JPH11300221A - 精米器 - Google Patents

精米器

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JPH11300221A
JPH11300221A JP11559298A JP11559298A JPH11300221A JP H11300221 A JPH11300221 A JP H11300221A JP 11559298 A JP11559298 A JP 11559298A JP 11559298 A JP11559298 A JP 11559298A JP H11300221 A JPH11300221 A JP H11300221A
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rice
milling
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bran
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米の量や使用者の好みなどによる精米度の微
調整を行なう煩わしさを軽減する。 【解決手段】 電動機5を駆動して精米羽根体24を回転
させると、米粒同士または米粒と精米容器17とが擦れ合
い、精米が行なわれる。このときの電動機5の駆動制御
のデータをRAMに記憶し、次回からの精米では、この
記憶されたデータに基づいて精米を行なう。これによ
り、毎日の精米量や精米度が一旦決まってしまえば、毎
日精米容器17に収容する米の量を操作手段である操作パ
ネル27から入力操作しなくても、適切な精米を常時行な
うことが可能となり、操作を簡単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米を精米する精
米器に関し、特に小型軽量の家庭用に好適な精米器に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の精米器と
しては、例えば実開昭57−103130号公報等に記
載されるように、研米翼及びスクリューコンベアーを原
動機により一体に回転駆動させ、スクリューコンベアー
によりタンクから研米除糠室に移送された被精製米を、
研米翼の遠心力を利用して研米することで、被製精米か
ら糠を分離するものが知られている。しかし、こうした
構造の精米器は、被精製米を大量に精米するには適して
いるものの、装置全体が大型なものになってしまうた
め、一般家庭で所有して精米するには不向きであった。
【0003】一方、精米器ではないが、胡麻や栗等の軟
質穀粒の表皮を実開平1−25328号公報等には、容
器たる混合槽内に胡麻粒等の穀粒を投入して、スクレー
パ及び回転羽根を互いに反対方向に回転させると、穀粒
の表皮が除去される比較的小型の皮むき装置が提案され
ている。そして、これらの装置は、所定時間電動機に通
電してスクレーパ及び回転羽根を回転させることによっ
て、穀類の表皮を除去するものである。
【0004】しかしながら、米の場合は、白米や7分搗
き等の種々な精米度があり、また、精米する米の種類や
使用者の好みもあるため、精米量や精米度の微調整がで
きるようになっていることが望ましいが、このように構
成した場合、所望の精米量及び精米度になるように毎回
微調整しなければならず、操作が煩わしくなるという問
題があった。
【0005】また、家庭内で使用する小型の精米器を使
用した場合、精米した結果生じた糠を溜めておく構造が
考えられるが、糠には油分が含まれるため、放って置く
と固くなってしまい、掃除がしにくくなるばかりでな
く、油分が酸化して不衛生になることが予想される。
【0006】本発明は以上の問題点を解決し、米の量や
使用者の好みなどによる精米度の微調整を行なう煩わし
さを軽減した家庭用の精米器を提供することをその目的
とする。
【0007】また本発明は以上の問題点を解決し、糠の
清掃が容易で衛生的にできる家庭用の精米器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
卓上精米器は、前記目的を達成するために、電動機と、
側壁部及び/又は底部を網状に形成した精米容器と、該
精米容器内に設けられるとともに前記電動機の回転に伴
って回転する精米羽根体と、操作手段と、精米量を設定
する精米量設定手段と、精米度を任意に設定する精米度
設定手段と、前記電動機を駆動制御する制御手段と、前
記電動機の駆動データを任意に記憶させる記憶手段とを
設け、前記記憶手段に記憶された前記電動機の駆動デー
タに基づいて前記電動機を駆動制御可能に構成したもの
である。
【0009】この請求項1の構成によれば、精米容器内
に米粒を収容し、収容した米の量、精米度などを設定
し、電動機を駆動することにより精米羽根体を回転させ
ると、米粒同士または米粒と精米容器が擦れ合うことに
よって精米が行なわれる。また、このときの電動機の駆
動制御のデータを記憶手段に記憶しておき、次回からの
精米では、この記憶されたデータに基づいて精米を行な
う。これにより、毎日の精米量や精米度が一旦決まって
しまえば、毎日精米容器に収容する米の量を操作手段か
ら入力操作しなくても、適切な精米を常時行なうことが
