JPH1129423A - 洗浄除菌消臭液の組成物 - Google Patents
洗浄除菌消臭液の組成物Info
- Publication number
- JPH1129423A JPH1129423A JP9202569A JP20256997A JPH1129423A JP H1129423 A JPH1129423 A JP H1129423A JP 9202569 A JP9202569 A JP 9202569A JP 20256997 A JP20256997 A JP 20256997A JP H1129423 A JPH1129423 A JP H1129423A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorant
- component
- extract
- vinegar
- diluted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体への安全性を重視し、更に複合的な消臭
効果の得られる効果的な洗浄除菌消臭液組成物を得る。 【解決手段】 複合的消臭効果のある天然素材の木酢液
及び腐植土抽出エキス液を混合調整し、人体毒性の少な
い除菌物質を最小限度の極微量添加する。
効果の得られる効果的な洗浄除菌消臭液組成物を得る。 【解決手段】 複合的消臭効果のある天然素材の木酢液
及び腐植土抽出エキス液を混合調整し、人体毒性の少な
い除菌物質を最小限度の極微量添加する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は除菌作用を兼備した消臭
剤のうち、環境に優しい天然の素材を主成分として、人
体に害のない安全性の高い液体消臭除菌剤の組成物に関
する物である。
剤のうち、環境に優しい天然の素材を主成分として、人
体に害のない安全性の高い液体消臭除菌剤の組成物に関
する物である。
【０００２】
【従来の技術】不快な臭気を除去し除菌作用を兼備した
消臭除菌剤は、数種の物が知られ、かつ市販されてい
る。かゝる公知の消臭除菌剤は吸着法、酸化還元法、中
和法、マスキング法などの単独ないし組み合わせによる
消臭剤組成物に、各種除菌剤を配合して使用されている
ケースが一般的である。これら各消臭除菌剤の多くは、
アルコール類、塩素系薬剤、イオン系界面活性剤などの
組み合わせによるものであり、その毒性面などから用途
を制限されるタイプのものが多い。
消臭除菌剤は、数種の物が知られ、かつ市販されてい
る。かゝる公知の消臭除菌剤は吸着法、酸化還元法、中
和法、マスキング法などの単独ないし組み合わせによる
消臭剤組成物に、各種除菌剤を配合して使用されている
ケースが一般的である。これら各消臭除菌剤の多くは、
アルコール類、塩素系薬剤、イオン系界面活性剤などの
組み合わせによるものであり、その毒性面などから用途
を制限されるタイプのものが多い。
【０００３】近年、吸着作用、酸化還元作用、中和作
用、マスキング作用など複合的な消臭作用や殺菌作用を
有する安全性の高い天然素材の消臭除菌剤として、木酢
液や腐植土抽出エキス液が見直され始めている。
用、マスキング作用など複合的な消臭作用や殺菌作用を
有する安全性の高い天然素材の消臭除菌剤として、木酢
液や腐植土抽出エキス液が見直され始めている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】木酢液や腐植土抽出エ
キス液の消臭作用や殺菌作用は公知であるが、当方の消
臭試験では広葉樹木酢液は硫化水素系臭気に対しては消
臭効果が見られず、針葉樹系木酢液ではメルカブタンに
対する消臭効果が見られないという結果(表１)が出てお
り、また、木酢液には独特の強い燻臭があり、一般家庭
などの消臭剤としては使用が困難であった。一方、腐植
土抽出エキス液も消臭作用や殺菌作用としては非常に遅
効性であり、噴霧や拭き取りに方法よる手段では十分な
効果が期待できない。洗浄除菌消臭剤の中でも、消臭効
果が広く、また、人体に対し毒性のない安全性の高い消
臭除菌剤の出現が要望されるに至っている。
キス液の消臭作用や殺菌作用は公知であるが、当方の消
臭試験では広葉樹木酢液は硫化水素系臭気に対しては消
臭効果が見られず、針葉樹系木酢液ではメルカブタンに
対する消臭効果が見られないという結果(表１)が出てお
り、また、木酢液には独特の強い燻臭があり、一般家庭
などの消臭剤としては使用が困難であった。一方、腐植
土抽出エキス液も消臭作用や殺菌作用としては非常に遅
効性であり、噴霧や拭き取りに方法よる手段では十分な
