JPH11294502A - 摩擦式ブレーキ、ディスクブレーキ装置、エレベータ用ディスクブレーキ装置 - Google Patents

摩擦式ブレーキ、ディスクブレーキ装置、エレベータ用ディスクブレーキ装置

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JPH11294502A
JPH11294502A JP10097826A JP9782698A JPH11294502A JP H11294502 A JPH11294502 A JP H11294502A JP 10097826 A JP10097826 A JP 10097826A JP 9782698 A JP9782698 A JP 9782698A JP H11294502 A JPH11294502 A JP H11294502A
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speed
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brake
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直也 田中
Kimiaki Matsukawa
公映 松川
Kazukatsu Nakamura
和且 中村
Kazuhiko Sugita
和彦 杉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動力の制御が可能なブレーキ装置を提供す
る。 【解決手段】 回転する回転ディスク10に一定の押圧
力で付勢されたブレーキシュー2を、振動手段1により
制動力が働く方向と平行方向に振動させる。さらに、振
動の1周期の間にブレーキシュー2と回転ディスク10
の速度差の符号が正負の値をとるように振動させるた
め、その時の正の速度差との負の速度差の時間的割合を
制御することにより、制動力を制御することができる。
ブレーキシュー2が摩耗しても安定して制動力を制御で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制動力を制御可
能な摩擦式ブレーキ、ディスクブレーキ装置およびエレ
ベータ用ディスクブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開昭58−13087
5号公報に示された従来のディスクブレーキ装置を含む
エレベータの全体構成図である。図6において101は
かご駆動用電動機で、101aはその回転軸、102は
回転軸101aを介してかご駆動用電動機101により
駆動されるシーブ、103はシーブ102に巻き付けら
れたかご用ロープで、その端部にはかご104と釣り合
い重り105が結合されている。106は回転軸101
aに固定されたブレーキディスク、107は電磁ブレー
キで、ブレーキ車106と、ブレーキ車106に図示を
省略したばね等の機構で付勢されるブレーキシュー10
8をブレーキ車106から離すブレーキコイル109と
を有している。
【0003】従来のエレベータのディスクブレーキ装置
は上記のように構成され、かご104の停止時には、ブ
レーキコイル109への印加電流は消勢されており、ブ
レーキシュー108は上記ばね力でブレーキ車106に
付勢され、かご駆動用電動機101に所定の摩擦制動力
が与えられている。
【0004】上記静止の状態からかご104を所定の階
に移動させる場合は、ブレーキコイル109に電流を通
電し、ブレーキシュー108をブレーキ車106から解
離させることにより、制動力が解除される。ついで、か
ご駆動用電動機101が駆動され、かご駆動用電動機1
01に連結したシーブ102が回転することにより、か
ご用ロープ103を介してかご104が所定の階に向か
って走行される。そしてかご104が所定の階に着床す
ると、かご駆動用電動機101への電源供給が遮断され
るとともに、ブレーキコイル109への電流供給も消勢
され、制動力がかご駆動用電動機101に与えられる。
【0005】上記の動作は通常運行の場合であるが、か
ご104が走行中に何らかの異常(例えばかご速度異常
や乗降ドアの開放等)が発生すると、かご駆動用電動機
101への電源供給が遮断されるとともに、ブレーキコ
イル109への電流も消勢される。したがって、かご1
04が走行中状態で制動力が付勢される。そして、かご
内重量、走行方向等の走行条件と制動力で決まる減速度
