JPH11294167A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Publication number
JPH11294167A
JPH11294167A JP9631098A JP9631098A JPH11294167A JP H11294167 A JPH11294167 A JP H11294167A JP 9631098 A JP9631098 A JP 9631098A JP 9631098 A JP9631098 A JP 9631098A JP H11294167 A JPH11294167 A JP H11294167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
cooling air
screen
fan
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9631098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Masuda
明 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP9631098A priority Critical patent/JPH11294167A/ja
Publication of JPH11294167A publication Critical patent/JPH11294167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防塵用のスクリーンの冷却風のための小孔の開
口面積を大幅に小さくすることなく、かつ、従来通りの
部品精度と組み付け精度で冷却風のショートサーキット
が防止でき、効率の良い冷却風の吸入を行う。 【解決手段】エンジン1のクランクシャフトの上端部2
aに固設されたフライホイール4に冷却ファン5が固定
され、冷却ファン5に一体的に設けた複数の小孔8aを
有するスクリーン8が、ファンカバー6の冷却風の取入
れ口6aを外側から全面覆うように取り付けられてい
る。スクリーン8内側の、上記冷却風の取入れ口6aの
内縁近傍からは、冷却ファン5に向けて略円筒状のガイ
ド壁8bが延出され、スクリーン8の複数の小孔8aか
ら吸入された冷却風が、冷却ファン5とスクリーン8と
の間のガイド壁8bの内側を通って、直接、冷却ファン
5の内側に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却ファンに、フ
ァンカバーの冷却風取り入れ口を覆う防塵用のスクリー
ンが一体的に設けられたエンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、周囲を草、わらくず等が浮遊し
ている環境で使用される草刈機等に使用されるエンジン
においては、ファンカバー等の冷却風の取入れ口から冷
却ファンで外気を吸入し、この冷却風をシリンダ、シリ
ンダヘッドの周囲に導き冷却すると、そのままでは冷却
風と共にこれらの異物を吸入して冷却風取入れ口などに
詰まり冷却空気が減少し、エンジンの性能低下等を引き
起こす場合がある。
【0003】このため従来より、例えば図4に示すよう
に、エンジンのクランクシャフト101に固設されたフ
ライホイール102に冷却ファン103を固定し、この
冷却ファン103に一体的に設けた複数の小孔104a
を有するスクリーン104を、ファンカバー105の冷
却風の取入れ口105aを外側から全面覆うようにして
取り付け、ファンカバー105内への異物の侵入を防止
している。
【0004】そして、実公平3−4753号公報には、
防塵用のスクリーンに冷却風の流入してくる側の面に回
転中心近傍から外周部に向けて放射状に複数のフィンを
形成し、異物をより効率的に排除しようとするものが示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記防
塵用のスクリーンは、上述の先行技術に示す如くフィン
を形成した場合、このフィンの形成に必要な分だけ小孔
の開口面積が小さくなって冷却風量が減少し、エンジン
に十分な冷却風が導入できなくなる虞がある。
【0006】一方、上述の防塵用のスクリーン以外に
も、冷却ファン先端とファンカバー内壁との間は部品の
構成上、或いはエンジンの組み付け上、隙間を生じざる
を得ず冷却ファンの回転により吸入された冷却風の一部
が再び上記スクリーンの小孔側にショートサーキットし
てしまい(図4破線参照)、効率よく冷却風を吸入でき
ないという課題もある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、防塵用のスクリーンの冷却風のための小孔の開口面
積を大幅に小さくすることなく、かつ、従来通りの部品
精度と組み付け精度で冷却風のショートサーキットが防
止でき、効率の良い冷却風の吸入を行うことができるエ
ンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明によるエンジンの冷却装置は、エ
ンジンに冷却風を取入れる冷却ファンと、この冷却ファ
ンの吸い込み側で冷却風の取入れ口を開口するファンカ
バーと、上記冷却ファンと一体的に形成して上記取入れ
