JPH11296576A

JPH11296576A - 理美容院用管理装置

Info

Publication number: JPH11296576A
Application number: JP9722798A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Kawabata; 英之川端; Kenji Miyamoto; 憲次宮本; Masatoshi Asano; 昌利浅野; Noboru Yamamoto; 暢山本
Original assignee: Takara Belmont Corp
Current assignee: Takara Belmont Corp
Priority date: 1998-04-09
Filing date: 1998-04-09
Publication date: 1999-10-29

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のコンピュータＰＣを導入した理美容院
では顧客管理、予約管理、売上管理は行われていたが、
顧客毎の施術内容や技術内容についての管理は行う場合
には、受付のみにコンピュータを設置した従来では、前
記施術データや技術データを施術中に入力が行えないと
いった問題があった。【解決手段】受付ブース１ａ、清算ブース１ｄを各別
あるいは一体化したブースにおいて顧客情報や予約情報
の入力業務および清算業務を各別あるいは同時に行うた
めの第１のコンピュータＰＣと、セットブース１ｃにお
いて顧客の施術歴情報や技術データの呼び出し、書き込
みを行うための第２のコンピュータとを有し、各コンピ
ュータはオンラインで接続されると共にデータを共有
し、かつ、各ブースで表示する情報を各ブースで見るの
に適した編集加工した理美容院用管理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は理美容院内の各所、
例えば、受付と理美容の作業位置等に配置したパーソナ
ルコンピュータ（以下、単にコンピュータという）をＬ
ＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）で構築
し、顧客管理、売上管理、技術管理等を管理する理美容
院用管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は顧客の管理、すなわち、顧客の氏
名、住所、電話番号は台帳（カード等）で行い、また、
予約業務は紙面に表を作成し、この表に顧客名と時間等
を記録していたが、顧客の住所変更や予約の変更があっ
た場合には、台帳や表の修正を行わなければならず、作
業が非常に面倒であった。そこで、近年、顧客の管理や
予約受付業務、および、これらの管理と同時に売上管理
をもコンピュータで管理するようになってきた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記コンピ
ュータで管理を行う場合において、従来は図５に示すよ
うに、理美容院内の受付レジにコンピュータ１台ＰＣを
設置し、このコンピュータＰＣによって全ての管理を行
っていたので、例えば、売上管理における売上を受付の
みで行うこととなる。そのため、実際に顧客に対して施
術を行ったスタッフが受付まで赴き、施術内容に応じた
金額やケア商品等の売上金額を記載した伝票Ｄを受付に
渡し、この伝票Ｄを見ながら受付がコンピュータＰＣに
入力していた。

【０００４】このように、従来にあっては、コンピュー
タＰＣを設置しても、該コンピュータＰＣが１台である
ため、受付専用の従業員がいたとしても清算のためにス
タッフがコンピュータＰＣまで赴かなければならず、そ
の時間が無駄になるといった問題が発生した。

【０００５】また、コンピュータＰＣを導入したことに
より、理美容院側では前記顧客管理、予約管理、売上管
理以外の管理、例えば、顧客毎の施術内容や技術内容に
ついても記録管理することが臨まれている。このような
施術や技術内容のデータ入力は、施術現場において入力
することが望ましく、従来のような受付のみにコンピュ
ータＰＣを設置したのでは、前記施術データや技術デー
タを施術中に入力が行えないといった問題があった。

【０００６】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、少なくともコンピュ
ータを受付と施術現場に設置し、該コンピュータ同志を
ＬＡＮで構築することにより、スタッフの無駄時間を無
くすことができ、かつ、各コンピュータには設置された
場所における業務内容に適した編集を行って見やすくす
ると共に使いやすくした理美容院用管理装置を提供せん
とするにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の理美容院用管理
装置は前記した目的を達成せんとするもので、その手段
は、受付ブース、清算ブースを各別あるいは一体化した
ブースにおいて顧客情報や予約情報の入力業務および清
算業務を各別あるいは同時に行うための第１のコンピュ
ータと、セットブースにおいて顧客の施術歴情報や技術
データの呼び出し、書き込みを行うための第２のコンピ
ュータとを有し、各コンピュータはオンラインで接続さ
れると共にデータを共有し、かつ、各ブースで表示する
情報を各ブースで見るのに適した編集加工したことを特
徴とする。

【０００８】また、管理者用オフィスに、顧客分析デー
タやスタッフデータ、営業データ、売上分析データのデ
ータを管理者が見やすいように編集加工して見れるコン
ピュータを前記オンラインに接続することが望ましく、
さらに、スタッフルームに、接客時に必要な顧客情報、
顧客分析情報、各個人の売上分析情報等のデータを各ス
タッフが見やすいように編集加工して見れるコンピュー
タを前記オンラインに接続してもよく、また、待合ブー
スに、技術メニュー、キャンペーン情報、店販商品の案
内やスタッフの紹介等の顧客にとって必要な情報を表示
し、さらに毛髪診断やカウンセリングおよび予約入力が
可能なコンピュータを前記オンラインに接続することが
望ましい。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る理美容院用管
理装置を図面と共に説明する。図１は従来と同様な理美
容院１内の一例を示し、受付ブース１ａ、待合ブース１
ｂ、セットブース１ｃ、清算ブース１ｄ、スタッフルー
ム１ｅ、オフィス１ｆ、セットブース１ｇおよびケア用
商品を飾った店販ブース１ｈとから構成されている。

