JPH11301531A - スペアタイヤの取付構造 - Google Patents
スペアタイヤの取付構造Info
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- JPH11301531A JPH11301531A JP10976898A JP10976898A JPH11301531A JP H11301531 A JPH11301531 A JP H11301531A JP 10976898 A JP10976898 A JP 10976898A JP 10976898 A JP10976898 A JP 10976898A JP H11301531 A JPH11301531 A JP H11301531A
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Abstract
スペアタイヤを取付ける場合に、スペアタイヤの取付け
保持が体裁良く適切に行え、しかもスペーサとスペアタ
イヤとの連結作業やその解除作業も容易に行えるように
する。 【解決手段】車体に設けられたタイヤブラケット部2と
スペアタイヤ4との間に配されるスペーサ3と、スペア
タイヤ4の外面側からスペアタイヤ4のハブボルト穴4
0とスペーサ3に設けられている貫通孔30とに挿通す
ることによってスペアタイヤ4とスペーサ3とをタイヤ
ブラケット部2に取り付けるためのボルト6と、を具備
しているスペアタイヤの取付構造であって、スペアタイ
ヤ4のセンタ穴41を介してスペーサ3に取外し可能に
取付けられるアタッチメント5を具備しており、このア
タッチメント5は、スペーサ3に取付けられたときにス
ペアタイヤ4とスペーサ3とを互いに連結できるように
スペアタイヤ4の外面におけるセンタ穴41の周縁部に
係合可能な係合手段51を有している。
Description
ペアタイヤを取付ける場合に適用されるスペアタイヤの
取付構造に関する。
としては、特開平10−16829号公報に記載の構造
がある。この従来の構造は、自動車のバックドアに設け
られたタイヤブラケット部とスペアタイヤとの間にスペ
ーサを介在させてから、上記スペアタイヤの外面側から
上記スペアタイヤのハブボルト穴と上記スペーサに設け
られている貫通孔とにボルト(通しボルト)を一連に挿
通することにより、上記スペアタイヤとスペーサとを上
記タイヤブラケット部に対して共締め状態に取付ける構
造である。また、上記従来の構造では、スペアタイヤと
スペーサとは上記ボルト以外の部材によっても互いに連
結できるように構成されており、その部材としては、ス
ペアタイヤのハブボルト穴に挿通可能な軸部を有するア
タッチメント(スペーサストッパ)が用いられている。
このアタッチメントは、その軸部をスペアタイヤのハブ
ボルト穴とスペーサの適当な孔部に挿通してから、その
軸部の先端にナットを螺合させて締付けることにより、
スペーサへの取付けが図れるように構成されたものであ
る。このアタッチメントを使用すれば、スペアタイヤの
外面を押さえ付けることができ、スペアタイヤとスペー
サとを連結することができる。
スペアタイヤとの間にスペーサを介在させているため
に、スペアタイヤの凹状に形成されている裏面部分を上
記スペーサに当接させることによって、スペアタイヤを
タイヤブラケット部に安定させて取付けることができ、
スペアタイヤの見栄えの良い表面(化粧面)を外向きに
セッティングすることができる。すなわち、スペアタイ
ヤの見栄えの悪い裏面部分が外向きにならないように体
裁の良いタイヤ装着が行える。また、スペーサとスペア
タイヤとをタイヤブラケット部にボルトを用いて取付け
る場合には、アタッチメントを用いてスペーサとスペア
タイヤとを予め連結しておくことによって、それらスペ
ーサとスペアタイヤとが互いに位置ずれしたり、分離す
るようなことを無くすことができ、それらスペーサやス
ペアタイヤの取付け作業に便宜が図れる。
来のスペアタイヤの取付構造では、次のような不具合が
生じていた。
ーサとをアタッチメントを用いて連結する場合には、こ
のアタッチメントの軸部をスペアタイヤのハブボルト穴
に差し込むようにしている。その一方、上記ハブボルト
穴はスペアタイヤのセンタ穴を囲むように複数箇所設け
られており、いずれのハブボルト穴もスペアタイヤの中
心から位置ずれしている。このため、上記アタッチメン
トの軸部を1つのハブボルト穴に差し込んだだけでは、
上記アタッチメントをスペアタイヤの中心に適切に配置
することができず、スペアタイヤの外面をバランスよく
押さえ付けることができない。また、アタッチメントが
スペアタイヤの中心から偏って配置されたのでは、その
見栄えも悪くなる。このような事態を解消するには、ア
タッチメントに少なくとも2つの軸部を設けて、これら
2つの軸部を2箇所のハブボルト穴に差し込む必要があ
る。
スペアタイヤの取付作業時や取り外し作業時において、
上記アタッチメントの2つの軸部のそれぞれに螺合する
合計2個のナットの締め付け作業や弛め作業を行う必要
が生じる。このため、従来では、その手間が面倒なもの
となっていた。とくに、従来では、上記ナットの締め付
け作業や弛め作業は、スペーサの裏面側からスペーサ内
の狭い領域内に工具を差し入れるなどして行う必要があ
ったために、その作業は一層面倒なものとなっていたの
である。
出されたものであって、車体のタイヤブラケット部にス
ペーサを介してスペアタイヤを取付ける場合に、スペア
タイヤの取付け保持が体裁良く適切に行え、しかもスペ
ーサとスペアタイヤとの連結作業やその解除作業も容易
に行えるようにすることをその課題としている。
は、次の技術的手段を講じている。
造が提供される。このスペアタイヤの取付構造は、車体
