JPH11301373A - 自動車用ワイヤハーネス - Google Patents

自動車用ワイヤハーネス

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JPH11301373A
JPH11301373A JP10649998A JP10649998A JPH11301373A JP H11301373 A JPH11301373 A JP H11301373A JP 10649998 A JP10649998 A JP 10649998A JP 10649998 A JP10649998 A JP 10649998A JP H11301373 A JPH11301373 A JP H11301373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
vehicle body
branch line
panel
harness
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP10649998A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyoutaro Nakamura
僚太郎 中村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスおよびインストルメントパネ
ルに固定された補器を車体から容易に取り外せるように
する。 【解決手段】 車体に配索されるインパネ・ハーネス1
0の支線10bに余長を持たせておいて、この余長部分
をスリット付き粘着テープ11で結束して最短長さとし
ておき、自動車解体時に、インストルメントパネル2を
車体パネル3から離反させる際に、上記支線10bの余
長部分を結束している粘着テープ11を切断させ、支線
の長さを延ばし、インストルメントパネル2と車体パネ
ル3との間に作業用スペースを生じさせ、支線10bを
切断して、容易に車体に固定されたワイヤハーネスおよ
びインストルメントパネル2に固定された補器を車体か
ら取り外せるようにしているワイヤハーネスを提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のインストル
メントパネル部に配索されるワイヤハーネスに関し、特
に、自動車解体時において、車体側に固定されたワイヤ
ハーネスと、インストルメントパネルに固定された補器
との切り離しを容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、廃棄した自動車の部品や材料の分
別廃棄やリサイクルの必要性が高まっており、それらの
効率を上げるために、自動車を容易に解体できることが
要望されている。メーター、オーディオ機器等の補器が
固定されたインストルメントパネルも自動車解体時に取
り外しているが、各補器には、車体側に幹線が固定され
たインストルメントパネル・ハーネス(以下、インパネ
・ハーネスと略す)の支線が接続されており、インパネ
・ハーネスの支線を接続解除しなければインストルメン
トパネルおよび各補器を取り外せないので、車体からの
取り外し作業は困難となっている。
【0003】自動車のインストルメントパネル部は、図
7に示すような構造となっており、インパネ・ハーネス
1の幹線1aがクランプを介して車体パネル3に固定さ
れ、幹線1aから分岐した支線1bが、インストルメン
トパネル2に固定されたメータ4、オーディオ5、ヒー
タ・ユニット6等の補器、および車体側に固定されたエ
アコン・ユニット7等の補器に、支線1bの先端部のコ
ネクタ8を介して接続されている。
【0004】インストルメントパネル2、インストルメ
ントパネル2に固定された補器、およびインパネ・ハー
ネス1を車体から取り外すには、まず、インストルメン
トパネル2に固定された各補器を、それぞれの固定を解
除してインストルメントパネル2の前面より引き出し、
各補器の背面に接続された支線1bのコネクタ8を取り
外した後、各補器をインストルメントパネル2より取り
外している。次に、インストルメントパネル2を車体パ
ネル3より取り外し、その後、車体側に残ったインパネ
・ハーネス1を車体より取り外している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように取り外し
作業は手間がかかり、特に、インストルメントパネル2
から各補器を、固定を解除して引き出し、インパネ・ハ
ーネス1の支線1b先端のコネクタ8を取り外す作業に
手間と時間がかかる問題がある。また、インストルメン
トパネル下部において作業者が行う作業は、かがみ込ん
だ困難な作業姿勢となり、かつ、作業を行う順番によっ
ては、支線1bやコネクタ8を直接、目で確認して行う
ことができないブラインド作業になる問題がある。
【0006】本発明は上記した問題を鑑みてなされたも
ので、インストルメントパネルに固定された補器よりイ
