JPH11299782A - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

Info

Publication number
JPH11299782A
JPH11299782A JP11580198A JP11580198A JPH11299782A JP H11299782 A JPH11299782 A JP H11299782A JP 11580198 A JP11580198 A JP 11580198A JP 11580198 A JP11580198 A JP 11580198A JP H11299782 A JPH11299782 A JP H11299782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
sectional
image
section
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11580198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4179661B2 (ja
Inventor
Shunichi Saito
俊一 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11580198A priority Critical patent/JP4179661B2/ja
Publication of JPH11299782A publication Critical patent/JPH11299782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179661B2 publication Critical patent/JP4179661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの表示画面上に複数種類の断面画像を表
示する医用画像処理装置における操作性の向上を図る。 【解決手段】 マウス装置を移動操作して所望の断面画
像上にカーソル20を移動し操作ボタンを操作すると、
該操作ボタンが1回操作される毎に断面移動、平行移
動、回転操作、拡大/縮小操作等の操作モードを示す図
形(或いは文字)にカーソル20の形態を変化させて表
示する。そして、これにより選択された操作モードにお
いて、マウス装置の移動操作方向及び移動操作量に応じ
て所望の断面画像の断面移動表示、平行移動表示等を行
う。これにより、操作を行う断面画像上にカーソル20
を移動し、操作ボタンを操作して操作モードを選択し、
マウス装置を移動操作するだけで、所望の断面画像を操
作することができ、操作性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば超音波診断
装置、X線CT装置或いはMRI装置等の医用撮像装置
で撮影された撮影画像に基づいて、矢状断面画像、横断
面画像、冠状断面画像、斜断面画像等の断面画像を表示
する医用画像処理装置に関し、特に表示操作における操
作性の向上、及び各断面画像を一画面にマルチ表示した
際における該各断面画像の位置関係の認識性の向上等を
図った医用画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置、X線CT装置或
いはMRI装置等の医用撮像装置で撮影された複数の撮
影画像に基づいて、図7に示すように所望する部位の矢
状断面画像(Sagittal)、横断面画像(Axi
al)、冠状断面画像(Coronal)の3断面を表
示する医用画像処理装置が知られている。
【0003】具体的には、この医用画像処理装置は前記
3断面を表示する際、図8に示すように一つの表示画面
を直交する直線で4等分割し、この分割により形成され
た例えば左上の表示領域に冠状断面画像を表示し、右上
の表示領域に矢状断面画像を表示し、左下の表示領域に
横断面画像を表示すると共に、右下の表示領域に各断面
画像の表示操作を行うためのグラフィカル・ユーザ・イ
ンターフェース(GUI)を表示する。
【0004】このGUIには、例えば表示操作する画像
を選択するための画像選択ボタン62と、画像選択ボタ
ン62で選択された断面画像の操作の種類を選択するた
めの操作選択ボタン63と、操作選択ボタン63で選択
された操作の操作量を指定するためのタスクバー64が
表示されるようになっている。
【0005】画像選択ボタン62としては、冠状断面画
像を選択するための冠状断面選択ボタン51と、矢状断
面画像を選択するための矢状断面選択ボタン52と、横
断面画像を選択するための横断面選択ボタン53とが表
示されるようになっている。また、操作選択ボタン63
としては、画像選択ボタン62で選択された断面画像の
断面移動を選択するための断面移動選択ボタン54と、
画像選択ボタン62で選択された断面画像の平行移動を
選択するための平行移動選択ボタン55と、画像選択ボ
タン62で選択された断面画像の回転操作を選択するた
めの回転選択ボタン56と、画像選択ボタン62で選択
された断面画像の拡大/縮小操作を選択するための拡大
/縮小選択ボタン57とが表示されるようになってい
る。
【0006】この各選択ボタン62、63やタスクバー
64の操作は、この医用画像処理装置にポインティング
デバイス(入力装置)として接続された例えばマウス装
置により行われるようになっている。このマウス装置に
は、底面部にユーザの移動操作に応じて転がるボールが
設けられており、当該医用画像処理装置は、このボール
の転がり方向及び転がり量を検出して表示画面上のカー
ソル65を移動表示するようになっている。また、この
マウス装置には操作ボタンが設けられており、当該医用
画像処理装置は、各選択ボタン62、63上或いはタス
クバー64上にカーソル65が移動され操作ボタンが操
作されると、カーソル65が位置する各選択ボタン6
2、63或いはタスクバー64に対応する表示制御を行
うようになっている。
【0007】具体的には、例えば前記表示画面の左上の
表示領域に表示された冠状断面画像の表示操作を行う場
合、オペレータは、マウス装置を操作して表示画面上の
カーソル65を前記GUI上の冠状断面選択ボタン51
上に移動操作し、該マウス装置の操作ボタンをクリック
する。医用画像処理装置は、マウス装置の操作ボタンが
クリックされると、この場合、カーソル65が冠状断面
選択ボタン51上に位置しているため、冠状断面画像の
表示制御を行うモードに移行する。
【0008】次にオペレータは、断面移動選択ボタン5
4〜拡大/縮小選択ボタン57上にカーソル65を移動
操作して操作ボタンをクリックすることで、断面移動、
平行移動、回転操作、拡大/縮小操作のうち所望する操
作を選択する。例えば、冠状断面画像の平行移動を行う
場合は、断面移動選択ボタン54上にカーソル65を移
動操作して操作ボタンをクリックする。これにより、医
用画像処理装置は、冠状断面画像の断面移動を行うモー
ドに移行する。同様に、冠状断面画像の回転操作を行う
場合は、回転操作選択ボタン56上にカーソル65を移
動操作して操作ボタンをクリックする。これにより、医
用画像処理装置は、冠状断面画像の回転表示を行うモー
ドに移行する。
【0009】次に、オペレータは、このようにして所望
する操作を選択した後、各選択ボタン54〜57に対応
するスライドバー58〜61のスライドキー58a〜6
1a上にカーソル65を移動操作し、操作ボタンをクリ