可能となり、操作を簡単にできる。
【0010】また、本発明の請求項2記載の精米器は、
本体ケースと、該本体ケース内に設けられた電動機と、
前記本体ケースに形成された略円筒状の凹部と、側壁部
及び/又は底部を網状に形成するとともに前記凹部に対
して着脱自在に取付けられた精米容器と、該精米容器内
に設けられるとともに前記電動機の回転に伴なって回転
する精米羽根体とを有する精米器において、前記凹部底
面の最下部から本体ケース外に糠を排出する糠排出手段
を形成するとともに、該糠排出手段から排出される糠を
受ける糠受容器を設けたものである。
【0011】この請求項2の構成によれば、精米容器内
に米粒を収容し、電動機を駆動することにより精米羽根
体を回転させ、米粒同士又は米粒と精米容器とが擦れ合
うことによって、精米が行なわれる。そして、精米が生
じた結果、糠を糠排出手段によって本体ケース外部に設
けた糠受容器内に排出する。
【0012】
【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいて、本発明
における精米器の一実施例について説明する。本発明の
全体断面図を示す図1において、1は精米器の外郭をな
す本体ケースであり、この本体ケース1の開口した下面
には底蓋2が装着される。本体ケース1には、その底部
中央に貫通孔3Aが形成されているとともに、底面が傾
斜面状に形成された円筒凹状の凹部3が形成される。前
記貫通部3Aの周囲には、上部を開放した筒状部3Bが
形成される。また、傾斜面状に形成されている凹部3の
底面には、本体ケース1の側方に突出した糠排出手段た
る糠排出口3Cが形成される。本体ケース1と底蓋2と
の間には、板状のフレーム4が取付け固定され、このフ
レーム4の一側上面には電動機5が下向きに取付けられ
ている。電動機5の回転軸6は、フレーム4を貫通して
下方に突出しており、その先端にはプーリー7が取付け
られている。
【0013】フレーム4の他側寄りには、下方に落ち込
んだ凹状の軸受嵌入部4Aが形成される。また、この軸
受嵌入部4Aを覆うようにして、フレーム4の上面には
ベアリングケース8が設けられる。ベアリングケース8
の中央上部には、上方に突出した凸状の軸受嵌入部8A
が形成され、この軸受嵌入部8Aにベアリング9が嵌入
固定されるとともに、前記軸受嵌入部4Aに別のベアリ
ング10が嵌入固定される。そして、これらの上下一対の
ベアリング9,10により、フレーム4を貫通する駆動軸
11は、その中心軸が垂直方向となるように回動自在に軸
支される。駆動軸11の上端部は、前記貫通孔3Aを介し
て前記筒状部3B内に配置されており、ここに下コネク
タ12が取付け固定される。また、駆動軸11の下端部は、
前記フレーム4よりも下方にあり、ここに前記プーリー
7と対をなす別のプーリー13が取付け固定される。プー
リー7,13間には無端状の駆動ベルト14が掛装されてお
り、電動機5からの回転力が駆動軸11に伝達されるよう
になっている。
【0014】前記凹部3の内部には、被精製米たる玄米
を収容するために有底筒状の精米容器17が着脱自在に取
付けられている。精米容器17の底部の周囲は金網状に形
成されているとともに、底部中央には、上方に突出した
凸状の軸受筒部18が形成されており、この軸受筒部18の
先端上部に軸孔19が形成される。そして、軸孔19を貫通
する従動軸20は、その中心軸が垂直方向となるように回
動自在に軸支される。従動軸20の下端部には、前記下コ
ネクタ12と係合する上コネクタ21が取付け固定される。
これらの下コネクタ12及び上コネクタ21は、精米容器17
を凹部3に装着した状態で、駆動軸11の回転を従動軸20
側に伝達するカップリング22を形成する。
【0015】従動軸20の上部には、精米羽根23を設けた
精米羽根体24が着脱自在に取付けられている。精米羽根
23は、精米容器17の内部に設けられており、従動軸20を
中心にして放射方向に延びている。そして、精米容器17
をを凹部3に装着すると、従動軸20が駆動軸11と同一軸
状に位置するとともに、下コネクタ12と上コネクタ21が
係合して連結し、電動機5の回転に伴ない従動軸20ひい
ては精米羽根体24が回転するようになっている。25は、
前記凹部3及び精米容器17の上部を覆って着脱自在に設
けられる蓋体である。この蓋体25は、精米容器17の上部
開口部に対向して、透明な窓部26が取付けられている。
また、27は各種スイッチからなる操作手段たる操作パネ
ルであり、この操作パネル27の内部には、回路基板28が
取付けられている。なお、29は脚部たるゴム脚である。
【0016】次に、本実施例における電気的な構成につ
いて、図2のブロック図を参照して説明する。同図にお
いて、31は電源回路であって、図示しない交流 100Vの
商用電源からの交流電流を全波整流している。そして、
電源回路31によって全波整流された電流は、駆動回路32
を介して電動機5に供給される。駆動回路32には、電動
機5への通電を制御する制御回路33が接続されている。
該制御回路33はマイクロコンピュータなどで構成されて
おり、操作手段たる精米スイッチ34及び追加精米スイッ
チ35,精米量設定手段36たる1合スイッチ37,2合スイ
