JPH11298077A - 半導体レーザ制御装置 - Google Patents

半導体レーザ制御装置

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JPH11298077A
JPH11298077A JP10430898A JP10430898A JPH11298077A JP H11298077 A JPH11298077 A JP H11298077A JP 10430898 A JP10430898 A JP 10430898A JP 10430898 A JP10430898 A JP 10430898A JP H11298077 A JPH11298077 A JP H11298077A
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offset
light
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JP10430898A
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Masaaki Ishida
雅章 石田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既提案例のような全体構成を1チップで実現
する構成を前提として、発光レベル指令信号が最小の場
合に要求されるオフセット電流に関して高精度で安定し
た設定を可能にする。 【解決手段】 オフセット光設定部31を含めて全体的
に1チップの集積回路20に集積化させるが、オフセッ
ト光設定部31のオフセット電流が集積回路20外部か
ら与えられるオフセット電流設定信号の電位Voff なる
外部制御電位により制御・調整されるので、所望のオフ
セット電流を簡単かつ適正に設定でき、高精度で安定し
たオフセット電流となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
デジタル複写機、光ディスク装置、光通信装置等におけ
る光源として用いられる半導体レーザを駆動制御するた
めの半導体レーザ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは極めて小型であって、か
つ、駆動電流により高速に直接変調を行うことができる
ので、近年、レーザプリンタ等の光源として広く使用さ
れている。
【0003】しかし、半導体レーザの駆動電流と光出力
との関係は、温度により著しく変化するので、半導体レ
ーザの光強度を所望の値に設定しようとする場合に問題
となる。この問題を解決して半導体レーザの利点を活か
すために、従来、様々なAPC(Automatic Power C
ontrol)回路が提案されている。
【0004】このAPC回路は以下の〜の3つの方
式に大別される。 半導体レーザの光出力を受光素子によりモニタし、
この受光素子に発生する半導体レーザの光出力に比例す
る受光電流に比例する信号と、発光レベル指令信号とが
等しくなるように、常時、半導体レーザの順方向電流を
制御する光・電気負帰還ループにより半導体レーザの光
出力を所望の値に制御する方式。 パワー設定期間内には半導体レーザの光出力を受光
素子によりモニタし、この受光素子に発生する受光電流
(半導体レーザの光出力に比例する)に比例する信号
と、発光レベル指令信号とが等しくなるように半導体レ
ーザの順方向電流を制御し、パワー設定期間外にはパワ
ー設定期間中に設定した半導体レーザの順方向の値を保
持することにより、半導体レーザの光出力を所望の値に
制御するとともに、パワー設定期間外にはパワー設定期
間中に設定した半導体レーザの順方向電流を情報に基づ
いて変調することにより半導体レーザの光出力に情報を
載せる方式。 半導体レーザの温度を測定し、その測定した温度信
号によって半導体レーザの順方向電流を制御したり、又
は、半導体レーザの温度を一定とするように制御するこ
とで、半導体レーザの光出力を所望の値に制御する方
式。
【0005】半導体レーザの光出力を所望の値とするた
めには、の方式が望ましい。しかし、受光素子の動作
速度や、光・電気負帰還ループを構成している増幅素子
の動作速度等の限界により制御速度に限界が生じる。例
えば、制御速度の目安として、光・電気負帰還ループの
開ループでの交叉周波数を考慮した場合、この交叉周波
数をf0 としたとき、半導体レーザの光出力のステップ
応答特性は、 Pout =P0{1−exp(−2πf0t)} Pout ;半導体レーザの光出力 P0 ;半導体レーザの設定された光強度 t ;時間 により近似される。
【0006】半導体レーザの多くの使用目的では、半導
体レーザの光出力を変化させた直後から、設定された時
間τ0 が経過するまでの全光量(光出力の積分値∫P
out・dt)が所定の値となることが必要とされ、 ∫Pout ・dt=P0・τ0{1−(1/2πf0τ0 )
[1−exp(−2πf0τ0 )]} のような式で表される。
【0007】仮に、τ0 =50ns、誤差の許容範囲を
0.4%とした場合、f0 >800MHzとしなければ
ならず、これは極めて困難である。