ックした状態でマウス装置を左右方向に移動操作するい
わゆるドラッグ操作を行うことで、前記選択した操作の
操作量を指定する。
【0010】例えば、冠状断面画像の断面移動を選択し
た場合は、断面移動選択ボタン54に対応するスライド
バーであるスライドバー58のスライドキー58a上に
カーソル65を移動操作して前記ドラッグ操作を行う。
この場合、医用画像処理装置は、右方向へのドラッグ操
作が行われると、この操作量に応じて表示画面上のスラ
イドキー58aが徐々に右方向に移動するように表示制
御すると共に、例えば図8の紙面上奥行き方向に位置す
る各冠状断面画像を順次表示するように表示制御を行
う。また、医用画像処理装置は、左方向へのドラッグ操
作が行われると、この操作量に応じて表示画面上のスラ
イドキー58aが徐々に左方向に移動するように表示制
御すると共に、例えば図8の紙面上反奥行き方向に位置
する各冠状断面画像を順次表示するように表示制御を行
う。
【0011】また、例えば、冠状断面画像の回転操作を
選択した場合は、回転操作選択ボタン56に対応するス
ライドバーであるスライドバー60のスライドキー60
a上にカーソル65を移動操作して前記ドラッグ操作を
行う。この場合、医用画像処理装置は、右方向へのドラ
ッグ操作が行われると、この操作量に応じて表示画面上
のスライドキー60aが徐々に右方向に移動するように
表示制御すると共に、例えば現在表示されている冠状断
面画像が時計回り方向に回転するように表示制御を行
う。また、医用画像処理装置は、左方向へのドラッグ操
作が行われると、この操作量に応じて表示画面上のスラ
イドキー60aが徐々に左方向に移動するように表示制
御すると共に、例えば現在表示されている冠状断面画像
が反時計回り方向に回転するように表示制御を行う。
【0012】これにより、選択した所望の断面画像を断
面移動、平行移動、回転操作、拡大/縮小操作すること
ができ、簡単にその表示形態を変更操作することができ
る。
【0013】ここで、この医用画像処理装置は、各断面
画像上に各断面画像の断面画像名を表示すると共に、各
断面画像のそれぞれ対応する位置に断面位置線70を表
示するようになっている。医用画像処理装置は、オペレ
ータにより前述の断面移動操作、平行移動操作、回転操
作、拡大/縮小操作が行われると、その操作に応じて各
断面画像に表示している断面位置線70を移動して表示
制御する。これにより、各断面画像の操作を行った場合
でも、該各断面画像の互いの位置関係を明確化すること
ができ、医師による診断等の補助とすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の医用画
像処理装置は、各断面画像の所望の操作を可能とするた
めに、表示画面上にグラフィカル・ユーザ・インターフ
ェース(GUI)を表示するようになっていたため、多
数の選択ボタンやスライドバーがGUI上に密集するか
たちで表示されることとなり、正確に所望のボタンやス
ライドバーを操作するのが困難となる問題があった。こ
の問題は、例えばトラックボールやスライドパット等の
細かい操作に不向きな入力装置を用いて操作を行う場合
には、より顕著となる。
【0015】また、従来の医用画像処理装置は、各断面
画像に重ねて断面位置線70を表示するのはよいが、断
面画像の操作であるか否かに関わらず、常に断面位置線
70を表示しているため、断面画像が小さい場合にはそ
の断面画像が見難くなる問題があった。さらに、各断面
画像上に表示される断面画像名及び断面位置線70が全
て同色であるため、各断面画像の位置関係や関連付けが
困難となる問題があった。
【0016】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、操作性の向上を図ることができ、断面位置線が
障害となることなく各断面画像を見易くすることができ
るうえ、各断面画像の位置関係や関連付けを容易に認識
することができるような医用画像処理装置の提供を目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る医用画像処
理装置は、一つの表示画面上に複数種類の断面画像を表
示する医用画像処理装置を前提とし、上述の課題を解決
するための手段として、入力手段が所定操作される毎
に、カーソルの表示形態を複数の操作モードに対応して
順次変更して表示する表示形態変更手段を有している。
【0018】このような医用画像処理装置は、例えば操
作モードとして断面画像の断面移動、平行移動、回転操
作、拡大/縮小操作を行う各操作モードが設けられてい
るとすると、表示形態変更手段が、例えば入力手段の操
作ボタンが1回オン操作される毎に、断面移動を示す図
形や文字等の表示形態、平行移動を示す図形や文字等の
表示形態、回転操作を示す図形や文字等の表示形態、拡
大/縮小操作を示す図形や文字等の表示形態の順に、カ
ーソルの表示形態を順次変更して表示する。これによ
り、例えば入力手段のボタンをオン操作する操作のみで
所望の操作モードを選択することができるため、当該医
用画像処理装置の操作性の向上を図ることができる。ま
た、カーソルの表示形態が順次変わるため、現在選択し
ている操作モードをユーザに対して認識し易くすること
ができる。
【0019】次に、本発明に係る医用画像処理装置は、
前記入力手段が所定操作された際に操作モードを確定
し、この確定した操作モードでカーソルが位置する断面
画像を入力手段の操作に応じて表示制御する表示制御手
段を有する。
【0020】具体的には、表示制御手段は、例えば入力
手段の操作ボタンがオン操作されると、そのときのカー
ソルの表示形態に対応する操作モードを、ユーザにより
選択された操作モードと認識する。そして、この認識後
に入力手段が操作されると、カーソルが位置する断面画
像を該入力手段の操作に応じて、例えば断面移動、平行
移動等の表示制御を行う。これにより、例えば入力手段
のボタンをオン操作して所望の操作モードを選択して入
力手段を操作するだけで所望の断面画像を断面移動、平
行移動等することができ、当該医用画像処理装置の操作
性の向上を図ることができる。このため、例えばトラッ
クボールやスライドパット等の細かい操作に不向きな入
力手段を用いて操作を行う場合にでも容易に操作可能と
することができる。
【0021】次に、本発明に係る医用画像処理装置は、
一つの表示画面上に複数種類の断面画像を表示する医用
画像処理装置を前提とし、上述の課題を解決するための
手段として、各断面画像のうち、操作中以外の断面画像
上には、該操作に応じて各断面画像の位置関係を示す断
面位置線を表示すると共に、所定の操作中における断面
画像上には、前記断面位置線の代わりに該断面位置線を
想定し得る断面位置図形を表示する断面位置表示手段を
有する。
【0022】このような医用画像処理装置は、断面位置
表示手段が、前記断面移動や平行移動等の操作中の断面
画像以外の断面画像上に断面位置線を表示し、操作中の
断面画像上には、断面位置線の代わりに該断面位置線を
想定し得る断面位置図形を表示する。これにより、操作
中の断面画像上には、断面位置線が表示されないことと
なるため、表示されている断面画像が小さい場合でもそ
の断面画像を見易くすることができる。また、操作中の
断面画像上には、断面位置線の代わりに断面位置線を想
定し得る断面位置図形が表示されることとなるため、各
断面画像の位置関係等も明確に把握可能とすることがで
きる。
【0023】次に、本発明に係る医用画像処理装置は、
