JPH11292069A - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱

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JPH11292069A
JPH11292069A JP10088750A JP8875098A JPH11292069A JP H11292069 A JPH11292069 A JP H11292069A JP 10088750 A JP10088750 A JP 10088750A JP 8875098 A JP8875098 A JP 8875098A JP H11292069 A JPH11292069 A JP H11292069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging box
plate
side plate
detection piece
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10088750A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiaki Nonaka
千秋 野中
Tadayoshi Teramoto
忠義 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Toho Shoji KK
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
Toho Shoji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd, Toho Shoji KK filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP10088750A priority Critical patent/JPH11292069A/ja
Publication of JPH11292069A publication Critical patent/JPH11292069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品が入れられている包装用箱が不正に開封
されたときに、開封されたことが容易にわかる。 【解決手段】 上方に開口部1を有する直方体からな
り、直方体の1つの側板3の上縁の折曲げ部を介して蓋
板2を開口部1に対して開閉自在に取り付ける。1つの
側板3に対向する側板4に検知片7を取り付け、蓋板2
に重ね合わせて、糊付けし、検知片7を切り離したとき
にのみ蓋板2を開とすることができるようする。また、
検知片7を側板4に切り離し可能に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、化粧品等が
密封状態で包装された包装用箱において、該包装用箱が
開封されたとき、その開封を検知できるようにした包装
用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】包装用箱に入れられた物品が流通中に開
封されることや、悪戯されたりするようなことを防止す
ることは、特に食品業界においては大変重要である。こ
のため、容易に開封することが困難な不正開封防止箱
(例えば、特開平4-156277号公報、特開平7-121737号公
報参照)、開封したことがわかるように工夫されたラベ
ル(特公昭63-32388号公報)、或いは、蓋板に押さえ片
を設けるもの(例えば、特開平8-295332号公報、特開平
8-337265号公報)等が提案されている。しかしながら、
このような従来技術においては、包装コストが上昇する
ばかりでなく、消費者においては容易に開封することが
困難となってしまうという不具合があり、また、再包装
の手間がかかったり、シールが剥がし難い等の問題があ
り、より有効で簡便な解決手段が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、食品等が包装されている包装用箱が開封された
ときに、開封されたことが容易にわかる包装用箱を提供
することにある。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の包装用箱は、上方に開口
部1を有する直方体からなり、該直方体の1つの側板3
の上縁の折曲げ部3aを介して蓋板2が開口部1に対し
て開閉自在に取り付けられている包装用箱において、上
記1つの側板3以外の側板4に検知片7を取り付け、上
記蓋板2が閉状態において前記検知片7を蓋板2上に重
ね合わせて配置し、上記検知片7を側板4から切り離し
たときにのみ前記蓋板2を開とすることができるように
構成したことを特徴とする。
【0004】また、請求項2記載の包装用箱は、上記手
段において、上記1つの側板3に対向する側板4に検知
片7を切り離し可能に取り付けることを特徴とする。更