で停止する(以下急停止とする)。
【0006】上記のような急停止では、通常の走行中に
生じる以上の過大な減速度が乗客にかかる。このため、
乗客に極度の不快感を与える。
【0007】上記の過大な減速度が発生するのは、ブレ
ーキ装置の発生する制動力が大きめに設定されているた
めである。これは、静止保持時の安全性確保のため制動
力に余裕をもたせるためで、積載荷重の170%程度の
荷重が作用した場合でもブレーキ装置でかご104を静
止保持可能なように設定されている。ここで上記構成に
よればブレーキ装置の制動力は、ブレーキシューとブレ
ーキ車間の摩擦係数とブレーキシューのブレーキ車への
押圧力との積で決まる。
【0008】摩擦係数は材料によって決まる値であり、
押圧力はバネ力によって付与される一定の値である。し
たがって、制動力は走行中でも静止中とほぼ同等の大き
さとなる。このため、静止保持の安全性は確保される一
方で、走行中の制動力としては必要以上に大きく、過大
な減速度を生じるという問題がある。この問題を解決す
るためには走行中の制動力を適正な値に低減する必要が
あるが、上記ブレーキ機構によれば制動力を制御するこ
とができない。
【0009】適正な減速度が得られるように、制動力を
制御する手段として従来、例えば特開平5−30360
7号公報や特開平7−76468号公報に開示された装
置では、電磁ブレーキを構成するブレーキコイルに供給
する電流値を制御するように構成している。図7は制動
力を制御するための従来のブレーキ装置の外観図であ
る。図7のブレーキ装置は、ブレーキドラム229とブ
レーキドラム229を挟む位置に配置された両側のブレ
ーキレバー230と、ブレーキレバー230を回転自在
に下端で支持するピン231と、ブレーキレバー230
のほぼ回転軸227の中心に対応する位置に、それぞれ
ピン232を介して結合されるブレーキシュー233と
により構成される。
【0010】ブレーキレバー230の上方には、ブレー
キばね236が配置され、ブレーキばね236のばね力
によりブレーキシュー233がブレーキドラム229に
付勢され、制動力を発生する。ブレーキレバー230の
さらに上方にはブレーキばね236による制動力を解放
するための電磁マグネット219が、押圧ロッド237
を介してそれぞれブレーキレバー230の間に設けられ
ている。
【0011】図8は図7の電磁マグネット219の構成
図である。箱体を構成する継鉄238と継鉄238内に
固定された固定鉄心239と、固定鉄心239と継鉄2
38を垂直に貫通する可動ロッド243と、可動ロッド
243の上部に固定された可動鉄心240と、可動鉄心
240と対向する固定鉄心239の外周に設置された円
筒状のコイル241と、可動ロッド243の下端に一端
が当接するレバー242と、レバー242の他端に一端
が当接する図7の押圧ロッド237から構成されてい
る。なお、固定鉄心239と可動鉄心240とは空隙d
を介して対向している。
【0012】この構成で、コイル241に電流を印加す
ると、可動鉄心240は固定鉄心239側に吸引されて
移動し、可動ロッド243を下方へ移動させる。そし
て、レバー242はピン247を支点として回動し、可
動ロッド243が図7のブレーキばね236のばね力に
抗して、ブレーキレバー230を押し広げる。また、コ
イル241への印加電流量を変えることにより可動鉄心
240の吸引力を制御できるので、ブレーキシュー23
3の押圧力を変化させ、制動力を変化させることができ
る。
【0013】しかしながら以上のような構成では、ブレ
ーキシュー233のブレーキドラム229と当接する面
が摩耗すると、図8に示す空隙dの間隔が大きくなる。
このため、摩耗前と同じ電流値をコイル241に供給し
ても電磁吸引力が低下し、ブレーキレバー230を所定
の押圧力で押し広げることができず、所定の制動力が得
られない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
ィスクブレーキ装置では種々の問題があり、所定の制動
力が得られないという問題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、制動力を所定の大きさに設定可能
な摩擦式ブレーキ、ディスクブレーキ装置およびエレベ
ータ用ディスクブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、互いに所定の押圧力で接触しながら摺動し、制