上述の課題を解決するために前記断面位置表示手段とし
て、各断面画像に対応する断面位置線及び断面位置図形
を、該各断面位置線及び断面位置図形毎にそれぞれ異な
る色又は線種で表示するものを有する。
【0024】具体的には、断面位置表示手段は、例えば
矢状断面画像用の断面位置線及び断面位置図形を赤色で
表示し、横断面画像用の断面位置線及び断面位置図形を
緑色で表示し、冠状断面画像用の断面位置線及び断面位
置図形を青色で表示する等のように各断面位置線及び断
面位置図形毎にそれぞれ異なる色で表示する。或いは、
例えば矢状断面画像用の断面位置線及び断面位置図形を
実線で表示し、横断面画像用の断面位置線及び断面位置
図形を点線で表示し、冠状断面画像用の断面位置線及び
断面位置図形を一点鎖線で表示する等のように各断面位
置線及び断面位置図形毎にそれぞれ異なる線種で表示す
る。これにより、各断面画像の位置関係を認識し易くす
ることができ、各断面画像の関連付けを容易化すること
ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医用画像処理
装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら
詳細に説明する。本発明に係る医用画像処理装置は、例
えば矢状断面画像(Sagittal)、横断面画像
(Axial)、冠状断面画像(Coronal)の3
つの各断面画像を一つの表示画面に表示する医用画像処
理装置に適用することができる。
【0026】〔実施の形態の構成〕この本発明の実施の
形態となる医用画像処理装置は、図1に示すように入力
装置として設けられたマウス装置1と、マウス装置1の
移動操作に応じて表示するカーソル位置を計算する座標
計算部2と、マウス装置1に設けられている左ボタン1
aがクリック操作される毎に表示形態を変えたカーソル
の画像情報(カーソル画像)を形成して出力するカーソ
ル作成部3とを有している。
【0027】また、この実施の形態の医用画像処理装置
は、マウス装置1の操作に応じて各断面画像の位置関係
を示す断面位置線及び断面位置図形を表示するための画
像情報(線図形画像)を形成して出力する位置線/位置
図形形成部4と、例えば超音波診断装置、X線CT装置
或いはMRI装置等の医用撮像装置で撮影された撮影画
像に対応する画像データが格納されているデータ格納部
5と、座標計算部2からの演算出力に基づいて、すなわ
ち、マウス装置1の操作に応じた断面画像をデータ格納
部5に格納されている画像データに基づいて形成する3
次元画像作成部6と、前記カーソル作成部3及び位置線
/位置図形形成部4からのカーソル画像及び線図形画像
を、3次元画像作成部6からの断面画像に合成して表示
部8に表示する合成部7とを有している。
【0028】前記入力装置として設けられているマウス
装置1は、図2(a)に示すように掌大の大きさを有し
ており、例えば右手の掌に納めた状態における人差し指
の位置に左ボタン1aが設けられており、この状態にお
ける中指の位置に右ボタン1bが設けられている。ま
た、図示はされていないのであるが、マウス装置1の底
面部には、マウス装置1の移動操作により机の表面等と
の摩擦で転がるボールが設けられており、マウス装置1
は、このボールの転がり量及び転がり方向(2次元操作
量)を示す各情報を前記座標計算部2に供給するように
なっている。
【0029】なお、以下、入力装置としてマウス装置1
が設けられていることとして説明を進めるが、これは、
トラックボール、スライドパット、ジョイスティック等
の他の入力装置を設けるようにしてもよい。例えば、ト
ラックボールには、図2(b)に示すように前記マウス
装置のボールに相当する操作ボール11と、前記マウス
装置の右ボタン1a及び左ボタン1bに相当する右ボタ
ン12a及び左ボタン12bがそれぞれ設けられてお
り、ユーザにより操作ボール11が指等で回転操作され
ると、この2次元操作量を示す情報を前記座標計算部2
に供給する。従って、前記マウス装置1と同様の操作を
可能とするものである。
【0030】〔実施の形態の動作〕次に、このような構
成を有する当該実施の形態の医用画像処理装置の動作説
明をする。この実施の形態の医用画像処理装置は、以下
に説明する「カーソル表示形態変更動作」、「断面画像
の表示動作」及び「断面位置線/断面位置図形の表示動
作」の各動作を特徴的な動作としている。
【0031】「カーソル表示形態変更動作」まず、この
実施の形態の医用画像処理装置は、図3に示すようにデ
ータ格納部5に格納されている画像データに基づいて3
次元画像作成部6により作成された矢状断面画像、横断
面画像、冠状断面画像、及び各断面画像名と、カーソル
作成部3により作成されたカーソル20と、位置線/位
置図形形成部4により作成された各断面画像の位置関係
を示す断面位置線及び断面位置図形とを表示部8に表示
するのであるが、マウス装置1の簡単な操作で各断面画
像の操作モードを選択可能となっている。
【0032】すなわち、ユーザは、操作モードの選択を
行う場合、操作しようとする断面画像上にカーソル20
が位置するように前記マウス装置1を操作し、該マウス
装置1の左ボタン1aを1回クリックする。図1に示す
カーソル作成部3は、カーソル20の初期形態(デフォ
ルト)として例えば矢印の表示形態のカーソル画像を形
成しているのであるが、マウス装置1の左ボタン1aの
最初のクリック操作(1回目のクリック操作)を検出す
ると、図4(a)に示すように断面移動の操作モードを
示す図形のカーソル画像を形成し、これを合成部7を介
して表示部8に供給する。また、3次元画像作成部6
は、前記左ボタン1aの最初のクリック操作を検出する
と、前記変更された表示形態のカーソル20に対応して
断面移動の操作モードとなる。これにより、カーソル2
0が位置する断面画像の断面移動の操作が可能となる。
【0033】次に、ユーザは、この断面移動の操作モー
ド以外の操作モードを選択する場合、マウス装置1の右
ボタン1bをクリック操作する。カーソル作成部3は、
マウス装置1の右ボタン1bが1回クリック操作される
毎に、図4(a)に示すように平行移動の操作モードを
示す図形、回転操作の操作モードを示す図形、拡大/縮
小操作の操作モードを示す図形、前記初期形態(矢印)
の図形、断面移動の操作モードを示す図形の順に各カー
ソル画像を形成し、これを合成部7を介して表示部8に
供給する。また、3次元画像作成部6は、前記右ボタン
1bがクリック操作される毎に、前述のように順次変更
される表示形態のカーソル20に対応して、平行移動の
操作モード、回転操作の操作モード、拡大/縮小操作の
操作モード、断面移動の操作モードとなる。これによ
り、カーソル20が位置する断面画像の平行移動の操
作、回転操作の操作、拡大/縮小の操作、断面移動の操
作が順次可能となる。
【0034】ユーザは、カーソル20が位置する断面画
像上において、該カーソル20の表示形態が所望の操作
モードを示す図形に順次変更表示されることで現在選択
されている操作モードを認識することができる。また、
各操作モードは、操作しようとする断面画像上にカーソ
ル20を移動し、マウス装置1の各ボタン1a、1bを
操作するだけで簡単に選択することができる。
【0035】なお、ユーザは、このような操作モードの
選択を終了する場合は、マウス装置1の左ボタン1aを
再度クリック操作する。カーソル作成部3は、マウス装
置1の左ボタン1aの2回目のクリック操作を検出する
