JPH11299101A - 配電系統監視制御システム及びこのシステムを実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

配電系統監視制御システム及びこのシステムを実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11299101A
JPH11299101A JP10112666A JP11266698A JPH11299101A JP H11299101 A JPH11299101 A JP H11299101A JP 10112666 A JP10112666 A JP 10112666A JP 11266698 A JP11266698 A JP 11266698A JP H11299101 A JPH11299101 A JP H11299101A
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distribution system
slave station
monitoring
connection
switch
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JP10112666A
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English (en)
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Hiroshi Suzuki
博 鈴木
Hiroyuki Mori
弘幸 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/16Electric power substations

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DB初期構築作業、配電系統の接続関係の変
更に伴うDB変更作業、又、万一のDB喪失時における
システムの復旧作業等を短時間でかつ労力をかけずに実
現すること。 【解決手段】 配電線Fを適宜区分する複数の開閉器S
Wの監視制御する複数の子局Rからの情報を親局Mを介
して取り込み配電系統全体を監視制御する中央監視制御
装置とからなり、前記子局Rは、親局からの系統接続に
関する属性情報を属性情報入力手段r−aで入力し、こ
の属性情報を記憶手段r−bで記憶し、親局からの指令
に基づいて前記記憶装置に記憶されている情報を情報取
り出し手段r−cにより取り出し、中央監視制御装置に
入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配電系統を運用する
ための配電系統監視制御システム及びこのシステムを実
行するためのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の配電系統監視制御システムと、当
該システムが備える配電系統接続データベースの初期構
築方法,更新方法及びバックアップ方法について、図3
1,32,33,34,及び表1,2,3を用いて説明する。
なお、以下の説明では便宜上、配電系統接続データベー
スを、配電系統接続DBあるいは単にDBと記述し、
又、配電系統接続データベースの初期構築方法を単に、
DB初期構築方法と記述する。
【0003】まず、従来の配電系統監視制御システムの
構成から簡単に説明する。図31において、変電所出口し
ゃ断器FCBを介して導出された高圧配電線(以下、単
に配電線と表記する)Fは開閉器SW1,SW2,SW
3…SWnにより適切な(配電)区間K1,K2,K3
…Knに区分されている。
【0004】従来の配電系統監視制御システムでは、前
記開閉器SW1,SW2,SW3…SWn夫々を遠方監
視制御するために設置される子局R1,R2,R3…R
nと、この子局の情報を入力し、これを監視制御する親
局Mと、親局Mから得られる情報を基に全ての開閉器を
総合的に監視制御する中央監視制御装置Cと、これら装
置間の信号を伝達するための通信路T、変電所出口しゃ
断器FCBの開閉状態情報を中央監視制御装置Cに取り
込むための変電所情報取り込み装置I等から構成されて
いる。
【0005】図32で示すように、前記各子局R1,R
2,R3…Rnは、監視制御の対象となる各開閉器SW
1,SW2,SW3…SWnと1対1の関係で設置され
ており、夫々が監視制御する開閉器個々の開閉状態情報
を入力部r−1から取り込み、送受信部r−3から親局
Mを介し中央監視制御装置Cに送信し、一方中央監視制
御装置Cからは親局Mを介し、特定の子局に対して制御
指令を送信することで、その子局が制御部r−2から監
視制御を割り当てられた当該開閉器に限定し、所定の開
閉動作を行わせる。
【0006】上記のように構成された従来の配電系統監
視制御システムにあっては、配電線事故発生時に、事故
の発生した配電線の事故区間を、配電線出口しゃ断器F
CBの初回しゃ断,再閉路,再しゃ断などの動作によっ
て特定し、その後事故区間よりも負荷側の区間群につい
ては、中央監視制御装置Cがどの様に送電すべきかの演
算を行い、その演算結果に基づき親局M、子局R1,R
2,R3…Rnに対し制御信号を送出し、開閉器SW
1,SW2,SW3…SWnを適切に開閉制御し、もっ
て自動的かつ速やかに融通送電を行い、配電線事故時に
おける供給支障の極限化を図っている。
【0007】このような高度な制御動作の実現のために
は、上記したシステムを構成する各機器と、各種演算を
行うためのソフトウェアが必要であることは当然である
が、同様に、監視制御の対象となる配電系統の接続状態
を表すDBもまた必須である。次に従来方式における、
配電系統の接続状態を表すDB初期構築方法、日常の運
用におけるDBの更新方法、DBのバックアップの方法
について説明する。
【0008】<1.DBの初期構築方法>上記のように
構成される従来の配電系統監視制御システムにおいて
は、配電系統の接続を表す配電系統接続DBを初期構築
する際、予め中央監視制御装置CのDB構造に応じてデ
ータのコード化いわゆるデータコーディング作業を行う
必要があった。
【0009】このDBの初期構築方法の具体的な例を図
33に示す配電系統をもとに説明する。図33は配電線F
1,F2,F3が常開開閉器SW6,SW11を介して互
いに連係接続されており、配電線F1からは区間K1,
K2,K3,K4,K5,K6及びK8,K9、更にK
10,K11が夫々開閉器SW1,SW2,SW3,SW
4,SW5、及びSW7,SW8、更にSW9,SW10
を経由し送電(充電)されていることを表している。
【0010】図33における配電線F1についてのDB
は、たとえば表1に示したように区間毎に電源側開閉
器,負荷側開閉器を定義し、これに加えて開閉器SW1
〜SW12の定常時の「入・切」状態を定義している。
【0011】
【表1】
【0012】例えば、表1において、上から2番目の区
間K2を例にすると、電源側開閉器はSW1であり、一
方、負荷側開閉器はSW2であり、かつ負荷側開閉器S
W2は常時閉即ち「入」の状態となるように定義されて
いる。つまり従来のDB初期構築方法は、人手に頼り上
記図33の如き配電系統の接続を表1に示したような、個
々の区間に対する電源側開閉器、負荷側開閉器及び定常
時における各開閉器の「入」又は「切」状態などを、逐
一定義するといった、変換作業をデータコーディング作
業として行うものであった。
【0013】<2.DBの更新方法>一方、配電系統は
需要の延びに応じるための設備の新増設や、老朽設備や
故障機器の取り替えなどに伴い、その設備の接続状態を
変更せざるを得ず、DBもシステム運用開始の初期段階
に予め作成するだけでなく、全運用期間を通じて日々更
新(以下、この作業をDBメンテナンス又は単にメンテ
ナンスと呼ぶ)する必要がある。
【0014】次に系統変更に伴ってDBを更新する場合
の例を挙げ説明する。当初、図33のように構成されてい
た配電線F1が図34のように、開閉器SW9が「常閉」
運用から「常開」運用に変更され、開閉器SW11が「常
開」運用から配電線F3に所属する常閉開閉器に変更さ
れ、結果として破線で示すようにF1〜F3の送電範囲
が変更される場合を例にとると、従来方式では、系統工
事の内容を、対象となる設備の種別,識別コード,新設
/撤去などの工事区分等必要とするデータを、表2のよ
うに表して予めオペレータ(運用者とも言う)から中央
監視制御装置Cに対して与え、現場での設備の変更完了
時点に同期させて、中央監視制御装置Cに記憶させてあ
るデータをデータ更新プログラムによって更新してい
た。
【0015】
【表2】
【0016】本例では、中央監視制御装置C上でDB更
新プログラムが実行された結果(メンテナンスの実行の
結果)、配電線F1についての中央監視制御装置CのD
Bは、表1から次の表3のように更新されることにな
る。
【0017】
【表3】
【0018】<3.DBのバックアップ方法及びDB喪
失時の復元方法>通常、中央監視制御装置Cの持つ配電
系統の接続関係を表すDBは、磁気ディスク装置などの
記憶装置に記憶され、必要時読み出し・書き込みを行う
ことが一般的である。このため配電系統監視制御システ
ムにとっての基本データであるDBの万一の喪失に備
え、定期的にバックアップを取るべく運用を行うか、又
はDBを記憶する記憶装置の信頼性を確保すべく、記憶
装置の多重化などを実施している。
【0019】万一磁気ディスクなどが故障しDBが失わ
れた場合は、予めバックアップ保存しておいたDBをシ
ステムにロードし、更にその後バックアップ時点から現
時点に至るまでに系統変更された内容を、更新するため
の各種操作(DBメンテナンス)を実施していた。
【0020】<4.スケルトン図データの生成>電系統
監視制御システムは、その配電系統の状態や監視制御の
結果を運転員に適切に伝えるために、配電系統を模式的
に表した配電線路図やスケルトン図をCRT表示装置等
に表示する。しかし、これら表示のためにもやはり予め