口を覆う複数の小孔を有する防塵用のスクリーンとを備
えたエンジンの冷却装置において、上記冷却ファンと上
記スクリーンとの間に、上記スクリーンから直接、上記
冷却ファンの内側に冷却風を導くガイド壁を形成したも
のである。
【0009】上記請求項1記載のエンジンの冷却装置
は、エンジンに冷却風を取入れる冷却ファンが回転する
と、この冷却ファンと一体的に形成され、ファンカバー
に開口された冷却風の取入れ口を覆う防塵用のスクリー
ンも回転される。冷却風は、上記スクリーンの複数の小
孔から吸入され、ガイド壁でガイドされて、直接、上記
ファンカバー内に配置された上記冷却ファンの内側に導
かれる。上記冷却ファンによって上記ファンカバー内に
導入された冷却風は、上記ガイド壁のために遮蔽される
ため、上記冷却ファンと上記スクリーンとの間の冷却風
の吸い込み側に移動することはなくショートサーキット
が防止され、効率の良い吸入となる。
【0010】また、請求項2記載の本発明によるエンジ
ンの冷却装置は、請求項1記載のエンジンの冷却装置に
おいて、上記スクリーンは、上記ファンカバーの上記取
入れ口より大径に形成して上記取入れ口の外側から覆う
ようにしたもので、ほとんどの冷却風は上記スクリーン
の複数の小孔を通じて吸入され、上記スクリーンと上記
ファンカバーとの間に異物が侵入することも効果的に防
止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1および図2は本発明の実施の
第1形態を示し、図1はエンジンの冷却装置を拡大して
示す断面図、図2は冷却装置を断面で示すエンジン全体
図である。
【0012】これらの図において、符号1はエンジンを
示し、このエンジン1は、本第1形態では、横方向へ摺
動するピストンをコネクティングロッド(いずれも図示
せず)を介して垂直方向に配置されたクランクシャフト
2と連結したバーチカルシャフトタイプのものである。
【0013】上記クランクシャフト2の上端部2aは、
クランクケース3の上部に突出されてフライホイール4
等の部品が固設され、下端部2bはクランクケース3の
下部に突出されて、例えば草刈り用のカッター(モー
ア)等が連結される。
【0014】上記フライホイール4の上面側には、外側
(上面側)から冷却風を吸入する冷却ファン5がこのフ
ライホイール4と一体に固設されている。これらフライ
ホイール4と冷却ファン5は、冷却風の取入れ口6aが
開口されたファンカバー6で覆われて冷却風送風室7が
形成され、導入した冷却風をシリンダ方向へ送風し、シ
リンダ、シリンダヘッド等を冷却するようになってい
る。
【0015】上記冷却風の取入れ口6aは、上記冷却フ
ァン5の大きさに合わせて円形状に形成されており、こ
の取入れ口6aの外側は、この取入れ口6aより大径の
スクリーン8で覆われている。
【0016】上記スクリーン8は、複数の小孔8aが穿
設され、上記冷却ファン5に一体に取り付けられてい
る。そして、このスクリーン8内側の、上記冷却風の取
入れ口6aの内縁近傍からは、上記冷却ファン5に向け
て略円筒状のガイド壁8bが延出され、上記スクリーン
8の複数の小孔8aから吸入された冷却風が、上記冷却
ファン5と上記スクリーン8との間の上記ガイド壁8b
の内側を通って、直接、上記冷却ファン5の内側に導入
されるようになっている。
【0017】次に、上記実施の形態の作用について説明
する。エンジン1が運転され、クランクシャフト2が回
転すると、このクランクシャフト2の下端部2bに連結
された草刈り用のカッター(モーア)等が作動され、上
端部2aのフライホイール4等の部品が回転する。
【0018】すなわち、クランクシャフト2の回転によ
り、一体的に設けられているフライホイール4、冷却フ
ァン5、及びスクリーン8が回転する。
【0019】このため、冷却風が、上記スクリーン8の
複数の小孔8aから吸入され、上記冷却ファン5と上記
スクリーン8との間の円筒状のガイド壁8bの内側を通
って、直接、上記冷却ファン5の内側に導入される。こ
こで、冷却風の吸入にあたり、外部に漂う草、藁等の異
物は、回転する上記スクリーン8と、このスクリーン8
の複数の小孔により排除される。
【0020】そして、上記冷却ファン5からの冷却風
は、この冷却風送風室7内へと導入され、さらに、シリ
ンダ方向へ送風され、シリンダ、シリンダヘッド等を冷
却する。
【0021】ここで、図1の破線で示すように、冷却風
送風室7内へと導入される冷却風は、上記ガイド壁8b
によって遮蔽されるため、上記冷却ファン5と上記ファ
ンカバー6との隙間から、再び上記スクリーン8の小孔
8a側にショートサーキットすることはない。
【0022】すなわち、上述のような冷却風のショート
サーキットを排除する方法として、冷却ファンとファン
カバーとの隙間を小さくすることが考えられるが、これ
には、部品精度、及び取り付け精度を向上しなければな
らず、これは部品コストの上昇と組み付け工数の増大を
招いてしまう。
【0023】本発明の実施の形態では、冷却ファン5と
ファンカバー6との隙間が、例え大きくても、ガイド壁
8bによって冷却風のショートサーキットが防止される
ため、これら部品製作上の精度、組み付け上の精度は従
来のままで、冷却効果を大幅に向上させることができ
る。
