JPH11299552A - 棚受具付き収納棚 - Google Patents

棚受具付き収納棚

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Publication number
JPH11299552A
JPH11299552A JP12684598A JP12684598A JPH11299552A JP H11299552 A JPH11299552 A JP H11299552A JP 12684598 A JP12684598 A JP 12684598A JP 12684598 A JP12684598 A JP 12684598A JP H11299552 A JPH11299552 A JP H11299552A
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JP
Japan
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shelf
wall
receiving portion
frame
claw
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Application number
JP12684598A
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English (en)
Inventor
Takanao Onishi
孝尚 大西
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Yodogawa Steel Works Ltd
Original Assignee
Yodogawa Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棚板の組み付けが容易で、装着相手の側枠か
ら抜け落ちにくい棚受具を得る。 【解決手段】 棚受具15は、側枠1の掛止穴9に装着
される掛止腕17と、棚板2の下面の載置壁14を支持
する棚受部16とを備えている。掛止腕17の突端上下
に、棚受具15の抜け落ちを防ぐ上爪22と下爪23と
を設ける。各爪22・23は、それぞれ掛止穴9の上下
の開口内縁壁で受け止められて、棚受具15の傾動と抜
け落ちを防ぐ。棚受部16は、断面コ字形の樋状に形成
してあって、載置壁14を下面側から抱持状に係合支持
する。棚板2は、側枠1を案内部材にして、板側端を押
し下げ操作するだけで載置壁14を棚受部16に落とし
込み装填できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、壁面に沿って配置
されて、天井と床面との間に突っ張った状態で設置固定
される収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の収納棚に関して特開平7−30
763号公報がある。そこでは棚枠の左右の側枠に設け
た掛止穴に、プラスチック製の棚受具を掛止し、各棚受
具で棚板の下面4個所を支持している。掛止穴は側枠の
長手方向に沿って前後二列に設けてある。棚枠は左右一
対の側枠と、両側枠の後周縁どうしを接続する背壁とを
一体に折り曲げた横断面がコ字形の鋼板製の枠体からな
る。
【0003】プラスチック製の棚受具は、衝撃に弱いう
え、継続して作用する振動によって側枠や棚板との接当
面が削られるなど、長期使用時の耐久性に問題がある。
また、従来から多用されているプレス成形金具で形成し
たS字状の棚受金具は、耐久性には問題がないが、プラ
スチック製の棚受具に比べてがた付きやすく、棚板の着
脱時に側枠から外れやすい点に難がある。
【0004】そこで本発明者は、図7に示す棚受具を先
に提案している(特願平9−282666号)。この棚
受具50は、側枠51の掛止穴52に掛止装着される掛
止爪53と、棚板54に設けた掛止溝55を受け止める
棚受爪56とを一体に形成したプレス成形金具からな