に設けられたタイヤブラケット部とスペアタイヤとの間
に配されるスペーサと、上記スペアタイヤの外面側から
上記スペアタイヤのハブボルト穴と上記スペーサに設け
られている貫通孔とに挿通することによって上記スペア
タイヤとスペーサとを上記タイヤブラケット部に取り付
けるためのボルトと、を具備しているスペアタイヤの取
付構造であって、上記スペアタイヤのセンタ穴を介して
上記スペーサに取外し可能に取付けられるアタッチメン
トを具備しており、かつこのアタッチメントは、このア
タッチメントが上記スペーサに取付けられたときに上記
スペアタイヤとスペーサとを互いに連結できるように上
記スペアタイヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に係合
可能な係合手段を有していることに特徴づけられる。
タ穴を介してスペーサにアタッチメントを取付けること
により、このアタッチメントの係合手段を上記スペアタ
イヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に係合させること
ができ、これにより上記スペアタイヤとスペーサとを連
結することができる。このため、本願発明では、アタッ
チメントをスペーサの複数箇所に連結するのではなく、
たとえばアタッチメントを1本のボルトや1個のナット
を用いてスペーサに取付けるだけであっても、上記アタ
ッチメントをスペアタイヤの中心に体裁良く配置するこ
とができ、またスペアタイヤのセンタ穴の周縁部に係合
する係合手段によってスペアタイヤの抜け止めをバラン
ス良く図ることできる。すなわち、本願発明では、スペ
アタイヤのハブボルト穴を利用してアタッチメントの取
付けを図っていた従来の手段とは異なり、スペーサに対
するアタッチメントの取付け箇所を1箇所のみに限定し
た場合であっても、スペアタイヤを見栄えよく適切にス
ペーサに連結することができる。その結果、本願発明で
は、スペーサに対するアタッチメントの取付け箇所数、
あるいは取付けに必要な部品の点数を少なくできる分だ
け、スペーサにアタッチメントを着脱する際の作業が容
易となり、スペアタイヤを取り扱う際の作業性を良好に
することができるという効果が得られる。
に、タイヤブラケット部とスペアタイヤとの間にスペー
サを介在させる構造であるから、スペアタイヤをその見
栄えの良い化粧面を外面に設定した状態で車体に取付け
ることができる。また、スペアタイヤやスペーサをタイ
ヤブラケット部にボルトを用いて取付けるときには、そ
れらスペアタイヤとスペーサとをアタッチメントを用い
て予め連結しておくことができるので、その作業に便宜
が図れる。
ケット部には、このタイヤブラケット部に上記スペーサ
を取外し可能に仮保持するための仮保持手段が設けられ
ているとともに、上記スペーサには、スペアタイヤをこ
のスペーサに隣接させて掛止保持可能なタイヤ掛止用突
起部が設けられており、かつ上記アタッチメントは、上
記タイヤ掛止用突起部にスペアタイヤが掛止保持された
状態においてそのスペアタイヤの外面におけるセンタ穴
の周縁部に上記係合手段を係合させることができるよう
に構成されている。
インなどにおいて車体にスペアタイヤを組み付けるのに
便利となる。すなわち、上記構成によれば、車体のタイ
ヤブラケット部に仮保持手段を利用してスペーサを仮保
持させた後に、このスペーサに設けられているタイヤ掛
止用突起部にスペアタイヤを係止保持させることによっ
て、そのスペアタイヤを上記スペーサに隣接させて配置
することができる。また、その後はスペーサに取付けら
れたアタッチメントの係合手段をスペアタイヤの外面に
おけるセンタ穴の周縁部に係合させることができるた
め、これによりスペーサとスペアタイヤとを互いに連結
した状態で車体のタイヤブラケット部に組み付けること
ができる。このような一連の作業は、車体のタイヤブラ
ケット部に所定のパーツを1つずつ組み付けてゆく作業
であるから、自動車の生産ラインなどにおいて行う作業
には最適となり、その作業を能率良く行うことができ
る。
チメントは、上記スペーサに設けられている孔部に挿通
可能な軸部と、この軸部をスペアタイヤのセンタ穴を介
して上記スペーサの孔部に挿通したときに上記スペアタ
イヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に対向するように
上記軸部の一端に設けられている鍔部と、を有するピン
状に形成されており、かつ上記軸部は、この軸部を上記
スペーサの孔部に挿通したときに上記スペーサからのこ
の軸部の抜け止めが図られた状態とその抜け止めが解除
された状態とが選択できるように上記スペーサに係脱自
在な係合部を有している。
チメントの軸部をスペアタイヤのセンタ穴とスペーサの
孔部に挿通することによって、この軸部の係合部を上記
スペーサに係合させることができ、上記アッタチメント
をスペーサに対して抜け止め状態に取付けることができ
る。また、このようにしてアタッチメントをスペーサに
取り付けると、このアタッチメントの鍔部をスペアタイ
ヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に対向させてその部
分に係合させることができる。したがって、スペーサと
スペアタイヤとの連結を容易に行うことができる。ま
た、上記アタッチメントの軸部の係合部とスペーサとは
係脱自在であるために、これらの係合を解除することに
よって上記アタッチメントをスペーサから取り外すこと
ができ、これによりスペアタイヤとスペーサとを適切に
分離することもできる。
チメントは、上記軸部に対してその軸長方向に摺動可能
に貫通した可動軸を有しており、かつ上記アタッチメン