動力を発生する制動される第1の摺動部材と制動する第
2の摺動部材を有する摩擦式ブレーキ装置において、制
動中に、所定の押圧力で接触した状態で、上記摺動部材
間の制動力の発生する方向の相対速度差が0となる時間
またはその符号が反転する時間を所定の長さで有するよ
うに上記第2の摺動部材を駆動する制動力制御手段を備
えたことを特徴とする摩擦式ブレーキにある。
【0017】またこの発明は、上記制動力制御手段が、
制動中に上記摺動部材間の制動力の発生する方向の相対
速度差が0となる時間またはその符号が反転する時間を
所定の長さで、複数回発生させるように上記第2の摺動
部材を制動力の発生する方向に概ね平行な方向に往復運
動させることを特徴とする摩擦式ブレーキにある。
【0018】またこの発明は、制動される上記第1の摺
動部材の速度を検出する速度検出手段と、所定の速度領
域内における駆動パターンを予め記憶し、検出された速
度に応じて所定の制動力が得られるように駆動パターン
を決定する演算手段と、をさらに備え、上記制動力制御
手段が、上記駆動パターンに従って上記第2の摺動部材
を駆動することを特徴とする摩擦式ブレーキにある。
【0019】またこの発明は、回転ディスクと、上記回
転ディスクに付勢され制動力を発生するブレーキシュー
と、上記ブレーキシューを上記回転ディスクに概ね一定
の押圧力で付勢するとともに離間することができる付勢
手段と、上記ブレーキシューを上記回転ディスクに付勢
した状態で、制動力が発生する方向に振動させるととも
に、振動の1周期中で上記ブレーキシューと上記回転デ
ィスクとの接触部の速度差が少なくとも1回ずつ正と負
の値をとるように振動させる振動手段と、上記振動手段
を所定の駆動条件で駆動する駆動制御手段と、を備えた
ことを特徴とするディスクブレーキ装置にある。
【0020】またこの発明は、上記回転ディスクの速度
を検出する速度検出手段と、上記速度検出手段から出力
された速度信号に基づき所定の制動力が得られるように
上記振動手段の駆動パターンを決定するとともに上記駆
動制御手段に駆動パターン信号を出力する演算手段と、
をさらに備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置
にある。
【0021】またこの発明は、エレベータのかごを昇降
させるかご駆動用電動機の回転軸に固定された回転ディ
スクと、この回転ディスクに概ね一定の押圧力で付勢さ
れ制動力を発生するブレーキシューと、この上記ブレー
キシューを上記回転ディスクに概ね一定の押圧力で付勢
するとともに離間することができる付勢手段と、上記ブ
レーキシューを上記回転ディスクに付勢した状態で、制
動力が発生する方向に振動させるとともに、振動の1周
期中で上記ブレーキシューと上記回転ディスクとの接触
部の速度差が少なくとも1回ずつ正と負の値をとるよう
に振動させる振動手段と、上記回転ディスクの速度を検
出する速度検出手段と、上記速度検出手段で検出された
速度に基づき所定の制動力が得られるように上記振動手
段の駆動パターンを決定する演算手段と、この演算手段
の駆動パターンに従って上記振動手段を所定の駆動条件
で駆動する駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする
エレベータ用ディスクブレーキ装置にある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明を各実施の形態に
従って説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の一実施の形態による摩
擦式ブレーキおよびディスクブレーキ装置の概略構成図
である。図中、2はブレーキシューで、矢印Bの制動力
の働く向きと概ね平行な方向に往復運動(振動)可能なよ
うに支持されているとともに、図示を省略した付勢手段
(例えば後述する図5のアーム43a、43b等からな
るもの)により回転ディスク10に対して一定の押圧力
Pで付勢かつ離間される。10は矢印Aの方向に移動
(回転)している回転ディスクで、5の回転軸に固定され
ている。回転軸5は図示を省略した電動機やシーブに係
合されている。
【0023】1はブレーキシュー2を矢印Bの制動力の
働く向きと概ね平行な方向に振動させるための振動手段
で、ブレーキシュー2と係合されている。また、振動手
段1はブレーキシュー2と回転ディスク10の間に働く
制動力以上の力を発生させることができる。振動手段1
