JPH11294203A - 空気流量制御装置及びその製造方法 - Google Patents

空気流量制御装置及びその製造方法

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JPH11294203A
JPH11294203A JP11012336A JP1233699A JPH11294203A JP H11294203 A JPH11294203 A JP H11294203A JP 11012336 A JP11012336 A JP 11012336A JP 1233699 A JP1233699 A JP 1233699A JP H11294203 A JPH11294203 A JP H11294203A
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throttle
mold
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throttle valve
throttle body
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尾 康 弘 沼
Koichi Handa
田 浩 一 半
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    • B29L2031/7506Valves
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/107Manufacturing or mounting details
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スロットルボディ、スロットルバルブ等からな
る空気流量制御装置を樹脂材料により成形する際に、ス
ロットルバルブの外周とスロットルボディの空気通路内
周との隙間を極力小さくしつつ、スロットルバルブの回
動動作を確実なものとし、開発期間の短期化を図れるよ
うにする。 【解決手段】合成樹脂を母材とする複合材料を用いて形
成されたスロットルボディ11と、平板状の面12aを
有しかつ輪郭12bが空気通路11aに適合するように
形成されたスロットルバルブ12と、スロットルバルブ
を支持するスロットルシャフト13と、スロットルシャ
フトを回動自在に支承する軸受14とを備える空気流量
制御装置において、スロットルバルブを形成する複合材
料の平板状の面12aの広がり方向における成形収縮率
が、スロットルボディ11を形成する複合材料の空気通
路11aを横切る方向における成形収縮率よりも大き
い、ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)等の吸気通路の一部を形成して、吸入空気流量を制
御する空気流量制御装置及びその製造方法に関し、特
に、樹脂材料の射出成形により形成される空気流量制御
装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、燃費向上や軽量化等の目的から、
内燃機関(エンジン)の周辺の部品の樹脂化が検討され
ている。内燃機関の吸気通路の一部を形成する空気流量
制御装置(スロットルチャンバ)もその一環として樹脂
化が検討されている。
【0003】ところで、この空気流量制御装置を構成す
るスロットルボディ及びスロットルバルブを、合成樹脂
を母材(マトリックス)とする複合材料を用いて射出成
形した場合、成形後の収縮に伴う変形(成形歪み)を生
じる。
【0004】この成形歪みのため、現在主流となってい
るアルミ合金,亜鉛合金、真鍮等の金属材料を用いて形
成されたスロットルボディの内周(断面が円形の空気通
路)、あるいは、円形の輪郭をなすスロットルバルブの
外周とを比較すると、樹脂材料により形成されたスロッ
トルボディの内周及びスロットルバルブの外周の方が真
円度が劣る結果となる。
【0005】上記のように真円度が低下すると、スロッ
トルボディの内周とスロットルバルブの外周との間の隙
間が大きくなり、スロットルバルブを全閉の状態にした
場合において、空気の漏れ量が増大することになり、内
燃機関で使用される燃料(例えば、ガソリン)の量が空
気の流量によって制御されていることからすれば、上記
空気の漏れ量の増加は、燃費の悪化を招くことになる。
【0006】そこで、スロットルボディの内周及びスロ
ットルバルブの外周を共に真円に近づけて、両者間の隙
間を小さくするために、スロットルボディとスロットル
バルブとをそれぞれの型で射出成形してそれぞれの成形
品を製造し、それらの成形品の寸法を実測して、所望の
真円に対し歪んだ分を算出し、この算出結果に基づいて
成形型を修正し、この修正を行った成形型にて再び成形
品を製造し、再び成形品の寸法の実測、成形型の修正を
繰り返して、スロットルボディの内周及びスロットルバ
ルブの外周を所望の真円に近づけることにより、空気の
漏れ量を低減する手法が検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような手法においては、まず、スロットルボディ及びス
ロットルバルブそれぞれの設計及び成形型の作製を行う
必要があり、次に、それらの成形型で成形品を製造した
後、得られた成形品の実測、そして型の修正という工程
を経る必要がある。加えて、これらの工程を経ても、1
回で所望の真円に近い形状ができるわけではなく、これ
らの工程を数回繰り返す必要があるというのが現状であ
る。したがって、樹脂製の空気流量制御装置を開発する
際には長時間を要するという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みて成
されたものであり、その目的とするところは、樹脂製の
空気流量制御装置を短時間で開発でき、空気の漏れ量を
低減できると共に軽量で設計自由度の向上が図れる空気
流量制御装置及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
空気流量制御装置は、合成樹脂を母材とする複合材料を
用いて空気通路を画定するように形成されたスロットル
ボディと、前記複合材料を用いて平板状の面を有しかつ
輪郭が前記空気通路に適合するように形成されたスロッ
トルバルブと、前記スロットルバルブを前記スロットル
ボディの空気通路内に位置付けるように支持するスロッ
トルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロット
ルボディの空気通路を開閉するように前記スロットルボ
ディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に支承
する軸受とを備える空気流量制御装置であって、前記ス
ロットルバルブを形成する複合材料の前記平板状の面の
広がり方向における成形収縮率が、前記スロットルボデ
ィを形成する複合材料の前記空気通路を横切る方向にお
ける成形収縮率よりも大きい、構成となっている。
【0010】本発明の請求項2に係る空気流量制御装置
は、請求項1に係る空気流量制御装置において、前記ス
ロットルバルブを形成する複合材料の前記平板状の面の
広がり方向における線膨脹係数が、前記スロットルボデ
ィを形成する複合材料の前記空気通路を横切る方向にお
ける線膨脹係数よりも小さい、構成となっている。
【0011】本発明の請求項3に係る空気流量制御装置
は、請求項1または2に係る空気流量制御装置におい
て、前記スロットルバルブが、前記スロットルボディの
空気通路内に位置する領域において前記スロットルシャ
フトを被包するように形成された構成となっている。
【0012】本発明の請求項4に係る空気流量制御装置
は、請求項1または2に係る空気流量制御装置におい
て、前記スロットルシャフトは、前記スロットルボディ
の空気通路内に位置する領域において少なくとも1つの
貫通孔を有し、前記スロットルバルブは、前記貫通孔を
通じて前記スロットルシャフトに一体的に形成された構
成となっている。
【0013】本発明の請求項5に係る空気流量制御装置
は、請求項1ないし4に係る空気流量制御装置におい
て、前記スロットルバルブと前記スロットルシャフトと
が、前記複合材料により一体的に形成された構成となっ
ている。
【0014】本発明の請求項6に係る空気流量制御装置
は、請求項1ないし5に係る空気流量制御装置におい
て、前記軸受が、前記複合材料により前記スロットルバ
ルブと一体的に形成された構成となっている。
【0015】本発明の請求項7に係る空気流量制御装置
は、請求項1ないし5に係る空気流量制御装置におい
て、前記軸受が、前記複合材料により前記スロットルバ
ルブ及び前記スロットルシャフトと一体的に形成された
構成となっている。
【0016】本発明の請求項8に係る空気流量制御装置
の製造方法は、空気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
置の製造方法であって、前記成形型として、前記スロッ
トルボディの空気通路内壁面を画定すると共に、前記空
気通路の伸長方向において、相対向する各々の端面同士
が接合及び離脱するように相対的に移動可能な第1及び