ッチ38,3合スイッチ39,4合スイッチ40,精米度設定
手段41,記憶手段たる記憶スイッチ42及びRAM43が各
々接続されている。なお、このRAM43は小電力で記憶
内容を保持できるSRAMや、電源無しでデータを保持
できるFRAM(FerroelectricRAM)等を用いるのが望
ましい。
【0017】次に、上記構成につき、その作用を図3の
フローチャートに基づき説明する。蓋体25を開けた状態
で、凹部3に精米容器17を装着するとともに、精米容器
17の内部に精米羽根体24を取付け、ここに所定量の玄米
を投入する。そして、蓋体25により凹部3の上部開口部
を閉じ、電源を投入する(ステップS1)。次のステッ
プS2において、精米容器17に収容した玄米の量(合
数)を指定する場合には、操作パネル27を構成する1合
スイッチ37〜4合スイッチ40のなかで、対応する一つの
スイッチを操作する。これを受けて、制御回路33は、電
動機5の駆動時間と電動機5への供給電力のデータを、
RAM43から読み込む。
【0018】具体的には、ステップS3において1合ス
イッチ37を操作すると、次のステップS4にて、電動機
5の駆動時間tが 100秒に指定されるとともに、電源回
路31で全波整流される直流電力の各波のなかで、10波
中7波の割合で電動機5に電力供給するように、電力の
供給割合sが7/10に指定される。このような設定を
行なうのは、少量の玄米を1合だけ精米容器17に収容し
て精米羽根体24を回転させる場合、各米粒に対し精米羽
根体24が受ける抵抗が小さいため、精米量に対する精米
羽根体24の回転が高速になり過ぎて、玄米が破損して欠
け米になったり、米粒の温度が高くなったりして、食味
が低下する虞れがあるからである。
【0019】また、ステップS5において2合スイッチ
38を操作すると、次のステップS6にて、電動機5の駆
動時間tが 160秒に指定されるとともに、電源回路31で
全波整流される直流電力の各波のなかで、10波中8波
の割合で電動機5に電力供給するように、電力の供給割
合sが8/10に指定される。また、ステップS7にお
いて3合スイッチ39を操作すると、次のステップS8に
て、電動機5の駆動時間tが 220秒に指定されるととも
に、電源回路31で全波整流される直流電力の各波のなか
で、10波中9波の割合で電動機5に電力供給するよう
に、電力の供給割合sが9/10に指定される。さら
に、4合スイッチ40を操作すると、ステップS9にて、
電動機5の駆動時間tが 280秒に指定されるとともに、
電源回路31で全波整流される直流電力の全ての波を電動
機5に電力供給するように、電力の供給割合sが1に指
定される。
【0020】こうして、精米容器17に収容した玄米の量
に応じて、制御回路33が電動機5の駆動時間tおよび電
力の供給割合sを指定した後、精米度設定手段41にて例
えば白米や7分搗き等の精米度xを指定する(ステップ
S10)。この精米度xは、例えば可変抵抗や、所定の
精米度に対応したスイッチからなる精米度設定手段41に
よって設定される。そして、制御回路33は、精米度設定
手段41で指定した精米度xの数値(x≦1)から、電動
機5の駆動時間t´(=t×f(x))と、電動機5へ
の電力の供給割合s´(=s×g(x))を算出する
(ステップS11)。
【0021】このようにして精米度xを考慮した電動機
5への電力の供給割合s´と電動機5の駆動時間t´を
指定した後で、ステップS12の精米スイッチ34を操作
する。すると、次のステップS13において、制御回路
33からの制御信号により駆動回路32を介して電動機5が
駆動する。そして、電動機5の駆動力は、プーリー7か
ら駆動ベルト14,プーリー13,駆動軸11,カップリング
22,従動軸20を経て、精米羽根体24を回転させる。そし
て、この精米羽根体24を回転させることで、精米容器17
内の玄米同士が擦れ合い、または玄米と精米容器17とが
擦れ合い、これによって玄米は精米される。このとき、
玄米から擦り取られた糠は、金網状に形成された精米容
器17の底部周囲から、凹部3および糠排出口3Cを通過
して、本体ケース1の外部に設けた糠受容器3D内に排
出される。
【0022】その後、ステップS14において、指定し
た駆動時間t´を経過すると、制御回路33は駆動回路32
への制御信号の供給を停止する。これにより、電動機5
及び精米羽根体24の回転も停止する(ステップS1
5)。使用者はこのとき、蓋体25の窓部26から精米容器
17内の米粒を視認し(ステップS16)、希望通りの精
米度であれば、この時点で精米を終了する(ステップS
17)。逆に、前記ステップS16にて精米度が不足し
ていた場合には、追加精米スイッチ35を操作し、任意の
時間だけ電動機5を駆動、すなわち精米羽根体24を回転
させ、再度精米を行なう(ステップS18)。
【0023】なお、追加精米スイッチ35を押している間
は、追加精米スイッチ35の端子は閉じ、精米羽根体24が
回転するが、追加精米スイッチ35から指を離すと、この
追加精米スイッチ35は自己復帰して端子が開き、精米羽
根体24の回転も停止する。よって、所定の精米度まで精
米を行なった後、追加精米スイッチ35を離すと、電動機
5すなわち精米羽根体24は停止し、精米が終了する(ス