る。掛止爪53には掛止穴52と係合する溝57が設け
てある。別に、この棚受具50の棚受爪56の一部を変
更して、棚板54を斜めに支持できるようにした棚受具
も提案している(特願平9−275323号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の棚受構造では、
棚板54の下面4個所に設けた掛止溝55を棚受爪56
に差し込み装着して棚板54を組む。このとき、側枠5
1に装着した棚受具50のそれぞれが前後にぐら付くの
で、棚板54の組み付けに手間取ることがある。また、
掛止爪53の溝57を掛止穴52に係合した状態におい
て、棚受具の全体が側枠51に接近し、あるいは離れる
側へ傾動できる余地があるので、棚受具50に組み付け
た棚板54が左右に遊動する。稀にではあるが、棚受具
50に偏荷重が作用するとき、掛止爪53が掛止穴52
からずり上がるようにして抜け落ちることもあることを
知った。
【0006】本発明の目的は、棚板をより簡単に組み付
けられ、しかも側枠の掛止穴から抜け落ちにくい棚受具
付き収納棚を得ることにある。本発明の他の目的は、雑
誌や新聞等の陳列に好適なように、棚板を斜めに掛止装
着できる棚受具付き収納棚を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る収納棚は、図1ないし図3に示すごとく左右一対の
側枠1と、両側枠1に設けた縦長の掛止穴9に着脱自在
に掛止装着される棚受具15と、棚受具15で係合支持
される棚板2とを備えている。棚板2の両側端の下面に
は棚受具15で支持される載置壁14が周側壁と一体に
設けられている。棚受具15は、載置壁14に下面側か
ら係合して、載置壁14を抱持状に支持する樋状の棚受
部16と、棚受部16の一方の側壁18から外側方へ突
設されて、掛止穴9に掛止装着される掛止腕17とを備
えたプレス成形金具からなる。掛止腕17の突端上下に
は、掛止穴9の上下の開口内縁壁と接当して棚受具15
の上下傾動を規制する上爪22および下爪23をそれぞ
れ突設する。掛止腕17の下端と、上爪22の上端との
上下寸法Hは、掛止穴9の上下寸法hより大きく設定し
てある。
【0008】請求項2記載の本発明に係る収納棚は、図
5および図6に示すごとく左右一対の側枠1と、両側枠
1に設けた縦長の掛止穴9に着脱自在に掛止装着される
棚受具15Aと、棚受具15Aで係合支持される棚板2
Aとを備えている。棚板2Aの両側端の下面には、棚受
具15Aで支持される載置壁14が周側壁と一体に設け
られている。棚受具15Aは、側枠1に沿って前下がり
傾斜する棚受部36と、棚受部36の一方の側壁39に
連続して棚受部36より上方に突設される立壁部35
と、立壁部35から外側方へ突設されて、掛止穴9に掛
止装着される上下一対の掛止腕37・38を備えたプレ
ス成形金具からなる。両掛止腕37・38のいずれか一
方37の突端上下に、掛止穴9の上下の開口内縁壁と接
当して棚受具15Aの上下傾動を規制する上爪44およ
び下爪45をそれぞれ突設する。他方の掛止腕38の突
端下部に、掛止穴9の下側の開口内縁壁と接当する下爪
45を設ける。掛止腕37の下端と、上爪44の上端と
の上下寸法Hは、掛止穴9の上下寸法hより大きく設定
する。棚受部36は樋状に形成されて、棚板2の載置壁
14を下面側から抱持状に係合支持できる。立壁部35
と対向する側の側壁40の上端に、棚板2Aの周側壁を
受け止めるための突片43を設けてある。
【0009】
【作用】棚受具15に樋状の棚受部16を設けて、この
棚受部16で棚板2の載置壁14を抱持状に支持する棚
受構造を採るので、従来の棚受構造に比べて、棚板2を
前後左右に位置合わせする必要がなく、簡単に組むこと
ができる。詳しくは、棚板2の側端を側枠1に当てがっ
て、載置壁14を棚受部16へ落とし込むだけで、棚板
2を組むことができる。側枠1に掛止装着した状態の棚
受具15には、下向きの傾動モーメントが作用する。こ