と、前記初期形態のカーソル画像を形成し、これを合成
部7を介して表示部8に供給する。これにより、表示部
8には、前記矢印の表示形態のカーソル20が表示され
ることとなり、ユーザは、操作モードの選択の終了を認
識することとなる。
【0036】この例においては、マウス装置1の右ボタ
ン1bがクリック操作される毎に、カーソル20の表示
形態を各操作モードを示す図形の表示形態に順次変更す
ることとしたが、これは、図4(b)に示すように右ボ
タン1bがクリック操作される毎に、各操作モードの文
字を順次表示するようにしてもよい。このようにして
も、ユーザは、現在の操作モードを容易に認識すること
ができ、上述と同様の効果を得ることができる。
【0037】「断面画像の表示動作」次に、このように
して操作モードを選択すると、以下に説明するようにマ
ウス装置1を移動操作することで、前記選択した(カー
ソル20が位置している表示領域に表示されている)断
面画像の操作が可能となる。すなわち、図1に示す座標
計算部2は、マウス装置1の操作方向及び操作量(2次
元操作量)を検出し、この操作情報を3次元画像作成部
6に供給する。3次元画像作成部6は、この操作情報に
応じてデータ格納部5から画像データを読み出し、マウ
ス装置1の操作方向及び操作量に応じた断面画像を形成
し、これを合成部7を介して表示部8に供給する。これ
により、ユーザにより、選択された断面画像がマウス装
置1の移動操作に応じて断面移動表示、平行移動表示等
されることとなる。
【0038】(冠状断面画像の断面移動)具体的には、
ユーザにより、図3中左上の表示領域に表示されている
冠状断面画像の断面移動操作が選択された場合、図5
(a)に示すようにマウス装置1の上下の各移動操作に
対応する冠状断面画像が形成されるようになっている。
例えば3次元画像作成部6は、マウス装置1が上方向に
移動操作されると、前記座標計算部2で検出される2次
元操作量に応じて図3の紙面の奥行き側に位置する冠状
断面画像を形成し、これを合成部7を介して表示部8に
供給する。また、3次元画像作成部6は、マウス装置1
が下方向に移動操作されると、前記座標計算部2で検出
される2次元操作量に応じて図3の紙面の手前側に位置
する冠状断面画像を形成し、これを合成部7を介して表
示部8に供給する。これにより、マウス装置1を上方向
或いは下方向に移動操作するだけで、図3の紙面の奥行
き側或いは手前側に位置する冠状断面画像を表示するこ
とができる。
【0039】(冠状断面画像の平行移動)次に、前記冠
状断面画像の平行移動操作が選択された場合、図5
(b)に示すようにマウス装置1の上下左右の各移動操
作に対応する冠状断面画像が形成されるようになってい
る。例えばマウス装置1が上方向に移動操作されると、
合成部7は、現在表示している冠状断面画像の表示位置
を、前記座標計算部2で検出される2次元操作量に応じ
て図3の紙面上方向に移動させて表示する。また、マウ
ス装置1が下方向に移動操作されると、合成部7は、現
在表示している冠状断面画像の表示位置を、前記座標計
算部2で検出される2次元操作量に応じて図3の紙面下
方向に移動させて表示する。また、マウス装置1が左方
向に移動操作されると、合成部7は、現在表示している
冠状断面画像の表示位置を、前記座標計算部2で検出さ
れる2次元操作量に応じて図3の紙面左方向に移動させ
て表示する。また、マウス装置1が右方向に移動操作さ
れると、合成部7は、現在表示している冠状断面画像の
表示位置を、前記座標計算部2で検出される2次元操作
量に応じて図3の紙面右方向に移動させて表示する。こ
れにより、マウス装置1を上下左右に移動操作するだけ
で、冠状断面画像の表示位置を上下左右に移動させるこ
とができる。
【0040】(冠状断面画像の回転移動)次に、前記冠
状断面画像の回転操作が選択された場合、図5(c)に
示すようにマウス装置1の左右の各移動操作に対応して
冠状断面画像の表示位置が回転するようになっている。
例えばマウス装置1が右方向に移動操作されると、合成
部7は、現在表示している冠状断面画像の表示位置を、
前記座標計算部2で検出される2次元操作量に応じて時
計回り方向に回転させて表示する。また、マウス装置1
が左方向に移動操作されると、合成部7は、現在表示し
ている冠状断面画像の表示位置を、前記座標計算部2で
検出される2次元操作量に応じて反時計回り方向に回転
させて表示する。これにより、マウス装置1を左右に移
動操作するだけで、冠状断面画像の表示位置を時計回り
方向或いは反時計回り方向に回転させることができる。
【0041】(冠状断面画像の拡大/縮小表示)次に、
前記冠状断面画像の拡大/縮小操作が選択された場合、
図5(d)に示すようにマウス装置1の左斜め上或いは
右斜め下の各移動操作に対応して冠状断面画像が拡大或
いは縮小して表示されるようになっている。例えばマウ
ス装置1が左斜め上方向に移動操作されると、3次元画
像作成部6は、前記座標計算部2で検出される2次元操
作量に応じて拡大した冠状断面画像を形成し、これを合
成部7を介して表示部8に供給する。また、マウス装置
1が右斜め下方向に移動操作されると、3次元画像作成
部6は、前記座標計算部2で検出される2次元操作量に
応じて縮小した冠状断面画像を形成し、これを合成部7
を介して表示部8に供給する。これにより、マウス装置
1を左斜め上或いは右斜め下に移動操作するだけで、冠
状断面画像を拡大表示或いは縮小表示させることができ
る。
【0042】なお、以上、冠状断面画像を例として説明
したが、操作を行う断面画像として図3中右上の表示領
域に表示される矢状断面画像、或いは図3中左下の表示
領域に表示される横断面画像が選択された場合でも、上
述と同様にマウス装置1を移動操作することで、各断面
画像が断面移動、平行移動、回転移動、拡大/縮小表示
されるようになっている。
【0043】このように当該医用画像処理装置は、所望
の断面画像及び操作モードの選択後におけるマウス装置
1の移動操作に対応して、該選択された断面画像を断面
移動、平行移動、回転移動、拡大/縮小表示する。この
ため、ユーザは、操作を行う断面画像上にカーソル20
を移動操作し、マウス装置1の左ボタン1a及び右ボタ
ン1bをクリック操作して所望の操作モードを選択する
と共に、この操作モードの選択後に、マウス装置1を所
定の方向に移動操作するだけで、選択した断面画像を断
面移動、平行移動、回転移動、拡大/縮小表示すること
ができる。
【0044】従って、従来の医用画像処理装置のように
表示画面のグラフィカル・ユーザ・インターフェース
(GUI)上に表示されたボタンの操作やスライドバー
のドラッグ操作等の操作を不要とすることができ、当該
医用画像処理装置の操作性の向上を図ることができる。
また、細かいカーソル移動も不要とすることができるた
め、入力装置として、例えばトラックボールやスライド
パット等の細かな操作に不向きなものを用いた場合で
も、容易に操作可能とすることができる。
【0045】「断面位置線/断面位置図形の表示動作」
ここで、当該医用画像処理装置は、例えば図6(a)〜
(c)に示すように冠状断面画像に対応する断面画像名
21a、断面位置線22a及び断面位置図形23aを赤
色で表示し、矢状断面画像に対応する断面画像名21
b、断面位置線22b及び断面位置図形23bを緑色で
表示し、横断面画像に対応する断面画像名21c、断面
位置線22c及び断面位置図形23cを青色で表示する
等のように、各断面画像の断面画像名21a〜21c、
断面位置線22a〜22c及び断面位置図形23a〜2