配電系統に合致した表示専用のデータが必要であり、こ
れらデータはシステムの初期構築時に生成し、更に運用
期間を通じ、監視制御対象となる配電系統の構成の変化
に追従して、データの変更、即ち、DBメンテナンスを
実施していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の配電系
統監視制御システムにおいては、DBの初期構築や、日
常のメンテナンス、万が一のDB喪失時の復旧などに関
して、次のような解決しなければならない課題があっ
た。
【0022】即ち、まず第1の課題は、DB初期構築に
関する労力と所要時間の問題である。従来のDB初期構
築方法においては、1システムにおける監視制御の対象
とする設備の数が数万から十数万点に及ぶ例もあり、人
間系の手作業によるコーディング対象としては膨大であ
ること、機器の相互の接続関係を正確に定義する必要が
あるため、その検証に時間を要すること、などが原因で
数カ月オーダに及ぶ多くの時間と人員を要していた。
【0023】又、更にこの数カ月オーダに及ぶDB構築
期間中にも、そのDB構築の対象としている配電系統自
体に発生する系統の接続変更や設備の新増設結果など
も、併せてそのDB初期構築作業に反映しなければなら
ないという「追従の問題」も抱えており、これらからも
DB構築作業を煩雑にするばかりでなく、多くの労力を
必要としていた。
【0024】第2の課題は、DBの日々の更新(DBメ
ンテナンス)の問題である。DBの更新(DBメンテナ
ンス)については、配電系統を運用するオペレータが、
日々システムに対してDB変更を指示する必要があるた
め、オペレータに対しては日常的に大きな負担を強いて
いること、加えて人的ミスにより誤ったデータ更新がな
され、システムが誤った監視制御を行わないように、オ
ペレータの設定した変更データの妥当性を厳格にチェッ
クするための、システムの安全性に配慮した大規模なデ
ータチェックソフトウェア(DBメンテナンスソフトウ
ェア)を必要とするという問題があった。
【0025】第3の課題は、DBのバックアップの問題
である。万一、機器の故障などによってDBを喪失した
場合は、予め定期的に保存してある最新のバックアップ
DBを復元し、更にバックアップデータ保存後からDB
喪失時点までに発生した配電系統の変更内容を、全てシ
ステムに反映する作業を行ってはじめて復旧となるの
で、システムの稼働再開までに多くの時間を要するとい
う問題があった。
【0026】この稼働再開に要する時間短縮を図るに
は、頻繁にバックアップを行う、記憶装置の多重化
などによるDB保持機構の信頼性向上を図る、などの対
策が考えられるが、震災や火災等により計算機室全体や
ビル自体が被災した場合など、そのバックアップDBす
らも喪失し、結果としてシステムの復旧までに非常な長
期間を要する可能性があった。
【0027】そこで、本発明の目的は、上記従来の配電
系統監視制御システムにおけるDB初期構築作業、配電
系統の接続関係の変更に伴うDB変更作業、又、万一の
DB喪失時におけるシステムの復旧作業等を、短時間で
かつ労力をかけずに実現することのできる配電系統監視
制御システムを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の[請求項1]に係る配電系統監視制御シ
ステムは、配電線を適宜区分する複数の開閉器の監視制
御する複数の子局と、この複数の子局からの情報を親局
を介して取り込み配電系統全体を監視制御する中央監視
制御装置とから成る配電系統監視制御システムにおい
て、前記子局は、配電線を区分する開閉器の監視制御に
必要な情報を入出力する手段と、親局との間で情報を送
受する送受信部とを有すると共に、前記送受信部を介し
て親局からの系統接続に関する属性情報を入力する属性
情報入力手段と、この入力された属性情報を記憶する記
憶手段と、前記送受信部で受信された親局からの指令に
基づいて前記記憶装置に記憶されている情報を取り出す
ための情報取り出し手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0029】本発明の[請求項2]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項1]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、前記中央監視制御装置に系統接続デ
ータベース生成手段及び配電系統接続データベースファ
イルを付加し、親局を介して監視制御しようとする配電
線群全体について当該子局の記憶手段が記憶している配
電系統の接続関係に関する属性情報を取り込み、前記系
統接続データベース生成手段により監視制御の対象とな
る配電系統接続データベースを生成し、これを配電系統
接続データベースファイルに格納するようにしたもので
ある。
【0030】本発明の[請求項3]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、前記中央監視制御装置は系統図デー
タ生成手段を備え、配電系統接続データベースファイル
に格納されている配電系統接続データベースをもとに、
配電線系統図データを生成・描画するようにしたもので
ある。
【0031】本発明の[請求項4]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、中央監視制御装置にダウンロード手
段を備え、このダウンロード手段が、配電系統接続デー
タベースファイルに格納されている配電系統接続データ
ベースから、各子局夫々が記憶すべき配電系統における
接続関係に関する属性情報を親局を介して各子局にダウ
ンロードするようにしたものである。
【0032】本発明の[請求項5]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、中央監視制御装置は、系統構成変化
検出手段及び配電系統接続データベース更新手段を備
え、配電線上に開閉器が新規に設置されたとき、新設子
局及び系統接続上影響を受ける他の既設開閉器を監視制
御する子局から、その記憶する配電系統における接続関
係に関する属性情報を親局を介し中央監視制御手段に取
り込み、その取り込んだ記憶内容に基づき配電系統接続
データベースファイルに格納されている配電系統接続デ
ータベースを更新するようにしたものである。
【0033】本発明の[請求項6]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項5]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上に開
閉器が新規に設置されたとき、当該新設開閉器を監視制
御する子局のみからその記憶する配電系統における接続
関係に関する属性情報を親局を介して取り込み、系統接
続上影響を受ける他の既設開閉器を監視制御する子局に
ついては、当該新設開閉器を監視制御する子局から取り
込んだ情報に基づき開閉器新設後の接続関係を判断し、
新設開閉器と更に影響を受ける既設開閉器についての接
続関係をあわせて、配電系統接続データベースファイル
に格納されている配電系統接続データベースを更新する
と共に、該新設開閉器により系統接続上影響を受ける他
の既設開閉器を監視制御する子局に対し、ダウンロード
するようにしたものである。
【0034】本発明の[請求項7]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項5]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上から
任意の開閉器が撤去されたとき、当該開閉器の撤去によ
り系統接続上影響を受ける他の既設開閉器を監視制御す
る子局から、その記憶する配電系統における接続関係に
関する属性情報を親局手段を介して取り込み、その取り
込んだ記憶内容に基づき配電系統接続データベースファ
イルに格納されている配電系統接続データベースを更新
するようにしたものである。
【0035】本発明の[請求項8]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項5]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上から
任意の開閉器が撤去される場合、当該開閉器を監視制御
する子局からの開閉器撤去情報を親局を介して取り込ん
でこれを検出することにより、系統接続上影響を受ける
他の既設開閉器を監視制御している子局の接続関係を自
動的に判断し、影響を受ける既設開閉器についての接続
関係をあわせて、配電系統接続データベースファイルに
格納されている配電系統接続データベースを更新すると
共に、系統接続上影響を受ける既設開閉器を監視制御す
る子局に対し、ダウンロードするようにしたものであ
る。
【0036】本発明の[請求項9]に係る配電系統監視
制御システムは、[請求項5]記載の配電系統監視制御
システムにおいて、配電線の接続状態を変更する場合も
しくは開閉器の運用形態を常時「閉」運用から常時
「開」運用に変更するか又はその逆を実施する場合、変
更対象となる開閉器を監視制御する子局が記憶している
配電系統における接続に関する属性情報を変更し、それ
ら変更後の記憶内容を親局手段を介し中央監視制御手段
に取り込み、その取り込んだ記憶内容に基づき配電系統
接続データベースを更新するようにしたものである。
【0037】本発明の[請求項10]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制
御システムにおいて、中央監視制御装置は、更に系統変
更手段及びダウンロード手段とを付加し、系統変更手段
によって配電系統接続データベースファイルに格納され
ている配電系統接続データベースを変更・更新する都
度、ダウンロード手段によって配電系統接続データベー
スから系統の接続に関する属性情報を親局手段を介して
必要な子局にダウンロードするようにしたものである。