第2成形型を用い、前記樹脂材料を射出して成形する工
程が、前記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面と
が接合した状態で、画定される所定の空間に樹脂材料を
射出して前記スロットルボディを成形する第1の工程
と、前記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面とが
離脱するように前記第1成形型及び第2成形型を相対的
に移動させた後、前記各々の端面と前記第1の工程によ
り成形されたスロットルボディの空気通路内壁面とで画
定される空間に樹脂材料を射出して前記スロットルバル
ブを成形する第2の工程と、を含む構成となっている。
【0017】本発明の請求項9に係る空気流量制御装置
の製造方法は、空気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
置の製造方法であって、前記成形型として、前記スロッ
トルボディの空気通路内壁面を画定すると共に、前記空
気通路の伸長方向において、相対向する各々の端面同士
が接合及び離脱するように相対的に移動可能であり、か
つ、前記各々の端面が接合した状態で前記スロットルシ
ャフトを挟み込むような凹部を有する第1及び第2成形
型を用い、前記樹脂材料を射出して成形する工程が、前
記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接合し
て前記凹部内に前記スロットルシャフトを挟み込んだ状
態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出して前記
スロットルボディを成形する第1の工程と、前記第1成
形型の端面、前記第2成形型の端面及び前記スロットル
シャフトが相互に離脱するように前記第1成形型及び第
2成形型を相対的に移動させた後、前記スロットルシャ
フトのうち前記各々の端面に囲まれる領域の部分が前記
樹脂材料により被包されるように、前記各々の端面と前
記第1の工程により成形されたスロットルボディの空気
通路内壁面とで画定される空間に樹脂材料を射出して前
記スロットルバルブを成形する第2の工程と、を含む構
成となっている。
【0018】本発明の請求項10に係る空気流量制御装
置の製造方法は、空気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
置の製造方法であって、前記成形型として、前記スロッ
トルボディの空気通路内壁面を画定すると共に、前記空
気通路の伸長方向において、相対向する各々の端面同士
が接合及び離脱するように相対的に移動可能であり、か
つ、前記各々の端面が接合した状態で前記スロットルシ
ャフトを挟み込むような凹部を有する第1及び第2成形
型を用い、前記樹脂材料を射出して成形する工程が、前
記第1の成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接合
して前記凹部内に前記スロットルシャフトを挟み込んだ
状態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出して前
記スロットルボディを成形する第1の工程と、前記第2
成形型と前記スロットルシャフトが離脱するように第2
成形型を移動させた後、前記第1、第2成形型の端面お
よび前記第1の工程により成形されたスロットルボディ
の空気通路内壁面とで画定される空間に樹脂材料を射出
して前記スロットルバルブを成形する第2の工程と、を
含む構成となっている。
【0019】本発明の請求項11に係る空気流量制御装
置の製造方法は、請求項9または10に係る空気流量制
御装置の製造方法において、前記スロットルシャフトを
予め前記軸受により支承した状態で前記第2の工程を行
う、構成となっている。
【0020】本発明の請求項12に係る空気流量制御装
置の製造方法は、空気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
置の製造方法であって、前記成形型として、前記スロッ
トルボディの空気通路内壁面を画定すると共に、前記空
気通路の伸長方向において、相対向する各々の端面同士
が接合及び離脱するように相対的に移動可能であり、か
つ、前記各々の端面が接合した状態で前記スロットルシ
ャフトを挟み込むような凹部を有する第1及び第2成形
型と、前記スロットルシャフトを支承すると共に前記軸
受を配置する領域を画定しかつ前記スロットルシャフト
の軸線方向において進退可能な第3成形型とを用い、前
記樹脂材料を射出して成形する工程が、前記第1成形型
の端面と前記第2成形型の端面とが接合して前記凹部内
に前記スロットルシャフトを挟み込み、かつ、前記第3
成形型が前記軸受を配置する領域内に位置付けられた状
態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出して前記
スロットルボディを成形する第1の工程と、前記第1成
形型の端面、前記第2成形型の端面及び前記スロットル
シャフトが相互に離脱するように前記第1成形型及び第
2成形型を相対的に移動させ、かつ、前記軸受を配置す
る領域内から外れるように前記第3成形型を後退させた
後、前記各々の端面と前記第1の工程により成形された
スロットルボディの空気通路内壁面及び軸受を配置する
領域とで画定される空間に樹脂材料を射出して、前記ス
ロットルシャフトを被包するように前記スロットルバル
ブ及び軸受を一体的に成形する第2の工程と、を含む構
成となっている。
【0021】本発明の請求項13に係る空気流量制御装
置の製造方法は、空気通路を形成するスロットルボディ
と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
置の製造方法であって、前記成形型として、前記スロッ
トルボディの空気通路内壁面を画定すると共に、前記空
気通路の伸長方向において、相対向する各々の端面同士
が接合及び離脱するように相対的に移動可能であり、か
つ、前記各々の端面が接合した状態で前記スロットルシ
ャフトを画定する凹部を有する第1及び第2成形型と、
前記凹部内及び前記軸受を配置する領域内に位置付けら
れかつ前記スロットルシャフトの軸線方向に移動可能な
第4成形型とを用い、前記樹脂材料を射出して成形する
工程が、前記第1の成形型の端面と前記第2成形型の端
面とが接合し、かつ、前記凹部内及び前記軸受を配置す
る領域内に前記第4成形型が位置付けられた状態で、画
定される所定の空間に樹脂材料を射出して前記スロット
ルボディを成形する第1の工程と、前記第1成形型の端
面と前記第2成形型の端面とが離脱するように前記第1
成形型及び第2成形型を相対的に移動させ、かつ、前記
凹部内及び前記軸受を配置する領域内から外れるように
前記第4成形型を移動させた後、前記各々の端面と前記
第1の工程により成形されたスロットルボディの空気通
路内壁面及び軸受を配置する領域とで画定される空間に
樹脂材料を射出して、前記スロットルバルブ、スロット
ルシャフト、及び軸受を一体的に成形する第2の工程
と、を含む構成となっている。
【0022】本発明の請求項14に係る空気流量制御装
置の製造方法は、請求項8ないし13に係る空気流量制
御装置の製造方法において、前記第1の工程において、
前記スロットルボディの空気通路が成形される空間の周
方向全域から前記樹脂材料を射出するフィルムゲートを
採用し、前記第2の工程において、前記スロットルバル
ブが成形される空間の略中央部から前記樹脂材料を射出
する1点ゲートを採用する、構成となっている。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る空気流量制御装
置によれば、スロットルボディに形成された空気通路す
なわちスロットルボディの内周に対してスロットルバル
ブの外周が適合するように、両者間の隙間が極力小さく
なるように型成形された後においても、スロットルバル
ブの面方向(直径方向)における成形収縮率がスロット
ルボディの空気通路を横切る方向(通路断面の直径方
向)における成形収縮率よりも大きいことから、スロッ
トルバルブの外周がスロットルボディの内周に食い込ん
であるいはしまり嵌め状態に係合して、スロットルバル
ブが作動不可能となるようなことはなく、常に適度な隙
間が保たれて、スロットルバルブの回動動作を確実なも
のとし、機能上の信頼性を確保できると共に、装置の軽
量化を達成することができる。
【0024】本発明の請求項2に係る空気流量制御装置
によれば、空気流量制御装置が置かれる環境で受ける外
部からの熱等により、樹脂製のスロットルバルブ及びス
ロットルボディが熱膨張する場合であっても、スロトッ
トルバルブの面方向(直径方向)における線膨張係数が
スロットルボディの空気通路を横切る方向(通路断面の
直径方向)における線膨張係数よりも小さいことから、
スロットルバルブの外周がスロットルボディの内周に食
い込んであるいはしまり嵌め状態に係合して、スロット
ルバルブが作動不可能となるようなことはなく、常に適
度な隙間が保たれて、スロットルバルブの回動動作を確
実なものとし、機能上の信頼性を確保できると共に、装
置の軽量化を達成することができる。