のモーメントは、掛止腕17の突端上部に突設した上爪
22が掛止穴9の開口内縁壁と接当することで受け止め
られる。棚板2および収納物の重量が作用すると、上爪
22はさらに強い力で先の開口内縁壁に接当する。従っ
て、使用時に棚板2が左右に遊動するのを防止できる。
偏荷重によって、棚受具15が徐々にずり上がるように
傾動して抜け落ちることもない。なお、下爪23は棚受
具15の上方への傾動を規制して、掛止腕17が掛止穴
9から抜け出るのを阻止する。
【0010】請求項2に係る棚受具15Aは、棚板2A
を前下がり傾斜姿勢で支持する。このとき、上下一対の
掛止腕37・38を側枠1の掛止穴9にそれぞれ掛止し
て、両掛止腕37・38で傾動モーメントを受け止め、
さらに、樋状の棚受部36の側壁39を側枠1で受け止
め支持するので、棚板2Aが片持ち状に支持してあるに
もかかわらず、棚受具15Aおよび棚板2Aをぐらつき
なく支持でき、その分だけ棚受構造を堅牢に構成し、耐
荷重を向上できる。棚板2Aの棚受具15Aに対する組
み付けを容易化できる点、さらに棚受具15Aが側枠1
から抜け落ちにくい点などは、上記の棚受具15と同じ
である。
【0011】
【実施例】図1ないし図6は本発明に係る収納棚の実施
例を示す。図2において、収納棚は左右一対の側枠1・
1と、両側枠1・1間に掛止固定される多数枚の棚板2
と、両側枠1・1の上下両端に設けた天板3および底板
4と、天板3の上部に設けた突っ張り機構などで構成す
る。
【0012】左右の各側枠1は、上下方向の上半部にお
いて、入れ子状に重合連結される上側枠5と下側枠6か
らなり、両側枠5・6の重さなり量を変更することで、
棚全体の高さを変更調整できる。出荷時の荷姿をコンパ
クトにするために、下側枠6は等長の2個の枠体6a・
6aを接続して構成されており、さらに上側枠5の上下
長さを枠体6aと同じ長さに設定している。
【0013】図3において上側枠5は、中空枠状の鋼板
成形品からなり、左右に対向する枠側壁の前後にそれぞ
れ断面コ字状の溝7を内凹み状に形成し、各溝7の溝底
壁に、後述する棚受具15を掛止装置するための掛止穴
9を一定ピッチおきに通設する。掛止穴9は上下方向に
長い角溝状に形成されている。下側枠6は上下一対の枠
体6aからなり、各枠体6aは上枠体5と同一断面状の
中空枠として形成するが、その前後幅および左右幅は、
上枠体5の内法前後幅および内法左右幅より僅かに小さ
く設定して、上枠体5の枠内空間に抜き差しできるよう
にする。但し、溝7の前後ピッチは上枠体の溝7の前後
ピッチと一致させてあり、その溝底壁に棚受具15用の
掛止穴9が同じピッチで通設してある。従って、枠体6
aを上枠体5に重合連結した状態において、重合部分の
掛止穴9・9に棚受具15を支障なく掛止できる。上下
の枠体6a・6aは、図2に示すごとくそれぞれの接合
部の内面に内嵌する接合金具10を介してビスで連結す
る。
【0014】収納棚を組んだ際の枠組み強度を向上する
ために、左右の側枠1・1の上端どうしを天板3で連結
し、さらに下端どうしを底板4で連結する。天板3は、
図4に示すごとく上向きに開口する角箱状の鋼板パネル
からなり、前後左右の周側壁の上縁をそれぞれ内向きに
折り曲げたうえで内側へ折り返して、周側壁で規定され
る四角形よりひと回り小さな案内開口12を形成する。
図2に示すように天板3はその左右周側壁の前後を、側
枠1の外側方からねじ込んだボルト33で締結すること
により、左右の側枠1・1と一体化する。底板4は天板
3と同幅で、下向きに開口する鋼板パネルからなり、天
板3と同様に側枠1の外側方からねじ込んだボルト33
で側枠1と一体化する。
【0015】棚板2は、下向きに開口する薄い角箱状の
鋼板パネルからなり、図1および図4に示すように、上
面後縁に落下防止壁13を立ち上げ形成する。棚板2の
周側壁の下端はそれぞれ内向きに折り返す。これらの折
り返し壁のうち、左右の周側壁に連続する折り返し壁を
載置壁14として、これを側枠1に掛止される棚受具1
5で下面側から抱持するように係合支持する。棚板2の