効果が期待できない。洗浄除菌消臭剤の中でも、消臭効
果が広く、また、人体に対し毒性のない安全性の高い消
臭除菌剤の出現が要望されるに至っている。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決し、噴霧
又は拭き取り方式でも、洗浄作用、除菌作用、消臭作用
等が期待できる安全性の高い洗浄除菌消臭剤組成物を提
供することを目的とする。
又は拭き取り方式でも、洗浄作用、除菌作用、消臭作用
等が期待できる安全性の高い洗浄除菌消臭剤組成物を提
供することを目的とする。
【０００６】
【表１】
【０００７】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため、
この発明の消臭組成物は、広葉樹木酢液と針葉樹木酢液
を混合稀釈し、更に、腐植土抽出エキス稀釈液を配合す
る事を特徴として、消臭効果に対する作用点の拡大及び
木酢液の無臭化を図り、噴霧又は拭き取り方法でも優れ
た効果が期待できる人体毒性のない安全性の高い洗浄除
菌消臭液として、無毒の塩化ナトリウム５％以下、１０
％以下では全く毒性のない過酸化モノ硫酸カリウム０．
２％以下、毒性の低い陽イオン界面活性剤０．０１％以
下、植物性酵素０．４％以下、以上３種の除菌作用を有
する物質のうち１種を極微量添加することにより、殺菌
効果の相乗効果を得ることを特徴とする組成物である。
この発明の消臭組成物は、広葉樹木酢液と針葉樹木酢液
を混合稀釈し、更に、腐植土抽出エキス稀釈液を配合す
る事を特徴として、消臭効果に対する作用点の拡大及び
木酢液の無臭化を図り、噴霧又は拭き取り方法でも優れ
た効果が期待できる人体毒性のない安全性の高い洗浄除
菌消臭液として、無毒の塩化ナトリウム５％以下、１０
％以下では全く毒性のない過酸化モノ硫酸カリウム０．
２％以下、毒性の低い陽イオン界面活性剤０．０１％以
下、植物性酵素０．４％以下、以上３種の除菌作用を有
する物質のうち１種を極微量添加することにより、殺菌
効果の相乗効果を得ることを特徴とする組成物である。
【０００８】
【作用】本発明の洗浄除菌消臭液組成物は悪臭や異臭を
発する雰囲気中にスプレーにて噴霧するか、あるいは悪
臭や異臭を発する個所を、本液を浸した布などで拭き取
ることにより、木酢液及び腐植土抽出エキス液の酸化、
還元、中和、吸着等の複合的な消臭作用で、雰囲気中の
悪臭等の臭気を効果的に消臭する。また、塩化ナトリウ
ム、過酸化モノ硫酸カリウム、陽イオン系界面活性剤が
個々に有する即効的な殺菌、除菌作用と木酢液及び腐植
土抽出エキス液の有する遅効的な殺菌、除菌作用の相乗
効果により、雰囲気中を洗浄に保つと共に、菌の発生に
よる臭気を防止し、臭気を根本的効率的に防止すること
ができる。
発する雰囲気中にスプレーにて噴霧するか、あるいは悪
臭や異臭を発する個所を、本液を浸した布などで拭き取
ることにより、木酢液及び腐植土抽出エキス液の酸化、
還元、中和、吸着等の複合的な消臭作用で、雰囲気中の
悪臭等の臭気を効果的に消臭する。また、塩化ナトリウ
ム、過酸化モノ硫酸カリウム、陽イオン系界面活性剤が
個々に有する即効的な殺菌、除菌作用と木酢液及び腐植
土抽出エキス液の有する遅効的な殺菌、除菌作用の相乗
効果により、雰囲気中を洗浄に保つと共に、菌の発生に
よる臭気を防止し、臭気を根本的効率的に防止すること
ができる。
【０００９】
【実験例】以下、この発明の洗浄除菌消臭液組成物を実
験例によって具体的に説明する。
験例によって具体的に説明する。
【００１０】[実験例１]腐敗した玉ねぎに前記混合木酢
液１００倍液を噴霧した場合、消臭効果は得られたが、
後に燻臭が残った。腐敗した玉ねぎに腐植土抽出エキス
１００倍液を噴霧した場合、玉ねぎの腐敗臭が若干残っ
た。前記のごとく両者を配合して稀釈率を調合した消臭
液を噴霧した場合は、木酢液の燻臭も残らず、瞬時の消
臭効果が見られたと同時に、腐敗した玉ねぎ自体が、不
快臭から甘く快いフルーツ香に変化し、更に３日目には
腐敗した玉ねぎから新たな発芽が見られた。
液１００倍液を噴霧した場合、消臭効果は得られたが、
後に燻臭が残った。腐敗した玉ねぎに腐植土抽出エキス
１００倍液を噴霧した場合、玉ねぎの腐敗臭が若干残っ
た。前記のごとく両者を配合して稀釈率を調合した消臭
液を噴霧した場合は、木酢液の燻臭も残らず、瞬時の消
臭効果が見られたと同時に、腐敗した玉ねぎ自体が、不
快臭から甘く快いフルーツ香に変化し、更に３日目には
腐敗した玉ねぎから新たな発芽が見られた。
【００１１】[実験例２]前記洗浄除菌消臭液の検知管方
式によるアンモニアガスの消臭試験結果は表２のごとく
