JPH11299515A

JPH11299515A - 装身具製造用の添加材料粉末

Info

Publication number: JPH11299515A
Application number: JP10124274A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Yoshioka; 鐵夫吉岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-04-16
Filing date: 1998-04-16
Publication date: 1999-11-02

Abstract

(57)【要約】【課題】樹脂、セラミックス、七宝等の装身具の材料
物質に添加する粉状の添加材に関し、遠赤外線効果や磁
気効果に加えてマイナスイオン効果の複合作用により、
優れた健康増進作用や精神安定化作用を装身具に付与す
ることが可能な原料物質を提供する。【解決手段】トルマリンの粉状体とエネルギー交換材
料の粉状体とを含み、更に好ましくは、磁鉄鉱の粉状体
を含む混合粉状体である。エネルギー交換材料として
は、ベリウム、アルミナ、ニッケル、銅、鉄、ナトリウ
ム、硼素、ベリリウム及び珪素の一ないし複数種を用い
る。エネルギー交換材料から放射される遠赤外線効果
と、トルマリンの電気作用によるマイナスイオン効果
と、磁鉄鉱を用いたことによる優れた磁気作用とが複合
して人体に作用し、より優れた健康増進効果や精神安定
化効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂製、セラミ
ックス製、七宝等の材料からなる装身具ないしその部品
を製造する際に、それらの材料物質に添加して、健康増
進作用や精神安定化作用を付与するのに用いる粉末材料
に関するもので、たとえば眼鏡フレーム、イヤリング、
ネックレス、ブレスレット、指輪、ネクタイピン等の装
身具ないしそれらに用いる部品を成形する際に、また装
身具ないしそれに用いる部品に塗布する装飾用塗料を製
造する際に、その材料物質に添加する粉状の添加材に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】磁石用原料粉末と遠赤外線放射材料粉末
とを混合して焼成することにより、磁気による人体の血
行促進効果、動植物や土壌水などを活性化する効果及び
遠赤外線による血行促進及び新陳代謝促進効果を人体に
与える複合材料を得ることは、特開平９−５５３０９号
公報に開示されている。また永久磁石材料粉末と遠赤外
線放射材料粉末とに樹脂、ゴム等のバインダーを加えて
所定形状に成形することにより、磁気による血行促進効
果と遠赤外線による血行促進効果、神経繊維活性化効
果、鎮痛効果等を人体に及ぼすことができるようにした
複合材料が特開平５−３４７２０６号公報に開示されて
いる。さらに遠赤外線放射材料としてトルマリンを用い
ることが前記特開平９−５５３０９号公報に開示されて
いる。一方、特開平５−３４７２０６号公報記載の発明
では、遠赤外線放射材料として黒鉛、焼成白磁、アルミ
ナ、酸化第一鉄、炭化珪素、炭素、マグネシア、シリカ
等が用いられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
ような従来のこの種材料の遠赤外線効果や磁気効果に加
えて、トルマリンが有するマイナスイオン効果をより良
く発揮させ、それらの複合作用により、従来のこの種材
料よりも優れた健康増進作用や精神安定化作用を装身具
に付与することが可能な原料物質を得ることを課題とし
ており、樹脂成形品、七宝、セラミックス成形品及び装
飾用塗料を製造するときにその原料に添加して広汎な用
途に用いることが可能な材料粉末を得ることを課題とし
ている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の装身具製造用
の添加材料粉末は、トルマリンの粉状体とエネルギー交
換材料の粉状体とを含む混合粉状体からなることを特徴
とする。また請求項２の発明は、上記混合粉状体が磁鉄
鉱の粉状体を含む混合粉状体であることを特徴とするも
のである。

【０００５】エネルギー交換材料としては、ベリウム、
アルミナ、ニッケル、銅、鉄、ナトリウム、硼素、ベリ
リウム及び珪素からなる群から選ばれた一ないし複数種
の成分を用いることができる。エネルギー交換材料の成
分の割合は、ベリウム１５〜１９重量％、アルミナ２０
〜２４重量％、ニッケル３〜７重量％、銅８〜１２重量
％、鉄１７〜２１重量％、ナトリウム０．５〜２重量
％、硼素０．５〜２重量％、ベリリウム０．１〜１重量
％、珪素４〜８重量％であることが好ましい。

【０００６】

【作用】前述したように、体表面に磁石や遠赤外線放射
物質などを接触させることによる微弱な磁気作用や遠赤
外線作用により、血行の促進や精神の安定化などを図る
ことは従来から行われている。この発明では一歩進ん
で、エネルギー交換材料にから放射される遠赤外線効果
と、トルマリンの電気作用によるマイナスイオン効果
と、磁鉄鉱を用いたことによる優れた磁気作用とが複合
して人体に作用し、より優れた健康増進効果や精神安定
化効果が得られる。

【０００７】トルマリン粉状体は、電気石と呼ばれる結
晶鉱物のトルマリン鉱石を粉砕したもので、空気中に含
まれる水分に対して微弱な水の電気分解を行い、負電荷
をもった分子（ヒドロキシルイオン）を発生し、肩こ
り、神経痛、リウマチ、冷え症、腰痛、荒れ性、打ち
身、捻挫、霜焼け及びあせもの治療、疲労回復、安眠並
びに体質改善に優れた効果（マイナスイオン効果）を発
揮する。

