JPH11298819A - 番組監視システム、番組監視方法及び番組監視方法を記録した記録媒体 - Google Patents

番組監視システム、番組監視方法及び番組監視方法を記録した記録媒体

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JPH11298819A
JPH11298819A JP10094300A JP9430098A JPH11298819A JP H11298819 A JPH11298819 A JP H11298819A JP 10094300 A JP10094300 A JP 10094300A JP 9430098 A JP9430098 A JP 9430098A JP H11298819 A JPH11298819 A JP H11298819A
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program
broadcast
monitoring
warning signal
data
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JP10094300A
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Keizo Nagaishi
敬三 長石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、番組監視システム、番組監視方法及
び番組監視方法を記録した記録媒体に関し、例えばディ
ジタル衛星放送システムに適用して、コマーシャル等の
監視を要する番組を容易に監視できるようにする。 【解決手段】コマーシャル等の監視を要する番組の放送
開始を告知し、又は選択的に記録することにより、さら
には放送時間、番組名のリスト、受信障害の理由のリス
トより指定された事項を取得して記録を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、番組監視システ
ム、番組監視方法及び番組監視方法を記録した記録媒体
に関し、例えばディジタル衛星放送システムに適用する
ことができる。本発明は、コマーシャル等の監視を要す
る番組の放送開始を告知することにより、また選択的に
記録することにより、さらには放送時間、番組名のリス
ト、受信障害の理由のリストより指定された事項を取得
して記録を作成することにより、これら番組を容易に監
視できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、地上波の放送局においては、1つ
のチャンネルにより種々の番組を放送するようになされ
ており、特に重要な番組については監視を要する番組と
して放送結果を監視するようになされている。
【0003】この監視を要する番組は、例えばコマーシ
ャルである。放送局では、アンテナより送出した放送波
を受信し、受信結果をモニタにより確認する。さらに設
備の故障等により番組が視聴できなくなると、番組が視
聴できなくなった時間、番組内容等を記録に残し、依頼
者に報告するようになされていた。
【0004】これに対してディジタル衛星放送システム
においては、複数系統のビデオデータ、オーディオデー
タをトランスポートストリームパケットにより時分割多
重化して多重化データを生成し、このようにして生成し
た複数の多重化データを周波数多重化して伝送するよう
になされており、これにより多くのサービスを提供でき
るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでディジタル衛
星放送システム等の多チャンネル放送システムにおいて
も、コマーシャルのような監視を必要とする番組の放送
が考えられる。
【0006】ところがディジタル衛星放送システム等の
多チャンネル放送システムにおいては、多くのチャンネ
ルでなるサービスを提供していることにより、監視の作
業が大きな負担になる。地上波の放送局においては、1
つのチャンネルを1人の監視員により監視していること
により、例えば100チャンネルのサービスを提供する
多チャンネル放送システムに地上波のシステムをそのま
ま適用すると、単にコマーシャルを監視する為に、10
0人もの人員が必要になる。
【0007】またこのように番組を監視する場合、異常
を見落とす場合もある。さらに一旦異常が発生すると、
異常の内容を報告する煩雑な作業も必要となる。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、所望の番組を容易に監視することができる番組監視
システム、番組監視方法及び番組監視方法を記録した記
録媒体を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、番組監視システムに適用して、監
視を要する番組の放送開始を警告する警告信号を生成す
る警告信号生成手段と、この警告信号に従って、先の番
組の放送開始を告知する警告手段とを備えるようにす
る。
【0010】また、監視を要する番組の放送開始を警告
する警告信号を生成する警告信号生成手段と、この警告
信号に従って、先の監視を要する番組を選択的に記録す
る記録手段とを備えるようにする。
【0011】さらに順次送出する番組の放送時間、番組
名のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を
取得すると共に、受信障害の理由のリストより指定され
た受信障害を取得し、事前に設定されたフォーマットに
よる記録を作成する。
【0012】さらに番組監視方法に適用して、監視を要
する番組の放送開始を警告する警告信号を生成し、この
警告信号に従って、番組の放送開始を告知する。
【0013】また監視を要する番組の放送開始を警告す
る警告信号を生成し、この警告信号に従って、監視を要
する番組を選択的に記録する。
【0014】さらに順次送出する番組の放送時間、番組
名のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を
取得すると共に、受信障害の理由のリストより指定され
た受信障害の理由を取得し、事前に設定されたフォーマ
ットによる記録を作成する。
【0015】さらに番組監視方法を記録する記録媒体に
適用して、この番組監視方法が、順次送出する番組の放
送時間、番組名のリストより、指定された番組の放送時
間、番組名を取得するステップと、受信障害の理由のリ
ストより指定された受信障害の理由を取得するステップ
と、事前に設定されたフォーマットにより取得した放送
時間、番組名、受信障害による記録を作成するステップ
とを有するようにする。
【0016】番組監視システムに適用して、監視を要す
る番組の放送開始を警告する警告信号を生成する警告信