【0038】本発明の[請求項11]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制
御システムにおいて、中央監視制御装置は、更に比較照
合手段及び警報手段を付加し、子局の記憶手段の記憶す
る系統の接続に関する属性情報と、配電系統接続データ
ベースファイルに格納されている配電系統接続データベ
ースを比較照合し、夫々が保持する情報が一致しないと
きに、警報手段によって警報を発するよう構成したもの
である。
【0039】本発明の[請求項12]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項11]記載の配電系統監視
制御システムにおいて、中央監視制御装置は、更にダウ
ンロード手段を付加し、子局の記憶手段の記憶する情報
と、配電系統接続データベースファイルに格納されてい
る配電系統接続データベースを比較照合し、夫々が保持
する情報が一致しないときに、配電系統接続データベー
スファイルに格納されている配電系統の接続データベー
スの一部又は全部を、必要とする該子局に自動的に系統
の接続に関する属性情報としてダウンロードするように
したものである。
【0040】本発明の[請求項13]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項12]記載の配電系統監視
制御システムにおいて、子局の記憶手段が記憶する情報
と、中央監視制御装置が有する配電系統接続データベー
スを比較照合し、夫々が保持する情報が一致しないとき
に、配電系統接続データベースファイルに格納されてい
る配電系統の接続データベースの一部又は全部を、必要
とする該子局に、ダウンロード手段がオペレータの指示
に基づいて系統の接続に関する属性情報としてダウンロ
ードするようにしたものである。
【0041】本発明の[請求項14]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項1]記載の配電系統監視制
御システムにおいて、配電用開閉器監視制御子局は[請
求項1]に記載の手段の他に更に子局障害検出部及び隣
接子局バックアップ部を備え、子局が何らかの障害にて
停止した場合、これを子局障害検出部にて検出し、隣接
子局バックアップ部にて障害子局の子局手段をバックア
ップするようにしたものである。
【0042】本発明の[請求項15]に係る配電系統監
視制御システムは、[請求項2]記載の配電系統監視制
御システムにおいて、中央監視制御装置は、更に子局障
害検出手段及び子局バックアップ手段を付加し、子局に
何らかの障害にて停止した場合、子局障害検出手段にて
障害を検出し、子局バックアップ手段にて障害子局の子
局手段をバックアップすることようにしたものである。
【0043】本発明の[請求項16]に係る配電系統監
視制御システムの記録媒体は、子局の記憶手段に記憶さ
れている配電系統の接続関係に関する属性情報を親局を
介して中央監視制御装置に取り込み、かつこの属性情報
から監視制御の対象となる配電系統接続データベースを
同中央監視制御装置内に生成させる配電系統監視制御プ
ログラムを記録するようにしたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明における各実施の形
態について説明する。 <発明の実施の形態1>図1は本発明の配電系統監視制
御システムの子局Rの内部詳細構成図である。子局R
は、従来装置と同様に、開閉器SWの開・閉状態情報を
入力する入力部r−1、開閉器SWを入/切制御する制
御指令を出力する制御部r−2(なお、入力部r−1及
び制御部r−2を総称して入出力する手段と言う)、親
局Mとの間で情報の送受信を行う送受信部r−3とを備
えると共に、新たにマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと略す)r−4及びマイコンr−4との各種情報の
授受を行うための補助装置として、例えばパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンと略称する)r−5を設け
ている。
【0045】マイコンr−4は、情報入力手段r−a、
記憶手段r−b及び情報取り出し手段r−cの機能を有
している。この情報入力手段r−aは、外部から設定し
た系統の接続に関する属性情報(電源側開閉器,負荷側
開閉器,自開閉器の常時の運用状態(「入」又は
「切」))を記憶手段r−bに受け渡す機能を有する。
【0046】又、記憶手段r−bは電源喪失時であって
も記憶内容が保持される不揮発性のもので構成される。
情報取り出し手段r−cは記憶手段r−bに記憶してい
る系統の接続に関する属性情報を親局Mからの要求に応
じて送受信部r−3、通信路Tを介して親局M向けに出
力するとか、あるいは子局自体の図示しない表示部に表
示する。Cは中央監視制御装置であり、図2を用いて詳
細を説明する。
【0047】図2において、中央監視制御装置Cは、親
局Mを介し、監視制御の対象となる配電線に設置される
子局R1,R2,R3…Rnに対し、情報取り出しの指
令を送信し、その子局が記憶する配電系統における接続
に関する属性情報を取り込み、配電系統接続DBとして
生成又は更新し、あるいは逆に親局Mを介して配電系統
における接続に関する属性情報を子局R1,R2,R3
…Rnに対し送信することで、各子局R1,R2,R3
…Rnの記憶手段r−bに記憶している系統接続に関す
る属性情報を更新する。
【0048】この機能についてもう少し詳しく説明す
る。Cxは系統接続DB生成手段であり、親局Mを通じ
て入力される個々の子局が記憶している系統の接続に関
する属性情報をもとに、配電系統全体の接続状態を生成
し、これを配電系統接続DBファイルCgに格納する。
Caは系統図データ生成手段であり、配電系統接続DB
ファイルCgをもとに、配電系統の運用者に理解の容易
な配電線系統図を生成・描画し、これを系統図データ記
憶手段Chに格納する。Ciは系統図表示手段である。
【0049】Cdは比較照合手段であり、中央監視制御
装置Cが既に持っている配電系統接続DBファイルCg
(旧)と、前記系統接続DB生成手段Cxが生成した配電
系統接続DBファイルCg(新)との比較照合を行い、
一致していなければ、警報手段Ceに通知をする。警報
手段Ceは比較照合手段Cdから通知を受けたとき、オ
ペレータに対し警報を発する。
【0050】Cfはダウンロード手段であり、比較照合
手段Cd又は系統接続DB生成手段Cxから、ダウンロ
ードの対象となる子局の通知を受け、自動又はオペレー
タの指示により当該子局に対して、中央監視制御装置C
の持つ配電系統接続DBファイルCgから、該子局が設
定されるべき設定情報を判断し、親局Mを介し当該子局
に設定情報を送出する。このとき子局は親局Mを通じて
ダウンロードされた設定情報を受信し、図1の記憶手段
r−bに記憶する。
【0051】次に、子局Rの記憶手段r−bに記憶させ
る系統の接続に関する属性情報について図3と表4とを
用いて説明する。図3はある配電系統の構成例を示す図
であり、配電線F1の最も電源側に近い区間K1に対し
て変電所出口しゃ断器FCB1から電源供給し、次に開
閉器SW1を介して区間K2に電源供給し、以下同様に開
閉器SW2を介し区間K3に電源供給し、更に区間K3
からは開閉器SW3、SW4を介し夫々区間K4,K5
に電源供給する系統であることを意味する。このような
系統構成の場合、各子局R1,R2,R3,R4には、
夫々表4に示す系統の接続に関する属性情報を記憶させ
ることとなる。
【0052】
【表4】
【0053】入力部r−1及び制御部r−2は、該子局
R が監視制御モード下にある時にのみ動作し、従来と同
様の動作を行う。例えば子局R1が監視制御する開閉器
SW1の開閉状態(「入」又は「切」など)情報を該開
閉器SW1から入力し、送受信部r−3に受け渡す。制
御部r−2は、送受信部r−3が中央監視制御装置Cか
ら開閉器SW1の操作指令を受信したとき、この指令を
受け取り、該開閉器SW1に「入」又は「切」の制御信
号を送出する。
【0054】一方、非監視制御モード時、即ち、属性情
報を参照更新するいわゆる参照更新モード下では、マイ
コンr-4は図4のフローチャートのように動作する。即
ち、通信相手設定コマンドが与えられたときは後着優先
(ST4−1)で通信相手情報を更新(S4−6)し、
それ以外のときは通信相手が一致する(ST4−2)相
手(中央監視制御装置C又はパソコンr−5のいずれ
か)のコマンドに従って(ST4−3)、マイコンr−
4内のメモリの記憶する情報の表示(ST4−4)ある
いは設定(ST4−5)を行う。
【0055】マイコンr−4内のメモリには、当該子局
が監視制御する開閉器の電源側開閉器と負荷側開閉器、
自開閉器の常時の運用状態(「入」又は「切」)を記憶
する。系統の構成上該当する開閉器が存在しない場合
(たとえば当該開閉器が末端区間における電源開閉器で
あり負荷側開閉器を持たないような表4における子局R
3,R4のケース)は、当該記憶領域には「0(=該当
開閉器なし)」を記憶する。なお、常時「開」状態にあ
る開閉器についてはどちらを負荷側と定義しても特に問
題はない。
【0056】属性情報には子局の新設,撤去,変更等に
おける中央監視制御装置Cと授受する情報等もあり、詳
細は後で述べる。上記のように構成された子局において
は、図4と表4で示すように、電源側開閉器と負荷側開
閉器及び常時の運用状態(「入」又は「切」)を記憶す
ることができ、又、中央監視制御装置からの呼出しで、
記憶している電源側開閉器と負荷側開閉器を読み出し、
送信することが出来るので、従来のシステムにおける配
電系統接続データベースの多重分散化による危険分散の
効果があり、後で述べる配電系統監視制御システムを構
築するにあたり、必須の基本構成要素となる。
【0057】なお、本実施の形態では、当該子局に直接
関連する隣接の開閉器(電源側、負荷側)に関する系統
接続情報を限定して、属性情報として設定する例を示し
