JPH11299865A - 抗菌性クレープ紙及び抗菌性トレー - Google Patents
抗菌性クレープ紙及び抗菌性トレーInfo
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- JPH11299865A JPH11299865A JP12299098A JP12299098A JPH11299865A JP H11299865 A JPH11299865 A JP H11299865A JP 12299098 A JP12299098 A JP 12299098A JP 12299098 A JP12299098 A JP 12299098A JP H11299865 A JPH11299865 A JP H11299865A
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- Japan
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- antibacterial
- paper
- tray
- crepe
- crepe paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、吸収性に優れ、衛生的な吸収性を
有する抗菌性クレープ紙及びそれを用いた抗菌性トレー
を提供する。 【解決手段】 本発明の抗菌性クレープ紙は、パルプ１
００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるととも
に、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分
以上であることを特徴とするので、抗菌性及び吸水性に
優れているとともにクレープされていることから通気性
にも優れている。
有する抗菌性クレープ紙及びそれを用いた抗菌性トレー
を提供する。 【解決手段】 本発明の抗菌性クレープ紙は、パルプ１
００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるととも
に、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分
以上であることを特徴とするので、抗菌性及び吸水性に
優れているとともにクレープされていることから通気性
にも優れている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性クレープ紙
及び該抗菌性クレープ紙が内面に敷設されてなる抗菌性
トレーに関する。
及び該抗菌性クレープ紙が内面に敷設されてなる抗菌性
トレーに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、紙はパルプにタルク、炭酸カル
シウム等の無機充填剤；染料；顔料；ロジン、石油樹
脂、澱粉等のサイジング剤等を添加混合した後、抄紙す
ることによって製造されているので、かびや細菌が発生
し易いものとなっている。このため、紙製容器に食料
品、衣料品、書類等を保管したり輸送した場合に、紙製
容器にかびが発生し、紙製容器の収納物が賞味又は使用
できなくなることがあった。
シウム等の無機充填剤；染料；顔料；ロジン、石油樹
脂、澱粉等のサイジング剤等を添加混合した後、抄紙す
ることによって製造されているので、かびや細菌が発生
し易いものとなっている。このため、紙製容器に食料
品、衣料品、書類等を保管したり輸送した場合に、紙製
容器にかびが発生し、紙製容器の収納物が賞味又は使用
できなくなることがあった。
【０００３】一方、食料品の保存や輸送のために食料品
を紙で包装することは一般に行われており、特に、デパ
ートやスーパーマーケットでは、トレーの内面に紙を敷
設し、その上に肉、魚、果物、野菜等を載せて販売して
いる。この様な形態で店頭で展示しておくと、肉汁、魚
汁等が滲み出て、トレー内に肉汁等が溜まり紙内のかび
や細菌が活性化し衛生上好ましくない等の問題があっ
た。
を紙で包装することは一般に行われており、特に、デパ
ートやスーパーマーケットでは、トレーの内面に紙を敷
設し、その上に肉、魚、果物、野菜等を載せて販売して
いる。この様な形態で店頭で展示しておくと、肉汁、魚
汁等が滲み出て、トレー内に肉汁等が溜まり紙内のかび
や細菌が活性化し衛生上好ましくない等の問題があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点に鑑み、吸水性に優れた抗菌性クレープ紙及び該抗
菌性クレープ紙が内面に敷設されてなる抗菌性トレーを
提供することにある。
欠点に鑑み、吸水性に優れた抗菌性クレープ紙及び該抗
菌性クレープ紙が内面に敷設されてなる抗菌性トレーを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の抗菌性
クレープ紙は、パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５
重量部とからなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１
４１）が３０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする。
クレープ紙は、パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５
重量部とからなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１