トの係合部は、上記スペーサの孔部の周縁部に対する係
合とその解除とが上記可動軸の位置設定により選択でき
るように上記可動軸の摺動動作によって上記軸部の半径
方向に拡縮自在である。
チメントの軸部の軸長方向に摺動させてその位置設定を
行うことによって、スペーサに対するアタッチメントの
係合部の係合状態とその解除状態とが的確に、しかも簡
単に選択することができ、便利である。
チメントは、スペアタイヤのセンタ穴内に配された状態
で上記スペーサに着脱自在に取付け可能な補助部材と、
この補助部材に取付けられることによって上記スペアタ
イヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に対向配置可能な
タイヤ押さえ部材と、を具備している。
の補助部材をスペアタイヤのセンタ穴内に配した状態に
スペーサに取付けた後に、このスペーサにタイヤ押さえ
部材を取り付けることによって、このタイヤ押さえ部材
をスペアタイヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に対向
配置させて係合させることができる。したがって、スペ
ーサとスペアタイヤとの連結を適切に行うことができ
る。また、上記補助部材はスペーサに着脱自在であるた
め、この補助部材をスペーサから取り外せば、この補助
部材に取付けられているタイヤ押さえ部材とスペアタイ
ヤとの係合状態を解除することができ、スペアタイヤと
スペーサとを適切に分離することもできる。
材は、上記スペーサに取付けられたときにスペアタイヤ
を上記スペーサに隣接させて掛止保持できるように構成
されている。
部材を取付けておくと、この補助部材にスペアタイヤを
掛止保持させることができ、スペアタイヤをスペーサに
隣接させて配置することができる。すなわち、上記補助
部材は、スペアタイヤをスペーサに隣接させて掛止保持
させておくためのタイヤ掛止用突起部としての役割をも
果たすこととなる。したがって、上記補助部材とは別個
にタイヤ掛止用突起部をわざわざ設ける必要がなくな
り、全体の部品点数を少なくし、構造の簡素化が図れる
という利点が得られる。
材は、上記スペーサにボルト止め可能であるとともに、
上記タイヤ押さえ部材は、上記補助部材に係合可能な係
合手段を有している。
る補助部材の取付けはボルト止めによって行えるため
に、その取付作業や取外し作業は容易に行える。また、
補助部材にタイヤ押さえ部材を取付けるには、補助部材
にタイヤ押さえ部材を係合させればよく、その作業もや
はり容易に行える。
材は、上記スペーサに設けられた孔部に挿通するネジ軸
部を先端部に有する軸体であるとともに、上記タイヤ押
さえ部材は、上記軸体の基端部にボルト止め可能に形成
されている。
部材としての軸体を取付ける作業は、この軸体のネジ軸
部をスペーサの孔部に挿通してから、そのネジ軸部にナ
ットを螺合させて締付けるといった手段によって行うこ
とができ、その作業は簡単に行える。また、上記軸体に
はタイヤ押さえ部材をボルト止めすればよいために、上
記軸体へのタイヤ押さえ部材の取付けも簡単に行える。
チメントは、スペアタイヤのセンタ穴内に配された状態
で上記スペーサに着脱自在に取付け可能に構成されてお
り、かつこのアタッチメントには、このアタッチメント
が上記スペーサに取付けられたときに上記スペアタイヤ
の外面におけるセンタ穴の周縁部に対向可能な係合部が
一体的に設けられている。
に係合部を一体的に設けているために、アタッチメント
の構成を簡素にできる。
の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
付構造の一例を示す分解斜視図である。図2は、本願発
明に係るスペアタイヤの取付構造の一例を示す要部断面
図である。図3は、図2に示すスペアタイヤの取付構造
に適用されているアタッチメントの動作状態を示す要部
断面図である。図4は、図3のIV−IV断面図である。図
5は、車体にスペアタイヤを取り付けるときの状態を示
す断面図である。図6は、車体からスペアタイヤを取り
外すときの状態を示す断面図である。
このスペアタイヤの取付構造は、自動車のバックドア1
の外面にスペアタイヤ4を取付けるための構造であり、
上記バックドア1の外面に設けられたタイヤブラケット
部2、スペーサ3、複数本(たとえば3本)の通しボル
ト6、およびピン状のアタッチメント5を具備して構成
されている。
サ3やスペアタイヤ4を取付けるための台座となる部分
であり、金属板をプレス成形するなどして形成されたブ
ラケット部材20を上記バックドア1の外面部にボルト
止めするなどして形成されている。このタイヤブラケッ
ト部2は、ブラケット部材20をボルト止めする手段に
代えて、たとえばブラケット部材20をバックドア1に
溶接して構成されていてもよい。上記ブラケット部材2
0の裏面の適所には、上記複数本の通しボルト6のそれ
ぞれを螺合連結するための複数のナット21が溶接され
ている。
は、2本のピン22a,22bが上下に配列されて突設
されている。これらのピン22a,22bは、上記スペ
ーサ3をタイヤブラケット部2に取外し可能に仮保持す
るためのものであり、本願発明でいう仮保持手段の一連
に相当する。上記ピン22a,22bは、スペーサ3の
後板32に穿設された2つの孔部34a,34bにそれ
ぞれ挿通可能である。下側のピン22bは単なる軸状に
形成されているのに対し、上側のピン22aは先端が膨
らんだ形状に形成されており、この上側のピン22aは
上記孔部34aに挿通することによって上記スペーサ3
の後板32に係脱可能となっている。上記タイヤブラケ
ット部2の周囲には、複数の突起部23が設けられてい
るが、これら複数の突起部23はバックドア1にスペア