たが、配電系統監視制御システムで監視制御の対象とす
る配電系統全体の接続情報を記憶させても良い。このよ
うに構成した場合は、あたかもDNAが当該生命体の全
遺伝子情報を保持するかの如く、個々の子局が全配電系
統の接続情報を記憶保持するので、特定の子局の故障に
よる、系統全体の接続DBが不完全になるという弊害を
回避出来ると同時に、膨大な子局の大半を失っても最悪
1個の健全な子局が残存していれば、システム全体のデ
ータベースが保全できる事となり、データベース喪失に
対しては、極めて強固な防御が実現できる事となる。次
に本発明による幾つかの実施の態様について説明する。
【0058】(設備DBの初期構築例)図5は、自動的
に設備DBを初期構築する態様例を説明する図である。
図5において、中央監視制御装置Cは、親局Mを介し配
電線に設置される子局Rに対し情報取り出しの指令を送
信し、その設定情報を取り込み、以下に述べるように配
電系統接続DBファイルCxとして生成又は更新する。
【0059】即ち、中央監視制御装置Cに予め組み込ま
れた系統接続DB生成手段Cxは以下のように作用するこ
とにより、配電系統接続情報を生成し、生成結果を配電
系統接続DBファイルCgに格納する。この配電系統接
続情報を生成する過程を図6を用いて説明する。
【0060】図6において、対象とする系統が(系統図
−1)であったとする。系統接続DB生成手段Cxは、
子局Rから得られた接続情報を取り込み、各子局に付さ
れた一連のアドレス順に並び替えてテーブルAを生成
し、その後(テーブルA)から(テーブルB)を、更に
(テーブルB)から(テーブルC)を生成する。(テー
ブルB)は(系統図−1)の接続状態をソフト的に忠実
に表現する表である。なお、(テーブルB)における偶
数列のKnは区間nを表し、同じ記号は同じ区間を表
す。又、(テーブルC)は区間及び開閉器に着目し、
(テーブルA)、(テーブルB)を並び替えたものであ
る。これら各種テーブルはいずれも、配電系統接続DB
ファイルCgに格納される。
【0061】このように、図5の実施の態様例によれ
ば、各子局から配電線を構成する区間、開閉器相互の接
続情報を取り込むことができるので、中央監視制御装置
Cの記憶する配電系統接続DBがそのバックアップも含
めて何らかの理由で失われた事態においても、系統接続
DBをごく短時間に自動生成することができるという従
来システムには無い画期的な効果が得られる。
【0062】(単線結線図の自動描画例)図7は、取り
込みデータから単線結線図を自動描画する態様例を説明
するための図であり、図8は図7を実現するために中央
監視制御装置Cに必要な機能を設けた図である。図8に
おいて、系統図データ生成手段Caは、自手段Caで生
成した配電系統接続DBファイルCgをもとに、配電系
統の運用者に理解の容易な単線結線図(いわゆるスケル
トン図)を生成し、これを系統図データファイルChに
格納する。
【0063】図6と図8とを用いて系統図画面生成手段
Caが単線結線図(図7)を生成する方法について説明
する。いま図6の系統図−1で示される系統が与えられ
たとき、同図6のテーブルBを利用し、FCB,区間,
開閉器を夫々シンボル化し、その表示座標(Xn,Y
n)を行、列から演算で求め、個々のシンボルの中心座
標を端点とするベクトルデータを生成することで容易に
図7を得ることが出来る。系統図表示手段Ciはオペレ
ータから表示要求があった場合や、系統に事故が発生し
たときなどに自動的に系統図データファイルChから、
必要な配電線に関するデータを読み出し、表示装置に表
示する。
【0064】本実施の態様によれば、自動生成された配
電系統接続DBファイルから、オペレータが配電系統を
監視制御するに容易なスケルトン図まで一貫して自動生
成するので、更にシステムDBの復旧に関する付加価値
を高めることが出来る。
【0065】(DBを子局へDLLする例)図9は中央
監視制御装置Cの配電系統接続DBを子局にダウンロー
ドする態様例を説明する図である。図9において、中央
監視制御装置Cには配電系統接続DBファイルCg,ダ
ウンロード手段Cfを備えている。ダウンロード手段C
fは、中央監視制御装置Cの持つ配電系統接続DBファイ
ルCgから、個々の子局が夫々設定されるべき設定情報
を親局Mを介し送出する。ダウンロード手段Cf内には
以下の表5に示すような予め決められた各子局に対応し
た配電系統接続DBファイルCgの設定情報をポインタ
と送出先の子局アドレスのテーブルを持っている。各子
局Rは親局Mを経由し与えられた設定情報を、マイコン
r−4にて受信し記憶する。
【0066】
【表5】
【0067】上記した実施の態様によれば、子局に記憶
する系統接続属性情報を中央監視制御装置Cの持つDB
に強制的に一致させることが可能であり、たとえば従来
システムから本発明で提供するシステムに移行する際
に、従来システムが持つ実績のあるデータベースを、そ
のまま膨大な子局群に、極短時間で一括遠隔設定出来る
ので、システムの移行作業において大幅な工数削減が期
待出来、システム全体の運用性及び信頼性を高めること
ができる。
【0068】(中央監視制御装置のDB更新)図10は、
中央監視制御装置のDB更新する態様を示す図である。
図10において、Cxは系統接続DB生成手段、Cgは配
電系統接続DBファイルである。この実施の態様の作用に
ついて、図10,図11及び図12を用いて説明する。図11
は、開閉器SW1、SW2で囲まれる区間に開閉器SW
Xを新設する場合の例を示す。
【0069】開閉器SWXを新設するにあたり、夫々の
開閉器を監視制御するための子局R1,R2,R3…R
nの記憶内容を変更又は新規設定する必要がある。この
設定は図1に示すパソコンr−5から、各子局R1,R
2,R3…Rnに付されたアドレスを指定する事で個々
の子局を呼び出して、順次、図11中の表の通り設定す
る。なお、パソコンr−5から設定変更がされると同時
に、各子局が保持する各種フラグ情報のひとつである
「DB未更新フラグ」がセット状態になるようにしてあ
るので、図10で示す中央監視制御装置Cに組み込まれた
系統接続DB生成手段Cxによって、「DB未更新フラ
グ」がセット状態の子局についてその記憶内容を読み出
し、この情報に基づき配電系統接続DBファイルCgを
更新する。なお、「DB未更新フラグ」は中央監視制御
装置Cが、配電系統接続DBファイルCgの正常な更新
を完結した時点でリセットされる。
【0070】図12は、開閉器SW5が新設された場合
の、配電系統接続DBファイルCgを更新する上でのプ
ロセスを図示したものである。上記した実施態様によれ
ば、開閉器の新設時に、その新設により影響を受ける開
閉器を監視制御する子局に設定された配電系統における
接続関係に関する属性情報を、中央監視制御装置Cが自
動的に読み取り、必要なテ゛ータ更新を行うので、従来実施
していた運用者によるDBメンテナンス業務が不要にな
り、運用者の負担軽減を実現できる。
【0071】(中央監視制御装置のDB更新と自動DL
L)図13は、中央監視制御装置のDB更新と自動DLL
の実施態様を示す図である。図13において、Cxは系統
接続DB生成手段、Cgは配電系統接続DBファイル、
Cfはダウンロード手段である。
【0072】図14は、開閉器SW1,SW2で囲まれる
区間に開閉器SWXを新設する場合の例を示す。本実施
の形態では、前述の態様例とは異なり、開閉器SWXを
新設するにあたっては、新設する開閉器SWXを監視制
御するための子局Rxのみの記憶内容を新規設定する。
この設定方法と、パソコンr−5から設定変更がされる
と同時に各子局が保持する「DB未更新フラグ」がセッ
ト状態になる作用は既に述べた態様と同様なので省略す
る。
【0073】次に、図13で示す系統接続DB生成手段C
xは、図15のフローチャートで示すように動作する。即
ち、「DB未更新フラグ」がセット状態の子局(本例の
場合はRxが該当)について、その記憶内容を読み出す
(ST15−1)。読み出した記憶内容が示す電源側開閉
器(これを説明の便宜上Dとする)と、負荷側の開閉器
(これを説明の便宜上Fとする。なお、系統の接続構成
によっては存在しない場合、1つの場合、複数の場合が
ある)を監視制御する子局の記憶内容を更に読み出す
(ST15−2)。
【0074】Dを監視制御する子局については、その記
憶する旧の負荷側開閉器情報を、今回新設された開閉器
情報に更新する(ST15−3)。F(存在する場合)を
監視制御する子局については、その記憶する旧の電源側
開閉器情報を、今回新設された、開閉器情報に更新する
(ST15−4)。これら情報に基づき、記憶内容が更新
された子局から監視制御を受ける開閉器群について配電
系統接続DBファイルCgを更新する(ST15−5)。
【0075】ダウンロード手段Cfを起動する(ST15
−6)。ダウンロード手段Cfは、起動されるとD及び
Fについて、系統接続DB生成手段Cxが生成した、情
報に基づきその記憶内容を更新すべくダウンロードを行
う。なお、「DB未更新フラグ」は中央監視制御装置C
が、配電系統接続DBファイルCgの正常な更新を完結
した時点でリセットされることは前に述べた態様の場合
と同様である。本実施の態様の場合も、配電系統接続D
BファイルCgを更新する上でのプロセスは図12の場合
と同様である。
【0076】本実施の態様によれば、前述の実施の態様
例の効果に加え、更に必要最小限の子局のみの配電系統
における接続関係に関する属性情報を設定すれば良いの
で、子局に対する設定業務が軽減されるという効果があ
る。
【0077】(開閉器撤去時のDB更新の例)図16は、
開閉器撤去時のDB更新の実施の態様例を示す図であ
る。図16において、Cxは系統接続DB生成手段、Cg
は配電系統接続DBファイルである。次に本実施態様の
作用について、図16,図17及び図18を用いて説明する。
図17は、開閉器SW1,SWX,SW2でつながる2区
間から構成される系統において、開閉器SWXを撤去す
る場合の例を示す。
【0078】開閉器SWxを撤去することで系統接続構