テップS18)。なお、このときの電動機5の総駆動時
間T及び電力の供給割合Sは、制御回路33に一時記憶さ
れている。
【0024】そして、使用者が最適な精米時間を見つけ
た場合、記憶操作スイッチ42を操作すると、制御回路33
に一時記憶されていた電動機5の総駆動時間t´及び電
力の供給割合s´がRAM43に転送記憶される。以降、
ステップS2における精米量を指定せずに精米スイッチ
34を操作すると(ステップS21)、ステップS22に
おいてRAM43に前記データt´,s´が記憶保持され
ていれば、この記憶保持されているデータt´,s´を
制御回路33が読み込み(ステップS23)、このデータ
t´,s´に基づく電動機5の制御により、所定時間t
´だけ精米羽根体24を回転させて、精米容器17内の精米
が行なわれる。
【0025】以上のように、上記実施例においては、電
動機5と、底部を網状に形成した精米容器17と、精米容
器17内に設けられるとともに電動機5の回転に伴って回
転する精米羽根体24と、操作手段たる操作パネル27と、
精米量を設定する精米量設定手段36と、精米度を任意に
設定する精米度設定手段たる精米度調節手段41と、電動
機5を駆動制御する制御手段たる制御回路33と、電動機
5の駆動データを任意に記憶させる記憶手段たるRAM
43とを設け、RAM43に記憶された電動機5の駆動デー
タに基づいて電動機5を駆動制御可能に構成している。
【0026】この場合、精米容器17内に米粒を収容し、
収容した米の量や精米度xなどを設定し、電動機5を駆
動することにより精米羽根体24を回転させると、米粒同
士または米粒と精米容器17が擦れ合うことによって精米
が行なわれる。また、このときの電動機5の駆動制御の
データをRAM43に記憶しておき、次回からの精米で
は、この記憶されたデータに基づいて精米を行なう。こ
れにより、毎日の精米量や精米度xが一旦決まってしま
えば、毎日精米容器17に収容する米の量を操作手段であ
る操作パネル27から入力操作しなくても、適切な精米を
常時行なうことが可能となり、操作を簡単にできる。よ
って、収容した米の量や精米度xに関連した電動機5の
駆動時間などの煩わしさが軽減できる。
【0027】また、本実施例では、本体ケース1と、本
体ケース1内に設けられた電動機5と、本体ケース1に
形成された略円筒状の凹部3と、底部を網状に形成する
とともに凹部3に対して着脱自在に取付けられた精米容
器17と、精米容器17内に設けられるとともに電動機5の
回転に伴なって回転する精米羽根体24とを有する精米器
において、凹部3底面の最下部から本体ケース1外に糠
を排出する糠排出手段たる糠排出口3Cを形成するとと
もに、この糠排出口3Cから排出される糠を受ける糠受
容器3Dを設けている。
【0028】このような構成により、精米容器17内に米
粒を収容し、電動機5を駆動することにより精米羽根体
24を回転させ、米粒同士又は米粒と精米容器17とが擦れ
合うことによって、精米が行なわれる。そして、精米が
生じた結果、糠を糠排出手段である米排出口3Cによっ
て本体ケース1の外部に設けた糠受容器3D内に排出す
る。したがって、本体ケース1内に糠は溜まらず、糠の
清掃が容易になり、しかも凹部3内を衛生的に保つこと
ができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の要旨内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明に記載した制御を行なうものならば、卓
上精米器の構造は図1のものに限られるものではない。
例えば、精米容器17は底部を金網状に形成しているが、
要は米粒と金網とが擦り合えばよいので、精米容器17の
底部だけでなく側壁部も金網状に形成してよく、また、
精米容器17の側壁部のみを金網状に形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の精米器は、電動
機と、側壁部及び/又は底部を網状に形成した精米容器
と、該精米容器内に設けられるとともに前記電動機の回
転に伴って回転する精米羽根体と、操作手段と、精米量
を設定する精米量設定手段と、精米度を任意に設定する
精米度設定手段と、前記電動機を駆動制御する制御手段
と、前記電動機の駆動データを任意に記憶させる記憶手
段とを設け、前記記憶手段に記憶された前記電動機の駆
動データに基づいて前記電動機を駆動制御可能に構成し
たものであり、米の量や使用者の好みなどによる精米度
の微調整を行なう煩わしさを軽減した家庭用の卓上精米
器を提供できる。
【0031】また、本発明の請求項2記載の精米器は、
本体ケースと、該本体ケース内に設けられた電動機と、
前記本体ケースに形成された略円筒状の凹部と、側壁部
及び/又は底部を網状に形成するとともに前記凹部に対
して着脱自在に取付けられた精米容器と、該精米容器内
に設けられるとともに前記電動機の回転に伴なって回転
する精米羽根体とを有する精米器において、前記凹部底
面の最下部から本体ケース外に糠を排出する糠排出手段
を形成するとともに、該糠排出手段から排出される糠を
受ける糠受容器を設けたものであり、糠の清掃が容易で
