在せず、耐レ
ーザ性に優れた光学部材が得られる。さらに水素分子を
前記濃度含有すれば、レーザ照射時に吸収帯となる欠陥
前駆体が少ないために、水素は低い濃度でも効果的に欠
陥を修復することができ、ArFエキシマレーザを照射
しても透過率低下がほとんどなく、耐レーザ性が非常に
優れた光学部材が得られる。
素化合物としては、フッ化硫黄、フッ化ケイ素、フッ
素、フッ化炭素ガス、フッ化塩化炭素ガスなどを用いる
ことができる。特に残留不純物や腐食性の点から、フッ
化硫黄、フッ化ケイ素を用いることが好ましい。また不
活性ガスとしては、ヘリウム、アルゴン、窒素などを用
いることができるが、ヘリウムが好ましい。
理工程における前記フッ素化合物の分圧により調整する
ことも可能であり、あるいはフッ素化合物による処理時
間により調整することもできる。前者の調整方法につい
て具体的には、フッ素化合物としてフッ化硫黄あるいは
フッ化ケイ素を用いた場合、石英ガラス中のフッ素濃度
はフッ素化合物ガスの分圧の1/4乗に比例し、フッ素
化合物ガスの分圧を1×10-4以上とすればフッ素を4
00ppm以上含む石英ガラスが得られる。
ッ素ガスの分圧の0.5倍以上、全圧の0.15倍以下
とすれば、酸素欠乏型欠陥を生成させることなく石英ガ
ラス中にフッ素を添加することができ、同時に酸素過剰
型欠陥を含まない石英ガラスを得ることができる。
の熱処理温度は、300〜600℃が好ましい。600
℃より温度が高いと、水素処理時に≡Si−Si≡や≡
Si−Hなどの還元型欠陥が生じ、耐レーザ性が悪化す
る。また300℃より温度が低いと、石英ガラス内の水
素分子の拡散が遅く、十分な量の水素分子を含有させる
ために必要な処理時間が長くなりすぎるため、生産性が
悪化する。
ッパレンズその他の光学部材として用いるために、光学
部材として必要な光学特性を与えるための成形、均質
化、などの各熱処理を行う場合がある。これらの工程は
一般に以下のように行われる。
を、カーボン製発熱体を有する電気炉内で軟化点以上の
1700〜1800℃に加熱して変形させ、ブロック形
状に成形する。引き続き、電気炉内に成形ブロックを設
置したまま電気炉の温度を1150〜1250℃まで降
温させ、以後50℃/hr以下の冷却速度で徐冷を行い
炉内温度が950〜1050℃になったところで給電を
停止し炉内にて放冷する。
高温を要するため、もし、この熱処理工程の前に水素分
子をドープすると、その後の光学的熱処理により前記含
有した水素により還元型欠陥が生じてしまうおそれがあ
る。そこで前記熱処理は、水素含有工程の前に行うこと
が好ましい。
使用される合成石英ガラス光学部材に含有されるフッ素
の含有量は典型的には400ppm以上であり、水素分
子の含有量は1×1015分子/cm3 以上であり、酸素
の含有量は真空中1000℃昇温時における酸素分子放
出量換算で、2×1018分子/m2 以下である。
より説明するが、本発明は当然のことながらこれら実施
例により限定されるものではない。なお、例1〜8は実
施例、例9は比較例である。
酸水素火炎中で加熱加水分解させて形成された直径35
cm、長さ100cmの多孔質石英ガラス体を室温で雰
囲気制御可能な電気炉に設置した。Heを10リットル
/分で流しながら1200℃まで20℃/分にて昇温
し、ついでSiF4 を50cc/分、O2 を50cc/
分、Heを9.9リットル/分の流量で流しながら3時
間1200℃に保持し、フッ素添加を行った。さらにO
2 を100cc/分、Heを9.9リットル/分の流量
で流しながら20℃/分で1450℃まで昇温し、この
温度で10時間保持した。こうして得られた透明石英ガ
ラスを、カーボン製発熱体を有する電気炉内で、軟化点
以上の1750℃に加熱して変形を行わせ、250×2
50×120mmのブロック形状に成形した。引き続
き、電気炉内に成形ブロックをセットしたまま電気炉の
温度を1200℃まで降温し、以後30℃/hrの冷却
速度で除冷を行い、炉内温度が1000℃になったとこ
ろで給電を停止し炉内放冷した。
250×250×120mmの合成石英ガラス体の中心
部より、250×250×30mmの石英ガラスブロッ
クを切り出し、そのブロックを水素1atm、500℃
の雰囲気下にセットして、240時間保持することによ
り水素を含有させた。
250×250×120mmの合成石英ガラス体の中心
部より、250×250×30mmの石英ガラスブロッ
クを切り出し、そのブロックを水素10atm、500
℃の雰囲気下にセットして、240時間保持することに
より水素を含有させた。
cc/分、Heを49.99リットル/分の流量で流し
ながら3時間1200℃に保持しフッ素添加を行う以外
は、例1と同様の方法により合成石英ガラスを作製し
た。
0cc/分、Heを4.99リットル/分の流量で流し
ながら3時間1200℃に保持しフッ素添加を行う以外
は、例1と同様の方法により合成石英ガラスを作製し
た。
100cc/分、Heを9.9リットル/分の流量で流
しながら3時間1200℃に保持しフッ素添加を行う以
外は、例1と同様の方法により合成石英ガラスを作製し
た。
酸水素火炎中で加熱加水分解させて形成された直径35
cm、長さ100cmの多孔質石英ガラス体を室温で雰
囲気制御可能な電気炉に設置した。Heを10リットル
/分で流しながら1200℃まで20℃/分にて昇温
し、ついでSiF4 を1cc/分、O2 を10cc/
分、Heを49.99リットル/分の流量で流しながら
3時間1200℃に保持し、フッ素添加を行った。さら
に例1と同様にこれを透明石英ガラス化した。こうして
得られた透明石英ガラスを、例1と同じ方法で成形・除
冷を実施した。
cc/分、Heを9.99リットル/分の流量で流しな
がら3時間1200℃に保持しフッ素添加を行った後、
O2 を2リットル/分、Heを8リットル/分の流量で
流しながら20℃/分で1450℃まで昇温し10時間
保持して透明ガラス化する以外は、例1と同様の方法に
より合成石英ガラスを作製した。
酸水素火炎中で加熱加水分解させて形成された直径35
cm、長さ100cmの多孔質石英ガラス体を室温で雰
囲気制御可能な電気炉に設置した。Heを10リットル