成上、影響を受ける夫々の開閉器を監視制御するための
子局R1,R2の記憶内容を設定し直す必要がある。こ
の設定は図1で示すパソコンr−5から、子局に付され
たアドレスを指定する事で個々の子局を呼び出して、順
次、図17のテーブルBの通り設定する。なお、パソコン
r−5から設定変更がされると同時に、各子局が保持す
る「DB未更新フラグ」がセット状態になるようにして
あるので、図16の中央監視制御装置Cに組み込まれた系
統接続DB生成手段Cxによって、「DB未更新フラ
グ」がセット状態の子局についてその記憶内容を読み出
し、この情報に基づき配電系統接続DBファイルCgを
更新する。なお、「DB未更新フラグ」は中央監視制御
装置Cが、配電系統接続DBファイルCgの正常な更新
を完結した時点でリセットされる。
【0079】図18は、開閉器SW2が撤去された場合
の、配電系統接続DBファイルCgを更新する上でのプ
ロセスを図示したものである。本実施の態様によれば、
開閉器撤去時に、その撤去により影響を受ける開閉器を
監視制御する子局に設定された配電系統における接続関
係に関する属性情報を、中央監視制御装置Cが自動的に
読み取り、必要なデータ更新を行うので、従来実施して
いた運用者によるDBメンテナンス業務が不要になり、
運用者負担の軽減を実現できる。
【0080】(開閉器撤去時のDB更新の他の例)図19
は、開閉器撤去時のDB更新の他の例を示す図である。
図において、中央監視制御装置Cには、系統接続DB生
成手段Cx,配電系統接続DBファイルCgダウンロー
ド手段Cfを備えている。開閉器SWXを撤去するにあ
たり、図1で示すパソコンr−5から、撤去対象開閉器
を監視制御していた子局に付されたアドレスを指定し、
当該子局を呼び出し、撤去設定を行い、「撤去フラグ」
をセットする。
【0081】次に、図19の中央監視制御装置Cに組み込
まれた系統接続DB生成手段Cxによって、「撤去フラ
グ」がセット状態の子局についてその記憶内容を読み出
し、この情報に基づき配電系統接続DBファイルCgを
更新する。なお、「撤去フラグ」は中央監視制御装置C
が、配電系統接続DBファイルCgの正常な更新を完結
した時点でリセットされる。次に、図19で示す系統接続
DB生成手段Cxは、図20のフローチャートで示すよう
に動作する。
【0082】即ち、「撤去フラグ」がセット状態の子局
(本例の場合はR3が該当)について、その記憶内容を
読み出す(ST20−1)。読み出した記憶内容が示す電
源側開閉器(これを説明の便宜上Dとする)と、負荷側
の開閉器(これを説明の便宜上Fとする。なお、系統の
接続構成によっては存在しない場合、1つの場合、複数
の場合がある)を監視制御する子局の記憶内容を更に読
み出す(ST20−2)。Dを監視制御する子局について
は、その記憶する旧の負荷側開閉器情報を、Fに更新す
る(ST20−3)。
【0083】F(存在する場合)を監視制御する子局に
ついては、その記憶する旧の電源側開閉器情報を、Dに
更新する(ST20−4)。記憶内容が更新された子局か
ら監視制御を受ける開閉器群について配電系統接続DB
ファイルCgを更新する(ST20−5)。ダウンロード
手段Cfを起動する(ST20−6)。ダウンロード手段
Cfは、起動されるとD及びFについて、系統接続DB
生成手段Cxが生成した、情報に基づきその記憶内容を
更新すべくダウンロードを行う。
【0084】なお、「撤去フラグ」は中央監視制御装置
が、配電系統接続DBファイルCgの正常な更新を完結
した時点でリセットされる。又、撤去開閉器を監視制御
していた子局は、上記動作が完了した後であれば、物理
的に実際の撤去が可能となるので、これ以降の任意の適
切なタイミングで撤去を行う。本実施の形態によれば、
上記実施の形態で述べた効果に加え、撤去対象開閉器を
監視制御する子局のみに撤去設定をすれば良いので、子
局に対する設定業務が軽減されるという効果がある。
【0085】(変更メンテ時のDB更新)図21は、変更
メンテ時のDB更新する実施の態様を説明する図であ
る。配電系統監視制御システムとしての構成は図32と同
様であるが、本実施の態様の場合、中央監視制御装置C
には、図21で示す如く系統接続DB生成手段Cx,配電
系統接続DBファイルCgを備えている。
【0086】次に作用について、図21,図22及び図23を
用いて説明する。図22は、区間K5が、区間K3から供
給を受ける系統構成より、区間K2から供給を受ける系
統構成に変更される場合の例を示す。供給区間が変更さ
れるにあたり、影響を受ける夫々の開閉器を監視制御す
るための子局R1,R2,R3,R4の記憶内容を変更
する必要があるが、この設定方法は開閉器新設時の場合
と同様な方法で行い、この設定変更を行った場合、各子
局が保持する「DB未更新フラグ」がセット状態になる
ことも同様である。
【0087】又、以下、中央監視制御装置Cに組み込ま
れた系統接続DB生成手段Cxによって、「DB未更新
フラグ」がセット状態の子局についてその記憶内容を読
み出し、この情報に基づき配電系統接続DBファイルC
gを更新すること、「DB未更新フラグ」が中央監視制
御装置Cが、配電系統接続DBファイルCgの正常な更
新を完結した時点でリセットされることなども、前述の
実施の形態の場合と同様である。図23は、ある区間の供
給区間が変更された場合の、配電系統接続DBファイル
Cgを更新する上でのプロセスを図示したものである。
【0088】本実施の態様によれば、配電系統を構成す
る各区間の接続状況が変更されても、その影響を受ける
開閉器を監視制御する子局に設定された配電系統におけ
る接続関係に関する属性情報を、中央監視制御装置Cが
自動的に読み取り、必要なデータ更新を行うので、従来
実施していた運用者によるDBメンテナンス業務が不要
になり、運用者負担の軽減を実現できる。
【0089】(系統図生成描画)図24、は系統図生成描
画に関する実施の態様を示す図である。配電系統監視制
御システムとしての構成は図31で示すと同様であるが、
本例の場合、中央監視制御装置Cには、図24で示す如く
系統接続DB生成手段Cx,配電系統接続DBファイル
Cg,系統図データ生成手段Ca,系統図データファイ
ルCh,系統図表示手段CI−1,CRT表示装置CI
−2を備えている。
【0090】本実施の態様の作用について、図24を用い
て説明する。図24において、系統接続DB生成手段Cx
は既に説明したように、開閉器の新設,撤去,区間接続
の変更時に、夫々配電系統接続DBファイルCgを適切
に更新し、その後、系統図データ生成手段Caを起動す
る。起動された系統図データ生成手段Caは、配電系統
接続DBファイルCgを参照し、系統図データを作成
し、系統図データファイルChに格納する。
【0091】系統図表示手段CI−1は必要時起動さ
れ、系統図データファイルChに格納されている系統図
データを取り出し、CRT表示装置CI−2に表示す
る。本実施の形態によれば、開閉器新設時,開閉器撤去
時,区間接続変更時に、配電系統のつながりを定義する
データベースが更新されるだけでなく、運用者とのヒュ
ーマンインターフェースの要ともなる系統図画面データ
も自動的に最新状態に更新されるので、システム全体と
して、配電系統の変更に伴うDBメンテナンスに要する
労力が、極めて軽減されるという効果が得られる。
【0092】(DB変更後子局へDLL)図25は、DB
変更後子局へDLLする実施の態様を説明するための図
である。配電系統監視制御システムとしての構成は図31
と同様であるが、本実施の態様の場合中央監視制御装置
Cには図26で示す如く、系統変更手段Cc,配電系統接
続DBファイルCg,ダウンロード手段Cfを備えてい
る。
【0093】次に本実施態様の作用について図25を用い
て説明する。図25において系統変更手段Ccはオペレータ
からの配電系統構成変更を受付け、配電系統接続DBフ
ァイルCgを適切に更新した後に該当する子局を指定
し、ダウンロード手段Cfを起動する。ダウンロード手
段Cfは配電系統接続DBファイルCgから指定された
子局に設定されるべき設定情報を、親局Mを介して送出
する。指定された子局は親局Mを経由し、与えられた設
定情報をマイコンr−4にて受信し記憶する。
【0094】本実施の態様によれば、計算機システムで
開閉器の新設や撤去、系統接続状態をメンテナンスにて
変更した場合、従来のように子局に設定されている接続
情報を現場に出向き変更するといった作業の必要がな
く、遠隔設定(ダウンラインローディング)が可能とな
り、作業の合理化が実現できる。
【0095】(DB不一致検出により警報)図26は、更
新前の配電系統接続DBファイルと、前記系統接続DB
生成手段が生成する最新の配電系統接続情報との比較照
合を行い不一致の場合、警報を出力する実施の態様を説
明するための図である。配電系統監視制御システムとし
ての構成は図31と同様であるが、本実施の態様の場合、
中央監視制御装置Cには図26で示す如く、比較照合手段
Cd,警報プログラムと警報装置からなる警報手段C
e,配電系統接続DBファイルCg,系統接続DB生成
手段Cxを備えている。
【0096】本実施の態様の作用について図26を用いて
説明する。図26において比較照合手段Cdは中央監視制
御装置Cが持つ更新前の配電系統接続DBファイルCg
と、前記系統接続DB生成手段Cxが生成する最新の配
電系統接続情報との比較照合を行い、一致していなけれ
ば警報プログラムと警報装置からなる警報手段Ceに通
知する。
【0097】警報手段Ceは比較照合手段Ccから通知
を受けたとき、オペレータに対して警報を発する。本実
施の態様によれば子局に記憶している系統接続情報が消
滅したり、誤っているような事態も自動的に検出するこ
とが出来るので信頼性の高いシステムを提供することが
出来る。
【0098】(DB不一致検出時の子局へのDLLの例
1)図27は、DB不一致検出時の子局へのDLLの実施
態様を説明するための図である。配電系統監視制御シス
テムとしての構成は図31の場合と同様であるが、本実施
