JPH1129293A - ウインチの駆動制御装置 - Google Patents

ウインチの駆動制御装置

Info

Publication number
JPH1129293A
JPH1129293A JP18651497A JP18651497A JPH1129293A JP H1129293 A JPH1129293 A JP H1129293A JP 18651497 A JP18651497 A JP 18651497A JP 18651497 A JP18651497 A JP 18651497A JP H1129293 A JPH1129293 A JP H1129293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
speed
valve
hydraulic motor
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18651497A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yoshida
一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP18651497A priority Critical patent/JPH1129293A/ja
Publication of JPH1129293A publication Critical patent/JPH1129293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御開始遅れを生じることなくワイヤの速度を
制御できるウインチの駆動制御装置を得る。 【解決手段】パイロット圧に応じた吐出量可変の油圧ポ
ンプ1から制御弁16が設けられた供給流路14を介し
て油圧モータ1に作動油を供給し、制御弁16の切換に
よりワイヤ18の上昇・下降制御を行うと共に、電磁比
例減圧弁10によりパイロット圧を制御して油圧ポンプ
1の吐出量を変えてワイヤ18の速度を制御する。制御
弁16の切換を行う操作レバー34の操作方向を検出す
る巻上げ用圧力センサ36と繰出し用圧力センサ38と
を設け、両センサ36,38により検出された操作方向
に応じて上昇・下降制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧モータの駆動
によりワイヤの巻上げ・繰出しを行うウインチの駆動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特公平4−60913号公報
にあるように、ワイヤの巻上げ・繰出しを行う油圧モー
タの速度制御には、導入されるパイロット圧に応じて吐
出量を可変可能な油圧ポンプを用い、パイロット圧を電
磁比例減圧弁により制御して、油圧モータの速度を制御
するようにしている。また、ワイヤの移動速度をエンコ
ーダにより検出し、ワイヤの移動速度が予め設定された
設定速度となるように、電磁比例減圧弁を制御して、油
圧ポンプの吐出量を変えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、ワイヤの巻上げ・繰出しの方向をエ
ンコーダにより検出して、上昇制御か下降制御かを切り
換えている。しかし、エンコーダによりワイヤの巻上げ
・繰出し方向を検出するためには、所定量のワイヤが巻
上げあるいは繰出しされなければならず、その間は、設
定速度に応じた上昇制御あるいは下降制御に移行でき
ず、制御の開始に遅れが生じるという問題があった。
【0004】本発明の課題は、制御開始遅れを生じるこ
となくワイヤの速度を制御できるウインチの駆動制御装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、パイロット圧に応じた吐出量可変の油圧ポンプから
制御弁が設けられた供給流路を介して油圧モータに作動
油を供給し、前記制御弁の切換によりワイヤの上昇・下
降制御を行うと共に、電磁比例減圧弁により前記パイロ
ット圧を制御して前記油圧ポンプの吐出量を変えて前記
ワイヤの速度を制御するウインチの駆動制御装置におい
て、前記制御弁の切換を行う操作レバーの操作方向を検
出する検出手段と、前記検出手段により検出された操作
方向に応じて前記上昇・下降制御を行なう制御手段を設
けたことを特徴とするウインチの駆動制御装置がそれで
ある。
【0006】また、前記検出手段は、前記制御弁を切り
換えるパイロット圧を検出するものでもよく、あるい
は、前記検出手段は、操作レバーの操作方向を検出する
スイッチであってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は吐出
量可変の油圧ポンプで、油圧ポンプ1は導入されるパイ
ロット圧に応じて吐出量を可変できる構成のものであ
る。油圧ポンプ1には、パイロット用油圧ポンプ2に接
続されたパイロット流路4が接続されている。パイロッ
ト流路4にはリリーフ弁6が接続されて、リリーフ弁6
により吐出圧力を設定できるように構成されている。
【0008】パイロット流路4には低速切換弁8が介装
されており、低速切換弁8は、パイロット流路4を連通
する連通位置8aと、電磁比例減圧弁10が介装された
微速流路12を油圧ポンプ1に接続する微速位置8bと
を備えている。電磁比例減圧弁10は入力される励磁電
流に比例して微速流路12内のパイロット圧を減圧する
構成のものである。
【0009】また、油圧ポンプ1の吐出側には供給流路
14が接続されており、この供給流路14には制御弁1
6が設けられている。制御弁16はワイヤ18が巻回さ
れたウインチドラム20を回転駆動する油圧モータ22
に接続されている。更に、ウインチドラム20の回転か
らワイヤ18の移動を検出する移動検出センサ40が設
けられている。
【0010】制御弁16は、供給流路14からの作動油
を油圧モータ22に供給すると共に油圧モータ22から
排出される作動油をチェック弁24を介してタンク26
に戻す巻上げ位置16a、油圧モータ22とタンク26
とを連通する停止位置16b、供給流路14からの作動
油を油圧モータ22に供給すると共に油圧モータ22か
ら排出される作動油をチェック弁24を介してタンク2
6に戻す繰出し位置16cを備えている。尚、供給流路
