JPH11294924A - 低温ショーケースの制御装置 - Google Patents

低温ショーケースの制御装置

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JPH11294924A
JPH11294924A JP10247798A JP10247798A JPH11294924A JP H11294924 A JPH11294924 A JP H11294924A JP 10247798 A JP10247798 A JP 10247798A JP 10247798 A JP10247798 A JP 10247798A JP H11294924 A JPH11294924 A JP H11294924A
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JP
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temperature
low
solenoid valve
showcase
microcomputer
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JP10247798A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Maekawa
哲也 前川
Tatsuo Fujii
龍男 藤井
Mitsuo Oyama
光雄 尾山
Megumi Otani
恵 大谷
Shigemi Okamoto
繁實 岡本
Takeshi Aoki
健 青木
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
Hidetoshi Hasegawa
秀翁 長谷川
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Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要電力の平準化に寄与しつつ、使用者の利
便性の向上を図った低温ショーケースの制御装置を提供
する。 【解決手段】 制御装置56は、冷気を貯蔵室内に吐出
して冷却制御する低温ショーケースに適用され、営業中
一定の時間帯、冷却制御の設定温度を上昇させると共
に、当該設定温度の上昇幅を変更可能としたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケッ
トやコンビニエンスストアなどの店舗に設置される低温
ショーケースの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種スーパーマーケットなど
の店舗内には、例えば特公平7−1135号公報(F2
5B47/02)或いは特公平7−6713号公報(F
25B47/02)に示される如く、複数台の低温ショ
ーケース(オープンショーケース)が据え付けられると
共に、各低温ショーケースの蒸発器には店舗外の機械室
に別置きされた冷凍機から冷媒を供給していた。
【0003】そして、蒸発器により冷却された冷気を送
風機にて貯蔵室内に吐出することにより、貯蔵室に陳列
した商品を所定の温度に冷却制御すると共に、貯蔵室内
には照明灯を設けて照明し、商品の陳列効果を向上させ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近年効率的な
電力消費を目的とした需要電力の平準化が叫ばれてお
り、閉店から営業中に渡って常時運転される低温ショー
ケースにおいても、その電力消費の平準化が課題となっ
ている。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、需要電力の平準化に寄与
しつつ、使用者の利便性の向上を図った低温ショーケー
スの制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、冷
気を貯蔵室内に吐出して冷却制御する低温ショーケース
に適用され、営業中一定の時間帯、冷却制御の設定温度
を上昇させると共に、当該設定温度の上昇幅を変更可能
としたものである。
【0007】本発明によれば、冷気を貯蔵室内に吐出し
て冷却制御する低温ショーケースにおいて、営業中一定
の時間帯、冷却制御の設定温度を上昇させるので、一定
の時間帯を需要電力がピークとなる期間に設定すること
により、当該期間の消費電力を低減させて需要電力の平
準化に有効に寄与することができるようになる。