【００１０】そして、前記受付ブース１ａ、待合ブース
１ｂ、セットブース１ｃ、清算ブース１ｄ、スタッフル
ーム１ｅおよびオフィス１ｆのそれぞれにはコンピュー
タＰＣが設置され、各コンピュータＰＣはＬＡＮで構築
されている。なお、セットブース１ｃには多数の施術が
居る場合には複数台のコンピュータＰＣが配置されてい
る。

【００１１】次に、複数のコンピュータＰＣをＬＡＮで
構築した図２について説明する。ＬＡＮは従来から使用
されているものであり、各コンピュータＰＣはバスライ
ンによって接続され、各種のデータはサーバに記憶され
ている。そして、各ブースから入力されたデータはサー
バに記憶され、また、各コンピュータＰＣからの呼び出
しによって前記記憶されたデータは各ブース毎に見やす
く、かつ、入力しやすい状態に編集され表示される。な
お、各コンピュータＰＣは入力が行いやすいようにパネ
ルタッチで入力できるようにすることが望ましい。

【００１２】図３は顧客の予約あるいは来店から退店ま
でのフローを示し、新規客や再来店があり、あるいは予
約の後に来店があると、受付ブース１ａにおいて受付を
行い顧客は待合室ブース１ｂにおいて施術待ちとなる。
そして、施術の順番が来るとセットブース１ｃにおいて
スタッフとスタイル等の相談を行い、その結果に基づい
て施術メニューの注文が成立し、施術が行われる。

【００１３】施術が終了すると、顧客は店販ブース１ｈ
を通って清算ブース１ｄに回るが、この清算ブース１ｄ
において必要な商品があればこれを持って清算ブース１
ｄに行き、施術と商品の料金とを合わせて支払いを行
う。また、この時、次回の予約を行って退店する。

【００１４】次に、前記フローの詳細を図４のフローに
基づいて説明する。先ず、サーバは予約情報格納部１
１、顧客情報格納部１２、売上情報格納部１３および営
業情報格納部１４の４つがあり、予約情報格納部１１に
は予約情報である月日と時間が格納されると共に、予約
変更も受付るようになっている。

【００１５】また、顧客情報格納部１２には顧客の氏
名、住所、電話番号、生年月日等の必要情報である顧客
情報、該顧客の施術歴情報や技術カルテ情報等の顧客に
対する各種の情報が格納されている。さらに、売上情報
格納部１３には店販ブース１ｈで販売する商品の価格、
各種メニューの料金情報、すなわち、カット、パーマ、
カラー、スタイリングの価格等が格納されている。ま
た、営業情報格納部１４には営業データ、顧客分析情
報、売上分析情報およびスタッフデータが格納されてい
る。

【００１６】このような情報が記録された状態におい
て、受付ブース１ａにおいて予約が入ると、該予約を入
れた顧客の顧客情報を顧客情報格納部１２より呼び出す
と共に予約情報格納部１１から前記顧客が指名したスタ
ッフの予約情報を呼び出し、前記予約時間の空き時間を
確認すると共に、該予約時間における担当スタッフの時
間が空いている場合には顧客の施術内容を受付データと
して入力する。なお、前記データを入力するための画面
としては、予約時に必要な顧客情報を表示して予約のみ
を入力するのに適するように編集加工されている。

【００１７】また、予約なしで来店した場合には、来客
受付データとして予約情報格納部１１に入力し、かつ、
新規の顧客の場合には住所等の必要データを入力して顧
客情報格納部１２に記録する。そして、来店した予約顧
客や予約なしで来店した顧客は待合ブース１ｂに通さ
れ、該ブース１ｂにおいて当店のスタッフ紹介や技術メ
ニュー、キャンペーン情報、商品等の店頭情報を流す。
この時、セットブース１ｃに設置されているコンピュー
タＰＣには受付情報が表示されているので、前記顧客の
施術を行うスタッフは次の顧客が待機していることを知
ることができる。

【００１８】次に、待合ブース１ｂで待っていた顧客の
順番が来ると、該顧客はセットブース１ｃに移動してス
タッフによる施術を受ける。この時、セットブース１ｃ
に設置されているコンピュータＰＣにおいて、顧客情報
や施術歴情報および技術カルテをディスプレー上に出
す。そして、施術を行い新たなる施術や技術を行った場
合には、これらのデータを前記コンピュータＰＣより入
力し、履歴としてサーバに記録する。なお、前記新たな
データを入力するための画面としては、該データを入力
するのに適するように編集加工されている。