には、例えば、圧電素子、磁歪素子、ボイスコイルモー
タなどが用いられる。4は振動手段1を所定のタイミン
グで所定の振動を行わせる駆動制御部である。また、振
動手段1はブレーキシュー2と回転ディスク10の間に
作用する制動力を十分ささえることができるように図示
を省略した構造体に支持されている。
【0024】なお、制動力制御手段は振動手段1および
駆動制御部4から構成され、駆動制御部手段は駆動制御
部4から構成される。
【0025】図1のような構成に基づき、この実施の形
態の制動時の動作を説明する。まず、回転ディスク10
が方向Aに回転しているとき、ブレーキシュー2は回転
ディスク10から離間した位置にある。そして、図示を
省略した付勢手段により所定のタイミングでブレーキシ
ュー2を所定の押圧力Pで回転ディスク10に付勢し、
制動力を発生させる。ブレーキシュー2が回転ディスク
10に付勢されると同時に、駆動制御部4からの所定の
駆動信号が出力され、この駆動信号に基づき振動手段1
がブレーキシュー2を矢印Bの方向に振動させ、制動力
の制御を行う。なお、振動手段1によるブレーキシュー
2の振動は制動開始から回転ディスク10が停止するま
での間で、もしくは予め設定された所定の時間行われ
る。
【0026】次に、図1とブレーキシュー2および回転
ディスク10の速度、速度差および制動力を示した図2
に基づき制動力の制御原理を説明する。図2の(a)は制
動中のある時間領域における回転ディスク10のブレー
キシュー2との接触部分の速度Vmおよびブレーキシュ
ー2の速度Vsを示している。図2の(b)はVsとVm
の速度差を示している。また、図2の(c)は回転ディス
ク10が受ける制動力Fを示している。なお、速度の方
向はVm、Vs共に、回転ディスク10の有する速度の
方向を正としている。一方、制動力Fの値は回転ディス
ク10を静止させる方向に働く場合を正としている。ま
た、図2の(a)〜(c)の各図の時間領域は、概ね振動の
1周期T0中の変化を示したものである。
【0027】制動開始後、ブレーキシュー2は振動手段
1の伸縮動作により、
【0028】 Vs=f(t) (1) ∫0 T0f(t)dt=0 t:振動手段駆動開始からの時間
【0029】となるような速度Vsで振動させる。ここ
で、(1)式中の関数f(t)は周期T0の周期関数であ
る。また、図2の(a)に示すように周期T0の間でVs
>Vmとなる区間a−bが存在するように設定されてい
る。このため、図2の(b)に示すように、区間a−bと
その他の区間では、ブレーキシュー2と回転ディスク1
0の相対速度(速度差)の符号が逆になる。また、回転デ
ィスク10に付与される制動力の大きさF0は、ブレー
キシュー2の押しつけ力をP、回転ディスク10とブレ
ーキシュー2との摩擦係数をμとすると、
【0030】 F0=P・μ (2)
【0031】で表される値となる。したがって、図2の
(c)に区間a−b以外では回転ディスク10には正の制
動力F0が働くのに対して、区間a−bでは負の制動力
−F0が働くことになる。ここで、Vsの1周期に相当
する時間T0の間の平均的な制動力Faを考えると、
【0032】 Fa=F0・(T0−2・Td)/T0 (3) Td:負の制動力となる時間間隔
【0033】となる。また、制動力を振動させた場合と
させない場合で比較した場合、(3)式より、
【0034】 F0>Fa=α・F0 (4) ただし 0<α<1
【0035】となる。なお、(4)式のαは制動力の変化
率を表す係数である。したがって、ブレーキシュー2を
(1)式の条件の速度パターンで振動させることにより、
平均的な制動力を低減できるとともに、負の制動力とな
る時間間隔Tdを変えることで制動力を制御することが
できる。
【0036】上記の説明では周期T0の間について説明
したが、実際には停止するまでの所定の時間にわたっ
て、連続的に振動手段1を駆動する。この間、回転ディ
スク10が減速していく。これは図2の(a)のV0が減
少することに相当する。このため、振動手段1の駆動パ
ターン一定とすると、Vs>Vmとなる時間間隔Tdが
増加し、(3)式より制動力Faは減少していく。このた
め、所望のFaを得るためには、所定の制動力を付与し
た場合の回転ディスクの速度変化を予め算出しておき、
これに基づき各振動周期毎に所定のTdの値が得られる
ように振動パターンを設定しておけばよい。
【0037】また、上記実施の形態によれば、ブレーキ
シューが回転ディスクに所定の押圧力で付勢された状態
