JPH11301731A - 包装カートン及び包装カートンを用いた包装方法 - Google Patents

包装カートン及び包装カートンを用いた包装方法

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JPH11301731A
JPH11301731A JP10129603A JP12960398A JPH11301731A JP H11301731 A JPH11301731 A JP H11301731A JP 10129603 A JP10129603 A JP 10129603A JP 12960398 A JP12960398 A JP 12960398A JP H11301731 A JPH11301731 A JP H11301731A
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JP
Japan
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bottle
packaging carton
packaging
insertion hole
carton
Prior art date
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Application number
JP10129603A
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English (en)
Inventor
Hajime Takano
一 高野
Katsuaki Yoshimura
勝昭 吉村
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FUKUISHI GIKEN KK
Original Assignee
FUKUISHI GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基本的に糊貼り方式を採用して包装カートン
の遊びをなくしながら、端部を係合して幅方向のずれを
なくすことにより、簡単な構造でもって瓶等に確実に係
止し、瓶等のガタつき、抜け落ちを防止するようにした
包装カートンを提供する。 【解決手段】 立てた瓶等を縦回りに巻いて瓶等の底側
で端部を連結し、孔等で瓶等を係止するようにした帯状
の包装カートンにおいて、各端部5、6に、他方の端部
6、5に重なって接着される接着部11、12が形成さ
れていると共に、これらの端部5、6に、端部間での幅
方向への相対移動を阻止する係合構造が設けられてい
る。係合構造を舌片13及び挿入孔14で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓶、缶に代表され
る略筒形の物品(以下、瓶等という)を包装ライン等で
立てておき、これを縦回りに巻いて包装し、孔、突片に
代表される加工部(以下、孔等という)で瓶等を係止す
るようにした帯状の包装カートンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装カートンとして、帯
状に形成され、図10(a)に示すように、立てた瓶等
(イ)を縦回りに巻いて瓶等(イ)の底側で端部
(ロ)、(ハ)を連結し、例えば瓶等(イ)の側面に圧
接するサイド部に形成した孔等(ニ)・・を瓶等(イ)
の上部、底部のアール部や角部などのように面構成が変
化する変曲部(ホ)に掛けて瓶等(イ)を係止するよう
にしたものが知られている。ここで、縦回りとは、例え
ば瓶等(イ)の側面、上面、反対側の側面、底面へと周
回することを意味する。その場合、端部(ロ)、(ハ)
を連結する方法として、図10(b)に示すように、包
装カートン(リ)の端部(ロ)、(ハ)を重ね合わせて
接着剤で接着する糊貼り方式が知られている。また、図
10(c)に示すように、一方の端部(ロ)に根元より
先側で幅広になった突片(ヘ)を形成し、これを他方の
端部(ハ)に形成した細孔(ト)に挿入し、突片(ヘ)
の幅広部(チ)が可撓性により細孔(ト)を通過して広
がり、これが細孔(ト)の周囲に掛かることで突片
(ヘ)が細孔(ト)から容易に抜けなくなるようにした