3cををそれぞれ専用の色で表示するようになってい
る。
【0046】なお、図6(a)〜(c)中には、冠状断
面画像に対応して赤色で表示される断面位置線22aは
実線で示し、断面位置図形23aは相対向する斜線の矢
印で示す。また、矢状断面画像に対応して緑色で表示さ
れる断面位置線22bは点線で示し、断面位置図形23
bは相対向する黒塗りの矢印で示す。さらに、横断面画
像に対応して青色で表示される断面位置線22cは一点
鎖線で示し、断面位置図形23cは相対向する白抜きの
矢印で示すこととする。
【0047】(操作時における断面位置図形の表示動
作)まず、当該医用画像処理装置は、上述の断面移動や
平行移動等の断面画像の操作時においては、操作してい
る断面画像以外の断面画像上に、操作している断面画像
の断面位置を示す断面位置線をそれぞれ専用の色で表示
し、操作している断面画像上には、操作している断面画
像以外の断面画像の断面位置を仮想的に想定し得る断面
位置図形をそれぞれ専用の色で表示するようになってい
る。
【0048】具体的には、例えば図6(a)に示すよう
に左上の表示領域に表示されている冠状断面画像の断面
移動操作時には、上述のようにマウス装置1の上下の移
動操作に応じて、前記紙面奥行き側に位置する冠状断面
画像、或いは前記紙面手前側に位置する冠状断面画像が
表示されるわけであるが、この際、図1に示す位置線/
位置図形形成部4は、座標計算部2で検出されるマウス
装置1の2次元操作量に基づいて、矢状断面画像上及び
横断面画像上に表示する、冠状断面画像の赤色の断面位
置線22aをそれぞれ形成し、これらを合成部7を介し
て表示部8に供給する。これにより、図6(a)中、実
線で示すように矢状断面画像上及び横断面画像上に、冠
状断面画像の赤色の断面位置線22aがそれぞれ表示さ
れる。この各断面位置線は、冠状断面画像の断面移動操
作に対応して移動表示される。
【0049】また、位置線/位置図形形成部4は、この
各断面位置線22aと共に、現在表示している矢状断面
画像及び横断面画像の各断面位置に対応する緑色の断面
位置図形23b及び青色の断面位置図形23cをそれぞ
れ形成し、これらを合成部7を介して表示部8に供給す
る。これにより、図6(a)中、黒塗りの一対の矢印及
び白抜きの一対の矢印で示すように、矢状断面画像の断
面位置に対応する断面位置図形23b、及び横断面画像
に対応する断面位置図形23cがそれぞれ冠状断面画像
上に表示される。
【0050】同様に、図6(b)に示すように右上の表
示領域に表示されている矢状断面画像の断面移動操作時
には、位置線/位置図形形成部4が、座標計算部2で検
出されるマウス装置1の2次元操作量に基づいて、冠状
断面画像上及び横断面画像上に表示する、矢状断面画像
の緑色の断面位置線22bをそれぞれ形成し、これらを
合成部7を介して表示部8に供給する。これにより、図
6(b)中、点線で示すように冠状断面画像上及び横断
面画像上に、矢状断面画像の緑色の断面位置線22bが
それぞれ表示される。
【0051】また、位置線/位置図形形成部4は、この
各断面位置線22bと共に、現在表示している冠状断面
画像及び横断面画像の各断面位置に対応する赤色の断面
位置図形23a及び青色の断面位置図形23cをそれぞ
れ形成し、これらを合成部7を介して表示部8に供給す
る。これにより、図6(b)中、斜線の一対の矢印及び
白抜きの一対の矢印で示すように、冠状断面画像の断面
位置に対応する断面位置図形23a、及び横断面画像に
対応する断面位置図形23cが、それぞれ冠状断面画像
上に表示される。
【0052】同様に、図6(c)に示すように左下の表
示領域に表示されている横断面画像の断面移動操作時に
は、位置線/位置図形形成部4が、座標計算部2で検出
されるマウス装置1の2次元操作量に基づいて、冠状断
面画像上及び矢状断面画像上に表示する、横断面画像の
青色の断面位置線22cをそれぞれ形成し、これらを合
成部7を介して表示部8に供給する。これにより、図6
(c)中、一点鎖線で示すように冠状断面画像上及び矢
状断面画像上に、横断面画像の青色の断面位置線22c
がそれぞれ表示される。
【0053】また、位置線/位置図形形成部4は、この
各断面位置線22cと共に、現在表示している冠状断面
画像及び矢状断面画像の各断面位置に対応する赤色の断
面位置図形23a及び緑色の断面位置図形23bをそれ
ぞれ形成し、これらを合成部7を介して表示部8に供給
する。これにより、図6(c)中、斜線の一対の矢印及
び黒塗りの一対の矢印で示すように、冠状断面画像の断
面位置に対応する断面位置図形23a、及び矢状断面画
像に対応する断面位置図形23bが、それぞれ冠状断面
画像上に表示される。
【0054】なお、以上、断面移動操作を例として断面
位置線及び断面位置画像の表示動作を説明したが、これ
は、平行移動操作、回転移動操作及び拡大縮小動作の場
合でも断面位置線及び断面位置画像の同様の表示動作が
行われる。
【0055】このように、各断面画像専用の配色とされ
た断面画像名21a〜21c、断面位置線22a〜22
c及び断面位置画像23a〜23cを形成して表示する
ことにより、各断面画像の位置関係や関連付けを容易に
認識可能とすることができる。また、操作中の断面画像
に対応する断面位置線を該操作中以外の断面画像上に表
示し、操作中の断面画像上には、他の断面画像の断面位
置を仮想的に想定し得る断面位置図形を表示することに
より、操作する断面画像が小さい場合でもその断面画像
を明確に視認することができ、正確な操作を可能とする
ことができる。
【0056】(非操作時における断面位置図形の表示動
作)次に、当該医用画像処理装置は、上述の断面移動や
平行移動等の断面画像の操作を行わない非操作時には、
各断面位置線22a〜22cは表示せず、断面位置図形
のみを表示する。
【0057】具体的には、前記位置線/位置図形形成部
4は、この非操作時となる図3に示すように冠状断面画
像上には、矢状断面画像及び横断面画像に対応する緑色
の断面位置図形23b(黒塗りの矢印)及び青色の断面
位置図形23c(白抜きの矢印)を表示し、矢状断面画
像上には、冠状断面画像及び横断面画像に対応する赤色
の断面位置図形23a(斜線の矢印)及び青色の断面位
置図形23cを表示し、横断面画像上には、冠状断面画
像及び矢状断面画像に対応する赤色の断面位置図形23
a及び緑色の断面位置図形23bを表示する。
【0058】非操作時において、各断面画像上に断面位
置線を表示すると、断面画像上に各断面位置線が重なり
合って表示されることとなるため、断面画像自体が見難
くなる。また、この反対に断面位置線を表示しないよう
にすると各断面画像の位置関係等が認識し難くなる。
【0059】しかし、当該医用画像処理装置のように、
非操作時には、断面位置線は表示せず、代わりに断面位
置線を想定可能な断面位置図形を表示することにより、
断面画像自体を明確に表示することができるうえ、ま
た、各断面画像の位置関係等も正確に認識可能とするこ
とができる。
【0060】なお、この説明では、各断面画像名21a
〜21c、各断面位置線22a〜22c及び各断面位置
図形23a〜23bを、それぞれ赤色、緑色、青色を専
用色として表示することとしたが、これは一例であり、
設計等に応じて所望の色を用いればよい。また、色を異
ならせるのではなく、図6(a)〜(c)に描いたよう
に例えば実線、点線、一点鎖線等のように、各断面画像
名、各断面位置線及び各断面位置図形の線種を異ならせ
