JPH1129977A - 防水シート用排水取出用具およびそれによる排水方法 - Google Patents

防水シート用排水取出用具およびそれによる排水方法

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JPH1129977A
JPH1129977A JP19915297A JP19915297A JPH1129977A JP H1129977 A JPH1129977 A JP H1129977A JP 19915297 A JP19915297 A JP 19915297A JP 19915297 A JP19915297 A JP 19915297A JP H1129977 A JPH1129977 A JP H1129977A
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JP
Japan
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drainage
waterproof sheet
draining
sheet
drain
Prior art date
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Pending
Application number
JP19915297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kamayuki Fujiwara
鎌之 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKEN INDUSTRIES
TOUKEN SANGYO KK
Original Assignee
TOKEN INDUSTRIES
TOUKEN SANGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH1129977A publication Critical patent/JPH1129977A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単かつ迅速に組付け及び取付けるこ
とができ、防水シートにより集水した雨水等を確実かつ
安全に排水することが可能な防水シート用排水取出用具
およびそれによる排水方法を提供する。 【解決手段】 防水シート1の周囲は紐等の吊り手段2
により吊設されている。防水シート1の排水部分1a
(中央部付近が好ましい)には、排水取出用具3が取り
付けられている。排水取出用具3の内部には、防水シー
ト1の排水部分1aが挿入されていて、該防水シート1
の排水部分1aを内側から弾発保持部材3bにより漏斗
状の排水取出部材本体の内側面に弾性的に押し付けて保
持している。排水取出用具3の排水口には排水ホース4
が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、防水シートに降
り注いだ雨水等を確実かつ安全に排水することができる
防水シート用排水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、一時的に雨などを凌ぐ方法とし
ては、防水シートの中央部を高くしてテント張りした
り、或いは、防水シートの周囲を紐等で平面的に吊る方
法などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来の方法のうち、防水シートの中央部を柱等で支えて
テント張りする方法は、柱等の下地作りに時間と費用が
かかって簡便な方法とはいえず、また、防水シートを平
面的に吊る方法は、簡便な方法であり、防水シートの面
積を最大限に有効利用できる点で、上記方法に比べて優
れているが、雨水等が防水シートの低い部分に溜まっ
て、その重みで吊り紐が切れたり解ける恐れがあった
り、溜まった多量の雨水が防水シートの縁から滝のよう
に流れ落ちる恐れがあり、これらの不都合を回避するた
めに、時々、防水シートを下から棒で突いて溜まった雨
水を流れ落として排水処理したり、或いは、排水し易い
ように吊り加減を工夫しなければならない等の問題点が
あった。
【0004】 本発明は、上記従来の防水シートを平面
的に吊る方法について、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、極めて簡単か
つ迅速に組付け及び取付けることができ、防水シートに
より集水した雨水等を確実かつ安全に排水することが可
能な防水シート用排水取出用具およびそれによる排水方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明の防水シート用
排水取出用具は、環状のシート取付部の下方に排水口を
設けた排水取出部材と、上記シート取付部内に挿入した
防水シートの排水部分を該シート取付部の内側面に弾性
的に押し付けて保持する弾発保持部材と、から構成され
ることを特徴とする。上記弾発保持部材と係合して上記
防水シートを確実に保持するための係止手段を、上記排
水取出部材のシート取付部の内側に設けることも特徴と
する。該係止手段としては、段差部や突起部あるいは弾
性内張り等である。上記排水口には、必要に応じて、排
水ホースを取り付ける。
【0006】 また、本発明の防水シート用排水取出用
具による排水方法は、ほぼ水平に広げて周囲の適宜位置
を吊設してなる防水シートの排水部分に、上記構成の防
水シート用排水取出用具を取り付け、上記防水シートの
排水部分に切込み及び/又は排水穴を形成することを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施例について
図面を参照しながら説明する。図1において、1は防水
シートであって、その周囲は紐等の吊り手段2により吊
設されている。なお、上記防水シート1は、一般に建設
工事等で使用されている市販のシートなど、合成樹脂製
シート、或いは合成繊維や天然繊維の織物に防水加工を
施したシート等、防水性を有するシートであれば、その
材質や構造はいずれのものでもよい。また、該防水シー
ト1の吊設方法としては、周囲の構築材や仮設材あるい
は立木等の支持体(図示せず)、防水シート1をほぼ水
平に広げた状態で、その周囲の適宜位置を上記吊り部材
2により吊設するものであれば、上記吊り手段2は、紐
やロープや鎖等の柔軟性に富んだ長尺状の部材に限定す
るものではなく、針金やクリップやその他の取付金具
等、その手段は問わない。
【0008】 上記防水シート1の排水部分1a(中央
部付近が好ましい)には、本発明の排水取出用具3が取
り付けられている。さらに詳細には、図2からも明らか
なように、上記排水取出用具3は、排水取出部材3aと
弾発保持部材3bから構成されている。さらに、上記排
水取出部材3aは、漏斗状の排水取出部材本体3a‐1