【0025】本発明の請求項3に係る空気流量制御装置
によれば、樹脂材料により成形されたスロットルバルブ
は、スロットルシャフトの外周を被包するため、両者の
結合をより強固にすることができる。
【0026】本発明の請求項4に係る空気空気流量制御
装置によれば、樹脂材料により成形されたスロットルバ
ルブは、スロットルシャフトの貫通孔を通じて一体化し
ているため、スロットルバルブの板厚がスロットルシャ
フトの径より細くなり、より小型の空気流量制御装置と
することができる。
【0027】本発明の請求項5に係る空気流量制御装置
によれば、スロットルバルブとスロットルシャフトとを
別体として形成するものに比べて、両者の組み付け工数
を省くことができ、製造工程の簡略化、部品点数の削減
等を達成することができる。
【0028】本発明の請求項6及び7に係る空気流量制
御装置によれば、別体の軸受を採用するものに比べて、
軸受を組み付ける工数を省くことができ、製造工程の簡
略化、部品点数の削減等を達成することができる。
【0029】本発明の請求項8に係る空気流量制御装置
の製造方法によれば、スロットルバルブを成形する際、
スロットルボディの内周(空気通路内壁面)を成形型の
一部として用いるため、スロットルバルブの外周にスロ
ットルボディの内周の形状が転写される。このため、ス
ロットルバルブの外周、スロットルボディの内周とも、
必ずしも厳密な真円にする必要がなくなり、かつ、両者
間の隙間を極力小さく設定できるため、スロットルバル
ブ全閉時の空気の漏れ量を少なくすることが可能にな
る。加えて、スロットルボディの型の修正が不要となる
だけでなく、別体として作製していたスロットルバルブ
用の型までも不要になる。
【0030】これにより、スロットルバルブ全閉時にお
ける燃費の向上、製造時間の短縮,スロットルバルブ用
の別体の成形型が不要となること等による製造コストの
低減等を達成することができる。
【0031】本発明の請求項9に係る空気流量制御装置
の製造方法によれば、上記請求項8に係る効果に併せ
て、スロットルシャフトを成形型内に配置し、このスロ
ットルシャフトを被包するように樹脂材料を射出してス
ロットルバルブを成形するため、別個の取り付け部品等
を用いることなく、スロットルバルブをスロットルシャ
フトに対して強固に結合させることができる。
【0032】これにより、スロットルシャフトの組み付
け工数を省くことができ、製造工程の簡略化を達成する
ことができる。
【0033】本発明の請求項10に係る空気流量制御装
置の製造方法によれば、上記請求項8に係る効果に併せ
て、成形時に第2成形型をわずかに移動させるたけでス
ロットルバルブ用成形空間を形成できるため、よりサイ
クルタイムの短い生産が可能になる。
【0034】本発明の請求項11に係る空気流量制御装
置の製造方法によれば、上記請求項8及び9に係る効果
に併せて、軸受が予めスロットルシャフトに取り付けら
れた状態でスロットルバルブの射出成形が行われるた
め、射出成形時におけるスロットルボディとスロットル
バルブとのアラインメントがそのまま維持され、後工程
で軸受を取り付ける場合に比べて、スロットルボディの
内周とスロットルバルブの外周とのアラインメントを高
精度にすることができる。
【0035】本発明の請求項12に係る空気流量制御装
置の製造方法によれば、請求項8に係る効果に併せて、
予め成形型内に配置されたスロットルシャフトを被包す
るように、樹脂材料を射出成形してスロットルバルブ及
び軸受が一体的に成形されるため、スロットルバルブ,
軸受,及びスロットルシャフトが強固に結合した一体も
のとして形成される。
【0036】これにより、スロットルシャフト及び軸受
の組み付け工数を省くことができ、製造工程の簡略化等
を達成することができると共に、射出成形時に一体成形
される軸受を介することで、スロットルボディの内周と
スロットルバルブの外周とのアラインメントを高精度に
することができる。
【0037】本発明の請求項13に係る空気流量制御装
置の製造方法によれば、請求項8に係る効果に併せて、
スロットルバルブ、スロットルシャフト、及び軸受が樹
脂材料の射出成形により一体的に成形されるため、各々
の部品相互間の組み付け工数を省くことができ、製造工
程の簡略化等を達成することができる。
【0038】本発明の請求項14に係る空気流量制御装
置の製造方法によれば、スロットルボディを成形する際
に、内周全域から樹脂材料を射出して成形することで、
成形歪みの偏りを少なくすることができ、成形されたス
ロットルボディの内周を真円に近づけることができる。
また、スロットルバルブを成形する際に、略中央部から
樹脂材料を射出して成形することで、同様に成形歪みの
偏りを少なくすることができ、成形されたスロットルバ
ルブの外周を真円に近づけることができる。
【0039】これにより、スロットルボディの内周とス
ロットルバルブの外周との間の隙間を極力小さくするこ
とができ、スロットルバルブ全閉時の燃費向上等を達成
することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0041】図1及び図2は、本発明に係る空気流量制
御装置の概略構成を表わす正面図及び側面図である。こ
の空気流量制御装置10は、図1及び図2に示すよう
に、合成樹脂を母材とする複合材料を用いて空気通路1
1aを画定するように形成されたスロットルボディ11
と、同様に複合材料を用いて平板状の面12aを有しか
つ輪郭12bが空気通路11aに適合するように形成さ
れたスロットルバルブ12と、スロットルバルブ12を
スロットルボディ11の空気通路11a内に位置付ける
ように支持するスロットルシャフト13と、スロットル
バルブ12がスロットルボディ11の空気通路11aを
開閉するようにスロットルボディ11に対してスロット
ルシャフト13を回動自在に支承する軸受14等を備え
ている。
【0042】ここで、スロットルボディ11及びスロッ
トルバルブ12の成形に用いる複合材料の母材(マトリ
ックス)としては、例えば、ポリエチレン,ポリプロピ
レン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテフタレ
ート,ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系
樹脂、ポリアミド6,ポリアミド66,芳香族ポリアミ
ド等のポリアミド系樹脂、ABS、ポリカーボネート,
ポリアセタール等の汎用樹脂、ポリフェニレンサルファ
イド,ポリエーテルサルホン,ポリエーテルエーテルケ
トン,ポリエーテルニトリル,ポリエーテルイミド等の
スーパーエンジニアリングプラスチック、フェノール樹
脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化
性樹脂、シリコーン樹脂、テフロン樹脂等の合成樹脂を
採用することができる。
【0043】また、スロットルボディ11及びスロット
ルバルブ12の成形に用いる複合材料に含まれる繊維材
料及び充填材料については、ガラス繊維,炭素繊維,セ
ラミックス繊維,セルロース繊維,ビニロン繊維,黄銅
繊維,アラミド繊維等の繊維類、炭酸カルシウム、酸化
亜鉛、酸化チタン、アルミナ、シリカ、水酸化マグネシ
ウム、タルク、珪酸カルシウム、マイカ、ガラス、炭
素、黒鉛、熱硬化性樹脂粉末、カシューダスト等が有効
であり、場合によっては難燃剤、紫外線防止剤、酸化防
止剤、滑剤等を適宜配合してもよい。
【0044】ところで、スロットルバルブ12を形成す
る複合材料とスロットルボディ11を形成する複合材料
との成形収縮率については、スロットルバルブ12の平
板状の面12aの広がり方向(直線方向)における成形
収縮率が、スロットルボディ11の空気通路11aを横
切る方向(通路断面の直径方向)における成形収縮率よ
りも大きいものとなっている。
【0045】このように構成することで、成形後にスロ
ットルバルブ12及びスロットルボディ11の収縮変形
が生じても、スロットルバルブ12の外周12bとスロ
ットルボディ11の内周(空気通路11aの内壁面)と
の干渉を防止でき、スロットルバルブ12をスロットル
ボディ11の空気通路11a内で開閉可能に回動させる
ことができる。
【0046】上記複合材料の成形収縮率については、繊
維や充填材を添加することによって変化させることがで
きるため、様々な組み合わせを採用することができる。
一例としては、スロットルボディ11を形成する複合材
料として、ポリエーテルエーテルケトン、スロットルバ
ルブ12を形成する材料として、テフロン樹脂とする組
み合わせ、あるいは、スロットルボディ11を形成する
複合材料として、ガラス繊維と炭酸カルシウム充填剤で
強化したポリフェニレンサルファイド、スロットルバル
ブ12を形成する材料として、ABS樹脂とする組み合
わせ等が挙げられる。
【0047】また、スロットルバルブ12を形成する複
合材料とスロットルボディ11を形成する複合材料との
線膨張係数については、スロットルバルブ12の平板状
の面12aの広がり方向(直線方向)における線膨張係
数が、スロットルボディ11の空気通路11aを横切る
方向(通路断面の直径方向)における線膨張係数よりも
小さいものとなっている。
【0048】このように構成することで、雰囲気の熱の