号生成手段と、この警告信号に従って、先の番組の放送
開始を告知する警告手段とを備えるようにすれば、コマ
ーシャル等の監視を要する番組が全体の放送時間のごく
僅かな時間を占めている場合でも、確実にモニタするこ
とができる。
【0017】また、監視を要する番組の放送開始を警告
する警告信号を生成する警告信号生成手段と、この警告
信号に従って、先の監視を要する番組を選択的に記録す
る記録手段とを備えるようにすれば、異常を見落とした
場合、異常か否か判然としない場合に見直して、正しい
監視結果を得ることができる。
【0018】また順次送出する番組の放送時間、番組名
のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を取
得すると共に、受信障害の理由のリストより指定された
受信障害を取得し、事前に設定されたフォーマットによ
る記録を作成すれば、番組の指定、受信障害の理由の指
定により受信障害の内容を記録することができる。
【0019】さらに番組監視方法に適用して、監視を要
する番組の放送開始を警告する警告信号を生成し、この
警告信号に従って、番組の放送開始を告知すれば、コマ
ーシャル等の監視を要する番組が全体の放送時間のごく
僅かな時間を占めている場合でも、確実にモニタするこ
とができる。
【0020】また監視を要する番組の放送開始を警告す
る警告信号を生成し、この警告信号に従って、監視を要
する番組を選択的に記録すれば、異常を見落とした場
合、異常か否か判然としない場合に見直して、正しい監
視結果を得ることができる。
【0021】さらに順次送出する番組の放送時間、番組
名のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を
取得すると共に、受信障害の理由のリストより指定され
た受信障害の理由を取得し、事前に設定されたフォーマ
ットによる記録を作成すれば、番組の指定、受信障害の
理由の指定により受信障害の内容を記録することができ
る。
【0022】さらに番組監視方法を記録する記録媒体に
適用して、この番組監視方法が、順次送出する番組の放
送時間、番組名のリストより、指定された番組の放送時
間、番組名を取得するステップと、受信障害の理由のリ
ストより指定された受信障害の理由を取得するステップ
と、事前に設定されたフォーマットにより取得した放送
時間、番組名、受信障害による記録を作成するステップ
とを有するしても、簡易に受信障害の内容を記録するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0024】(1)第1の実施の形態 (1−1)全体構成 図2は、この実施の形態に係るディジタル衛星放送シス
テムを示すブロック図である。このディジタル衛星放送
システム1において、番組提供会社2は、このディジタ
ル衛星放送システム1により種々のサービスを提供する
主体であり、サービスに供するビデオデータ、オーディ
オデータ等をビデオテープレコーダ3等により提供す
る。また端局4よりニュース番組等によるサービスを構
成するビデオデータ、オーディオデータ等を提供する。
さらにこれらサービスの放送予定等の情報を端末2Aを
介して送出する。
【0025】ベースバンドシステム5は、各種の番組提
供会社2より提供されるサービスを蓄積し、放送予定に
従って送出する。すなわちベースバンドシステム5にお
いて、カート6は、多数の記録媒体を保持し、番組提供
会社2より提供されるサービスを各記録媒体に記録す
る。カート6は、コントローラ7の制御により、各記録
媒体を再生し、各記録媒体に記録されてなるビデオデー
タ、オーディオデータ等を出力する。サーバー8は、カ
ート6より送出されるデータを一時保持し、コントロー
ラ7の制御により送出する。ルーター9は、サーバー8
の出力データ、番組提供会社2の端局4より入力される
各種データD1を続くアップリンクシステム11に送出
する。コントローラ7は、コンピュータにより構成さ
れ、スケジューラー12により設定される放送スケジュ
ールに従って、このベースバンドシステム5全体の動作
を制御する。
【0026】アップリンクシステム11は、ベースバン
ドシステム5より出力される各種データD1をそれぞれ
符号化処理した後、時分割多重化して多重化データを生
成し、この多重化データを周波数多重化してアップリン
クする。すなわちアップリンクシステム11において、
エンコーダ(ENC)13は、コントローラ15の制御
により、ベースバンドシステム5より出力される各種デ
ータD1を符号化処理して符号化データを出力する。
【0027】多重化装置(MUX)16は、コントロー
ラ15の制御により、この符号化データを時分割多重化
処理して多重化データを生成する。このとき多重化装置
16は、内蔵のスクランブラー17により所望のトラン
スポートストリームパケットをスクランブル処理して出
力する。また各トランスポートストリームパケットの処
理に必要なプログラム仕様情報PSI(Program Specif
ic information)、番組自体の解読情報ECM、受信契
約情報EMM等のパケットを生成して多重化する。さら
にEPG生成回路19より出力される電子番組ガイドE
PG(Electronic Program Guide)を多重化する。さら
にこのとき多重化装置(MUX)16は、番組自体の解
読情報ECM、受信契約情報EMMについては、別途、
スクランブル処理して多重化する。
【0028】なおここで、プログラム仕様情報PSI
は、番組選択基準のデータであり、トランスポンダの周
波数、トランスポートストリームパケットのパケットI
Dにより各サービスのパケットを特定する。また番組自
体の解読情報ECMは、スクランブル処理したキーデー
タ等により構成され、受信契約情報EMMは、この番組
自体の解読情報ECMよりキーデータを取得するために
必要なデータにより構成される。
【0029】スクランブラー17は、フリップフロップ
の直列接続回路、この直列接続回路の所定段出力と入力
データとの排他的論理和を計算するイクスクルーシブオ
ア回路等により構成され、この直列接続回路の所定段出
力、イクスクルーシブオア回路出力を直列接続回路の入
力段に帰還すると共に、各フリップフロップに所定周期
で少なくともキーデータの各ビット等をセットすること
により、入力データをスクランブル処理して出力する。
【0030】EPG生成回路19は、スケジューラー1
2の制御により、電子番組ガイドEPGのデータを生成
して出力する。変調回路(MOD)20は、多重化装置
16より出力される多重化データに誤り訂正符号を付加
した後、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying )
変調して変調信号を出力する。アップリンクシステム1