【0008】特に、設定温度の上昇幅は変更可能である
ので、当該低温ショーケースが設置された環境や使用者
の要求に応じて設定温度の上昇幅を適宜設定することが
できるようになり、使用者の利便性が向上すると共に、
設置環境に応じてより的確な電力の平準化を達成するこ
とが可能となるものである。
【0009】請求項2の発明の低温ショーケースの制御
装置は、上記において貯蔵室内には照明灯を設け、冷却
制御の設定温度を上昇させている間、照明灯の照度を低
下させると共に、設定温度の上昇幅に応じて、照明灯の
照度の低下幅を変更するものである。
【0010】請求項2の発明によれば、上記に加えて貯
蔵室内には照明灯を設け、冷却制御の設定温度を上昇さ
せている間、照明灯の照度を低下させるようにしたの
で、当該時間帯の消費電力を更に低減して需要電力の平
準化に有効に寄与することができるようになる。
【0011】また、照明灯の照度低下により、設定温度
を上昇させたことによる品温上昇を低く抑制することが
できるようになり、商品を支障無く保存することが可能
となる。特に、設定温度の上昇幅に応じて、照明灯の照
度の低下幅を変更するようにしたので、設定温度の上昇
による貯蔵室内の明るさの変化を効果的に抑制し、販売
効果への悪影響を最小限に抑えることが可能となるもの
である。
【0012】請求項3の発明の低温ショーケースの制御
装置は、上記各発明において冷却制御の設定温度を上昇
させる時間帯を設定する時限設定手段を備えているもの
である。
【0013】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて冷却制御の設定温度を上昇させる時間帯を設定する
時限設定手段を備えているので、需要電力がピークとな
る期間を低温ショーケースが設置された環境や使用者の
必要に応じて適切に設定することができるようになり、
需要電力の平準化をより的確に達成しつつ、使用者の利
便性を向上させることが可能となるものである。
【0014】請求項4の発明の低温ショーケースの制御
装置は、上記において冷却制御の設定温度を上昇させる
動作を実行する期間を設定する暦設定手段を備えている
ものである。
【0015】請求項4の発明によれば、上記に加えて冷
却制御の設定温度を上昇させる動作を実行する期間を設
定する暦設定手段を備えているので、冷却制御の設定温
度の上昇制御を、需要電力が上昇する例えば夏季にのみ
実行したり、或いは、通年実行するなど、低温ショーケ
ースが設置された環境や使用者の必要に応じて適宜設定
することができるようになり、使用者の利便性を一層向
上させることが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用する低温ショーケ
ース1の縦断側面図、図2は低温ショーケース1が据え
付けられた店舗内の配管構成を説明する図である。
【0017】実施例の低温ショーケース1は縦型オープ
ンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁32と、
据え付け現場においてこの断熱壁32の両側に取り付け
られる側板(図示せず)とから構成されている。断熱壁
32の内側にはそれぞれ間隔を存して外層仕切板34と
内層仕切板36が取り付けられており、断熱壁32と外
層仕切板34間が外層ダクト37、内外層仕切板36、
34間が内層ダクト38とされ、内層仕切板36の内側
が貯蔵室39とされている。
【0018】この貯蔵室39内には複数段の棚41・・
が架設されると共に、各棚41・・の下面前部と貯蔵室
39の天井部、及び、庇35内には照明灯としても蛍光
灯40・・が取り付けられている。貯蔵室39の底部に
はデックパン42が取り付けられ、このデックパン42
の下方は前記両ダクト37、38に連通した底部ダクト
43とされている。そして、この底部ダクト43内には
送風機45を内蔵したファンケース44が設置される。
また、貯蔵室39の背方に位置する内層ダクト38内の
下部には蒸発器46が縦設されている。
【0019】尚、前記庇35の前面には貯蔵室39内の
温度を検出して表示する温度計55が取り付けられると
共に、この温度計55には後述するDSB表示器60と
電磁弁表示器65や、時計装置62の設定ボタン、NS
Bシフト量設定スイッチ58やDSBシフト量設定スイ
ッチ59が配設されている。
【0020】貯蔵室39の前面開口部51の上縁には外
層吐出口52と内層吐出口53が前後に並設されてお
り、外層吐出口52は外層ダクト37に内層吐出口53
は内層ダクト38にそれぞれ連通している。また、開口