影響等により、スロットルバルブ12及びスロットルボ
ディ11に熱変形が生じても、スロットルバルブ12の
外周12bとスロットルボディ11の内周(空気通路1
1aの内壁面)との干渉を防止でき、スロットルバルブ
12をスロットルボディ11の空気通路11a内で開閉
可能に回動させることができる。
【0049】上記のような線膨張係数とするための複合
材料として、例えば、スロットルボディ11を形成する
複合材料としてポリエーテルイミド、スロットルバルブ
12を形成する材料としてポリアミド6等を採用するこ
とができる。
【0050】次に、本発明に係る空気流量制御装置の製
造方法の第1の実施例について説明する。図3及び図4
は、本発明における成形型(金型)の構造を示す断面図
である。図3に示すように、この金型は、スロットルボ
ディ11を成形するためのキャビティV1を形成するべ
く、上型20,21と、下型30,31と、側面型4
0,41とを備えている。
【0051】そして、上記上型20と下型30とは、ス
ロットルボディ11の空気通路11a内壁面を画定する
と共に、空気通路11aの伸長方向において相対向する
各々の端面20a,40a同士が接合及び離脱するよう
に相対的に移動可能な第1成形型及び第2成形型を形成
している。また、側面型40,41の一部は、軸受14
を取り付けるための軸受ボス部11d、スロットルボデ
ィ11を他の吸気通路部品に取り付けるためのフランジ
部11b等を成形する際のキャビティを形成しており、
上型20には、その外周面上に開口する第1樹脂注入口
20bと、その端面20a領域略中央部にて開口する第
2樹脂注入口20cとが設けられている。
【0052】上記の構成からなる金型を用いて射出成形
を行う場合、先ず、図3に示すように、側面型40,4
1の一部に金属製の軸受14を取り付け、上型20の端
面20aと下型30の端面30aとを接合させた状態
で、画定される所定の空間すなわちキャビティV1内に
向けて、第1樹脂注入口20bから樹脂材料を射出し
て、スロットルボディ11を成形する(第1の工程)。
【0053】次に、図4に示すように、上型20の端面
20aと下型30の端面30aとが離脱するように、上
型20及び下型30を相対的に移動、ここでは下型40
を下方(矢印L)にスライドさせる。そして、各々の端
面20a,30aと上記第1の工程により成形されたス
ロットルボディ11の空気通路11a内壁面とで画定さ
れる空間、すなわち、スロットルバルブ12を成形する
ためのキャビティV2内に向けて、第2樹脂注入口20
cから樹脂材料を射出してスロットルバルブ12を成形
する(第2の工程)。
【0054】このように、一つの型で2回のショットを
行うことにより、スロットルボディ11とスロットルバ
ルブ12を製造することができる。
【0055】その後、例えば金属製のスロットルシャフ
ト13をスロットルボディ11に固定された軸受14に
通して、スロットルバルブ12をスロットルシャフト1
3に固定し、空気流量制御装置とする。
【0056】ここで成形されたスロットルバルブ12の
外周12bは、必ずしも真円に近いものではない可能性
があるが、第1の工程により成形されたスロットルボデ
ィ11の空気通路11a内壁面の形状をトレースしたも
のとなっているため、スロットルボディ11の内周とス
ロットルバルブ12の外周12bの間の隙間が極力小さ
くなり、全閉時における空気の漏れ量を少なくすること
ができる。このような手法を用いることによって、スロ
ットルボディ用成形型の修正が不要となる。
【0057】また、別体として作製していたスロットル
バルブ用成形型までも不要になるため、従来行っていた
一連のスロットルバルブ用成形型の設計,作製,及び成
形後の型修正は全て不要になる。
【0058】次に、本発明に係る空気流量制御装置の製
造方法の第2の実施例について説明する。図5及び図6
は、本発明における成形型(金型)の構造を示す断面図
である。図5に示すように、この金型は、スロットルボ
ディ11を成形するためのキャビティV1を形成するべ
く、上型50,51と、下型60,61と、側面型7
0,71とを備えている。
【0059】そして、上記上型50と下型60とは、ス
ロットルボディ11の空気通路11a内壁面を画定する
と共に、空気通路11aの伸長方向において相対向する
各々の端面50a,60a同士が接合及び離脱するよう
に相対的に移動可能であり、かつ、各々の端面50a,
60aが接合した状態でスロットルシャフト13を挟み
込むような凹部50d,60dを有する第1成形型及び
第2成形型を形成している。
【0060】また、側面型70,71の一部は、軸受1
4を取り付けるための軸受ボス部11d、スロットルボ
ディ11を他の吸気通路部品に取り付けるためのフラン
ジ部11b等を成形する際のキャビティを形成してお
り、上型50には、その外周面上に開口する第1樹脂注
入口50bと、その端面50aに形成された凹部50d
の略中央部にて開口する第2樹脂注入口50cとが設け
られている。
【0061】上記の構成からなる金型を用いて射出成形
を行う場合、先ず、図5に示すように、軸受14を取り
付けたスロットルシャフト13(図7参照)を凹部50
d,60d間に挟み込むようにして、上型50の端面5
0aと下型60の端面60aとを接合させた状態で、画
定される所定の空間すなわちキャビティV1内に向け
て、第1樹脂注入口50bから樹脂材料を射出して、ス
ロットルボディ11を成形する(第1の工程)。
【0062】次に、図6に示すように、上型50の端面
50a、下型60の端面60a及びスロットルシャフト
13が相互に離脱するように、上型50及び下型60を
相対的に移動、ここでは上型50以外の金型を下方(矢
印L)へスライドさせ、かつ、下型60をさらに下方へ
スライドさせる。そして、各々の端面50a,60aと
上記第1の工程により成形されたスロットルボディ11
の空気通路11a内壁面とで画定される空間、すなわ
ち、スロットルバルブ12を成形するためのキャビティ
2内に向けて、スロットルシャフト13のうち各々の
端面50a,60aに囲まれる領域の部分が樹脂材料に
より被包されるように、第2樹脂注入口50cから樹脂
材料を射出してスロットルバルブ12を成形する(第2
の工程)。
【0063】このように、一つの型で2回のショットを
行うことにより、スロットルシャフト13と一体的に結
合したスロットルバルブ12がスロットルボディ11に
対して組み付けられた空気流量制御装置を製造すること
ができる。
【0064】ここで成形されたスロットルバルブ12の
外周12bは、前述同様に、第1の工程により成形され
たスロットルボディ11の空気通路11a内壁面の形状
をトレースしたものとなっているため、全閉時における
空気の漏れ量を少なくすることができる。
【0065】また、このような手法を用いることによっ
て、スロットルボディ用成形型の修正が不要となり、さ
らに、別体として作製していたスロットルバルブ用成形
型までも不要になるため、従来行っていた一連のスロッ
トルバルブ用成形型の設計,作製,及び成形後の型修正
は全て不要になる。
【0066】また、スロットルバルブ12に対してスロ
ットルシャフト13を組み付ける工程を省くことができ
る。
【0067】次に、本発明に係る空気流量制御装置の製
造方法の第3の実施例について説明する。図8及び図9
は、本発明における成形型(金型)の構造を示す断面図
である。図8に示すように、この金型は、スロットルボ
ディ11を成形するためのキャビティV1を形成するべ
く、上型50,51と、下型60,61と、側面型7
0,71とを備えている。
【0068】そして、上記上型50と下型60は、スロ
ットルボディ11の空気通路11a内壁面を画定すると
共に、下型60は空気通路11aの伸長方向において相
対する各々の端面50a,60aが接合及び離脱するよ
うに移動可能であり、かつ、各々の端面50a,60a
が接合した状態でスロットルシャフト13を挟み込むよ
うな凹部50d,60dを有する第1成形型及び第2成
形型を形成している。
【0069】また、側面型70,71の一部は、軸受1
4を取り付けるための軸受ボス部11d、スロットルボ
ディ11を他の吸気通路部品に取り付けるためのフラン
ジ部11b等を成形する際のキャビティを形成してお
り、上型50には、その外周面上に開口する第1樹脂注
入口50bと、その端面50aに形成された凹部50d
の略中央部にて開口する第2樹脂注入口50cとが設け
られている。
【0070】上記の構成からなる金型を用いて射出成形
を行う場合、先ず、図8に示すように、軸受14を取り
付けたスロットルシャフト13(図7参照)を凹部50
d,60d間に挟み込むようにして、上型50の端面5
0aと下型60の端面60aとを接合させた状態で、画
定される所定の空間すなわちキャビティV1内に向け
て、第1樹脂注入口50bから樹脂材料を射出して、ス
ロットルボディ11を成形する(第1の工程)。
【0071】次に、図9に示すように、上型50の端面
50a、下型60の端面60a及びスロットルシャフト
13が相互に離脱するように、下型60を下方(矢印
L)へスライドさせる。そして、各々の端面50a,6
0aと上記第1の工程により成形されたスロットルボデ