14はリリーフ弁27を介してタンク26に接続されて
いる。
【0011】制御弁16にはパイロット圧の導入により
切り換えられるパイロット操作切換弁が用いられてい
る。制御弁16は、一対の巻上げ・繰出しパイロット弁
30,32からのパイロット圧の導入により切換操作さ
れるように接続されている。巻上げ・繰出しパイロット
弁30,32は、パイロット用油圧ポンプ2の吐出側に
接続されており、巻上げ・繰出しパイロット弁30,3
2は、操作レバー34の操作により、選択的に巻上げ・
繰出しパイロット弁30,32の一方を切り換えること
ができるように構成されている。
【0012】制御弁16は、巻上げパイロット弁30か
らパイロット圧が導入されたときには巻上げ位置16a
に、どちらからもパイロット圧が導入されないときには
停止位置16bに、繰出しパイロット弁32からパイロ
ット圧が導入されたときには繰出し位置16cに切り換
えられる。
【0013】また、巻上げパイロット弁30から制御弁
16に導入されるパイロット圧を検出する巻上げ用圧力
センサ36と、繰出しパイロット弁32から制御弁16
に導入されるパイロット圧を検出する繰出し用圧力セン
サ38とが設けられている。尚、本実施形態では、巻上
げ用圧力センサ36と繰出し用圧力センサ38とが検出
手段を構成している。
【0014】低速切換弁8、電磁比例減圧弁10、巻上
げ用圧力センサ36、繰出し用圧力センサ38、移動検
出センサ40は、電子制御回路50に接続されており、
電子制御回路50は、周知のCPU52、ROM54、
RAM56等を中心に論理演算回路として構成され、外
部と入出力を行う入出力回路58がコモンバス60を介
して相互に接続されている。
【0015】CPU52は、巻上げ用圧力センサ36、
繰出し用圧力センサ38、移動検出センサ40、ワイヤ
18の設定速度を設定する速度設定器62、制御開始ス
イッチ64からの入力信号を入出力回路58を介して入
力し、これらの信号及びROM54、RAM56内のデ
ータや予め記憶された制御プログラムに基づいてCPU
52は、入出力回路58を介して低速切換弁8、電磁比
例減圧弁10に駆動信号を出力する。
【0016】次に、前述した電子制御回路50において
行われる制御手段としての定速制御処理について、図2
のフローチャートと共に説明する。まず、ウインチの操
作に先だって、操作者は速度設定器62にワイヤ18を
巻き上げる、あるいは繰り出す設定速度を設定する。そ
して、制御開始スイッチ64がオンされたか否かを判断
する(ステップ100)。オンされていないときには待
機し、オンされたときには操作レバー34の操作が行わ
れたか否かを判断する(ステップ110)。
【0017】操作が行われたか否かは、本実施形態で
は、巻上げ用圧力センサ36あるいは繰出し用圧力セン
サ38により検出される圧力の高低により判断してい
る。操作が行われていないときには待機し、操作が行わ
れたときには操作方向が上昇か、下降かを判断する(ス
テップ120)。尚、巻上げ用圧力センサ36あるいは
繰出し用圧力センサ38に代えて、操作レバー34の操
作を検出するスイッチを設けてもよい。
【0018】上昇か、下降かの判断は、同様に、巻上げ
用圧力センサ36あるいは繰出し用圧力センサ38によ
り検出される圧力が高いか否かにより判断し、巻上げ用
圧力センサ36の圧力が高いときには、上昇と判断し
て、上昇制御を開始する(ステップ130)。
【0019】上昇制御は、移動検出センサ40により検
出されるワイヤ18の移動速度が、速度設定器62に設
定された設定速度となるように、低速切換弁8を微速位
置8bに切り換えると共に、電磁比例減圧弁10に励磁
電流を出力する。これにより、油圧ポンプ1の吐出量が
励磁電流に応じて変化し、油圧ポンプ1からの吐出量が
設定速度に応じた吐出量にされる。
【0020】一方、ステップ120の処理により、繰出
し用圧力センサ38の圧力が高く、下降と判断したとき
には、下降制御を開始する(ステップ140)。下降制
御は、移動検出センサ40により検出されるワイヤ18
の移動速度が、速度設定器62に設定された設定速度と
なるように、低速切換弁8を微速位置8bに切り換える
と共に、電磁比例減圧弁10に励磁電流を出力する。こ
れにより、油圧ポンプ1の吐出量が励磁電流に応じて変
化し、油圧ポンプ1からの吐出量が設定速度に応じた吐
出量にされる。
【0021】巻上げ時と、繰出し時とでは油圧モータ2
2に加わる負荷が全く異なるので、上昇制御と下降制御
とではその制御の内容が全く異なる。従って、上昇か下
降かでその制御を切り換える必要がある。上昇である
か、下降であるかを巻上げ用圧力センサ36及び繰出し
用圧力センサ38により検出することにより、図3に示
すように、制御が遅れることなく、上昇制御あるいは下
降制御を実行できる。
【0022】図3では、制御開始スイッチ64がオンさ
れた後に、操作レバー34を操作した場合を例としてい
るが、操作レバー34を上昇側に操作した状態で、制御
開始スイッチ64をオンにした場合でも全く同様であ
る。尚、図4に示すように、従来のように、移動検出セ
ンサ40によりワイヤ18の移動から、上昇か下降かを
検出したときには、検出するまでにワイヤ18が移動す
る必要があり、遅れが生じる。
【0023】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のウインチの
駆動制御装置は、上昇であるか、下降であるかを検出手
段により検出することにより、制御が遅れることなく、
上昇制御あるいは下降制御を実行できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのウインチの駆動制
御装置の油圧回路図である。
【図2】本実施形態の電子制御回路において行われる定
速制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態のウインチの駆動制御装置による制
御開始のタイミングを示すタイムチャートである。