タイヤ4を取付けたときにこのスペアタイヤ4の側面に
当接してスペアタイヤ4の取付け姿勢を安定させるため
のものである。
状の前板31と後板32とを複数の筒体33を用いて連
結したものであり、このスペーサ3には上記前板31か
ら上記筒体33内を経て上記後板32に至る複数の貫通
孔30が設けられている。これら複数の貫通孔30は、
上記通しボルト6を挿通させるための部分である。上記
スペーサ3の前板31には、アタッチメント5を取り付
けるための孔部35が設けられている。また、上記前板
31には、断面略L字状の支持部材7が溶接されてお
り、この支持部材7によってタイヤ掛止用突起部70が
形成されている。このタイヤ掛止用突起部70は、上記
前板31の外方に向けて略水平状に延びており、その先
端部70aは上方へ屈曲している。
0と、この軸部50の一端に連結された鍔部51と、上
記軸部50に貫通した可動軸52とを具備して構成され
ている。上記軸部50と鍔部51とは、可撓性を有する
合成樹脂によって一体成形されている。これに対し、上
記可動軸52は金属製である。上記鍔部51は、上記ス
ペアタイヤ4のセンタ穴41を覆うとともに、そのセン
タ穴41の周縁部にも対向可能なサイズの略円板状であ
る。ただし、上記支持部材7との干渉を回避するための
凹部などが適宜設けられている。上記軸部50は、図4
によく表れているように、その先端部に軸長方向に延び
る複数条の切り目50aを形成し、2条の切り目50
a,50aで挟まれた部分の外周面を他の部分よりも厚
肉に形成した係合部53を複数箇所有するものである。
上記可動軸52は、上記軸部50に相対してその軸長方
向に摺動可能であり、その先端部の外周面には、この可
動軸52の軸長方向に延びる複数の凹溝52aが形成さ
れている。
示すように、軸部50に対して可動軸52を矢印N1方
向に後退させたときには、軸部50の先端部が凹溝52
a内に進入することにより、係合部53の形成箇所がス
ペーサ3の孔部35の内径よりも小さな幅Laとなる。
これに対し、図2に示すように、上記軸部50に対して
可動軸52を矢印N2方向に前進させたときには、上記
軸部50の係合部53の形成箇所が上記可動軸52の外
周面によってその半径方向外方へ押圧され、上記係合部
53の形成箇所が上記スペーサ3の孔部35の内径より
も大きな幅Lbとなる。このように、上記アタッチメン
ト5の係合部53の形成箇所の幅は、上記可動軸52の
摺動動作によって拡縮自在となっている。
について説明する。
て、スペアタイヤ4を自動車のバックドア1に取付ける
場合には、図5に示すように、まずスペーサ3をタイヤ
ブラケット部2に仮保持させた後に、このスペーサ3の
一側方にスペアタイヤ4を配置する。タイヤブラケット
部2へのスペーサ3の仮保持は、スペーサ3の後板32
の2つの孔部34a,34bをタイヤブラケット部2の
2本のピン22a,22bに嵌合させればよく、これに
よりスペーサ3を片もち状態に支持することができる。
上側のピン22aについては、上記スペーサ3に係合さ
せることができるために、上記スペーサ3がタイヤブラ
ケット部2から容易に脱落しないようにできる。また、
スペーサ3の仮保持に際して2本のピン22a,22b
を用いれば、これら2本のピン22a,22bによって
スペーサ3の位置決めを図ることもできる。したがっ
て、スペーサ3の各貫通孔30をタイヤブラケット部2
の各ナット21に適切に位置合わせすることもできる。
を配置する作業は、スペーサ3のタイヤ掛止用突起部7
0がスペアタイヤ4のセンタ穴41に相対的に差し込ま
れるようにして、このスペアタイヤ4を上記タイヤ掛止
用突起部70に掛止させればよい。上記タイヤ掛止用突
起部70の先端部70aは上方に屈曲しているために、
上記スペアタイヤ4が上記タイヤ掛止用突起部70から
不用意に脱落することも適切に防止される。
から複数本の通しボルト6をこのスペアタイヤ4のハブ
ボルト穴40とスペーサ3の貫通孔30とに差し込み、
それら複数本の通しボルト6の先端部をタイヤブラケッ
ト部2の各ナット21に螺合させる。これにより、上記
タイヤブラケット部2に対してスペーサ3とスペアタイ
ヤ4とを強固に取付けることができる。
スペアタイヤ4のセンタ穴41に差し込み、その先端部
をスペーサ3の孔部35に挿通する。むろん、その際に
は、図3において説明したとおり、アタッチメント5の
係合部53の形成部分の幅を予め小さな幅Laに設定し
ておく。次いで、上記軸部50を上記孔部35に挿通し
た後には、図2に示すように、可動軸52を矢印N2方
向に押し込む。これにより、上記アタッチメント5の係
合部53の形成箇所の幅を大きくし、係合部53をスペ
ーサ3に係合させることができ、上記アタッチメント5
をスペーサ3に対して抜け止め状態に取付けることがで
きる。このようにして、アタッチメント5をスペーサ3
に取付けると、上記アタッチメント5の鍔部51がスペ
アタイヤ4の外面4aにおけるセンタ穴41の周縁部に
対向して係合する。したがって、スペアタイヤ4とスペ
ーサ3とが連結される。
の連結構造においては、アタッチメント5の鍔部51が
スペアタイヤ4のセンタ穴41の周縁部に係合している
ために、上記スペアタイヤ4は上記鍔部51によってバ
ランスよく押さえ込まれる。すなわち、スペアタイヤ4
がその中心から偏った状態に押さえ付けられることはな
く、スペーサ3とスペアタイヤ4との連結状態を安定し
たものにできる。また、上記アタッチメント5は、スペ
アタイヤ4の中心に位置しているために、その見栄えも
良好となる。むろん、上記スペーサ3とスペアタイヤ4
とを連結する作業は、アタッチメント4をスペアタイヤ
4のセンタ穴41とスペーサ3の孔部35に差し込んで