ロック方式が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、糊貼り方式に
より端部(ロ)、(ハ)を連結する場合、包装ラインで
端部(ロ)、(ハ)が図10(b)に矢印で示す幅方向
にずれ、そのままで端部(ロ)、(ハ)が接着される
と、包装カートン(リ)の孔等(ニ)・・が瓶等(イ)
の変曲部(ホ)にきっちりと掛からないので、包装カー
トン(リ)のなかで瓶等(イ)がガタつき、また瓶等
(イ)が包装カートン(リ)から脱落するという不具合
を招く。ここで包装カートン(リ)の幅方向とは、帯状
の包装カートン(リ)の幅を特定する方向であり、瓶等
(イ)を縦回りに巻くときの巻き方向つまり周回方向に
対してほぼ直交する方向である。
【0004】一方、ロック方式により端部(ロ)、
(ハ)を連結するときには、その構造上、突片(ヘ)の
幅広部(チ)が細孔(ト)を通過しきってから少し戻っ
て細孔(ト)の周囲に掛かることになり、この戻る距離
が遊びとなって残る。この遊びのために包装カートン
(リ)のサイド部と瓶等(イ)との間に隙間ができるの
で、先の糊貼り方式と同様に瓶等(イ)のガタつき、脱
落が発生するおそれがある。
【0005】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、基本的に糊貼り
方式を採用して包装カートンの遊びをなくしながら、端
部を係合して幅方向のずれをなくすことにより、簡単な
構造でもって瓶等に確実に係止し、瓶等のガタつき、抜
け落ちを防止するようにした包装カートンを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の包装カートンは、立てた瓶等を縦回りに
巻いて瓶等の底側で端部を連結し、孔等で瓶等を係止す
るようにした帯状の包装カートンにおいて、各端部に、
他方の端部に重なって接着される接着部が形成されてい
ると共に、これらの端部に、端部間での幅方向への相対
移動を阻止する係合構造が設けられていることを特徴と
している。
【0007】この包装カートンにより、立てた瓶等を縦
回りに巻き、瓶等の底側で端部を係合構造により係合
し、接着部を接着すれば、端部が連結される。その場
合、係合構造により端部は幅方向への相対移動が阻止さ
れ、ずれることがないので、包装カートンの孔等が瓶等
の変曲部に確実に掛かる。しかも、端部が接着されるの
で、遊びがなく包装カートンのサイド部と瓶等との間に
隙間ができない。そのため、包装カートンが瓶等を確実
に係止し、瓶等のガタつき、抜け落ちが防止される。
【0008】請求項2の包装カートンは、請求項1の構
成において、一方の端部に舌片が形成され、他方の端部
に上記舌片が挿入される挿入孔が形成されていることを
特徴としている。
【0009】このようにすれば、一方の端部の舌片を他
方の端部の挿入孔に挿入すると端部が係合され、端部は
幅方向への相対移動が阻止される。また、舌片の根元が
挿入孔の縁に当たることで巻き方向の位置決めがされ
る。
【0010】請求項3の包装カートンは、請求項2の構
成において、挿入孔の幅が、ほぼ瓶等の底にある凹部の
直径よりも小さく形成されていることを特徴としてい
る。
【0011】このようにすれば、挿入孔のある端部を瓶
等の底に当てがい、その先端側を瓶等の底に向かって押
せば挿入孔が開き、舌片が挿入しやすい。
【0012】請求項4の包装カートンを用いた包装方法
は、立てた瓶等を包装カートンにより縦回りに巻き、瓶
等の底側で包装カートンの端部を幅方向への相対移動を
阻止するよう係合し、重なった端部を接着することを特
徴としている。
【0013】この包装方法では、係合構造により端部は
幅方向への相対移動が阻止され、ずれることがないの
で、包装カートンの孔等が瓶等の変曲部に確実に掛か
る。しかも、端部が接着されるので、遊びがなく包装カ
ートンのサイド部と瓶等との間に隙間ができない。その
ため、包装カートンが瓶等を確実に係止し、瓶等のガタ
つき、抜け落ちが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ここでは3行2列に配列された瓶
等を係止する包装カートンで例示する。その場合、包装
カートンの幅方向に各列3個の瓶等が並ぶように包装す
る。
【0015】図1は第1の実施形態に係る包装カートン
1を示す。この包装カートン1は、例えば厚紙により形