衛生的にできる家庭用の精米器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す精米器の断面図であ
る。
【図2】同上回路のブロック図である。
【図3】同上制御のフローチャートである。
【符号の説明】
3C 糠排出手段 3D 糠受容器 5 電動機 17 精米容器 24 精米羽根体 32 駆動回路 33 制御回路(制御手段) 41 精米度設定手段 42 記憶操作スイッチ(記憶手段) 43 RAM(記憶手段) 44 1合スイッチ(操作手段) 45 2合スイッチ(操作手段) 46 3合スイッチ(操作手段) 47 4合スイッチ(操作手段) 48 精米スイッチ(操作手段) 49 再精米スイッチ(操作手段) 50 記憶スイッチ(操作手段)
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】一方、精米器ではないが、実開平1−25
328号公報等には、容器たる混合槽内に胡麻や栗等の
軟質穀粒を投入して、スクレーパ及び回転羽根を互いに
反対方向に回転させると、穀粒の表皮が除去される比較
的小型の皮むき装置が提案されている。そして、これら
の装置は、所定時間電動機に通電してスクレーパ及び回
転羽根を回転させることによって、穀類の表皮を除去す
るものである。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 精米器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米を精米する精
米器に関し、特に小型軽量の家庭用に好適な精米器に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の精米器と
しては、例えば実開昭57−103130号公報等に記
載されるように、研米翼及びスクリューコンベアーを原
動機により一体に回転駆動させ、スクリューコンベアー
によりタンクから研米除糠室に移送された被精製米を、
研米翼の遠心力を利用して研米することで、被製精米か
ら糠を分離するものが知られている。しかし、こうした
構造の精米器は、被精製米を大量に精米するには適して
いるものの、装置全体が大型なものになってしまうた
め、一般家庭で所有して精米するには不向きであった。
【0003】一方、精米器ではないが、実開平1−25
328号公報等には、容器たる混合槽内に胡麻や栗等の
軟質穀粒を投入して、スクレーパ及び回転羽根を互いに
反対方向に回転させると、穀粒の表皮が除去される比較
的小型の皮むき装置が提案されている。そして、これら
の装置は、所定時間電動機に通電してスクレーパ及び回
転羽根を回転させることによって、穀類の表皮を除去す
るものである。
【0004】しかしながら、米の場合は、白米や7分搗
き等の種々な精米度があり、また、精米する米の種類や
使用者の好みもあるため、精米量や精米度の微調整がで
きるようになっていることが望ましいが、このように構
成した場合、所望の精米量及び精米度になるように毎回
微調整しなければならず、操作が煩わしくなるという問
題があった。
【0005】本発明は以上の問題点を解決し、米の量や
使用者の好みなどによる精米度の微調整を行なう煩わし
さを軽減した家庭用の精米器を提供することをその目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
卓上精米器は、前記目的を達成するために、電動機と、
側壁部及び/又は底部を網状に形成した精米容器と、該
精米容器内に設けられるとともに前記電動機の回転に伴
って回転する精米羽根体と、操作手段と、精米量を指定
することで前記電動機の駆動時間及び電動機への電力の
供給割合を設定する精米量設定手段と、精米度を任意に
指定することで前記駆動時間及び電力の供給割合を補正
する精米度設定手段と、前記電動機を駆動制御する制御
手段と、前記電動機の駆動データを任意に記憶させる記
憶手段とを設け、前記記憶手段に記憶された前記電動機
の駆動データに基づいて前記電動機を駆動制御可能に構
成したしたものである。
【0007】この請求項1の構成によれば、精米容器内
に米粒を収容し、収容した米の量、精米度などを設定
し、電動機を駆動することにより精米羽根体を回転させ
ると、米粒同士または米粒と精米容器が擦れ合うことに
よって精米が行なわれる。また、このときの電動機の駆
動制御のデータを記憶手段に記憶しておき、次回からの
精米では、この記憶されたデータに基づいて精米を行な
う。これにより、毎日の精米量や精米度が一旦決まって
しまえば、毎日精米容器に収容する米の量を操作手段か
ら入力操作しなくても、適切な精米を常時行なうことが
可能となり、操作を簡単にできる。
【0008】
【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいて、本発明
における精米器の一実施例について説明する。本発明の
全体断面図を示す図1において、1は精米器の外郭をな
す本体ケースであり、この本体ケース1の開口した下面
には底蓋2が装着される。本体ケース1には、その底部
中央に貫通孔3Aが形成されているとともに、底面が傾
斜面状に形成された円筒凹状の凹部3が形成される。前
記貫通部3Aの周囲には、上部を開放した筒状部3Bが
形成される。また、傾斜面状に形成されている凹部3の