ィ11の空気通路11a内壁面とで画定される空間、す
なわち、スロットルバルブ12を成形するためのキャビ
ティV2内に第2樹脂注入口50cから樹脂材料を射出
してスロットルシャフト13の貫通孔13aを通してス
ロットルシャフト13と一体化させたスロットルバルブ
12を成形する(第2の工程)。
【0072】このように、一つの型で2回のショットを
行うことにより、スロットルシャフト13と一体的に結
合したスロットルバルブ12がスロットルボディ11に
対して組み付けられた空気流量制御装置を製造すること
ができる。
【0073】ここで成形されたスロットルバルブ12の
外周12bは、前述同様に、第1の工程により成形され
たスロットルボディ11の空気通路11a内壁面の形状
をトレースしたものとなっているため、全閉時における
空気の漏れ量を少なくすることができる。
【0074】また、このような手法を用いることによっ
て、スロットルボディ用成形型の修正が不要となり、さ
らに、別体として作製していたスロットルバルブ用成形
型までも不要になるため、従来行っていた一連のスロッ
トルバルブ用成形型の設計,作製,及び成形後の型修正
は全て不要になる。
【0075】さらにまた、スロットルバルブ12に対し
てスロットルシャフト13を組み付ける工程を省くこと
ができる。
【0076】さらにまた、成形時にスライドさせる型が
ひとつだけであるため、かつまたその移動量がわずかで
あるため、サイクルタイムのより短い生産が可能にな
る。
【0077】次に、本発明に係る空気流量制御装置の製
造方法の第4の実施例について説明する。図10及び図
11は、本発明における成形型(金型)の構造を示す断
面図である。図10に示すように、この金型は、スロッ
トルボディ11を成形するためのキャビティV1を形成
するべく、上型80,81と、下型90,91と、側面
型100,101と、側面に位置付けられた軸受型11
0,111とを備えている。
【0078】そして、上記上型80と下型90とは、ス
ロットルボディ11の空気通路11a内壁面を画定する
と共に、空気通路11aの伸長方向において相対抗する
各々の端面80a,90a同士が接合及び離脱するよう
に相対的に移動可能であり、かつ、各々の端面80a,
90aが接合した状態でスロットルシャフト13を挟み
込むような凹部80d,90dを有する第1成形型及び
第2成形型を形成している。
【0079】また、上記軸受型110,111は、スロ
ットルシャフト13を支承すると共に軸受を配置する領
域を画定しかつスロットルシャフト13の軸線方向(矢
印H)において進退可能な第3成形型を形成している。
【0080】さらに、側面型100,101の一部は、
軸受14を位置付けるための軸受ボス部11d、スロッ
トルボディ11を他の吸気通路部品に取り付けるための
フランジ部11b等を成形する際のキャビティを形成し
ており、上型80には、その外周面上に開口する第1樹
脂注入口80bと、その端面80aに形成された凹部8
0dの略中央部にて開口する第2樹脂注入口80cとが
設けられている。
【0081】上記の構成からなる金型を用いて射出成形
を行う場合、先ず、図10に示すように、スロットルシ
ャフト13を凹部80d,90d間に挟み込むようにし
て、上型80の端面80aと下型90の端面90aとを
接合させ、かつ、スロットルシャフト13の両端側に軸
受型110,111を外嵌させて、この軸受型110,
111を軸受が配置(成形)されることになる領域に前
進させて位置付けた状態で、画定される所定の空間すな
わちキャビティV1内に向けて、第1樹脂注入口80b
から樹脂材料を射出して、スロットルボディ11を成形
する(第1の工程)。
【0082】次に、図11に示すように、上型80の端
面80a、下型90の端面90a及びスロットルシャフ
ト13が相互に離脱するように、上型80及び下型90
を相対的に移動、ここでは下型80以外の金型を下方
(矢印L)へスライドさせ、下型90をさらに下方へス
ライドさせ、かつ、軸受を成形する領域から外れるよう
に両外側に向けて軸受型110,111を後退させる。
そして、各々の端面80a,90aと上記第1の工程に
より成形されたスロットルボディ11の空気通路11a
内壁面及び軸受を成形する領域とで画定される空間、す
なわち、スロットルバルブ12と軸受とを成形するため
のキャビティV2内に向けて、スロットルシャフト13
を被包するように、第2樹脂注入口80cから樹脂材料
を射出してスロットルバルブ12及び軸受を一体的に同
時に成形する(第2の工程)。
【0083】このように、一つの型で2回のショットを
行うことにより、スロットルシャフト13と一体的に結
合するように、スロットルバルブ12及び軸受が一体的
に成形された空気流量制御装置を製造することができ
る。
【0084】ここで成形されたスロットルバルブ12の
外周12bは、前述同様に、第1の工程により成形され
たスロットルボディ11の空気通路11a内壁面の形状
をトレースしたものとなっているため、全閉時における
空気の漏れ量を少なくすることができる。
【0085】また、このような手法を用いることによっ
て、スロットルボディ用成形型の修正が不要となり、さ
らに、別体として作製していたスロットルバルブ用成形
型までも不要になるため、従来行っていた一連のスロッ
トルバルブ用成形型の設計,作製,及び成形後の型修正
は全て不要になる。
【0086】また、スロットルバルブ12に対してスロ
ットルシャフト13を組み付ける工程を省くことができ
ると共に、別体としての軸受が不要となり、部品点数の
削減、部品管理コストの低減等に寄与することになる。
【0087】次に、本発明に係る空気流量制御装置の製
造方法の第5の実施例について説明する。図12及び図
13は、本発明における成形型(金型)の構造を示す断
面図である。図12に示すように、この金型は、スロッ
トルボディ11を成形するためのキャビティV1を形成
するべく、上型120,121と、下型130,131
と、側面型140,141と、側面に位置付けられたシ
ャフト型150,151とを備えている。
【0088】そして、上記上型120と下型130と
は、スロットルボディ11の空気通路11a内壁面を画
定すると共に、空気通路11の伸長方向において相対向
する各々の端面120a,130a同士が接合及び離脱
するように相対的に移動可能であり、かつ、各々の端面
120a,130aが接合した状態でスロットルシャフ
トを画定する凹部120d,130dを有する第1成形
型及び第2成形型を形成している。
【0089】また、シャフト型150,151は、上記
凹部120d,130d内及び軸受を配置する領域内に
位置付けられかつスロットルシャフトの軸線方向に移動
可能な第4成形型を形成している。
【0090】さらに、側面型140,141の一部は、
軸受を位置付けるための軸受ボス部11d、スロットル
ボディ11を他の吸気通路部品に取り付けるためのフラ
ンジ部11b等を成形する際のキャビティを形成してお
り、上型120には、その外周面上に開口する第1樹脂
注入口120bと、その端面120aに形成された凹部
120dの略中央部にて開口する第2樹脂注入口120
cとが設けられている。
【0091】上記の構成からなる金型を用いて射出成形
を行う場合、先ず、図12に示すように、シャフト型1
50,151を凹部120d,130d間に挟み込むよ
うに、すなわち、凹部120d,130d内及び軸受を
配置する領域内にシャフト型150,151を位置付
け、上型120の端面120aと下型130の端面13
0aとを接合させた状態で、画定される所定の空間すな
わちキャビティV1内に向けて、第1樹脂注入口120
bから樹脂材料を射出して、スロットルボディ11を成
形する(第1の工程)。
【0092】次に、図13に示すように、上型120の
端面120a、下型130の端面130が相互に離脱す
るように、上型120及び下型130を相対的に移動、
ここでは、下型120以外の金型を下方(矢印L)へス
ライドさせ、かつ、下型130をさらに下方へスライド
させる。さらに、凹部120d、130d領域内及び軸
受を配置する領域内から外れるように両外側に向けてシ
ャフト型150,151を後退させる。
【0093】そして、各々の端面120a,130aと
上記第1の工程により成形されたスロットルボディ11
の空気通路11a内壁面及び軸受を配置する領域とで画
定される空間、すなわち、スロットルバルブ12,スロ
ットルシャフト,及び軸受を成形するためのキャビティ
2内に向けて、第2樹脂注入口120cから樹脂材料
を射出してスロットルバルブ12,スロットルシャフ
ト,及び軸受を一体的に成形する(第2の工程)。ここ
では、成形されたスロットルシャフトの両端部が軸受を
も兼ねる構成となっている。
【0094】このように、一つの型で2回のショットを
行うことにより、スロットルボディと、一体的に成形さ
れたスロットルシャフト,軸受,及びスロットルバルブ
とを有する空気流量制御装置を製造することができる。
【0095】ここで成形されたスロットルバルブ12の
外周12bは、前述同様に、第1の工程により成形され
たスロットルボディ11の空気通路11a内壁面の形状
をトレースしたものとなっているため、全閉時における
空気の漏れ量を少なくすることができる。