から可動軸52を押圧するだけでよく、その作業は非常
に簡単である。
から取り出す場合には、まず複数本の通しボルト6をス
ペーサ3とスペアタイヤ4とから抜き外した後に、図6
に示すように、スペーサ3およびスペアタイヤ4をタイ
ヤブラケット部2から取り外す。2本のピン22a,2
2bは、スペーサ3を仮保持するに過ぎないため、上記
スペーサ3を矢印N3方向に引っ張れば、上記スペーサ
3をタイヤブラケット部2から簡単に取り外すことがで
きる。その後は、図6の仮想線に示すように、アタッチ
メント5をスペーサ3から取り外す。これにより、アタ
ッチメント5の鍔部51とスペアタイヤ4との係合状態
を解除し、スペーサ3とスペアタイヤ4とを互いに分離
することができる。上記スペーサ3からアタッチメント
5を取り外す場合には、可動軸52を矢印N4方向に押
動してから、軸部50の係合部53を指で摘むなどして
その幅を縮小させればよい。これにより、スペーサ3と
係合部53との係合状態が解除され、上記アタッチメン
ト5をスペーサ3から簡単に引き抜くことができる。
ユーザーがスペアタイヤ4をバックドア1に取付ける場
合に、次のようにすることもできる。すなわち、上記ス
ペーサ3と上記スペアタイヤ4とは、先の図6の実線に
示すように、アタッチメント5を用いることによって独
自に連結することが可能であり、スペアタイヤ4をバッ
クドア1に取付ける以前の段階において、予めこれらス
ペーサ3とスペアタイヤ4とを連結しておく。次いで、
上記スペーサ3をタイヤブラケット部2に当接させてか
ら、通しボルト6を用いて上記スペーサ3とスペアタイ
ヤ4とをタイヤブラケット部2に取付ける。このような
作業手順によれば、通しボルト6を用いてスペーサ3と
スペアタイヤ4とをタイヤブラケット部2に取付ける際
に、スペーサ3とスペアタイヤ4とが互いに分離した
り、あるいは位置ずれするようなことを防止することが
でき、上記タイヤブラケット部2への取付け作業が容易
化される。
付構造の他の例を示す要部断面図である。図8は、図7
に示すスペアタイヤの取付構造に用いられている主要部
品を示す分解斜視図である。図9は、図7に示すスペア
タイヤの取付構造においてアタッチメントの取付け状態
を示す要部断面図である。なお、図7以降の各図におい
ては、上述した実施形態と同一部分は同一符号で示し、
その詳細な説明は省略する。
造では、スペーサ3Aとアタッチメント5Aとの構成
が、先の実施形態のものとは相違している。すなわち、
スペーサ3Aの前板31Aには、スペアタイヤ4のセン
タ穴41に対向可能な比較的大径の孔部36が設けられ
ており、この孔部36の開口周縁部36aはスペアタイ
ヤ4のセンタ穴41に嵌入して上記スペアタイヤ4を保
持可能な突起状に形成されている。また、上記前板31
Aの背面側には補助板37が溶接され、この補助板37
に上記孔部36に対向するボルト穴35aが設けられて
いる。
とタイヤ押さえ部材55とを具備して構成されている。
上記補助部材54は、金属板をプレス加工するなどして
形成されたものであり、図8によく表れているように、
ボルト8を挿通するためのボルト穴54aを穿設した中
間板部54b、この中間板部54bの上下両端部から屈
曲して略水平方向に延びる第1突出片54cと第2突出
片54d、および上記中間板部54dの左右両側縁のそ
れぞれから上記突出片54c,54bとは逆方向に突出
した一対の廻り止め片54g,54gを具備している。
ボルト8は、上記ボルト孔54aに挿通して上記中間板
54bに溶接されている。上記一対の廻り止め片54
g,54gは、上記補助部材54の廻り止めが図れるよ
うに上記スペーサ3Aの補助板37に係止させるための
部位である。上記第1突出片54cの先端には、上方に
起立した突起部54eが設けられており、また上記第2
突出片54dの先端部は上方に折り曲げられて、その部
分に孔部54fが穿設されている。
側板部55aの一側面に略円筒状の周壁部55bを連設
した略カップ状の形態を有している。このタイヤ押さえ
部材55は、合成樹脂製であり、上記周壁部55bに
は、補助部材54の上記突起部54eが係入可能な孔部
55cが形成されている。また、上記側板部55aに
は、上記補助部材54の孔部54fに係合可能な突起5
5dが突設されている。この突起55dには、その軸長
方向に延びるスリットが設けられており、この突起55
dの先端の膨らんだ部分が拡縮変形可能となっている。
ンにおいてスペアタイヤ4をバックドア1に取付ける場
合には、先に述べた実施形態と同様に、アタッチメント
5Aのいわゆる後組みが行える。すなわち、まず、スペ
ーサ3Aについては、2本のピン22a,22bを利用
してタイヤブラケット部2に仮保持させる。ただし、そ
れ以前の段階において、上記スペーサ3Aにはアタッチ
メント5Aの補助部材54を予め取付けておく。この補
助部材54の取付けは、この補助部材54にタイヤ押さ
え部材55が未だ取付けられていない状態において、ボ
ルト8とこれに螺合するナット8aとの締付けによって
簡単に行うことができる。
ペアタイヤ4を配置するが、この作業は、上記補助部材
54をスペアタイヤ4のセンタ穴41に相対的に進入さ
せるようにして、上記スペアタイヤ4を上記補助部材5
4の第1突出片54cに掛止させればよい。この掛止状
態では、スペアタイヤ4を上記第1突出片54cの先端
の突起部54eに係合させることができるために、上記
スペアタイヤ4が上記第1突出片54cから不用意に脱
落することを適切に防止することができる。また、上記
スペアタイヤ4は、スペーサ3Aの孔部36の突起状の
開口周縁部36aに嵌合させることもできる。したがっ
て、上記スペアタイヤ4の掛止状態をより安定させるこ
とができる。