るようにしても上述と同様の効果を得ることができる。
【0061】また、上述の実施の形態の説明では、本発
明に係る医用画像処理装置を冠状断面画像、矢状断面画
像及び横断面画像の3断面画像の表示を行う医用画像処
理装置に適用することとしたが、本発明は、前記3断面
画像と共に図7に示す斜断面(オブリーク)の断面画像
を表示する4断面画像の表示を行う医用画像処理装置に
適用してもよい。この場合、斜断面画像は、例えば図
3、図6(a)〜(c)中、右下の表示領域(各図中空
白となっている表示領域)に表示されることとなる。
【0062】最後に、上述の実施の形態は本発明のほん
の一例である。このため、本発明はこの実施の形態に限
定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱し
ない範囲であれば設計等に応じて種々の変更が可能であ
ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る医用画像処理装置は、表示
画面のグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GU
I)上に表示されたボタンの操作やスライドバーのドラ
ッグ操作等の操作を不要のものとすることができ、ま
た、細かいカーソル移動も不要とすることができるた
め、操作性の向上を図ることができる。このため、入力
手段として、例えばトラックボールやスライドパット等
の細かな操作に不向きなものを用いた場合でも、容易に
操作可能とすることができる。
【0064】また、操作中の断面画像上の断面位置線は
該操作に応じて移動表示するが、この操作中の断面画像
以外の断面画像上の断面位置線は表示せず、代わりにそ
の断面位置線を仮想的に想定し得る断面位置図形を表示
するようにしているため、断面画像が小さい場合でもそ
の断面画像を見易くすることができる。また、各断面画
像の断面画像名、断面位置線及び断面位置図形は、各断
面画像毎に配色や線種を異ならせて表示するようにして
いるため、各断面画像の位置関係や関連付けを容易に認
識可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の医用画像処理装置のブロ
ック図である。
【図2】前記実施の形態の医用画像処理装置に入力装置
として設けられるマウス装置及びトラックボールの外観
を示す図である。
【図3】矢状断面画像、横断面画像、冠状断面画像の3
断面画像を表示する前記実施の形態の医用画像処理装置
の表示形態を示す図である。
【図4】前記マウス装置の左ボタンを1回クリックする
毎に形態が変化するカーソルの模式図である。
【図5】断面画像の各操作に対応する前記マウス装置の
操作方向を示す図である。
【図6】各断面画像の断面画像名、断面位置線及び断面
位置図形が異なる配色或いは線種で表示される様子を示
す図である。
【図7】矢状断面画像、横断面画像、冠状断面画像、斜
断面画像を説明するための図である。
【図8】従来の医用画像処理装置の矢状断面画像、横断
面画像、冠状断面画像の3断面画像の表示形態を示す図
である。
【符号の説明】
1…マウス装置、2…座標計算部、3…カーソル作成
部、4…位置線/位置図形形成部、5…データ格納部、
6…3次元画像作成部、7…合成部、8…表示部、20
…カーソル、21a〜21c…断面画像名、22a〜2
2c…断面位置線、23a〜23c…断面位置図形

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの表示画面上に複数種類の断面画像
    を表示する医用画像処理装置において、 入力手段が所定操作される毎に、カーソルの表示形態を
    複数の操作モードに対応して順次変更して表示する表示
    形態変更手段を有することを特徴とする医用画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段が所定操作された際に操作
    モードを確定し、この確定した操作モードでカーソルが
    位置する断面画像を入力手段の操作に応じて表示制御す
    る表示制御手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の医用画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記表示形態変更手段は、前記カーソル
    の表示形態を、複数の操作モードに対応する各図形、或
    いは各操作モードを示す文字に順次変更して表示するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の医用画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 一つの表示画面上に複数種類の断面画像
    を表示する医用画像処理装置において、 各断面画像のうち、所定の操作中以外の断面画像上に、
    該操作に応じて各断面画像の位置関係を示す断面位置線
    を表示すると共に、所定の操作中における断面画像上に
    は、前記断面位置線の代わりに、該断面位置線を想定し
    得る断面位置図形を表示する断面位置表示手段を有する
    ことを特徴とする医用画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記断面位置表示手段は、各断面画像に
    対応する断面位置線及び断面位置図形を、該各断面位置
    線及び断面位置図形毎にそれぞれ異なる色又は線種で表
    示することを特徴とする請求項4記載の医用画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記断面位置表示手段は、各断面画像の
    断面画像名もそれぞれ異なる色で表示することを特徴と
    する請求項5記載の医用画像処理装置。
JP11580198A 1998-04-24 1998-04-24 医用画像処理装置 Expired - Fee Related JP4179661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11580198A JP4179661B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 医用画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11580198A JP4179661B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 医用画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11299782A true JPH11299782A (ja) 1999-11-02
JP4179661B2 JP4179661B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=14671428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11580198A Expired - Fee Related JP4179661B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 医用画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4179661B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137231A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Hitachi Medical Corp 画像処理装置