部51の下縁には吸込口54が形成され、前記底部ダク
ト43に連通している。
【0021】そして、前記ファンケース44内の送風機
45が運転されると、底部ダクト43内の空気は後方の
内外層ダクト37、38に向けて吹き出され、外層ダク
ト37においてはそのまま吹き上げられると共に、内層
ダクト38においては蒸発器46と熱交換した後吹き上
げられ、開口部51上縁の内外層吐出口52、53か
ら、下縁の吸込口54に向けてそれぞれ吹き出される。
【0022】これによって、貯蔵室39の開口部51に
は内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエ
アーカーテンとが形成され、開口部51からの外気の侵
入が阻止若しくは抑制されると共に、内側の冷気エアー
カーテンの一部が貯蔵室39内に循環して貯蔵室39内
は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口54
から底部ダクト43に帰還し、送風機45に再び吸い込
まれることになる。
【0023】次に、図2において、1a・・で示すのは
青果(商品)を収納陳列する低温ショーケース(青果用
冷蔵ケース)であり、三台並設されている。また、1b
・・・で示すのは鮮魚(商品)を収納陳列する低温ショ
ーケース(鮮魚用氷温ケース)であり、五台並設されて
いる。
【0024】各低温ショーケース1a・・、1b・・・
はスーパーマーケットの店舗の壁面に沿って図2に示す
如く据え付けられる。一方、11、12は店舗外に構成
された機械室13内に設置(別置)された別置型の冷蔵
用冷凍機(コンデンシングユニット)及び氷温用冷凍機
(コンデンシングユニット)である。
【0025】各冷凍機11、12は図示しない圧縮機や
凝縮器によりそれぞれ構成されており、低温ショーケー
ス1a(冷蔵ケース)・・の蒸発器46・・の入口側は
それぞれ電磁弁14及び膨張弁16を介して冷蔵用冷凍
機11の液冷媒配管17に並列接続されると共に、蒸発
器46の出口側はそれぞれ冷蔵用冷凍機11のガス冷媒
配管18に並列接続されている。
【0026】また、低温ショーケース1b(氷温ケー
ス)・・・の蒸発器46・・・の入口側はそれぞれ電磁
弁19及び膨張弁21を介して氷温用冷凍機12の液冷
媒配管22に並列接続されると共に、蒸発器46の出口
側はそれぞれ氷温用冷凍機12のガス冷媒配管23に並
列接続されている。
【0027】次に、図3は本発明の低温ショーケース1
の制御装置56の電気回路のブロック図を示している。
制御装置56は汎用マイクロコンピュータ57にて構成
されており、マイクロコンピュータ57の入力には後述
するナイトセットバック(NSB)シフト量設定スイッ
チ58と、デマンドセットバック(DSB)シフト量設
定スイッチ59が接続されている。
【0028】更に、マイクロコンピュータ57のNSB
入力には、照明スイッチ61が接続されており、DSB
入力には時計装置62の出力が接続され、また、内層ダ
クト38から吐出される空気の温度(吐出空気温度TD
A)を検出する温度センサー63の出力が入力されてい
る。
【0029】尚、時計装置62は時間及び暦(カレンダ
ー)機能を備えており、この時計装置62には後述する
デマンドセットバック制御を実行する一日のうちの時間
帯(分単位で24時間まで可能)と当該制御を実行する
一年のうちの期間(一日単位で12カ月(通年)まで可
能)を任意に設定することができる。また、温度センサ
ー63は図1に示す如く内層吐出口53の上流側の内層
ダクト38内に設けられている。
【0030】また、マイクロコンピュータ57が有する
温調接点64の出力には前記電磁弁14が接続されると
共に、マイクロコンピュータ57の調光出力66には電
子安定器67が接続されている。そして、この電子安定
器67に前記各蛍光灯40・・・が接続されることにな
る。更に、マイクロコンピュータ57の出力にはLED
から成る前記DSB表示器60と電磁弁表示器65が接
続されている。
【0031】以上の構成で、図4のタイミングチャート
を参照しながら動作を説明する。尚、以下は低温ショー
ケース1b及び氷温用冷凍機12について説明するが、
低温ショーケース1a及び冷蔵用冷凍機11について
も、設定温度が異なるのみで電磁弁14、膨張弁16他
の動作は同様であるため、説明は省略する。
【0032】また、例えば10時〜21時までの店舗の
営業中は照明スイッチ61は使用者によって閉じられ、
マイクロコンピュータ57はこの照明スイッチ61が閉