【0096】また、このような手法を用いることによっ
て、スロットルボディ用成形型の修正が不要となり、さ
らに、別体として作製していたスロットルバルブ用成形
型までも不要になるため、従来行っていた一連のスロッ
トルバルブ用成形型の設計,作製,及び成形後の型修正
は全て不要になる。
【0097】また、スロットルバルブに対してスロット
ルシャフト及び軸受を組み付ける工程を省くことがで
き、製造工程の簡略化、部品点数の削減、部品管理コス
トの低減等に寄与することになる。
【0098】以上述べた実施例の第1の工程で適用され
る上型20,50,80,120については、図14に
示すような上型160、すなわち、スロットルボディ1
1の空気通路11aが成形されるキャビティV1内に樹
脂材料を射出する第1樹脂注入口として、キャビティV
1の周方向全域から樹脂材料を射出するフィルムゲート
を採用することができる。
【0099】この場合、成形されたスロットルボディに
おいては成形歪みの偏りが少なくなり、空気通路11a
を真円に近づけることができる。
【0100】また、第2樹脂注入口160cとしては、
スロットルバルブ12が成形される空間(キャビティV
2)の略中央部から樹脂材料を射出する1点ゲートを採
用することで、成形されたスロットルバルブにおける成
形歪みの偏りが少なくなり、スロットルバルブの外周を
同様に真円に近づけることができる。
【0101】また、上述実施例におけるスロットルシャ
フト13としては、図15ないし図17に示すように、
少なくとも1つの貫通孔13a,13bを設けたものを
採用すれば、射出された樹脂材料がこれらの貫通孔13
a,13b内に浸入して固まり、スロットルバルブ12
とスロットルバルブ13とをお互いに強固に結合させる
ことができる。
【0102】次に、成形されたスロットルバルブ及びス
ロットルボディの構成において、以下に示す表1ないし
表3の実施例1ないし8ならびに比較例1および2の仕
様に係るスロットルバルブの作動状況を評価した結果に
つき説明する。
【0103】実施例1ないし8ならびに比較例1および
2における樹脂材料としては、ポリエーテルサルホン、
ポリエーテルエーテルケトン、熱可塑性ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ポリアミド6、ポリアミド66、A
BS、ポリプロピレンの中から選ばれた合成樹脂をマト
リックスとする複合材料を用いて、スロットルボディ及
びスロットルバルブを作製し、スロットルバルブの開き
不良、スロットルバルブの熱膨張によるスロットルボデ
ィとの干渉の発生の有無を調査した。
【0104】ここで、マトリックスとして用いた合成樹
脂のメーカーおよび商品名・グレードは、以下の通りで
ある。
【0105】ポリエーテルサルホン[PES](三井東
圧化学(株)製,商品名「ビクトレックスPES360
0G」)、ポリエーテルエーテルケトン[PEEK]
(三井東圧化学(株)製,商品名「ビクトレックスPE
EK450G」)、熱可塑性ポリイミド[TPI](三
井東圧化学(株)製,商品名「オーラム500P
L])、ポリエーテルイミド[PEI](米国GE
(株)製,商品名「ウルテム1000」)、ポリアミド
6[PA6](東レ(株)製,商品名「アミランCM1
017」)、ポリアミド66[PA66](旭化成
(株)製,商品名「レオナ1402S」)、[ABS]
(鐘淵化学工業(株)製,商品名「MUH E730
1」)、ポリプロピレン[PP](出光石油化学(株)
製、商品名「ポリプロJ700G」)。
【0106】また、スロットルバルブとスロットルボデ
ィの線膨張係数の差を明らかにするため、形成する複合
材料にはガラスビーズ(東芝バロティーニ(株)製),
商品名「ライナイト500」)を配合した。このガラス
ビーズの配合比については、スロットルバルブとスロッ
トルボディとの組み合わせに応じて適宜設定を行った。
【0107】また、スロットルバルブの開き不良につい
ては、スロットルバルブ及びスロットルボディを一体化
し、リターンスプリング、アクセルドラム等を取り付け
た空気流量制御装置とした後、スロットルバルブの開き
始めのトルクの測定により評価を行った。
【0108】さらに、スロットルバルブの熱膨張による
スロットルボディとの干渉の評価は、120℃のオーブ
ン内に30分放置し、スロットルバルブの開き始めのト
ルクを測定するとともに、スロットルバルブの戻り不良
発生の有無を調べた。
【0109】ここで、スロットルバルブの開き始めのト
ルクがスロットルバルブの全開トルクより小さかった場
合、表の結果欄に○印を記し、スロッットルバルブの開
き始めのトルクがスロットルバルブの全開トルクを上回
った場合、その空気流量制御装置は実用に供さないもの
として、表の結果欄に×印を記した。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】
【表3】
【0113】表1に示したように、スロットルボディを
成形する樹脂材料として、ポリエーテルエーテルエト
ン、スロットルバルブを成形する樹脂材料として、ポリ
アミド66の組み合わせを採用することにより、スロッ
トルバルブの成形収縮率がスロットルボディの成形収縮
率よりも大きくなり、スロットルボディとスロットルバ
ルブの干渉を阻止でき、スロットルバルブが可動になる
ことがわかる。
【0114】また、スロットルボディを成形する樹脂材
料としてTPI、スロットルバルブを成形する樹脂材料
としてPA6の組み合わせを採用することにより、スロ
ットルバルブの線膨張係数がスロットルボディに対し小
さくなり、スロットルバルブの熱膨張によるスロットル
ボディとの干渉という弊害を生じることなく、高温でも
スロットルバルブが可動になることがわかる。
【0115】さらに、表3に示すように、スロットルボ
ディ材料の融点(もしくは流動開始点)とスロットルバ
ルブ材料の融点(もしくは流動開始点)が離れている場
合はスロットルバルブの先端形状がA形状であっても良
く(実施例5、6)、また、スロットルボディ材料の融
点(もしくは流動開始点)とスロットルバルブ材料の融
点(もしくは流動開始点)が近い場合はスロットルバル
ブの先端形状をB形状として両者の接点を少なくするこ
とにより、両者が接着したとしても容易に剥離させるこ
とができる(実施例7、8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気流量制御装置の概略構成図
である。
【図2】 本発明に係る空気流量制御装置の概略構成図
である。
【図3】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第1の実施例を示す縦断面図である。
【図4】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第1の実施例を示す縦断面図である。
【図5】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第2の実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)は(a)中のスロットルシャフトを横切る方向に
おける部分断面図である。
【図6】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第2の実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)は(a)中のスロットルシャフトを横切る方向に
おける部分断面図である。
【図7】 スロットルシャフトに軸受を取り付けた状態
を示すものであり、(a)は端面図、(b)は縦断面図
である。
【図8】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第3実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)はシャフトを横切る方向における部分拡大断面図
である。
【図9】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法の
第3実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)はシャフトを横切る方向における部分拡大断面図
である。
【図10】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法
の第4の実施例を示す縦断面図である。
【図11】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法
の第4の実施例を示す縦断面図である。
【図12】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法
の第5の実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)はシャフト型を横切る方向における部分断面図で
ある。
【図13】 本発明に係る空気流量制御装置の製造方法
の第5の実施例を示すものであり、(a)は縦断面図、
(b)はシャフト型を横切る方向における部分断面図で
ある。
【図14】 樹脂注入口の他の実施例を示す成形型の縦