1は、このようにして複数系統の処理回路によりそれぞ
れ変調信号を生成し、これら複数の変調信号を周波数多
重化する。さらにこの周波数多重化信号をアンテナ21
より衛星22にアップリンクする。
【0031】衛星22は、このアップリンクされた放送
波を周波数変換してダウンリンクする。
【0032】顧客視聴許可システム23は、このディジ
タル衛星放送システムを視聴する各ユーザーに対して、
ICカード24を発行し、このICカード24により受
信契約情報EMMを取得できるようにする。すなわち顧
客視聴許可システム23において、EMMプロセッサ2
5は、受信契約情報EMMのデータを生成してアップリ
ンクシステム11に送出する。これにより顧客視聴許可
システム23は、各ユーザーに対して、放送波を介して
受信契約情報EMMを配給する。さらにEMMプロセッ
サ25は、各ユーザーの契約内容に従って、各ユーザー
毎に、受信契約情報EMMの受信に必要な素データを生
成し、ICカードマネージャー26は、この素データを
記録したICカード24を発行する。
【0033】IRD(Integrated Receiver Decoder )
27は、アンテナ28を介して衛星22よりダウンリン
クされる放送波を受け、この放送波より所望のサービス
を取得する。このときIRD27は、ICカード24に
記録された素データに基づいて、放送波より受信契約情
報EMMを取得し、この受信契約情報EMMに従って契
約番組をデスクランブル処理して受信する。また必要に
応じて電話回線を介して、視聴結果を顧客管理システム
29に通知する。
【0034】顧客管理システム29は、受信契約に従っ
て、またIRD27より通知される視聴結果に従って、
各ユーザー毎に課金等の処理を実行する。
【0035】スケジューラー12は、番組提供会社2よ
り提供される放送予定の情報等に従ってこのシステム全
体の動作を制御する。すなわちスケジューラー12にお
いて、データベース(DB)30は、放送予定の情報等
を保持し、端末31は、別途この放送予定の情報等を入
力できるようになされている。放送番組編成システムB
DPS(Broadcast Data Processing System)32は、
データベース30に登録された放送予定の情報等に従っ
て番組送出の管理データを生成し、このデータに従って
ベースバンドシステム5等を制御する。また放送番組編
成システム32は、このデータに従って、プログラム仕
様情報PSI、番組自体の解読情報ECMのパケット生
成に必要なデータを生成し、このデータをアップリンク
システム11の多重化装置16に通知する。また電子番
組ガイドEPGの生成に必要なデータを生成し、EPG
生成回路19に通知する。
【0036】図3は、アップリンクシステム11を周辺
構成と共に示すブロック図である。ここでNMD(Netw
ork Management Database )40は、放送番組編成シス
テム32より放送予定の情報を受け、この放送予定の情
報より電子番組ガイドEPGに関するデータ、スケジュ
ールに関するデータ等をバスBUSに送出し、ベースバ
ンドシステム5、アップリンクシステム11、顧客管理
システム29にこれらのデータを分配する。
【0037】アップリンクシステム11において、MR
C(Master Redundant Controller)41は、このアッ
プリンクシステム11全体の動作を制御するコンピュー
タにより構成され、下位の装置より異常が通知される
と、必要に応じて異常が発生した装置における処理を対
応する予備装置に切り換える。かくするにつきMRC4
1が図2について説明したコントローラ15を主に構成
することになる。
【0038】DLS(Download Server )42は、IR
D27のバージョンアップデータ等を送出する。EMM
リピーター(EMM−REP)43は、バスBUSを介
して顧客視聴許可システム23より受信契約情報EMM
のデータを取得し、このデータより受信契約情報EMM
のデータを多重化装置16に出力する。
【0039】チェーン44A〜44Nは、ほぼ同一に構
成され、ベースバンドシステム5の出力データD1をそ
れぞれ放送に適した符号化処理により符号化処理した
後、時分割多重化処理して多重化データを生成する。さ
らにこの多重化データをそれぞれQPSK(Quadrature
Phase Shift Keying )変調して出力する。
【0040】すなわち例えばチェーン44Aにおいて、
PGS(Program Guide System)45は、バスBUSを
介して放送番組編成システム32より送出されたデータ
を受け、チェーン44Aで送出するサービスのスケジュ
ールデータを生成する。さらにこのスケジュールデータ
に従って、プログラム仕様情報PSIのパケット生成に
必要なデータを生成し、MCS50を介して多重化装置
16に通知する。また番組自体の解読情報ECMのパケ
ット生成に必要なデータを同様にして多重化装置16に
通知し、電子番組ガイドEPGの生成に必要なデータを
EPG−FC(EPG Flow Controller )46に通知す
る。
【0041】エンコーダ制御装置(ECS:Encoder Co
ntrol Subsystem )47は、PGS45により作成され
たスケジュールデータに従ってエンコーダ13の動作を
制御する。ここでエンコーダ13は、複数系統のエンコ
ーダ13A〜13Nにより構成され、エンコーダ制御装
置47は、各エンコーダ13A〜13Nの動作を制御す
る。ここでエンコーダ13A〜13Nは、それぞれベー
スバンドシステム5の出力データD1を受け、この出力
データを符号化処理して多重化装置16に出力する。な
おエンコーダ13A〜13Nのうち所定のエンコーダ
は、ビデオデータ及びオーディオデータについてMPE
G(Moving Picture Experts Group)に規定された符号
化方式により符号化処理して出力する。
【0042】EPG−FC46は、PGS45より通知
された電子番組ガイドEPGの生成に必要なデータよ
り、電子番組ガイドEPGのデータを生成して多重化装
置16に出力する。
【0043】MCS(Multiplexer Control Subsystem
)50は、PGS45より出力されるスケジュールデ
ータに従って多重化装置16の動作を制御する。またM
CS50は、PGS45より送出されたプログラム仕様
情報PSIのデータ、番組自体の解読情報ECMのデー
タを多重化装置16に通知する。
【0044】これらにより多重化装置16は、エンコー
ダ13A〜13Nの出力データによりトランスポートス
トリームパケットを生成して多重化処理し、この多重化
処理による多重化データD3に、プログラム仕様情報P
SIのパケット、スクランブル処理した番組自体の解読
情報ECM、受信契約情報EMM等のパケットを介挿す
