JPH11300695A - 合成樹脂パイプの切断装置 - Google Patents

合成樹脂パイプの切断装置

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JPH11300695A
JPH11300695A JP11257298A JP11257298A JPH11300695A JP H11300695 A JPH11300695 A JP H11300695A JP 11257298 A JP11257298 A JP 11257298A JP 11257298 A JP11257298 A JP 11257298A JP H11300695 A JPH11300695 A JP H11300695A
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JP
Japan
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cutting
pipe
synthetic resin
cutting box
chips
Prior art date
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Pending
Application number
JP11257298A
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English (en)
Inventor
Masaki Omori
雅樹 大森
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
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Publication of JPH11300695A publication Critical patent/JPH11300695A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断時に発生する切り屑を切断装置部分で確
実に処理することができる合成樹脂パイプの切断装置を
提供する。 【解決手段】 切断箱4の後部側に設けた後部貫通口1
2に、その内周部がパイプPの外周面に当接するリング
状のシール部材を設ける。パイプ切断後に後部チャック
7を移動させてパイプ同士を引き離したときに、切断さ
れたパイプ内を流れる空気によりパイプ内の切り屑を切
断箱内に落とし、パイプ切断面部分に絡まった切り屑を
シール部材によって切断箱内に掻き落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂パイプの
切断装置に関し、詳しくは、パイプ成形機により連続的
に成形される合成樹脂パイプを所定長さに切断するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ成形機により連続的に成形される
合成樹脂パイプを所定長さに切断する装置として、例え
ば、特開平3−245994号公報に記載されたような
装置が知られている。この切断装置は、パイプの進行速
度と等速度で移動する切断箱内に、パイプの外周を回転
するローターを設けるとともに、該ローターに切断刃
(バイト)を径方向に移動可能に設け、ローターを回転
させながら切断刃をカム機構により移動させ、切断刃を
パイプ表面に押付けてパイプを切断するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の切
断装置では、パイプ切断時に発生する切り屑が、切断刃
がパイプ内面を突き抜けたときにパイプ内に侵入した
り、パイプ切断面部分に絡まったりすることがあり、後
工程の移管機等の周辺に切り屑が散乱し、それを清掃す
るための工数が必要になっていた。
【0004】そこで本発明は、切断時に発生する切り屑
を切断装置部分で確実に処理することができ、後工程の
移管機等の周辺に切り屑が散乱することを防止できる合
成樹脂パイプの切断装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の合成樹脂パイプの切断装置は、合成樹脂パ
イプが貫通する前後一対の貫通口を対向壁にそれぞれ有
する切断箱内に、前記合成樹脂パイプを切断するための
切断刃を設け、切断箱内の空気を真空吸引することによ
りパイプ切断時に発生する切り屑を切断箱内から排出す
るための排出口を設けるとともに、切断箱の前後にパイ
プを保持する前部チャック及び後部チャックをそれぞれ
備えた合成樹脂パイプの切断装置であって、前記後部チ
ャックを移動可能に形成するとともに、少なくとも後部
側の前記貫通口に、その内周部がパイプ外周面に当接す
る可撓性材料からなるリング状のシール部材を設けたこ
とを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は、本発明の合成樹
脂パイプの切断装置の一形態例を示すもので、図1は正
面図、図2は後部側貫通口を示す正面図、図3は後部チ
ャックを示す正面図、図4はパイプ切断時の状態を示す
断面図、図5はパイプ切断後の状態を示す断面図であ
る。
【0007】この合成樹脂パイプの切断装置は、架台1
の上面に敷設されたレール2に沿ってパイプPの進行速
度と等速度で移動するベース3上に設けられた切断箱4
と、該切断箱4の前方でベース3に固定された前部チャ
ック5と、切断箱4の後方でベース3上に敷設されたレ
ール6に沿って移動可能に設けられた後部チャック7
と、切断箱4の上部に設けられた切断刃駆動装置8と、
切断箱4底部の排出口9に接続された可撓性の排気管1
0と、切断箱4の前後両壁にそれぞれ設けられた前部貫
通口11及び後部貫通口12と、切断箱4内に収納され
た切断刃駆動機構13と、前記後部チャック7を移動さ
せるためのシリンダーやモーター(図示せず)とを備え
ている。
【0008】前記後部貫通口12は、切断箱4の壁面開
口に着脱可能に取付けられた枠板21と、該枠板21に
設けられた通口22に取付けられた可撓性材料、例えば
ゴム系材料からなるリング状のシール部材23とにより
形成されている。前記通口22及びシール部材23の大
きさは、切断するパイプPの外径に応じて設定されるも
のであって、シール部材23の内周部が適当な力でパイ
プ外周面に当接するように設定されている。すなわち、
パイプPの外径に応じてシール部材23の内径と径方向
の幅とが設定されており、パイプPの進行の妨げとなら
ず、外周面に傷を付けることがなく、かつ、シール部材
23とパイプPの外周面との間からの空気の流入ができ
るだけ少なくなるように設定されている。
【0009】さらに、必要に応じてシール部材23の内
周部に径方向の切込みを設けて内周部の変形量を大きく