JP2001353153A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toshiba Medical System Co Ltd 超音波画像診断装置
WO2002095564A1 (fr) * 2001-05-24 2002-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil electronique portable
JP2003290172A (ja) * 2002-04-03 2003-10-14 Toshiba Medical System Co Ltd Mri装置
JP2004113592A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
JP2005253706A (ja) * 2004-02-10 2005-09-22 Hitachi Medical Corp 手術ナビゲーション装置を備えた磁気共鳴イメージング装置
JP2005296156A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
JP2006000185A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断システムおよび超音波診断システム操作装置
JP2006223712A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Hitachi Medical Corp 超音波診断装置
JP2006523510A (ja) * 2003-04-16 2006-10-19 イースタン バージニア メディカル スクール オペレータ非依存性超音波画像を生成するシステムおよび方法
JP2007301398A (ja) * 2007-07-26 2007-11-22 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
WO2008050823A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Hitachi Medical Corporation Dispositif d'affichage d'images médicales
JP2009119258A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 General Electric Co <Ge> 診断用撮像システムのスライス整列のための方法及びシステム
JP2011078527A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Toshiba Corp 医用画像管理装置、及び医用画像表示装置
US7978191B2 (en) 2007-09-24 2011-07-12 Dolphin Imaging Systems, Llc System and method for locating anatomies of interest in a 3D volume
US8083678B2 (en) 2003-04-16 2011-12-27 Eastern Virginia Medical School System, method and medium for acquiring and generating standardized operator independent ultrasound images of fetal, neonatal and adult organs
JP2012143556A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 General Electric Co <Ge> 医用画像解析を改善する方法およびシステム
US8594402B2 (en) 2010-03-05 2013-11-26 Fujifilm Corporation Image diagnosis support apparatus, method and program
KR20160007096A (ko) * 2014-07-11 2016-01-20 삼성메디슨 주식회사 영상 장치 및 그 제어방법
JP2016508242A (ja) * 2012-11-23 2016-03-17 キャデンス メディカル イメージング インコーポレイテッドCadens Medical Imaginginc. 第一レンダリング投影と第二レンダリング投影との間のトランジションをユーザーに表示するための方法および装置
US11051776B2 (en) 2014-06-26 2021-07-06 Koninklijke Philips N.V. Device and method for displaying image information

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137231A (ja) * 1999-11-12 2001-05-22 Hitachi Medical Corp 画像処理装置
JP4609960B2 (ja) * 1999-11-12 2011-01-12 株式会社日立メディコ 画像処理装置
JP2001353153A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Toshiba Medical System Co Ltd 超音波画像診断装置
US7274354B2 (en) 2001-05-24 2007-09-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Portable electronic apparatus
WO2002095564A1 (fr) * 2001-05-24 2002-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil electronique portable
JP2003290172A (ja) * 2002-04-03 2003-10-14 Toshiba Medical System Co Ltd Mri装置
JP2004113592A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
JP2006523510A (ja) * 2003-04-16 2006-10-19 イースタン バージニア メディカル スクール オペレータ非依存性超音波画像を生成するシステムおよび方法
US8083678B2 (en) 2003-04-16 2011-12-27 Eastern Virginia Medical School System, method and medium for acquiring and generating standardized operator independent ultrasound images of fetal, neonatal and adult organs