【0008】また、の方式では、の方式による上記
のような問題は発生せず、半導体レーザを高速に変調す
ることが可能であるので多用されている。しかし、この
の方式によると、半導体レーザの光出力を常時制御し
ている訳ではないので、外乱等により容易に半導体レー
ザの光量変動を生じてしまう。外乱としては、例えば、
半導体レーザのドゥループ特性があり、半導体レーザの
光量はこのドゥループ特性により容易に数%程度の誤差
を生じてしまう。半導体レーザのドゥループ特性を抑制
する試みとして、半導体レーザの熱時定数に半導体レー
ザ駆動電流の周波数特性を合わせて補償する方法などが
提案されているが、半導体レーザの熱時定数は各半導体
レーザ毎に個別にばらつきがあり、また、半導体レーザ
の周囲環境により異なる等の問題がある。
【0009】このような点を考慮した改良方式が、例え
ば、特開平2−205086号公報により提案されてい
る。同公報によれば、図7に示すように、半導体レーザ
1の光出力を受光素子2によりモニタし、その出力と発
光レベル指令信号(DATA)とが等しくなるように、常
時、半導体レーザ1の順方向電流を制御する光・電気負
帰還ループ3と、発光レベル指令信号(DATA)を半導体
レーザ1の順方向電流に変換する電流駆動部4とを有
し、光・電気負帰還ループ3の制御電流と電流駆動部4
により生成された駆動電流の和(又は、差)の電流によ
って半導体レーザ1の光出力を制御する方式が開示され
ている。図示例では、光・電気負帰還ループ3は半導体
レーザ1と受光素子2とIDA1 なる定電流源5と反転増
幅器6とにより構成され、この反転増幅器6の出力によ
り、抵抗Re とともに半導体レーザ1に直列に接続され
た駆動トランジスタ7を駆動制御するように構成されて
いる。また、電流駆動部4はIDA2 なる定電流源8によ
り構成されている。
【0010】これによれば、半導体レーザ1を電流駆動
部4により直接駆動する電流に相当する光出力をPS
した場合、半導体レーザ1の光出力のステップ応答特性
は、 Pout =P0 +(PS −P0 ){1−exp(−2πf0
)} で近似される。PS ≒P0 であれば、瞬時に半導体レー
ザの光出力がP0 に等しくなるので、f0 の値は光・電
気負帰還ループ3のみの場合に比べて小さくてよい。図
8(a)が光・電気負帰還ループ3のみによる場合の光
出力の変化の様子を示すのに対し、図8(b)は電流駆
動部4による定電流分IDA2 が付加された場合の光出力
の変化の様子を示す。現実的には、f0 =40MHz程
度であればよく、この程度の交叉周波数であれば容易に
実現できる。
【0011】また、特開平5−67866号公報におい
ては、上述した特開平2−205086号公報に示され
るような構成要素に関して、バイポーラトランジスタを
用いたIC化により光・電気負帰還ループの設計を容易
にした点が記載されている。
【0012】次に、レーザプリンタを例に採り、1ドッ
ト多値化技術の経緯について説明する。レーザプリンタ
は、当初、ラインプリンタに代わるノンインパクトプリ
ンタとして開発されたが、レーザプリンタの高速高解像
性からイメージプリンタとしての適用が早くから検討さ
れ、ディザ法をベースとした様々な記録方法が実用化さ
れている。また、近年の半導体技術の急速な進展によ
り、処理可能な情報量が急速に増大し、レーザプリンタ
においては、1ドット多値化技術が実用化され、より確
実にイメージプリンタとしての地位を固めつつある。し
かしながら、現行の多値化レベルはハイエンド機におい
ては8ビット相当の出力レベルを備えているが、ローエ
ンド機では高々数値程度に抑えられている。これは、一
因としては情報量の多さもあるが、主として、1ドット
多値化出力を実現する半導体レーザ制御変調部の回路規
模が大きく高価であることによる。
【0013】現在、1ドット多値化出力を行う半導体レ
ーザ制御変調方式としては、 A.光強度変調方式 B.パルス幅変調方式 C.パルス幅強度混合変調方式 が提案されている。
【0014】A.光強度変調方式(PM=Power Modu
lation) 光出力自身を変化させて記録する方式であり、中間露光
領域を利用して中間調記録を実現するため、印字プロセ
スの安定化が重要な要件であり、印字プロセスに対する
要求が厳しくなる。しかしながら、半導体レーザの制御
変調は容易となる。
【0015】B.パルス幅変調方式(PWM=Pulse
Width Modulation) 光出力レベルとしては2値であるが、その発光時間(つ
まり、パルス幅)を変化させて記録する方式であるの
で、PM方式と比較すると、中間露光領域の利用度が少
なく、さらに、隣接ドットを結合させることにより中間
露光領域を一層低減させることが可能となる(印字プロ
セス安定性に対する要求が低減する)。しかし、パルス
幅設定を8ビット、かつ、隣接ドット結合を実現する場
合には半導体レーザ制御変調部の構成は複雑となる。
【0016】C.パルス幅強度混合変調方式(PWM+
PM方式) PM方式では印字プロセスの安定化への要求が厳しくな
り、PWM方式では半導体レーザ制御変調部が複雑とな
る問題を有することから、これらのPM方式とPWM方
式とを組み合わせた方式であり、例えば、特開平6−3
47852号公報中に開示されている。
【0017】この変調方式は、基本的には2値記録方式
であり、印字プロセスに対して安定であるPWM方式を
基調とし、そのパルス間の移り変わり部をPM方式によ
り補完する方式である。この変調方式は、同じ階調数を
実現する場合、各々単独の変調方式に比較して、必要と
なるパルス幅数、パワー値数が組み合わせることにより
少なくなるので、各々の方式分の構成を容易に達成で
き、印字プロセスに対して安定であると同時に集積化に
適しており、小型化・低コスト化を図ることができる。
【0018】このような変調方式を実現するため、半導
体レーザ制御装置には、基本的には図9に示すような画
像データと画素クロックとを入力とするパルス幅生成部
及びデータ変調部11が設けられ、このパルス幅生成部
及びデータ変調部11が図7に例示したような回路構成
の半導体レーザ制御部及び半導体レーザ駆動部12に対
する発光レベル指令信号なるDATAを出力するように構成
されている。即ち、入力される画像データに従ってパル
ス幅生成部及びデータ変調部11によりPWM方式を基
調とし、その移り変わり部をPM方式により補完する。
その半導体レーザの光出力波形の基本概念図を図10に
示す。図10にはパルス幅3値、パワー6値の合計18
階調を出力する場合における半導体レーザの光出力波形
を模式的に示すものである。
【0019】この変調方式は、図示のように基本的には
PWM方式であるので、中間露光領域を利用するパワー
変調部は最小パルス幅で出力する必要がある。このよう
な光出力を得るためには、例えば、図11に示すように
パルス幅をPWMとすると、PWMOUT とPWMOUT
PMOUT(PMOUT は最小パルス幅)、又は、PWMOU
T とPMOUT (PMOUT は最小パルス幅)との2パルス
を生成すればよい。PWMOUT のパルスにおいて全ビッ
トをHレベルにし、PMOUT のパルスにおいてデータに
従って各ビットをオン・オフさせれば、図10や図11
に示すような光出力の波形を得ることができる。図10
中、上段が右寄せの右モード、下段が左寄せの左モード
を示す。
【0020】このような1ドット内でのパルス幅強度混
合変調方式をより具体的に実現するため、C‐MOSデ
バイスを用いたIC化によりパルス幅生成部を簡便に構
成し、バイポーラトランジスタを用いたIC化により光
・電気負帰還ループ部の設計を容易にする提案が、例え
ば特開平6−347852号公報等によりなされてい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特開平
6−347852号公報に示される方式によっても、光
・電気負帰還ループによる制御量を少なくする電流加算
方式と、1ドット内でのパルス内でのパルス幅強度混合
変調方式とを、より小型で省電力化を達成し得るように
集積度を高めた1チップ化構成で実現し、より高速かつ
高精度に機能させる上では、まだ、改良の余地がある。
特に、プリンタや複写機への適用例において、これらの
機器に要求される機能、例えば、1ドット多値出力を実
現する上で不十分である。
【0022】この点、特開平9−321376号公報、
特開平9−266340号公報、特開平9−26634
1号公報等によれば、1チップ化構成する上で大幅に改
良されており、より高速かつ高精度に機能させる上で有
効である。
【0023】ところが、このように改良された提案例に
よっても、必ずしも十分ではなく、例えば、全体的な集
積化を図った場合のイニシャライズの高精度化等が詳細
な点まで考慮されておらず、半導体レーザの保護に欠け
る、といったような不都合がある。即ち、発光レベル指
令信号が最小の場合には発光指令電流はゼロとなるが、
半導体レーザの光出力を常時制御する光・電気負帰還ル
ープを動作させるためには、半導体レーザを微少発光さ
せるための電流、即ち、オフセット電流が必要となる
が、どのような所望の最大光量を選択するかによりオフ
セット光量設定(オフセット電流)も大きく変動してし
まい、オフセット電流が適正値から外れてしまうとか、
オフセット電流が安定しないことがある。特に、半導体
レーザやモニタ用の受光素子によっては、そのモニタ電
流の効率が半導体レーザの光出力に比例しない場合や、
同一の半導体レーザ或いはモニタ用の受光素子であって
もモニタ電流の効率が異なる場合には、さらに微調整が
必要な場合があるが、対処できない。さらには、1チッ
プ化構成された集積回路内の基準電位が安定電位でない
場合には、オフセット電流もこの基準電圧の変動の影響
を受けて変化してまう不具合もある。加えて、複写機や
プリンタにおける感光体感度の向上に伴いオフセット光
量をさらに小さくし高精度に設定する必要性が生ずるこ
とも考えられ、高精度で安定したオフセット電流の供給
が要望される。
【0024】そこで、本発明は、既提案例のような全体
構成を1チップで実現するための構成を前提として、発
光レベル指令信号が最小の場合に要求されるオフセット
電流に関して高精度で安定した設定が可能で、プリンタ
や複写機等における要求をより満足し得る半導体レーザ
制御装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力データに基づいて、入力データに対しパルス幅変調
と強度変調とを同時に行う発光指令信号を生成するパル
ス幅変調・強度変調信号生成部と、半導体レーザと、こ
の半導体レーザの光出力をモニタする受光素子と、共に
光・電気負帰還ループを形成して受光素子から得られる
半導体レーザの光出力に比例した受光信号とパルス幅変
調・強度変調信号生成部から与えられる発光指令信号と
が等しくなるように半導体レーザの順方向電流を制御す
る誤差増幅部と、光・電気負帰還ループの制御電流との
和又は差の電流により半導体レーザの駆動を制御するよ
うに生成されてパルス幅変調・強度変調信号生成部から
与えられる発光指令信号に応じた駆動電流を半導体レー
ザに順方向電流として流す電流駆動部と、電源投入時に
パルス幅変調・強度変調信号生成部が所定の動作状態に
なった時点で動作開始を許容するスタートアップ部と、
外部制御電位により制御・調整されて半導体レーザの光
出力を所望の最小値とするオフセット電流を設定するオ
フセット光設定部とを備え、これらのパルス幅変調・強
度変調信号生成部と誤差増幅部と電流駆動部とスタート
アップ部とオフセット光設定部とが1チップの集積回路
で形成されている。
【0026】従って、オフセット光設定部を含めて全体
的に1チップの集積回路に集積化されるが、オフセット
光設定部はオフセット電流が外部制御電位により制御・
調整されるので、所望のオフセット電流を簡単かつ適正
に設定でき、高精度で安定した設定が可能となる。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体レーザ制御装置のオフセット光設定部は、集積回路
の外部に制御量調整部を有する。従って、集積回路に対
して外付けの制御量調整部を利用することによりオフセ
ット電流の設定を簡単かつ適正に行える。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体レーザ制御装置において、集積回路中に、発
光指令信号を発光指令電流に変換するD/A変換部と、
D/A変換部の最大電流を決定するD/A電流設定部と
を備え、オフセット光設定部により設定された第1のオ
フセット電流とD/A電流設定部により設定された電流
に比例する第2のオフセット電流とにより半導体レーザ
に対するオフセット電流を設定する。
【0029】従って、基本的には、請求項1又は2記載
の発明と同様にオフセット光設定部によりオフセット電
流を設定し得るが、最終的なオフセット電流の設定はD
/A電流設定部により設定された電流に比例する第2の
オフセット電流に連動するので、半導体レーザに対する
受光素子のモニタ電流効率がばらついても最大光量を一
定に設定することでオフセット光量も一定となるような
設定を容易に行える。つまり、オフセット電流の自動設
定と微調整とを簡単に両立させることができる。
【0030】請求項4記載の発明は、請求項1記載の半
導体レーザ制御装置の集積回路中に、発光指令信号を発
光指令電流に変換するD/A変換部と、D/A変換部の
最大電流を決定するD/A電流設定部とを備え、オフセ
ット光設定部は、D/A電流設定部により設定された電
流に比例するオフセット電流を基準として半導体レーザ
に対するオフセット電流を制御・調整する制御量調整部
を有する。
【0031】従って、概ねD/A電流設定部により設定
された電流に比例するオフセット電流を流すことができ
るとともに、オフセット光設定部によりこのオフセット
電流に連動した微調整が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本発明の半導体レーザ
制御装置は、例えば、レーザプリンタ等における光書込
用に用いられる半導体レーザの光出力を制御するための
制御装置として適用されている。ここに、本実施の形態
にあっても基本的には前述したようなパルス幅強度混合
変調方式や、光・電気負帰還ループの負担を軽減させる
光・電気負帰還ループ+加算電流値制御方式を踏襲して
おり、図7ないし図11で示した部分と同一部分は同一
符号を用いて示す。
【0033】即ち、本実施の形態における半導体レーザ
制御装置13は、概略的には、図9に示したように、パ
ルス幅生成部及びデータ変調部11と半導体レーザ制御
部及び半導体レーザ駆動部12とにより構成されてい
る。
【0034】図1に、本実施の形態における半導体レー
ザ制御装置13の、より詳細な構成例を示す。本実施の
形態では、入力データをパルス幅変調データと強度変調
データとに変換した複数のパルスを生成するパルス幅生
成部及びデータ変調部11と半導体レーザ制御部及び半
導体レーザ駆動部12とが、その一部の構成要素を除く
殆どの要素に関して1チップの集積回路20として集積
化されて構成されている。より詳細には、一部の回路構
成に関して特開平9−321376号公報、特開平9−
266340号公報、特開平9−266341号公報等
に例示される場合と同様に、バイポーラトランジスタに
より1チップ化されている。ここに、パルス幅生成部及
びデータ変調部11に関しては、特に詳述しないが、例
えば、タイミングの異なる複数のパルスを生成するPL
L構成のパルス生成手段と、入力された画像データをパ
ルス幅変調データと強度変調データとに変換する論理記
述を含むデータ変換部と、このデータ変換部から得られ
るパルス幅変調データに従ってパルス生成手段の出力中
からパルスを選択するパルス幅変調部等を備えて構成さ
れるが、これらの論理記述等を実行するバイポーラトラ
ンジスタによる回路構成とされている。
【0035】以下では、半導体レーザ制御部及び半導体
レーザ駆動部12側について説明する。まず、光・電気
負帰還ループ3は、DA1電流設定部(D/A電流設定
部)21とDA1部(D/A変換部)22と誤差増幅器
及び電流駆動部23と半導体レーザ(LD)1と受光素
子(PD)2とにより構成されている。動作としては、
パルス幅生成部及びデータ変調部11により変調された
画像データに従ってDA1部22により生成された発光
指令電流と、半導体レーザ1の光出力に比例して受光素
子2より出力されるモニタ電流とを比較し、その誤差分
を誤差増幅器及び電流駆動部23を介して半導体レーザ
1の順方向電流に変換することにより光・電気負帰還ル
ープ3を構成する。ここで、一般に半導体レーザ1の微
分量子効率や受光素子2の光・電気変換受光感度には素
子ばらつきがあるので、各々の特性に合わせて、電流値
を設定する必要がある。このような素子ばらつきに関し
ては、DA1電流設定部21において、半導体レーザ1
が所望の光出力となるように外部からの電流設定信号に
より電流値、即ち、直流動作的には受光素子2のモニタ
電流値を設定することにより、個体差を吸収して半導体
レーザ1が常に所望の光出力となるように設定すること
が可能となる。
【0036】また、半導体レーザ1の一般的な特性であ
る微分量子効率や発振閾値電流に関しては、用いる半導
体レーザ1の経時変化や温度により大きく変動するた
め、使用する各々の条件における各々の値を検出し、そ
の検出した値に応じて半導体レーザ1が所望の光量とな
る順方向電流で駆動させることで、前述した図8(b)
に示すような波形を得ることができる。このような機能
を実現するブロックが、図1中におけるタイミング生成
部24、微分量子効率検出部25、メモリ部26及び加
算電流設定部27である。動作の概要としては、タイミ
ング生成部24において誤差増幅部の制御速度より十分
遅いタイミングを生成し、そのタイミングにおいて微分
量子効率検出部25により半導体レーザ1の微分量子効
率を検出し、その検出結果をメモリ部26に記憶させ
る。そして、メモリ部26に記憶されたデータに従い加
算電流設定部27の電流値を設定する。
【0037】このような動作は、電源投入時若しくはリ
セット時(半導体レーザ1の光出力オフ時)に或る所定
の時間だけイニシャル動作として行われ、本来の通常動
作時には加算電流設定部27の電流値を保持する。さら
には、電源投入時若しくは電源オフ時などの電源の過渡
動作時においても安全のため、半導体レーザ1の光出力
は制御されなけれぱならない。このための機能をスター
トアップ部28により実現する。概略的には、電源電圧
が或る所定電位に達するまでの間は、半導体レーザ1の
光出力を強制的にオフさせ、電源電圧が或る所定電位に
達した後は、半導体レーザ1の光出力のイニシャライズ
の設定が可能な状態とする。本実施の形態の場合には、
特に、パルス幅生成部及びデータ変調部11が電源投入
時に所定の動作状態になった時点で動作開始を許容する
ように動作する。
【0038】このような半導体レーザ制御部及び半導体
レーザ駆動部12に関しても、特開平9−321376
号公報、特開平9−266340号公報、特開平9−2
66341号公報等に例示される場合と同様に、バイポ
ーラトランジスタにより1チップ化されている。
【0039】このような基本的な構成の下、スタートア
ップ部27中にオフセット光設定部の機能が含まれてい
る。このオフセット光設定部に関する前提的な構成例を
図2を参照して説明する。図2は集積回路20中でオフ
セット光設定部29に関連するDA1 22等の構成要
素を抽出して示す概略回路図である。図には、誤差増幅
器及び電流駆動部23中の誤差アンプ部23aが示され
ている。
【0040】オフセット光設定部29は、誤差アンプ部
23aに対する入力側に設けられた加算器30により、
受光素子2に対してDA122と並列的に接続されたも
ので、集積回路20内に設けられてベースに基準電圧V
ref が与えられるトランジスタQ1 と、このトランジス
タQ1 のベースに接続されて集積回路20に対して外付
けされた抵抗R1 とにより構成されている。ここに、抵
抗R1 に生ずる外部制御電位がオフセット電流を規定す
る。即ち、DA1 22によるDA1電流とオフセット
光設定部29により設定されたオフセット電流との合計
電流と受光素子2より得られるモニタ電流との比較結果
が誤差アンプ部23aに入力されることにより、半導体
レーザ1に流す順方向電流が決定される構成とされてい
る。
【0041】このような構成において、DA1 22に
与えられる発光レベル指令信号が最大の場合、DA1電
流もDA1電流設定部21で設定された所望の最大電流
となり、半導体レーザ1に対して対応した順方向電流が
流されるので、半導体レーザ1は所望の最大光量で発光
する。一方、発光レベル指令信号が最小の場合、DA1
電流はDA1電流設定部21で設定された最小電流、即
ち、ゼロとなる。このとき、前述したように半導体レー
ザ1の光出力を制御する光・電気負帰還ループ3を動作
させるためには、半導体レーザ1にオフセット電流を流
して微少発光させる必要がある。このため、DA1電流
がゼロであっても、半導体レーザ1にはオフセット光設
定部29により設定されたオフセット電流が流れ、微少
発光する。このときのオフセット電流は、集積回路20
内で生成される基準電圧Vref とトランジスタQ1 のベ
ース・エミッタ間電位VBEとの差電圧と抵抗R1 の抵抗
値、即ち、(Vref −VBE)/R1 として決定される。
【0042】この結果、外付けの抵抗R1 の抵抗値を可
変調整することで、オフセット電流を適宜に制御・調整
し得ることになる。即ち、どのような半導体レーザ1を
選択し、どのような最大光量を選択設定するかによりオ
フセット光量の設定も変わるが、抵抗R1 が集積回路2
0内に組込まれておらず外付けとされているので、その
抵抗値の調整により、色々な系に自在に対処し得ること
になる。
【0043】ところが、図2に示す前提的な構成例のよ
うに集積回路20内部で生成される基準電圧Vref を用
いる場合には安定電位でない場合があり、オフセット電
流がその変動の影響を受けて変化してしまう場合があ
る。また、半導体レーザ1或いは受光素子2によっては
モニタ電流の効率が半導体レーザ1の光出力に比例しな
いことや同一の半導体レーザ1或いは受光素子2であっ
てもモニタ電流の効率が異なる場合には、オフセット電
流に関して、さらに微調整が必要とされる。さらには、
複写機やプリンタにおける感光体感度の向上に伴い、オ
フセット光量をさらに小さく高精度に設定する必要性も
生じており、全体として、高精度で安定でしたオフセッ
ト電流の供給が要求される。
【0044】そこで、これらの点を考慮し、本実施の形
態のオフセット光設定部31では、図3に示すように改
良されている。トランジスタQ1 のベース側に、基準電
圧Vref に代えて、オフセット電流設定信号の電位Vof
f が外部制御電位外部から抵抗R2 を介して+入力に入
力されるオペアンプ32が設けられている。このオペア
ンプ32の−入力には、トランジスタQ1 のエミッタ電
位(従って、抵抗R1とによりオフセット電流を決定す
る電位が抵抗R3 を介して入力されている。即ち、オペ
アンプ32はオフセット電流設定信号の電位Voff とト
ランジスタQ1のエミッタ電位とが等しくなるように制
御する。なお、オペアンプ32の入出力間には動作安定
のためコンデンサC1 が介在されているが、必須ではな
く、コンデンサC1 がない場合にはオペアンプ32はバ
ッファとして動作し、同様の機能を発揮する。また、外
付けの抵抗R1 と、外部からのオフセット電流設定信号
の入力手段とは制御量調整部33を構成している。
【0045】このような構成によれば、大きくは前提的
な構成の場合と同様に、外付けの抵抗R1 の抵抗値を可
変調整することで、小さくは、外部から与えるオフセッ
ト電流設定信号の電位Voff を可変調整することで、オ
フセット電流を自在に調整することができる。また、オ
フセット電流設定信号の電位Voff を安定した一定値に
固定すれば、オフセット電流を安定させることもでき
る。よって、本実施の形態によれば、上記の要求に対し
て、簡単に対処でき、高精度で安定したオフセット電流
の供給が可能となる。
【0046】本発明の第二の実施の形態を図4に基づい
て説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実
施の形態でも順次同様とする)。本実施の形態は、第一
の実施の形態を変形したもので、集積回路20内におい
て、抵抗R2 とオペアンプ32の+入力との間に抵抗R
4 を介して所定の内部電圧V1 が接続されている。
【0047】このような構成によれば、オペアンプ32
の+入力の電位Vopは、内部電位V1 とオフセット電流
設定信号の電位Voff とを抵抗R2 ,R4 で分圧した電
位となる。例えば、R2 =R4 とすれば、Vop=(V1
+Voff )/2となる。また、抵抗R2 を集積回路20
に対して外付けとすれば、 Vop=V1 +(Voff −V1 )・R4 /(R2 +R4 ) となり、抵抗R2 の抵抗値の設定次第で、オペアンプ3
2の+入力の電位Vopを集積回路20内の内部電位V1
に近い電位に設定した上で微調整することが可能になる
他、逆に、オペアンプ32の+入力の電位Vopをオフセ
ット電流設定信号の電位Voff に近い電位に設定した上
で微調整可能にすることもでき、自由な対応がとれる。
【0048】本発明の第三の実施の形態を図5に基づい
て説明する。本実施の形態は、第一の実施の形態を変形
したもので、オフセット光設定部31は第1のオフセッ
ト電流を規定するものとされ、さらに、DA1 22が
第2のオフセット電流を規定するものとして、オフセッ
ト電流の制御・調整に関与するように構成されている。
即ち、オフセット電流がオフセット電流設定信号電位と
抵抗R1 とにより決まる第1のオフセット電流と、DA
1電流設定部21で設定される電流に比例した第2のオ
フセット電流との合計電流で決定される構成とされてい
る。
【0049】このような構成によれば、第2のオフセッ
ト電流はDA1電流設定部21で設定された電流に比例
するので、半導体レーザ1の最大設定電流(最大光量)
に比例する電流であり、例えば、この第2のオフセット
電流を最大設定電流の1/100に設定すれば、対応す
るオフセット光量は、どのような半導体レーザ1を選ん
でも常にその最大光量の1/100なる光量となる。つ
まり、オフセット電流をDA1電流に連動させることに
より、半導体レーザ1のモニタ電流効率がばらついても
最大光量を可変抵抗VR1 で一定に設定することにより
オフセット光量も一定となるように制御・調整すること
ができ、設定が容易な上に、一定のオフセット光量を設
定することもできる。そして、前述した如く、抵抗R1
やオフセット電流設定信号電位を利用したオフセット光
設定部31による第1のオフセット電流を加味してして
いるので、全体として、オフセット電流の自動設定と微
調整とを両立させることができる。
【0050】本発明の第四の実施の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態は、第二の実施の形態に準じ
たものであるが、内部電圧V1 に代えてDA1電流設定
部21から出力されるDA1電流に連動した電位が基準
電位として用いられている。このため、オペアンプ32
の+入力とDA1電流設定部21の出力側との間に抵抗
4 が接続されている。
【0051】このような構成によれば、オペアンプ32
の+入力の電位Vopは、DA1電流設定部21により設
定される電位(つまり、DA1電流に連動する電位)V
DA1と、外部から与えられるオフセット電流設定信号の
電位Voff とを抵抗R2 ,R4 で分圧した電位となる。
即ち、 Vop=VDA1 +(Voff −VDA1 )・R4 /(R2 +R
4 ) となる。この結果、例えば、R2 =9・R4 に設定する
と、 Vop=(9/10)・VDA1 +(1/10)・Voff となり、+入力の電位Vopはその90%がDA1電流設
定部21により設定される電位VDA1 によりきまるが、
オフセット電流設定信号の電位Voff により10%分微
調整できる構成となる。つまり、概ねはDA1電流に連
動するオフセット電流を流すことができ、このようなオ
フセット電流に連動した微調整を行えるオフセット光設
定部31となる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、オフセッ
ト光設定部を含めて全体的に1チップの集積回路に集積
化されるが、オフセット光設定部のオフセット電流が集
積回路外部から与えられる外部制御電位により制御・調
整されるように構成したので、所望のオフセット電流を
簡単かつ適正に設定でき、高精度で安定したオフセット
電流の設定を行うことができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の半導体レーザ制御装置のオフセット光設定部が、集
積回路の外部に制御量調整部を有するので、集積回路に
対して外付けの制御量調整部を利用することによりオフ
セット電流の設定を簡単かつ適正に行うことができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の半導体レーザ制御装置において、集積回路中
に、発光指令信号を発光指令電流に変換するD/A変換
部と、D/A変換部の最大電流を決定するD/A電流設
定部とを備え、オフセット光設定部により設定された第
1のオフセット電流とD/A電流設定部により設定され
た電流に比例する第2のオフセット電流とにより半導体
レーザに対するオフセット電流を設定するようにしたの
で、基本的には、請求項1又は2記載の発明と同様にオ
フセット光設定部によりオフセット電流を設定し得る
が、最終的なオフセット電流の設定はD/A電流設定部
により設定された電流に比例する第2のオフセット電流
に連動するので、半導体レーザに対する受光素子のモニ
タ電流効率がばらついても最大光量を一定に設定するこ
とでオフセット光量も一定となるような設定を容易に行
うことができ、オフセット電流の自動設定と微調整とを
簡単に両立させることができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の半導体レーザ制御装置の集積回路中に、発光指令信
号を発光指令電流に変換するD/A変換部と、D/A変
換部の最大電流を決定するD/A電流設定部とを備え、
オフセット光設定部は、D/A電流設定部により設定さ
れた電流に比例するオフセット電流を基準として半導体
レーザに対するオフセット電流を制御・調整する制御量
調整部を有するので、概ねD/A電流設定部により設定
された電流に比例するオフセット電流を流すことができ
るとともに、オフセット光設定部によりこのオフセット
電流に連動した微調整を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す概略ブロック
図である。
【図2】前提的なオフセット光設定部を中心に示す概略
回路図である。
【図3】本実施の形態によるオフセット光設定部を中心
に示す概略回路図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図7】従来の電流駆動部によるIDA2 加算方式を示す
回路図である。
【図18】IDA2 に伴うPS の有無による光出力制御例
を示す特性図である。
【図9】パルス幅強度混合方式用の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】パルス幅強度混合方式の光出力とドットイメ
ージとの関係を示す模式図である。
【図11】その波形生成法を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 受光素子 3 光・電気負帰還ルーブ 11 パルス幅変調・強度変調信号生成部 20 集積回路 21 D/A電流設定部 22 D/A変換部 23 誤差増幅部及び電流駆動部 28 スタートアップ部 31 オフセット光設定部 33 制御量調整部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す概略ブロック
図である。
【図2】前提的なオフセット光設定部を中心に示す概略
回路図である。
【図3】本実施の形態によるオフセット光設定部を中心
に示す概略回路図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態によるオフセット光
設定部を中心に示す概略回路図である。
【図7】従来の電流駆動部によるIDA2 加算方式を示す
回路図である。
図8】IDA2 に伴うPS の有無による光出力制御例を
示す特性図である。
【図9】パルス幅強度混合方式用の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】パルス幅強度混合方式の光出力とドットイメ
ージとの関係を示す模式図である。
【図11】その波形生成法を示すタイムチャートであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データに基づいて、入力データに対
    しパルス幅変調と強度変調とを同時に行う発光指令信号
    を生成するパルス幅変調・強度変調信号生成部と、 半導体レーザと、この半導体レーザの光出力をモニタす
    る受光素子と、共に光・電気負帰還ループを形成して受
    光素子から得られる半導体レーザの光出力に比例した受
    光信号とパルス幅変調・強度変調信号生成部から与えら
    れる発光指令信号とが等しくなるように半導体レーザの
    順方向電流を制御する誤差増幅部と、 光・電気負帰還ループの制御電流との和又は差の電流に
    より半導体レーザの駆動を制御するように生成されてパ
    ルス幅変調・強度変調信号生成部から与えられる発光指
    令信号に応じた駆動電流を半導体レーザに順方向電流と
    して流す電流駆動部と、 電源投入時にパルス幅変調・強度変調信号生成部が所定
    の動作状態になった時点で動作開始を許容するスタート
    アップ部と、 外部制御電位により制御・調整されて半導体レーザの光
    出力を所望の最小値とするオフセット電流を設定するオ
    フセット光設定部と、を備え、 これらのパルス幅変調・強度変調信号生成部と誤差増幅
    部と電流駆動部とスタートアップ部とオフセット光設定
    部とが1チップの集積回路で形成されている半導体レー
    ザ制御装置。
  2. 【請求項2】 オフセット光設定部は、集積回路の外部
    に制御量調整部を有する請求項1記載の半導体レーザ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 集積回路中に、発光指令信号を発光指令
    電流に変換するD/A変換部と、D/A変換部の最大電
    流を決定するD/A電流設定部とを備え、オフセット光
    設定部により設定された第1のオフセット電流とD/A
    電流設定部により設定された電流に比例する第2のオフ
    セット電流とにより半導体レーザに対するオフセット電
    流を設定する請求項1又は2記載の半導体レーザ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 集積回路中に、発光指令信号を発光指令
    電流に変換するD/A変換部と、D/A変換部の最大電
    流を決定するD/A電流設定部とを備え、オフセット光
    設定部は、D/A電流設定部により設定された電流に比
    例するオフセット電流を基準として半導体レーザに対す
    るオフセット電流を制御・調整する制御量調整部を有す
    る請求項1記載の半導体レーザ制御装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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