するようにしてもよい。なお、異なる径のパイプへの対
応は、通口22に取付けるシール部材23を所定の内径
のものに交換するようにしてもよく、各径のパイプに対
応した通口22とシール部材23とを備えた枠板21を
それぞれ用意し、枠板21全体を交換するようにしても
よい。
【0010】また、前記前部チャック5及び後部チャッ
ク7は、ピン25を中心にして揺動するチャック部材2
6をシリンダー等により作動させてパイプPを保持する
ものであって、各チャック部材26間には、連結棒27
が取付けられ、各チャック部材26が連動して作動する
ように形成されている。
【0011】前記切断刃駆動機構13は、切断刃31を
備えた第1ローター32とカム機構を有する第2ロータ
ー33とを所定の速度で回転させることにより、切断刃
31をパイプ表面に押付けてパイプPを切断するように
形成されている。
【0012】また、前記切断箱4には、空気流入口14
が設けられている。この空気流入口14は、パイプ切断
時に、排気管10から排気される空気流れを形成する空
気を切断箱4内に流入させるためのものであって、切り
屑Pxを同伴して流れるのに十分でかつ必要最小限の空
気が流入可能な大きさに形成されている。
【0013】次に、図4及び図5を参照してパイプ切断
時の状態を説明する。まず、図4に示すように、パイプ
成形機で一定の速度で成形され、一定の速度で進行する
パイプPが所定の切断位置に到達すると、前後のチャッ
ク5,7が作動してパイプPを保持するとともに、切断
箱4がパイプPと等速で移動し、前記切断刃駆動装置8
が切断刃駆動機構13を作動させてパイプPの切断が始
まる。
【0014】このとき、切断により発生した切り屑Px
は、前記空気流入口14から切断箱4内に流入して排出
口9から排気される空気に同伴されて排出され、排気管
10を経て集塵機15で捕集される。なお、パイプPの
パイプ成形機側内部には、成形時のパイプ内圧を保つた
めの内圧プラグ16が設けられていることもある。
【0015】パイプPの切断が完了すると、図5に示す
ように、後部チャック7が所定長さに切断されたパイプ
P1を保持したままレール6に沿って後部側に移動し、
前部側(成形機側)のパイプP2との間が引き離され
る。これにより、切断されたパイプP1内を通って切断
箱4内に空気が流入する状態となり、この空気流によ
り、パイプP1内に侵入した切り屑Pyが切断箱4内に
搬送されて落下するとともに、パイプ切断面部分に絡ま
った切り屑Pzは、後部貫通口12を通過する際にシー
ル部材23によって切断箱4内に掻き落とされる。
【0016】切断箱4内に落下した切り屑Py,Pz
は、切断時の切り屑Pxと同様にして排出口9から排気
管10を経て排出される。したがって、切り屑Py,P
zを切断箱4部分で確実に処理することができ、切り屑
Py,Pzが付着したままのパイプが後工程の移管機等
に送られることがなくなり、移管機等の周辺に切り屑が
散乱することがなくなるので、清掃作業を行わなくてす
むようになる。
【0017】ここで、上述の説明から明らかなように、
パイプ切断後は、パイプP1内の切り屑Pyを搬送する
ために十分な流速を有する空気がパイプP1内を通って
切断箱4内に流入する必要がある。すなわち、前記空気
流入口14の大きさは、パイプP1内の切り屑Pyを搬
送する空気流の妨げとならず、かつ、前述のように、パ
イプ切断時の切り屑Pxの排出に十分な量の空気が流入
できる大きさに設定する必要がある。
【0018】さらに、図4,図5に示すように、前部貫
通口11に、後部貫通口12と同様のシール部材を設け
て気密性を得た場合は、両貫通口11,12からの空気
の流入はほとんどなく、切断箱4内に流入する空気量
は、前記空気流入口14からのみを考慮すればよい。し
かし、前部貫通口11が単なる開口であって、ここから
も切断箱4内に空気が流入する場合は、前部貫通口11
と空気流入口14との合計量を考慮しなければならな
ず、前部貫通口11からの空気流量によっては、空気流
入口14を省略する場合もある。いずれの場合も、切断
するパイプPの径に応じた空気流入量が得られるように
調節できるようにすることが好ましい。また、十分な量
の空気が切断刃駆動装置8と切断刃駆動機構13との接
続部から流入する場合は、ここを空気流入口14として
利用することができる。
【0019】なお、本発明装置における細部の構造・機
構は、従来から用いられている各種切断装置と同様に形
成することが可能であり、特に限定されるものではな
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
パイプの切断装置によれば、切断時に発生する切り屑を
切断装置部分で確実に処理することができるので、後工
程の部分に切り屑が散乱することがなくなり、後工程で
の工数削減が図れ、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の合成樹脂パイプの切断装置の一形態
例を示す正面図である。
【図2】 後部側貫通口を示す正面図である。
【図3】 後部チャックを示す正面図である。
【図4】 パイプ切断時の状態を示す断面図である。
【図5】 パイプ切断後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
P…パイプ、4…切断箱、5…前部チャック、7…後部
チャック、8…切断刃駆動装置、9…排出口、10…排
気管、11…前部貫通口、12…後部貫通口、13…切
断刃駆動機構、14…空気流入口、21…枠板、22…
通口、23…シール部材、31…切断刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂パイプが貫通する前後一対の貫
    通口を対向壁にそれぞれ有する切断箱内に、前記合成樹
    脂パイプを切断するための切断刃を設け、切断箱内の空
    気を真空吸引することによりパイプ切断時に発生する切
    り屑を切断箱内から排出するための排出口を設けるとと
    もに、切断箱の前後にパイプを保持する前部チャック及
    び後部チャックをそれぞれ備えた合成樹脂パイプの切断
    装置であって、前記後部チャックを移動可能に形成する
    とともに、少なくとも後部側の前記貫通口に、その内周
    部がパイプ外周面に当接する可撓性材料からなるリング
    状のシール部材を設けたことを特徴とする合成樹脂パイ
    プの切断装置。
JP11257298A 1998-04-22 1998-04-22 合成樹脂パイプの切断装置 Pending JPH11300695A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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