じられたことにより、電子安定器67によって蛍光灯4
0・・・を点灯する。
【0033】更に、時計装置62には前記デマンドセッ
トバック制御の時間帯として、13時〜16時を設定す
ると共に、実行する期間としては6月〜8月(夏季)を
設定したものとする。
【0034】氷温用冷凍機12の前記圧縮機には三相交
流電源が印加されており、この圧縮機が運転されると、
冷媒は液冷媒配管22を経てそれぞれ膨張弁21にて減
圧された後、各低温ショーケース1b・・の蒸発器46
に供給され、そこで蒸発する。このときに蒸発器46は
冷却作用を発揮するが、この蒸発器46と熱交換した空
気(冷気)は前述の如く内層ダクト38内を上昇して、
内層吐出口53から吐出される。
【0035】ここで、内層吐出口53から吐出される空
気の温度(吐出空気温度TDA)の設定値が−5℃であ
るものとすると、照明スイッチ61が閉じられている
(ON)前記店舗の営業中であって、10時〜13時、
及び、16時〜21時の間は、マイクロコンピュータ5
7は吐出空気温度TDAの設定値を−5℃として温調ス
イッチ64により、電磁弁21を開閉制御する。
【0036】尚、マイクロコンピュータ57は電磁弁2
1を開いた場合、電磁弁表示器65を点灯させ、閉じた
場合には消灯させる。これによって、電磁弁21(即
ち、冷却制御)が確実に動作していることを使用者など
に知らしめる。
【0037】このように、マイクロコンピュータ57は
温度センサー63が検出する吐出空気温度TDAに基づ
き、例えばTDAが−3℃に上昇したら電磁弁21を開
放し、−5℃に低下したら電磁弁21を閉じる。そし
て、全電磁弁21・・が閉じた場合には氷温用冷凍機1
2の圧縮機は停止する。係る冷却制御によって、貯蔵室
39内の棚41上に陳列された商品の品温は約0℃程に
維持される。
【0038】この期間の氷温用冷凍機12(圧縮機)の
入力(電力)は実施例の低温ショーケース1bでは52
kW程である。また、この期間マイクロコンピュータ5
7は調光出力66により電子安定器67を制御し、蛍光
灯40の照度Lを例えば2000lx(合計値)として
蛍光灯40を点灯させるが、この場合(期間)の蛍光灯
40・・の入力(電力の合計値)は24kW程である。
【0039】次に、21時から翌日の10時までの閉店
中は、照明スイッチ61が使用者によって開かれる(O
FF)ので、マイクロコンピュータ57は電子安定器6
7により蛍光灯40・・を消灯する。そして、今度は吐
出空気温度TDAの設定値を、−5℃より4℃シフト
(上昇)させた−1℃として温調スイッチ64により、
電磁弁21を開閉制御するようになる(ナイトセットバ
ック)。尚、このシフト幅はNSBシフト量設定スイッ
チ58にて任意に設定可能である。
【0040】即ち、マイクロコンピュータ57は温度セ
ンサー63が検出する吐出空気温度TDAに基づき、例
えばTDAが+1℃に上昇したら電磁弁21を開放し、
−1℃に低下したら電磁弁21を閉じるようになる。し
かしながら、閉店中は前述の如く蛍光灯40・・が消灯
され、それらからの発熱量はゼロとなっており、低温シ
ョーケース1bの開口51も図示しないナイトカバーな
どによって閉じられるので、貯蔵室39内の商品の品温
TG自体は殆ど変わらず、0℃に維持される。
【0041】一方、一年のうちで6月〜8月の営業中の
13時〜16時の時間帯は時計装置62がマイクロコン
ピュータ57のDSB入力に電圧を印加する。マイクロ
コンピュータ57はこのDSB入力に電圧を印加される
と、吐出空気温度TDAの設定値を、−5℃より1℃シ
フト(上昇)させた−4℃として温調スイッチ64によ
り、電磁弁21を開閉制御する(デマンドセットバック
制御)。
【0042】尚、前記デマンドセットバックのシフト幅
はDSBシフト量設定スイッチ59にて零を含む任意の
値(例えば、1deg刻みで1〜6deg)に設定可能
である。従って、省エネを優先する場合にはシフト量を
大きくし、精肉などの場合に制御温度を重視する場合に
はシフト量を小さくする。
【0043】そして、マイクロコンピュータ57はこの
13時〜16時の間、DSB表示器60を点灯させ、デ
マンドセットバック制御を行っている旨のDSB表示を
行うと共に、それ以外の時間帯は消灯させる。
【0044】このように、マイクロコンピュータ57は
温度センサー63が検出する吐出空気温度TDAに基づ
き、例えばTDAが−2℃に上昇したら電磁弁21を開
放し、−4℃に低下したら電磁弁21を閉じるようにな
る。
【0045】更に、この時間帯マイクロコンピュータ5
7は調光出力66により電子安定器67を制御し、蛍光