ンパネ・ハーネスの支線を容易に切り離し、かつ、無理
な作業姿勢を解消できるワイヤハーネスを提供すること
を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、インストルメントパネル・
ハーネスの幹線が自動車の車体パネルに固定されると共
に、該幹線から分岐した支線がインストルメントパネル
内面側に固定される補器に接続されるものにおいて、上
記支線に余長を持たせて、この余長部分をスリット付き
粘着テープで結束して最短長さとしておき、自動車解体
時に上記インストルメントパネルを車体パネルより取り
外して離反させると、上記支線の余長部分を結束してい
る粘着テープが切断して支線の長さが伸び、該支線と補
器との接続解除作業用のスペースを生じるようにしてい
る自動車用ワイヤハーネスを提供している。
【0008】上記インパネ・ハーネスにおいて、支線の
余長部分の長さはインストルメントパネルを車体パネル
から離反させて生じるスペースで、接続解除作業が無理
無く行える寸法に設定している。なお、余長を設けるの
はインストルメントパネルに固定された補器に接続する
支線だけでよい。また、上記スリット付き粘着テープは
インパネ・ハーネスの支線を結束して保持するのに充分
な強度を維持し、かつ、適度な力量が加えられると切断
されるように、テープ幅、スリット幅、および、スリッ
ト長を設定している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0010】図1に示す本発明のインパネ・ハーネス1
0は、幹線部10aより分岐した支線部10bの長さを
従来に比べ30cm延長しており、また、支線10bの
長さ方向の中間部分で支線10bを10cmの寸法で2
回折り返し、折り畳み部Tを設けている。該折り畳み部
Tの長さ方向の略中央部にスリット付き粘着テープ11
を巻き付けて支線10bを結束し折り畳み状態を保持し
て、支線10bを最短長さとしている。また、支線10
bの先端には従来と同様に、コネクタ8を接続してい
る。
【0011】上記スリット付き粘着テープ11は図2に
示すように、粘着テープの長さ方向に直交する向きにス
リット11aを粘着テープ両端部から粘着テープ中央部
を残すようにして、平行に10mmの間隔を開けて複数
個設けており、折り畳み部Tを保持するのに充分な強度
を有し、かつ、インストルメントパネル2を取り外す際
には、容易に切断されるようなテープ幅、スリット幅お
よびスリット長を設定している。本実施形態では粘着テ
ープ11のテープ幅は10〜18mm、スリット幅0.
2mm、スリット長1〜2mmとしている。
【0012】図3は、車体に取り付けられたインパネ・
ハーネス10を示し、幹線10aを車体パネル3に沿っ
て配索し、クランプを介して取り付け、支線10bの先
端のコネクタ8をインストルメントパネル2や車体パネ
ル3に固定された各補器に接続している。
【0013】自動車解体時に、インストルメントパネル
2および補器を車体から取り外す作業は、インストルメ
ントパネル2を車体に固定しているボルトを取り外して
から、インストルメントパネル2を車体パネル3から離
反させている。その際、インパネ・ハーネス10の支線
10bが折り畳み部Tを保持した状態で最大に伸びた地
点で抵抗を受けるが、さらに力を加えることで折り畳み
部Tを保持している粘着テープ11を引きちぎって切断
し、インストルメントパネル2をさらに車体パネル3か
ら離反させ、図4に示すように、インストルメントパネ
ル2と車体パネル3との間に上部が開口している作業用
スペース12を作り出している。
【0014】次に、図5に示すように、上記作業用スペ
ース12で、上側から順番にインパネ・ハーネス10の
支線10bをはさみ13で切断している。上側から作業
者が作業を行えば、特に無理な姿勢になることもなく、
かつ、直接、支線10bを目視できるので確実に作業を
行うことができる。また、上側から順にインパネハーネ
ス10の支線10bを切断していくことで、作業用スペ
ース12もインストルメントパネル2と車体パネル3と
の間隔が上側から広がっていくので、下部に配索された
支線10bの切断作業も容易に行うことができる。
【0015】インストルメントパネル2に固定された補
器に接続している支線10bを全て切断して、図6に示
すように、インストルメントパネル2を車体から取り外
している。その後、取り外したインストルメントパネル
2に固定された補器および補器の背面に残っているイン
パネ・ハーネス10の支線10bを取り外している。こ
の作業はインストルメントパネル2の内面側より行える
ので、容易で時間もかからず、かつ、作業者に無理な姿
勢を強いらない。車体側に残ったインパネ・ハーネス1
0の取り外しは、インストルメントパネル2や補器に干
渉されないので容易に行える。
【0016】なお、本実施形態では、インパネ・ハーネ
ス10の支線10bの長さを従来に比べ30cm長く、