態様の中央監視制御装置Cには図27で示す如く、比較照
合手段Cd,ダウンロード手段Cf,配電系統接続DB
ファイルCg,系統接続DB生成手段Cxを備えてい
る。
【0099】次に作用について図27を用いて説明する。
図27において比較照合手段Cdは中央監視制御装置Cが
持つ更新前の配電系統接続DBファイルCgと、前記系
統接続DB生成手段Cxが生成する最新の配電系統接続
情報との比較照合を行い、一致していなければ前記系統
接続DB生成手段Cxが生成する配電系統接続情報が不
正として、ダウンロード手段Cfを指定し起動する。ダ
ウンロード手段Cfは配電系統接続DBファイルCgか
ら指定された子局の記憶すべき系統接続に関する属性情
報を親局装置Mを介して送出する。子局Rは親局Mを経
由し与えられた系統接続に関する属性情報をマイコンr
−4にて受信し記憶することにより自動的に一致させ
る。
【0100】本実施の態様によれば子局に記憶している
系統接続情報が消滅したり、誤っているような事態も自
動的に検出することが出来、かつ自動的にそれを訂正で
きるので、より信頼性の高いシステムを提供することが
出来る。
【0101】(DB不一致検出時の子局へのDLLの例
2)図28は、DB不一致検出時の子局へのDLLの他の
実施態様例を説明するための図である。配電系統監視制
御システムとしての構成は図31で示すと同様であるが、
本実施の形態の場合、中央監視制御装置Cには図28で示
す如く、比較照合手段Cd,ダウンロード手段Cf,配
電系統接続DBファイルCg,系統接続DB生成手段C
x,警報プログラムと警報装置からなる警報手段Ceを
備えている。
【0102】次に本実施の態様の作用について図28を用
いて説明する。図28において比較照合手段Cdは中央監
視制御装置Cが持つ更新前の配電系統接続DBファイル
Cgと、前記系統接続DB生成手段Cxが生成する最新
の配電系統接続情報との比較照合を行い、一致していな
ければ前記系統接続DB生成手段Cxが生成する配電系
統接続情報が不正として、警報プログラムと警報装置か
らなる警報手段Ceに通知する。警報手段Ceは比較照
合手段Ccから通知を受けたとき、運用者に対して警報
を発する。
【0103】運用者の判断によりダウンラインローディ
ングの指示を行うことによりダウンロード手段Cfが子
局指定し、起動される。ダウンロード手段Cfは配電系
統接続DBファイルCgから指定された子局の記憶すべ
き系統接続に関する属性情報を親局Mを介して送出す
る。各子局Rは親局Mを経由し与えられた系統接続に関
する属性情報をマイコンr−4にて受信し記憶すること
により一致させる。
【0104】以上のように、本実施の態様によれば、子
局に記憶している系統接続情報が消滅したり、誤ってい
るような事態、又は中央監視制御装置CのDBの訂正が
必要な事態も検出することが出来、最終的に運用者によ
って判断と訂正の実行ができるので、より柔軟性のある
信頼性の高いシステムを提供することが出来る。
【0105】<発明の実施の形態2>図29は、本発明に
よる子局の他の実施の形態を示す図である。本実施の形
態の場合、入力部r−1,制御部r−2,送受信部r−
3,マイコンr−4については、図1の場合と同じであ
るが、本実施の形態では更にマイコンr−4の障害を検
出する子局障害検出手段r−7と、障害の発生した隣接
子局をバックアップする隣接子局バックアップ手段r−
8を設けている。ここで言う隣接する子局とは配電線F
の電源側に隣接する子局のことを指し、電源側に子局が
存在しない時は勿論バックアップは行わない。
【0106】なお、配電線Fの負荷側に隣接する子局が
複数台存在する場合、隣接する複数台の中から予め決め
られたルール(例:最も若番の子局NO.を有するも
の)に従い、選ばれた子局のみが障害が発生した電源側
の子局をバックアップする。入力部r−1及び制御部r
−2は子局Rが監視制御モード下にある時のみ動作す
る。
【0107】例えば子局R2が監視制御する開閉器SW
2の開閉状態(「入」,「切」)は、マイコンr−4か
らの読み込み信号の送出、あるいは開閉状態の変化時に
入力部r−1より読み込まれ、マイコンr−4に受け渡
され、その後送受信部r−3を介して親局Mへ、更に親
局Mから中央監視制御装置Cへと送信される。この時、
マイコンr−4が何らかの障害で停止している場合、入
力部r−1は読み込んだ開閉器SW2の開閉状態信号を
送受信部r−3を介して負荷側の隣接子局R3に送信す
る。
【0108】負荷側の隣接子局R3の送受信部r−3に
て受信された開閉器SW2の開閉状態信号は隣接子局バ
ックアップ手段r−8に受け渡され、その後当該隣接子
局R3の送受信部r−3を介して親局Mへ、更に親局M
から中央監視制御装置Cに送信される。当該子局R3の
制御部r−1は中央監視制御装置Cからの開閉器SW3
の操作要求を親局M及び子局R3の送受信部r−3を介
して受信した後、マイコンr-4からの「入」又は「切」
の制御信号により開閉器SW3の制御を行う。
【0109】この時、中央監視制御装置Cからの開閉器
SW3の操作要求は子局R2は勿論であるが、負荷側の
隣接子局R3にも親局Mを介して送信されており、負荷
側の隣接子局R3の送受信部r−3で受信された開閉器
の操作要求は隣接子局バックアップ手段r−8に受け渡
さる。隣接子局バックアップ手段r−8は該子局が何ら
かの障害で停止していることを条件に該開閉器1の
「入」又は「切」の制御信号を送受信部r−3を介して
子局Rに送信する。
【0110】子局Rの送受信部r−3にて受信した開閉
器SWの制御信号をマイコンr−4が障害中を条件に制
御部r−2に受け渡して該開閉器SWを制御する。子局
Rの子局障害検出手段r−7は予め決められた一定周期
にマイコンr−4にハローコールを行っており、マイコ
ンr−4からハローコールが無い場合、マイコンr−4
に何らかの障害が発生し、停止したものとする。マイコ
ンr−4の停止を検出した子局障害検出手段r−7は当
該子局Rの入力部r−1,送受信部r−3に障害が発生
したことを通知する。
【0111】なお、送受信部r−3は負荷側の隣接子局
Rにも当該子局に障害が発生したことを通知する。通知
された当該子局Rの障害情報は負荷側の隣接子局Rの送
受信部r−3を介して隣接子局バックアップ手段r−8
に通知される。
【0112】上記のように構成された子局において、子
局の核でもあるマイコンそのものが何らかの障害にて停
止し、子局としての開閉器の監視制御が不可能な状態に
陥った場合でも、隣接する子局のバックアップ手段を用
いることにより、障害で停止した子局をバックアップす
ることができ、停止した子局の開閉器の監視制御が可能
となった。これにより信頼性の高い配電系統監視制御シ
ステムが容易に構築できるようになった。
【0113】なお、以上の説明では、障害が発生した子
局の負荷側に位置する子局(複数台有る場合は特定の子
局一台)のみがバックアップするとしたが、物理的に存
在する隣接の全子局でバックアップすることも可能であ
る。この場合、各子局の障害情報は隣接する全子局に常
に通知しておく必要がある。又、、障害が発生した子局
の開閉器の開閉状態信号は隣接する全子局の隣接子局バ
ックアップ手段から夫々複数送られてくるので親局Mに
て先着優先に開閉状態を取り込み中央監視制御装置Cに
上げてやる必要がある。
【0114】更に障害の発生した子局が監視制御する開
閉器の制御信号は、隣接する全子局の隣接子局バックア
ップ手段から夫々複数送られて来るので、同様に制御部
にて先着優先に制御信号を取り込み、目的とする開閉器
の制御を実施するようにする必要がある。このように障
害が発生した子局に隣接する全子局でバックアップさせ
ることで、更に信頼性の高い配電系統監視制御システム
を構築出来る。
【0115】<発明の実施の形態3>図30は、本発明に
よる配電系統監視制御システムの実施の形態3を示す図
である。図30において、子局Rにおける入力部r−1,
制御部r−2,送受信部r−3,マイコンr−4,子局
障害検出手段r−7までは、実施の形態2における子局
Rが有する構成と同じであるが、子局Rに隣接子局バッ
クアップ手段r−8を設ける代わりに本実施の形態で
は、中央監視制御装置C側で子局をバックアップするよ
うにした点で異なる。
【0116】このため、中央監視制御装置Cは次のよう
な手段を設けている。即ち、41は送受信手段であって、
各子局Rからの各開閉器SWの開閉状態情報及び子局R
の障害情報を親局Mを介して受信すると共に、親局Mに
対し開閉器SW操作要求とか子局Rのバックアップ時、
開閉器SWの制御信号を送信する。42は子局障害検出手
段であり、前記送受信手段41からの子局R2の障害情報を
もとに子局R2の障害を検出する。
【0117】43は子局障害記憶手段であり、前記子局障
害検出手段42で検出した子局R2の障害を一時記憶す
る。44は子局バックアップ手段であり、目的とする子局
R2が正常な時、制御手段45からの開閉器SWの操作要
求及び開閉器SWの開閉状態の取り込み要求を送受信手
段41に要求すると共に、目的とする子局R2が障害時、
制御手段45からの開閉器SWの操作要求を制御信号とし
て、更に監視手段46からの開閉器SWの開閉状態の取り
込み要求を読み込み信号として送受信手段41に要求す
る。
【0118】制御手段45は、グラフィックディスプレイ
に表示された系統図上の開閉器SWをポインティングデ
バイスで選択し、開閉の操作要求を子局バックアップ手
段44に要求する。監視手段46は、開閉器SWの開閉状態
の監視タイミングあるいは一定周期での開閉器SWの開
閉状態の取り込み要求を子局バックアップ手段44に要求
する。
【0119】本実施の形態の作用について説明する。子
局Rにおける入力部r−1,制御部r−2,送受信部r
−3,マイコンr−4,子局障害検出手段r−7は実施
の形態2における作用と同一である。子局Rの子局障害
検出手段r−7は予め決められた一定周期毎にマイコン
r−4に対しハローコールを実施しており、マイコンr
−4からのハローコールが無い場合、マイコンr−4に