【図4】従来の制御開始のタイミングを示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ 8…低速切換弁 10…電磁比例減圧弁 16…制御弁 18…ワイヤ 22…油圧モータ 30…巻上げパイロット弁 32…繰出しパイロット弁 34…操作レバー 36…巻上げ用圧力センサ 38…繰出し用圧力センサ 40…移動検出センサ 50…電子制御回路 62…速度設定器 64…制御開始スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット圧に応じた吐出量可変の油圧
    ポンプから制御弁が設けられた供給流路を介して油圧モ
    ータに作動油を供給し、前記制御弁の切換によりワイヤ
    の上昇・下降制御を行うと共に、電磁比例減圧弁により
    前記パイロット圧を制御して前記油圧ポンプの吐出量を
    変えて前記ワイヤの速度を制御するウインチの駆動制御
    装置において、 前記制御弁の切換を行う操作レバーの操作方向を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段により検出された操作方向に応じて前記上
    昇・下降制御を行なう制御手段を設けたことを特徴とす
    るウインチの駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記制御弁を切り換え
    るパイロット圧を検出することを特徴とする請求項1記
    載のウインチの駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、操作レバーの操作方向
    を検出するスイッチであることを特徴とする請求項1記
    載のウインチの駆動制御装置。
JP18651497A 1997-07-11 1997-07-11 ウインチの駆動制御装置 Pending JPH1129293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18651497A JPH1129293A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 ウインチの駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18651497A JPH1129293A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 ウインチの駆動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1129293A true JPH1129293A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16189839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18651497A Pending JPH1129293A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 ウインチの駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1129293A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540037A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト ウインチを繰り出し運転、巻き上げ運転及び係留運転で駆動するための液圧式の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540037A (ja) * 1999-03-24 2002-11-26 マンネスマン レックスロート アクチエンゲゼルシヤフト ウインチを繰り出し運転、巻き上げ運転及び係留運転で駆動するための液圧式の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940010529B1 (ko) 엘리베이터의 제어장치
JPH1129293A (ja) ウインチの駆動制御装置
JPH10147958A (ja) 建設機械走行システムの制御装置
JP3554916B2 (ja) フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置
JP2702058B2 (ja) 油圧ウインチの駆動制御方法及び装置
JP2001261295A (ja) フォークリフトトラックのリフトシリンダの制御装置
JPH0725591A (ja) 油圧ウインチの駆動制御装置
JP3803848B2 (ja) フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置
JP2000355497A (ja) フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置
JP2000229794A (ja) フォークリフトトラックのリフトシリンダの制御装置
JPH03111385A (ja) 油圧エレベータの制御方法
JP3602006B2 (ja) フォークリフトの荷役シリンダの制御装置
JPH11228094A (ja) フォークリフト車のフォーク昇降制御装置
JP2000198681A (ja) ウインチの過巻防止装置
JP4047950B2 (ja) ウインチの駆動制御装置
JPH09100091A (ja) クレーン用ウインチ及びその制御方法
JP2000086193A (ja) フォークリフトトラックの荷役用シリンダの制御装置
JP2591372B2 (ja) 油圧エレベーター装置
JPH07187546A (ja) 液体圧エレベーター装置
JPH04224000A (ja) 荷役制御装置
JPH0764492B2 (ja) エレベータの制御装置
JPH10182095A (ja) フォークリフトトラックの荷役制御装置
JPH06185504A (ja) 油圧モータの制御装置
JPH072440A (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP2005335957A (ja) エレベータの速度制御装置及び速度制御方法、並びに速度制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070703