灯40・・の入力(電力の合計値)を例えば21kW程
に低下させて点灯させる。尚、このときの蛍光灯40の
照度Lは1800lx(合計値)程に低下する。
【0046】ここで、この13時〜16時の期間は、一
般的に一日の内の需要電力がピークに達する期間である
が、上述の如く吐出空気温度TDAの設定値を1℃上昇
させたことにより、この場合(期間)の氷温用冷凍機1
2(圧縮機)の入力(電力)は実施例の場合で例えば4
4kW程に低下する。また、蛍光灯40・・の入力(電
力の合計値)も例えば21kW程に低下しているので、
これらにより、本発明では需要電力のピーク時に、合計
として11kW程消費電力を低減させることができるよ
うになり、需要電力の平準化に有効に寄与するものとな
る。
【0047】一方、吐出空気温度TDAを上げたことに
より、品温も上昇しようとするが、蛍光灯40・・の照
度Lを下げたことにより、前述の差の3kW分発熱量が
減少するので、この期間における品温の上昇は0.5℃
程に抑制される。
【0048】他方、蛍光灯40・・の照度は前述の如く
10%程低下するが、人間の目には判別し難い。特に、
この期間貯蔵室39内に吐出される空気温度の上昇によ
って、蛍光灯40・・・の温度依存性に基づき、他の期
間と同一の温度(−5℃)で入力を低下させた場合に比
して、その照度(輝度)は明るくなる。即ち、明るくな
った値が前述の1800lxとなっているもので、係る
相乗効果によって、貯蔵室39内の明るさの変化は分か
り難いものとなる。
【0049】ここで、マイクロコンピュータ57は、D
SBシフト量設定スイッチ59により設定されたシフト
幅に応じて調光出力66により電子安定器67を制御
し、蛍光灯40・・の入力(電力の合計値)の低下幅を
変更する。
【0050】即ち、DSBシフト量設定スイッチ59に
よるシフト幅が大きい場合には、蛍光灯40の照度の低
下幅を大きくし、シフト幅が小さい場合には、低下幅も
小さくする。これによって、貯蔵室39内の明るさの変
化は一層分かり難いものとなる。
【0051】しかしながら、係るデマンドセットバック
(DSB)制御を行っていないショーケースと並設され
た場合、照明の暗さや温度の若干の上昇が判別され、使
用者や顧客に不快感を与える可能性があるが、この時間
帯DSB表示器60を点灯させてDSB制御を実施して
いることを知らしめるので、係る不都合を解消若しくは
抑制することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、冷気
を貯蔵室内に吐出して冷却制御する低温ショーケースに
おいて、営業中一定の時間帯、冷却制御の設定温度を上
昇させるので、一定の時間帯を需要電力がピークとなる
期間に設定することにより、当該期間の消費電力を低減
させて需要電力の平準化に有効に寄与することができる
ようになる。
【0053】特に、設定温度の上昇幅は変更可能である
ので、当該低温ショーケースが設置された環境や使用者
の要求に応じて設定温度の上昇幅を適宜設定することが
できるようになり、使用者の利便性が向上すると共に、
設置環境に応じてより的確な電力の平準化を達成するこ
とが可能となるものである。
【0054】請求項2の発明によれば、上記に加えて貯
蔵室内には照明灯を設け、冷却制御の設定温度を上昇さ
せている間、照明灯の照度を低下させるようにしたの
で、当該時間帯の消費電力を更に低減して需要電力の平
準化に有効に寄与することができるようになる。
【0055】また、照明灯の照度低下により、設定温度
を上昇させたことによる品温上昇を低く抑制することが
できるようになり、商品を支障無く保存することが可能
となる。特に、設定温度の上昇幅に応じて、照明灯の照
度の低下幅を変更するようにしたので、設定温度の上昇
による貯蔵室内の明るさの変化を効果的に抑制し、販売
効果への悪影響を最小限に抑えることが可能となるもの
である。
【0056】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて冷却制御の設定温度を上昇させる時間帯を設定する
時限設定手段を備えているので、需要電力がピークとな
る期間を低温ショーケースが設置された環境や使用者の
必要に応じて適切に設定することができるようになり、
需要電力の平準化をより的確に達成しつつ、使用者の利
便性を向上させることが可能となるものである。
【0057】請求項4の発明によれば、上記に加えて冷
却制御の設定温度を上昇させる動作を実行する期間を設
定する暦設定手段を備えているので、冷却制御の設定温