成されているが、屈曲可能であれば樹脂など他の材料で
あってもよい。この包装カートン1は帯状に形成されて
おり、ほぼ中央のトップ部2と、このトップ部2の両側
に連設されたサイド部3、4と、更にこのサイド部3、
4の両側に連設されたボトム部5、6を備えており、立
てた瓶等Bを縦回りに巻いて瓶等B・・の底側でボトム
部5、6を連結すると、トップ部2が瓶等B・・の上面
に、サイド部3、4が瓶等B・・の側面に、ボトム部
5、6が瓶等B・・の底面にそれぞれ圧接するようにな
っている。上記ボトム部5、6は、包装カートン1の端
部に該当する。
【0016】また、包装カートン1のサイド部3、4に
おいて、例えばその上端部、下端部には孔等9・・が形
成され、瓶等B・・の上部、底部のアール部や角部など
のように面構成が変化する変曲部21に掛かって瓶等B
・・を係止するようにしている。ここで上記孔等9は、
包装カートン1に形成した孔で例示しているが、包装カ
ートン1に切り込みを入れて起こした突片で形成しても
よい。
【0017】そして、包装カートン1の各ボトム部5、
6に、他方のボトム部6、5に重なって接着される接着
部11、12が形成されていると共に、これらのボトム
部5、6に、ボトム部5、6間での幅方向への相対移動
を阻止する係合構造が設けられている。接着部11、1
2は、例えば包装カートン1の巻き方向の端縁に形成さ
れている。接着部11、12とは、接着剤が塗布された
ときにこれを保持できる機能を有する面であり、例えば
他の部位には施されている印刷等が施されていなかった
り、逆に接着剤を良好に含浸するような処理が施されて
いる。この実施形態では巻き方向は図1の上下方向とな
り、幅方向は図1の左右方向となる。この係合構造とし
て、第1実施形態では、一方のボトム部5に舌片13が
形成され、他方のボトム部6に上記舌片13が挿入され
る挿入孔14が形成されている。舌片13は、根元が最
大幅に設定されており、その最大幅は挿入孔14の幅に
ほぼ一致するよう設定されている。ここで、舌片13の
幅、挿入孔14の幅というのは、包装カートン1の幅方
向と平行な方向の寸法である。
【0018】そして、挿入孔14の幅は、ほぼ瓶等Bの
底にある凹部の直径よりも小さく形成されている。
【0019】次に、図3及び図4により、第1実施形態
の包装カートン1を用いた包装方法を説明する。ここで
は自動包装機により包装する場合を例示している。この
自動包装機は、例えば瓶等B・・を載せて搬送するコン
ベヤと、包装カートン1を、上記瓶等B・・に伴走させ
つつ上方から供給する搬送機構と、瓶等B・・に当てら
れた包装カートン1の要所を押圧して折曲げ又は押圧す
るローラと、包装カートン1の接着部11、12に接着
剤を噴射して供給する糊付けガンとを備えたものであ
る。図3(a)に示すように、瓶等B・・を各列が搬送
方向に合うようにコンベヤで搬送し、包装カートン1
を、その幅方向が搬送方向に合うように上記瓶等B・・
に伴走させつつ上方から降ろしてトップ部2を瓶等B・
・の上面に当てる。次いで図3(b)に示すように、包
装カートン1のサイド部3、4をローラ等で下側に折曲
げ、さらに図4(c)に示すように、包装カートン1の
ボトム部5、6をローラ等で内側に半ばまで折曲げ、ボ
トム部6の接着部12に接着剤を糊付けガン等で塗布す
る。次いで図4(d)に示すように、ボトム部6をロー
ラ等で内側に折曲げ、挿入孔14を有するボトム部6を
瓶等Bの底に当てがい、その先端側を瓶等Bの底に向か
って押圧することで挿入孔14を開き、ボトム部5をロ
ーラ等で内側に折曲げ、ボトム部5の舌片13を押し上
げて挿入孔14に挿入する。これによって瓶等Bを包装
カートン1により縦回りに巻き、瓶等Bの底側で包装カ
ートン1のボトム部5、6を幅方向への相対移動を阻止
するよう係合し、重なったボトム部5、6を接着するこ
とができる。最後に図4(e)に示すように、ボトム部
5、6を上方に押圧して接着剤の硬化を促せば、包装カ
ートン1による瓶等B・・の包装が完了する。なお、接
着剤はボトム部5の接着部11に塗布してもよく、また
双方の接着部11、12に塗布してもよい。
【0020】従って、図2に示すように、第1実施形態
の包装カートン1により、立てた瓶等Bを縦回りに巻
き、瓶等Bの底側で一方のボトム部5の舌片13を他方
のボトム部6の挿入孔14に挿入するとボトム部5、6