であり、優れた消臭効果が得られたと同時に、木酢液の
燻臭も全く感じなかった。
式によるアンモニアガスの消臭試験結果は表２のごとく
であり、優れた消臭効果が得られたと同時に、木酢液の
燻臭も全く感じなかった。
【００１２】
【表２】
【００１３】[実験例３]フードスタンプ生菌培養法試験
における除菌効果試験（２分間浸潤）の結果は表３のご
とくであり、有効対象菌の範囲は各除菌作用を有する物
質の抗菌スペクトるの範囲に従うものと考えられるが、
抗菌物質の使用量を極微量に減らすことにおいても十分
な除菌効果を得ることが可能であった。
における除菌効果試験（２分間浸潤）の結果は表３のご
とくであり、有効対象菌の範囲は各除菌作用を有する物
質の抗菌スペクトるの範囲に従うものと考えられるが、
抗菌物質の使用量を極微量に減らすことにおいても十分
な除菌効果を得ることが可能であった。
【００１４】
【表３】
【００１５】
【発明の効果】以上称述したように、本発明の洗浄除菌
消臭剤組成物によれば、従来の木酢液及び腐植土抽出エ
キス液の有する複合的な消臭作用及び植物成長促進作用
を相乗効果により増強できると共に、消臭成分の臭いを
残すことなく発生した悪臭のみを効率よく消去すること
ができる。
消臭剤組成物によれば、従来の木酢液及び腐植土抽出エ
キス液の有する複合的な消臭作用及び植物成長促進作用
を相乗効果により増強できると共に、消臭成分の臭いを
残すことなく発生した悪臭のみを効率よく消去すること
ができる。
【００１６】かゝる洗浄除菌消臭液組成物における除菌
成分は、完全無害な食塩や植物性酵素、また低容量では
毒性がないことで知られている過酸化モノ硫酸カリウ
ム、及び、陽イオン界面活性剤であり、これらを極微量
の配合することにより、木酢液及び腐植土抽出エキス液
の有する本来の殺菌作用を増強させていると考えられ、
植物成長などに必要な有功菌を死滅させず、腐敗菌など
の有害菌を選択的に殺菌除菌するため、人体対する中毒
などを生ずることがない。
成分は、完全無害な食塩や植物性酵素、また低容量では
毒性がないことで知られている過酸化モノ硫酸カリウ
ム、及び、陽イオン界面活性剤であり、これらを極微量
の配合することにより、木酢液及び腐植土抽出エキス液
の有する本来の殺菌作用を増強させていると考えられ、
植物成長などに必要な有功菌を死滅させず、腐敗菌など
の有害菌を選択的に殺菌除菌するため、人体対する中毒
などを生ずることがない。
【００１７】この発明の洗浄除菌消臭液組成物は、複合
的な消臭作用と有功的な除菌能力を有し、更に人体に対
する毒性もないことから、家庭内や病院、老人ホーム、
ホテル、飲食店等に常備して、ゴミ置き場やトイレ、排
水口などにその都度使用することによって異臭のない清
浄化した雰囲気を保つことができ、その他生鮮物等の鮮
度保持剤としても使用できる。 参考文献 特公昭６２−３８０６ 特公平７−７３６５５
的な消臭作用と有功的な除菌能力を有し、更に人体に対
する毒性もないことから、家庭内や病院、老人ホーム、
ホテル、飲食店等に常備して、ゴミ置き場やトイレ、排
水口などにその都度使用することによって異臭のない清
浄化した雰囲気を保つことができ、その他生鮮物等の鮮
度保持剤としても使用できる。 参考文献 特公昭６２−３８０６ 特公平７−７３６５５
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 7/44 Ｃ１１Ｄ 7/44 17/08 17/08
Claims (3)
- 【請求項１】 広葉樹木酢液、針葉樹木酢液、腐植土抽
出エキス液から選ばれた消臭成分の１種もしくは２種以
上を１〜３００倍に稀釈配合して得られる消臭液主剤に
対し、塩化ナトリウム、過酸化モノ硫酸カリウム、陽イ
オン界面活性剤、植物性酵素から選ばれた除菌成分の１
種を０．０１〜５％の範囲で添加してなることを特徴と
する洗浄除菌消臭液の組成物。 - 【請求項２】 前記広葉樹木酢液、針葉樹木酢液、腐植
土抽出エキス液から選ばれた消臭成分は、広葉樹木酢液
１〜２００倍稀釈液、針葉樹木酢液１〜２００倍稀釈
液、腐植土抽出エキス液１〜５００倍稀釈液の組み合わ
せからなるものであることを特徴とする請求項１記載の
消臭剤組成物。 - 【請求項３】 前記除菌成分は塩化ナトリウム５％以
下、過酸化モノ硫酸カリウム１．０％以下、陽イオン界
面活性剤０．０２％、植物性酵素０．５％以下のいずれ