度の上昇制御を、需要電力が上昇する例えば夏季にのみ
実行したり、或いは、通年実行するなど、低温ショーケ
ースが設置された環境や使用者の必要に応じて適宜設定
することができるようになり、使用者の利便性を一層向
上させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての低温ショーケ
ースの縦断側面図である。
【図2】実施例の低温ショーケースの店舗内の配管構成
を説明する図である。
【図3】本発明の低温ショーケースの制御装置の電気回
路のブロック図である。
【図4】実施例の低温ショーケース及び冷凍機の各入力
及び各温度、照度の変化を説明するタイミングチャート
である。
【符号の説明】 1 低温ショーケース 12 氷温用冷凍機 21 電磁弁 40 蛍光灯(照明灯) 45 送風機 46 蒸発器 56 制御装置 57 マイクロコンピュータ 58 DSBシフト量設定スイッチ 62 時計装置 63 温度センサー 66 調光出力 67 電子安定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾山 光雄 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 大谷 恵 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 岡本 繁實 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 青木 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 敏行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長谷川 秀翁 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気を貯蔵室内に吐出して冷却制御する
    低温ショーケースにおいて、 営業中一定の時間帯、前記冷却制御の設定温度を上昇さ
    せると共に、当該設定温度の上昇幅を変更可能としたこ
    とを特徴とする低温ショーケースの制御装置。
  2. 【請求項2】 貯蔵室内には照明灯を設け、冷却制御の
    設定温度を上昇させている間、前記照明灯の照度を低下
    させると共に、前記設定温度の上昇幅に応じて、前記照
    明灯の照度の低下幅を変更することを特徴とする請求項
    1の低温ショーケースの制御装置。
  3. 【請求項3】 冷却制御の設定温度を上昇させる時間帯
    を設定する時限設定手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2の低温ショーケースの制御装置。
  4. 【請求項4】 冷却制御の設定温度を上昇させる動作を
    実行する期間を設定する暦設定手段を備えたことを特徴
    とする請求項3の低温ショーケースの制御装置。
JP10247798A 1998-04-14 1998-04-14 低温ショーケースの制御装置 Pending JPH11294924A (ja)

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JP10247798A JPH11294924A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 低温ショーケースの制御装置

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JP10247798A Pending JPH11294924A (ja) 1998-04-14 1998-04-14 低温ショーケースの制御装置

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JP (1) JPH11294924A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236484A (ja) * 2000-01-31 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp 複合装置、複合装置の運転方法
JP2017122524A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍システム

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