JPH11297295A - 電池用セパレータとその製造方法及びこれを用いた電池 - Google Patents
電池用セパレータとその製造方法及びこれを用いた電池Info
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Abstract
ジエン)構造であり、その不飽和結合の少なくとも一部
にイオン交換基が導入されてなる繊維を含む不織布等の
多孔性シートとすることにより、優れた強度と保液性を
有し、電池寿命を低下させることなく電池容量の向上に
寄与しうる電池用セパレータを提供する。 【解決手段】分子構造がシンジオタクチックポリ(1,2-
ブタジエン)構造であり、その不飽和結合の少なくとも
一部にイオン交換基が導入されてなる樹脂成分を繊維表
面の少なくとも一部を占めている合成繊維(A)を含有
する繊維ウェブに、高圧水流処理を施して繊維間を交絡
させ不織布とし、比較的弱い条件でスルホン化処理す
る。
Description
ウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等
のアルカリ蓄電池用に好適な電池セパレータ、その製造
方法、およびこれを用いた電池に関するものである。
ンやポリプロピレン繊維からなる乾式法で製造された不
織布(以下、乾式不織布という)、湿式抄紙法で製造さ
れた不織布(以下、湿式不織布という)などが使用され
ているが、ナイロン繊維からなる不織布は耐アルカリ性
に劣ることから、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
繊維からなる不織布が好ましく使用されている。
なる不織布は疎水性であり、電池セパレータに用いたと
きの濡れ性に劣るため、ポリオレフィン系繊維からなる
不織布を親水化処理する様々な方法が提案されている。
親水化処理方法としては、スルホン化処理、フッ素化処
理、コロナ放電処理、あるいはビニルモノマーのグラフ
ト重合処理などが挙げられるが、特に二次電池の自己放
電性の改良において、スルホン化処理が有用であり、様
々な方法が提案されている。例えば、特開平7−278
963号公報には、易スルホン化繊維としてガラス転移
温度が5℃以上低下したシンジオタクチックスチレン系
重合成分を用い、濃硫酸溶液中に浸漬しスルホン化した
電池用セパレータが提案されている。また、特開平8−
273654号公報には、ポリオレフィン系極細繊維が
絡合し、部分的に融着部を有するとともに親水化処理さ
れた不織布強力に優れた電池用セパレータを開示してい
る。
電池用セパレータには以下の問題点がある。例えば、特
開平7−278963号公報においては、シンジオタク
チックポリスチレン系繊維は一般に紡糸性が悪く、細繊
度化することは困難であり、たとえ細繊度化が可能であ
ったとしても、生産性に劣り、コスト高となる。また、
特開平8−273654号公報においては、極細繊維自
身をスルホン化するだけでなく、一種類の極細繊維を融
着させるので、本来得られるべき緻密性が損なわれ、通
気性や保液性に劣る。
め、優れた強度と保液性を有し、電池寿命を低下させる
ことなく電池容量の向上に寄与しうる電池用セパレータ
を提供することを目的としてなされたものである。
め、本発明の第1番目の電池用セパレータは、分子構造
がシンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエン)構造
であり、その不飽和結合の少なくとも一部にイオン交換
基が導入されてなる樹脂成分を含む多孔性シートからな
ることを特徴とする。前記セパレータにおいては、樹脂
成分が合成繊維(A)であることが好ましい。また前記
セパレータにおいては、多孔性シートが、合成繊維
(A)と熱接着性繊維(B)を含む不織布であることが
好ましい。
換基の主成分官能基が、スルホン基であることが好まし
い。また前記セパレータにおいては、合成繊維(A)が
鞘芯型複合繊維であり、鞘成分にスルホン基が導入され
てなるシンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエン)
が存在していることが好ましい。
(A)を構成するシンジオタクチックポリ(1,2−ブ
タジエン)構造の含有量が5重量%以上であることが好
ましい。また前記セパレータにおいては、熱接着性繊維
(B)が鞘芯型複合繊維であり、鞘部の融点が、芯部の
融点より10℃以上低い樹脂から構成されることが好ま
しい。また前記セパレータにおいては、不織布を構成す
る繊維が、合成繊維(A)と熱接着性繊維(B)とから
なり、前記合成繊維(A)の含有量が10〜90重量
%、前記熱接着性繊維(B)の含有量が90〜10重量
%の範囲であることが好ましい。
構成する繊維が、合成繊維(A)と熱接着性繊維(B)
と繊度0.5デニール以下の極細繊維(C)を含み、前
記極細繊維(C)が部分的に分割された複合繊維である
ことが好ましい。また前記セパレータにおいては、不織
布を構成する繊維の割合が、合成繊維(A)の含有量が
10〜50重量%、熱接着性繊維(B)の含有量が10
〜50重量%、部分的に分割された極細繊維(C)が0
〜80重量%であることが好ましい。
(C)が−OH基を主成分とする親水基を含んでいるこ
とが好ましい。また前記セパレータにおいては、シンジ
オタクチックポリ(1,2−ブタジエン)構造の不飽和
結合の少なくとも一部にスルホン基が60℃以下の温度
で導入されてなることが好ましい。
は、熱接着性繊維(B)を含有する不織布に、分子構造
がシンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエン)構造
であり、その不飽和結合の少なくとも一部にイオン交換
基が導入されてなる樹脂成分を含む多孔性シートを貼り
合わせたことを特徴とする。前記本発明の第1〜2番目
の電池用セパレータにおいては、多孔性シートが前記の
不織布であることが好ましい。また前記本発明の第1〜
2番目の電池用セパレータにおいては、多孔性シートと
して多孔性フィルムを用いることもできる。この場合、
前記本発明のイオン交換基が導入されてなる樹脂成分
が、多孔性フィルムの少なくとも表面の一部を占めてい
ればよい。フィルムは前記樹脂単独成分でもよいし、他
のポリマのフィルム、例えばポリプロピレンまたはポリ
エチレンフィルム等の合成樹脂フィルムと貼り合わされ
た多孔性多層フィルムであっても良い。
は、分子構造がシンジオタクチックポリ(1,2-ブタジエ
ン)構造であり、その不飽和結合の少なくとも一部にイ
オン交換基が導入されてなる樹脂成分を繊維表面の少な
くとも一部を占めている合成繊維(A)を含有する繊維
ウェブの構成繊維間を交絡させて不織布を形成し、その
後60℃以下の温度で前記シンジオタクチックポリ
(1,2−ブタジエン)構造の不飽和結合の少なくとも
一部にスルホン基を導入することを特徴とする。前記方
法においては、繊維ウェブの構成繊維間を交絡処理が、
高圧水噴射処理であることが好ましい。次に本発明の電
池は、前記のいずれかに記載の電池用セパレータを組み
込んだことを特徴とする。
子構造がシンジオタクチックポリ(1,2−ブタジエ
ン)構造の樹脂成分(以下、1,2-SBD という)からな
り、その不飽和結合の少なくとも一部にイオン交換基が
導入されてなる樹脂成分を含む多孔性シートからなる。
点(Tms )が75〜150℃、結晶化度が15〜50
%、1,2 結合が90%以上、メルトインデックス(M
I;JISK 7210 に準じ測定温度190℃、2160g加重)が
10〜150g/10分のものが好ましく用いられる。
が繊維表面の少なくとも一部を占める合成繊維(A)か
らなる不織布、多孔性フィルム、あるいはこれらを1層
以上含む積層体で形成される。
導入されるイオン交換基としては、スルホン基、カルボ
キシル基、アミノ基等が挙げられるが、なかでも、スル
ホン基は、自己放電を抑制する効果が得られるので好ま
しい。
成繊維(A)の形態としては、1,2-SBD が繊維表面の少
なくとも一部を占めていれば特に限定されない。例え
ば、単一繊維、鞘芯型複合繊維、偏心鞘芯型複合繊維、
並列型複合繊維、分割型複合繊維、あるいは異形断面を
有する繊維等を任意に使用することができる。なかで
も、1,2-SBD を鞘成分とした鞘芯型複合繊維は、鞘成分
の1,2-SBD が繊維表面を被覆されるので、その効果を有
効に利用できるとともに、芯成分で繊維強力を保持でき
る点で好ましい。芯成分に用いられる熱可塑性樹脂とし
ては特に限定はされないが、その融点(Tmc )が1,2-SB
D の融点(Tms )より10℃以上高い樹脂が好ましい。
例えば、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン等のポリオレフィン系樹脂等のホモポリマーあるいは
共重合体、三元共重合体から任意に一あるいは二以上選
択して使用することができる。中でも、ポリオレフィン
系樹脂が加工性において好ましい。
量は5重量%以上であることが好ましい。1,2-SBD の含
有量が5重量%未満であると、繊維中のイオン交換基の
数が少なくなり、電池に組み込んだ時の容量保存率が劣
るからである。
含有率は、10〜90重量%含有することが、不織布強
力を向上させる点で好ましい。より好ましくは、10〜
50重量%である。含有率が5重量%未満であると、不
織布中のイオン交換基の数が少なくなり、その効果が得
られず、含有率が80重量%を超えると、1,2-SBD の樹
脂自体がイオン交換基導入後劣化するため、不織布強力
が低下するからである。
温度で溶融する熱接着性繊維(B)が10〜90重量%
含有していることが好ましい。より好ましくは、10〜
50重量%である。熱接着性繊維(B)において、溶融
する温度がTmc 以上であると、合成繊維(A)とともに
熱処理を施したとき、合成繊維(A)の形態が保持でき
なくなるからである。また、熱接着性繊維(B)の含有
量が10重量%未満であると、十分な不織布強力が得ら
れず、90重量%を超えると、合成繊維(A)が少なく
なり、その効果が十分に発揮されないからである。熱接
着性繊維(B)としては、融点がTmc より低い温度であ
れば特に限定されず、例えば共重合ポリエステルなどの
ポリエステル系樹脂、ポリエチレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体などのポリオレフィン系
樹脂などが用いられるが、耐アルカリ性の点でポリオレ
フィン系樹脂が好ましい。
は特に限定はされず、単一繊維、鞘芯型複合繊維、偏心
鞘芯型複合繊維、並列型複合繊維、分割型複合繊維、あ
るいは異形断面を有する繊維等を任意に使用することが
できるが、不織布の強力を向上させる場合は、熱接着性
繊維(B)として鞘部の融点が、芯部の融点より10℃
以上低い樹脂から構成された鞘芯型複合繊維が好まし
い。鞘成分としては上記樹脂が好ましく、芯成分には、
例えばナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン等のポリオレフィン系樹脂が用いられる。また熱接着
性繊維(B)の繊度は、0.5〜5デニールが好まし
い。0.5デニール未満であると、湿式抄紙時のスラリ
ー中における繊維の分散性が悪く、繊維同士がもつれた
りして工程性、品質面に劣り、5デニールを超えると空
隙の大きさが大きくなり過ぎ、電池組立時に短絡の原因
となり好ましくない。
ル以下の極細繊維(C)を0〜80重量%含有してもよ
い。極細繊維(C)の繊度が0.5デニールを超える
と、空隙が大きくなり過ぎ、吸液性や保液性に劣るから
である。不織布中の含有率が、80重量%を超えると、
通気性が低下し、密閉型電池で求められているガス透過
性が悪く好ましくない。繊度0.5デニール以下の極細
繊維(C)はいずれの形状であってもよいが、好ましく
は2種類以上の樹脂成分からなる分割型複合繊維を各々
の成分に分割した2種類以上の極細繊維(C)である。
2種類以上の樹脂成分からなる分割型複合繊維とは、例
えば図1の(a)、(b)、(c)に示すようなもので
ある。図1(a)〜(c)において、1は第1成分、2
は第2成分を示す。
可塑性樹脂の組合せとしては、ポリオレフィン系樹脂/
ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン/エチレンビニルア
ルコール共重合体、ポリプロピレン/ポリメチルペンテ
ン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリメチルペンテ
ン/ポリエチレン、ポリメチルペンテン/エチレンビニ
ルアルコール共重合体等が挙げられ、三種類の樹脂を用
いる場合としては、上記樹脂をそれぞれ異なる成分で構
成すればよい。特にポリオレフィン系分割型複合繊維
は、耐アルカリ性の点で好ましく、なかでも、−OH基
を主成分とする親水基を含むエチレンビニルアルコール
共重合体を1成分としたポリオレフィン系分割型複合繊
維は、親水性が向上し、電池において優れたサイクル特
性が得られるので好ましい。得られた分割型複合繊維
は、後述する高圧水噴射処理等によって分割され、極細
繊維(C)を形成する。
含有量を満たしていれば、他の繊維を混合してもよく、
例えば、繊維間で形成される空隙を確保するため、繊度
5デニール以下の合成繊維(D)を40重量%以下で含
有してもよい。特に、繊度は分割型複合繊維が分割発現
することによって得られる極細繊維(C)の繊度よりも
大きく、熱接着性繊維(B)の繊度と同じまたは小さい
のがよく、0.5〜5デニールが好ましい。そして上記
繊維は熱接着性繊維(B)の溶融する温度では実質的に
溶融しないものから選ばれ、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ナイロン等、汎用されている合成繊維を使用する
ことができるが、耐アルカリ性の点でポリオレフィン系
繊維が好ましい。上記繊維が40重量%を超えると、接
着面積が少なくなり過ぎるため、不織布強力が弱くなり
好ましくない。また上記繊維が5デニールを超えると、
不織布内の緻密な空隙が確保できず好ましくない。特
に、繊度が0.5〜2デニールのやや剛性で高強力のポ
リプロピレン繊維は、セパレータに耐アルカリ性を付与
し、かつ適度な空隙を確保する上において、最も好まし
く適用される。
について説明する。上述した各々の繊維を含有してなる
繊維ウェブの形態は、カード法、エアレイ法などにより
得た乾式ウェブ、湿式法により得た湿式ウェブ、あるい
はメルトブロー法やスパンボンド法などの直接法により
得た繊維ウェブを単独、あるいはこれらを少なくとも1
層含み2層以上に積層したものが用いられる。例えば、
1,2-SBD からなる繊維ウェブを第1層とし、1,2-SBD か
らなる繊維を含有しない繊維ウェブを第2層とし、積層
させてもよいし、少なくとも1層に1,2-SBD からなる繊
維を含有していれば乾式ウェブ/湿式ウェブの組合せで
もよい。中でも、湿式ウェブが繊維ウェブの緻密性、均
一性の点で好ましい。
を溶融させてもよいし、熱接着性繊維(B)を溶融させ
てもよく、繊維ウェブの処理方法に応じて適宜行えばよ
い。繊維ウェブの処理方法としては、熱カレンダー処
理、熱風加工処理、高圧水噴射処理等いずれであっても
よく、例えば分割型複合繊維を含有させる場合は、繊維
ウェブに高圧水噴射処理を施し、分割型複合繊維を分割
させて極細繊維(C)を形成させるとともに繊維間を交
絡させるとよい。高圧水噴射処理は孔径0.05〜0.
5mmのオリフィスが0.5〜1.5mmの間隔で設けられ
たノズルから、水圧25〜150kg/cm2の柱状水流を不
織布の表裏にそれぞれ1回以上噴射するとよい。また繊
維ウェブを積層させる場合においても、例えば異なる繊
維ウェブ同士を湿式抄紙時、高圧水噴射処理時、あるい
は熱カレンダー処理や熱風加工処理時に貼り合わせても
よく、あるいは繊維ウェブを上記処理方法を用いて一旦
不織布化し、得られた不織布を2層以上積層して、公知
の貼合方法、例えば、熱ロールによる熱接着、バインダ
ー接着等により貼合することも可能である。また、1,2-
SBD を含有する、あるいは含有しない多孔性フィルムと
貼合してもよい。
D を溶融押し出しすることにより容易に得られ、1,2-SB
D の含有量が少なくとも5重量%含有すれば、他の熱可
塑性樹脂を混合してもよい。また、1,2-SBD が単独の多
孔性フィルムであってもよいし、他の1種以上フィルム
と2層以上に貼合されていてもよい。さらに、1,2-SBD
を含有する、あるいは含有しない不織布と貼合してもよ
い。
オン交換基が導入される。イオン交換基は、公知の導入
法により容易に導入される。例えば、ビニルモノマーを
紫外線照射により導入する方法、あるいはスルホン基を
10℃に冷却した希薄発煙硫酸もしくは80〜98重量
%濃硫酸に浸漬して導入する方法などが挙げられるが、
特に1,2-SBD は、従来の導入法に比べ、比較的弱い条件
でイオン交換基の導入が可能であり、例えば、80〜9
8重量%濃硫酸中において、60℃以下の温度でスルホ
ン基を短時間で導入することができ、多孔性シートの強
力が低下することなく、高度にスルホン化することがで
きる。多孔性シートにスルホン基を導入した場合、スル
ホン化率は少なくとも3mol% が好ましい。スルホン化
率が3mol% 未満であると、電池の自己放電を十分に抑
制できないからである。またスルホン化を促進させるた
めに、紫外線または放射線により不織布表面を活性化さ
せた後、スルホン化処理を施してもよい。濃硫酸を用い
た場合は、後処理にて乾燥される。
定の厚みに調整され、本発明の電池用セパレータが得ら
れる。このようにして得られた電池用セパレータにおい
て、多孔性シートの目付は、30〜100g/m2にするこ
とが好ましい。30g/m2未満ではシートの強力が低くな
るため、正極と負極の間で短絡が生じやすくなり、10
0g/m2を超えると通気性等が低下するからである。
とも一方向における引張強力は、5kgf/5cm 以上である
ことが好ましい。より好ましくは10kgf/5cm である。
引張強力が5kgf/5cm 未満であると、電池組み込み時の
卷回性に劣るからである。
る。なお、単に%と表示してあるのは重量%を意味す
る。また、スルホン化率、引張強力、保液率、および容
量保存率は以下の方法により測定した。 (1)スルホン化率:エチレン基のスルホン化率で表
し、次式によって算出した。スルホン化率(mol%)=
{重量増加率(%)/97}/{100/56} (2)引張強力:JIS L 1096に準じ、幅5c
m、長さ15cmの試料片をつかみ間隔10cmで把持し、
定速伸長型引張試験機を用いて引張速度30cm/分で伸
長し、切断時の荷重値を引張強力とした。 (3)保液率:試験片の水分平衡状態の重量(W)を1
mgまで測定する。次に比重1.30のKOH水溶液中に
試験片を浸漬し、KOH水溶液を1時間吸収させたのち
液中から引き上げて、その後、上下2枚の濾紙にこの試
験片を挟み5kg加重をした。その試験片の重量(W
1 )を測定し、保液率(%)=((W1 −W)/W)×
100の式より保液率を算出した。 (4)円筒形密閉ニッケル水素電池:正極は、水酸化ニ
ッケル、酸化コバルト、カルボキシメチルセルロース
(CMC)、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、水によるペーストを発泡ニッケル基板に塗り込む
ことで作製した電極を使用し、負極は、水素吸蔵合金、
カルボニルニッケル、CMC、PTFE、水によるペー
ストを発泡ニッケル基板に塗り込むことで作製した電極
を使用し、その間に各セパレーターを挟み電槽缶に挿入
し、電解液を注液することで、円筒形密閉ニッケル水素
電池を作製した。 (5)自己放電性試験:初期活性条件を充電0.05C率で2
0時間、休止0.5時間、放電0.05C率で終止電圧0.8Vと
し、その後に、充電0.1C率で12時間、休止0.5時間、放
電0.1C率で終止電圧1.0Vとし、5サイクル繰り返した後
の放電容量に対し、同条件(0.1C率)で充電後、45℃
下で14日間放置したときの残存容量(0.1C率放電、終
止電圧1.0V)の比を自己放電後の容量維持率とした。充
放電は25℃で行った。 (6)サイクル寿命測定:初期活性を行った後、充電0.
1C率で、10時間、休止時間0.5時間、放電0.1C率(終
止電圧1.0V)で理論容量に対する利用率が90%以下に
なったときのサイクル数を求めた。充放電は25℃で行
った。 (7)不良化率:円筒形密閉ニッケル水素電池を100
個組み立てたときに、短絡が起きた割合を不良化率とし
た。 (8)メルトインデックス(MI):JIS K 7210 に準
じ、測定温度190℃、荷重2160gで10分当たりの流量
を測定する。
の実施にあたり、以下の繊維を準備した。 (1)合成繊維(A):融点90℃、MI45g/10分の
1,2-SBD を鞘成分とし、融点163℃のポリプロピレン
を芯成分とした繊度2デニール、繊維長10mmの鞘芯型
複合繊維。 (2)熱接着性繊維(B):融点130℃のポリエチレ
ンを鞘成分とし、融点163℃のポリプロピレンを芯成
分とした繊度2デニール、繊維長10mmの鞘芯型熱接着
性複合繊維。 (3)分割型複合繊維(C):融点163℃のポリプロ
ピレンを第1成分とし、融点240℃のポリメチルペン
テンを第2成分とした図1(a)に示す断面形状を有す
る繊度2デニール、繊維長10mmの分割型複合繊維。 (4)合成繊維(D):融点163℃、繊度1デニー
ル、繊維長10mmのポリプロピレン繊維。 [不織布の形成](実施例1〜3、比較例1〜2) 上記繊維をそれぞれ表1の割合で混合し、水中の0.5
%の濃度になるように水スラリーを調製し、湿式抄紙し
て目付50g/m2の湿式不織布を作製した。次に、湿式不
織布の表裏面に水圧100kg/cm2の高圧柱状水流を噴射
することにより、上記分割型複合繊維(C)を分割させ
て繊度0.25〜0.3デニールの極細繊維を形成させ
るとともに繊維間を交絡させ、135℃で乾燥と同時に
熱接着させた。 [不織布の形成](実施例4) 上記繊維(B)(C)(D)をそれぞれ表1の割合で混
合し、0.5%の濃度になるようにスラリーを調製し、
湿式抄紙して目付30g/m2の湿式不織布を作製した。次
に、湿式不織布の表裏面に水圧100kg/cm2の高圧柱状
水流を噴射することにより、上記分割型複合繊維を分割
させて繊度0.25〜0.3デニールの極細繊維を形成
させるとともに繊維間を交絡させ、135℃で乾燥と同
時に熱接着させ不織布(1)を作製した。それとは別に
繊維(A)を0.5%の濃度になるようにスラリーを調
製し、湿式抄紙して目付20g/m2の湿式不織布(2)を
作製した。上記作製した不織布(1)不織布(2)を1
00℃に加熱した1対の熱ロールで接着させた。 [スルホン化処理]得られた不織布に、常温(約20
℃)、濃度93重量%の濃硫酸溶液中に表1に示す時間
処理し、スルホン化した。そして、不織布を75℃で熱
カレンダー処理して電池用セパレータを得た。実施例1
〜4,比較例1〜2の条件と電池用セパレータの物性を
表1に示す。
維(A)を含有することにより、比較的弱いスルホン化
条件であっても高度にスルホン化し、電池に組み込んだ
時の容量保存率も高く、引張強力も低下することはなか
った。比較例1では合成繊維(A)を含有していないた
め、スルホン化処理時間が不十分でスルホン化できず、
比較例2では、スルホン化処理時間を長くしスルホン化
率を向上させたが、引張強力が著しく低下した。
いスルホン化条件においても高度にスルホン化し、優れ
た容量保存率を得ることが出来る。又、他の繊維物性の
劣化を低減させることができるので、優れた引張強力を
得ることができる。また他の繊維として、熱接着性繊維
を用いることにより不織布の引張強力が向上し、繊度
0.5デニール以下の極細繊維を用いることにより保液
率が向上する。
分子構造がシンジオタクチックポリ(1,2-ブタジエン)構
造であり、その不飽和結合の少なくとも一部にイオン交
換基が導入されてなる樹脂成分を繊維表面の少なくとも
一部を占めている合成繊維(A)を含有する繊維ウェブ
に、高圧水流処理を施して繊維間を交絡させ、しかるの
ち不織布に比較的弱い条件でスルホン化処理できるの
で、容易に高強力で低目付のセパレータが得られるだけ
でなく、製造工程の安全性においても優れている。本発
明の電池は上記セパレータを使用しているため、自己放
電が少ない電池を得ることができる。
例の断面拡大図である。 (b)本発明に適用できる分割型複合繊維の一例の断面
拡大図である。 (c)本発明に適用できる分割型複合繊維の一例の断面
拡大図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 分子構造がシンジオタクチックポリ
(1,2−ブタジエン)構造であり、その不飽和結合の
少なくとも一部にイオン交換基が導入されてなる樹脂成
分を含む多孔性シートからなる電池用セパレータ。 - 【請求項2】 樹脂成分が合成繊維(A)である請求項
1に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項3】 多孔性シートが、合成繊維(A)と熱接
着性繊維(B)を含む不織布である請求項1に記載の電
池用セパレータ。 - 【請求項4】 イオン交換基の主成分官能基が、スルホ
ン基である請求項1に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項5】 合成繊維(A)が鞘芯型複合繊維であ
り、鞘成分にスルホン基が導入されてなるシンジオタク
チックポリ(1,2−ブタジエン)が存在している請求
項2または3に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項6】 合成繊維(A)を構成するシンジオタク
チックポリ(1,2−ブタジエン)構造の含有量が5重
量%以上である請求項2,3または5に記載の電池用セ
パレータ。 - 【請求項7】 熱接着性繊維(B)が鞘芯型複合繊維で
あり、鞘部の融点が、芯部の融点より10℃以上低い樹
脂から構成される請求項3に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項8】 不織布を構成する繊維が、合成繊維
(A)と熱接着性繊維(B)とからなり、前記合成繊維
(A)の含有量が10〜90重量%、前記熱接着性繊維
(B)の含有量が90〜10重量%の範囲である請求項
3に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項9】 不織布を構成する繊維が、合成繊維
(A)と熱接着性繊維(B)と繊度0.5デニール以下
の極細繊維(C)を含み、前記極細繊維(C)が部分的
に分割された複合繊維である請求項3に記載の電池用セ
パレータ。 - 【請求項10】 不織布を構成する繊維の割合が、合成
繊維(A)の含有量が10〜50重量%、熱接着性繊維
(B)の含有量が10〜50重量%、部分的に分割され
た極細繊維(C)が0〜80重量%である請求項3また
は9に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項11】 極細繊維(C)が−OH基を主成分と
する親水基を含んでいる請求項10に記載の電池用セパ
レータ。 - 【請求項12】 シンジオタクチックポリ(1,2−ブ
タジエン)構造の不飽和結合の少なくとも一部にスルホ
ン基が60℃以下の温度で導入されてなる請求項1に記
載の電池用セパレータ。 - 【請求項13】 熱接着性繊維(B)を含有する不織布
に、分子構造がシンジオタクチックポリ(1,2−ブタ
ジエン)構造であり、その不飽和結合の少なくとも一部
にイオン交換基が導入されてなる樹脂成分を含む多孔性
シートを貼り合わせた電池用セパレータ。 - 【請求項14】 多孔性シートが請求項3,8,9また
は10に記載の不織布である請求項12に記載の電池用
セパレータ。 - 【請求項15】 多孔性シートがフィルムである請求項
1または13に記載の電池用セパレータ。 - 【請求項16】 分子構造がシンジオタクチックポリ
(1,2-ブタジエン)構造であり、その不飽和結合の少なく
とも一部にイオン交換基が導入されてなる樹脂成分を繊
維表面の少なくとも一部を占めている合成繊維(A)を
含有する繊維ウェブの構成繊維間を交絡させて不織布を
形成し、その後60℃以下の温度で前記シンジオタクチ
ックポリ(1,2−ブタジエン)構造の不飽和結合の少
なくとも一部にスルホン基を導入することを特徴とする
電池用セパレータの製造方法。 - 【請求項17】 繊維ウェブの構成繊維間を交絡処理
が、高圧水噴射処理である請求項16に記載の電池用セ
パレータの製造方法。 - 【請求項18】 請求項1〜15のいずれかに記載の電
池用セパレータを組み込んだ電池。
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JP09204798A JP3383823B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 電池用セパレータとその製造方法及びこれを用いた電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH11297295A true JPH11297295A (ja) | 1999-10-29 |
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ID=14043615
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JP09204798A Expired - Lifetime JP3383823B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 電池用セパレータとその製造方法及びこれを用いた電池 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3383823B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004073094A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-26 | Daiwabo Co., Ltd. | セパレータ材料とその製造方法及びアルカリ二次電池用セパレータ |
CN102452173A (zh) * | 2010-10-28 | 2012-05-16 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 蓄电池分隔体 |
CN109898322A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-18 | 天津工业大学 | 一种磺化非织造布及制备方法 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP09204798A patent/JP3383823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004073094A1 (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-26 | Daiwabo Co., Ltd. | セパレータ材料とその製造方法及びアルカリ二次電池用セパレータ |
CN102452173A (zh) * | 2010-10-28 | 2012-05-16 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 蓄电池分隔体 |
CN102452173B (zh) * | 2010-10-28 | 2015-05-06 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 蓄电池分隔体 |
CN109898322A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-18 | 天津工业大学 | 一种磺化非织造布及制备方法 |
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