と筒体3a‐2から構成されている。該筒体3a‐2の
外周面にはネジが刻設されていて、上記排水取出部材本
体3a‐1の内周面に刻設されているネジと螺合し、該
筒体3a‐2の下端縁により段差部D(本発明の係止手
段)が形成された状態で、上記排水取出部材本体3a‐
1と筒体3a‐2が一体に組み付けられている。
【0009】 上記排水取出部材3aの内部には、防水
シート1の排水部分1aが挿入されていて、該防水シー
ト1の排水部分1aを内側から上記弾発保持部材3bに
より漏斗状本体3aの内側面に弾性的に押し付けて保持
している。なお、該弾発保持部材3bを、上記筒体3a
‐2の段差部Dに係止せしめることにより、防水シート
1の排水部分1aが排水取付部材3aから抜脱するのを
強力に阻止し、排水部材3を防水シート1に確実に取り
付けておくことができる。また、上記排水部分1aには
カッターナイフ等により十文字状の切込み1a′を入れ
ておいて、排水を可能としておく。該切込み1a′に代
えて、或いは、該切込み1a′と共に、適宜排水穴(図
示せず)を形成してもよい。さらに、上記筒体3a‐2
の上端部にフランジ3a‐2′を設けると共にその内側
角部に丸みRを付けて防水シート1の損傷を防止するの
が好ましい。
【0010】 4は可撓性の排水ホースであって、その
上端部に一体的に設けられた接続具4aを介して上記排
水取出部材本体3a‐1の排水口3a‐1′に取り付け
られている。上記排水ホース4の排水口3a‐1′への
取付手段としては、上記接続具4aに限定するものでは
なく、填め込め式あるいは接着材等により直接取り付け
ても良い。なお、上記排水口3a‐1′から流れ落ちる
雨水等を樋等の別の排水手段により排出させる場合に
は、上記排水ホース4は省略することができる。
【0011】 本実施例の防水シート用排水取出用具は
以上のように構成されているので、まず、上記排水取出
部材本体3a‐1と筒体3a‐2を一体的に組み付けて
排水取出部材3aを構成し、該排水取出部材3a内に、
上記防水シート1の排水部分1aを挿入すると共に、該
排水部分1aを上記弾発保持部材3bにより上記排水取
出部材3aの内側面に弾性的に押し付けて、防水シート
1に排水取出用具を取り付ける。
【0012】 次に、上記防水シート1を紐等の吊り手
段2によりほぼ水平に広げた状態で周囲の構築物等に吊
設する。防水シート1上に降り注いだ雨水は、排水部分
1aに集水されて、排水取出部材3内に流入し、排水口
3a‐1′を経て排水ホース4の先端部から排水され
る。
【0013】上記排水取出部材3は排水取出部材本体3
a‐1と筒体3a‐2から構成されているが、本発明は
これに限定するものではなく、筒体3aを省略してもよ
い。この場合、図3に示すように、上記排水取出部材本
体3a‐1の内側には、上記段差部Dを構成するための
突起部3a‐1″を形成しておくのが好ましい。また、
該突起部3a‐1″を形成する代わりに、排水取出部材
本体3a‐1の内面の、少なくとも上記弾発保持部材3
bが当接する部分に、合成ゴム等の弾性材料を内張りし
ておいて、該弾発保持部材3bにより凹んで係合するよ
うに構成しておいてもよい。さらに、排水取出部材本体
3a‐1の全体を合成ゴム等の弾性材料で構成してもよ
い。なお、本発明の排水取出部材は、基本的には合成樹
脂や金属により構成される。
【0014】 上記弾発保持部材3bは2重のコイルバ
ネ状のリングに形成されているが、本発明の弾発保持部
材はこれに限定するものではなく、1重あるいは3重以
上のリングであってもよい。なお、図4に示すように、
コイルバネの両端部を内側に折り曲げて摘み部3b′を
形成し、これを矢印方向に押してリングを縮めて、着脱
を容易にするようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】 極めて簡単かつ迅速に作ることがで
き、防水シートにより集水した雨水等を確実かつ安全に
排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水方法を説明する斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の排水取出用具の別の実施例の説明図で
ある。
【図4】本発明の弾発保持部材の別の実施例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 防水シート 1a 排水部分 1a′切込み 2 吊り手段 3 排水取出用具 3a 排水取出部材 3a‐1排水取出部材本体 3a‐1′排水口 3a‐2 筒体 3a‐2′フランジ 3b 弾発保持部材 3b′ 摘み部 4 排水ホース D 段差部 R 丸み 5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のシート取付部の下方に排水口を設
    けた排水取出部材と、上記シート取付部内に挿入した防
    水シートの排水部分を該シート取付部の内側面に弾性的
    に押し付けて保持する弾発保持部材と、から構成される
    ことを特徴とする防水シート用排水取出用具。
  2. 【請求項2】 上記弾発保持部材と係合して上記防水シ
    ートを確実に保持するための係止手段を、上記排水取出
    部材のシート取付部の内側に設けることを特徴とする請
    求項1に記載の防水シート用排水取出用具。
  3. 【請求項3】 上記排水口に排水ホースを取り付けるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の防水シート用
    排水取出用具。
  4. 【請求項4】 ほぼ水平に広げて周囲の適宜位置を吊設
    してなる防水シートの排水部分に、請求項1ないし3に
    記載の防水シート用排水取出用具を取り付け、上記防水
    シートの排水部分に切込み及び/又は排水穴を形成する
    ことを特徴とする防水シート用排水取出用具による排水
    方法。
JP19915297A 1997-07-10 1997-07-10 防水シート用排水取出用具およびそれによる排水方法 Pending JPH1129977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057319A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Moki Seisakusho:Kk 雨水集水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012057319A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Moki Seisakusho:Kk 雨水集水器

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