で、振動手段がブレーキシューを制動力の働く方向と平
行に振動させることにより制動力を制御するので、ブレ
ーキシューが摩耗しその厚さが変化しても振動手段の動
作には影響を及ぼさず、長期的に安定した制動力の制御
ができる。
【0038】また、周期T0を小さくすれば1周期中の
制動に費やされる仕事量が小さくなるため各周期毎の減
速度の変化が減少し、なめらかな減速が可能となる。
【0039】実施の形態2.図3はこの発明のブレーキ
装置における特にブレーキシューと振動手段の一例を示
し、(a)は平面図、(b)は右側面図である。振動手段1
として、積層形圧電素子11a、11bを用いている。
積層形圧電素子11a、11bは印加電圧に応じて矢印
Cの方向に伸張することができる。積層形圧電素子11
a、11bのそれぞれの片端は、レバー12a、12b
に当接している。また、それぞれの他端は予圧ねじ14
a、14bに当接している。
【0040】予圧ネジ14a、14bは、ネジを締め込
むことにより、積層形圧電素子11a、11bに予圧を
与えるものである。この予圧ネジ14a、14bにより
電圧を加えた際に積層形圧電素子11a、11bの伸張
方向に引っ張り応力が負荷されることを防止できる。レ
バー12a、12bはそれぞれ切り欠き部13a、13
bを支点として固定台21a、21bに固定されてい
る。レバー12a、12bの片端部はそれぞれ可動台1
5に当接している。
【0041】可動台15は板ばね16a、16b、16
c、16dで支持され、図中矢印Dの向きに移動するこ
とができる。この可動台15にはブレーキシュー2が固
定されている。板ばね16a、16b、16c、16d
のそれぞれは、片端が可動台15、他端が固定台21
a、21bに接合されている。固定台21a、21bは
それぞれ固定ねじ20a、20b、20c、20dで図
示を省略した付勢手段に固定されている。
【0042】図3に基づき、ブレーキシュー2を振動さ
せる動作について説明する。ブレーキシュー2を矢印D
1の方向に変位させるためには、積層形圧電素子11a
のみに所定の電圧を印加する。これにより、レバー12
aが切り欠き13aを支点に回転し、可動台15を矢印
D1方向に変位させる。この時、可動台15の矢印D1
方向への変位により、レバー12bを介して積層形圧電
素子11bは圧縮される。同様に、ブレーキシュー2を
矢印D2の方向に変位させるためには、積層形圧電素子
11bのみに所定の電圧を印加する。このように積層形
圧電素子11a、11bを伸張させることにより、ブレ
ーキシュー2を矢印Dの方向に振動させることができ
る。なお、この実施の形態では印加電圧を制御すること
により、ブレーキシュー2を所定の速度パターンで駆動
する。
【0043】この実施の形態によれば、振動手段にソレ
ノイドや油圧アクチュエータを用いる場合より、振動手
段を小型にできる。
【0044】実施の形態3.上記実施の形態1では所定
の制動力を得るために、回転ディスクの速度変化を予め
推定し、これに基づき(1)式の振動手段1の駆動パター
ンを決定しておく必要がある。したがって、回転ディス
クが予想の回転速度と異なると所望の制動力が得られ
ず、安定した制動ができない。この実施の形態ではこの
問題を解決するものである。この実施の形態は、回転デ
ィスクの速度に依らず、所定の制動値を得るためのもの
である。
【0045】図4はこの発明の別の実施の形態による摩
擦式ブレーキおよびディスクブレーキ装置の概略構成図
である。図中、図1と同一符号は同一または相当部分を
示しており、その説明を省略する。図4中の31は速度
検出部で、回転ディスク10の速度を検出する。検出し
た速度値は速度信号として32の演算部に出力される。
演算部32では速度検出部31からの速度信号とあらか
じめ記憶された所望の制動力値から、所望の制動力に制
御するための振動手段1の駆動パターンを算出する。算
出された駆動パターンは駆動制御部4に駆動パターン信
号として出力され、この駆動パターンに基づき振動手段
1が駆動される。
【0046】なお、速度検出部31が速度検出手段を構
成し、演算部32が演算手段を構成する。
【0047】図4の構成に基づき、この実施の形態の動
作原理について説明する。なお、次の説明では制動中の
制動力を相対速度に依らず概ね一定の制動力Fc
【0048】Fc=α’・F0
【0049】とする場合で説明する。回転ディスクのあ
る速度における制動力の変化率αの値は、図1と(3)式
で示したように、振動の1周期T0中におけるブレーキ