さえ部材55を上記補助部材54に取付ける。このタイ
ヤ押さえ部材55の取付けは、図9によく表れているよ
うに、補助部材54の突起部54eがタイヤ押さえ部材
55の孔部55cに係入するようにしてからタイヤ押さ
え部材55を揺動させ、タイヤ押さえ部材55の突起5
5dの先端部を補助部材54の孔部54fに係入させて
行う。これにより、上記タイヤ押さえ部材55の周壁部
55bの先端を、スペアタイヤ4の外面4aにおけるセ
ンタ穴41の周縁部に対向させて係合させることがで
き、上記スペーサ3Aとスペアタイヤ4との連結が図れ
る。むろん、上記タイヤ押さえ部材55を補助部材54
に取付ける作業前または作業後には、通しボルト6を用
いてスペーサ3Aとスペアタイヤ4とをタイヤブラケッ
ト部2に固定連結する。
ボルト8とナット8aとを用いてスペーサ3Aに取付け
ているに過ぎないものの、この補助部材54に取付けら
れたタイヤ押さえ部材55は、スペアタイヤ4のセンタ
穴41の周縁部に適切に係合し、上記スペアタイヤ4を
バランス良く押さえ込むことができる。また、その見栄
えも良好となる。
られたスペアタイヤ4を取り外すときには、通しボルト
6をタイヤブラケット部2から抜き外して、スペーサ3
Aとスペアタイヤ4とをタイヤブラケット部2から取り
外した後に、ナット8aを弛める。これにより、アタッ
チメント5Aの全体をスペーサ3Aから取り外すことが
でき、スペーサ3Aとスペアタイヤ4とを分離すること
ができる。この場合、補助部材54は廻り止め片54
g,54gと補助板37との係合によってその廻り止め
が図られているとともに、補助部材54とボルト8とは
予め溶接されているために、ボルト8の空転を防止しつ
つナット8aを簡単に弛めることが可能である。このよ
うにすれば、ナット8aを弛める際に、上記補助部材5
4からタイヤ押さえ部材55をわざわざ取り外す必要は
ない。
記ボルト8を補助部材54に溶接するような手段を採用
することなく、たとえばタイヤ押さえ部材55を補助部
材54から取り外すことによって、ボルト8とナット8
aとの締結状態を解除できるようにしてもかまわない。
上記補助部材54に対するタイヤ押さえ部材55の係合
構造は、タイヤ押さえ部材55を図7の矢印N5に示す
その真後ろの方向には抜け難い構造であり、タイヤ押さ
え部材55が不用意に外れないようになっている。その
反面、上記係合構造は、タイヤ押さえ部材55を補助部
材54に係合させるときの手順とは反対の手順を踏め
ば、比較的簡単に補助部材54から離脱させることが可
能である。したがって、アタッチメント5Aの取外しに
苦慮することもない。
タイヤブラケット部2に取付ける場合には、スペーサ3
Aとスペアタイヤ4とを互いに重ね合わせた状態におい
て、アタッチメント5Aの補助部材54を上記スペアタ
イヤ4のセンタ穴41内に差し入れてからボルト8とナ
ット8aとを用いてスペーサ3Aに取付ければよく、こ
れによりスペーサ3Aとスペアタイヤ4との連結が図れ
る。このような状態にすれば、やはりその後は通しボル
ト6を用いてそれらスペーサ3Aやスペアタイヤ4をタ
イヤブラケット部2に対して容易に取付けることができ
る。
取付構造を示す他の例を示す要部断面図である。図11
は、図10に示すスペアタイヤの取付構造に用いられて
いる主要部品を示す分解斜視図である。
タッチメント5Bは、支持部材7B、軸体56、タイヤ
押さえ部材57、およびカバー体58を具備して構成さ
れている。上記支持部材7Bは、金属板をプレス成形す
るなどして形成されたものであり、その下端部71が上
記スペーサ3Bの前板31に設けられた係入孔39に係
入することによりその廻り止めが図られるものである。
この支持部材7Bの上部には、スペアタイヤ4を係止さ
せるためのタイヤ掛止用突起部70Bが形成されてお
り、その先端部70bはスペアタイヤ4の脱落を防止で
きるように上方に屈曲している。上記軸体56は、上記
スペーサ3Bの前板31に穿設された孔部35bに挿通
可能なネジ軸部56aを先端に有するものであり、この
ネジ軸部56aに螺合するナット8bを用いて上記スペ
ーサ3Bに取付け可能である。この軸体56は、そのネ
ジ軸部56aが上記支持部材7Bに貫通した状態に設定
されて上記支持部材7Bに溶接されている。
属製の略円板状であり、その周縁の一部には上記支持部
材7Bの先端部70bとの干渉を回避するための切り欠
き部57aが設けられている。このタイヤ押さえ部材5
7は、ボルト8cを用いて上記軸体56の基端部に取付
け可能である。上記カバー体58は、たとえば合成樹脂
製の円板状であり、上記タイヤ押さえ部材57の外面を
覆い隠すことが可能なサイズに形成されている。このカ
バー体58の一側面には、上記タイヤ押さえ部材57に
複数箇所設けられた孔部57bに係入可能な突起58a
が設けられている。
の生産ラインなどにおいてバックドア1にスペアタイヤ
4を組み付ける場合には、スペアタイヤ4のいわゆる後
組みがやはり行える。すなわち、タイヤブラケット部2
に2本のピン22a,22bを利用してスペーサ3Bを
仮保持させた状態においては、アタッチメント5Bの軸
体56と支持部材7Bとをスペーサ3Bに予め取付けて
おくことにより、この支持部材7Bのタイヤ掛止用突起
部70Bにスペアタイヤ4を係止させることができる。
むろん、その際には未だ上記軸体56にはタイヤ押さえ
部材57やカバー58は取付けていない。
さえ部材57をボルト8cを用いて取付ける。これによ
り、タイヤ押さえ部材57をスペアタイヤ4の外面4a
におけるセンタ穴41の周縁部に対向させて係合させる
ことができ、スペーサ3Bとスペアタイヤ4との連結を
適切にかつ体裁良く行うことができる。その後は、上記
タイヤ押さえ部材57にカバー体58を取付ける。この