断面図である。
【図15】 スロットルシャフトに貫通孔を設けた実施
例を示すものであり、(a)は端面図、(b)は側面図
である。
【図16】 スロットルシャフトに貫通孔を設けた実施
例を示すものであり、(a)は端面図、(b)は側面図
である。
【図17】 スロットルシャフトに貫通孔を設けた実施
例を示すものであり、(a)は端面図、(b)は側面図
である。
【図18】 バルブ先端の断面形状例を示す部分拡大説
明図である。
【符号の説明】
10 空気流量制御装置 11 スロットルボディ 11a 空気通路 12 スロットルバルブ 12a 面 12b 外周(輪郭) 13 スロットルシャフト 14 軸受 20 上型(第1成形型) 20a 端面 20b 第1樹脂注入口 20c 第2樹脂注入口 21 上型 30 下型(第2成形型) 30a 端面 31 下型 40,41 側面型 50 上型(第1成形型) 50a 端面 50b 第1樹脂注入口 50c 第2樹脂注入口 50d 凹部 60 下型(第2成形型) 60a 端面 60d 凹部 61 下型 70,71 側面型 80 上型(第1成形型) 80a 端面 80b 第1樹脂注入口 80c 第2樹脂注入口 80d 凹部 81 上型 90 下型(第2成形型) 90a 端面 90d 凹部 91 下型 100,101 側面型 110,111 軸受型(第3成形型) 120 上型(第1成形型) 120a 端面 120b 第1樹脂注入口 120c 第2樹脂注入口 120d 凹部 121 上型 130 下型(第2成形型) 130a 端面 130d 凹部 140,141 側面型 150,151 シャフト型(第4成形型) 160 上型(第1成形型) 160b 第1樹脂注入口 160c 第2樹脂注入口 170 下型(第2成形型) 180,181 側面型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:06 B29L 31:00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を母材とする複合材料を用いて
    空気通路を画定するように形成されたスロットルボディ
    と、前記複合材料を用いて平板状の面を有しかつ輪郭が
    前記空気通路に適合するように形成されたスロットルバ
    ルブと、前記スロットルバルブを前記スロットルボディ
    の空気通路内に位置付けるように支持するスロットルシ
    ャフトと、前記スロットルバルブが前記スロットルボデ
    ィの空気通路を開閉するように前記スロットルボディに
    対して前記スロットルシャフトを回動自在に支承する軸
    受とを備える空気流量制御装置であって、 前記スロットルバルブを形成する複合材料の前記平板状
    の面の広がり方向における成形収縮率が、前記スロット
    ルボディを形成する複合材料の前記空気通路を横切る方
    向における成形収縮率よりも大きい、ことを特徴とする
    空気流量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スロットルバルブを形成する複合材
    料の前記平板状の面の広がり方向における線膨脹係数
    が、前記スロットルボディを形成する複合材料の前記空
    気通路を横切る方向における線膨脹係数よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1記載の空気流量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スロットルバルブは、前記スロット
    ルボディの空気通路内に位置する領域において前記スロ
    ットルシャフトを被包するように形成されている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気流量制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記スロットルシャフトは、前記スロッ
    トルボディの空気通路内に位置する領域において少なく
    とも1つの貫通孔を有し、前記スロットルバルブは、前
    記貫通孔を通じて前記スロットルシャフトに一体的に形
    成されている、ことを特徴とする請求項1ないし3いず
    れか1つに記載の空気流量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記スロットルバルブと前記スロットル
    シャフトとは、前記複合材料により一体的に形成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つに記載
    の空気流量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記軸受は、前記複合材料により前記ス
    ロットルバルブと一体的に形成されている、 ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つに記載
    の空気流量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記軸受は、前記複合材料により前記ス
    ロットルバルブ及び前記スロットルシャフトと一体的に
    形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし5い
    ずれか1つに記載の空気流量制御装置。
  8. 【請求項8】 空気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
    ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
    ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
    ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
    ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
    支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
    いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
    置の製造方法であって、 前記成形型として、前記スロットルボディの空気通路内
    壁面を画定すると共に、前記空気通路の伸長方向におい
    て、相対向する各々の端面同士が接合及び離脱するよう
    に相対的に移動可能な第1及び第2成形型を用い、前記
    樹脂材料を射出して成形する工程が、 前記第1の成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接
    合した状態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出
    して前記スロットルボディを成形する第1の工程と、 前記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面とが離脱
    するように前記第1成形型及び第2成形型を相対的に移
    動させた後、前記各々の端面と前記第1の工程により成
    形されたスロットルボディの空気通路内壁面とで画定さ
    れる空間に樹脂材料を射出して前記スロットルバルブを
    成形する第2の工程と、を含むことを特徴とする空気流
    量制御装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 空気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
    ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
    ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
    ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
    ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
    支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
    いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
    置の製造方法であって、 前記成形型として、前記スロットルボディの空気通路内
    壁面を画定すると共に、前記空気通路の伸長方向におい
    て、相対向する各々の端面同士が接合及び離脱するよう
    に相対的に移動可能であり、かつ、前記各々の端面が接
    合した状態で前記スロットルシャフトを挟み込むような
    凹部を有する第1及び第2成形型を用い、前記樹脂材料