シュー2の速度が回転ディスク10の速度よりも大きく
なる時間Tdの割合で決まる。したがって、変化率α’
を所定の速度領域で一定となるようにするためには、周
期T0に対するTdの割合を一定とするように、振動手
段1の駆動パターンを選択する。
【0050】この実施の形態では、所望の変化率α’が
得られるように、所定の速度範囲内における駆動パター
ンを予め求めておき、これを演算手段32に記憶してお
く。実際の制動時には、制動開始と共に回転ディスク1
0の速度を検出し、検出された速度値に応じて所定の制
動力が得られるように演算部32で駆動パターンを決定
する。上記のように、回転ディスク10の速度を検出
し、検出された速度値に応じて振動手段1の駆動パター
ンを変更することにより、回転ディスク10の速度変化
によらず、制動力を一定の割合で変化させることが可能
となる。
【0051】なお、この実施の形態の図4のブレーキシ
ュー2とそれを振動させる振動手段1の部分に、実施の
形態2の図3に示す構成のものを用いても上記と同様の
効果が得らる。
【0052】実施の形態4.図5はこの発明の一実施の
形態によるエレベータ用ディスクブレーキ装置の全体構
成図である。図中、図6と同一符号は同一または相当部
分を示しており、説明を省略する。アーム43a、43
bは回転軸44a、44bを中心に回転自由に支持され
ている。アーム43a、43bの片端には電磁マグネッ
ト45とばね46が接続されており、他端には振動手段
1a、1bが固定されている。電磁マグネット45は電
圧印加により電磁吸引力を発生し、ばね46のバネ力に
抗して、ブレーキシュー2a、2bを回転ディスク10
より離間させることができる。ばね46はブレーキシュ
ー2a、2bを回転ディスク10に一定の押圧力で付勢
する。31aは速度検出器でモータの回転速度、すなわ
ち回転ディスク10の回転速度を検出する。速度検出器
31aの速度信号は演算部32に出力される。なお、5
0はエレベータ制御部である。
【0053】つぎに急停止のために制動する際のブレー
キ装置の動作について説明する。まず、非常停止信号に
応じて電磁マグネット45への電圧印加を停止し、開放
状態とする。ばね46のバネ力によりアーム43a、4
3bが回転軸44a、44bを中心として回動し、ブレ
ーキシュー2a、2bを回転ディスク10に付勢する。
そしてブレーキシュー2a、2bを振動手段1a、1b
(例えば図3に示すもの)により制動力のかかる方向と平
行な方向に振動させる。振動手段1a、1bの駆動パタ
ーンは、速度検出器31aで検出された速度信号に基づ
き、演算部32において所定の制動力となるように設定
される。なお、所定の制動力は、次の2つの条件を満た
すように予め設定されたものである。その条件とはかご
104の減速度が乗客に不快感を与えないことと、所定
の制動距離内でかご104を停止させることが可能であ
ることである。
【0054】この実施の形態によれば、急停止時に過大
な制動力がかごに付与されず、乗客へ不快感を与えるこ
とを防止することができる。
【0055】なお、以上の各実施の形態で説明したブレ
ーキ機構は、ディスクブレーキ装置あるいはエレベータ
用ディスクブレーキ装置に限られるものではなく、互い
に押圧されて接触しながら摺動し制動力を発生する摩擦
式のブレーキ全てに適用可能である。
【0056】
【発明の効果】上記のようにこの発明では、互いに所定
の押圧力で接触しながら摺動し、制動力を発生する制動
される第1の摺動部材と制動する第2の摺動部材を有す
る摩擦式ブレーキ装置において、制動中に、所定の押圧
力で接触した状態で、上記摺動部材間の制動力の発生す
る方向の相対速度差が0となる時間またはその符号が反
転する時間を所定の長さで有するように上記第2の摺動
部材を駆動する制動力制御手段を備えた摩擦式ブレーキ
としたので、制動力を発生する摺動部材で発生する制動
力を一時的に0もしくは逆方向に付与することが可能と
なるため、制動中の平均的な制動力を制御することがで
き、制動力を発生する摺動部材の摩耗などによる形状変
化の影響を受けずに、制動力を所定の大きさに設定する
ことが可能となる。
【0057】またこの発明では、上記制動力制御手段
が、制動中に上記摺動部材間の制動力の発生する方向の
相対速度差が0となる時間またはその符号が反転する時
間を所定の長さで、複数回発生させるように上記第2の
摺動部材を制動力の発生する方向に概ね平行な方向に往