底面には、本体ケース1の側方に突出した糠排出手段た
る糠排出口3Cが形成される。本体ケース1と底蓋2と
の間には、板状のフレーム4が取付け固定され、このフ
レーム4の一側上面には電動機5が下向きに取付けられ
ている。電動機5の回転軸6は、フレーム4を貫通して
下方に突出しており、その先端にはプーリー7が取付け
られている。
【0009】フレーム4の他側寄りには、下方に落ち込
んだ凹状の軸受嵌入部4Aが形成される。また、この軸
受嵌入部4Aを覆うようにして、フレーム4の上面には
ベアリングケース8が設けられる。ベアリングケース8
の中央上部には、上方に突出した凸状の軸受嵌入部8A
が形成され、この軸受嵌入部8Aにベアリング9が嵌入
固定されるとともに、前記軸受嵌入部4Aに別のベアリ
ング10が嵌入固定される。そして、これらの上下一対の
ベアリング9,10により、フレーム4を貫通する駆動軸
11は、その中心軸が垂直方向となるように回動自在に軸
支される。駆動軸11の上端部は、前記貫通孔3Aを介し
て前記筒状部3B内に配置されており、ここに下コネク
タ12が取付け固定される。また、駆動軸11の下端部は、
前記フレーム4よりも下方にあり、ここに前記プーリー
7と対をなす別のプーリー13が取付け固定される。プー
リー7,13間には無端状の駆動ベルト14が掛装されてお
り、電動機5からの回転力が駆動軸11に伝達されるよう
になっている。
【0010】前記凹部3の内部には、被精製米たる玄米
を収容するために有底筒状の精米容器17が着脱自在に取
付けられている。精米容器17の底部の周囲は金網状に形
成されているとともに、底部中央には、上方に突出した
凸状の軸受筒部18が形成されており、この軸受筒部18の
先端上部に軸孔19が形成される。そして、軸孔19を貫通
する従動軸20は、その中心軸が垂直方向となるように回
動自在に軸支される。従動軸20の下端部には、前記下コ
ネクタ12と係合する上コネクタ21が取付け固定される。
これらの下コネクタ12及び上コネクタ21は、精米容器17
を凹部3に装着した状態で、駆動軸11の回転を従動軸20
側に伝達するカップリング22を形成する。
【0011】従動軸20の上部には、精米羽根23を設けた
精米羽根体24が着脱自在に取付けられている。精米羽根
23は、精米容器17の内部に設けられており、従動軸20を
中心にして放射方向に延びている。そして、精米容器17
をを凹部3に装着すると、従動軸20が駆動軸11と同一軸
状に位置するとともに、下コネクタ12と上コネクタ21が
係合して連結し、電動機5の回転に伴ない従動軸20ひい
ては精米羽根体24が回転するようになっている。25は、
前記凹部3及び精米容器17の上部を覆って着脱自在に設
けられる蓋体である。この蓋体25は、精米容器17の上部
開口部に対向して、透明な窓部26が取付けられている。
また、27は各種スイッチからなる操作手段たる操作パネ
ルであり、この操作パネル27の内部には、回路基板28が
取付けられている。なお、29は脚部たるゴム脚である。
【0012】次に、本実施例における電気的な構成につ
いて、図2のブロック図を参照して説明する。同図にお
いて、31は電源回路であって、図示しない交流100Vの
商用電源からの交流電流を全波整流している。そして、
電源回路31によって全波整流された電流は、駆動回路32
を介して電動機5に供給される。駆動回路32には、電動
機5への通電を制御する制御回路33が接続されている。
該制御回路33はマイクロコンピュータなどで構成されて
おり、操作手段たる精米スイッチ34及び追加精米スイッ
チ35,精米量設定手段36たる1合スイッチ37,2合スイ
ッチ38,3合スイッチ39,4合スイッチ40,精米度設定
手段41,記憶手段たる記憶スイッチ42及びRAM43が各
々接続されている。なお、このRAM43は小電力で記憶
内容を保持できるSRAMや、電源無しでデータを保持
できるFRAM(FerroelectricRAM)等を用いるのが望
ましい。
【0013】次に、上記構成につき、その作用を図3の
フローチャートに基づき説明する。蓋体25を開けた状態
で、凹部3に精米容器17を装着するとともに、精米容器
17の内部に精米羽根体24を取付け、ここに所定量の玄米
を投入する。そして、蓋体25により凹部3の上部開口部
を閉じ、電源を投入する(ステップS1)。次のステッ
プS2において、精米容器17に収容した玄米の量(合
数)を指定する場合には、操作パネル27を構成する1合
スイッチ37〜4合スイッチ40のなかで、対応する一つの
スイッチを操作する。これを受けて、制御回路33は、電
動機5の駆動時間と電動機5への供給電力のデータを、
RAM43から読み込む。
【0014】具体的には、ステップS3において1合ス
イッチ37を操作すると、次のステップS4にて、電動機
5の駆動時間tが 100秒に指定されるとともに、電源回
路31で全波整流される直流電力の各波のなかで、10波
中7波の割合で電動機5に電力供給するように、電力の
供給割合sが7/10に指定される。このような設定を
行なうのは、少量の玄米を1合だけ精米容器17に収容し
て精米羽根体24を回転させる場合、各米粒に対し精米羽
根体24が受ける抵抗が小さいため、精米量に対する精米