る。また変調回路20においては、この多重化装置16
の多重化データD3に誤り訂正符号を付加してQPSK
変調する。
【0045】予備チェーン51A、51Bは、チェーン
44A〜44Nの1つとそれぞれ同一に構成され、必要
に応じて何れかのチェーン44A〜44Nに代えて対応
する処理を実行できるようになされている。
【0046】IFスイッチ(IF (Intermediate Frequ
ency)SW)53は、予備チェーン51A又は51Bよ
り出力されるQPSK変調信号と、変調回路20より出
力されるQPSK変調信号とを選択的に出力する。
【0047】SRC(Sub Redundant Controller)53
は、PGS45の予備装置を構成する。アップコンバー
タ54A〜54Nは、それぞれ各チェーン44A〜44
Nより出力されるQPSK変調信号を各チェーン44A
〜44Nに割り当てられた周波数に周波数変換して出力
する。アップリンクシステム11は、このアップコンバ
ータ54A〜54Nの出力信号を加算し、これにより各
チェーン44A〜44Nをそれぞれトランスポンダに割
り当ててQPSK変調信号を周波数多重化し、アンテナ
21よりアップリンクする。
【0048】図4は、IRDを示すブロック図である。
IRD27において、周波数コンバータ61は、アンテ
ナ28より得られる放送波を周波数変換して出力する。
フロントエンド部62は、この周波数コンバータ61の
出力信号より所望のトランスポンダによる放送波を選択
的に処理し、このトランスポンダにより送出された多重
化データを復調して出力する。
【0049】すなわちフロントエンド部62において、
キャリア選択部63は、ホストプロセッサ64の制御に
より局部発振周波数を切り換え、周波数コンバータ61
の出力信号より所望のトランスポンダによる放送波を選
択すると共に、この選択した放送波を中間周波信号に変
換して出力する。
【0050】QPSK復調部65は、このキャリア選択
部63より出力される中間周波信号を検波し、これによ
り誤り訂正符号が付加されてなる多重化データを出力す
る。FECデコーダ66は、このQPSK復調部65の
出力データを誤り訂正処理(FEC:Forward Error Co
rrection)し、これにより多重化データD3を出力す
る。
【0051】トランスポート部67は、ホストプロセッ
サ64の制御により、必要に応じてこの多重化データを
デスクランブル処理した後、所望のパケットを選択し、
これにより多重化データを元のデータ列に復調する。す
なわちトランスポート部67において、デスクランブル
回路68は、フロントエンド部62より出力される多重
化データを続くデマルチプレクサ69に出力し、このと
きホストプロセッサ64の制御により、この多重化デー
タをデスクランブル処理して出力する。
【0052】すなわちデスクランブル回路68は、フリ
ップフロップの直列接続回路、この直列接続回路の所定
段出力と入力データとの排他的論理和を計算するイクス
クルーシブオア回路等により構成され、この直列接続回
路の所定段出力、イクスクルーシブオア回路出力を直列
接続回路の入力段に帰還すると共に、この直列接続回路
にICカード24による素データ等をセットすることに
より受信契約情報EMMをデスクランブルできるよにな
されている。また同様の回路構成において、この受信契
約情報EMMより取得したデータ、素データ等をセット
することにより、番組自体の解読情報ECMをデスクラ
ンブルしてキーデータを取得できるようになされ、さら
にこのキーデータをセットして契約番組のスクランブル
処理を解除できるようになされている。
【0053】デマルチプレクサ69は、ホストプロセッ
サ64により指定されるパケットIDのトランスポート
ストリームパケットを選択し、元のデータ列により出力
する。このときデマルチプレクサ69は、パケットID
が値0のパケットについては、プログラム仕様情報PS
Iが割り当てられていることにより、このパケットの情
報をホストプロセッサ64に通知する。また同様にし
て、番組自体の解読情報ECM、受信契約情報EMM等
のパケットを検出し、このパケットの情報をホストプロ
セッサ64に通知する。またデマルチプレクサ69は、
各パケットにパケットIDと共に付加されたストリーム
IDを基準にして、各パケットに割り当てられたデータ
の属性を判定し、続くMPEGデコーダ70に出力す
る。
【0054】MPEGデコーダ70は、このトランスポ
ート部67の出力データを処理してビデオ信号SV、オ
ーディオ信号SAを出力する。すなわちMPEGデコー
ダ70において、EPG処理プロセッサ71は、トラン
スポート部67より電子番組ガイドEPGのパケットに
割り当てられたデータを受け、このデータをホストプロ
セッサ64に通知すると共に、ホストプロセッサ64の
制御によりこのデータより画像データを生成する。ここ
でこの画像データは、電子番組ガイドの内容を表示する
表示画面を生成するものである。EPG処理プロセッサ
71は、この画像データをNTSCエンコーダ72に出
力する。
【0055】またビデオデコーダ73は、デマルチプレ
クサ69よりビデオデータを受け、このビデオデータを
復号化してNTSCエンコーダ72に出力する。オーデ
ィオデコーダ74は、デマルチプレクサ69よりオーデ
ィオデータを受け、このオーディオデータを復号化して
出力する。NTSCエンコーダ72は、ホストプロセッ
サ64の制御により、EPG処理プロセッサ71より出
力される画像データ、ビデオデコーダ73より出力され
るビデオデータを選択的に処理し、NTSC方式のビデ
オ信号SVを出力する。ディジタルアナログ変換回路
(D/A)75は、オーディオデコーダ74より出力さ
れるオーディオデータをディジタルアナログ変換処理
し、オーディオ信号SAを出力する。
【0056】ICカード24は、受信契約情報EMMの
デスクランブルに必要な素データをホストプロセッサ6
4の制御により送出し、また記録した内容がホストプロ
セッサ64により更新される。
【0057】ホストプロセッサ64は、このIRD27
の動作を制御するコンピュータにより構成され、図示し
ない操作子、リモートコマンダの操作に応動して、キャ
リア選択部63に制御コマンドを発行し、所望のトラン
スポンダによる放送波を選択的に受信する。さらにホス
トプロセッサ64は、デマルチプレクサ69より出力さ
れるプログラム仕様情報PSIを内蔵のメモリに保持
し、プログラム仕様情報PSIのバージョンが更新され
ると、この保持した内容をデマルチプレクサ69より出
力されるプログラム仕様情報PSIにより更新する。
【0058】またホストプロセッサ64は、ユーザーの
操作に応動してNTSCエンコーダ72に制御コマンド
を発行し、これにより電子番組ガイドEPGをオンスク
リーン表示し、またこの表示を切り換える。さらにホス
トプロセッサ64は、このオンスクリーン表示における
ユーザーの選択操作に応じて、または操作子を操作して
入力されるチャンネル番号に応じて、内蔵のメモリに保
持したプログラム仕様情報PSIに基づいてキャリア選
択部63、デマルチプレクサ69に制御コマンドを発行
する。これによりホストプロセッサ64は、ユーザーの
所望するチャンネルの番組を選択するように、デマルチ
プレクサ69で選択するパケットを切り換え、また受信
するトランスポンダを切り換える。
【0059】このようにして所望のチャンネルを受信す
るにつき、デスクランブル処理された番組を選択する場
合、ICカード24の素データをデスクランブル回路6
8にセットし、受信契約情報EMMのデスクランブルを
解除する。さらにデマルチプレクサ69よりこの受信契
約情報EMMのデータを受け、この受信契約情報EMM
のデータに基づいてデスクランブル回路68により番組
自体の解読情報ECMをデスクランブル処理すると共
に、この番組自体の解読情報ECMより対応する番組の
キーデータKSを取得する。さらにホストプロセッサ6
4は、このキーデータKSをデスクランブル回路68に
セットし、これにより所望するパケットのスクランブル
を解除する。
【0060】さらにこのようにしてデスクランブルして
デマルチプレクサ69より入力される受信契約情報EM
M、番組自体の解読情報ECMのバージョンを監視し、
このバージョンが更新されると、改めて受信契約情報E
MM、番組自体の解読情報ECMより対応する番組のキ
ーデータを取得し、デスクランブル回路68にセットす
る。
【0061】これに対して所望のチャンネルについてキ
ーデータを取得できない場合、ホストプロセッサ64
は、NTSCエンコーダ72、オーディオデコーダ74
に制御コマンドを発行し、これによりミューティングを
指示して復調結果の出力を中止する。さらに未契約のた
め受信できない旨のメッセージをモニタ装置に表示する
ように、NTSCエンコーダ72の動作を制御する。
【0062】またホストプロセッサ64は、現在受信中
のサービスに課金が必要な場合、例えば電話回線を介し
て顧客管理システム29に通知する。
【0063】(1−2)監視システム 図1は、このディジタル衛星放送システム1の監視シス
テムを示すブロック図である。この監視システム80
は、監視を要する番組の放送開始を告知する告知システ
ムと、放送した番組を受信してモニタするモニタシステ
ム81とにより構成される。
【0064】告知システムは、スケジューラー12によ
り設定された放送スケジュールに従ってカート6を制御
して順次番組を送出するコントローラ7より、監視を要
する番組の送出開始3秒前になると、この放送スケジュ
ールに従ってこの監視を要する番組の放送開始を警告す
るプリキュー信号PreCUEを出力する。
【0065】すなわちスケジューラー12においては、
番組を特定するデータと、この番組の送出を開始する時
間情報とにより放送スケジュールが規定され、これによ
り例えば図5に示すように、所定の番組のオープニング
を放送した後、コマーシャル群CM1、オープニングの
続きでなる本編、コマーシャル群CM2の順序で番組を
送出する。ここで各コマーシャル群CM1及びCM2
は、それぞれ複数のコマーシャルCM1−1〜CM1−
4及びCM2−1〜CM2−4により構成される。
【0066】告知システムは、各コマーシャル群CM1
及びCM2の送出開始3秒前になると、この放送スケジ
ュールに従ってプリキュー信号PreCUEを出力す
る。
【0067】またコントローラ7は、CMテイクボタン
82が操作されると、3秒経過してカート6よりコマー
シャル群を順次送出し、これにより例えば生放送等にあ
っては、ディレクターの判断したタイミングで適宜、予
定したコマーシャルを放送する。この場合告知システム
は、CMテイクボタン82が操作されるとプリキュー信
号PreCUEを出力し、これにより臨時で監視を要す
る番組を送出する場合にも、この番組の送出開始の3秒
前にプリキュー信号PreCUEを出力する。
【0068】モニタシステム81は、このディジタル衛
星放送システム1による8つのサービスをそれぞれ監視
するモニタ系統が複数配置され、これによりこのディジ
タル衛星放送システム1により提供する全てのサービス
を監視する。なおこれらモニタ系統は同一の構成でなる
ことにより、図1においては、1系統のモニタ系統につ
いてのみ示す。
【0069】このモニタ系統においては、衛星22より
ダウンリンクされる放送波をアンテナ83で受信し、8
台のIRD84A〜84Hに入力する。ここでIRD8
4A〜84Hは、図4について上述したIRD27と同
一に構成され、それぞれ指定されたサービスを受信し、
その受信結果でなる8系統のビデオ信号SVA〜SV
H、オーディオ信号SAA〜SAHを出力する。
【0070】モニタ85は、これらIRD84A〜84
Hより出力される8系統のビデオ信号SVA〜SVHを
マルチ画面により表示する。
【0071】さらにモニタ系統においては、このモニタ
85の表示画面に隣接して、ランプ86が配置され、プ
リキュー信号PreCUEによりこのランプ86を点灯
する。これによりモニタ系統は、モニタ86を視認する
オペレータの注意を喚起するようになされている。
【0072】(1−3)実施の形態の動作 以上の構成において、ディジタル衛星放送システム1に
おいては(図2)、視聴者が何れの有料番組を視聴する
か等の契約に従って、顧客視聴許可システム23におい
て、受信契約情報EMMの受信に必要な素データがIC
カード24により視聴者に提供される。
【0073】また番組提供会社2においては、有料の番
組、無料の番組等が作成され、これら番組の素材がベー
スバンドシステム5に供給される。また放送予定がスケ
ジューラー12に通知され、この放送予定に従って、ベ
ースバンドシステム5、アップリンクシステム11の動
作を制御するスケジュールが設定される。
【0074】すなわちベースバンドシステム5におい
て、カート6に一時保持されたビデオデータ、オーディ
オデータ等がサーバー8、ルーター9を介して、放送の
スケジュールに従ってアップリンクシステム11に送出
される。このアップリンクシステム11において、ビデ
オデータ、オーディオデータ等D1は(図3)、エンコ
ーダ13A〜13Nによりそれぞれ符号化処理された
後、多重化装置16により時分割多重化処理される。ま
た続く変調回路20により変調された後、周波数多重化
されてアップリンクされ、衛星22より地上に放送され
る。
【0075】これに対して受信側においては(図4)、
アンテナ28を介して受信した放送波を周波数コンバー
タ61により周波数変換した後、フロントエンド部62
において周波数多重化された放送波より所望の変調信号
を選択して元の多重化データが復調される。さらにトラ
ンスポート部67において、この復調した多重化データ
より時分割多重化されたビデオデータ、オーディオデー
タが元のデータ列に変換され、続くMPEGデコーダ7
0において処理されて、ビデオ信号SV、オーディオ信
号SAが復調される。
【0076】このようにして伝送されるビデオデータ、
オーディオデータは、多重化の際に、それぞれパケット
IDが割り当てられ、このパケットIDとチャンネルと
の対応関係を示すプログラム仕様情報PSIが番組選択
基準のデータとして所定周期で介挿されて多重化データ
D3が生成される。
【0077】これに対応して受信側においては、プログ
ラム仕様情報PSIを基準にして所望の番組が割り当て
られたトランスポンダの周波数、この番組のパケットI
Dが検出され、これらの検出結果より、フロントエンド
部62で選択する変調信号の周波数が切り換えられ、ま
たトランスポート部67で分離されるパケットが切り換
えられる。これによりこの番組選択基準のデータにより
多重化されて伝送された複数の番組より所望の番組を簡
易に選択することが可能となる。
【0078】またこのようにして送出されるトランスポ
ートストリームパケットのうち有料番組等にあっては
(図5)、ECM暗号回路81において生成された2系
統のキーデータのうちの1のキーデータによりスクラン
ブル処理され、ヘッダの部分にスクランブル処理を示す
識別データ、スクランブル処理したキーデータを示すキ
ーデータの記述子が割り当てられて送出される。
【0079】またこの2系統のキーデータにより番組自
体の解読情報ECMが生成され、この番組自体の解読情
報ECMが受信契約情報EMMに従ってスクランブル処
理されて、同様にスクランブル処理された受信契約情報
EMMと共に、トランスポートストリームパケットと多
重化されて送出される。
【0080】受信側においては、トランスポートストリ
ームパケットのヘッダよりスクランブル処理が検出され
ると、ICカード24に記録された素データを用いて受
信契約情報EMMのデスクランブル処理が解除され、こ
の受信契約情報EMMを基準にしたデスクランブル処理
により番組自体の解読情報ECMがデスクランブル処理
される。さらにこの番組自体の解読情報ECMよりキー
データを取得して、トランスポートストリームパケット
のスクランブルが解除される。これにより受信契約情報
EMMにより受信可能な場合、すなわち契約番組におい
ては、このトランスポートストリームパケットによる番
組を視聴することができる。
【0081】これに対して非契約番組においては、番組
自体の解読情報ECMよりキーデータを取得することが
困難になり、これによりこの番組の視聴が困難になる。
【0082】このようにして番組を提供するにつき、こ
のディジタル衛星放送システム1では、各チェーン44
A〜44Nで多重化するサービス数×チェーン数による
番組がユーザーに提供され、例えば16のチェーンで各
6つのサービスを提供する場合において、各サービスに
コマーシャルを設けるとすると、96チャンネルの番組
を常時監視することが必要になる。
【0083】これらコマーシャルが正しく送出されたか
否かが監視システム80により監視される(図1)。す
なわち監視システム80において、衛星22よりダウン
リンクされた放送波が各モニタ系統に分配され、各モニ
タ系統において、さらに8台のIRD84A〜84Hに
分配される。これにより各モニタ系統において、8台の
IRD84A〜84Hで各サービスによるビデオ信号S
VA〜SVH、オーディオ信号SAA〜SAHが再生さ
れ、モニタ85によりマルチ画面表示される。
【0084】実験した結果によれば、おおよそ8チャン
ネル分の放送であれば、1人のオペレータにより監視し
て、異常を検出できることが判った。これによりディジ
タル衛星放送システム1においては、1台のモニタ85
を1人のオペレータにより監視して、コマーシャルが正
しく送出されたか否かが監視される。
【0085】具体的には、コンピュータ端末により、又
は一覧表形式により、コマーシャルの放送リストが各オ
ペレータに通知され、各オペレータにおいては、この放
送リストと実際に放送されたコマーシャルとを照合して
コマーシャルが正しく送出されたか否か判断する。
【0086】またこのようにしてコマーシャルを放送す
る際に、スケジューラー12が管理する放送スケジュー
ルに従って、またCMテイクボタン82の操作により、
コマーシャルの送出開始3秒前になると、コントローラ
7よりプリキュー信号PreCUEが出力され、このプ
リキュー信号PreCUEによりモニタ85に近接して
配置されたランプ86が点灯される。
【0087】これによりコマーシャルの送出開始が事前
にオペレータに告知され、オペレータにより見逃しが防
止される。因みに、コマーシャルは、全体の放送時間の
うちの極限られた短い時間だけ放送される特徴があり、
コマーシャルの送出を監視するオペレータにおいては、
放送時間のうちの、多くの時間は番組を監視しなくても
良い時間となる。従ってこの実施の形態のように、コマ
ーシャルの送出開始をオペレータに告知すれば、その分
オペレータの負担も格段的に軽減することができる。
【0088】(1−4)実施の形態の効果 以上の構成によれば、コマーシャル等の監視を要する番
組の放送開始を告知することにより、これら番組を容易
に監視することができる。
【0089】(2)第2の実施の形態 図1との対比により示す図6は、本発明の第2の実施の
形態に係るディジタル衛星放送システムに適用される監
視システムを示すブロック図である。この監視システム
90において、図1について上述した監視システム80
と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した
説明は省略する。
【0090】この監視システム90において、ビデオテ
ープレコーダ(VTR)91は、放送された番組を全て
記録する。サーバー92は、プリキュー信号PreCU
Eを基準にしてコマーシャルを選択的に記録する。この
ときサーバー92は、併せて現在時刻でなる時間情報を
記録する。またオペレータの操作に応動してこの記録し
たコマーシャルを再生してモニタ85に表示する。
【0091】図6に示す構成によれば、コマーシャルを
見落とした場合でも、改めて見直すことができ、これに
よりオペレータの負担を軽減して監視を要する番組を容
易に監視することができる。
【0092】(3)第3の実施の形態 図1との対比により示す図7は、本発明の第3の実施の
形態に係るディジタル衛星放送システムに適用される監
視システムを示すブロック図である。この監視システム
100において、図1について上述した監視システム8
0と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複し
た説明は省略する。
【0093】この監視システム100において、パーソ
ナルコンピュータ101は、ビデオボードを介してビデ
オ信号SVA〜SVHを入力し、これらビデオ信号SV
A〜SVHによる映像をモニタ85と同様にマルチ画面
により表示する。
【0094】この状態でパーソナルコンピュータ101
は、図8に示す処理手順を実行し、これにより受信障害
が発生した場合、その障害の内容を記録する。パーソナ
ルコンピュータ101は、この記録により、障害の内容
を記述した報告書を簡易に作成できるようになされてい
る。
【0095】すなわちパーソナルコンピュータ101
は、ステップSP1からステップSP2に移り、オペレ
ータがマウスを操作して、マルチ画面表示による何れか
の番組を指定したか否か判断する。ここで否定結果が得
られると、パーソナルコンピュータ101は、ステップ
SP2を繰り返す。
【0096】これに対してマルチ画面表示した1の番組
において異常が発生したと判断したオペレータによりこ
の番組の表示が指定されると、パーソナルコンピュータ
101は、ステップSP3に移る。ここでパーソナルコ
ンピュータ101は、スケジューラ12が保持するスケ
ジュールリストより、該当する番組の放送時間、番組名
を取得する。またコマーシャルにあっては、依頼主名を
取得する。
【0097】続いてパーソナルコンピュータ101は、
ステップSP4に移り、受信障害リストを表示する。こ
こで受信障害リストは、障害の内容と、障害の発生理由
とにより構成され、障害の内容は、例えば映像の障害、
音声の障害等が割り当てられ、障害の発生理由は、雨に
よる受信障害、衛星の故障による受信障害等が割り当て
られる。
【0098】パーソナルコンピュータ101は、これら
受信障害リストを表示すると、ステップSP5に移り、
オペレータがマウスを操作してこの受信障害リストより
障害の内容、障害の発生理由を選択すると、この選択し
た内容によりNGデータを記録する。
【0099】ここでパーソナルコンピュータ101は、
事前に設定されたフォーマットによるデータベース形式
で、ステップSP2でオペレータが指定した番組の放送
チャンネル、ステップSP3で取得した放送時間、番組
名、依頼主名、ステップSP4で入力した障害の内容、
障害の発生理由を記録した後、ステップSP2に戻る。
【0100】これによりパーソナルコンピュータ101
は、受信障害の内容を記録に残し、必要に応じてこれら
の項目を印刷して報告書を作成できるようになされてい
る。
【0101】図7及び図8に示す構成によれば、オペレ
ータの選択操作により受信障害の内容を記録するように
したことにより、さらに一段と簡易に番組を監視するこ
とができる。
【0102】(4)他の実施の形態 なお上述の第1の実施の形態においては、プリキュー信
号により告知する場合、第2の実施の形態においては、
プリキュー信号により所定の番組を選択的に記録する場
合、第3の実施の形態においては、受信障害を記録する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら
を組み合わせるようにしてもよい。
【0103】また上述の実施の形態においては、1のモ
ニタのマルチ画面表示により番組を監視する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、個々のモニタによ
り、監視する場合にも広く適用することができる。
【0104】また上述の第1の実施の形態においては、
ランプの点灯により監視を要する番組を告知する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばブザー
により告知する場合、モニタにおける表示画面の点滅に
より告知する場合等、種々の告知手法を広く適用するこ
とができる。
【0105】さらに上述の第3の実施の形態において
は、スケジューラー12より番組名等の情報を取得する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
放送番組に必要な情報が付加されている場合には、放送
された番組より取得してもよい。
【0106】また上述の実施の形態においては、本発明
をディジタル衛星放送システムに適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、ケーブルテレビ等の
種々のディジタル放送システムに、さらには従来の地上
波による放送システムに広く適用することができる。
【0107】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、コマーシ
ャル等の監視を要する番組の放送開始を告知することに
より、また選択的に記録することにより、さらには放送
時間、番組名のリスト、受信障害の理由のリストより指
定された事項を取得して記録を作成することにより、こ
れら番組を容易に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディジタル衛
星放送システムに適用される監視システムを示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディジタル衛星放送シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2のアップリンクシステムを示すブロック図
である。
【図4】図2のIRDを示すブロック図である。
【図5】放送スケジュールの説明に供する略線図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るディジタル衛
星放送システムに適用される監視システムを示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るディジタル衛
星放送システムに適用される監視システムを示すブロッ
ク図である。
【図8】図7の監視システムのパーソナルコンピュータ
の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……ディジタル衛星放送システム、2……番組提供会
社、5……ベースバンドシステム、11……アップリン
クシステム、12……スケジューラー、13……エンコ
ーダ、16……多重化装置、17……スクランブラー、
20……変調回路、22……衛星、23……顧客視聴許
可システム、27、84A〜84N……IRD、29…
…顧客管理システム、80、90、100……監視シス
テム、81……モニタ部、85……モニタ、86……ラ
ンプ、92……サーバー、101……パーソナルコンピ
ュータ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視を要する番組の放送開始を警告する
    警告信号を生成する警告信号生成手段と、 前記警告信号に従って、前記番組の放送開始を告知する
    警告手段とを備えることを特徴とする番組監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記警告手段は、 前記番組を表示する表示手段に配置されたランプでなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組監視システム。
  3. 【請求項3】 前記番組は、 放送スケジュールのデータに従って、蓄積手段より順次
    送出されて放送され、 前記警告信号生成手段は、 前記放送スケジュールのデータに従って、前記警告信号
    を生成することを特徴とする請求項1に記載の番組監視
    システム。
  4. 【請求項4】 監視を要する番組の放送開始を警告する
    警告信号を生成する警告信号生成手段と、 前記警告信号に従って、前記監視を要する番組を選択的
    に記録する記録手段とを備えることを特徴とする番組監
    視システム。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、 前記監視を要する番組の放送時間の情報を併せて記録す
    ることを特徴とする請求項4に記載の番組監視システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記番組は、 他の番組と多重化されて放送されることを特徴とする請
    求項4に記載の番組監視システム。
  7. 【請求項7】 前記番組は、 放送スケジュールのデータに従って、蓄積手段より順次
    送出されて放送され、 前記警告信号生成手段は、 前記放送スケジュールのデータに従って、前記警告信号
    を生成することを特徴とする請求項4に記載の番組監視
    システム。
  8. 【請求項8】 順次送出する番組の放送時間、番組名の
    リストより、指定された番組の放送時間、番組名を取得
    すると共に、受信障害の理由のリストより指定された受
    信障害を取得し、事前に設定されたフォーマットによる
    記録を作成することを特徴とする番組監視システム。
  9. 【請求項9】 監視を要する番組について、選択的に、
    前記記録を作成することを特徴とする請求項8に記載の
    番組監視システム。
  10. 【請求項10】 前記順次送出する番組の放送時間、番
    組名のリストより、監視を要する番組の放送開始を警告
    する警告信号を生成する警告信号生成手段を有すること
    を特徴とする請求項8に記載の番組監視システム。
  11. 【請求項11】 前記番組は、 他の番組と多重化されて放送されることを特徴とする請
    求項8に記載の番組監視システム。
  12. 【請求項12】 監視を要する番組の放送開始を警告す
    る警告信号を生成し、前記警告信号に従って、前記番組
    の放送開始を告知することを特徴とする番組監視方法。
  13. 【請求項13】 前記番組を表示する表示手段に配置さ
    れたランプにより前記監視を要する番組の放送開始を告
    知することを特徴とする請求項12に記載の番組監視方
    法。
  14. 【請求項14】 前記番組は、 放送スケジュールのデータに従って、蓄積手段より順次
    送出されて放送され、前記番組監視方法は、 前記放送スケジュールのデータに従って、前記警告信号
    を生成することを特徴とする請求項12に記載の番組監
    視方法。
  15. 【請求項15】 監視を要する番組の放送開始を警告す
    る警告信号を生成し、 前記警告信号に従って、前記監視を要する番組を選択的
    に記録することを特徴とする番組監視方法。
  16. 【請求項16】 前記監視を要する番組の放送時間の情
    報を併せて記録することを特徴とする請求項15に記載
    の番組監視方法。
  17. 【請求項17】 前記番組は、 他の番組と多重化されて放送されることを特徴とする請
    求項15に記載の番組監視方法。
  18. 【請求項18】 前記番組は、 放送スケジュールのデータに従って、蓄積手段より順次
    送出されて放送され、 前記番組監視方法は、 前記放送スケジュールのデータに従って、前記警告信号
    を生成することを特徴とする請求項15に記載の番組監
    視方法。
  19. 【請求項19】 順次送出する番組の放送時間、番組名
    のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を取
    得すると共に、受信障害の理由のリストより指定された
    受信障害の理由を取得し、事前に設定されたフォーマッ
    トによる記録を作成することを特徴とする番組監視方
    法。
  20. 【請求項20】 監視を要する番組について、選択的
    に、前記記録を作成することを特徴とする請求項19に
    記載の番組監視方法。
  21. 【請求項21】 前記順次送出する番組の放送時間、番
    組名のリストより、監視を要する番組の放送開始を警告
    することを特徴とする請求項19に記載の番組監視方
    法。
  22. 【請求項22】 前記番組は、 他の番組と多重化されて放送されることを特徴とする請
    求項19に記載の番組監視方法。
  23. 【請求項23】 順次送出する番組の放送時間、番組名
    のリストより、指定された番組の放送時間、番組名を取
    得するステップと、 受信障害の理由のリストより指定された受信障害の理由
    を取得するステップと、 事前に設定されたフォーマットにより取得した放送時
    間、番組名、受信障害による記録を作成するステップと
    を有することを特徴とする番組監視方法を記録した記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009033A (ja) * 2001-06-27 2003-01-10 Sanyo Electric Co Ltd ディジタル放送受信装置
KR100850198B1 (ko) 2007-01-03 2008-08-04 삼성전자주식회사 휴대용 단말기에서 디지털 방송 정보를 제공하기 위한 장치및 방법

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KR100850198B1 (ko) 2007-01-03 2008-08-04 삼성전자주식회사 휴대용 단말기에서 디지털 방송 정보를 제공하기 위한 장치및 방법

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