    を射出して成形する工程が、 前記第1の成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接
    合して前記凹部内に前記スロットルシャフトを挟み込ん
    だ状態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出して
    前記スロットルボディを成形する第1の工程と、 前記第1成形型の端面、前記第2成形型の端面及び前記
    スロットルシャフトが相互に離脱するように前記第1成
    形型及び第2成形型を相対的に移動させた後、前記スロ
    ットルシャフトのうち前記各々の端面に囲まれる領域の
    部分が前記樹脂材料により被包されるように、前記各々
    の端面と前記第1の工程により成形されたスロットルボ
    ディの空気通路内壁面とで画定される空間に樹脂材料を
    射出して前記スロットルバルブを成形する第2の工程
    と、を含むことを特徴とする空気流量制御装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 空気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
    ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
    ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
    ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
    ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
    支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
    いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
    置の製造方法であって、 前記成形型として、前記スロットルボディの空気通路内
    壁面を画定すると共に、前記空気通路の伸長方向におい
    て、相対向する各々の端面同士が接合及び離脱するよう
    に相対的に移動可能であり、かつ、前記各々の端面が接
    合した状態で前記スロットルシャフトを挟み込むような
    凹部を有する第1及び第2成形型を用い、前記樹脂材料
    を射出して成形する工程が、 前記第1の成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接
    合して前記凹部内に前記スロットルシャフトを挟み込ん
    だ状態で、画定される所定の空間に樹脂材料を射出して
    前記スロットルボディを成形する第1の工程と、 前記第2成形型と前記スロットルシャフトが離脱するよ
    うに第2成形型を移動させた後、前記第1、第2成形型
    の端面および前記第1の工程により成形されたスロット
    ルボディの空気通路内壁面とで画定される空間に樹脂材
    料を射出して前記スロットルバルブを成形する第2の工
    程と、 を含むことを特徴とする空気流量制御装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記スロットルシャフトを予め前記軸
    受により支承した状態で前記第2の工程を行う、ことを
    特徴とする請求項9または10記載の空気流量制御装置
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 空気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
    ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
    ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
    ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
    ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
    支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
    いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
    置の製造方法であって、 前記成形型として、前記スロットルボディの空気通路内
    壁面を画定すると共に、前記空気通路の伸長方向におい
    て、相対向する各々の端面同士が接合及び離脱するよう
    に相対的に移動可能であり、かつ、前記各々の端面が接
    合した状態で前記スロットルシャフトを挟み込むような
    凹部を有する第1及び第2成形型と、前記スロットルシ
    ャフトを支承すると共に前記軸受を配置する領域を画定
    しかつ前記スロットルシャフトの軸線方向において進退
    可能な第3成形型とを用い、前記樹脂材料を射出して成
    形する工程が、 前記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面とが接合
    して前記凹部内に前記スロットルシャフトを挟み込み、
    かつ、前記第3成形型が前記軸受を配置する領域内に位
    置付けられた状態で、画定される所定の空間に樹脂材料
    を射出して前記スロットルボディを成形する第1の工程
    と、 前記第1成形型の端面、前記第2成形型の端面及び前記
    スロットルシャフトが相互に離脱するように前記第1成
    形型及び第2成形型を相対的に移動させ、かつ、前記軸
    受を配置する領域内から外れるように前記第3成形型を
    後退させた後、前記各々の端面と前記第1の工程により
    成形されたスロットルボディの空気通路内壁面及び軸受
    を配置する領域内とで画定される空間に樹脂材料を射出
    して、前記スロットルシャフトを被包するように前記ス
    ロットルバルブ及び軸受を一体的に成形する第2の工程
    と、 を含むことを特徴とする空気流量制御装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 空気通路を形成するスロットルボディ
    と、前記スロットルボディの空気通路内に配置されるス
    ロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するス
    ロットルシャフトと、前記スロットルバルブが前記スロ
    ットルボディの空気通路を開閉するように前記スロット
    ルボディに対して前記スロットルシャフトを回動自在に
    支承する軸受とを備える空気流量制御装置を成形型を用
    いて樹脂材料の射出成形により製造する空気流量制御装
    置の製造方法であって、 前記成形型として、前記スロットルボディの空気通路内
    壁面を画定すると共に、前記空気通路の伸長方向におい
    て、相対向する各々の端面同士が接合及び離脱するよう
    に相対的に移動可能であり、かつ、前記各々の端面が接
    合した状態で前記スロットルシャフトを画定する凹部を
    有する第1及び第2成形型と、前記凹部内及び前記軸受
    を配置する領域内に位置付けられかつ前記スロットルシ
    ャフトの軸線方向に移動可能な第4成形型とを用い、前
    記樹脂材料を射出して成形する工程が、前記第1の成形
    型の端面と前記第2成形型の端面とが接合し、かつ、前
    記凹部内及び前記軸受を配置する領域内に前記第4成形
    型が位置付けられた状態で、画定される所定の空間に樹
    脂材料を射出して前記スロットルボディを成形する第1
    の工程と、 前記第1成形型の端面と前記第2成形型の端面とが離脱
    するように前記第1成形型及び第2成形型を相対的に移
    動させ、かつ、前記凹部内及び前記軸受を配置する領域
    内から外れるように前記第4成形型を移動させた後、前
    記各々の端面と前記第1の工程により成形されたスロッ
    トルボディの空気通路内壁面及び軸受を配置する領域と
    で画定される空間に樹脂材料を射出して、前記スロット
    ルバルブ、スロットルシャフト、及び軸受を一体的に成
    形する第2の工程と、 を含むことを特徴とする空気流量制御装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の工程において、前記スロッ
    トルボディの空気通路が成形される空間の周方向全域か
    ら前記樹脂材料を射出するフィルムゲートを採用し、 前記第2の工程において、前記スロットルバルブが成形
    される空間の略中央部から前記樹脂材料を射出する1点
    ゲートを採用する、ことを特徴とする請求項8ないし1
    3いずれか1つに記載の空気流量制御装置の製造方法。
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