【００１９】セットブース１ｃにおける施術が終了する
と、顧客は店販ブース１ｈを回って清算ブース１ｄに行
き清算する。この時、清算ブース１ｄのコンピュータＰ
Ｃには施術した料金がサーバを介して表示されているの
で、清算業務が簡単に行えると共に、店販ブース１ｈに
おいて商品を購入した場合には、該商品の価格を加えて
清算を行う。

【００２０】また、スタッフルームに設置されたコンピ
ュータＰＣにおいて、スタッフが必要とするデータであ
る顧客情報、顧客分析情報、各スタッフの自分の売上分
析情報および勤務データを表示し、かつ、それぞれの情
報は見やすいように編集加工され表示できるようになっ
ている。

【００２１】さらに、オフィスに設置されたコンピュー
タＰＣにおいて、営業データ、顧客分析情報、売上分析
情報等の経営上必要なデータを全て見ることができ、し
かも、各情報は編集されて見やすいように加工されてい
る。

【００２２】なお、前記した実施の形態にあっては、受
付ブースと清算ブースとを分離したものについて説明し
たが、両ブースを１つにして受付業務と清算業務とを一
体化したものであってもよい。また、スタッフルームに
設置するコンピュータＰＣは必ずしも必要ではなく、オ
フィスのコンピュータＰＣと兼ねることもできる。

【００２３】

【発明の効果】本発明は前記したように、顧客管理、予
約管理、施術および技術管理、売上管理等の全ての管理
をコンピュータによって行うと共に、オンラインによっ
て必要な場所で必要な情報を見ることができ、しかも、
各セクションにおける表示画面がそのセクションにおい
て見やすいように編集加工されているので、顧客応対の
向上が図れると共に、売上の向上を図ることができる。

【００２４】また、前記コンピュータを受付、清算、セ
ットブースに設置することにより、作業中のスタッフが
顧客の来店、受付情報を知ることができ、また、実際に
施術したメニューの売上内容をスタッフがコンピュータ
に入力することにより、従来のような伝票を回す必要が
なくスムースの清算業務を行うことができ、しかも、前
記情報等は各ブース毎に編集加工され見やすいものであ
る。

【００２５】さらに、コンピュータをオフィスやスタッ
フルームに設置することにより、管理者がリアルタイム
で売上やスタッフの現況を知ることができ、また、スタ
ッフも顧客分析や自己の売上分析も知ることができ、顧
客に対するダイレクトメールのアプローチを行ったり、
顧客個々の要望に合わせた技術管理を行うことにより売
上の貢献度を上げることができる。

【００２６】また、待合ブースに設置したコンピュータ
によって、スタッフの情報を顧客に見せることにより安
心度を与え、また、技術メニュー、キャンペーン、商品
の情報等を見せることにより、顧客に購買欲を与えて売
上の向上につながり、また、待ち時間中に顧客自らカウ
ンセリング情報を入力したり、スタッフの予約情報を確
認の上、次回の予約を入力することができる等の効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の理美容院管理装置におけるコンピュー
タの配置を示した説明図である。

【図２】オンラインであるＬＡＮ構成を示す説明図であ
る。

【図３】理美容院における顧客の流れを示すフロー図で
ある。

【図４】情報の流れを示すフロー図である。

【図５】従来の理美容院におけるコンピュータの配置を
示した説明図である。

【符号の説明】

１ａ受付ブース１ｂ待合ブース１ｃセットブース１ｄ清算ブース１ｅスタッフルーム１ｆオフィス１１予約情報格納部１２顧客情報格納部１３売上情報格納部１４営業情報格納部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者浅野昌利大阪府大阪市中央区東心斎橋２丁目１番１号タカラベルモント株式会社内 (72)発明者山本暢大阪府大阪市中央区東心斎橋２丁目１番１号タカラベルモント株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】受付ブース、清算ブースを各別あるいは
一体化したブースにおいて顧客情報や予約情報の入力業
務および清算業務を各別あるいは同時に行うための第１
のコンピュータと、セットブースにおいて顧客の施術歴
情報や技術データの呼び出し、書き込みを行うための第
２のコンピュータとを有し、各コンピュータはオンライ
ンで接続されると共にデータを共有し、かつ、各ブース
で表示する情報を各ブースで見るのに適した編集加工し
たことを特徴とする理美容院用管理装置。
【請求項２】管理者用オフィスに、顧客分析データや
スタッフデータ、営業データ、売上分析データのデータ
を管理者が見やすいように編集加工して見れるコンピュ
ータを前記オンラインに接続したことを特徴とする請求
項１記載の理美容院用管理装置。
【請求項３】スタッフルームに、予約時に必要な顧客
情報、顧客分析情報、各個人の売上分析情報等のデータ
を各スタッフが見やすいように編集加工して見れるコン
ピュータを前記オンラインに接続したことを特徴とする
請求項１記載の理美容院用管理装置。
【請求項４】待合ブースに、技術メニュー、キャンペ
ーン情報、店販商品の案内やスタッフの紹介等の顧客に
とって必要な情報を表示し、さらに毛髪診断やカウンセ
リング入力および予約入力が可能なコンピュータを前記
オンラインに接続したことを特徴とする請求項１記載の
理美容院用管理装置。