JPH11297176A - リレー接点の安全装置 - Google Patents

リレー接点の安全装置

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JPH11297176A
JPH11297176A JP10313598A JP10313598A JPH11297176A JP H11297176 A JPH11297176 A JP H11297176A JP 10313598 A JP10313598 A JP 10313598A JP 10313598 A JP10313598 A JP 10313598A JP H11297176 A JPH11297176 A JP H11297176A
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JP
Japan
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current
relay
contact
current value
detecting means
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Pending
Application number
JP10313598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Totsuka
茂 戸塚
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で確実に溶着防止を実現で
きる。 【解決手段】 リレー1の接点電流を検出する電流値検
出手段2と、この電流値検出手段2で検出する電流が所
定の基準値を越えて流れるときにはリレー接点の開放動
作をロックするとともに電流値検出手段2で検出する電
流値が基準値以下になったところでリレー接点の開放動
作を行わせる制御部3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷の投入等の
際に、リレー接点に瞬間的に過大な電流が流れて接点が
溶着するのを防止するリレー接点の安全装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば各種電気製品全般には、図4に示
すように、回路の一部を開閉する接点100と、この接
点100の近傍に設け制御部101で制御される電磁コ
イル102とを備えたリレーが使用されている。
【0003】負荷の投入時等に、この接点部分に瞬間的
に過大な電流が流れることがある。このようなリレーで
は、定常時に流せる電流よりも大きな電流が流れること
によって、焼損等のトラブルが発生する。そこで、定常
時に流せる電流よりも大きな電流が瞬間的に流れても焼
損等のトラブルが発生しないような材質を使用するなど
の対策がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
リレーでは、例えば図5に示すように、突入電流等によ
りリレー接点に定格以上の電流が流れる場合に、Tの時
間内で接点を開放すると、過大なアークを発生して接点
が溶着する虞れがある。
【0005】このような事情から、例えば接点材料とし
て、融点が高いもの、導電性が高いもの、耐硫化性の優
れているものがあげられる。即ち、 融点が高いものとしてはW,Re,Os,Ir,M
o,C,Rh,Ptなど 導電性が良いものとしてはCu,Ag,Auなど 耐硫化性を増すためには、Cd,Mn,Pd,Pt,
Auの金属酸化物を添加する。 融点は高い方が望まれるが、導電性が良い方が優先され
るので、Cu,Ag,Auの金属にCd,Mn,Pd,
Pt,Auや金属酸化物を添加したものが使われる。特
にAgは耐硫化性が低いので、これらを添加する必要が
ある。主に使われているのはAg/CdOであるが、効
果的にはいま一つ不十分である。
【0006】この他に、例えば溶着力に打ち勝つように
接点の開離力を大きくしたり、接点を開く速度、特に初
速度を大きくするといった対策も検討されているが、い
ずれも実現化されておらず、有効な対策が望まれてい
る。
【0007】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、比較的簡単な構成で確実に溶着防止を実現できるリ
レー接点の安全装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1に記
載の発明は、リレーの接点電流を検出する電流値検出手
段と、この電流値検出手段で検出する電流が所定の基準
値を越えて流れるときにはリレーの開放動作をロックす
るとともに電流値検出手段で検出する電流値が基準値以
下になったところでリレーの開放動作を行わせる制御部
とを備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添付図面を参照しながら説明する。なお、この実
施例において従来と同一部分には同一符号を付して重複
説明を避ける。図1はこの発明に係るリレー接点の安全
装置を示すものであり、このリレー接点の安全装置は、
リレー1の接点1A近傍に設けたカレントトランス(C
T)2と、制御部3とを備えている。なお、符号4は、
リレーの開閉手段である電磁コイルを示すものである。
【0010】カレントトランス(電流電圧変換器)2
は、電流値検出手段を構成するものであって、閉じてい
るリレー1の回路を流れる接点電流を検出するものであ
り、接点電流値に応じた電圧値V(図2参照)が2次
巻線側から出力される。
【0011】制御部3は、カレントトランス(電流電圧
変換器)2から入力する電圧値Vに基づいてリレー1
を流れる接点電流が定格電流値以下に低下したと判断す
ると、直ちに制御(リレーオフ)信号を電磁コイル4へ
出力して電磁力を発生させ、接点部分を磁気吸引して瞬
時に接点開放を行うようになっている。
【0012】従って、この実施例によれば、 リレー1を流れる電流値に応じてカレントトランス2
からは電流値に応じた値の電圧信号が制御部3へ出力さ
れる。 このため、リレー1に過大電流が流れた場合には、制
御部3では、過大電流の流れた直後に定格電流値以下に
電流が戻ったことを検出すると、これにタイミングを合
わせてリレー信号をオフにする。つまり、電流オフのタ
イミングを遅延させる。 その結果、リレー1の接点1Aではアークの発生量が
低減し、接点1A部分での溶着が防止できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、リレーの接点電流を検出する電流値検出手段と、こ
の電流値検出手段で検出する電流が所定の基準値を越え
て流れるときにはリレー接点の開放動作をロックすると
ともに電流値検出手段で検出する電流値が基準値以下に
なったところでリレー接点の開放動作を行わせる制御部
とを備えており、定格電流を上回る電流が流れていると
きには、リレー接点の開放動作をロックしてこの間のア
ークの発生を抑えることができるから、接点部分での溶
着発生を防止でき、リレー接点の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るリレー接点の安全装置を示す構
成図。
【図2】同等価回路を示す説明図。
【図3】図1に示す安全装置の動作を示すタイミングチ
ャート。
【図4】従来のリレー接点を示す構成図。
【図5】図4に示す従来のリレー接点の動作を示すタイ
ミングチャート。
【符号の説明】
1 リレー接点 2 カレントトランス(電流値検出手段) 3 制御部 4 電磁コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーの接点電流を検出する電流値検出
    手段と、 この電流値検出手段で検出する電流が所定の基準値を越
    えて流れるときにはリレーの開放動作をロックするとと
    もに電流値検出手段で検出する電流値が基準値以下にな
    ったところでリレーの開放動作を行わせる制御部とを備
    えたことを特徴とするリレー接点の安全装置。
JP10313598A 1998-04-14 1998-04-14 リレー接点の安全装置 Pending JPH11297176A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10313598A JPH11297176A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 リレー接点の安全装置

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JPH11297176A true JPH11297176A (ja) 1999-10-29

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ID=14346099

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JP (1) JPH11297176A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004045041A1 (ja) * 2002-11-12 2004-05-27 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 自動機械の制御装置
JP2019187037A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 いすゞ自動車株式会社 電力供給装置および車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004045041A1 (ja) * 2002-11-12 2004-05-27 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 自動機械の制御装置
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A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040525

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012