前後幅は、側枠1の前後幅に等しい。
【0016】図1において棚受具15は、前記載置壁1
4を下面側から係合支持する棚受部16と、棚受部16
の一方の側壁18に連続して直交状に折り曲げた掛止腕
17とを有するプレス金具からなる。棚受部16は、左
右一対の側壁18・19と、両側壁18・19の下端ど
うしを繋ぐ底壁20とで、断面コ字形の樋状に形成し、
掛止腕17から遠い側に位置する側壁19の上部を外側
方へ傾斜させて、棚板組み付け用の案内部21を形成す
る。他方の側壁19の前後方向中央において、掛止腕1
7を側壁18と一体に折り曲げる。これにより、棚受具
15を左右勝手の違いのない状態で、左右の側枠1に支
障なく装着できる。一対の側壁18・19の対向間隔
は、載置壁14の左右幅寸法より僅かに大きい。
【0017】掛止腕17は、図1に示すごとく先の側壁
18の上縁より上方へ突出してあって、その突出側縁の
上下に、棚受具15の上下傾動を規制する上爪22と下
爪23とをそれぞれ突設する。掛止腕17の折り曲げ基
端側の上部には、側壁18へ向かって下り傾斜する組み
付け案内用の案内面24を設ける。掛止腕17の上下寸
法は掛止穴9の上下寸法hより小さい。掛止腕17の下
端縁と上爪22の上端との上下寸法Hは、掛止穴9の上
下寸法hよりも大きく設定して、掛止腕17を掛止穴9
に装着した状態において、上爪22が掛止穴9の上側の
開口内縁壁で受け止められるようにする。
【0018】図4において突っ張り機構は、下面が開口
する角箱状の押圧体26と、押圧体26の内面に配置し
た受動枠27と、押圧体26を受動枠27を介して上下
操作するねじ機構とからなる。押圧体22の四周側壁は
内側に折り返されて二重壁で補強してあり、全体が天板
3内に収容されて案内開口12に上下出退自在に案内支
持してある。ねじ機構は、天板3に回転自在に、かつ軸
方向へは相対移動不能に軸支された左右2個のねじ軸2
8と、受動枠27の底壁上面の左右2個所に溶接した雌
ねじ体29などで構成する。ねじ軸28は天板3の上面
に配置したねじ受具30で回転は自在に、しかし軸方向
へは移動不能に係合保持されており、軸下端に設けた操
作部31が、天板3の下面に常に露出している。
【0019】棚板2を前下がり傾斜姿勢で支持するため
に、上記の棚受具15とは別に専用の棚受具15Aを有
する。図5および図6において、この棚受具15Aは、
側枠1に沿って前下がり傾斜する棚受部36と、棚受部
36の一方の側壁39に連続して上方に突設される立壁
部35と、立壁部35の後縁から外側方へ突設される上
下一対の掛止腕37・38とからなる。
【0020】棚受部36は先の棚受部16と同様に、左
右一対の側壁39・40と底壁41とで断面コ字形の樋
状に形成し、一方の側壁40に案内部42を設ける。但
し、棚板2の片側を1個の棚受具15Aのみで片持ち状
に支持するので、棚受部36の長さが先の棚受具15に
比べて約4倍前後と大きい点、さらに案内部42の上端
に連続して棚板2の背壁を受け止める突片43を設けた
点とが異なる。
【0021】掛止腕37・38のうち、上側の掛止腕3
7の突端上下には、先の掛止腕17と同様の上爪44と
下爪45とを設け、下側の掛止腕38には下爪45のみ
を設ける。掛止腕37の下端縁と上爪44の上端との上
下寸法Hも、先の棚受具15と同じに設定する。上下の
掛止腕37・38を隣接する掛止穴9に掛止した状態で
は、立壁部35および側壁39が側枠1の内側の枠側壁
で受け止められて、棚受部36の全体が前下がり状に傾
斜する。
【0022】上記の棚受具15Aに載置する棚板2A
は、先に説明した棚板2と同じ構造であるが、棚幅が大
きい点と、前後を逆にして使用する点とが異なる。図5
に示すように落下防止壁13が傾斜下端において棚前方
へ突出するように、棚板2Aの左右の載置壁14を棚受
部36に落とし込み装着するのである。このとき、突片
43は棚板2の傾斜上端側の周側壁を受け止めて、棚板
2が滑り落ちるのを防いでいる。