JP4532139B2 (ja) * 2004-02-10 2010-08-25 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
JP2005253706A (ja) * 2004-02-10 2005-09-22 Hitachi Medical Corp 手術ナビゲーション装置を備えた磁気共鳴イメージング装置
JP2005296156A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置
JP4490739B2 (ja) * 2004-06-15 2010-06-30 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波診断装置
JP2006000185A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波診断システムおよび超音波診断システム操作装置
JP2006223712A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Hitachi Medical Corp 超音波診断装置
JPWO2008050823A1 (ja) * 2006-10-26 2010-02-25 株式会社日立メディコ 医療画像表示装置
WO2008050823A1 (fr) * 2006-10-26 2008-05-02 Hitachi Medical Corporation Dispositif d'affichage d'images médicales
JP5285427B2 (ja) * 2006-10-26 2013-09-11 株式会社日立メディコ 医療画像表示装置
JP2007301398A (ja) * 2007-07-26 2007-11-22 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
US7978191B2 (en) 2007-09-24 2011-07-12 Dolphin Imaging Systems, Llc System and method for locating anatomies of interest in a 3D volume
JP2009119258A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 General Electric Co <Ge> 診断用撮像システムのスライス整列のための方法及びシステム
JP2011078527A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Toshiba Corp 医用画像管理装置、及び医用画像表示装置
US8594402B2 (en) 2010-03-05 2013-11-26 Fujifilm Corporation Image diagnosis support apparatus, method and program
JP2012143556A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 General Electric Co <Ge> 医用画像解析を改善する方法およびシステム
JP2016508242A (ja) * 2012-11-23 2016-03-17 キャデンス メディカル イメージング インコーポレイテッドCadens Medical Imaginginc. 第一レンダリング投影と第二レンダリング投影との間のトランジションをユーザーに表示するための方法および装置
US10905391B2 (en) 2012-11-23 2021-02-02 Imagia Healthcare Inc. Method and system for displaying to a user a transition between a first rendered projection and a second rendered projection
US11051776B2 (en) 2014-06-26 2021-07-06 Koninklijke Philips N.V. Device and method for displaying image information
KR20160007096A (ko) * 2014-07-11 2016-01-20 삼성메디슨 주식회사 영상 장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4179661B2 (ja) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11299782A (ja) 医用画像処理装置
US10937544B2 (en) Medical imaging apparatus for displaying x-ray images of different types
US10524739B2 (en) Twin-monitor electronic display system
JP4745748B2 (ja) 医用画像表示装置
US10687780B2 (en) Ultrasonograph
JP5737823B2 (ja) 超音波診断装置
JP5946216B2 (ja) タッチパネルを有するコンピュータ、その作動方法、及びプログラム
US20090043195A1 (en) Ultrasound Touchscreen User Interface and Display
US20070242069A1 (en) Medical image display apparatus
US20070061726A1 (en) Intuitive user interface for endoscopic view visualization
JP2009087295A (ja) 情報表示装置
US20210059637A1 (en) System for visualization and control of surgical devices utilizing a graphical user interface
JP2007087324A (ja) タッチパネル装置
JP2005296156A (ja) 医用画像表示装置
JP2003534079A (ja) 医療画像に対する測定機能の直接マウス制御
JP6530240B2 (ja) 医用画像表示装置及び超音波診断装置
KR101113218B1 (ko) 터치 입력부를 가지는 초음파 진단 장치
JP2904820B2 (ja) 画像表示装置
JPH0199084A (ja) 画像処理装置
JP2011161005A (ja) 超音波診断装置
JP2016158829A (ja) 医用画像表示制御装置および方法並びにプログラム
JPS61136117A (ja) デ−タ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050422

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050427

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080822

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees