JP2000358229A - デジタル放送再生システム - Google Patents

デジタル放送再生システム

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JP2000358229A
JP2000358229A JP11171621A JP17162199A JP2000358229A JP 2000358229 A JP2000358229 A JP 2000358229A JP 11171621 A JP11171621 A JP 11171621A JP 17162199 A JP17162199 A JP 17162199A JP 2000358229 A JP2000358229 A JP 2000358229A
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digital broadcast
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JP11171621A
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Tsutomu Hayashi
努 林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者と放送事業者との契約情報を効率的に
管理することのできるデジタル放送再生システムを提供
する。 【解決手段】 デジタル放送を放送ケーブル4〜7を介し
て受信するデジタル放送受信システム1は、LANに接
続されるICカードターミナル11と、複数のSTB13〜
15を含んでいる。STB13〜15のいずれかは、デジタル
放送から取得されるECMをICカードターミナル11に
送り、ICカードターミナル11は、STB13〜15のいず
れかから送られるECMに応じてスクランブル鍵を生成
する。ECMを送ったSTBは、ICカードターミナル
11にて生成されたスクランブル鍵を取得し、取得された
スクランブル鍵を用いてデジタル放送を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を再
生するデジタル放送再生システムに関し、特にスクラン
ブルを用いるデジタル放送再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ARIB規格等によって、ス
クランブル(または暗号化)を用いるデジタル放送の受
信装置(以下STBとする)が規格化されており、ST
B内の所定のICカードにより、放送事業者と視聴者と
の間の契約情報(限定受信に関する個別情報)が管理さ
れている。
【0003】これらのSTBは視聴者の家庭内等に設置
され、デジタル放送の再生に際しては、STBにて、ま
ず、デジタル放送中のECM(Entitlement
Control Message、限定受信に関する
共通情報)が受信される。受信されたECMは上記のI
Cカードに送られ、ECMに応じてスクランブル鍵が生
成される。生成されたスクランブル鍵はデスクランブラ
に設定され、契約情報に応じた指定サービスのスクラン
ブルが解除され、映像、音声、データがデコードされて
視聴者に提示されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のSTBは、ICカードと一体となるよう構
成されたものであり、契約の数とSTBの数とは一致す
るものとなっている。また、限定受信(CA:Cond
itional Access)を行うCAシステムの
ために各放送事業者に割り当てられている、CA_sy
stem_idごとにICカードが必要となっており、
視聴者が複数の放送事業者と契約を交わす場合には、複
数のSTBが必要となっている。
【0005】さらに、視聴者が同一または複数の放送事
業者と複数の契約を結ぶ場合、複数のICカードの各々
で管理される課金情報は各放送事業者の管理センタへ送
られることから、ICカードの各々を有するSTB(に
内蔵されるモデム)には電話回線を配線する必要があ
り、これらの配線は複雑なものとなる。本発明は、上述
のような問題点を考慮してなされたものであり、その目
的は、視聴者と放送事業者との契約情報を効率的に管理
することのできるデジタル放送再生システムを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、本発明に係るデジタル放送再生システムは、スク
ランブルが用いられたデジタル放送を受信し再生するた
めのデジタル放送再生システムである。当該デジタル放
送再生システムには、ネットワークに接続されるスクラ
ンブル鍵管理装置と複数のデジタル放送受信装置とが含
まれる。本デジタル放送再生システムは、前記スクラン
ブル鍵管理装置が、前記複数のデジタル放送受信装置の
いずれかから送られるスクランブル制御情報に応じてス
クランブル鍵を生成し、前記複数のデジタル放送受信装
置の各々が、デジタル放送から取得されるスクランブル
制御情報を前記スクランブル鍵管理装置に送り、送られ
たスクランブル制御情報に対して前記スクランブル鍵管
理装置にて生成されるスクランブル鍵を取得し、取得さ
れたスクランブル鍵を用いてデジタル放送を再生するこ
とを特徴としている。
【0007】また、本発明に係るデジタル放送再生シス
テムは、暗号化されたデジタル放送を受信し再生するた
めのデジタル放送再生システムである。当該デジタル放
送再生システムには、ネットワークに接続される暗号鍵
管理装置と複数のデジタル放送受信装置とが含まれる。
本デジタル放送再生システムは、前記暗号鍵管理装置
が、前記複数のデジタル放送受信装置のいずれかから送
られる暗号制御情報に応じて暗号鍵を生成し、前記複数
のデジタル放送受信装置の各々が、デジタル放送から取
得される暗号制御情報を前記暗号鍵管理装置に送り、送
られた暗号制御情報に対して前記暗号鍵管理装置にて生
成された暗号鍵を取得し、取得された暗号鍵を用いてデ
ジタル放送を再生することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明の
実施の形態の1つであるデジタル放送受信システムにつ
いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の1つであるデ
ジタル放送受信システム1の全体構成を説明するための
ブロック図である。
【0009】デジタル放送受信システム1は、スクラン
ブル鍵を管理するためのICカードを有するICカード
ターミナル11、および、デジタル放送を受信するための
STB13〜STB15を含んでおり、ICカードターミナ
ル11とSTB13〜STB15とはLANケーブル12によっ
て接続されている。また、ICカードターミナル11、S
TB13、STB14、および、STB15は、それぞれ、放
送ケーブル4〜7の各々を介して放送センタ21に接続され
ており、ICカードターミナル11は、電話回線3を介し
て管理センタ22に接続されている。
【0010】ここで、LANケーブル12は、同軸ケーブ
ル、または、ツイストペア線にて構成され、放送ケーブ
ル4〜7は、同軸ケーブルにて構成されるものとすること
ができる。また、ICカードターミナル11とSTB13〜
15との間を無線で接続して時分割多重シリアル伝送によ
りデータを伝送するものとしたり、放送センタ21とIC
カードターミナル11およびSTB13〜15との間では放送
衛星等を介してまたは介さずに放送信号が伝送されるも
のとしたりすることができる。
【0011】これらのようなICカードターミナル11、
および、STB13の動作の概略について説明する。(S
TB14、STB15の動作、構成の詳細、制御の手順等
は、STB13に準ずるものとする) ICカードターミナル11は、LANケーブル12を介して
STB13〜STB15のいずれかから送信されるスクラン
ブル制御情報(ECM)を受信し、これをもとに装置内
に設置されるICカードにてスクランブル鍵を生成し、
ECMを送信してきたSTBにこのスクランブル鍵を送
信する。また、ICカードターミナル11は、放送ケーブ
ル4を介して放送センタからICカードに対する契約情
報(EMM:Entitlement Managem
ent Message)を受信し、さらに、あらかじ
め定められたタイミングで電話回線3を介して、ICカ
ード内の視聴情報等を、視聴を管理する管理センタ22に
送信する。
【0012】STB13は、放送ケーブル5からトランス
ポートストリーム(TS:Transport Str
eam)を捕捉し、視聴者が所望するサービスに対応す
るECMを受信し、このECMをLANケーブル12を介
してICカードターミナル11に送信する。その後、ST
B13は、ICカードターミナル11にて生成されたスクラ
ンブル鍵を取得し、このスクランブル鍵を用いて受信さ
れたサービスのスクランブルを解除し、画像、音声、デ
ータを再生する。
【0013】これらのようなICカードターミナル11お
よびSTB13について、図2および図3等を用いてその構
成と制御の手順との概要を、また、図4〜図9を用いて特
にスクランブル鍵のやり取りに関する制御の手順をより
詳細に説明する。図2は、ICカードターミナル11の構
成の概略を示すブロック図である。ICカードターミナ
ル11は、放送信号を受信するためのチューナ111と、放
送信号からTSを生成するTD(トランスポートデコー
ダ)112と、EMM(限定受信に関する個別情報)を一
時的に記憶するEMMメモリ113と、ECM(限定受信
に関する共通情報)を一時的に記憶するECMメモリ11
4と、スクランブル鍵を記憶するスクランブル鍵メモリ1
15と、LANとのインターフェースとなるLAN―I/
F116と、ICカードとのインターフェースとなるIC
カードI/F117と、契約情報を管理するためのICカ
ード118と、各部の動作を制御するマイコン119と、(図
示しない)リモコンとのインターフェースとなるリモコ
ンI/F120と、電話回線3を介して放送センタ21と接続
するためのモデム121と、放送信号の受信に関する設定
および状況と、ICカードの状態とを含む所定のデータ
を出力するためのVRAM122と、VRAMのデータか
らNTSC信号を生成するNTSCエンコーダ123と、
NTSC信号に基づいて表示を行うためのモニタ124と
を含んでいる。
【0014】これらのようなICカードターミナル11に
て行われる処理の概略を説明する。ICカードターミナ
ル11にて行われる処理には、STB13〜STB15のいず
れかから送信されてくるECMをもとにICカードから
スクランブル鍵を取得し、ECMを送信してきたSTB
に取得されたスクランブル鍵を送信するスクランブル鍵
供給処理と、放送信号を直接受信し、ICカード118に
対するEMMをICカード118に伝送してICカード118
内の契約情報を更新する契約情報更新処理とが含まれ
る。
【0015】スクランブル鍵供給処理では、マイコン11
9による制御に基づいて、ECMが、STB13〜STB1
5のいずれかからLANケーブル12、LAN―I/F144
を介して受信され、ECMメモリ114に格納される。E
CMがECMメモリ114に格納されると、ICカードI
/F117が制御されてこのECMがICカード118に転送
される。ICカード118はECMに基づいてスクランブ
ル鍵を生成するよう構成されており、ECMの転送に応
じてスクランブル鍵がスクランブル鍵メモリ115に格納
される。これらの後、LAN―IF116が制御されて、
ECMを送信してきたSTBにスクランブル鍵が送信さ
れることとなる。
【0016】ここでは、ECMに応じてスクランブル鍵
を取得させるために、送信されてくるECMが逐一IC
カードに転送されることを想定しているが、複数のST
Bにて同一のチャンネルを受信する場合、これらのST
Bの各々から送られてくるECMの内容をチェックし、
すでにスクランブル鍵がスクランブル鍵メモリ115内に
格納されているときには、そのスクランブル鍵を、(I
Cカード118を介さずに)スクランブル鍵メモリ115から
ECMを送信してきたSTBに直接送信するものとする
ことができる。このようにスクランブル鍵を取得させる
ことによって、ICカード118とICカードI/F117と
の間での低速な通信が無用に重複して行われることを防
止し、ICカードターミナル11とSTB13〜STB15と
の間での全体的な応答性を向上させることができる。
【0017】また、契約情報更新処理では、放送ケーブ
ル4から供給される放送信号は、チューナ111にて復調処
理、誤り訂正処理等が施されてTSがTD112に送出さ
れる。TD112では、マイコン119の制御に基づいて、I
Cカード118に対応するEMMのみがEMMメモリ113に
転送され、ICカードI/Fが制御されることによりE
MMメモリ113に格納されたEMMがICカードに転送
される。ICカードでは、転送されるEMMデータが解
析され、ICカード内の契約情報が更新されることとな
る。
【0018】以上のように、ここでは、ICカードター
ミナル11は、上述のような構成にて処理を行うこととし
ているが、上述のICカードターミナル11の構成に、次
に示すようなSTB13の構成を付加するものとし、IC
カードターミナル11が一体化されたSTB13にて、映
像、音声等を再生させつつ、必要に応じてSTB14、S
TB15から送られてくるECMに応じてスクランブル鍵
を送信するものとすることができる。
【0019】図3は、STB13の構成の概略を示すブロッ
ク図である。STB13は、放送信号を受信するためのチ
ューナ131と、スクランブルを解除するためのDSCR
(デスクランブラ)132と、スクランブルが解除された
放送信号からTSを生成するTD133と、TS中からオ
ーディオ信号を生成するためのAD(オーディオデコー
ダ)134と、生成されたオーディオ信号に応じて音声を
再生するスピーカ135と、TS中からビデオ信号を生成
するVD(ビデオデコーダ)136と、TS中から取り出
した表示のための所定のデータを出力するためのVRA
M137と、ビデオ信号と表示のためのデータとを合成す
るための画面合成器138と、画面合成器138からの出力に
応じて表示を行なうモニタ139と、各部の動作を制御す
るマイコン140と、(図示しない)リモコンとのインタ
ーフェースとなるリモコンI/F141と、ICカードタ
ーミナル11から得られるスクランブル鍵を一時的に記憶
するスクランブル鍵メモリ142と、放送信号から得られ
るECMを一時的に記憶するECMメモリ143と、LA
NとのインターフェースとなるLAN―I/F144と、
TSに含まれるデータを一時的に記憶するためのメモリ
145と、限定受信に関するデータを一時的に記憶するた
めのCA管理メモリ146とを含んでいる。
【0020】これらのようなSTB13(STB14、ST
B15についても同様)にて行われる処理の概略を説明す
る。STB13にて行われるデジタル放送のデコード処理
では、マイコン140による制御に基づいて、チューナ131
により、放送信号が放送センタ21から放送ケーブル5を
介して受信され、復調処理や誤り処理等が施された後、
TSがDSCR132に送られる。DSCR132では、視聴
者が所望するサービスのストリームのスクランブルが解
除され、TD133に出力される。TD133では、所望のサ
ービスに対応するTSが生成され、このサービスのスト
リームがAD134およびVD136に出力され、スピーカ13
5およびモニタ139に、それぞれ、音声、映像が出力され
ることとなる。
【0021】上記の手順中、DSCR132でのスクラン
ブルの解除にはスクランブル鍵が必要となるが、STB
13では、このスクランブル鍵を取得するためにチューナ
131、DSCR132、TD133等により放送信号からEC
Mが取得されており、ストリームのデコードに先立っ
て、マイコン140は、LAN―I/F144を制御してEC
Mメモリ143に格納されたECMをICカードターミナ
ル11に送信する。
【0022】ICカードターミナル11では、先述のよう
に、ECMからスクランブル鍵が生成されSTB13に向
けて送信され、マイコン140は、このスクランブル鍵を
LAN―I/F144からスクランブル鍵メモリ142に格納
するよう制御する。スクランブル鍵メモリ142にスクラ
ンブル鍵が格納されると、マイコン140は、スクランブ
ル鍵をDSCR132に設定し、これによって、DSCR1
32は、所望のサービスのスクランブルを解除できること
となる。
【0023】以上のようなデジタル放送受信システム1
での、特にスクランブル鍵のやり取りに関わる制御の手
順を図4〜図9を用いてより詳細に説明する。図4は、デ
ジタル放送受信システム1で行われる、スクランブル鍵
のやり取りに関わる処理の流れを説明するための図であ
り、図5、図6は、デジタル放送受信システム1にてやり
取りされるデータを示している。図5は、STB13から
ICカードターミナル11へECMを伝送するための、ス
クランブル制御情報のデータ構造を示す図であり、図6
は、ICカードターミナル11からSTB13へスクランブ
ル鍵を伝送するための、スクランブル鍵情報のデータ構
造を示す図である。
【0024】デジタル放送受信システム1では、STB1
3(STB14、STB15についても同様)は、電源が入
れられると、主として(後に図7に示す)ネゴシエーシ
ョン処理によって、接続されているLANに対してCA
_system_idをブロードキャストし、このブロ
ードキャストに対するICカードターミナル11からの返
信により、ICカードターミナルIDを取得する。
【0025】この後、ユーザがチャンネルを選択する
と、(図8に示す)STB13でのデコード処理、およ
び、(図9に示す)ICカードターミナル11でのスクラ
ンブル鍵供給処理によって、STB13にて、チャンネル
に応じて放送信号からECMが取得され、ECMを含む
スクランブル制御情報がICカードターミナル11に送ら
れ、ICカードターミナル11にて、ECMに応じたスク
ランブル鍵が生成され、これに対応するスクランブル鍵
情報がSTB13に返信される。
【0026】ここで、スクランブル制御情報は、図5に
示すように、(LANケーブル12により接続された)L
AN上でこのスクランブル制御情報の送信先となるIC
カードターミナル11(図1参照)を特定するICカード
ターミナルIDと、LAN上でこのスクランブル制御情
報の送信元となるSTB13を特定するSTB_IDと、
放送事業者ごとにあらかじめ割り当てられている、限定
受信を行うCAシステムのためのCA_system_
idと、放送信号から得られるECMデータとを含んで
いる。(CA_system_id、ECMデータ等に
ついては、ARIB規格により定められている。) また、スクランブル鍵情報は、図6に示すように、この
スクランブル鍵情報の送信先となるSTB13を特定する
STB_IDと、このスクランブル鍵情報の送信元とな
るICカードターミナル11を特定するICカードターミ
ナルIDと、(上記と同様の)CA_system_i
dと、スクランブル鍵の取得についての応答を示すレス
ポンスコードと、ECMデータに対応するスクランブル
鍵とを含んでいる。(レスポンスコードおよびスクラン
ブル鍵については、ARIB規格の規定に準ずるものと
する。) 図4中のネゴシエーション処理、デコード処理、およ
び、スクランブル鍵供給処理について説明する。
【0027】図7は、STB13にて行われるネゴシエー
ション処理の手順を説明するためのフローチャートであ
る。ネゴシエーション処理では、まず、チューナ131に
より放送信号が受信され、TD133によりTS中からC
AT(Conditional Access Tab
le、郵政省告示第78号等参照)が得られ、メモリ145
に格納される(S11)。このメモリ145に格納されたC
ATは解析され、受信中の放送信号に対するCA_sy
stem_idが取得される(S12)。続いて、LAN
−I/F144からLANに対してCA_system_
idがブロードキャストされ(S13)、これに応じて、
このCA_system_idを有するICカードを含
むICカードターミナル11からICカードターミナルI
Dが返信されたか否かが判定される(S14)。
【0028】ICカードターミナルIDが返信されれば
(S14にて、Yes)、CA_system_idおよ
びICカードターミナルIDがCA管理メモリ146に格
納されて(S15)、S16へと処理が移され、ICカード
ターミナルIDが返信されなければ(S14にて、N
o)、S15での処理が行われることなくそのままS16へ
と処理が移される。
【0029】S16では、CAT中に他のCA_syst
em_idが存在するか否かが判定される(S16)。他
のCA_system_idが存在すれば(S16にて、
Yes)、このCA_system_idが取得され、
S13からの処理が繰り返され、他のCA_system
_idが存在しなければ(S16にて、No)、本処理は
終了される。
【0030】ネゴシエーション処理では、これらのよう
にして、CATに記述されているすべてのCA_sys
tem_idに対して、ICカードターミナルIDが取
得されることとなる。ここでは、ネゴシエーション処理
は、STBの電源が入れられたときなどLAN上に新た
にSTBが追加された際に行われるものとするが、受信
する放送のネットワークを切り換えた際、ICカードタ
ーミナルが新たなCA_system_idのサポート
を開始した際、また、(チャンネル(サービス)切り換
え動作の速度を犠牲にして、)チャンネルを切り換える
ごとに行うものとすることができる。
【0031】これらのようなネゴシエーション処理の
後、視聴者のリモコン等の操作に応じて、以下に示すよ
うなデコード処理、スクランブル鍵供給処理が行われ
る。図8は、STB13にて行われるデコード処理の手順
を説明するためのフローチャートであり、図9は、IC
カードターミナル11にて行われるスクランブル鍵供給処
理の手順を説明するためのフローチャートである。(以
下のPAT、PMT等の詳細については郵政省告示第78
号等に準ずるものとする。) 図8に示すように、STB13でのデコード処理では、ま
ず、マイコン140からの制御に基づき、チューナ131によ
り視聴するチャンネルのTSが捕捉され(S21)、TD
133により(スクランブルされていない)PID=0の
パケットがデコードされ、PAT(Program A
ssociation Table)がメモリ145に格
納される(S22)。続いて、メモリ145に格納されたP
ATが解析され、視聴するチャンネルのPMT_PID
が取得され(S23)、TD133によって、PMT_PI
Dによるパケットがデコードされて、このPMT_PI
Dによるパケットのデータがメモリ145に格納される
(S24)。次に、メモリ145のPMTが解析されて、C
A_system_idに対応したECM_PIDが取
得され(S25)、さらにTD133によってECM_PI
Dによるパケットがデコードされ、ECMがECMメモ
リ143に格納される(S26)。その後、LAN―I/F1
44により、LANケーブル12を介して、CA管理メモリ
146内のICカードターミナルIDによって特定される
ICカードターミナル11に、ECMメモリ143に格納さ
れたECMが、スクランブル制御情報(図5参照)とし
て送信され、スクランブル鍵が要求される(S27)。
【0032】これに応じて、ICカードターミナル11の
スクランブル鍵供給処理では、図9に示すように、ま
ず、LAN―I/F116により、上述のようにしてST
B13から送信されるスクランブル制御情報が受信され一
旦ECMメモリ114に格納される(S41)。このスクラ
ンブル制御情報からはECMデータが抽出され、ICカ
ード118に転送される(S42)。続いて、ICカード118
にて生成されたスクランブル鍵がスクランブル鍵メモリ
115に格納され(S43)、LAN―I/F116によって、
ECMデータを送信してきたSTB13に対してスクラン
ブル鍵がスクランブル鍵情報(図6参照)として送信さ
れ(S44)、本スクランブル鍵供給処理は終了される。
【0033】STB13では(再び図8参照)、これらの
ようにしてスクランブル制御情報に応答されるスクラン
ブル鍵が、(スクランブル鍵情報として)LAN―I/
F144を介して受信され、スクランブル鍵メモリ142に格
納され(S28)、適正なスクランブル鍵が取得されたか
否かがレスポンスコード等によって判定される(S2
9)。
【0034】適正なスクランブル鍵が取得されていなけ
れば(S29にて、No)、さらに、他のCA_syst
em_idがCA管理メモリ146内に存在するか否かが
判定される(S30)。他のCA_system_idが
存在すれば(S30にて、Yes)、S25からの処理が繰
り返され、他のCA_system_idが存在しなけ
れば、すなわち、すべてのCA_system_idが
受信されているチャンネルに対して適正でなければ(S
30にて、No)、このチャンネルは視聴不可であるもの
と判断され、VRAM139等が用いられてその旨を示す
メッセージがモニタ139上に表示される。
【0035】適正なスクランブル鍵が取得されていれば
(S29にて、Yes)、このスクランブル鍵がDSCR
132に設定され(S31)、ビデオ、オーディオの各ES
(Elementary Stream)のPIDがT
D133に設定され、本デコード処理は終了される。この
ようなTD133に対するPIDの設定により、スクラン
ブルが解除された各ESがAD134、VD136に出力さ
れ、AD134、VD136からアナログ信号またはデジタル
信号が用いられてスピーカ135およびモニタ139からの出
力が行われることとなる。
【0036】以上のように、デジタル放送受信システム
1では、ICカードターミナル11によりスクランブル鍵
が管理され、デジタル放送を再生する際、STB13〜S
TB15の各々からの要求に応ずるよう、LAN内にてス
クランブル鍵が送受信される。これにより、たとえば一
般住戸内等に複数のデジタル受信装置を設置する場合、
このデジタル放送受信装置の数に拘束された数の契約を
視聴者と放送事業者との間で結ぶ必要がなくなり、デジ
タル放送受信装置にICカードを保持させなくとも、複
数のデジタル放送受信装置にて1つのICカードに対応
する契約内容に基づくデジタル放送の受信再生が可能と
なり、視聴者と放送事業者との契約情報が効率的に管理
されることとなる。(より具体的には、将来的にテレビ
一体型、ビデオ一体型、パソコン内蔵型などのデジタル
放送受信機能(上記の説明でのSTBの有する機能)を
備えた機器が普及したときに、これらの複数の機器にて
同じデジタル放送を受信することが可能となる。)ま
た、デジタル放送受信装置に電話回線の接続を要する場
合、上記のようなデジタル放送受信システムを用いるこ
とにより無用な電話配線が不要となる。
【0037】上記の実施の形態のデジタル放送受信シス
テム1では、LAN内に、1つのICカードを管理する1
台のICカードターミナルを設置することとしたが、以
下に図10に示すようにLAN内に複数のICカードター
ミナルを設置するもの(上述のデジタル放送受信システ
ム1の第1の変形例とする)としたり、図11に示すように
1台のICカードターミナルにて複数のICカードを管
理させるもの(デジタル放送受信システム1の第2の変形
例とする)としたりすることができる。(図10、図11で
は、図1、図2等に示す各部と同等の機能を有する部分に
は同様の符号を付しており、以下にて特に説明をしない
部分の動作等については、デジタル放送受信システム1
に準ずるものとする。) 図10は、上述のデジタル放送受信システム1の第1の変形
例であるデジタル放送受信システム100の全体構成を示
すブロック図である。
【0038】デジタル放送受信システム100は、放送ケ
ーブル41と電話回線31とに接続されるICカードターミ
ナル1101、放送ケーブル42と電話回線32とに接続される
ICカードターミナル1102、および、STB13〜STB
15を含んでおり、ここでは、ICカードターミナル1101
とICカードターミナル1102とは、互いに異なる放送事
業者のICカードをそれぞれ保持するものとしている。
【0039】このような第1の変形例であるデジタル放
送受信システム100によると、LANケーブル12を介し
て接続されたSTB13〜15の各々で、ICカードターミ
ナル1101およびICカードターミナル1102から得られる
スクランブル鍵が用いられ、2つの放送事業者のデジタ
ル放送の受信が可能となり、上記の実施の形態のデジタ
ル放送受信システム1と同様、視聴者と放送事業者との
契約情報が効率的に管理されることとなる。
【0040】(このデジタル放送受信システム100で複
数のICカードターミナルにて同一の放送事業者のIC
カードが保持されるものとすれば、次に示すICカード
ターミナル1103と同様、LANに接続されるSTBの数
を増加させることが可能となる。) 図11は、上述のデジタル放送受信システム1の第2の変形
例であるデジタル放送受信システムに含まれるICカー
ドターミナル1103の構成を示すブロック図である。
【0041】ICカードターミナル1103は、上述のデジ
タル放送システム1(またはデジタル放送システム100)
に含まれるものであり、図2に示すようなICカードタ
ーミナル11にて、ICカードを2つ保持することが可能
となるよう構成を変更したものである。ICカードター
ミナル1103は、特に、ICカード1181およびこれに対応
するICカードI/F1171と、ICカード1182およびこ
れに対応するICカードI/F1172とを含んでいる。
【0042】ICカードターミナル1103では、それぞれ
のICカードが互いに異なる放送事業者との契約による
ものである場合には、ICカードターミナル1103内部
で、マイコン119での制御に基づいて、ICカード118
1、ICカード1182のいずれかが、送られてくるECM
に対応するスクランブル鍵が生成されるよう選択される
ものとする。
【0043】また、ICカードターミナル1103では、そ
れぞれのICカードが同一の放送事業者との契約による
ものである場合には、複数のICカードに優先度があら
かじめ設定され、優先度の高いICカードから使用が試
みられるものとすることができる。この優先度を用いる
制御について、たとえば、LANに接続されたSTBが
このICカードターミナル1103にスクランブル鍵を要求
する際、他のSTBからのスクランブル制御情報が処理
中であれば、優先度の低いICカードの使用を試みるも
のとする。
【0044】(多数のSTBが接続されたシステムで
は、ICカードがビジー状態で直ちにスクランブル鍵に
関する処理ができない場合が発生し得るが、このような
ビジー状態の発生に対し、ICカード内でキュー管理を
することができ、また、STB側でビジー状態が解除さ
れるのを待って再度スクランブル鍵を要求するよう構成
することができる。) このようなデジタル放送受信システム1の第2の変形例で
あるデジタル放送受信システムに含まれるICカードタ
ーミナル1103によっても、上述の第1の変形例であるデ
ジタル放送受信システム100と同様、接続される1台のS
TBにおいて、複数の放送事業者からのデジタル放送を
受信することが可能となり、また、上記の実施の形態の
デジタル放送受信システム1と同様、視聴者と放送事業
者との契約情報が効率的に管理されることとなる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るデジタル放送再生システム
は、スクランブルが用いられたデジタル放送を受信し再
生するためのデジタル放送再生システムである。当該デ
ジタル放送再生システムには、ネットワークに接続され
るスクランブル鍵管理装置と複数のデジタル放送受信装
置とが含まれる。本デジタル放送再生システムは、前記
スクランブル鍵管理装置が、前記複数のデジタル放送受
信装置のいずれかから送られるスクランブル制御情報に
応じてスクランブル鍵を生成し、前記複数のデジタル放
送受信装置の各々が、デジタル放送から取得されるスク
ランブル制御情報を前記スクランブル鍵管理装置に送
り、送られたスクランブル制御情報に対して前記スクラ
ンブル鍵管理装置にて生成されるスクランブル鍵を取得
し、取得されたスクランブル鍵を用いてデジタル放送を
再生することを特徴としている。
【0046】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得されるスクランブル制御情報が、複
数のデジタル放送受信装置のいずれかからスクランブル
鍵管理装置に送られる。スクランブル鍵管理装置では、
送られるスクランブル制御情報に応じてスクランブル鍵
が生成され、スクランブル制御情報を送ったデジタル放
送受信装置で、生成されたスクランブル鍵が取得され、
取得されたスクランブル鍵が用いられてデジタル放送が
再生される。
【0047】これにより、スクランブル鍵管理装置に
て、スクランブル鍵を用いることによって管理されてい
る(視聴者と放送事業者との間の)1つの契約内容に基
づく、デジタル放送が複数台のデジタル放送受信装置に
よって再生され、契約情報が効率的に管理されることと
なる。また、本発明に係るデジタル放送再生システム
は、暗号化されたデジタル放送を受信し再生するための
デジタル放送再生システムである。
【0048】当該デジタル放送再生システムには、ネッ
トワークに接続される暗号鍵管理装置と複数のデジタル
放送受信装置とが含まれる。本デジタル放送再生システ
ムは、前記暗号鍵管理装置が、前記複数のデジタル放送
受信装置のいずれかから送られる暗号制御情報に応じて
暗号鍵を生成し、前記複数のデジタル放送受信装置の各
々が、デジタル放送から取得される暗号制御情報を前記
暗号鍵管理装置に送り、送られた暗号制御情報に対して
前記暗号鍵管理装置にて生成された暗号鍵を取得し、取
得された暗号鍵を用いてデジタル放送を再生することを
特徴としている。
【0049】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得される暗号制御情報が、複数のデジ
タル放送受信装置のいずれかから暗号鍵管理装置に送ら
れる。暗号鍵管理装置では、送られる暗号制御情報に応
じて暗号鍵が生成され、暗号制御情報を送ったデジタル
放送受信装置で、生成された暗号鍵が取得され、取得さ
れた暗号鍵が用いられてデジタル放送が再生される。
【0050】これにより、暗号鍵管理装置にて、暗号鍵
を用いることによって管理されている(視聴者と放送事
業者との間の)1つの契約内容に基づく、デジタル放送
が複数台のデジタル放送受信装置によって再生され、契
約情報が効率的に管理されることとなる。上記のデジタ
ル放送再生システムでは、前記スクランブル鍵管理装置
は、スクランブル制御情報に応じてスクランブル鍵を生
成するICカードを含むものとすることができる。
【0051】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得されるスクランブル制御情報が、複
数のデジタル放送受信装置のいずれかからスクランブル
鍵管理装置に送られる。スクランブル鍵管理装置内のI
Cカードでは、送られるスクランブル制御情報に応じて
スクランブル鍵が生成され、スクランブル制御情報を送
ったデジタル放送受信装置で、生成されたスクランブル
鍵が取得され、取得されたスクランブル鍵が用いられて
デジタル放送が再生される。
【0052】これにより、スクランブル鍵管理装置にて
スクランブル鍵を用いることによって管理されている、
契約情報が効率的に管理されることとなる。さらに、こ
れらの契約情報はICカードによって管理されるので、
簡便に管理を行うことができる。また、上記のデジタル
放送再生システムでは、前記ネットワークは、前記スク
ランブル鍵管理装置を複数含み、当該デジタル放送再生
システムに含まれることとなる複数のICカードは、限
定受信を行うシステムのための、互いに異なるIDを有
するものとすることができる。
【0053】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得されるスクランブル制御情報が、複
数のデジタル放送受信装置のいずれかから、限定受信を
行うシステムのための、互いに異なるIDを有するIC
カードを保持する複数のスクランブル鍵管理装置のいず
れか(デジタル放送中の情報によって指定される限定受
信システムのためのIDに応じたスクランブル鍵管理装
置)に送られる。スクランブル鍵管理装置内のICカー
ドでは、送られるスクランブル制御情報に応じてスクラ
ンブル鍵が生成され、スクランブル制御情報を送ったデ
ジタル放送受信装置で、生成されたスクランブル鍵が取
得され、取得されたスクランブル鍵が用いられてデジタ
ル放送が再生される。
【0054】これにより、1台のデジタル放送受信装置に
より複数の契約内容に基づくデジタル放送が再生され、
複数の契約情報が効率的に管理されることとなる。上記
のデジタル放送再生システムでは、前記スクランブル鍵
管理装置は、前記ICカードを複数含み、複数のICカ
ードは、限定受信を行うシステムのための、互いに異な
るIDを有するものとすることができる。
【0055】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得されるスクランブル制御情報が、複
数のデジタル放送受信装置のいずれかから、限定受信を
行うシステムのための、互いに異なるIDを有する複数
のICカードを保持するスクランブル鍵管理装置に送ら
れる。スクランブル鍵管理装置では、複数のICカード
のいずれか(デジタル放送中の情報によって指定される
限定受信システムのためのIDに応じたICカード)に
よって、送られるスクランブル制御情報に応じてスクラ
ンブル鍵が生成され、スクランブル制御情報を送ったデ
ジタル放送受信装置で、生成されたスクランブル鍵が取
得され、取得されたスクランブル鍵が用いられてデジタ
ル放送が再生される。
【0056】これにより、1台のデジタル放送受信装置に
より複数の契約内容に基づくデジタル放送が再生され、
複数の契約情報が効率的に管理されることとなる。さら
に、上記のデジタル放送再生システムでは、前記スクラ
ンブル鍵管理装置は、前記ICカードを複数含み、複数
のICカードは、限定受信を行うシステムのための、同
一のIDを有するものとすることができる。
【0057】本デジタル放送再生システムによると、デ
ジタル放送から取得されるスクランブル制御情報が、複
数のデジタル放送受信装置のいずれかから、限定受信を
行うシステムのための、同一のIDを有する複数のIC
カードを保持するスクランブル鍵管理装置に送られる。
スクランブル鍵管理装置では、複数のICカードのいず
れか(あらかじめ指定された優先順位によって選ばれる
こととなるICカード)によって、送られるスクランブ
ル制御情報に応じてスクランブル鍵が生成され、スクラ
ンブル制御情報を送ったデジタル放送受信装置で、生成
されたスクランブル鍵が取得され、取得されたスクラン
ブル鍵が用いられてデジタル放送が再生される。
【0058】これにより、複数台のデジタル放送受信装
置により1つの契約内容に基づくデジタル放送が再生さ
れ、契約情報が効率的に管理されることとなる。さら
に、同一の契約情報を有する複数のICカードを管理さ
せることにより、ネットワーク内に多数のデジタル放送
受信装置が設置された際にも、ICカードターミナルと
デジタル放送受信装置との間の応答性の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つであるデジタル放送受
信システム1の全体構成を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】ICカードターミナル11の構成の概略を示すブ
ロック図である。
【図3】STB13の構成の概略を示すブロック図であ
る。
【図4】デジタル放送受信システム1で行われる、スクラ
ンブル鍵のやり取りに関わる処理の流れを説明するため
の図である。
【図5】STB13からICカードターミナル11へECM
を伝送するための、スクランブル制御情報のデータ構造
を示す図である。
【図6】ICカードターミナル11からSTB13へスクラ
ンブル鍵を伝送するための、スクランブル鍵情報のデー
タ構造を示す図である。
【図7】STB13にて行われるネゴシエーション処理の
手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】STB13にて行われるデコード処理の手順を説
明するためのフローチャートである。
【図9】ICカードターミナル11にて行われるスクラン
ブル鍵供給処理の手順を説明するためのフローチャート
である。
【図10】第1の変形例であるデジタル放送受信システム1
00の全体構成を示すブロック図である。
【図11】第2の変形例であるデジタル放送受信システム
に含まれるICカードターミナル1103の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 デジタル放送受信システム 3 電話回線 4〜7 放送ケーブル 11 ICカードターミナル 12 LANケーブル 13〜15 STB(セットトップボックス) 21 放送センタ 22 管理センタ 111 チューナ 112 TD(トランスポートデコーダ) 113 EMMメモリ 114 ECMメモリ 115 スクランブル鍵メモリ 116 LAN−I/F 117 ICカードI/F 118 ICカード 119 マイコン 120 リモコンI/F 121 モデム 122 VRAM 123 NTSCエンコーダ 124 モニタ 131 チューナ 132 DSCR(デスクランブラ) 133 TD 134 AD(オーディオデコーダ) 135 スピーカ 136 VD(ビデオデコーダ) 137 VRAM 138 画面合成器 139 モニタ 140 マイコン 141 リモコンI/F 142 スクランブル鍵メモリ 143 ECMメモリ 144 LAN−I/F 145 メモリ 146 CA管理メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルが用いられたデジタル放送
    を受信し再生するためのデジタル放送再生システムであ
    って、 当該デジタル放送再生システムには、ネットワークに接
    続されるスクランブル鍵管理装置と複数のデジタル放送
    受信装置とが含まれ、 前記スクランブル鍵管理装置は、 前記複数のデジタル放送受信装置のいずれかから送られ
    るスクランブル制御情報に応じてスクランブル鍵を生成
    し、 前記複数のデジタル放送受信装置の各々は、 デジタル放送から取得されるスクランブル制御情報を前
    記スクランブル鍵管理装置に送り、 送られたスクランブル制御情報に対して前記スクランブ
    ル鍵管理装置にて生成されるスクランブル鍵を取得し、 取得されたスクランブル鍵を用いてデジタル放送を再生
    することを特徴とするデジタル放送再生システム。
  2. 【請求項2】 暗号化されたデジタル放送を受信し再生
    するためのデジタル放送再生システムであって、 当該デジタル放送再生システムには、ネットワークに接
    続される暗号鍵管理装置と複数のデジタル放送受信装置
    とが含まれ、 前記暗号鍵管理装置は、 前記複数のデジタル放送受信装置のいずれかから送られ
    る暗号制御情報に応じて暗号鍵を生成し、 前記複数のデジタル放送受信装置の各々は、 デジタル放送から取得される暗号制御情報を前記暗号鍵
    管理装置に送り、 送られた暗号制御情報に対して前記暗号鍵管理装置にて
    生成された暗号鍵を取得し、 取得された暗号鍵を用いてデジタル放送を再生すること
    を特徴とするデジタル放送再生システム。
  3. 【請求項3】 前記スクランブル鍵管理装置は、スクラ
    ンブル制御情報に応じてスクランブル鍵を生成するIC
    カードを含む請求項1に記載のデジタル放送再生システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークは、前記スクランブル
    鍵管理装置を複数含み、 当該デジタル放送再生システムに含まれることとなる複
    数のICカードは、限定受信を行うシステムのための、
    互いに異なるIDを有する請求項3に記載のデジタル放
    送再生システム。
  5. 【請求項5】 前記スクランブル鍵管理装置は、前記I
    Cカードを複数含み、 複数のICカードは、限定受信を行うシステムのため
    の、互いに異なるIDを有する請求項3に記載のデジタ
    ル放送再生システム。
  6. 【請求項6】 前記スクランブル鍵管理装置は、前記I
    Cカードを複数含み、 複数のICカードは、限定受信を行うシステムのため
    の、同一のIDを有する請求項3に記載のデジタル放送
    再生システム。
  7. 【請求項7】 スクランブルが用いられたデジタル放送
    を受信し再生するためのデジタル放送再生方法であっ
    て、 当該デジタル放送再生方法では、ネットワークに接続さ
    れるスクランブル鍵管理装置と複数のデジタル放送受信
    装置とが用いられ、 前記複数のデジタル放送受信装置のいずれかが、デジタ
    ル放送から取得されるスクランブル制御情報を前記スク
    ランブル鍵管理装置に送るステップと、 前記スクランブル鍵管理装置が、前記送られるスクラン
    ブル制御情報に応じてスクランブル鍵を生成するステッ
    プと、 前記スクランブル制御情報を送ったデジタル放送受信装
    置が、前記生成されたスクランブル鍵を取得するステッ
    プと、 前記デジタル放送受信装置が、取得されたスクランブル
    鍵を用いてデジタル放送を再生するステップとを含むデ
    ジタル放送再生方法。
JP11171621A 1999-06-17 1999-06-17 デジタル放送再生システム Pending JP2000358229A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431505B1 (ko) * 2002-07-09 2004-05-13 주식회사 한단정보통신 카드 인식 장치 및 그 방법, 이를 이용한 디지털 셋탑 박스
KR100882096B1 (ko) 2007-11-09 2009-02-10 삼성전기주식회사 Cas 정보 송수신 모듈
CN101674453B (zh) * 2008-09-09 2011-09-07 北京视博数字电视科技有限公司 节目信息处理方法、安全装置和接收终端

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431505B1 (ko) * 2002-07-09 2004-05-13 주식회사 한단정보통신 카드 인식 장치 및 그 방법, 이를 이용한 디지털 셋탑 박스
KR100882096B1 (ko) 2007-11-09 2009-02-10 삼성전기주식회사 Cas 정보 송수신 모듈
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