カバー58によって、ボルト8cを覆い隠すことがで
き、この部分の見栄えを一層良好にすることができる。
には、通しボルト6をタイヤブラケット部2から離脱さ
せて、スペーサ3Bとスペアタイヤ4とをタイヤブラケ
ット部2から取り外した後に、ナット8bを弛める。こ
れにより、アタッチメント5Bをスペアタイヤ4のセン
タ穴41から簡単に抜き外すことができ、スペーサ3B
とスペアタイヤ4とを離脱させることができる。この場
合、軸体56は廻り止めが図られている支持部材7Bに
溶接されているために、この軸体56を空転させること
なくナット8bを簡単に弛めることができる。上記軸体
56からタイヤ押さえ部材57やカバー体58を取り外
す必要はない。したがって、上記カバー体58はタイヤ
押さえ部材57に対して取り外し不能に取付けられてい
てもよく、これらをたとえば接着剤を用いて強固に接着
させていてもかまわない。
バックドア1に取付ける場合には、スペーサ3Bとスペ
アタイヤ4とを重ね合わせた状態において、そのスペア
タイヤ4のセンタ穴41内に、アタッチメント5Bのタ
イヤ押さえ部材57とカバー体58とのそれぞれが既に
取付けられている軸体56を差し込み、その後ナット8
bを用いて上記軸体56をスペーサ3Bに取付ければよ
い。この場合には、タイヤ押さえ部材57をスペアタイ
ヤ4のセンタ穴41の周縁部に即座に対向させて係合さ
せることができ、上記スペーサ3Bとスペアタイヤ4と
を連結することができる。したがって、その後は上記ス
ペーサ3Bとスペアタイヤ4とを互いに位置ずれさせる
ようなことなく、通しボルト6を用いて上記各パーツを
タイヤブラケット部2に適切に取り付けることができ
る。
取付けに係る他の例を示す要部断面図である。
チメント5Cが、先の実施形態とは相違しており、単一
の部材によって構成されている。具体的には、このアタ
ッチメント5Cは、薄肉金属板をプレス加工(深絞り加
工)するなどしてカップ状に形成されており、その側壁
部59a形成されたボルト穴59bとスペーサ3Bの前
板31に設けられた孔部37とにボルト8dを挿通すれ
ば、このボルト8dとナット8eとの締付けによって上
記スペーサ3Bに取付け可能である。むろん、ボルト8
dをアタッチメント5Cに溶接し、これらを一体化して
いてもかまわない。上記アタッチメント5Cの周壁部5
9cの先端部は、半径方向外方に突出するフランジ状に
形成されており、この部分が係合部59dとされてい
る。
の各実施形態の場合とは異なり、スペーサ3Bに予めア
タッチメント5Cを取付けていたのでは、スペアタイヤ
4をスペーサ3Bに取付けることはできない。ただし、
この構造においても、スペーサ3Bとスペアタイヤ4と
を重ね合わせた状態において、このスペアタイヤ4のセ
ンタ穴41内に上記アタッチメント5Cを差し入れるこ
とにより、1組のボルト8dとナット8eとを締付けて
上記アタッチメント5Cをスペーサ3Bに取付ければ、
このアタッチメント5Cの係合部59dをスペアタイヤ
4のセンタ穴41の周縁部に係合させることができ、こ
のスペアタイヤ4をスペーサ3Bに連結することができ
る。また、ボルト8dとナット8eとを弛めることによ
り、アタッチメント5Cをスペーサ3Bから取り外すこ
とが簡単に行え、スペーサ3Bとスペアタイヤ4との連
結解除を容易に行うことができる。
各部の具体的な構成は、上述した実施形態に限定されな
い。各部の具体的な構成は、種々に設計変形自在であ
る。
を示す分解斜視図である。
を示す要部断面図である。
ているアタッチメントの動作状態を示す要部断面図であ
る。
す断面図である。
示す断面図である。
例を示す要部断面図である。
ている主要部品を示す分解斜視図である。
タッチメントの取付け状態を示す要部断面図である。
す他の例を示す要部断面図である。
られている主要部品を示す分解斜視図である。
他の例を示す要部断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 車体に設けられたタイヤブラケット部と
スペアタイヤとの間に配されるスペーサと、上記スペア
タイヤの外面側から上記スペアタイヤのハブボルト穴と
上記スペーサに設けられている貫通孔とに挿通すること
によって上記スペアタイヤとスペーサとを上記タイヤブ
ラケット部に取り付けるためのボルトと、を具備してい
るスペアタイヤの取付構造であって、 上記スペアタイヤのセンタ穴を介して上記スペーサに取
外し可能に取付けられるアタッチメントを具備してお
り、かつ、 このアタッチメントは、このアタッチメントが上記スペ
ーサに取付けられたときに上記スペアタイヤとスペーサ
とを互いに連結できるように上記スペアタイヤの外面に
おけるセンタ穴の周縁部に係合可能な係合手段を有して
いることを特徴とする、スペアタイヤの取付構造。 - 【請求項2】 上記タイヤブラケット部には、このタイ
ヤブラケット部に上記スペーサを取外し可能に仮保持す
るための仮保持手段が設けられているとともに、 上記スペーサには、スペアタイヤをこのスペーサに隣接
させて掛止保持可能なタイヤ掛止用突起部が設けられて
おり、かつ、 上記アタッチメントは、上記タイヤ掛止用突起部にスペ
アタイヤが掛止保持された状態においてそのスペアタイ
ヤの外面におけるセンタ穴の周縁部に上記係合手段を係
合させることができるように構成されている、請求項1
に記載のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項3】 上記アタッチメントは、上記スペーサに
設けられている孔部に挿通可能な軸部と、この軸部をス
ペアタイヤのセンタ穴を介して上記スペーサの孔部に挿
通したときに上記スペアタイヤの外面におけるセンタ穴