４１）が３０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする。
【０００６】請求項２に記載の抗菌性トレーは、トレー
の内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレ
ーであって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重
量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸
水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上で
あることを特徴とする。
の内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレ
ーであって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重
量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸
水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上で
あることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】請求項１記載の抗菌性クレープ紙
は、パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とか
らなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３
０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする。
は、パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とか
らなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３
０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする。
【０００８】上記パルプとしては、新パルプが好適に使
用される。故紙からのパルプも使用可能であるが、段ボ
ールの故紙や新聞巻取紙の故紙を用いると、得られる抗
菌性クレープ紙が着色するので見た目が衛生的でなく好
ましくない。飲料用紙製容器の故紙は繊維の長い新パル
プが用いられているので、強度が強く色調が白いので好
適に使用できる。
用される。故紙からのパルプも使用可能であるが、段ボ
ールの故紙や新聞巻取紙の故紙を用いると、得られる抗
菌性クレープ紙が着色するので見た目が衛生的でなく好
ましくない。飲料用紙製容器の故紙は繊維の長い新パル
プが用いられているので、強度が強く色調が白いので好
適に使用できる。
【０００９】上記飲料用紙製容器としては特に限定され
ず、牛乳、清酒、コーヒー、ジュース、ヨーグルト等飲
料の包装に使用されている紙製容器が挙げられる。上記
飲料用紙製容器の故紙としては、市販されている飲料用
紙製容器の回収品のみならず、紙製容器製造の過程で発
生する不良品や裁断くずも使用可能である。
ず、牛乳、清酒、コーヒー、ジュース、ヨーグルト等飲
料の包装に使用されている紙製容器が挙げられる。上記
飲料用紙製容器の故紙としては、市販されている飲料用
紙製容器の回収品のみならず、紙製容器製造の過程で発
生する不良品や裁断くずも使用可能である。
【００１０】尚、飲料用紙製容器は、一般にその両面又
は一面に合成樹脂フィルムやアルミニウム箔が積層され
ているので、この合成樹脂フィルムやアルミニウム箔を
剥離した後使用されるのが好ましい。
は一面に合成樹脂フィルムやアルミニウム箔が積層され
ているので、この合成樹脂フィルムやアルミニウム箔を
剥離した後使用されるのが好ましい。
【００１１】上記パルプに添加される抗菌剤としては、
従来から用いられている抗菌剤が使用可能であり、例え
ば、カニやエビなどの甲羅から抽出されたキチンやキト
サン；ヒバ等に含まれるヒノキオール；ワサビに含まれ
るイソチオシアン酸アリル等の有機系のもの、ゼオライ
トに銀、銅、亜鉛、錫などの金属を担持させたもの；燐
酸ジルコニウムに銀、銅、亜鉛などの金属を担持させた
もの；燐酸カルシウムに銀、銅、亜鉛などの金属を担持
させたもの等の無機系のものなどが挙げられ、ゼオライ
トに銀、銅、亜鉛、錫などの金属を担持させたものが、
抗菌効果、コスト、作業性等が優れており好ましい。
従来から用いられている抗菌剤が使用可能であり、例え
ば、カニやエビなどの甲羅から抽出されたキチンやキト
サン；ヒバ等に含まれるヒノキオール；ワサビに含まれ
るイソチオシアン酸アリル等の有機系のもの、ゼオライ
トに銀、銅、亜鉛、錫などの金属を担持させたもの；燐
酸ジルコニウムに銀、銅、亜鉛などの金属を担持させた
もの；燐酸カルシウムに銀、銅、亜鉛などの金属を担持
させたもの等の無機系のものなどが挙げられ、ゼオライ
トに銀、銅、亜鉛、錫などの金属を担持させたものが、
抗菌効果、コスト、作業性等が優れており好ましい。
【００１２】上記抗菌剤の添加量は、抗菌剤の種類、紙
の目付け量、紙を構成するパルプの種類等により異なる
が、添加量が少なくなると抗菌性が低下し、多くなると
コストがかさむと共に一定量以上添加しても抗菌性は向
上しないので、パルプ１００重量部に対し０．１〜５重
量部に限定され、０．５〜３重量部が好ましい。
の目付け量、紙を構成するパルプの種類等により異なる
が、添加量が少なくなると抗菌性が低下し、多くなると