に、請求項3記載の包装用箱は、請求項2記載の手段に
おいて、上記検知片7に剥離部11を設けることを特徴
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る包装用箱は、上方に
開口部1を有する直方体からなり、該直方体の1つの側
板3に折曲げ部3aを介して蓋板2が開口部1に対して
開閉自在に取り付けられている。上記1つの側板3以外
の側板4〜6のいずれかに上記蓋板2の開状態を検知す
る検知片7を取り付ける。そして、前記蓋板2により開
口部1を閉とした状態において、前記検知片7を蓋板2
に重ね合わせ、蓋板2に固定することによって、検知片
7を側板4から切り離したときにのみ前記蓋板2を開と
することができるように構成する。
【0006】この際の検知片7の固定は、シール或いは
部分的な糊付けにより行うことができるが、剥がしにく
いシール、再接着が困難なシール、開封の有無が分かる
シール等を使用することが望ましい。また、検知片7に
おいて、検知片7と側板4の間の折曲げ部近傍に切り離
し用のミシン目9或いは剥離部11を設けることが望ま
しい。上記手段により、蓋板2を開にしようとすると、
必然的に検知片7が蓋板2から切り離されることになる
から、結果として、検知片7の状態により、開封された
かどうかがわかることになる。
【0007】検知片7は、初めに消費者等に側板より切
り離されるため、その後の包装用箱は、蓋板2により容
易に開閉が可能となる。また、開封検知機能として、検
知片7は、従来捨てていた部分の紙を使って形成するこ
とができるから、新たな素材を必要とせず、また、資源
の有効利用にもなる。更に、開封作業は検知片7を設け
ていない従来のものとほとんど変わらず容易であり、各
種の同様の包装用箱に適用させることができる。以下、
本発明の実施例を図面を参照して更に詳しく説明する。
【0008】
【実施例1】図1,2は、実施例1を示しており、剛性
を有する一枚の紙を図2に示す展開図のように切断し、
該切断した板体を組み立て包装用箱が図1に示すもので
ある。上記包装用箱は前側板4、右側板5、後側板3及
び左側板6の4面の側板を基本としつつ、前記前側板4
には、底板8及び底板舌片8aが折曲げ部を介して連続
して形成されている。また、前側板4の上方には折曲げ
部を介して検知片7が連続して形成され、更に、折曲げ
部近傍には切り離し用のミシン目9が形成されている。
【0009】右側板5の下方には折曲げ部を介して下補
助板5aが形成され、上方には上補助板5bが折曲げ部
を介して形成されている。後側板3上方には蓋板2が折
曲げ部3aを介して連続して形成され、更に、蓋板3の
上方には蓋板舌片2aが形成されている。また、後側板
3の側方には糊付板3bが形成されている。左側板6に
は、右側板5と同様に下補助板6aと上補助板6bが折
曲げ部を介して形成されている。上記の1枚紙の型紙
を、通常の手法により折曲げ・組み立てることにより、
図1に示すような包装用箱を得ることができる。この包
装用箱が従来のものと相違する点は、蓋板2に対向し
て、前側板4の上方に折曲げ部を介して蓋板2と同形状
の検知片7が連続して設けられ、更に、折曲げ部近傍に
は切り離し用のミシン目9が形成されている点である。
【0010】実施例1の包装用箱は、図1に示すよう
に、蓋板2と相対向して検知片7が形成されており、こ
の包装用箱の使用に当っては、箱内に例えば飲料を入れ
た後、左右の上補助板5b,6bを折り曲げ、その後、
蓋板2により開口部1を閉とし、その後、検知片7を蓋
板2の上面に当接して重ね合わせ、シール10(図5参
照)或いは部分的な糊付けにより蓋板2に固定する。上
記構成により、この包装用箱を開封する場合には、検知
片7を先ず蓋板2から切り離さなければならず、この切
り離されている状態から、直ちに蓋板2が開封された可
能性があることがわかる。また、この包装用箱の使用に
当たっては、検知片7が不要になった段階で、ミシン目
9を用いて検知片7を切除すれば、包装用箱は通常の箱
として使用できる。
【0011】
【実施例2】図3は、本発明の実施例2を示しており、
多くの小箱を集合して収納する集合包装用箱であり、こ
のような集合包装用箱においても、蓋板2により、上方
の開口部1を閉状態とした後、実施例1と同様に形成し
た検知片7を蓋板2上に折り曲げて重ね合わせ、蓋板2
に一部糊付けまたはシールにより封鎖することによっ
て、実施例1と同様の作用効果が得られる。
【0012】
【実施例3】図4〜図6は、本発明の実施例3を示すも
のであり、実施例3が上記実施例1と相違するところ
は、検知片7が、1条のミシン目ではなく、2条の折れ
曲がったミシン目から形成された剥離部11を介して前
側板4に取付けられている点である。従って、実施例3
も実施例1,2と同様に、図4に示す包装品を包装する
前の空箱状態から、図5に示す包装品を包装した後の包
装状態において、検知片7は蓋板2上に重ね合わされ、
シール10により前側板3に固定されていることにな