の周縁部に対向するように上記軸部の一端に設けられて
いる鍔部と、を有するピン状に形成されており、かつ、 上記軸部は、この軸部を上記スペーサの孔部に挿通した
ときに上記スペーサからのこの軸部の抜け止めが図られ
た状態とその抜け止めが解除された状態とが選択できる
ように上記スペーサに係脱自在な係合部を有している、
請求項1または2に記載のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項4】 上記アタッチメントは、上記軸部に対し
てその軸長方向に摺動可能に貫通した可動軸を有してお
り、かつ、 上記アタッチメントの係合部は、上記スペーサの孔部の
周縁部に対する係合とその解除とが上記可動軸の位置設
定により選択できるように上記可動軸の摺動動作によっ
て上記軸部の半径方向に拡縮自在である、請求項3に記
載のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項5】 上記アタッチメントは、スペアタイヤの
センタ穴内に配された状態で上記スペーサに着脱自在に
取付け可能な補助部材と、この補助部材に取付けられる
ことによって上記スペアタイヤの外面におけるセンタ穴
の周縁部に対向配置可能なタイヤ押さえ部材と、を具備
している、請求項1または2に記載のスペアタイヤの取
付構造。 - 【請求項6】 上記補助部材は、上記スペーサに取付け
られたときにスペアタイヤを上記スペーサに隣接させて
掛止保持できるように構成されている、請求項5に記載
のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項7】 上記補助部材は、上記スペーサにボルト
止め可能であるとともに、上記タイヤ押さえ部材は、上
記補助部材に係合可能な係合手段を有している、請求項
5または6に記載のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項8】 上記補助部材は、上記スペーサに設けら
れた孔部に挿通するネジ軸部を先端部に有する軸体であ
るとともに、上記タイヤ押さえ部材は、上記軸体の基端
部にボルト止め可能に形成されている、請求項5に記載
のスペアタイヤの取付構造。 - 【請求項9】 上記アタッチメントは、スペアタイヤの
センタ穴内に配された状態で上記スペーサに着脱自在に
取付け可能に構成されており、かつこのアタッチメント
には、このアタッチメントが上記スペーサに取付けられ
たときに上記スペアタイヤの外面におけるセンタ穴の周
縁部に対向可能な係合部が一体的に設けられている、請
求項1に記載のスペアタイヤの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10976898A JP3530014B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | スペアタイヤの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10976898A JP3530014B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | スペアタイヤの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11301531A true JPH11301531A (ja) | 1999-11-02 |
JP3530014B2 JP3530014B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=14518747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10976898A Expired - Lifetime JP3530014B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | スペアタイヤの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3530014B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008001121A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Apio Kk | 自動車の予備タイヤ固定装置 |
CN110422239A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-08 | 安徽合力股份有限公司 | 一种重型叉车备胎的固定机构 |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10976898A patent/JP3530014B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008001121A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Apio Kk | 自動車の予備タイヤ固定装置 |
CN110422239A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-08 | 安徽合力股份有限公司 | 一种重型叉车备胎的固定机构 |
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JP3530014B2 (ja) | 2004-05-24 |
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