JPH11295272A - 液体クロマトグラフ質量分析装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ質量分析装置

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JPH11295272A
JPH11295272A JP9872498A JP9872498A JPH11295272A JP H11295272 A JPH11295272 A JP H11295272A JP 9872498 A JP9872498 A JP 9872498A JP 9872498 A JP9872498 A JP 9872498A JP H11295272 A JPH11295272 A JP H11295272A
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JP
Japan
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generating plate
tip
atomized
turbulence generating
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Application number
JP9872498A
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English (en)
Inventor
Hidenori Nanba
秀徳 南波
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱分解等の試料の損傷を避けつつ、高感度の質
量分析を得ること。 【解決手段】気化器内部の霧を均一に微細化させ、コロ
ナ放電領域に霧を集中させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体クロマトグラ
フ質量分析装置に係わり、特に液体試料を効率良くコロ
ナ放電用針電極に向かわせることにより、高感度測定を
行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−159377 号による。
【0003】従来の方式は図1及び図2の(a),(b)
に示すように噴霧器1より霧化されたサンプルを乱流発
生板3により霧を均一に微細化し、中心軸9に平行に配
置された穴5を通りコロナ放電用針電極4の先端10で
イオン化し、第一細孔電極8に取り入れていた。従来の
装置において、乱流発生板3には図2に示すように直径
10mm程度,厚さ3.4mm 程度の円柱上に直径2mm程度
の穴5が6箇程度、中心軸9に平行に設けられていた。
ここで噴霧器1より霧化されたサンプル11と溶媒は、
気化器2の中心部には比較的大きな液滴粒子の霧が存在
し、気化器2の外側は比較的小さな液滴粒子の霧が存在
していると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、液体クロマトグ
ラフ質量分析計では、液体クロマトグラフからの流出液
がインタフェース部で霧化されると、噴射流はスプレー
状に広がっていく。このスプレーの中心部付近の領域に
は比較的に大きな液滴粒子が存在し、周辺部付近の領域
には比較的に小さな液滴の粒子が存在する。この結果、
インタフェース内の気化器には不均一な液滴粒子が存在
し、マススペクトル上へ出現するスパイクノイズの原因
となり、質量分析計の感度を悪化させる大きな原因であ
った。
【0005】本発明の目的は、霧化された霧を効率よく
かつ均一の状態で、コロナ放電用針電極に向かわせるこ
とができる装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、液体クロマ
トグラフからの流出液を霧化し、この霧を乱流発生板に
衝突させて、液滴粒子の微細化と均一化した後、中心軸
からある一定の角度を持った導入孔を設けることによっ
て霧を効率よくコロナ放電用針電極の先端に向かわせ、
イオン化の効率を促進させるようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を用
いて説明する。
【0008】本発明は図3に示すように、コロナ放電用
針電極4の先端10でコロナ放電が起こりイオン化が行
われるため、できるだけコロナ放電針電極4の先端10
に均一に微細化したサンプルを向かわせ、イオン化の効
率を促進させるために、図3に示すような乱流発生板6
を用い、コロナ放電用針電極4の先端10に均一で微細
化したサンプルを集中させるようにした。図4(a),
(b)に示す円柱の直径は同じであり穴径を1.2mm 程
度とし小さくした穴7を12箇程度と増やし円柱の厚み
方向に対して角度をもたせた。
【0009】本発明においては均一に微細化した液滴の
サンプルを効率良くコロナ放電用針電極4の先端10に
集中させることによりイオン化を促進させ、帯電した液
滴などが入ることにより質量分析計の検出器のノイズと
なるものをおさえ、質量分析計の高感度分析を行うこと
が可能となる。
【0010】
【発明の効果】霧化された液体クロマトグラフから流出
するサンプルの液滴を微細化し、イオン化効率を促進さ
せ、これによりクラスターイオンによる化学ノイズを大
幅に低減でき質量分析計の試料の高感度測定を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の気化器の詳細を示す側断面図である。
【図2】(a)及び(b)は図1の乱流発生板の詳細を
示す正面図及び同図(a)の側断面図である。
【図3】本発明の実施例による気化器の詳細を示す側断
面図である。
【図4】(a)及び(b)は図3の乱流発生板の詳細を
示す正面図及び同図(a)の側断面図である。
【符号の説明】
1…噴霧器、2…気化器、3,6…乱流発生板、4…コ
ロナ放電用針電極、8…第一細孔電極、9…中心軸、1
0…先端、11…霧化されたサンプル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体クロマトグラフから流出するサンプル
    を噴霧器により霧化し、そこで生成された霧を均一に混
    合させるために置かれた乱流発生板を備えている液体ク
    ロマトグラフと質量分析装置を結合した液体クロマトグ
    ラフ質量分析計装置において、乱流発生板を通過した後
    に均一に微細化されたサンプルを、中心軸からある一定
    の角度を持ってコロナ放電針電極の先端に向かわせるこ
    とを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置。
JP9872498A 1998-04-10 1998-04-10 液体クロマトグラフ質量分析装置 Pending JPH11295272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106783505A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 聚光科技(杭州)股份有限公司 大气压离子源的真空接口

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106783505A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 聚光科技(杭州)股份有限公司 大气压离子源的真空接口

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