【０００８】またトルマリン粉状体は、３０〜３６℃の
温度域にあっても安定した波長の遠赤外線を放射する物
質であり、身に付けることにより皮膚表面に電気的な刺
激を与えると同時に遠赤外線を放射し、これらの相乗効
果により細胞組織を刺激して新陳代謝や血液の循環を促
進させる。

【０００９】一方、エネルギー変換材料に含まれる鉄や
珪素は、静磁界をシールドし、アルミナ及びニッケルは
静磁界あるいは周波数が低い電界をシールドし、銅は高
周波数域でシールドする。このようなエネルギー変換材
料は、電磁波をシールドすると共に電磁波のエネルギー
を共存するトルマリン粉状体に与え、前記トルマリンの
電気的特性をより良く発揮させる。磁鉄鉱はその磁力が
トルマリンに作用してトルマリンに微弱電流を発生さ
せ、皮膚表面に電気的な刺激を与える。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１及び図２は、パッド部をこの
発明の添加材料粉末を混合した樹脂成形品としたメガネ
枠用のモダンを例示した図である。モダンは、主として
金属製メガネ枠のテンプルの耳掛け部分に用いられる樹
脂製のメガネ部品であり、耳に直接当接する部分にパッ
ド部が設けられている。

【００１１】図のモダン１は、ポリカーボネートで成形
した鞘部２を備えている。鞘部２は前端（テンプルに挿
通する側）が幅狭で、後端に向かって上下幅が漸次広く
なっており、前端から後端に向かって軸方向にテンプル
の耳掛部を挿通するための有底の中心孔３が設けられて
いる。鞘部２の下側後半部には、その長手方向に沿っ
て、支持突起４が下向きに突設されている。この支持突
起４に断面Ｕ字形のシリコンゴム製のパッド部５が付着
している。

【００１２】モダン１を製造するときは、ゴム原料に加
硫剤、加硫促進剤、補強剤、充填剤、老化防止剤及び軟
化剤を配合してシリコンゴムを製造し、練りローラで熱
入れをして可撓性を増してから成形機で断面Ｕ字形のシ
リコンゴム製のパッド部５を成形する。このパッド部５
を金型の所定位置にセットし、ポリカーボーネート樹脂
液を圧入して鞘部２を成形する。

【００１３】モダン１を製造する他の方法としては、シ
リコン樹脂で鞘部２を成形し、この鞘部を金型の所定位
置に固定して当該金型にポリウレタンゴムを流し込ん
で、支持突起に接着した断面Ｕ字形のポリウレタンゴム
製のパッド部５を成形する方法がある。

【００１４】上記いずれかの方法で鞘部とパッド部とを
二重成形して一体化するときは、鞘部を形成する樹脂と
パッド部を形成する材料との物性値を考慮して、その成
形方法を適宜選択する。更にこのようにして一体化した
鞘部やパッド部に、模様を形成する部品やワンポイント
部品を同時に又は同様な方法を繰り返すことにより一体
化することができる。

【００１５】パッド部５を成形する前のゴム原料には、
トルマリンの粉末と共に、ベリウム、アルミナ、ニッケ
ル、銅、鉄、ナトリウム、硼素又は珪素の粉末を添加す
る。添加剤の好ましい成分の割合は、ベリウム１５〜１
９重量％、アルミナ２０〜２４重量％、ニッケル３〜７
重量％、銅８〜１２重量％、鉄１７〜２１重量％、ナト
リウム０．５〜２重量％、硼素０．５〜２重量％、ベリ
リウム０．１〜１重量％及び珪素４〜８重量％である。
更に上記添加材料と共に磁鉄鉱の粉末を混合することが
できる。磁鉄鉱の粉末はその磁力をトルマリンに作用さ
せてトルマリンに微弱電流を発生させる。

【００１６】この発明の添加材料粉末を樹脂に混合して
成形する際の、バインダとなる樹脂としては、ポリカー
ボネート（ＰＣ）、アセテート、セルロイド、シリコ
ン、軟質塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂
などの合成樹脂又は天然ゴムやその誘導体、合成ゴムを
使用することができる。合成ゴムとしてはＳＢＲ、Ｂ
Ｒ、ＮＢＲ、ＣＲ、ステレオゴム、オレフィンゴム、多
硫化ゴム、ポリウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、ニトロソゴムなど各種のゴムを使用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】装身具の例を示すメガネ枠のモダンの側面図

【図２】図１のＡ部断面図

【符号の説明】

１モダン５パッド部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】トルマリンの粉状体とエネルギー交換材
料の粉状体とを含む混合粉状体からなることを特徴とす
る、装身具製造用の添加材料粉末。
【請求項２】混合粉状体が磁鉄鉱の粉状体を含む混合
粉状体である、請求項１記載の装身具製造用の添加材料
粉末。
【請求項３】エネルギー交換材料がベリウム、アルミ
ナ、ニッケル、銅、鉄、ナトリウム、硼素、ベリリウム
及び珪素からなる群から選ばれた一ないし複数種の成分
からなっている、請求項１又は２記載の装身具製造用の
添加材料粉末。
【請求項４】エネルギー交換材料の各成分の割合がベ
リウム１５〜１９重量％、アルミナ２０〜２４重量％、
ニッケル３〜７重量％、銅８〜１２重量％、鉄１７〜２
１重量％、ナトリウム０．５〜２重量％、硼素０．５〜
２重量％、ベリリウム０．１〜１重量％及び珪素４〜８
重量％である、請求項１、２又は３記載の装身具製造用
の添加材料粉末。