が係合され、接着部11、12を接着すれば、ボトム部
5、6が連結される。その場合、係合構造によりボトム
部5、6は幅方向への相対移動が阻止され、ずれること
がないので、包装カートン1の孔等9が瓶等Bの変曲部
21に確実に掛かる。しかも、ボトム部5、6が接着さ
れるので、遊びがなく包装カートン1のサイド部3と瓶
等Bとの間に隙間ができない。そのため、包装カートン
1が瓶等Bを確実に係止し、瓶等Bのガタつき、抜け落
ちが防止される。
【0021】しかも、舌片13の根元が挿入孔14の縁
に当たることで巻き方向の位置決めがされる。
【0022】さらに、挿入孔14の幅が、ほぼ瓶等Bの
底にある凹部の直径よりも小さく形成されているので、
挿入孔14のあるボトム部6を瓶等Bの底に当てがい、
その先端側を瓶等Bの底に向かって押せば挿入孔14が
開き、舌片13が挿入しやすい。
【0023】図5は、第2実施形態に係る包装カートン
1の使用状態を示す。この第2実施形態は、上記第1実
施形態に較べて接着部11、12がそれぞれ紙の表裏に
おける反対側に形成されていることのみが異なり、それ
以外の構成は実質的に同一である。従って、第1実施形
態の部材と同一機能を発揮する部材には同一符号を付し
て、第1実施形態に関する解説をそのまま第2実施形態
の説明として引用する。第1実施形態の包装カートン1
の包装方法では、瓶等Bにボトム部6が接し、その外側
からボトム部5が折り重なったが、第2実施形態の包装
カートン1の包装方法では、瓶等Bにボトム部5が接
し、その外側からボトム部6が折り重なる。その包装方
法の前半は第1実施形態の包装方法と同じであり、図3
及びその解説で示したとうりである。後半について説明
すると、図6(c)に示すように、包装カートン1のボ
トム部5、6をローラ等で内側に半ばまで折曲げ、ボト
ム部5の接着部11に接着剤を糊付けガン等で塗布す
る。次いで図6(d)に示すように、ボトム部5をロー
ラ等で内側に折曲げ、舌片13を有するボトム部5を瓶
等Bの底に当てがい、瓶等Bの底に向かって押圧するこ
とで舌片13を斜め下に向け、ボトム部6をローラ等で
内側に折曲げ、ボトム部6の挿入孔14に舌片13を挿
入する。これによって瓶等Bを包装カートン1により縦
回りに巻き、瓶等Bの底側で包装カートン1のボトム部
5、6を幅方向への相対移動を阻止するよう係合し、重
なったボトム部5、6を接着することができる。最後に
図6(e)に示すように、ボトム部5、6を上方に押圧
して接着剤の硬化を促せば、包装カートン1による瓶等
B・・の包装が完了する。なお、接着剤はボトム部6の
接着部12に塗布してもよく、また双方の接着部11、
12に塗布してもよい。第2実施形態から得られる作用
及び効果は、第1実施形態で得られるものと同様であ
る。
【0024】図7は第3実施形態に係る包装カートン1
を示す。この第3実施形態は、上記第1実施形態に較べ
て舌片13及び挿入孔14が包装カートン1の幅方向に
2組形成されていることのみが異なり、それ以外の構成
は実質的に同一である。従って、第1実施形態の部材と
同一機能を発揮する部材には同一符号を付して、第1実
施形態に関する解説をそのまま第3実施形態の説明とし
て引用する。第3実施形態のようにすれば、包装カート
ン1の幅が広いものでも、安定して瓶等B・・を係止す
ることができる。第3実施形態から得られる作用及び効
果は、第1実施形態で得られるものと同様である。その
場合、舌片13及び挿入孔14の幅を単に広く設定した
ときには挿入孔14の幅を、ほぼ瓶等Bの底にある凹部
の直径よりも小さく形成することができなくなるが、こ
の第3実施形態にようにすればそれが可能となるので、
挿入孔14のあるボトム部6を瓶等Bの底に当てがい、
その先端側を瓶等Bの底に向かって押すことで挿入孔1
4が開き、舌片13が挿入しやすくなるという作用及び
効果を、第1実施形態と同様に得ることができる。
【0025】本発明は上記実施形態により限定されるも
のではない。以上の実施形態では、端部としてのボトム
部5、6に舌片13及び挿入孔14を形成したが、本発
明は、端部に、端部間での幅方向への相対移動を阻止す
る係合構造を設けた他の実施形態を含むものである。例
えば、図8(a)に示すように、一方の端部としてのボ
トム部5に舌片15を形成し、他方の端部としてのボト