何らかの障害が発生し、停止したものとする。マイコン
r−4の停止を検出した子局障害検出手段r−7は当該
子局Rの入力部r−1,送受信部r−3に障害が発生し
たことを通知する。なお、送受信部r−3は親局Mを介
して中央監視制御装置Cの送受信手段41に対しても該子
局Rに障害が発生したことを通知する。
【0120】送受信手段41は通知された子局Rの障害情
報を子局障害検出手段42へ受け渡す。子局障害検出手段
42は子局障害記憶手段43の当該子局の障害フラグをセッ
ト(発生)を行う。開閉器SWの開閉操作を行う時、マ
ンマシン・インターフェースであるグラフィックディス
プレイに表示された系統図上の開閉器SWをポインティ
ングデバイスを用いて選択し、開閉の操作要求が制御手
段45から子局バックアップ手段44に対して行われる。
【0121】子局バックアップ手段44は操作要求の開閉
器SWに該当する子局Rを求める。(開閉器SWと対応
する子局Rは予め決められた対応テーブルがあり、対応
テーブルを直接、検索することで当該子局Rを求め
る。)求められた子局Rをもとに子局障害記憶手段43の
当該子局の障害フラグをチェックし、障害中か否か判断
する。当該子局が障害中の場合、子局バックアップ手段
44は該開閉器1の「入」又は「切」の制御信号を送受信
手段41及び親局Mを介して当該子局Rの送受信部r−3
に送信する。
【0122】送受信部r−3は受信した開閉器SWの制
御信号をマイコンr−4が障害中を条件に制御部r−2
に受け渡し、該開閉器SWを制御する。子局バックアッ
プ手段44にて当該子局が正常な場合、該開閉器SWの操
作要求を送受信手段41及び親局Mを介して当該子局Rの
送受信部r−3に送信する。送受信部r−3は受信した
該開閉器SWの操作要求をマイコンr−4へ受け渡し、
マイコンr−4からの該開閉器SWの「入」又は「切」
の制御信号にて制御部r−2は該開閉器SWの制御を行
う。開閉器SWの開閉状態の監視タイミング及び一定周
期で開閉状態を取り込もうとする時、監視手段46から子
局バックアップ手段44に対して該開閉器SWの開閉状態
の取り込み要求が受け渡される。
【0123】子局バックアップ手段44は開閉状態の取り
込み要求の開閉器SWに該当する子局Rを求める。求め
られた子局Rをもとに子局障害記憶手段43の当該子局R
の障害フラグをチェックし、障害中か否か判断する。当
該子局Rが障害中の場合、子局バックアップ手段44は当
該開閉器Rの開閉状態の読み込み信号を送受信手段41及
び親局Mを介して当該子局Rの送受信部r−3に送信す
る。送受信部r−3は受信した該開閉器SWの開閉状態
の読み込み信号をマイコンr−4が障害中を条件に入力
部r−1に受け渡す。
【0124】入力部r−1は受け渡された読み込み信号
にて該開閉器1の開閉状態を読み込む。この時、入力部
r−1はマイコンr−4が障害中を条件に送受信部r−
3に受け渡される。送受信部r−3に受け渡された該開
閉器SWの開閉状態は親局Mを介して中央監視制御装置
Cに送信される。当該子局が正常な場合、子局バックア
ップ手段44は当該開閉器SWの開閉状態の取り込み要求
を送受信手段41及び親局Mを介して当該子局Rの送受信
部r−3に送信する。送受信部r−3は受信した該開閉
器SWの開閉状態の取り込み要求をマイコンr−4へ受
け渡し、マイコンr−4からの該開閉器SWの開閉状態
の読み込み信号を入力部r−1に受け渡す。
【0125】入力部r−1は受け渡された読み込み信号
にて該開閉器SWの開閉状態を読み込む。読み込まれた
該開閉器SWの開閉状態はマイコンr−4に取り込ま
れ、送受信部r−3に受け渡される。送受信部r−3に
受け渡された該開閉器SWの開閉状態は親局Mを介して
中央監視制御装置Cに送信される。中央監視制御装置C
の送受信手段41にて受信した該開閉器SWの開閉状態は
子局バックアップ手段44を介して要求元である監視手段
46に渡され、該開閉器SWの開閉状態を監視結果とす
る。
【0126】上記のように構成された配電系統監視制御
システムにおいて、子局の核でもあるマイコンが何らか
の障害で停止した場合でも、中央監視制御装置内に設け
たバックアップ手段でその子局手段を集中的にバックア
ップすることが可能になった。これにより安価で信頼性
の高い配電系統監視制御システムが容易に構築出来る。
なお、本発明は、記録媒体に記録したプログラムによっ
て、子局の記憶手段に記憶されている配電系統の接続関
係に関する属性情報を親局を介して中央監視制御装置に
取り込み、かつこの属性情報から監視制御の対象となる
配電系統接続データベースを同中央監視制御装置内に生
成させる一連の処理を行うことができる。
【0127】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば前述
した如く従来の配電系統監視制御システムにおけるDB
初期構築作業や、日常の配電系統の変更に伴うDBのメ
ンテナンスにおけるオペレータの運用面、更に、万が一
のDB喪失時の復旧などに関して、未解決であった各種
の課題を次のように解決することができる。
【0128】即ち、、DB初期構築方法については、1
システムが監視制御の対象とする設備の数が数万から数
十万点に及ぶが、現場で実際の運用に用いられている最
も正確な情報を直接システムに取り込みDBを生成する
ので、人間系の手作業によるコーディングが不要とな
り、かつそのデータに関する機器の相互の接続関係の検
証時間も短縮することが期待でき、もってDB構築期間
の短縮が実現できる。
【0129】又、配電系統監視制御システムのもつDB
の更新については、現場の配電系統設備が変更されると
同時に、オペレータからの簡単な操作で現場の接続状態
を取り込むことができるので、従来のオペレータ負担も
解消することができ、更に、人的ミスによる誤ったデー
タ更新の危険性も低下するので、データチェックソフト
ウェアの簡素化も図れることになる。
【0130】更に又、万が一DBが機器の故障などによ
って喪失した場合であっても現場からの情報取り込みよ
り、最新の系統状態に一致したDBが自動生成できるの
でシステムの稼働再開に要する時間が大きく短縮される
ことになり、又、従来実施していた、バックアップデー
タ保存を不要とするかもしくは、その頻度と負担を小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による子局の詳細構成を示す図。
【図2】本発明による中央監視制御装置の詳細構成を示
す図。
【図3】配電系統の接続例を示す図。
【図4】参照更新モード下におけるマイコン100 −4の
動作フローを示す図。
【図5】本発明による中央監視制御装置の一機能を示す
図。
【図6】配電系統接続DB生成プロセスを示す図。
【図7】単線結線図の生成例を示す図。
【図8】本発明による中央監視制御装置の他の機能を示
す図。
【図9】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図10】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図11】開閉器新設時における系統構成の変化と各子局
の記憶内容を示す図。
【図12】開閉器新設時における配電系統接続DB生成プ
ロセスを示す図。
【図13】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図14】開閉器新設時における系統構成の変化と各子局
の記憶内容を示す図。
【図15】開閉器新設時に影響を受ける子局群の記憶デー
タの更新フローを示す図。
【図16】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図17】開閉器撤去時における系統構成の変化と各子局
の記憶内容(その1)を示す図。
【図18】開閉器撤去時における配電系統接続DB生成プ
ロセスを示す図。
【図19】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図20】開閉器撤去時に影響を受ける子局群の記憶デー
タの更新フローを示す図。
【図21】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図22】供給区間変更時における系統構成の変化と各子
局の記憶内容を示す図。
【図23】供給区間変更時における配電系統接続DB生成
プロセスを示す図。
【図24】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図25】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図26】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図27】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図28】本発明による中央監視制御装置の更に他の機能
を示す図。
【図29】本発明の第2の実施の形態を説明する詳細構成
図。
【図30】本発明の第3の実施の形態を説明する詳細構成
図。
【図31】従来の配電系統監視制御システムの構成図。
【図32】従来の子局の構成図。
【図33】配電系統の接続例を示す図。
【図34】配電系統の接続例を示す図。
【符号の説明】
C 中央監視制御装置 Cx 系統接続DB生成手段 Cd 比較照合手段 Cg 配電系統接続DBファイル Cf ダウンロード手段 Ca 系統図データ生成手段 Ce 警報手段 M 親局 R 子局 r−1 入力部 r−2 制御部 r−3 送受信部 r−4 マイコン r−a 情報入力手段 r−b 記憶手段 r−c 情報取り出し手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線を適宜区分する複数の開閉器の監
    視制御する複数の子局と、この複数の子局からの情報を
    親局を介して取り込み配電系統全体を監視制御する中央
    監視制御装置とから成る配電系統監視制御システムにお