羽根体24の回転が高速になり過ぎて、玄米が破損して欠
け米になったり、米粒の温度が高くなったりして、食味
が低下する虞れがあるからである。
【0015】また、ステップS5において2合スイッチ
38を操作すると、次のステップS6にて、電動機5の駆
動時間tが 160秒に指定されるとともに、電源回路31で
全波整流される直流電力の各波のなかで、10波中8波
の割合で電動機5に電力供給するように、電力の供給割
合sが8/10に指定される。また、ステップS7にお
いて3合スイッチ39を操作すると、次のステップS8に
て、電動機5の駆動時間tが 220秒に指定されるととも
に、電源回路31で全波整流される直流電力の各波のなか
で、10波中9波の割合で電動機5に電力供給するよう
に、電力の供給割合sが9/10に指定される。さら
に、4合スイッチ40を操作すると、ステップS9にて、
電動機5の駆動時間tが 280秒に指定されるとともに、
電源回路31で全波整流される直流電力の全ての波を電動
機5に電力供給するように、電力の供給割合sが1に指
定される。
【0016】こうして、精米容器17に収容した玄米の量
に応じて、制御回路33が電動機5の駆動時間tおよび電
力の供給割合sを指定した後、精米度設定手段41にて例
えば白米や7分搗き等の精米度xを指定する(ステップ
S10)。この精米度xは、例えば可変抵抗や、所定の
精米度に対応したスイッチからなる精米度設定手段41に
よって設定される。そして、制御回路33は、精米度設定
手段41で指定した精米度xの数値(x≦1)から、電動
機5の駆動時間t’(=t×f(x))と、電動機5へ
の電力の供給割合s’(=s×g(x))を算出する
(ステップS11)。
【0017】このようにして精米度xを考慮した電動機
5への電力の供給割合s’と、電動機5の駆動時間t’
を指定した後で、ステップS12の精米スイッチ34を操
作する。すると、次のステップS13において、制御回
路33からの制御信号により駆動回路32を介して電動機5
が駆動する。そして、電動機5の駆動力は、プーリー7
から駆動ベルト14,プーリー13,駆動軸11,カップリン
グ22,従動軸20を経て、精米羽根体24を回転させる。そ
して、この精米羽根体24を回転させることで、精米容器
17内の玄米同士が擦れ合い、または玄米と精米容器17と
が擦れ合い、これによって玄米は精米される。このと
き、玄米から擦り取られた糠は、金網状に形成された精
米容器17の底部周囲から、凹部3および糠排出口3Cを
通過して、本体ケース1の外部に設けた糠受容器3D内
に排出される。
【0018】その後、ステップS14において、指定し
た駆動時間t’を経過すると、制御回路33は駆動回路32
への制御信号の供給を停止する。これにより、電動機5
及び精米羽根体24の回転も停止する(ステップS1
5)。使用者はこのとき、蓋体25の窓部26から精米容器
17内の米粒を視認し(ステップS16)、希望通りの精
米度であれば、この時点で精米を終了する(ステップS
17)。逆に、前記ステップS16にて精米度が不足し
ていた場合には、追加精米スイッチ35を操作し、任意の
時間だけ電動機5を駆動、すなわち精米羽根体24を回転
させ、再度精米を行なう(ステップS18)。
【0019】なお、追加精米スイッチ35を押している間
は、追加精米スイッチ35の端子は閉じ、精米羽根体24が
回転するが、追加精米スイッチ35から指を離すと、この
追加精米スイッチ35は自己復帰して端子が開き、精米羽
根体24の回転も停止する。よって、所定の精米度まで精
米を行なった後、追加精米スイッチ35を離すと、電動機
5すなわち精米羽根体24は停止し、精米が終了する(ス
テップS18)。なお、このときの電動機5の総駆動時
間T及び電力の供給割合Sは、制御回路33に一時記憶さ
れている。
【0020】そして、使用者が最適な精米時間を見つけ
た場合、記憶操作スイッチ42を操作すると、制御回路33
に一時記憶されていた電動機5の総駆動時間t’及び電
力の供給割合s’がRAM43に転送記憶される。以降、
ステップS2における精米量を指定せずに精米スイッチ
34を操作すると(ステップS21)、ステップS22に
おいてRAM43に前記データt’,s’が記憶保持され
ていれば、この記憶保持されているデータt’,s’を
制御回路33が読み込み(ステップS23)、このデータ
t’,s’に基づく電動機5の制御により、所定時間
t’だけ精米羽根体24を回転させて、精米容器17内の精
米が行なわれる。
【0021】以上のように、上記実施例においては、電
動機5と、底部を網状に形成した精米容器17と、精米容
器17内に設けられるとともに電動機5の回転に伴って回
転する精米羽根体24と、操作手段たる操作パネル27と、
精米量を指定する精米量設定手段36と、精米度を任意に
指定する精米度設定手段たる精米度調節手段41と、電動
機5を駆動制御する制御手段たる制御回路33と、電動機
5の駆動データを任意に記憶させる記憶手段たるRAM
43とを設け、RAM43に記憶された電動機5の駆動デー
タに基づいて電動機5を駆動制御可能に構成している。
【0022】この場合、精米容器17内に米粒を収容し、
収容した米の量や精米度xなどを指定し、電動機5を駆