る。
【0013】したがって、実施例3においては、包装用
箱を開封する場合、シール10を剥がすか又は剥離部1
1を剥離しなければならない。換言すれば、シール10
が剥がされているか、又は、剥離部11が剥離されてい
る場合には、包装用箱が開封された可能性があることを
一目瞭然に示していることになる。
【0014】上記実施例1〜3のいずれの場合も、図2
又は図6の展開図から理解できるように、検知片7の付
設に当っては、別途新たな素材を準備することなく、い
ままで破棄していた素材部分を用いて検知片7とするこ
とができる。また、包装用箱の上面が蓋板2と検知片7
との二重構造となるから、箱を積み重ねたときその支持
力が向上するという効果もある。しかも、消費者が包装
用箱を開封する場合には、単にシール10をとるか或い
はミシン目9又は剥離部11から切り取ることによって
開封することが出来るから、開封操作が従来のものに比
べて手数がかかるというものではない。
【0015】(その他の実施例)上記実施例において
は、検知片7を前側板4に取り付けたが、右側板5又は
左側板6の上折曲げ部に取り付けてもよく、これらのい
ずれかの場合には上補助板5b又は6bの代替する補助
板を前側板4に取り付けるとよい。また、上記実施例に
おいては、検知片7を蓋板2と同形状の開口部全面に相
当する方形状に形成したが、開口部全面ではなく部分的
な帯状片としてもよく、また、種々の造形的な形状とし
てもよい。更に、ストローによる吸引タイプの包装用箱
にあっては、蓋板に穿設される吸引孔部分のみ覆う帯状
片タイプの検知片であってもよい。なお、特許請求の範
囲の項には実施例の図面に4・・・前側板対応する符号
を付けたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、側板に蓋板
の開状態を検知する検知片を取り付け、蓋板により開口
部を閉とした状態において、検知片を切り離したときに
のみ蓋板を開とすることができることで、検知片の状態
により、開封されたことが容易に検知できる。また、従
来捨てていた部分の紙を使って開封検知機能を設けるこ
とができる。更に、消費者による開封が容易であり、各
種の同様の包装用箱に適用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空箱状態を示す斜視図。
【図2】同実施例1の形紙の展開図。
【図3】同実施例2の空箱状態を示す斜視図。
【図4】同実施例3の空箱状態を示す斜視図。
【図5】同実施例3の包装状態を示す斜視図。
【図6】同実施例3の形紙の展開図。
【符号の説明】
1・・・開口部 2・・・蓋板 2a・・・蓋板舌片 3・・・後側板 3a・・・折曲げ部 3b・・・糊付板 4・・・前側板 5・・・右側板 5a・・・下補助板 5b・・・上補助板 6・・・左側板 6a・・・下補助板 6b・・・上補助板 7・・・検知片 8・・・底板 8a・・・底板舌片 9・・・ミシン目 10・・シール 11・・剥離部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口部1を有する直方体からな
    り、該直方体の1つの側板3の上縁の折曲げ部3aを介
    して蓋板2が開口部1に対して開閉自在に取り付けられ
    ている包装用箱において、 上記1つの側板3以外の側板4に検知片7を取り付け、
    上記蓋板2が閉状態において前記検知片7を蓋板2上に
    重ね合わせて配置し、上記検知片7を側板4から切り離
    したときにのみ前記蓋板2を開とすることができるよう
    に構成したことを特徴とする包装用箱。
  2. 【請求項2】 上記1つの側板3に対向する側板4に検
    知片7を切り離し可能に取り付けることを特徴とする請
    求項1記載の包装用箱。
  3. 【請求項3】 上記検知片7に剥離部11を設けること
    を特徴とする請求項2記載の包装用箱。
JP10088750A 1998-04-01 1998-04-01 包装用箱 Pending JPH11292069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529833A (ja) * 2008-07-31 2011-12-15 ミードウエストベコ・コーポレーション トレイ又はブリスターパック用収納容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011529833A (ja) * 2008-07-31 2011-12-15 ミードウエストベコ・コーポレーション トレイ又はブリスターパック用収納容器
US8701889B2 (en) 2008-07-31 2014-04-22 Meadwestvaco Corporation Container for housing a tray or blister pack
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040611