復運動させるようにしたので、制動力変化の時間間隔を
小さくでき、制動力を制御した場合でもなめらかな制動
が可能となる。
【0058】またこの発明では、制動される上記第1の
摺動部材の速度を検出する速度検出手段と、所定の速度
領域内における駆動パターンを予め記憶し、検出された
速度に応じて所定の制動力が得られるように駆動パター
ンを決定する演算手段と、をさらに備え、上記制動力制
御手段が、上記駆動パターンに従って上記第2の摺動部
材を駆動するようにしたので、制動される第1の摺動部
材の速度すなわち摺動部材間の相対速度差の大きさや変
化に依らず、安定した制動力の制御が可能となる。
【0059】またこの発明では、回転ディスクと、上記
回転ディスクに付勢され制動力を発生するブレーキシュ
ーと、上記ブレーキシューを上記回転ディスクに概ね一
定の押圧力で付勢するとともに離間することができる付
勢手段と、上記ブレーキシューを上記回転ディスクに付
勢した状態で、制動力が発生する方向に振動させるとと
もに、振動の1周期中で上記ブレーキシューと上記回転
ディスクとの接触部の速度差が少なくとも1回ずつ正と
負の値をとるように振動させる振動手段と、上記振動手
段を所定の駆動条件で駆動する駆動制御手段と、を備え
たディスクブレーキ装置としたので、ブレーキシューか
ら回転ディスクへかかる制動力の方向を所定の時間間隔
で逆転させることで、制動力を制御することができ、ブ
レーキシューの摩耗による形状変化の影響を受けずに、
制動力を所定の大きさに設定することが可能となる。
【0060】またこの発明では、上記ディスクブレーキ
装置において、上記回転ディスクの速度を検出する速度
検出手段と、上記速度検出手段から出力された速度信号
に基づき所定の制動力が得られるように上記振動手段の
駆動パターンを決定するとともに上記駆動制御手段に駆
動パターン信号を出力する演算手段と、をさらに備えた
ので、回転ディスクの速度に対応して振動手段の駆動パ
ターンを制御するようにしたので、回転ディスクの速度
変化によらず安定した所望の制動力が得られる。
【0061】またこの発明では、エレベータのかごを昇
降させるかご駆動用電動機の回転軸に固定された回転デ
ィスクと、この回転ディスクに概ね一定の押圧力で付勢
され制動力を発生するブレーキシューと、この上記ブレ
ーキシューを上記回転ディスクに概ね一定の押圧力で付
勢するとともに離間することができる付勢手段と、上記
ブレーキシューを上記回転ディスクに付勢した状態で、
制動力が発生する方向に振動させるとともに、振動の1
周期中で上記ブレーキシューと上記回転ディスクとの接
触部の速度差が少なくとも1回ずつ正と負の値をとるよ
うに振動させる振動手段と、上記回転ディスクの速度を
検出する速度検出手段と、上記速度検出手段で検出され
た速度に基づき所定の制動力が得られるように上記振動
手段の駆動パターンを決定する演算手段と、この演算手
段の駆動パターンに従って上記振動手段を所定の駆動条
件で駆動する駆動制御手段と、を備えたエレベータ用デ
ィスクブレーキ装置としたので、急停止時にかごの速度
に応じてブレーキシューを振動させることによりブレー
キ装置が発生する制動力を制御するようにしたので、過
大な制動力がかごに付与されず、乗客に不快感を与える
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による摩擦式ブレー
キおよびディスクブレーキ装置の概略構成図である。
【図2】 図1の摩擦式ブレーキおよびディスクブレー
キ装置における制動力の制御方法の説明するための図で
ある。
【図3】 この発明のブレーキ装置における特にブレー
キシューと振動手段の一例を示す図である。
【図4】 この発明の別の実施の形態による摩擦式ブレ
ーキおよびディスクブレーキ装置の概略構成図である。
【図5】 この発明の一実施の形態によるエレベータ用
ディスクブレーキ装置の全体構成図である。
【図6】 従来のディスクブレーキ装置を含むエレベー
タの全体構成図である。
【図7】 従来の制動力を制御するブレーキ装置の外観
図である。
【図8】 図7の電磁マグネットの構成図である。
【符号の説明】
1 振動手段、2のブレーキシュー、4 駆動制御部、
5 回転軸、10 回転ディスク、11a,11b 積
層形圧電素子、12a,12b レバー、13a,13
b 切り欠き部、14a,14b 予圧ねじ、15 可
動台、16a〜16d 板ばね、20a〜20d 固定
ねじ、21a,21b 固定台、31,31a 速度検