【0023】次に収納棚の組み立て手順を説明すると、
まず枠体6aどうしを連結して左右の下側枠6・6を組
み、その下端間に底板4を締結する。同様に一対の上側
枠5・5の上端間に天板3を締結し、ねじ軸28および
ねじ受具30を天板3に組む。さらに天板3の内部に受
動枠27が一体化された押圧体26を組み、ねじ軸28
を雌ねじ体29にねじ込む。次に上側枠5を下側枠6の
上部に外嵌状に差し込んで仮り組みし、下側枠6の下端
から押圧体26の上端までの長さが、天井の高さより低
くなる位置で棚受具15を下側枠6の掛止穴9に掛止す
る。これにより、上側枠5はその下端が棚受具15で受
け止められて、棚受具15で規定された位置より下側へ
移動できない。この状態の側枠1を起立して図2に示す
ように壁に沿わせ、前後および左右方向の位置決めを行
う。この後にねじ軸28を操作して押圧体26を天板3
の上方に進出させ、その上面を天井に押し付けて棚枠の
全体を突っ張り固定する。
【0024】上記のように棚枠を固定した後、左右の側
枠1の前後の掛止穴9に棚受具15をそれぞれ掛止す
る。詳しくは、上爪22を差し込み始端にして、掛止腕
17を斜めに傾けながら掛止穴9に差し込み、下爪23
が穴内へ入り込んだ状態で掛止腕17の下端面を掛止穴
9の下面に当てがうことにより、棚受部16を水平に支
持できる。このとき、棚受部16は溝7の開口縁を前後
に横切って、その側壁18が側枠1で受け止められるの
で、前後方向へのぐらつきをよく規制できる。また、上
爪22が掛止穴9の開口内縁壁に接当して、棚受具15
に作用する向きの傾動モーメントに対抗するので、掛止
状態を安定して維持できる。中空枠状の側枠1の各枠側
壁に掛止穴9を設けて、側枠1の内外面に棚受具15を
掛止するので、2組の収納棚の間に棚板2を渡す場合
に、各棚と棚間に渡した3個の棚板2を横一直線状に支
持することができる。
【0025】棚板2は、その一側端を側枠1に当てがっ
て、側枠1をガイド部材として利用しながら、載置壁1
4を棚受部16へ落とし込み装着する。このとき、掛止
腕17に設けた案内面24は、載置壁14を棚受部16
へ向かって導入案内するので、棚板2の組み付けを支障
なく簡単に行える。棚受部16に設けた案内部21も、
同様に載置壁14が棚受部16内に入り込むのを容易化
して、組み付け作業性を向上している。
【0026】別の棚板2Aを斜めに支持する棚受具15
Aは、上記の棚受具15と同様にして掛止穴9に掛止装
着するが、図5に示すように棚受具15Aを棚背方の溝
7側の掛止穴9に限って装着する点が先の棚受具15と
異なる。掛止穴9に装着した棚受具15Aは、上下の掛
止腕37・38で支持され、しかも立壁部35とこれに
連続する側壁39とが側枠1で受け止められるので、上
下および左右方向に傾動し難く、掛止装着状態を安定し
て維持できるうえ、棚板2を強固に片持ち支持できる。
この棚受具15Aにおいても、棚板2Aを組むとき、側
枠1を組み付け用のガイドにして、左右の載置壁14を
棚受部36に落とし込み装着できる。このようにして、
棚板2Aを前下がり傾斜状に支持すると、雑誌やノート
等の載置対象を起立状に支持してより効果的に陳列しあ
るいは展示できる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の棚受具15は、
側枠1に掛止装着される掛止腕17と、棚板2の載置壁
14を下面側から抱持状に係合支持する棚受部16とを
一体に備えたプレス成形金具で形成するので、従来のプ
レス成形金具からなる棚受具に比べて、棚板2を側枠1
に沿って押し下げ、その載置壁14を棚受部16に落と
し込み状に嵌め込むだけの極く簡単な操作で、棚板2を
組むことができる。さらに、掛止腕17の突端上下に上
爪22と下爪23を設け、掛止腕17を掛止穴9に装着
した状態において、上下の両爪22・23で棚受具15
が上下に傾動するのを規制するので、棚受具15に載置
した棚板2が左右にぐらつくのをよく防止できるうえ、
棚受具15が掛止穴9から抜け落ちるのをよく防止でき