コストがかさむと共に一定量以上添加しても抗菌性は向
上しないので、パルプ１００重量部に対し０．１〜５重
量部に限定され、０．５〜３重量部が好ましい。
【００１３】請求項１記載の抗菌性クレープ紙の構成は
上述の通りであり、その物性は、吸水度（ＪＩＳ Ｐ
８１４１）が３０ｍｍ／１分以上であることが必要であ
る。
上述の通りであり、その物性は、吸水度（ＪＩＳ Ｐ
８１４１）が３０ｍｍ／１分以上であることが必要であ
る。
【００１４】上記吸水度はＪＩＳ Ｐ ８１４１（紙の
クレム法による吸水度試験方法）に準拠した吸水度であ
り、小さくなると、滲み出た肉汁や魚汁を十分に吸収す
ることができなくなるので、３０ｍｍ／１分以上が必要
である。
クレム法による吸水度試験方法）に準拠した吸水度であ
り、小さくなると、滲み出た肉汁や魚汁を十分に吸収す
ることができなくなるので、３０ｍｍ／１分以上が必要
である。
【００１５】上記抗菌性クレープ紙は縮緬状のしわが付
けられた紙であり、このように縮緬状のしわを付けるこ
とによって、その表面積を大きくすることができ、単位
面積当たりの吸水量を向上させて、滲み出た肉汁や魚汁
を十分に吸収することができる一方、その上面に載置さ
れる肉や魚を線接触状態で支持することができ、縮緬状
のしわによって形成された間隙を通じて肉や魚の下面の
通気性が向上し、細菌やかびの発生を抑制することがで
きる。
けられた紙であり、このように縮緬状のしわを付けるこ
とによって、その表面積を大きくすることができ、単位
面積当たりの吸水量を向上させて、滲み出た肉汁や魚汁
を十分に吸収することができる一方、その上面に載置さ
れる肉や魚を線接触状態で支持することができ、縮緬状
のしわによって形成された間隙を通じて肉や魚の下面の
通気性が向上し、細菌やかびの発生を抑制することがで
きる。
【００１６】上記抗菌性クレープ紙のクレープ率は、小
さくなると吸水性及び通気性が低下し、大きくなりすぎ
ると取り扱いにくくなるので、１５〜３０％が好まし
い。なお、クレープ率は（（抗菌性クレープ紙の定常状
態の長さ／抗菌性クレープ紙を引き延ばした状態の長
さ）×１００）で表される。
さくなると吸水性及び通気性が低下し、大きくなりすぎ
ると取り扱いにくくなるので、１５〜３０％が好まし
い。なお、クレープ率は（（抗菌性クレープ紙の定常状
態の長さ／抗菌性クレープ紙を引き延ばした状態の長
さ）×１００）で表される。
【００１７】上記抗菌性クレープ紙の坪量及び厚さは、
特に限定されるものではなく、一般に、坪量は２０〜２
００ｇ／ｍ2 、厚さは０．１〜０．５ｍｍであり、好ま
しくは、坪量は３０〜１００ｇ／ｍ2 、厚さは０．１５
〜０．３ｍｍである。
特に限定されるものではなく、一般に、坪量は２０〜２
００ｇ／ｍ2 、厚さは０．１〜０．５ｍｍであり、好ま
しくは、坪量は３０〜１００ｇ／ｍ2 、厚さは０．１５
〜０．３ｍｍである。
【００１８】上記抗菌性クレープ紙の製造方法は従来公
知の任意の方法が採用されてよく、例えば、上記パルプ
及び抗菌剤を混合し、次に、タルク、炭酸カルシウム等
の無機充填剤；染料；顔料等を添加混合し抄紙し、更
に、適当な水分を含む紙をドライヤーに供給し、乾燥し
て巻き取る際に、紙の供給速度を巻取り速度より速くし
たり、適当な水分を含む紙をロールに密着させ、ドクタ
ーではぎ取ってロールの軸に平行なしわを作成し、張力
を加えずに乾燥したりする方法が挙げられる。
知の任意の方法が採用されてよく、例えば、上記パルプ
及び抗菌剤を混合し、次に、タルク、炭酸カルシウム等
の無機充填剤；染料；顔料等を添加混合し抄紙し、更
に、適当な水分を含む紙をドライヤーに供給し、乾燥し
て巻き取る際に、紙の供給速度を巻取り速度より速くし
たり、適当な水分を含む紙をロールに密着させ、ドクタ
ーではぎ取ってロールの軸に平行なしわを作成し、張力
を加えずに乾燥したりする方法が挙げられる。
【００１９】上記パルプと抗菌剤を混合する際に、抗菌
剤をパルプ中に均一に分散させるためにセルロースを少
量添加するのが好ましい。上記セルロースとしては、従
来バインダーとして使用されている任意のセルロースが
使用でき、例えば、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドキシエチルセルロース等が挙げられ
る。
剤をパルプ中に均一に分散させるためにセルロースを少
量添加するのが好ましい。上記セルロースとしては、従
来バインダーとして使用されている任意のセルロースが
使用でき、例えば、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドキシエチルセルロース等が挙げられ
る。
【００２０】上記セルロースの添加量は、少なくなると
抗菌剤をパルプ中に均一に分散できず、多く添加しても
セルロースのパルプ中における分散度は向上しないの
で、パルプ１００重量部に対し０．１〜５重量部が好ま
しく、０．５〜３重量部がより好ましい。
抗菌剤をパルプ中に均一に分散できず、多く添加しても
セルロースのパルプ中における分散度は向上しないの
で、パルプ１００重量部に対し０．１〜５重量部が好ま
しく、０．５〜３重量部がより好ましい。
【００２１】請求項２に記載の抗菌性トレーは、トレー
の内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレ
ーであって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重
量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸
水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上で
あることを特徴とする。
の内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレ
ーであって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重
量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸
水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上で
あることを特徴とする。
【００２２】上記トレーは、従来公知の任意のトレーが
使用でき、例えば、紙トレー、発泡スチロールトレー等
が挙げられるが、トレーも抗菌性を有しているのが好ま
しく、例えば、特開昭６２ー２３８９００号公報、特開
平９ー３８００号公報、特開平９ー６７７９７号公報等
に記載の抗菌性紙から製造されたトレー及び内面に抗菌
剤層が積層された発泡スチロールトレーが好ましい。
使用でき、例えば、紙トレー、発泡スチロールトレー等
が挙げられるが、トレーも抗菌性を有しているのが好ま
しく、例えば、特開昭６２ー２３８９００号公報、特開
平９ー３８００号公報、特開平９ー６７７９７号公報等
に記載の抗菌性紙から製造されたトレー及び内面に抗菌
剤層が積層された発泡スチロールトレーが好ましい。
【００２３】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【００２４】（実施例１）パルプ１００重量部、抗菌剤
（カネボウ化成社製、バクテキラーＢＭ−１０２ＧＡ、
銀及び亜鉛担持ゼオライト）１．５重量部、カルボキシ
メチルセルロース１重量部及び適量の水をパルパーで混
合した後、丸網式抄紙法で抄紙し、得られた紙をドライ
ヤーロールに供給し、乾燥して巻き取って抗菌性クレー
プ紙を得た。この時、巻取りロールの速度をドライヤー
ロールの速度の７７％にした。
（カネボウ化成社製、バクテキラーＢＭ−１０２ＧＡ、
銀及び亜鉛担持ゼオライト）１．５重量部、カルボキシ
メチルセルロース１重量部及び適量の水をパルパーで混
合した後、丸網式抄紙法で抄紙し、得られた紙をドライ
ヤーロールに供給し、乾燥して巻き取って抗菌性クレー
プ紙を得た。この時、巻取りロールの速度をドライヤー
ロールの速度の７７％にした。
【００２５】得られた抗菌性クレープ紙の厚みは０．２
３ｍｍであり、抗菌性クレープ紙を引き延ばして測定し
た厚みは０．１４ｍｍであった（ＪＩＳ Ｐ ８１１８
に準拠）。坪量は４５ｇ／ｍ2 であり（ＪＩＳ Ｐ ８
１２４に準拠）、クレープ率は２３％であった。又、吸
水度は縦方向４００ｍｍ／１分、横方向４５０ｍｍ／１
分であった（ＪＩＳ Ｐ ８１４１に準拠）。
３ｍｍであり、抗菌性クレープ紙を引き延ばして測定し
た厚みは０．１４ｍｍであった（ＪＩＳ Ｐ ８１１８
に準拠）。坪量は４５ｇ／ｍ2 であり（ＪＩＳ Ｐ ８
１２４に準拠）、クレープ率は２３％であった。又、吸
水度は縦方向４００ｍｍ／１分、横方向４５０ｍｍ／１
分であった（ＪＩＳ Ｐ ８１４１に準拠）。
【００２６】又、得られた抗菌性クレープ紙の抗菌性能
試験は、下記菌株及び培地を使用し、フィルム密着法に
より行った。 使用菌株 大腸菌 Escherichia coli IFO 12734 使用培地 Mueller Hinton II
試験は、下記菌株及び培地を使用し、フィルム密着法に
より行った。 使用菌株 大腸菌 Escherichia coli IFO 12734 使用培地 Mueller Hinton II
【００２７】フィルム密着法は、リン酸緩衝液（１／１
５Ｍ、ｐＨ７．２）で調製した菌液を試験片の表面に滴
下し、フィルムで密着させ、２５℃で２４時間保存した
後試験片上の菌液について生菌数を測定することによっ
て行った。初期の生菌数は３．０×１０5 であるのに対
し、２４時間後の生菌数はコントロールの菌数が２．１
×１０5 であり、抗菌性クレープ紙の菌数は１０以下で
あった。
５Ｍ、ｐＨ７．２）で調製した菌液を試験片の表面に滴
下し、フィルムで密着させ、２５℃で２４時間保存した
後試験片上の菌液について生菌数を測定することによっ
て行った。初期の生菌数は３．０×１０5 であるのに対
し、２４時間後の生菌数はコントロールの菌数が２．１
×１０5 であり、抗菌性クレープ紙の菌数は１０以下で
あった。
【００２８】
【発明の効果】請求項１記載の抗菌性クレープ紙は、パ
ルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなる
とともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ
／１分以上であることを特徴とするので、抗菌性及び吸
水性に優れており、又、クレープされていることから通
気性にも優れており、肉、魚、果物、野菜等を載置して
も腐りにくく、肉汁等が滲み出ても肉汁等を十分に吸収
するとともに、抗菌性を有していることから細菌やかび
の発生を抑制することができ、従って、肉、魚、果物、
野菜等を置くための敷物として好適に使用できる。
ルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなる
とともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ
／１分以上であることを特徴とするので、抗菌性及び吸
水性に優れており、又、クレープされていることから通