/分で流しながら1450℃まで20℃/分にて昇温
し、1450℃にて10時間保持した。こうして得られ
た透明石英ガラスを、例1と同じ方法で成形・除冷を実
施した。
ックの中心部より、20mm×20mm×1mmの酸素
含有量測定用サンプルと60mmφ×30mmのその他
評価用サンプルを切り出し、研磨加工後、それぞれ以下
の評価を行った。
5cm-1の散乱ピークにより検出した強度I4160とケイ
素と酸素との間の基本振動である800cm-1の散乱ピ
ークの強度I800 との強度比(=I945 /I800 )よ
り、フッ素濃度(ppm)を求めた(H.Imai et.al. Ph
ysics Chem. Glasses, 29(2), PP.54 〜581988 )。
60cm-1の散乱ピークにより検出した強度I4160とケ
イ素と酸素との間の基本振動である800cm-1の散乱
ピークの強度I800 との強度比(=I4160/I800 )よ
り、水素濃度[分子/cm3 ]を求めた(V.S.Khotimch
enko,et.al. Zhurnal Prikladnoi Spektroskopii,Vol.4
6, No.6,PP.987〜997, 1986 )。
ルの495cm-1散乱ピーク強度(I495 )および60
6cm-1散乱ピーク強度(I606 )とケイ素と酸素との
間の基本振動である800cm-1散乱ピーク強度(I
800 )との強度比R495 (=I495 /I800 )およびR
606 (=I606 /I800 )を求め、不安定な三員環構造
および四員環構造の濃度を評価した。
02)を行い163nmの吸光度α163[cm-1] から、
≡Si−Si≡濃度を評価した。
e,100Hz,1×106 shots照射し、照射前
後での193nm透過率変化ΔT193 (%/cm)を評
価した。
を評価した。すなわち、サンプルをセットした石英チャ
ンバー内を真空雰囲気にした後、10℃/minで10
00℃まで昇温後、1000℃にて2時間保持する。そ
の時放出される酸素ガスを質量分析装置(日本真空技術
社製)により、酸素含有量[分子/m2]を求めた。各
評価の結果を表1に示す。NDは検出限界以下であるこ
とを示す。
高エネルギー光や放射線などの照射による透過率の低下
や蛍光の発生のない合成石英ガラス光学部材が得られ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】紫外線波長域のレーザを照射して使用され
る合成石英ガラス光学部材の製造方法であって、ガラス
形成原料を火炎加水分解させて形成される多孔質石英ガ
ラス体を、フッ素化合物ガス、酸素ガスおよび不活性ガ
スの雰囲気中で800〜1300℃にて加熱処理した
後、酸素ガスおよび不活性ガス雰囲気中で1400℃以
上に加熱して透明ガラス化して石英ガラス材を得る工程
を含むことを特徴とする合成石英ガラス光学部材の製造
方法。 - 【請求項2】請求項1記載の方法により得られた石英ガ
ラス材について、さらに水素ガス雰囲気下にて加熱処理
する工程を含むことを特徴とする合成石英ガラス光学部
材の製造方法。 - 【請求項3】製造された合成石英ガラス光学部材のフッ
素含有量が重量表示で400ppm以上、酸素の含有量
が真空中1000℃昇温時における酸素分子放出量換算
で、2×1018分子/m2 以下である請求項1または2
記載の合成石英ガラス光学部材の製造方法。 - 【請求項4】製造された合成石英ガラス光学部材のフッ
素含有量が重量表示で400ppm以上、水素分子の含
有量が1×1015分子/cm3 以上、酸素の含有量が真
空中1000℃昇温時における酸素分子放出量換算で、
2×1018分子/m2 以下である請求項1または2記載
の合成石英ガラス光学部材の製造方法。 - 【請求項5】紫外線波長域のレーザを照射して使用され
る合成石英ガラス光学部材であって、合成石英ガラス光
学部材に含有されるフッ素の含有量が重量表示で400
ppm以上、酸素の含有量が真空中1000℃昇温時に
おける酸素分子放出量換算で、2×1018分子/m2 以
下である合成石英ガラス光学部材。 - 【請求項6】紫外線波長域のレーザを照射して使用され
る合成石英ガラス光学部材であって、合成石英ガラス光
学部材に含有されるフッ素の含有量が重量表示で400
ppm以上、水素分子の含有量が1×1015分子/cm
3 以上、酸素の含有量が真空中1000℃昇温時におけ
る酸素分子放出量換算で、2×1018分子/m2 以下で
ある合成石英ガラス光学部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113828A JPH11302025A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 合成石英ガラス光学部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10113828A JPH11302025A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 合成石英ガラス光学部材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302025A true JPH11302025A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14622071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10113828A Pending JPH11302025A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 合成石英ガラス光学部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302025A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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