ム部6に上記舌片15の幅とほぼ一致する幅でU字状の
切欠部16を形成すると共に、端部5、6の巻き方向の
端縁に接着部11、12をそれぞれ形成した第4実施形
態がある。この場合、図8(b)に示すように、舌片1
5を切欠部16に挿入し、接着部11、12を接着すれ
ば、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。ま
た、図9(a)に示すように、端部としてのボトム部
5、6に巻き方向に切り込み17、18をそれぞれ入れ
ると共に、端部5、6の巻き方向の端縁に接着部11、
12をそれぞれ形成した第5実施形態がある。各接着部
11、12は、切り込み17、18を境にして幅方向の
片側では紙の表側に、幅方向の残りの側では紙の裏側に
形成されている。この場合、図9(b)に示すように、
切り込み17、18を、その基端同士が出会うように噛
み合わせ、接着部11、12を接着すれば、第1実施形
態と同様の作用・効果が得られる。なお、以上の実施形
態によって舌片13、挿入孔14、舌片15、切欠部1
6、切込部17、18の形状が限定されるものではな
く、幅方向への相対移動を阻止する機能を発揮できる種
々の形状のものが含まれる。例えば舌片13、15とし
て、先端が二股状になったU字状の形状のものが含まれ
る。
【0026】以上の実施形態では3行2列に配列された
瓶等Bを係止する包装カートン1を例示したが、本発明
は瓶等の個数、配列に左右されるものではなく、例えば
3行1列、6行2列・・など、任意数の行と任意数の列
との組み合わせによる瓶等を係止する実施形態を含む。
また、例えば第3実施形態では舌片13及び挿入孔14
を2組形成したが、本発明は係合構造を3組以上形成し
た実施形態を含む。また第1〜第3実施形態では、挿入
孔14の幅を、ほぼ瓶等Bの底にある凹部の直径よりも
小さく形成したが、本発明は挿入孔の幅を凹部の直径よ
りも大きく形成した実施形態を含む。そして、以上の実
施形態の特徴を組み合わせた実施形態を全て含むもので
ある。さらに、第1及び第2実施形態で説明した包装方
法は他の実施形態でも用いることができる。その場合、
いずれの実施形態においても、立てた瓶等を包装カート
ンにより縦回りに巻き、瓶等の底側で包装カートンの端
部を幅方向への相対移動を阻止するよう係合し、重なっ
た端部を接着する方法となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の包装カ
ートンは、係合構造により端部の幅方向へのずれが生じ
ず、包装カートンの孔等が瓶等の変曲部に確実に掛かる
上、端部が接着されるので遊びがなく、包装カートンの
サイド部と瓶等との間に隙間ができないので、簡単な構
造でありながら瓶等を確実に係止し、瓶等のガタつき、
抜け落ちを確実に防止することができ、特に自動包装機
により瓶等を大量に且つ欠陥なく包装するときに好適で
ある。
【0028】請求項2のようにすれば、舌片及び挿入孔
という製造容易な構造で端部の幅方向への相対移動を阻
止できる上、巻き方向の位置決めも行えるので、簡単な
構造でありながら瓶等を確実に係止し、瓶等のガタつ
き、抜け落ちを確実に防止することができ、特に自動包
装機により瓶等を大量に且つ欠陥なく包装するときに好
適である。
【0029】請求項3のようにすれば、挿入孔のある端
部を瓶等の底に当てがい、その先端側を瓶等の底に向か
って押せば挿入孔が開いて舌片が挿入しやすいので、包
装カートンの組み付け作業の作業性を向上できる。
【0030】請求項4の包装カートンを用いた包装方法
によれば、係合構造により端部の幅方向へのずれが生じ
ず、包装カートンの孔等が瓶等の変曲部に確実に掛かる
上、端部が接着されるので遊びがなく、包装カートンの
サイド部と瓶等との間に隙間ができないので、瓶等を確
実に係止し、瓶等のガタつき、抜け落ちを確実に防止す
ることができ、特に自動包装機により瓶等を大量に且つ
欠陥なく包装するときに好適な包装方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の包装カートンを示す平面図であ
る。
【図2】第1実施形態の包装カートンにより包装された
瓶等を示し、(a)は全体斜視図、(b)は連結された
ボトム部を内側(瓶等の側)からみた拡大斜視図であ
る。
【図3】第1実施形態の包装カートンを用いた包装方法