る。
【0028】請求項2記載の本発明では、側枠1に沿っ
て前下がり傾斜する棚受部36と、上下一対の掛止腕3
7・38を備えた立壁部35等で棚受具15Aを構成す
るで、棚板2Aを棚受具15Aに載置した状態におい
て、棚受具15に作用する傾動モーメントを上下の掛止
腕37・38で支持し、さらに樋状の棚受部36の側壁
39を側枠1で受け止めるので、前下がり姿勢で片持ち
支持される棚板2Aをぐらつきなく強固に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】棚板の支持構造を示す縦断正面図である。
【図2】棚の斜視図である。
【図3】上枠の側面図とB−B線断面図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】棚板を傾斜支持する棚受具の縦断側面図であ
る。
【図6】棚受具の分解斜視図である。
【図7】従来の棚受構造を示す分解斜視図である。
【符合の説明】
1 側枠 2 棚板 9 掛止穴 14 載置壁 15 棚受具 16 棚受部 17 掛止腕 22 上爪 23 下爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の側枠1と、両側枠1に設けた
    縦長の掛止穴9に着脱自在に掛止装着される棚受具15
    と、棚受具15で係合支持される棚板2とを備えている
    収納棚であって、 棚板2の両側端の下面には、棚受具15で支持される載
    置壁14が周側壁と一体に設けられており、 棚受具15は、載置壁14に下面側から係合して、載置
    壁14を抱持状に支持する樋状の棚受部16と、棚受部
    16の一方の側壁18から外側方へ突設されて、掛止穴
    9に掛止装着される掛止腕17とを備えたプレス成形金
    具からなり、 掛止腕17の突端上下に、掛止穴9の上下の開口内縁壁
    と接当して棚受具15の上下傾動を規制する上爪22お
    よび下爪23がそれぞれ突設されており、 掛止腕17の下端と、上爪22の上端との上下寸法H
    が、掛止穴9の上下寸法hより大きく設定してある棚受
    具付き収納棚。
  2. 【請求項2】 左右一対の側枠1と、両側枠1に設けた
    縦長の掛止穴9に着脱自在に掛止装着される棚受具15
    Aと、棚受具15Aで係合支持される棚板2Aとを備え
    ている収納棚であって、 棚板2Aの両側端の下面には、棚受具15Aで支持され
    る載置壁14が周側壁と一体に設けられており、 棚受具15Aは、側枠1に沿って前下がり傾斜する棚受
    部36と、棚受部36の一方の側壁39に連続して棚受
    部36より上方に突設された立壁部35と、立壁部35
    から外側方へ突設されて、掛止穴9に掛止装着される上
    下一対の掛止腕37・38とを備えたプレス成形金具か
    らなり、 両掛止腕37・38のいずれか一方37の突端上下に、
    掛止穴9の上下の開口内縁壁と接当して棚受具15Aの
    上下傾動を規制する上爪44および下爪45がそれぞれ
    突設され、他方の掛止腕38の突端下部に、掛止穴9の
    下側の開口内縁壁と接当する下爪45が設けられてお
    り、 掛止腕37の下端と上爪44の上端との上下寸法Hが、
    掛止穴9の上下寸法hより大きく設定されており、 棚受部36は樋状に形成されて、棚板2の載置壁14を
    下面側から抱持状に係合支持でき、 立壁部35と対向する側の側壁40の上端に、棚板2A
    の周側壁を受け止める突片43が設けてある棚受具付き
    収納棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106473485A (zh) * 2015-09-02 2017-03-08 森特士兴集团股份有限公司 一种隔板支架及储物柜隔层

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