また、中間部に設ける折り畳み部Tの折り返し長さを1
0cm、折り返し回数を2回としているが、もちろん、
この数値は適時、変更可能であり、インパネ・ハーネス
10を取り付ける車体パネル3、あるいはインストルメ
ントパネル2の形状に合わせて数値を設定することが好
ましい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インパネ・ハーネスの支線部に折り返し部を
設け粘着テープで結束して折り畳み部を保持して車体に
取り付けて、インストルメントパネルを車体パネルから
離反させる際に、粘着テープを切断するだけで、インス
トルメントパネルと車体パネルとの間に作業スペースが
生じ、該作業スペースを利用して、インストルメントパ
ネルに固定された補器と車体側に固定されたインパネ・
ハーネスを容易に切り離すことができる。
【0018】また、切り離し作業の容易化に伴い、イン
ストルメントパネルや補器の車体からの取り外し作業時
間を短縮することができ、かつ、切り離し作業は、作業
スペースの上部から作業を行うことができるので、作業
者に無理な姿勢を強いることがなくなり、作業者の肉体
的負担を軽減している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスを示す概略図であ
る。
【図2】 本発明のワイヤハーネスを結束する粘着テー
プの平面図である。
【図3】 本発明のワイヤハーネスを車体に取り付けた
時の概略図である。
【図4】 インストルメントパネルを車体から離反させ
た時の概略図である。
【図5】 本発明のワイヤハーネスの支線を切断してい
る時の概略図である。
【図6】 インストルメントパネルを車体から取り外し
た時の概略図である。
【図7】 従来例のインストルメントパネル部の概略図
である。
【符号の説明】
1、10 インパネ・ハーネス 1a、10a 幹線 1b、10b 支線 2 インストルメントパネル 3 車体パネル 4 メータ 5 オーディオ 6 ヒータ・ユニット 7 エアコン・ユニット 8 コネクタ 11 粘着テープ 11a スリット 12 作業用スペース 13 はさみ T 折り畳み部 W/H ワイヤハーネス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル・ハーネスの幹
    線が自動車の車体パネルに固定されると共に、該幹線か
    ら分岐した支線がインストルメントパネル内面側に固定
    される補器に接続されるものにおいて、 上記支線に余長を持たせて、この余長部分をスリット付
    き粘着テープで結束して最短長さとしておき、 自動車解体時に上記インストルメントパネルを車体パネ
    ルより取り外して離反させると、上記支線の余長部分を
    結束している粘着テープが切断して支線の長さが伸び、
    該支線と補器との接続解除作業用のスペースを生じるよ
    うにしている自動車用ワイヤハーネス。
JP10649998A 1998-04-16 1998-04-16 自動車用ワイヤハーネス Abandoned JPH11301373A (ja)

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JP10649998A JPH11301373A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 自動車用ワイヤハーネス

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JP10649998A JPH11301373A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 自動車用ワイヤハーネス

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JPH11301373A true JPH11301373A (ja) 1999-11-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310692A (ja) * 2000-04-27 2001-11-06 Toyota Motor Corp サテライトセンサのワイヤハーネス配索構造
JP2008137429A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスのスイッチケース接続構造
JP4928053B2 (ja) * 2000-08-30 2012-05-09 本田技研工業株式会社 自動車の設計方法
JP2012152047A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Yazaki Corp 導電路構造及びワイヤハーネス

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