動することにより精米羽根体24を回転させると、米粒同
士または米粒と精米容器17が擦れ合うことによって精米
が行なわれる。また、このときの電動機5の駆動制御の
データをRAM43に記憶しておき、次回からの精米で
は、この記憶されたデータに基づいて精米を行なう。こ
れにより、毎日の精米量や精米度xが一旦決まってしま
えば、毎日精米容器17に収容する米の量を操作手段であ
る操作パネル27から入力操作しなくても、適切な精米を
常時行なうことが可能となり、操作を簡単にできる。よ
って、収容した米の量や精米度xに関連した電動機5の
駆動時間などの煩わしさが軽減できる。
【0023】また、本実施例では、本体ケース1と、本
体ケース1内に設けられた電動機5と、本体ケース1に
形成された略円筒状の凹部3と、底部を網状に形成する
とともに凹部3に対して着脱自在に取付けられた精米容
器17と、精米容器17内に設けられるとともに電動機5の
回転に伴なって回転する精米羽根体24とを有する精米器
において、凹部3底面の最下部から本体ケース1外に糠
を排出する糠排出手段たる糠排出口3Cを形成するとと
もに、この糠排出口3Cから排出される糠を受ける糠受
容器3Dを設けている。
【0024】このような構成により、精米容器17内に米
粒を収容し、電動機5を駆動することにより精米羽根体
24を回転させ、米粒同士又は米粒と精米容器17とが擦れ
合うことによって、精米が行なわれる。そして、精米が
生じた結果、糠を糠排出手段である米排出口3Cによっ
て本体ケース1の外部に設けた糠受容器3D内に排出す
る。したがって、本体ケース1内に糠は溜まらず、糠の
清掃が容易になり、しかも凹部3内を衛生的に保つこと
ができる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の要旨内で種々の変形が可能である。
例えば、本発明に記載した制御を行なうものならば、卓
上精米器の構造は図1のものに限られるものではない。
例えば、精米容器17は底部を金網状に形成しているが、
要は米粒と金網とが擦り合えばよいので、精米容器17の
底部だけでなく側壁部も金網状に形成してよく、また、
精米容器17の側壁部のみを金網状に形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の精米器は、電動
機と、側壁部及び/又は底部を網状に形成した精米容器
と、該精米容器内に設けられるとともに前記電動機の回
転に伴って回転する精米羽根体と、操作手段と、精米量
を指定することで前記電動機の駆動時間及び電動機への
電力の供給割合を設定する精米量設定手段と、精米度を
任意に指定することで前記駆動時間及び電力の供給割合
を補正する精米度設定手段と、前記電動機を駆動制御す
る制御手段と、前記電動機の駆動データを任意に記憶さ
せる記憶手段とを設け、前記記憶手段に記憶された前記
電動機の駆動データに基づいて前記電動機を駆動制御可
能に構成したしたものであり、米の量や使用者の好みな
どによる精米度の微調整を行なう煩わしさを軽減した家
庭用の卓上精米器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す精米器の断面図であ
る。
【図2】同上回路のブロック図である。
【図3】同上制御のフローチャートである。
【符号の説明】 3C 糠排出手段 3D 糠受容器 5 電動機 17 精米容器 24 精米羽根体 32 駆動回路 33 制御回路(制御手段) 41 精米度設定手段 42 記憶操作スイッチ(記憶手段) 43 RAM(記憶手段) 44 1合スイッチ(操作手段) 45 2合スイッチ(操作手段) 46 3合スイッチ(操作手段) 47 4合スイッチ(操作手段) 48 精米スイッチ(操作手段) 49 再精米スイッチ(操作手段) 50 記憶スイッチ(操作手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、側壁部及び/又は底部を網状
    に形成した精米容器と、該精米容器内に設けられるとと
    もに前記電動機の回転に伴って回転する精米羽根体と、
    操作手段と、精米量を設定する精米量設定手段と、精米
    度を任意に設定する精米度設定手段と、前記電動機を駆
    動制御する制御手段と、前記電動機の駆動データを任意
    に記憶させる記憶手段とを設け、前記記憶手段に記憶さ
    れた前記電動機の駆動データに基づいて前記電動機を駆
    動制御可能に構成したことを特徴とする精米器。
  2. 【請求項2】 本体ケースと、該本体ケース内に設けら
    れた電動機と、前記本体ケースに形成された略円筒状の
    凹部と、側壁部及び/又は底部を網状に形成するととも
    に前記凹部に対して着脱自在に取付けられた精米容器
    と、該精米容器内に設けられるとともに前記電動機の回
    転に伴なって回転する精米羽根体とを有する精米器にお
    いて、前記凹部底面の最下部から本体ケース外に糠を排
    出する糠排出手段を形成するとともに、該糠排出手段か
    ら排出される糠を受ける糠受容器を設けたことを特徴と
    する精米器。
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