の前半を、包装ラインの搬送方向からみた図であり、
(a)は折曲げる前の包装カートンを瓶等の上に降ろし
ていく工程を、(a)は包装カートンのサイド部を下側
に折曲げる工程を示す。
【図4】第1実施形態の包装カートンを用いた包装方法
の後半を、包装ラインの搬送方向からみた図であり、
(c)は包装カートンのボトム部を内側に折曲げると共
に接着剤を塗布する工程、(d)は挿入孔を有するボト
ム部の先端側を瓶等の底に向かって押圧して挿入孔を開
き、ボトム部の舌片を押し上げて挿入孔に挿入する工
程、(e)は挿入が完了してボトム部を上方に押圧する
工程を示す。
【図5】第2実施形態の包装カートンの、連結されたボ
トム部を内側からみた拡大斜視図である。
【図6】第2実施形態の包装カートンを用いた別の包装
方法の後半を、包装ラインの搬送方向からみた図であ
り、(c)は包装カートンのボトム部を内側に折曲げる
と共に接着剤を塗布する工程、(d)は舌片を有するボ
トム部を瓶等の底に向かって押圧し、他のボトム部の挿
入孔に挿入する工程、(e)は挿入が完了してボトム部
を上方に押圧する工程を示す。
【図7】第3実施形態の包装カートンを示す平面図であ
る。
【図8】第4実施形態の包装カートンを示し、(a)は
連結前のボトム部を内側からみた拡大斜視図、(b)は
連結されたボトム部を内側からみた拡大斜視図である。
【図9】第5実施形態の包装カートンを示し、(a)は
連結前のボトム部を内側からみた拡大斜視図、(b)は
連結されたボトム部を内側からみた拡大斜視図である。
【図10】従来例を示し、(a)は包装カートンにより
包装された瓶等の全体斜視図、(b)は糊貼り方式でボ
トム部を連結したときのボトム部を内側からみた拡大斜
視図、(c)はロック方式でボトム部を連結したときの
ボトム部を内側からみた拡大斜視図である。
【符号の説明】
B 瓶等 1 包装カートン 3 サイド部 5 ボトム部(端部) 6 ボトム部(端部) 9 孔等 11 接着部 12 接着部 13 舌片 14 挿入孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立てた瓶等を縦回りに巻いて瓶等の底側
    で端部を連結し、孔等で瓶等を係止するようにした帯状
    の包装カートンにおいて、各端部に、他方の端部に重な
    って接着される接着部が形成されていると共に、これら
    の端部に、端部間での幅方向への相対移動を阻止する係
    合構造が設けられていることを特徴とする包装カート
    ン。
  2. 【請求項2】 一方の端部に舌片が形成され、他方の端
    部に上記舌片が挿入される挿入孔が形成されている請求
    項1記載の包装カートン。
  3. 【請求項3】 挿入孔の幅が、ほぼ瓶等の底にある凹部
    の直径よりも小さく形成されている請求項2記載の包装
    カートン。
  4. 【請求項4】 立てた瓶等を包装カートンにより縦回り
    に巻き、瓶等の底側で包装カートンの端部を幅方向への
    相対移動を阻止するよう係合し、重なった端部を接着す
    ることを特徴とする包装カートンを用いた包装方法。
JP10129603A 1998-04-22 1998-04-22 包装カートン及び包装カートンを用いた包装方法 Pending JPH11301731A (ja)

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JP10129603A JPH11301731A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 包装カートン及び包装カートンを用いた包装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100957901B1 (ko) * 2002-02-07 2010-05-13 미드웨스트바코 패키징 시스템즈, 엘엘시 겹침 베이스 패널을 구비한 카톤 및 그 카톤용 블랭크
JP2018052541A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 キリン株式会社 マルチパック用包装箱

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