【0024】また、効率良く冷却風を吸入できるため、
スクリーン8の複数の小孔8aの開口面積を小さくする
ことが可能となり、異物の侵入を従来以上に防止するこ
とも可能になる。
【0025】次に、図3は本発明の実施の第2形態によ
る、エンジンの冷却装置を拡大して示す断面図である。
尚、この第2形態は、ガイド壁の形状が前記第1形態に
よるガイド壁8bと異なり、他の構成、作用は同様であ
るため同一符号を記して説明は省略する。
【0026】すなわち、図3に示すように、スクリーン
8内側の、冷却風の取入れ口6aの内縁近傍から、冷却
ファン5に向けて略円筒状のガイド壁10aが延出さ
れ、このガイド壁10aの上記冷却ファン5側の端部に
は、内側に向けて所定長さの、略冷却ファン5の上端に
沿った平面部10bが形成されている。
【0027】このため、冷却ファン5により冷却風送風
室7内に吸引された冷却風は、冷却ファン5とファンカ
バー6との隙間から、再び上記スクリーン8の小孔8a
側にショートサーキットすることが、より確実に防止さ
れる。
【0028】尚、本発明の実施の各形態では、スクリー
ンに設けられる孔は、単に小孔として説明したが、その
他、格子状の孔等であっても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
防塵用のスクリーンの冷却風のための小孔の開口面積を
大幅に小さくすることなく、かつ、従来通りの部品精度
と組み付け精度で冷却風のショートサーキットが防止で
き、効率の良い冷却風の吸入を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による、エンジンの冷
却装置を拡大して示す断面図
【図2】同上、冷却装置を断面で示すエンジン全体図
【図3】本発明の実施の第2形態による、エンジンの冷
却装置を拡大して示す断面図
【図4】従来のエンジンの冷却装置を拡大して示す断面
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランクシャフト 2a 上端部 5 冷却ファン 6 ファンカバー 6a 冷却風の取入れ口 8 スクリーン 8a 小孔 8b ガイド壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに冷却風を取入れる冷却ファン
    と、この冷却ファンの吸い込み側で冷却風の取入れ口を
    開口するファンカバーと、上記冷却ファンと一体的に形
    成して上記取入れ口を覆う複数の小孔を有する防塵用の
    スクリーンとを備えたエンジンの冷却装置において、 上記冷却ファンと上記スクリーンとの間に、上記スクリ
    ーンから直接、上記冷却ファンの内側に冷却風を導くガ
    イド壁を形成したことを特徴とするエンジンの冷却装
    置。
  2. 【請求項2】上記スクリーンは、上記ファンカバーの上
    記取入れ口より大径に形成して上記取入れ口の外側から
    覆うことを特徴とする請求項1記載のエンジンの冷却装
    置。
JP9631098A 1998-04-08 1998-04-08 エンジンの冷却装置 Pending JPH11294167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9631098A JPH11294167A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9631098A JPH11294167A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 エンジンの冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPH11294167A true JPH11294167A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14161460

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9631098A Pending JPH11294167A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 エンジンの冷却装置

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JP (1) JPH11294167A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412450C (zh) * 2004-06-21 2008-08-20 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的室内机安全装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100412450C (zh) * 2004-06-21 2008-08-20 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器的室内机安全装置

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