気性にも優れており、肉、魚、果物、野菜等を載置して
も腐りにくく、肉汁等が滲み出ても肉汁等を十分に吸収
するとともに、抗菌性を有していることから細菌やかび
の発生を抑制することができ、従って、肉、魚、果物、
野菜等を置くための敷物として好適に使用できる。
【００２９】請求項２記載の抗菌性トレーは、トレーの
内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレー
であって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重量
部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸水
度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上であ
ることを特徴とするので、抗菌性、吸水性、通気性等に
優れており、デパート、スーパーマーケット等で肉、
魚、果物、野菜等を売る際のトレーとして好適に使用さ
れる。
内面に抗菌性クレープ紙が敷設されてなる抗菌性トレー
であって、上記抗菌性クレープ紙が、パルプ１００重量
部と抗菌剤０．１〜５重量部とからなるとともに、吸水
度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が３０ｍｍ／１分以上であ
ることを特徴とするので、抗菌性、吸水性、通気性等に
優れており、デパート、スーパーマーケット等で肉、
魚、果物、野菜等を売る際のトレーとして好適に使用さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｄ２１Ｈ 5/24 Ｚ
Claims (2)
- 【請求項１】 パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５
重量部とからなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１
４１）が３０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする抗
菌性クレープ紙。 - 【請求項２】 トレーの内面に抗菌性クレープ紙が敷設
されてなる抗菌性トレーであって、上記抗菌性クレープ
紙が、パルプ１００重量部と抗菌剤０．１〜５重量部と
からなるとともに、吸水度（ＪＩＳ Ｐ ８１４１）が
３０ｍｍ／１分以上であることを特徴とする抗菌性トレ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12299098A JPH11299865A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 抗菌性クレープ紙及び抗菌性トレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12299098A JPH11299865A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 抗菌性クレープ紙及び抗菌性トレー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299865A true JPH11299865A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14849566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12299098A Pending JPH11299865A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 抗菌性クレープ紙及び抗菌性トレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11299865A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011501977A (ja) * | 2007-06-11 | 2011-01-20 | ナノポリ カンパニー リミテッド | 抗菌及び抗カビ機能を有する含水性ティッシュペーパの製造方法 |
| JP2016168133A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 花王株式会社 | 薄葉紙 |
| JP3209798U (ja) * | 2017-01-26 | 2017-04-06 | 藤田製紙株式会社 | 家庭用衛生紙 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP12299098A patent/JPH11299865A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011501977A (ja) * | 2007-06-11 | 2011-01-20 | ナノポリ カンパニー リミテッド | 抗菌及び抗カビ機能を有する含水性ティッシュペーパの製造方法 |
| JP2016168133A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 花王株式会社 | 薄葉紙 |
| JP3209798U (ja) * | 2017-01-26 | 2017-04-06 | 藤田製紙株式会社 | 家庭用衛生紙 |
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