か１種であることを特徴とする請求項１記載の消臭剤組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202569A JPH1129423A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 洗浄除菌消臭液の組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9202569A JPH1129423A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 洗浄除菌消臭液の組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1129423A true JPH1129423A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16459680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9202569A Pending JPH1129423A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 洗浄除菌消臭液の組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1129423A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105384A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Keiji Tsuchiya | 備長炭木酢液入り洗浄組成物 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP9202569A patent/JPH1129423A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105384A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Keiji Tsuchiya | 備長炭木酢液入り洗浄組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0630182B1 (en) | A disinfecting composition | |
| KR20130010883A (ko) | 공기 소독제 및 악취 제거 제제 | |
| JP4384486B2 (ja) | 消臭剤及びそれを用いた消臭体並びに消臭方法 | |
| US9149550B2 (en) | Air and fabric freshener | |
| KR20030070487A (ko) | 세정항균탈취액의 제조방법 | |
| US10443021B2 (en) | Deodorant formulation and uses thereof | |
| KR100583061B1 (ko) | 주방용 세제 조성물 | |
| JPH0669478B2 (ja) | 消臭剤および消臭スプレー | |
| KR20030093612A (ko) | 액상 항균 소취제 조성물 | |
| JPS61206449A (ja) | 消臭剤 | |
| JP2003113010A (ja) | 抗菌消臭剤 | |
| JP2001178806A (ja) | 消臭剤組成物 | |
| JPH1129423A (ja) | 洗浄除菌消臭液の組成物 | |
| US20080003194A1 (en) | Use of gum arabic and/or modified gum arabic solutions to remove odor causing molecules | |
| JP3757679B2 (ja) | 消臭剤 | |
| JP3458808B2 (ja) | 消臭剤 | |
| JP2018158053A (ja) | 消臭、防臭剤組成物 | |
| JP2804823B2 (ja) | 消臭剤 | |
| KR20100041927A (ko) | 축사용 소취제 조성물 | |
| US20040253139A1 (en) | Environmental surface disinfectant | |
| JP2804822B2 (ja) | 消臭剤 | |
| JP2021040701A (ja) | 消臭剤組成物 | |
| JP2019115646A (ja) | 消臭剤 | |
| JP2002000711A (ja) | 消臭剤組成物 | |
| KR100789621B1 (ko) | 스팀청소기용 액체 세정제 조성물 |