出部、32 演算部、43a,43b アーム、44
a,44b回転軸、45 電磁マグネット、46 ば
ね、50 エレベータ制御部、101 かご駆動用電動
機、102 シーブ、103 かご用ロープ、104
かご、105 釣り合い重り。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定の押圧力で接触しながら摺動
    し、制動力を発生する制動される第1の摺動部材と制動
    する第2の摺動部材を有する摩擦式ブレーキ装置におい
    て、制動中に、所定の押圧力で接触した状態で、上記摺
    動部材間の制動力の発生する方向の相対速度差が0とな
    る時間またはその符号が反転する時間を所定の長さで有
    するように上記第2の摺動部材を駆動する制動力制御手
    段を備えたことを特徴とする摩擦式ブレーキ。
  2. 【請求項2】 上記制動力制御手段が、制動中に上記摺
    動部材間の制動力の発生する方向の相対速度差が0とな
    る時間またはその符号が反転する時間を所定の長さで、
    複数回発生させるように上記第2の摺動部材を制動力の
    発生する方向に概ね平行な方向に往復運動させることを
    特徴とする請求項1に記載の摩擦式ブレーキ。
  3. 【請求項3】 制動される上記第1の摺動部材の速度を
    検出する速度検出手段と、所定の速度領域内における駆
    動パターンを予め記憶し、検出された速度に応じて所定
    の制動力が得られるように駆動パターンを決定する演算
    手段と、をさらに備え、上記制動力制御手段が、上記駆
    動パターンに従って上記第2の摺動部材を駆動すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の摩擦式ブレー
    キ。
  4. 【請求項4】 回転ディスクと、 上記回転ディスクに付勢され制動力を発生するブレーキ
    シューと、 上記ブレーキシューを上記回転ディスクに概ね一定の押
    圧力で付勢するとともに離間することができる付勢手段
    と、 上記ブレーキシューを上記回転ディスクに付勢した状態
    で、制動力が発生する方向に振動させるとともに、振動
    の1周期中で上記ブレーキシューと上記回転ディスクと
    の接触部の速度差が少なくとも1回ずつ正と負の値をと
    るように振動させる振動手段と、 上記振動手段を所定の駆動条件で駆動する駆動制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするディスクブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 上記回転ディスクの速度を検出する速度
    検出手段と、上記速度検出手段から出力された速度信号
    に基づき所定の制動力が得られるように上記振動手段の
    駆動パターンを決定するとともに上記駆動制御手段に駆
    動パターン信号を出力する演算手段と、をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載のディスクブレーキ装
    置。
  6. 【請求項6】 エレベータのかごを昇降させるかご駆動
    用電動機の回転軸に固定された回転ディスクと、 この回転ディスクに概ね一定の押圧力で付勢され制動力
    を発生するブレーキシューと、 この上記ブレーキシューを上記回転ディスクに概ね一定
    の押圧力で付勢するとともに離間することができる付勢
    手段と、 上記ブレーキシューを上記回転ディスクに付勢した状態
    で、制動力が発生する方向に振動させるとともに、振動
    の1周期中で上記ブレーキシューと上記回転ディスクと
    の接触部の速度差が少なくとも1回ずつ正と負の値をと
    るように振動させる振動手段と、 上記回転ディスクの速度を検出する速度検出手段と、 上記速度検出手段で検出された速度に基づき所定の制動
    力が得られるように上記振動手段の駆動パターンを決定
    する演算手段と、 この演算手段の駆動パターンに従って上記振動手段を所
    定の駆動条件で駆動する駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータ用ディスクブレー
    キ装置。
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