    いて、前記子局は、配電線を区分する開閉器の監視制御
    に必要な情報を入出力する手段と、親局との間で情報を
    送受する送受信部とを有すると共に、前記送受信部を介
    して親局からの系統接続に関する属性情報を入力する属
    性情報入力手段と、この入力された属性情報を記憶する
    記憶手段と、前記送受信部で受信された親局からの指令
    に基づいて前記記憶装置に記憶されている情報を取り出
    すための情報取り出し手段とを備えたことを特徴とする
    配電系統監視制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、前記中央監視制御装置は、系統接続データ
    ベース生成手段及び配電系統接続データベースファイル
    を設け、親局を介して監視制御しようとする配電線群全
    体について当該子局の記憶手段が記憶している配電系統
    の接続関係に関する属性情報を取り込み、前記系統接続
    データベース生成手段により監視制御の対象となる配電
    系統接続データベースを生成し、これを配電系統接続デ
    ータベースファイルに格納するようにしたことを特徴と
    する配電系統監視制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、前記中央監視制御装置は系統図データ生成
    手段を備え、配電系統接続データベースファイルに格納
    されている配電系統接続データベースをもとに、配電線
    系統図データを生成・描画することを特徴とする配電系
    統監視制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、中央監視制御装置にダウンロード手段を付
    加し、このダウンロード手段が、配電系統接続データベ
    ースファイルに格納されている配電系統接続データベー
    スから、各子局夫々が記憶すべき配電系統における接続
    関係に関する属性情報を親局を介して各子局にダウンロ
    ードすることを特徴とする配電系統監視制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、中央監視制御装置に系統構成変化検出手段
    及び配電系統接続データベース更新手段を付加し、配電
    線上に開閉器が新規に設置されたとき、新設子局及び系
    統接続上影響を受ける他の既設開閉器を監視制御する子
    局から、その記憶する配電系統の接続関係に関する属性
    情報を親局を介し中央監視制御装置に取り込み、その取
    り込んだ記憶内容に基づいて配電系統接続データベース
    を更新することを特徴とする配電系統監視制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上に開閉器が
    新規に設置されたとき、当該新設開閉器を監視制御する
    子局のみからその記憶する配電系統の接続関係に関する
    属性情報を親局を介して取り込み、系統接続上影響を受
    ける他の既設開閉器を監視制御する子局については、当
    該新設開閉器を監視制御する子局から取り込んだ情報に
    基づき開閉器新設後の接続関係を判断し、新設開閉器と
    更に影響を受ける既設開閉器についての接続関係をあわ
    せて、配電系統接続データベースを更新するとともに、
    当該新設開閉器により系統接続上影響を受ける他の既設
    開閉器を監視制御する子局に対し、ダウンロードするこ
    とを特徴とする配電系統監視制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上から任意の
    開閉器が撤去されたとき、当該開閉器の撤去により系統
    接続上影響を受ける他の既設開閉器を監視制御する子局
    から、その記憶する配電系統の接続関係に関する属性情
    報を親局を介して取り込み、その取り込んだ記憶内容に
    基づいて配電系統接続データベースを更新することを特
    徴とする配電系統監視制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、中央監視制御装置は、配電線上から任意の
    開閉器が撤去される場合、当該開閉器を監視制御する子
    局からの開閉器撤去情報を親局を介して取り込んでこれ
    を検出することにより、系統接続上影響を受ける他の既
    設開閉器を監視制御している子局の接続関係を自動的に
    判断し、影響を受ける既設開閉器についての接続関係を
    あわせて、配電系統接続データベースを更新するととも
    に、系統接続上影響を受ける既設開閉器を監視制御する
    子局に対し、ダウンロードすることを特徴とする配電系
    統監視制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の配電系統監視制御システ
    ムにおいて、配電線の接続状態を変更する場合もしくは
    開閉器の運用形態を常時「閉」運用から常時「開」運用
    に変更するか又はその逆を実施する場合、変更対象とな
    る開閉器を監視制御する子局が記憶している配電系統の
    接続に関する属性情報を変更し、この変更後の記憶内容
    を親局手段を介し中央監視制御装置に取り込み、その取
    り込んだ記憶内容に基づいて配電系統接続データベース
    を更新することを特徴とする配電系統監視制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の配電系統監視制御シス
    テムにおいて、中央監視制御装置に系統変更手段及びダ
    ウンロード手段を付加し、系統変更手段によって配電系
    統接続データベースを変更・更新する都度、ダウンロー
    ド手段によって配電系統接続データベースから系統の接
    続に関する属性情報を親局を介して必要な子局にダウン
    ロードすることを特徴とする配電系統監視制御システム
  11. 【請求項11】 請求項2記載の配電系統監視制御シス
    テムにおいて、中央監視制御装置に比較照合手段及び警
    報手段を付加し、子局の記憶手段の記憶する系統の接続
    に関する属性情報と、配電系統接続データベースを比較
    照合し、夫々が保持する情報が一致しない場合、警報手
    段によって警報を発するよう構成したことを特徴とする
    配電系統監視制御システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の配電系統監視制御シ
    ステムにおいて、中央監視制御装置にダウンロード手段
    を付加し、子局の記憶手段の記憶する情報と配電系統接
    続データベースとを比較照合し、夫々が保持する情報が
    一致しない場合、配電系統の接続データベースの一部又
    は全部を、必要とする当該子局に自動的に系統接続に関
    する属性情報としてダウンロードすることを特徴とする
    配電系統監視制御システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の配電系統監視制御シ
    ステムにおいて、子局の記憶手段が記憶する情報と配電
    系統接続データベースとを比較照合し、夫々が保持する
    情報が一致しない場合、配電系統の接続データベースの
    一部又は全部を、必要とする当該子局にオペレータの指
    示に基づいて系統接続に関する属性情報としてダウンロ
    ードすることを特徴とする配電系統監視制御システム。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の配電系統監視制御シス
    テムにおいて、配電用開閉器監視制御子局に子局障害検
    出部及び隣接子局バックアップ部を付加し、子局が何ら
    かの障害にて停止した場合、子局障害検出部で検出し、
    隣接子局バックアップ部にて障害子局の子局手段をバッ
    クアップすることを特徴とする配電系統監視制御システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項2記載の配電系統監視制御シス
    テムにおいて、中央監視制御装置に子局障害検出手段及
    び子局バックアップ手段を付加し、子局が何らかの障害
    にて停止した場合、子局障害検出手段にて障害を検出
    し、子局バックアップ手段にて障害子局をバックアップ
    することを特徴とする配電系統監視制御システム。
  16. 【請求項16】 子局の記憶手段に記憶されている配電
    系統の接続関係に関する属性情報を親局を介して中央監
    視制御装置に取り込み、かつこの属性情報から監視制御
    の対象となる配電系統接続データベースを同中央監視制
    御装置内に生成させる配電系統監視制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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JP2010226864A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Tokyo Electric Power Co Inc:The 系統解析装置のデータベース化方法
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JP2016174496A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 三菱電機株式会社 系統図自動作成システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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